【完全版】ナレッジマネジメントを総まとめ!導入から運用までおすすめツールも解説

2023年02月21日(火) ナレッジ共有

こんにちは。マニュアル作成・ナレッジ共有ツール「NotePM」ブログ編集局です。

ナレッジマネジメントを浸透させるためには、業務に最も適したツールを導入する必要があります。しかし、使い方や特長が異なるツールの中から最適なツールを探すには多くの時間が必要です。本記事では、ナレッジマネジメントの基礎知識から導入効果までを細かく解説し、最後におすすめのツールをご紹介します。

 

 

ナレッジマネジメントの基礎知識

ナレッジマネジメントツールを導入するために必要な基礎知識を解説します。

  • ナレッジマネジメントとは
  • ナレッジマネジメントの形式知と暗黙知
  • ナレッジマネジメントの導入効果
  • ナレッジマネジメントの進め方

1つずつ、解説します。

ナレッジマネジメントとは

ナレッジマネジメントとは、ビジネスにおいて、顧客の情報・購買履歴・顧客からの問い合わせ内容などの情報を一元化し、別の部署でスムーズに活用できるように社内で管理・共有することを言います。ナレッジマネジメントの歴史は高度成長期にまで遡ります。当時は、トップが方針を打ち出すことで長年勤めている階層が知見を活かして組織を動かす「トップダウン」方式が効率の良い経営手法でした。しかし、時代が変わり終身雇用が崩壊しつつある現代では、早期退職などによって「トップダウン」に反応できる社員が少なく、知見が企業に蓄積しづらい状況となっています。

かつての日本では「先輩の背中を見て学ぶ」「技術を目で見て盗む」という考え方が浸透し、知識・経験が社員個人に依存した状態でした。この状態は「暗黙知」と呼ばれ、知識・経験は個人に蓄積されて終わってしまう懸念があります。これからの経営では、企業全体で知識・経験を可視化し、共有する「形式知」化して、企業の力を高めていくことが求められています。

近年、社会のグローバル化・IT化にともない、ビジネスは煩雑化しているにも関わらず、従来よりも早いスピードが求められています。このような理由から、従来のナレッジマネジメントが通用しなくなり、新しい形のナレッジマネジメントが必要となっています。

関連記事:ナレッジとは?スキル・ノウハウとの違いやおすすめのツールも解説

ナレッジマネジメントの形式知と暗黙知

ナレッジマネジメントには、暗黙知と形式知という考え方があります。暗黙知とは、自らがさまざまな体験を通して感覚的に得たものを指します。暗黙知は主観的であり、多くの場合うまく言語化できないという特徴があります。形式知とはマニュアル化され、組織に共有されるようになった客観的な知識のことです。ナレッジマネジメントにおいては、暗黙知を言語化して形式知化することが重要です。

たとえば、社内に営業成績がよい人と悪い人がいるとします。両者の違いは何かと考えたとき、営業成績がよい人は無意識的に効果的な営業活動をとっていることが多く、自分ではなぜ営業成績がよいのかはっきりと理解できていない可能性があります。これは、暗黙知の状態です。清潔感のある服装を心がけることや明るく挨拶をすること、相手の心情を推し量りながら話をすることなど、営業成績のよい人が実践していることのなかから、営業成績に関係するであろう項目を見つけ出しマニュアル化します。こうして、誰にでもわかるような客観的な知識にすることによって、個人の力量に依存しすぎない営業が可能となります。

暗黙知を形式知化するための方法として、SECIモデルがあります。共同化(Socialization)・表出化(Externalization)・連結化(Combination)・内面化(Internalization)のそれぞれの頭文字を取った名称です。同じ体験を通して暗黙知の相互理解を図る「共同化」。言葉だけでなく図式を用いて暗黙知を形式知に変換する「表出化」。形式知と形式知を組み合わせて新たな形式知を作り出す「連結化」。企業の財産としての知識が共有され、その知識をもとに経験を通じて新しい暗黙知を生み出す「内面化」。SECIの4つは、繰り返されながら、企業に知見を増やし続けると言えます。

