マニュアルは、企業が業務の効率化を図るうえで欠かせないものです。しかし、一口にマニュアルといってもその種類は多岐にわたるため、用途や目的に応じて適切な内容で作成するのが重要です。
本記事では、さまざまな種類のマニュアルについて詳しく解説します。さらにそれぞれの特徴や作成時のポイント、マニュアル作成に役立つおすすめツールも紹介します。マニュアルについて正しく理解し、自社に必要な種類を作成しましょう
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マニュアルを簡単に作成できるツール「NotePM」
目次
マニュアルの種類|それぞれの特徴を解説
マニュアルとは、業務・作業の全体的な流れや手順、ルール、基準などを体系的にまとめた文書のことです。マニュアルにはさまざまな種類があり、目的によって記載する内容が異なります。適切なマニュアルを作成すれば、業務効率化や属人化の防止につながります。
マニュアルのおもな種類を以下にまとめました。これからそれぞれの特徴やサンプルも紹介していくので、マニュアルを作成する際に参考にしてみてください。
種類 | 特徴 | テンプレート |
---|---|---|
業務マニュアル | 企業や部署ごとの業務フローや手順を体系的にまとめたもの | ダウンロードする(個人情報入力なし) |
操作マニュアル | システムや機械、ソフトウェアなどの正確な操作方法を示したもの | ダウンロードする(個人情報入力なし) |
接客マニュアル | 接客時の基本的な対応方法や言葉遣い、クレーム対応の仕方などをまとめたもの | ダウンロードする(個人情報入力なし) |
電話対応マニュアル | 電話の受け答えの基本ルールやマナー、心構えをまとめたもの | ダウンロードする(個人情報入力なし) |
テレアポマニュアル | 営業電話(テレアポ)を成功させるために必要なトークスクリプトや対応フローをまとめたもの | ダウンロードする(個人情報入力なし) |
人材育成マニュアル | 社員のスキルアップやキャリアアップをサポートするための育成方法についてまとめたもの | ダウンロードする(個人情報入力なし) |
入社マニュアル | 新入社員(新卒、転職による中途入社など)の教育に活用される研修用のマニュアル | ダウンロードする(個人情報入力なし) |
引き継ぎマニュアル | 担当者の異動・退職時に、次の担当者へ業務を引き継ぐためのマニュアル | ダウンロードする(個人情報入力なし) |
トラブルシューティングマニュアル | 発生しやすいトラブル・エラーと、その解決方法を記載したもの | ダウンロードする(個人情報入力なし) |
システム障害対応マニュアル | ITシステムの障害発生時の原因特定方法や復旧作業方法、報告フローなどをまとめたもの | ダウンロードする(個人情報入力なし) |
マニュアルと混同されがちなものに「手順書」がありますが、目的や内容が異なります。
マニュアルは、業務全体の流れを整理し、作業の背景やルールも含めて説明するものです。一方、手順書は、特定の作業の進め方を順番に説明するものであり、具体的な操作方法や手順が記載されています。それぞれの違いを理解し、適切に使い分けましょう。
マニュアルと手順書の違いは、以下の記事でも紹介しています。
>関連記事:マニュアル・手順書の違いは?作成時のポイントやテンプレート・例文も紹介
業務マニュアル
業務マニュアルは、企業や部署ごとの業務フローや手順を体系的にまとめたマニュアルです。業務マニュアルがあれば、業務の属人化を防ぎ、誰が担当しても同じ品質で作業を進められるようになります。とくに、新入社員の教育や業務の効率化に役立ちます。
業務マニュアルのサンプル
業務マニュアル
### 目次
1. 目的
2. 適用範囲
3. 業務手順
3.1 業務の開始
3.2 日常業務
3.3 業務の終了
4. 緊急時対応
5. 注意事項
6. 問い合わせ先
1. 目的
本マニュアルは、業務の標準的な手順を明確にし、業務の効率化および品質向上を目的とする。従業員が本マニュアルにもとづいて業務を遂行することで、一貫性と正確性を確保する。
2. 適用範囲
本マニュアルは、〇〇株式会社のすべての従業員に適用される。とくに、業務を遂行するための基本的な手順やルールを守ることが求められる。
3. 業務手順
3.1 業務の開始
出社後、タイムカードを打刻する。
デスクを整理整頓し、業務開始の準備を整える。
メールおよび社内連絡ツールを確認し、当日の業務内容を把握する。
3.2 日常業務
各担当業務を手順書に沿って実施する。
業務の進捗状況を上長または関係者に報告する。
必要に応じて関係部署と連携し、業務を円滑に進める。
3.3 業務の終了
当日の業務報告を作成し、上長に提出する。
デスクの整理整頓をおこない、翌日の準備を整える。
退社前にタイムカードを打刻する。
4. 緊急時対応
緊急事態が発生した場合は、直ちに上長へ報告する。
必要に応じて社内マニュアルにもとづいた対応をおこなう。
事故・トラブル発生時は、記録を作成し関係部署へ提出する。
5. 注意事項
本マニュアルの内容を遵守し、業務の効率化に努めること。
不明点がある場合は、上長または関係部署へ相談すること。
定期的に本マニュアルの見直しをおこない、最新の情報を反映させる。
6. 問い合わせ先
業務マニュアルに関して質問がある場合、以下の窓口に問い合わせをおこなってください。
担当部署: 業務推進部
連絡先: 012-345-6789
メール: business_support@〇〇〇〇.com
>関連記事:業務マニュアルとは?わかりやすい作り方や無料テンプレートを紹介
>関連記事:【無料】業務マニュアルを簡単に作れるテンプレート10選!
