マニュアル・手順書の違いは?作成時のポイントやテンプレート・例文も紹介

2024年09月13日(金) マニュアル作成

 

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業務の効率化や品質向上には、マニュアルと手順書が欠かせません。マニュアルと手順書は似ていますが異なる文書であり、違いがわからない人もいるでしょう。

マニュアルと手順書の違いを理解していないと、適切な文書が作れずに情報が混乱し、業務効率が下がるおそれがあります。スムーズに仕事を進めていくためにも、マニュアルと手順書の違いを理解しましょう。

本記事では、マニュアルと手順書それぞれの特徴や役割、作成方法、作成する際のポイントを解説します。

 

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マニュアル・手順書の3つの違い

マニュアルと手順書には主に以下の3つの違いがあります。しかし、これは絶対的な決まりではなく、マニュアルの機能のなかに手順書の機能がふくまれている点は理解しておきましょう。

マニュアル 手順書
目的 業務の全体的な流れを把握させること 誰でも同じように作業させること
役割 業務の手順や目的、背景などを説明する 作業の詳細な指示書になる
内容 ノウハウや業務フローなど幅広い情報 作業の詳細な内容

それぞれの違いについてこれから具体的に紹介します。

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1.目的

マニュアルの目的は、業務全体の流れやルールなど、全体像を把握できるようにすることです。周りの状況や将来を見据えた行動のための情報を幅広く集めます。マニュアルがあることで、社員は状況に応じた柔軟な対応をしやすくなります。

手順書の目的は、作業の具体的なやり方を示して、誰でも同じように作業できるようにすることです。作業の詳細な手順や注意点を具体的に示し、業務のバラツキを防ぎます。手順書があることで、どの社員でも一定の品質と結果を担保できるようになります。

>関連記事:手順書とは?マニュアルとの違いや作成方法、役立つツールについて解説

2.役割

マニュアルのおもな役割は、業務の全体的な理解を助けることです。業務の手順や目的、背景などを説明し「なぜこの業務をするのか?」をわかりやすく伝えます。新しい業務をはじめるとき、困ったときに調べる資料として使われます。

手順書のおもな役割は、具体的な作業の指示書となることです。作業の詳細を1〜10まで示し、誰でも同じ作業ができるくらい詳細に説明します。新人教育や、普段行わない作業をするときのガイドとして活躍します。

3.内容

マニュアルと手順書に記載する内容は、主に以下の通りです。

マニュアル 手順書
・品質基準
・システム構成
・業務フロー
・会社の理念・目標
・組織構造
・各部門の役割
・コンプライアンス
・安全管理
・作業の目的
・事前準備
・工程
・気をつけたいポイント
・作業時間
・注意事項

マニュアルには、業務の全体像といった幅広い情報が含まれます。業務に関わることはもちろん、全社的に知っておくべき事項も記載します。

業務手順書にはひとつの作業内容を事細かに記載し、作業するために必要な項目をまとめるのが一般的です。たとえば、商品の発送手順や顧客対応の流れ、経理処理の方法などを、細かく段階的に説明します。

マニュアルで全体像を把握し、業務手順書で具体的な作業を行う、という使い方が一般的です。

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マニュアル・手順書を作成する手順5ステップ

わかりやすいマニュアル・手順書を作るには、以下のような手順で進めていくことが重要です。

  • 目的を定める
  • 構成を作成する
  • 具体的な内容を作る
  • 仮運用する
  • 定期的に見直して改善する

順番にくわしく解説します。

>関連記事:効果的な業務マニュアルの作り方を、事例も交えてわかりやすく解説!

1.目的を定める

まず、マニュアルや手順書を作る目的をはっきりさせましょう。なぜこのマニュアルや手順書が必要なのか、誰が使うのか、どのような効果を期待するのかを明確にします。手順書を作るときは、必要な作業をすべて洗い出すことも大切です。

関係者と話し合いながら目的を明確にすることで、より実用的なマニュアルや手順書を作れます。また、盛り込むべき内容の漏れも防げます。

2.構成を作成する

目的が決まったら、次は全体の構成を作成します。記入する項目をリストアップして目次を作りましょう。先に構成を決めないと、内容がブレたり抜け漏れが発生したりするおそれがあります。