ナレッジマネジメントの導入効果

ナレッジマネジメントの導入効果は以下の3つです。

  • 仕事の属人化を防ぐ
  • 作業効率をアップさせる
  • 経験と知識を共有しスキルアップをはかる

1つずつ、見ていきましょう。

仕事の属人化を防ぐ

ナレッジマネジメントの導入効果の1つ目は、仕事の属人化を防ぐことです。属人化とは、「その人がいないと仕事が進まない」という状態です。特定の従業員がいないと仕事が回らないという状態は企業にとって大きなリスクを背負った状態だといえます。ナレッジマネジメントを導入することで、担当者だけしか知らない仕事を見える化し、さらに効率よく進めるための改善につながります。

また、マニュアル化することで、他の社員でも同様に対応することが可能となります。特にテレワークが浸透しつつある現在、社員ががそれぞれの場所で仕事をすることで業務が属人化しやすい状況だといえますが、一方では、ナレッジマネジメントを導入するには最適な時期だともいえます。社員のナレッジを見える化し、マニュアルを作成したうえで、共有しておくことが業務の属人化を防ぐ1つの手段となります。

作業効率をアップさせる

ナレッジマネジメントの導入効果の2つ目は、作業効率をアップさせることです。経験の長い社員の業務フローや顧客対応など、仕事全般に関するノウハウを可視化することで、作業効率をアップすることが可能です。
これまで特定の人でしかこなすことができなかった仕事をデータ化し、ノウハウを共有することで、誰にでもその仕事ができるようになり、作業もスムーズになります。また、社員は自分の仕事に不明点があっても、マニュアルを参照して業務に取り組むことで、同じ質問を繰り返すことがなくなるため作業効率もアップします。

経験と知識を共有しスキルアップをはかる

ナレッジマネジメントの導入効果の3つ目は、経験と知識を共有しスキルアップをはかれることです。知識や経験が共有されないと「社員間のスキルの差が大きい」「社員の能力にばらつきがある」など、同じ仕事をする社員間で大きな差が開いてしまいます。社内でノウハウの共有ができていないと、仕事の効率が低下し属人化も進みます。新しく入った優秀な人材をうまく育てられず、結果的に人材育成が失敗に終わるなどといった問題が発生します。

ナレッジマネジメントを導入することで、同じ仕事に関わる社員全員が必要なノウハウを取得できるため、社員のスキルアップにつながります。また、社員がいつでも必要なノウハウにアクセスできる環境を整えておくことで、社員自身の能動的な成長を促すことが可能です。

ナレッジマネジメントの進め方

ナレッジマネジメントの進め方は以下の3STEPです。

  • STEP1:目的の設定
  • STEP2:可視化・共有する情報の策定
  • STEP3:仕組みを構築しPDCAを回す

1ずつ、見ていきましょう。

STEP1:目的の設定

ナレッジマネジメントの進め方の1つ目のSTEPは、目的の設定です。まずは、ナレッジマネジメントを導入する目的を確認します。解決したい課題を定め、その課題に対して必要な情報の種類を特定し、結果的にどのような効果が得られるのかを想定したうえでナレッジマネジメントを行います。「社内でノウハウを共有する」というような曖昧な目的を設定した場合、対応する社員の意識も上がらないまま、うまく進まない事例もあります。現場目線で情報を吸い上げ、構築する事が大切です。

STEP2:可視化・共有する情報の策定

ナレッジマネジメントの進め方の2つ目のSTEPは、可視化・共有する情報の策定です。ナレッジマネジメントを進める現場目線で導入を考えることで、どの情報を可視化・共有することが必要なのかが見えてきます。可視化された情報は、情報をデーターベース化して検索できるようにする、FAQにする、グループウェアにするなど共有する方法は様々であるため、目的や用途によって、社員がより使いやすいように構築します。

STEP3:仕組みを構築しPDCAを回す

ナレッジマネジメントの進め方の3つ目のSTEPは、仕組みを構築しPDCAを回すことです。現場の状況を把握し可視化・共有する情報の策定を終えたら、実際にどのようにナレッジマネジメントを取り入れるのかを検討・構築し、不要なものは廃止していきます。例えば、人事に関する各種の申請方法の変更や、経理の発注ルールの更新などを社内のイントラネットに集約し、質問に対して都度回答する方法を廃止する、などということが考えられます。