操作マニュアル
操作マニュアルは、システムや機械、ソフトウェアなどの正確な操作方法を示すドキュメントです。はじめて操作する人でもスムーズに扱えるよう、わかりやすい説明や手順が求められます。操作マニュアルがあると、設備などの操作ミスを減らし、誰でも正しく利用できるようになるでしょう。さらにトラブル防止やトラブル時の対応にも役立ちます。
操作マニュアルのサンプル
操作マニュアル
### 目次
1. はじめに
2. システムへのログイン
2.1 ログイン画面の表示
2.2 ログイン手順
3. 基本操作
3.1 データの新規登録
3.2 データの編集
3.3 データの削除
4. ログアウト
5. トラブルシューティング
6. お問い合わせ
1. はじめに
本マニュアルは、〇〇システムの基本的な操作手順について説明します。システムを使用する際に必要な操作方法を順を追って説明していますので、参考にしてください。
2. システムへのログイン
2.1 ログイン画面の表示
Webブラウザを起動し、システムのURL(http://〇〇システム.com)を入力します。
ログイン画面が表示されます。
2.2 ログイン手順
ユーザーIDとパスワードを入力します。
「ログイン」ボタンをクリックします。
正しくログインできると、ダッシュボードが表示されます。
3. 基本操作
3.1 データの新規登録
ダッシュボードの「新規登録」ボタンをクリックします。
必要な項目(氏名、住所、電話番号など)をフォームに入力します。
入力内容を確認し、「保存」ボタンをクリックします。
3.2 データの編集
編集したいデータを一覧から選択します。
「編集」ボタンをクリックします。
必要な変更をおこない、「保存」ボタンをクリックして変更内容を保存します。
3.3 データの削除
削除したいデータを一覧から選択します。
「削除」ボタンをクリックします。
確認メッセージが表示されるので、「削除」ボタンをクリックしてデータを削除します。
4. ログアウト
画面右上の「ログアウト」ボタンをクリックします。
ログイン画面が表示されれば、正常にログアウト完了です。
5. トラブルシューティング
5.1 ログインできない場合
ユーザーIDまたはパスワードが間違っていないか確認してください。
「パスワードを忘れた場合」リンクをクリックし、パスワードのリセットをおこなってください。
5.2 システムが動作しない場合
インターネット接続を確認してください。
それでも問題が解決しない場合は、システム管理者に問い合わせてください。
6. お問い合わせ
システムに関する質問や問題が発生した場合は、以下のサポート窓口に連絡してください。
担当部署: システムサポート部
連絡先: 012-345-6789
メール: support@〇〇システム.com
>関連記事:操作マニュアルとは?作り方・ポイント・おすすめツールについて詳しく解説
接客マニュアル
接客マニュアルは、接客時の基本的な対応方法や言葉遣い、クレーム対応の仕方などをまとめたものです。業種によって求められる接客スタイルが異なるため、それぞれの業態に適した内容で作成する必要があります。(例:居酒屋と高級レストランでは求められる接客内容が異なる)接客マニュアルがあれば、スタッフ全員が一定の品質で接客を行えるため、顧客満足度の向上が期待できます。
接客マニュアルのサンプル
接客マニュアル
作成日:2024年10月23日
作成者:山田花子
部署:接客部
### 目次
1.目的
2.対象者
3.接客フロー概要
4.接客手順
4-1. 来店時の挨拶
4-2. お客様案内
4-3. 商品説明
4-4. レジ対応
4-5. クレーム対応
5.追加の対応手順
6.FAQ(よくある質問)
7.関連資料・リンク
8.更新履歴
1. 目的
このマニュアルは、お客様に対して一貫した質の高い接客を提供し、顧客満足度を向上させることを目的としています。
2. 対象者
このマニュアルは、店舗スタッフおよび接客業務を担当するすべての社員を対象としています。
3. 接客フロー概要
お客様の来店時に挨拶をおこなう。
店内や商品について案内する。
商品説明を丁寧におこない、必要な情報を提供する。
レジでの対応をおこなう。
クレームや返品の対応を丁寧におこなう。
4. 接客手順
4-1. 来店時の挨拶
例文:
「いらっしゃいませ。ようこそお越しくださいました。何かお探しのものがございましたら、お知らせください。ごゆっくりご覧くださいませ。」
4-2. お客様案内
例文:
「お客様、こちらへどうぞ。新商品コーナーをご案内いたします。こちらの商品は今週の特別セール品で、非常にお得です。何かご質問があればお気軽にお尋ねください。」
4-3. 商品説明
例文:
「こちらのコーヒーメーカーは、家庭用でもプロのような味を楽しめる最新モデルです。特徴としては、豆の挽き具合を細かく調整できる点がございます。追加の機能について詳しくご説明しましょうか?」
4-4. レジ対応
例文:
「お買い上げありがとうございます。合計で3,200円です。現金とカード、どちらをご利用でしょうか?また、ポイントカードはおもちでしょうか?ありがとうございました。レシートは袋にお入れしますね。」
4-5. クレーム対応
例文:
「このたびはご不便をおかけして申し訳ございません。お話をお伺いしたうえで、解決策をご提案いたします。どのような状況でお困りになったのか、詳しく教えていただけますでしょうか?」
5. 追加の対応手順
例文:
混雑時の対応:
「ただいま店内が混雑しており、少々お待ちいただくことになります。お待ち時間は約10分ほどです。こちらのパンフレットをご覧いただきながらお待ちください。」
返品・交換対応:
「お手数をおかけして申し訳ございません。レシートをご提示いただけますか?ありがとうございます。確認いたしますので、少々お待ちください。」
6. FAQ(よくある質問)
Q: 接客中に別のお客様が来た場合、どう対応すればいいですか?
A: 「現在対応中のお客様に『申し訳ございません、少々お待ちいただけますか?』と声をかけて、次のお客様に『すぐに対応いたしますのでお待ちください』と伝えてから、迅速に対応を調整してください。」
Q: クレームが長引くときはどうすべきですか?