具体的には、以下のように大きな項目を決め、その下に細かい内容を並べていきます。

  • 概要
  • 準備
  • 手順
  • 注意点
  • よくある質問
  • 業務の目的
  • 業務の関係者 など

読みやすさを考えて、章立てや見出しの付け方を工夫するのも大切です。この段階で作成スケジュールを決めておくと、作業がスムーズに進むのでおすすめです。

3.具体的な内容を作る

マニュアル作成時のチェックリスト

構成ができたら、それに沿って各項目の具体的な内容を作成します。実際の作業を思い浮かべながら、必要な情報を漏れなく記載しましょう。チェックリストを用いて作成していくと、抜け漏れ防止になるのでおすすめです。

ユースケースを用いて対象読者を明確にすると、より実用的な内容になります。また、あとで必要な情報をすぐに見つけられるよう、検索しやすいタイトルをつけることも重要です。さらに、関係するステークホルダーを明記して、文書の位置づけや重要性を示しましょう。

効率的に作成を進めるには、テンプレートを活用すると便利です。テンプレートを使うことで、文書全体に統一感が生まれ、今後同様の文書を作成する際にも役立ちます。

テンプレートを使ってマニュアルや手順書を作るなら『NotePM』がおすすめです。使いやすいテンプレートがあらかじめ用意されているため、誰でも簡単に伝わりやすいマニュアル・手順書を作成できます。

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4.仮運用する

マニュアルや手順書を作成したら、仮運用として現場で使ってみましょう。いきなり社内全体で使うと大変なため、まずは少人数で使い勝手を試してみるのがおすすめです。作成者以外の人に読んでもらい、わかりにくい点や疑問点がないか確認してもらいます。

仮運用の過程で見つかった問題点や改善点を記録し、必要に応じて修正を加えます。現場での反応やフィードバックはとくに大切なので、しっかり受け取りましょう。

一度で完成を目指すより、何度も仮運用を繰り返して改善していくほうが、質の高いマニュアル・手順書に仕上がります。

5.定期的に見直して改善する

マニュアル・手順書は一度作って終わりではありません。完成したあとも定期的な見直しと改善が必要です。

業務内容の変化や新しい商品・サービスの導入があれば、その都度内容をアップデートしましょう。また、運用を続けるうちに現場との認識のズレが生じたり、想定外の事態が発生したりすることもあります。そのたびに内容を更新し、現場のニーズに即したものに保つことが重要です。

さらに、ユーザーインタビューや定量的なモニタリングを通じて、実際の使用状況を確認し、常に役立つマニュアルや手順書に改善していくことも大切です。

マニュアル・手順書のテンプレートと例文を紹介

マニュアルや手順書を作成するときは、テンプレートが役立ちます。テンプレートをうまく活用して、より効果的でわかりやすいドキュメントを作成しましょう。

これから、マニュアル・手順書それぞれのテンプレートと使用例を紹介します。

マニュアルのテンプレート・例文

マニュアルのテンプレート

〇〇マニュアル


1. 表紙

  • 作成日: [日付]
  • 作成者: [名前]
  • バージョン: [数字]
  • 所属部門: [所属部門]

2. 目次

  • マニュアルの各章や項目の一覧を目次として記載

3. マニュアルの目的

  • このマニュアルが作成された目的や背景を記載
  • なぜこのマニュアルが必要なのか、何を達成したいのかを簡潔に説明

4. 対象者

  • このマニュアルを使用する対象者を記載

5. 用語の定義

  • マニュアル内で使用される専門用語や略語について、その定義を記載

6. 業務の概要

  • 業務の全体像を簡潔に説明します。このマニュアルがカバーする業務内容や範囲を明記します。

7. 業務フローと手順

  • 業務を遂行するための具体的な手順をステップごとに記載
  • フローチャートや図も適宜使用
    • ステップ1: 〇〇業務の開始(詳細説明)
    • ステップ2: 〇〇業務の中間プロセス(詳細説明)
    • ステップ3: 〇〇業務の終了(詳細説明)