構築し運用を開始したら。見直しのタイミングなどを含めた仕組みづくりを行うことが必要です。トップダウンで作って終わってしまったり、ナレッジマネジメントの構築自体がゴールになったりしないよう、ナレッジマネジメントを仕事の中に組み入れて日々の業務に浸透させるためにも、ナレッジマネジメントの責任者を置くことも検討すると良いでしょう。責任者はPDCAを回すことで浸透をはかりますが、ツールを導入することで効率よくナレッジマネジメントを継続させることができます。

ナレッジマネジメントツール導入のメリット

ナレッジマネジメントツール導入のメリットは、以下の3つです。

  • 時間や手間を削減することができる
  • 属人化を防ぎ社員のスキルアップもかなう
  • 対応力や競争力のアップにつながる

1つずつ、見ていきましょう。

時間や手間を削減することができる

ナレッジマネジメントツール導入のメリットの1つ目は、時間や手間を削減することができるということです。紙ベースの資料から目当ての情報を探すのは、かなりの手間と時間がかかります。一方で、ナレッジマネジメントツールには情報が蓄積されているうえ、探し出しやすい機能が整っています。企業が培ってきた貴重なノウハウや情報を必要なときにすぐ探し出すことができれば、ビジネスを行う際の負担も減るでしょう。

属人化を防ぎ社員のスキルアップもかなう

ナレッジマネジメントツール導入のメリットの2つ目は、属人化を防ぎ、社員のスキルアップもかなうということです。特定の業務を決まった人しか行っていない場合、担当者が不在になると、業務内容を把握している人もいなくなります。ナレッジマネジメントツールで社員が共有できるようにしておけば、誰にでも業務内容がわかるため、属人化を防ぐことが可能です。また、優秀な社員や経験豊富な先輩方のノウハウを蓄積しておくことで、社員が自らスキルアップに努めることもできます。

対応力や競争力のアップにつながる

ナレッジマネジメントツール導入のメリットの3つ目は、対応力や競争力のアップにつながるということです。顧客から寄せられる意見や商品への満足度など、蓄積された情報を全部署で共有することで素早い対応が可能です。例えば、顧客の意見を新製品の開発に活かす際も、わざわざ各部署間で連絡を取り合う必要がありません。リアルタイムで得られた情報を共有することで素早い対応や問題解決ができるようになります。また、結果的に企業の競争力を高め、取引先や顧客の満足度アップにもつながるでしょう。

ナレッジマネジメントツールの選定ポイント

ナレッジマネジメントツールの選定ポイントは、以下の3つです。

  • 誰にでも簡単に操作できること
  • 複数のデバイスに対応していること
  • 自社の使用目的に合っていること

1つずつ、見ていきましょう。

誰にでも簡単に操作できること

ナレッジマネジメントツールの選定ポイントの1つ目は、誰にでも簡単に操作できることです。そもそも、ナレッジマネジメントツールは社内で知識や情報を共有できるようにするためのものです。当然社員が使いやすいものでなくてはなりません。情報を探すときはもちろん、情報を登録する際も含めて、専門的な知識がなくても簡単に操作できるツールを選ぶことがポイントです。

複数のデバイスに対応していること

ナレッジマネジメントツールの選定ポイントの2つ目は、複数のデバイスに対応していることです。現代のビジネスシーンでは、パソコンはもちろんタブレットやスマートフォンなどのモバイルデバイスも利用されます。場合によっては、移動中など外部で情報をチェックしたい場面が出てくることもあるでしょう。社員が使いやすいデバイスでアクセスできる体制を整えることも大切です。

自社の使用目的に合っていること

ナレッジマネジメントツールの選定ポイントの3つ目は、自社の使用目的に合っていることです。ナレッジマネジメントツールは、分析・戦略の策定に役立てやすいものや、ヘルプデスク型のものなど、いくつかの種類があります。自社の業務に必要な機能を備えているタイプを選ばなければ、せっかくツールを導入しても効果的に役立てられません。「どのような目的で使用したいのか」を把握したうえで、適切なものを選ぶこともポイントです。