A: 「一度上司にエスカレーションし、適切なサポートを受けてください。『この件に関しては、上司とともに確認し解決いたします』とお伝えして、お客様に安心感を与えます。」
7. 関連資料・リンク
接客マニュアル詳細ガイド(PDF)
店舗内マップと商品配置図(PDF)
8. 更新履歴
日付 更新内容 更新者
2024年10月23日 初版作成 山田花子
2025年01月10日 クレーム対応手順を追加 田中太郎
>関連記事:接客マニュアルの例文と作り方を紹介|無料で使えるテンプレートつき
>関連記事:接客マニュアルを作成すべき理由とは?自社で接客マニュアルを作る際のコツも紹介
電話対応マニュアル
電話対応マニュアルは、電話の受け答えの基本ルールやマナー、心構えをまとめたドキュメントです。おもにコールセンターやカスタマーサポートなどで使用され、対応の標準化を目的としています。電話応対は企業の印象を大きく左右するため、オペレーターによる対応のバラつきをなくし、スムーズかつ適切な対応ができるようにすることが重要です。
電話対応マニュアルのサンプル
電話対応マニュアル
作成日:2024年10月23日
作成者:佐藤太郎
部署:総務部
###目次
1.目的
2.対象者
3.電話対応フロー概要
4.電話対応手順
4-1. 一般的な電話対応
4-2. 取り次ぎ電話対応
4-3. 折り返し電話依頼
4-4. クレーム対応
4-5. 緊急対応
5.保留および取り次ぎ不可の場合の対応
6.FAQ(よくある質問)
7.関連資料・リンク
8.更新履歴
1. 目的
このマニュアルは、電話対応時に適切な対応をおこない、顧客や関係者に好印象を与えるための標準的な手順を提供します。
2. 対象者
このマニュアルは、電話対応を担当する全社員を対象としています。
3. 電話対応フロー概要
電話の受け取りと名乗り
要件の確認と必要な情報の聞き取り
担当者への取り次ぎまたは折り返し対応の準備
必要に応じたメモ作成と報告
4. 電話対応手順
4-1. 一般的な電話対応
例文:
「お電話ありがとうございます。○○株式会社、総務部の佐藤です。」
「本日はどのようなご用件でしょうか?」
「承知いたしました。担当部署におつなぎいたしますので、少々お待ちください。」
4-2. 取り次ぎ電話対応
例文:
「お電話ありがとうございます。○○株式会社、営業部の田中です。」
「担当の鈴木はただいま席を外しております。折り返しお電話をご希望でしょうか?」
「お名前とお電話番号をお伺いしてもよろしいでしょうか? 鈴木が戻り次第、折り返しご連絡いたします。」
4-3. 折り返し電話依頼
例文:
「お電話ありがとうございます。○○株式会社、広報部の中村です。」
「担当者が現在不在のため、折り返しお電話をいたします。お名前とご連絡先をお教えいただけますか?」
「ありがとうございます。担当者にお伝えし、あらためてご連絡いたします。」
4-4. クレーム対応
例文:
「お電話ありがとうございます。○○株式会社、お客様サポート部の鈴木です。」
「このたびはご不便をおかけし、申し訳ございません。詳細をお伺いしてもよろしいでしょうか?」
「ご説明いただきありがとうございます。迅速に対応し、のちほどご報告いたしますので、少々お時間をいただけますでしょうか?」
4-5. 緊急対応
例文:
「お電話ありがとうございます。○○株式会社、受付の川村です。」
「緊急のご用件とのことでございますので、内容をお伺いしてもよろしいでしょうか?」
「すぐに関連部署に連絡し、対応を指示いたします。どうぞ少々お待ちください。」
5. 保留および取り次ぎ不可の場合の対応
例文:
「申し訳ございません。確認のため少々お待ちいただけますか?」
(保留音をかける)
「お待たせいたしました。ご対応に戻りました。」
「担当者が不在のため、折り返しご連絡させていただく形でよろしいでしょうか?」
6. FAQ(よくある質問)
Q: 担当者が長期間不在の場合、どう対応すべきですか?
A: 「担当者が不在の期間をお伝えし、別の担当者または上司が対応可能か確認します。」
Q: 電話でクレームが発生した場合、最初にどう対応すればよいですか?
A: 「落ち着いたトーンで話を聞き、問題の詳細をメモに取り、担当部署に報告します。」
7. 関連資料・リンク
電話対応チェックリスト(PDF)
クレーム対応ガイドライン(PDF)
8. 更新履歴
日付 更新内容 更新者
2024年10月23日 初版作成 佐藤太郎
2025年01月10日 クレーム対応手順を更新 田中花子
>関連記事:電話対応マニュアルの作り方とは?盛り込むべき内容や作成のポイントを解説!
テレアポマニュアル
テレアポマニュアルは、営業電話(テレアポ)を成功させるために必要なトークスクリプトや対応フローをまとめたマニュアルです。営業担当者が迷わず会話できるように作成されており、はじめてテレアポをおこなう人でも安心して業務を進められます。テレアポマニュアルがあれば、アポイント成功率の向上が期待できます。
テレアポマニュアルのサンプル
テレアポマニュアル
###目次
1.はじめに
2.準備
2.1 必要なツールの準備
2.2 ターゲットリストの準備
3.テレアポの進め方
3.1 電話のかけ方
3.2 会話の進め方
3.3 アポイントの取得
4.通話後の対応
4.1 メモの記録
4.2 次のステップの確認
5.よくある質問と対応方法
6.注意事項
7.問い合わせ先
1. はじめに
本マニュアルは、テレアポをおこなう際の標準的な手順を示し、効率的にアポイントメントを取得するための方法を紹介します。初心者でも実践しやすいように、簡潔で明確な指針を提供しています。
2. 準備
2.1 必要なツールの準備
電話機またはPC電話ツール(通話ができる状態にする)
スクリプト(会話を進めるための基本的な流れ)
メモ帳またはCRMシステム(通話の内容を記録するため)
ターゲットリスト(アポイントを取る相手のリスト)
2.2 ターゲットリストの準備
顧客情報を基に、アポイントを取るためのターゲットリストを作成します。
リストには、企業名、担当者名、連絡先、過去のやり取りの履歴などを含めます。
3. テレアポの進め方
3.1 電話のかけ方
電話をかける前に、ターゲットリストとスクリプトを確認します。
電話をかける際は、落ち着いて、はっきりと話します。
3.2 会話の進め方
自己紹介:自分の名前と会社名を明確に伝えます。
例: 「こんにちは、〇〇株式会社の〇〇です。お世話になっております。」
目的の伝達:アポイントを取る目的を簡潔に伝えます。
例: 「今回は、〇〇の商品についてご説明させていただきたくお電話しました。」
相手の反応を確認:相手の意向を伺い、会話を進めます。
例: 「お時間をいただいてもよろしいでしょうか?」
アポイントの設定:日時を調整し、アポイントを確定します。