8. 必要なツール・システム

  • 業務を行う際に必要なツールやシステム、その使用方法を記載

9. 注意事項

  • 業務を進める際に気をつけるべきポイントや、よくあるミス、リスク管理について説明

10. トラブルシューティング

  • 業務中に発生する可能性のある問題と、その解決策をリストアップ

11. 連絡先・サポート情報

  • 問題が発生した場合に連絡すべき部署や担当者の情報を記載

12. 更新履歴

  • マニュアルの更新履歴を記載

13. 付録

  • 追加の資料や参考になる情報があれば、付録として記載

マニュアルのテンプレート使用例

データ入力マニュアル


1. 表紙

  • 作成日: 2024年8月30日
  • 作成者: 山田太郎
  • バージョン: 1.0
  • 所属部門: データ管理部

2. 目次

  1. マニュアルの目的
  2. 対象者
  3. 用語の定義
  4. 業務の概要
  5. 業務フローと手順
  6. 必要なツール・システム
  7. 注意事項
  8. トラブルシューティング
  9. 連絡先・サポート情報
  10. 更新履歴
  11. 付録

3. マニュアルの目的

このマニュアルは、データ管理部におけるデータ入力業務を標準化し、全社員が一貫して効率的かつ正確に業務を遂行できるようにすることを目的としています。とくに、新入社員や異動者が迅速に業務に慣れるためのガイドラインとして活用されます。


4. 対象者

このマニュアルは、データ管理部に所属する全社員を対象としています。また、他部門からの応援社員や派遣社員も対象となります。


5. 用語の定義

  • システム: 社内で使用されるデータ入力専用システム。
  • ID: システムにログインするためのユーザーID。
  • ダブルチェック: データ入力後に、二重に確認を行う作業。

6. 業務の概要

本マニュアルでは、データ入力業務に関連する一連のプロセスを説明します。具体的には、データの取得、入力、確認、保存までの流れを網羅しています。この業務は、正確かつ迅速なデータ処理を求められるため、マニュアルにしたがって厳格に実施してください。


7. 業務フローと手順

  • ステップ1: データの取得
    1. 社内共有フォルダから、入力対象のデータファイルをダウンロードします。
    2. ダウンロードしたファイルの内容を確認し、不明点があれば上司に確認します。
  • ステップ2: データ入力
    1. システムにログインし、「データ入力」メニューを選択します。
    2. ダウンロードしたデータをシステムに入力します。各フィールドに正確な情報を入力してください。
  • ステップ3: ダブルチェック
    1. 入力したデータを再度確認します。確認者が別の場合、確認者名を記録します。
    2. 確認が完了したら、「保存」ボタンをクリックしてデータを保存します。

8. 必要なツール・システム

  • システム: データ入力専用システム(例: DataEntry Pro v2.1)
  • ツール: Excel、社内共有フォルダアクセス権

9. 注意事項

  • データ入力時は、桁数や形式が正しいことを確認してください。とくに数値や日付形式に注意が必要です。
  • データを保存する前に、必ずダブルチェックを行い、誤入力を防止してください。
  • 不明点やトラブルが発生した場合は、すぐに上司に報告してください。

10. トラブルシューティング

  • 問題: システムにログインできない場合
    • 解決策: パスワードが正しいことを確認し、それでもログインできない場合は、ITサポートに連絡してください。
  • 問題: データが保存されない場合
    • 解決策:インターネット接続を確認し、システムの動作を再確認してください。それでも解決しない場合は、システム管理者に問い合わせてください。

11. 連絡先・サポート情報

  • データ管理部サポート: 内線5678、メール: datamanagement@example.com
  • ITサポート: 内線1234、メール: it_support@example.com

12. 更新履歴

  • バージョン1.0: 初版作成(2024年8月30日)

13. 付録

  • データ入力チェックリスト: 入力時に使用するチェックリストを参照してください。
  • システム操作ガイド: システムの操作に関する詳細なガイドを付録にて提供します。

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>関連記事:マニュアルのテンプレートサイト10選!フォーマットで効率化するポイントも解説

手順書のテンプレート・例文

手順書のテンプレート

〇〇手順書


1. 表紙

  • 作成日:[日付]
  • 作成者:[名前]
  • バージョン:[数字]
  • 所属部門:[所属部署]