3.3 アポイントの取得
アポイントが取れた場合は、日時と場所を確認します。
例: 「それでは、〇月〇日〇時にお伺いさせていただきます。」
必要であれば、詳細な情報(会議室や連絡先)を確認します。
最後に感謝の言葉を伝え、通話を終了します。
例: 「お忙しいところお時間いただきありがとうございました。では、〇日お会いできることを楽しみにしております。」
4. 通話後の対応
4.1 メモの記録
通話内容をメモに記録し、CRMシステムや専用のファイルに保存します。とくに重要な情報(アポイント日時、顧客の要望など)は漏れなく記録します。
4.2 次のステップの確認
アポイントが取れた場合は、会議前にリマインドの連絡をするなど、次のステップを確認し、準備をおこないます。
5. よくある質問と対応方法
Q1. 「忙しいのであとでかけなおしてほしい」といわれた場合
「かけなおす時間帯を教えていただけますか?」と尋ね、後日再度連絡します。
Q2. 「今は必要ない」といわれた場合
「わかりました。もしご興味が湧いた際には、いつでもご連絡いただければと思います。」と伝え、メモを残します。
Q3. 担当者が不在の場合
「ご担当者様の戻り時間を教えていただけますか?」と尋ね、折り返しの時間を確認します。
6. 注意事項
話すスピードはゆっくりと、はっきりと話します。
相手の反応をしっかりと聞き、無理に話を進めないようにします。
相手が忙しい場合や興味がない場合は、無理にアポイントを取ろうとせず、次のチャンスを待ちます。
7. 問い合わせ先
テレアポマニュアルに関して質問がある場合は、以下の窓口にご連絡ください。
担当部署: 営業部
連絡先: 012-345-6789
メール: sales_support@〇〇〇〇.com
>関連記事:テレアポマニュアルの例文|トークスクリプトテンプレや作り方も紹介
人材育成マニュアル
人材育成マニュアルは、社員のスキルアップやキャリアアップをサポートするための育成方法についてまとめたものです。研修プログラムの内容や目標設定、評価基準などをあらかじめ設定しておくことで、社員の成長を効率よく支援できます。人材育成マニュアルがあれば、企業全体のスキルアップや組織力向上、人材の定着が期待できるでしょう。
人材育成マニュアルのサンプル
人材育成マニュアル
###目次
1.はじめに
2人材育成の目的
3.育成プログラムの概要
3.1 新入社員向け育成
3.2 中堅社員向け育成
3.3 リーダー・マネージャー向け育成
4.評価方法
5.育成の進め方
6.フィードバックと改善
7.まとめ
1. はじめに
本マニュアルは、従業員のスキル向上とキャリア形成を支援するための人材育成プログラムに関するガイドラインを示します。企業の目標達成に向けて、従業員一人ひとりの成長を促進するために、効果的な育成方法を明確にします。
2. 人材育成の目的
人材育成の目的は、以下の通りです。
従業員のスキル向上を図り、業務の効率化を進める。
企業の成長に貢献できる人材を育成し、組織力を強化する。
各従業員が自ら成長する機会を提供し、モチベーションの向上を促進する。
3. 育成プログラムの概要
3.1 新入社員向け育成
新入社員向けの育成プログラムは、企業文化や業務内容を理解し、基本的な業務スキルを習得することを目的としています。
オリエンテーション: 会社の歴史、理念、組織構造、主要業務の紹介。
業務トレーニング: 業務フローや社内ツールの使い方など、基本的な業務スキルを学びます。
メンター制度: 経験豊富な社員がメンターとなり、個別サポートを提供します。
3.2 中堅社員向け育成
中堅社員向けプログラムでは、リーダーシップや業務の効率化、マネジメントスキルを強化します。
リーダーシップ研修: チームを引っ張るためのスキルを学ぶ。
問題解決能力向上研修: 業務上の課題に対する解決策を考えるためのスキルを習得します。
自己管理研修: 効果的なタイムマネジメントやストレス管理のスキルを学びます。
3.3 リーダー・マネージャー向け育成
リーダーやマネージャー向けには、組織全体の運営や部下の育成、戦略的思考を身につけるプログラムが提供されます。
マネジメント研修: 部下の指導法、評価制度、チームの成果を最大化するための方法を学びます。
戦略的思考研修: 組織の長期的な目標を設定し、効果的な戦略を立てるスキルを習得します。
4. 評価方法
育成プログラムの成果を評価するための指標として、以下を利用します。
定期的な評価面談: 上司と定期的に評価面談をおこない、進捗や成果を確認します。
自己評価: 従業員自身が自己評価をおこない、成長の度合いや目標達成度を自己認識します。
360度フィードバック: 同僚や部下からのフィードバックを集め、改善点を明確にします。
5. 育成の進め方
人材育成を効果的に進めるためには、次のステップが重要です。
目標設定: 従業員とともに育成目標を設定し、達成に向けた具体的なアクションプランを立てます。
トレーニングの実施: 定期的に研修や勉強会を開催し、スキルの向上を図ります。
実践の機会を提供: 実際の業務を通じて、学んだことを実践できるようにサポートします。
6. フィードバックと改善
育成プログラムの成果を確認するために、定期的なフィードバックをおこないます。
フィードバックの頻度: 年に1回以上、育成成果についてフィードバックをおこないます。
改善点の把握: フィードバックを基に、次の育成プログラムの改善点を洗い出し、より効果的なプログラムへと進化させます。
7. まとめ
人材育成は、企業の成長を支える重要な要素です。個々の従業員の能力を引き出し、組織全体のパフォーマンスを向上させるためには、計画的かつ継続的な育成が必要です。本マニュアルを活用して、より効果的な人材育成を実現しましょう。
>関連記事:人材育成マニュアルが重要な理由は?効果的な作成方法やコツを解説
入社マニュアル
入社マニュアルは、新入社員(新卒、転職による中途入社など)の教育に活用される研修用のマニュアルです。新人がスムーズに会社や業務に適応できるよう、企業理念や社内のルール、業務の基本情報が記載されています。入社マニュアルがあれば、指導者ごとの説明の違いを防ぎ、教育の質を均一化できるメリットもあります。
入社マニュアルのサンプル
入社マニュアル
###目次
1.はじめに
2.会社概要
3.入社手続き
4.会社のルールとマナー
5.業務内容と役割
6.福利厚生
7.教育・研修制度
8.よくある質問
9.お問い合わせ先
1. はじめに
このたびは〇〇株式会社にご入社いただき、誠にありがとうございます。本マニュアルは、入社後に必要な情報を整理し、スムーズに業務をはじめられるようサポートすることを目的としています。
2. 会社概要
〇〇株式会社は、創業以来、〇〇業界での革新と成長を遂げてきました。現在、国内外での展開を進め、多岐にわたるサービスを提供しています。
会社名: 〇〇株式会社
設立年: 20XX年
所在地: 東京都〇〇区〇〇町1丁目2番3号
事業内容: 〇〇製品の製造・販売、〇〇サービスの提供
従業員数: 約〇〇人
代表者: 代表取締役 〇〇 〇〇
3. 入社手続き
入社に際して、以下の手続きが必要です。
必要書類の提出
健康保険証
身分証明書
銀行口座情報
履歴書・職務経歴書(場合による)
社員証の発行
入社初日に社員証をお渡しします。
初回オリエンテーション
会社の施設や設備について説明を受け、必要な書類やツールを受け取ります。
4. 会社のルールとマナー
会社での基本的なルールやマナーを守り、良好な職場環境を維持するために、以下の点に留意してください。
出勤時間: 午前9時開始(午後6時終了)。遅刻しないよう心掛けてください。
服装: オフィスカジュアル(曜日や業務によってはスーツの着用が求められる場合もあります)。
会議のマナー: 会議中は発言をする際に他の人を尊重し、意見をしっかりと述べるようにしましょう。
個人情報の取り扱い: お客様や社員の個人情報を扱う場合は、プライバシーを守ることがもっとも重要です。
5. 業務内容と役割
入社後、最初の数週間で自分の業務や役割について理解を深め、チームの一員として積極的に業務に取り組みます。
業務内容: 初期段階では、基本的な業務フローの学習と実務のサポート業務をおこないます。
役割: 担当する部署やチームにおいて、日々の業務やプロジェクトに積極的に参加し、成果を出していきましょう。
6. 福利厚生
〇〇株式会社では、従業員の健康と福利を大切にしています。以下の福利厚生が提供されます。
健康保険: 法定健康保険に加入し、必要な医療サービスを提供します。
有給休暇: 入社6ヶ月後から10日間の有給休暇が付与されます。
退職金制度: 一定の年数勤務後、退職金が支給されます。
社員食堂: 健康的な食事を提供する社員食堂があります。
7. 教育・研修制度
〇〇株式会社では、従業員の成長を支援するために、以下の教育・研修制度を用意しています。
入社研修: 入社後に、会社の理念や業務の基礎を学ぶ研修があります。
スキルアップ研修: 専門知識や技術を高めるための定期的な研修が実施されます。
リーダーシップ研修: 将来的にマネジメント職を目指すための研修が用意されています。
8. よくある質問
Q1. 会社の就業時間は何時ですか?
通常の勤務時間は午前9時から午後6時までです。フレックスタイム制度が導入されている場合、勤務時間を柔軟に調整できます。
Q2. 社員証はどのように受け取りますか?
入社初日に人事部門から社員証を受け取ります。
Q3. 昇給はどのように決まりますか?
昇給は定期的な評価にもとづいて決定され、成果や業績を反映します。
9. お問い合わせ先
入社後に不明点や質問がある場合は、以下の窓口に問い合わせてください。
人事部: hr@〇〇〇〇.com
総務部: somu@〇〇〇〇.com
電話番号: 012-345-6789
>関連記事:入社マニュアルの活用が新入社員受け入れ態勢の効率化のカギ
引き継ぎマニュアル
引き継ぎマニュアルは、業務の詳細やノウハウをまとめ、担当者の異動・退職時に次の担当者へスムーズに引き継ぐためのものです。業務フローや注意点を明記し、次の担当者が迷わず業務を進められるように作成します。さらに、引き継ぎ漏れ防止にも役立ちます。
引き継ぎマニュアルのサンプル
業務引き継ぎマニュアル
作成日:2024年10月23日
作成者:山田花子
部署:営業サポート部
###目次
1.目的
2.対象者
3.業務概要
4.日常業務手順
5.定期業務手順
6.業務に必要な資料・ツール
7.システム操作手順
8.業務の優先順位と注意事項
9.連絡先一覧
10.トラブルシューティング
11.引き継ぎミーティング計画
12.フォローアップ計画
13.FAQ(よくある質問)
14.関連資料・リンク
15.更新履歴
1. 目的
このマニュアルは、業務をスムーズに引き継ぐために必要な情報を提供し、後任者が迅速に業務を理解・実行できるようにすることを目的としています。
2. 対象者
このマニュアルは、業務引き継ぎを受ける後任者および関連部署のスタッフを対象としています。
3. 業務概要
本業務は、営業チームのサポートを中心とした業務です。具体的には、顧客対応、営業資料の作成、データ入力および毎週の報告書の作成が含まれます。
4. 日常業務手順
業務開始時: 午前9時までにシステムにログインし、未返信メールを確認します。
午前の業務: 顧客からの問い合わせ対応をおこない、緊急案件は担当営業に報告してください。
午後の業務: 資料作成およびデータ入力をおこない、夕方には業務日報をまとめて上司へ送付します。
5. 定期業務手順
毎月第1営業日に売上報告書を作成し、会議の前日までに営業マネージャーへ提出します。必要なデータは『売上管理システム』から抽出し、テンプレートに入力します。
6. 業務に必要な資料・ツール
使用ツールには『顧客管理システム(CRM)』と『Excel』があります。業務マニュアルは社内共有フォルダ『\Server\Project\Manuals』に格納されています。
7. システム操作手順
CRMシステムにログイン後、ダッシュボードで未対応の顧客を確認します。顧客情報の更新は『顧客情報タブ』からおこないます。詳細な手順は『CRM操作ガイド』を参照してください。
8. 業務の優先順位と注意事項
新規顧客からの問い合わせは高優先度で、受信後30分以内に対応します。定期業務である月次レポートは必ず締切前日の午前中に完了してください。とくにデータの誤入力に注意してください。
9. 連絡先一覧
営業部 | 佐藤太郎 | 1010 | sato@example.com
ITサポート部 | 高橋花子 | 1122 | takahashi@example.com
総務部 | 中村一郎 | 1030 | nakamura@example.com
10. トラブルシューティング
システムの応答が遅い場合、まずインターネット接続を確認し、ブラウザを再起動してください。それでも解決しない場合はITサポート部(内線1122)に連絡し、エラーログを提供します。
11. 引き継ぎミーティング計画
引き継ぎミーティングは〇月〇日10:00から会議室Bで実施します。出席者は山田花子(現担当者)、佐藤一郎(後任者)、田中部長です。議題は業務概要の説明、注意点の確認、質疑応答です。
12. フォローアップ計画
引き継ぎ後1ヶ月間、毎週金曜日に進捗確認ミーティングを実施します。内容は業務の進行状況の確認と問題点のフォローアップです。必要に応じて追加サポートを提供します。
13. FAQ(よくある質問)
Q: 定期レポートのデータはどこから取得しますか?