2. 目的

  • この手順書が作成された目的を明確に記載

3. 対象者

  • 手順書を使用する対象者を明示

4. 前提条件

  • 手順を実行する前に必要な前提条件や準備事項を記載

5. 手順

  • 手順を具体的にステップごとに記載
  • 番号を振り、必要に応じて図やスクリーンショットを使う
    • ステップ1:作業の開始(具体的な手順を記載)
    • ステップ2:中間プロセス(具体的な手順を記載)
    • ステップ3:作業の終了(具体的な手順を記載)

6. 注意事項

  • 各手順を進める際に注意すべきポイントや、失敗しやすい点を記載

7. トラブルシューティング

  • 作業中に発生しうる問題とその解決策をリストアップ

8. 連絡先

  • 何か問題が発生した場合の連絡先を記載

9. 更新履歴

  • 手順書の更新履歴を記載

10. 付録

  • 必要に応じて、参考資料や追加の情報を付録として提供

手順書のテンプレート使用例

システム更新手順書


1. 表紙

  • 作成日:2024年8月30日
  • 作成者:山田太郎
  • バージョン:1.0
  • 所属部門:IT管理部

2. 目的

この手順書は、システム更新作業を標準化し、作業ミスやトラブルの発生を防止することを目的としています。また、更新作業を効率的に進めるためのガイドラインを提供します。


3. 対象者

この手順書は、システム管理者およびITサポートスタッフを対象としています。また、新入社員やサポートスタッフの教育資料としても使用されます。


4. 前提条件

  • 作業を行う前に、以下の前提条件が満たされていることを確認してください。
    1. システムバックアップが完了している。
    2. 更新に必要な管理者権限を持っている。
    3. 作業時間中にシステムを停止しても業務に影響がないことが確認されている。

5. 手順

  • ステップ1: 更新準備
    1. 管理者権限でシステムにログインします。
    2. 「設定」メニューから「システム更新」を選択します。
    3. 最新の更新ファイルをダウンロードし、ファイルの整合性を確認します。
  • ステップ2: システムの停止
    1. 作業開始前に、関連部門にシステム停止の通知を行います。
    2. システムを停止し、サーバーを再起動します。
    3. サーバーが完全に停止したことを確認します。
  • ステップ3: 更新の実施
    1. 「システム更新」メニューからダウンロードした更新ファイルを指定し、更新プロセスを開始します。
    2. 更新が開始されたら、進行状況をモニターし、エラーメッセージが表示された場合は直ちに作業を中止し、原因を特定します。
    3. 更新が完了したら、システムが正常に起動することを確認します。
  • ステップ4: システムの再起動と確認
    1. システムを再起動します。
    2. 更新が反映されていることを確認し、システムの各機能が正常に動作することをテストします。
    3. 必要に応じて、ユーザーにシステムの再利用可能を通知します。

6. 注意事項

  • 更新作業中は、システムが停止するため、事前に関係部署へ通知し、業務に影響を与えないように配慮してください。
  • 更新中に問題が発生した場合は、即座に作業を中止し、上司に報告してください。

7. トラブルシューティング

  • 問題: システム更新中にエラーが発生した場合
    • 解決策:エラーメッセージを記録し、ログファイルを確認して原因を特定します。必要に応じて、サポートチームに問い合わせてください。
  • 問題: 更新後にシステムが正常に動作しない場合
    • 解決策:バックアップからシステムを復元し、再度更新を試みます。復元が不可能な場合は、サポートチームに連絡してください。

8. 連絡先・サポート情報

  • IT管理部:内線1234、メール: it_management@example.com
  • システムサポート:内線5678、メール: system_support@example.com

9. 更新履歴

  • バージョン1.0:初版作成(2024年8月30日)

10. 付録

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>関連記事:作業手順書の無料テンプレート5選とおすすめサイトを紹介|作り方やポイントも

わかりやすいマニュアル・手順書を作成する5つのポイント

わかりやすいマニュアル・手順書を作成するための5つのポイントを紹介します。

  • 5W1Hを明確にして書く
  • 誰にでもわかる内容にする
  • 画像・動画・表を活用して視覚的にわかりやすくする
  • すぐ実行できるよう具体的な内容を書く
  • フォーマットを統一する