A: 『売上管理システム』から直接取得してください。操作方法は『レポート作成マニュアル』に記載されています。
Q: 顧客対応の優先順位は?
A: 新規顧客の問い合わせは即対応が求められます。既存顧客の質問は内容に応じて1日以内の対応を目指してください。
14. 関連資料・リンク
CRM操作ガイド(PDF)
売上報告テンプレート(Excel)
15. 更新履歴
2024年10月23日 | 初版作成 | 山田花子
2025年02月15日 | FAQの追加と業務手順の修正 | 佐藤一郎
>関連記事:引き継ぎマニュアルの作成はなぜ重要?作成のポイントはどこ?
トラブルシューティングマニュアル
トラブルシューティングマニュアルは、発生しやすいトラブル・エラーと、その解決方法を記載したドキュメントです。トラブルが発生した際、迅速に対応できるように作成されます。このマニュアルがあれば、ユーザー自身で問題を解決できるため、問い合わせ件数を減らしたりカスタマーサービスの営業時間外でも対応できたりします。
トラブルシューティングマニュアルのサンプル
トラブルシューティングマニュアル
###目次
1.はじめに
2.一般的な問題と解決策
2.1 コンピュータの不具合
2.2 インターネット接続の問題
2.3 プリンターの問題
2.4 ソフトウェアの不具合
3.ハードウェアのトラブルシューティング
3.1 電源が入らない
3.2 ディスプレイの不具合
3.3 キーボードやマウスの不具合
4.ソフトウェアのトラブルシューティング
4.1 アプリケーションのクラッシュ
4.2 プログラムの遅延
4.3 システムエラーの修正
5.ネットワークのトラブルシューティング
6.サポートへの連絡方法
1. はじめに
本マニュアルは、システムや機器に関するトラブルが発生した場合の一般的な解決策を提供します。問題が発生した際には、まずこのマニュアルを参照して、迅速に解決できるようにサポートします。
2. 一般的な問題と解決策
2.1 コンピュータの不具合
問題: コンピュータが起動しない
解決策:
電源ケーブルが正しく接続されているか確認します。
電源ボタンが反応しない場合は、数秒間押し続けてリセットします。
モニターの電源が入っているか確認します。
2.2 インターネット接続の問題
問題: インターネットに接続できない
解決策:
ルーターやモデムの電源を一度切って、再度オンにします。
Wi-Fiが有効になっているか確認し、必要に応じて再接続します。
他のデバイスが接続できるか確認して、回線の問題か確認します。
2.3 プリンターの問題
問題: プリンターが動作しない
解決策:
プリンターの電源が入っているか確認します。
印刷ジョブがキューに溜まっていないか確認し、詰まっている場合は取り除きます。
プリンターの接続が正しいか確認します(USBまたはWi-Fi接続)。
2.4 ソフトウェアの不具合
問題: ソフトウェアがクラッシュする
解決策:
ソフトウェアを再起動します。
最新のアップデートがある場合、アップデートを実行します。
キャッシュや履歴をクリアして、再試行します。
3. ハードウェアのトラブルシューティング
3.1 電源が入らない
問題: デバイスが起動しない
解決策:
電源ケーブルがしっかりと差し込まれているか確認します。
他の電源コンセントで試してみます。
電源ボタンを長押ししてリセットします。
3.2 ディスプレイの不具合
問題: 画面が表示されない
解決策:
モニターの電源がオンになっているか確認します。
ケーブル接続が正しいか再確認します。
別のモニターまたはディスプレイを試してみます。
3.3 キーボードやマウスの不具合
問題: キーボードやマウスが反応しない
解決策:
USB接続を確認します。別のポートに接続してみます。
無線の場合、バッテリー残量が不足していないか確認します。
4. ソフトウェアのトラブルシューティング
4.1 アプリケーションのクラッシュ
問題: アプリケーションが突然閉じる
解決策:
アプリケーションを再起動します。
他のアプリケーションが原因でメモリ不足になっていないか確認します。
4.2 プログラムの遅延
問題: プログラムが遅い、反応しない
解決策:
コンピュータを再起動します。
バックグラウンドで不要なプログラムが動作していないか確認します。
最新のアップデートを適用します。
4.3 システムエラーの修正
問題: システムエラーが発生する
解決策:
エラーメッセージをメモして、サポートチームに報告します。
ソフトウェアやドライバーを最新のバージョンに更新します。
5. ネットワークのトラブルシューティング
問題: インターネット接続が遅いまたは不安定
解決策:
ルーターの再起動を試みます。
無線接続の場合、距離を短くするか、Wi-Fiの設定を見直します。
有線接続を利用して、速度を確認します。
6. サポートへの連絡方法
上記の手順を試しても問題が解決しない場合、以下の方法でサポートチームに連絡してください。
電話サポート: 012-345-6789
メールサポート: support@〇〇〇〇.com
サポートウェブサイト: www.〇〇〇〇.com/support
>関連記事:トラブルシューティングマニュアルの作り方|無料テンプレートや作成のコツを紹介
システム障害対応マニュアル
システム障害対応マニュアルは、ITシステムの障害発生時の原因特定方法や復旧作業方法、報告フローなどをまとめたものです。システムトラブルの影響を最小限におさえ、迅速に復旧対応をおこなうために作成します。このマニュアルを整備しておくことで、担当者以外でも対応手順を把握でき、迅速にトラブルを解決できます。
システム障害マニュアルのサンプル
システム障害マニュアル
###目次
1.はじめに
2.障害の分類と対応方法
2.1 ハードウェア障害
2.2 ソフトウェア障害
2.3 ネットワーク障害
2.4 データベース障害
3.障害の診断手順
3.1 ログの確認
3.2 システムのリソース状況確認
3.3 トラブルシューティングツールの使用
4.障害発生時の対応フロー
5.報告と記録の方法
6.サポートへの連絡方法
1. はじめに
システム障害が発生した場合、速やかに問題を特定し、修正・復旧をおこなうことが重要です。本マニュアルでは、システム障害の発生時に迅速かつ効果的に対応するための手順を示します。
2. 障害の分類と対応方法
2.1 ハードウェア障害
問題例: サーバーが起動しない、ディスク障害、電源故障
対応方法:
電源ケーブルや接続を確認し、正しく接続されているか確認します。
サーバーの電源ボタンをリセットし、問題が解決しない場合は再起動を試みます。
ハードディスクやメモリの故障が疑われる場合、専門のITサポートに連絡します。
2.2 ソフトウェア障害
問題例: アプリケーションがクラッシュする、エラーメッセージが表示される
対応方法:
ソフトウェアを再起動し、問題が解決するか確認します。
最新のパッチやアップデートがあるか確認し、インストールします。
設定や構成に誤りがないか再確認します。
2.3 ネットワーク障害
問題例: インターネット接続が切れる、サーバーに接続できない
対応方法:
ネットワーク機器(ルーター、スイッチ、モデム)の電源をリセットします。
ケーブル接続が正しいか確認し、必要に応じて再接続します。
ネットワークの状態を診断ツールで確認し、異常がないかチェックします。
2.4 データベース障害
問題例: データベース接続エラー、クエリの遅延
対応方法:
データベースサーバーが正常に動作しているか確認します。
データベースのログファイルを確認し、エラーメッセージを特定します。
データベースの復旧手順に従い、バックアップからデータを復元します。
3. 障害の診断手順
3.1 ログの確認
障害発生時には、システムログを確認し、エラーメッセージや警告を特定します。ログに記録されている情報は問題の特定に重要な手がかりとなります。
3.2 システムのリソース状況確認
CPU使用率、メモリ使用量、ディスク容量など、システムリソースの状態を確認します。リソースが不足している場合、必要に応じてリソースを増強するか、負荷を分散させます。
3.3 トラブルシューティングツールの使用
以下のツールを使用して問題の診断をおこないます:
ping コマンド(ネットワーク接続の確認)
top または htop コマンド(システムリソースの使用状況確認)
strace コマンド(アプリケーションの動作確認)
4. 障害発生時の対応フロー
障害の確認: 障害が発生したことを確認し、影響範囲を把握します。
初期対応: 一般的なトラブルシューティング手順を実施し、問題を解決できるか確認します。
専門部署への連絡: 初期対応で解決できない場合は、専門のITサポートに連絡します。
問題の解決: 障害の原因を特定し、修正・復旧作業を実施します。
復旧確認: システムが正常に稼働しているか確認し、問題が解決したことを確認します。
5. 報告と記録の方法
障害対応後は、以下の情報を記録し、報告書を作成します。
障害の発生日時と影響範囲
障害の原因と対応内容
再発防止策
この記録を元に、再発防止策を講じることができます。
6. サポートへの連絡方法
システム障害が発生した場合、以下の方法でサポートチームに連絡します。
電話サポート: 012-345-6789
メールサポート: support@〇〇〇〇.com
サポートウェブサイト: www.〇〇〇〇.com/support
>関連記事:システム障害対応マニュアルとは?必要な背景・記載すべき内容・作成時の注意点について詳しく解説
マニュアルを簡単に作成できるツール「NotePM」
マニュアル作成が必要な4つの理由
ここでは、マニュアルを作成する4つの目的について解説していきます。
- 業務を効率化するため
- 業務を一定の水準でおこなうため
- 業務の属人化を避けるため
- 人材を教育するため
マニュアル作成前にしっかりと理解しておきましょう。
業務を効率化するため
マニュアルを作成することは、業務の効率化につながります。マニュアルがない状態では、作業のたびに上司や先輩に確認したり指示を仰いだりする必要があり、その都度時間がかかります。とくに、新しい担当者が増えた場合など、教育や指導に多くの時間がかかるでしょう。
業務ごとに適切なマニュアルがあれば、従業員が自ら手順を確認し、スムーズに作業を進められます。わからないことはすぐにマニュアルで確認できるため、作業ミスや手戻りの発生も減らせるでしょう。
業務のスピードと正確性を高めるためにも、マニュアルは企業に欠かせないものです。
業務を一定の水準でおこなうため
マニュアルがあると、誰でも一定の水準で業務を行えます。業務の進め方が人によって異なると、成果物の品質にばらつきが生じるだけでなく、ミスやトラブルの原因にもなります。とくに製造業のように品質管理が重要な業種では、作業の違いがそのまま不良品につながるおそれがあるため、手順の統一化は重要です。
マニュアルがあれば、誰が担当しても一定の水準で業務ができ、安定した成果を得られます。また、サービスや製品の質が向上し、結果的に顧客満足度の向上にもつながるでしょう。
業務の属人化を避けるため
さまざまなマニュアルを作成するのは、属人化を防ぐという意図もあります。
特定の従業員しか業務内容を把握していないと、その人が退職や異動をした際に業務が滞ってしまうリスクがあります。担当者が不在になるたびに業務の進め方を一から確認しなければならず、周囲の負担も大きくなるでしょう。
業務の属人化を防ぐためには、あらかじめ業務マニュアルや引き継ぎマニュアルを作成しておくことが重要です。マニュアルに業務手順や注意点を記載しておけば、新しい担当者へスムーズに引き継げます。
人材を教育するため
マニュアルは、人材教育の面でも大きな役割を果たします。たとえば、業務の進め方や企業の方針を入社マニュアルにまとめておけば、新入社員でも早期に会社になじめるでしょう。新しい人材がすぐに戦力化し、企業全体の生産性向上にもつながります。