これらを意識して、わかりやすいドキュメントを作りましょう。

>関連記事:見本あり!わかりやすい業務マニュアルを作るコツを解説

1.5W1Hを明確にして書く

マニュアルや手順書を作成する際は、5W1Hを意識して書くことが重要です。「いつ」「どこで」「誰が」「何を」「なぜ」「どのように」を明確にすると、読み手にわかりやすい文章になります。5W1Hが不足していると「意味がよくわからない」「何をすればいいのかわからない」という内容になってしまいます。

また、できる限り具体的な数字を使うことも大切です。たとえば「しばらくまつ」ではなく「5分まつ」というように、明確な指示を心がけましょう。誰が読んでもスムーズに業務ができる、わかりやすい文書が作れます。

2.誰にでもわかる内容にする

マニュアルや手順書は、誰にでもわかる内容で書くことも重要です。読み手の多くは、その仕事に慣れていない初心者であることを考え、相手の立場に立って書くようにしましょう。

専門用語や難しい言葉はできるだけ使わず、簡単な言葉で説明することが大切です。どうしても専門用語を使わなければならない場合は、注釈を入れて意味を補足します。また、文章は短くシンプルにし、必要のない情報は省くように心がけましょう。

3.画像・動画・表を活用して視覚的にわかりやすくする

画像・動画・表を活用して視覚的にわかりやすくする

マニュアルや手順書を作成するときは、文字だけでなく画像や動画、表を効果的に活用しましょう。作業中の写真や業務のフローチャート、実際の作業を行っている動画などを盛り込むと、読み手が具体的な作業のイメージをつかみやすくなります。

とくに、複雑な手順やわかりにくい概念を説明するときに役立ちます。ただし、画像や表を多く入れすぎるとかえって理解しにくくなることがあるため、適度に使うことが大切です。

視覚的な要素と文章のバランスをとることで、よりわかりやすくて効果的なマニュアルや手順書を作成できます。

4.すぐ実行できるよう具体的な内容を書く

マニュアルや手順書を作成する際は、読み手がすぐに実行できるように具体的な内容を記載することが重要です。抽象的な説明では読み手は何をすればいいのかがわからず、実際の行動に移せません。

各手順は、できるだけ具体的でくわしく書くようにしましょう。たとえば「適切に処理する」といった曖昧な表現ではなく「書類をA4サイズに折りたたみ、青いファイルに入れる」といったように、具体的な行動を示します。

5.フォーマットを統一する

マニュアルや手順書を作るときは、フォーマットを統一することも大切です。同じフォーマットを使うと内容が理解しやすくなり、読み手は必要な情報がどこにあるかすぐにわかります。混乱せずに効率よく情報にたどり着けるでしょう。

また作成する側にとっても、統一されたフォーマットを使えば考える時間が少なくなり、作業がスムーズに進みます。あらかじめテンプレートを用意して、マニュアルや手順書を効率的に作成しましょう。

NotePM』には豊富なテンプレートが揃っていて、慣れていない人でも簡単にマニュアル・手順書が作成できます。無料体験でも使えるため、気軽にお試しいただけるのも嬉しいポイントです。

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マニュアル・手順書に関するよくある質問(FAQ)

ここでは、マニュアルや手順書についてよくある質問を紹介します。

マニュアルや手順書を作成する際に役立つヒントやポイントを含んでいますので、作成の際に役立ててみてください。

マニュアルと手順書、規定やガイドライン、それぞれの違いは?

マニュアル、手順書、規定、ガイドラインは、一見似ているようでそれぞれ異なる意味があります。

 

ドキュメント 意味
マニュアル ・仕事の全体的な流れや基本的な方針を説明するもの
・社内に必要な情報を幅広くカバーする
手順書 ・特定の作業に焦点を当て、そのやり方を詳細に説明するもの
・注意事項やトラブルシューティングなど作業に関わる内容を含む
規定 ・組織が守るべきルールや基準を定めたもの
・法律や規格など、必ず守らなければならないことを含む
ガイドライン ・推奨される行動や判断の基準を示すもの
・柔軟性があり、状況に応じて適用される

それぞれのドキュメントの特性を理解して適切に使い分けることで、業務をスムーズに進められるでしょう。

マニュアルと手順書、どちらを先に作るべき?