また、新しい人材の教育には一定の時間がかかりますが、マニュアルを活用すればかかる時間を短縮可能です。業務の流れやルールをまとめて伝えられるため、指導する側の負担も軽減できますし、教育の質も安定します。
マニュアル作成時におさえたいポイント3つ
わかりやすいマニュアルを作成するためには、読み手が理解しやすく、実際の業務で活用しやすい内容にすることが重要です。質の高いマニュアルを作成するために、とくに意識したい3つのポイントは以下の通りです。
- 関係者マップを作成し社内で共有する
- 定期的に業務の棚卸しをおこなう
- テンプレートを利用して作成する
それぞれ詳しく解説していきます。
関係者マップを作成し社内で共有する
わかりやすいマニュアルを作成し、社内に定着させるには、関係者マップの作成と共有が効果的です。
担当者は通常、自分に関わる部分のマニュアルを読んで業務を進めますが、それだけでは仕事の全体像を把握しにくいことがあります。自分の業務がどのような役割をもち、他部署にどのような影響を与えるのかがわからなければ、業務の流れが滞るおそれもあるでしょう。
関係者マップを作成し、マニュアルに添付しておけば、仕事の全体像を可視化できます。業務の流れや関係部署を一目で確認できるため、全体を意識しながら業務を進められるでしょう。部署間の連携もスムーズになり、業務の効率化も期待できます。
定期的に業務の棚卸しをおこなう
マニュアル作成後は、定期的に業務の棚卸しをしましょう。新しいシステムの導入や組織変更、業務プロセスの改善によって業務が変化し、作成したマニュアルが実態に合わなくなるケースがあります。
そのため、定期的にマニュアルの内容を見直し、最新の内容に更新する必要があります。半年に一度など、見直しの頻度を決めて棚卸しをおこないましょう。また、実際にマニュアルを使用している社員からフィードバックを収集し、現場の声を反映させることも効果的です。
テンプレートを利用して作成する
マニュアルを作成する際は、テンプレートの活用がおすすめです。あらかじめ統一されたフォーマットを用意しておけば、記載内容を標準化でき、一貫性のあるマニュアルを作成できます。また、デザインや書式が統一されるため、マニュアル全体の見やすさ・使いやすさが向上するのもポイントです。
誰が作成しても同じ品質のマニュアルが完成するよう、テンプレートを活用しながらマニュアル整備を進めましょう。
マニュアルのおすすめテンプレートについてはこちらの記事でも紹介しています。
>関連記事:【無料】業務マニュアルを簡単に作れるテンプレート10選!
さまざまな種類のマニュアル作成には「NotePM」がおすすめ
マニュアル作成には「NotePM」がおすすめです。NotePMは、直感的な操作性が魅力で、ITツールに慣れていない方でもスムーズにドキュメントを作成できます。さらに、豊富なテンプレート機能が備わっており、統一感のある見やすいマニュアルを誰でも手軽に作成できます。
無料トライアルが用意されており、実際に試しながら使い勝手を確認できるのも嬉しいポイントです。導入を検討している人は、ぜひお気軽にお試しください。
NotePMの特徴
- ファイルの中身まで検索できる強力な全文検索機能を搭載
- マニュアルを一元管理可能、社内FAQや社内wikiとしても活用できる
- 大手企業や銀行にも導入されるほど、高度なセキュリティを備えている
マニュアルを簡単に作成できるツール「NotePM」
NotePMでマニュアル作成・管理に成功した2つの導入事例
NotePMを活用してマニュアルの作成や管理に成功した2つの事例を紹介します。具体的な導入の経緯や活用方法を知って、自社での活用イメージをより明確にしましょう。
マニュアル作成により業務の効率と質を向上させた「世界へボカン株式会社」
英語圏向けの越境EC・BtoBマーケティングに特化した世界へボカン株式会社では、ベテランメンバーのもつ知識やノウハウを社内に共有し、業務の質を向上させることが課題となっていました。そこで、記事を書きやすく見つけやすい「NotePM」の導入に至ります。
NotePMを活用して、部署間の依頼マニュアルを作成し、業務の進め方を標準化。結果として、業務のクオリティ向上と生産性の向上につながりました。情報の蓄積と共有がスムーズになったことで、社内全体の業務効率も大幅に改善されています。
>関連記事:【導入事例】ベテランの知見を共有し若手の成長をサポート!マニュアルで部署間のコミュニケーションも補助して生産性を向上させるNotePM活用術 – 世界へボカン株式会社
マニュアルの一元管理で情報検索時間を半減させた「キーコーヒー株式会社」
コーヒーの製造・販売から海外でのコーヒー農園事業まで手がけるキーコーヒー株式会社では、これまでExcelで作成したマニュアルをファイルサーバーで管理していました。必要な情報を探し出すのに時間がかかる課題を改善するために、強力な検索機能を備えた「NotePM」を導入。
その結果、マニュアルを一元管理できるようになり、常に最新版が共有される環境が整いました。情報を探す時間も半分以下に短縮され、業務の効率化が大幅に進みました。
>関連記事:【導入事例】情報を探す時間が半分以下に。創業100年の老舗企業のマニュアル文化を大改革 – キーコーヒー株式会社
マニュアルを簡単に作成できるツール「NotePM」
業務に合った種類のマニュアルを作成しよう
マニュアルは、業務の効率化や標準化、属人化の防止に欠かせないツールです。業務全体の流れやルールを整理する「業務マニュアル」、スムーズな引き継ぎを実現する「引き継ぎマニュアル」など、用途に応じて適切なマニュアルを作成しましょう。
マニュアルを作成する際は、テンプレートの活用がおすすめです。作成時の手間を削減し、統一感のあるわかりやすいマニュアルに仕上がります。さらに、関係者マップを作成して記載すれば、業務の流れや関係部署が一目でわかります。
自社に必要な種類のマニュアルを作成し、適切に運用していきましょう。マニュアルの作成・管理を効率化し、社内の情報共有を強化したい方は、「NotePM」がおすすめです。