マニュアルと手順書を作成する順序については、まずマニュアルを作成し、次に手順書を作るのが一般的です。マニュアルを先に作ることで、業務全体の流れや基本的な方針がはっきりし、その後の手順書に一貫性を持たせやすくなります。

ただし、緊急性の高い作業がある場合は、その手順書を先に作成することもあります。たとえば、安全に関わる重要な作業や、新しく導入されたシステムの操作手順などです。

最終的には、マニュアルと手順書を参照しながら、整合性のあるドキュメントを作成しましょう。

電子媒体と紙媒体、どちらがおすすめ?

マニュアルや手順書の媒体については、一般的に電子媒体がおすすめです。電子媒体は簡単に更新や検索ができ、最新の情報をすぐに反映できます。保管スペースを節約でき、コピーや配布にかかるコストも削減できます。リモートワークが増えている現在、場所を選ばずにアクセスできる点も大きなメリットです。

ただし、製造現場や野外作業が多い職場、PCといったデバイスを常に使わない環境では、紙媒体のほうが適しています。電子媒体を基本としつつ、必要に応じて紙媒体も用意するハイブリッド方式もおすすめです。電子媒体の利便性を活かしながら、紙媒体が必要な場面にも対応できます。

会社の特性や業務内容に応じて、自社に最適な媒体を選びましょう。

>関連記事:紙媒体の電子化とは?メリット・デメリット・注意点・具体的な方法・進め方について詳しく解説!

マニュアル・手順書の作成は『NotePM』がおすすめ

NotePM(ノートピーエム) は、マニュアルや手順書の作成・運用に便利なツールです。テンプレート機能を備えており、Web上で簡単にマニュアルや手順書を作れます。強力な検索機能もあり、全文検索で必要な情報をすぐに見つけられるのも魅力です。幅広い企業への導入実績があり、とくに「使いやすさ」や「導入のしやすさ」が高く評価されています。

NotePMの特徴

  • テンプレート、バージョン管理機能を備えていてマニュアル・手順書作成に最適
  • 検索性が高くファイルの全文検索もできる
  • 社内wikiや社内ポータル、社内報としても活用可能
  • 高度なセキュリティで安心。大企業や銀行、大学も導入している

NotePMの料金プラン

NotePMの料金

NotePMを活用したマニュアル作成事例

マニュアル作成事例

NotePM』を使用してマニュアルを作成したことにより、新人教育にかかる工数を5割削減できた事例を紹介します。

この事務所は、所員が増えたことで社内ルールの徹底と情報共有の標準化が必要でした。従来のクラウドフォルダでは情報管理に限界を感じていたため『NotePM』を活用して社内ルールや各種マニュアル、研修内容、顧客情報を一元管理化しました。

その結果、情報へのアクセスが容易になり、新人教育にかかる工数を5割削減できたのです。

URL:https://notepm.jp/lp1

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マニュアル・手順書の違いを知ってそれぞれ正しく作成しよう

マニュアルと手順書は、一見似ているようで実は大きな違いがあります。マニュアルは業務全体の概要や基本方針を示す包括的な文書であり、手順書は具体的な作業の順序や方法を詳細に記述したものです。それぞれの違いを理解し、目的に応じて適切に使い分けましょう。

マニュアルや手順書を作るなら『NotePM』がおすすめです。テンプレート機能で誰でも簡単にわかりやすいドキュメントが作れますし、強力な検索機能で必要な情報もすぐに見つけられます。作成時は、読み手の立場に立って誰でもわかるように作るのがポイントです。

それぞれの特性を活かし、組織全体のパフォーマンス向上に貢献するマニュアル・手順書を作成しましょう。

おすすめのマニュアル作成ツール「NotePM」

NotePM

NotePM(ノートピーエム) は、Webで簡単にマニュアル作成できて、強力な検索機能でほしい情報をすぐに見つけられるサービスです。さまざまな業界業種に導入されている人気サービスで、大手IT製品レビューサイトでは、とくに『使いやすいさ・導入しやすさ』を高く評価されています。

NotePMの特徴

  • マニュアル作成、バージョン管理、社外メンバー共有
  • 強力な検索機能。PDFやExcelの中身も全文検索
  • 社内FAQ・質問箱・社内ポータルとしても活用できる
  • 銀行、大学も導入している高度なセキュリティ。安全に情報共有できる

URL: https://notepm.jp/lp1

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