ナレッジマネジメントツールを導入するときの注意点

ナレッジマネジメントツールを導入するときの注意点は、以下の3つです。

  • セキュリティ対策がしっかりしているか
  • 段階的に取り入れられるものか
  • 自社の規模や予算に合っているか

1つずつ、見ていきましょう。

セキュリティ対策がしっかりしているか

ナレッジマネジメントツールを導入するときの注意点の1つ目は、セキュリティ対策がしっかりしているかという点です。ナレッジマネジメントツールに蓄積される情報やノウハウは、自社にとって大切な財産です。機密情報などを含むこともあり、外部に漏えいすることは絶対に避けなければなりません。情報漏えいなどのリスクを避けるうえでも、「セキュリティ対策がしっかりとしているツールか」を確認して選ぶことが大切です。

段階的に取り入れられるものか

ナレッジマネジメントツールを導入するときの注意点の2つ目は、段階的に取り入れられるものかという点です。どのようなシステムでも、実際に使いはじめたら思ったほどの効果が得られない場合も考えられます。また、ツール自体は優れていても、一度にシステムを導入することで、社内の混乱を招く危険性があります。そうならないよう、部門単位など段階的に導入できるものを選ぶこともポイントです。段階的に導入して成功したのを見届けてから、ツールを使用する範囲を広げるようにすると、失敗する可能性は低くなります。

自社の規模や予算に合っているか

ナレッジマネジメントツールを導入するときの注意点の3つ目は、自社の規模や予算に合っているかという点です。ツールの仕様もさまざまなものがあり、中堅規模向けのタイプがあれば大規模組織に適したものもあります。また、利用料金も「少人数の利用がお得なのか」「大人数が得なのか」など、それぞれのツールで異なるのが一般的です。費用をムダに使わず効率的にツールを利用できるよう、自社の規模や予算の面も考慮してフィットしたツールを選ぶことが大切でしょう。

関連記事:社内のナレッジ共有はどう進める?何をどのように共有すべきか解説

ナレッジマネジメントツールの種類

ナレッジマネジメントツールといっても、種類は一つではありません。企業によって「どのような問題点を解決したいか」が異なるように、ナレッジマネジメントツールも「どのような課題に対応するか」で違いがあります。

ビジネスの分析・戦略策定に役立つナレッジマネジメントツール

分析・戦略に役立つナレッジマネジメントツールは、単に知識や情報を集めておくだけではありません。集まった情報や常務プロセスを分析し、不要なものやトラブルになりそうなものがあれば、改善できるようにできる仕組みを備えたツールです。逆に、成功事例を検証することでノウハウを蓄積し、経営に役立てることもできます。
【2023年版】CRMツール おすすめ10選を徹底比較(無料・メリットや事例紹介)
【2023年版】SFAツール(営業支援)おすすめ6選を徹底比較!メリットと成功事例あり

業務改善・社員教育に役立つナレッジマネジメントツール

「この問い合わせに対しては、この回答が有効的」など、業務プロセスを誰もが目に見える形で整えるツールが業務改善に役立つツールです。蓄積された情報に基づいて業務を改善することで、顧客の満足度アップにもつながります。また、個々の社員が持っているノウハウは経験から得た暗黙知であることが多いでしょう。そこで、優秀な社員の持つ思考や行動のパターンを形式知として蓄えることで、ほかの社員の教育にも役立ちます。
【2023年版】社内wikiツール おすすめ15選(有料・無料)
【2023年版】マニュアル作成に便利なツールを厳選!手順や作り方のコツを徹底解説

ヘルプデスク型のナレッジマネジメントツール

社内で質問が多い事項を、ヘルプデスクのようにデータ化して蓄積しておくツールです。「その知識を持った人がいなければ仕事が進まない」という状況を防ぐこともでき、新人や専門知識を持たない人でも業務の遂行が可能になります。

【2023年版】ヘルプデスクツール おすすめ10選を徹底比較(無料あり・メリットや成功事例を紹介)

 

ナレッジマネジメントツール おすすめ12選

上記ポイントを踏まえて、おすすめナレッジマネジメントツール・サービスをご紹介します。

NotePM


NotePM

NotePM(ノートピーエム) は、ナレッジ共有に特化した「社内版ウィキペディア」です。検索に強く、情報を整理しやすいのが特徴で、大手IT製品レビューサイトでは、とくに『使いやすいさ・導入しやすさ』の点で高く評価されています。社員がさまざまな情報を書き込み蓄積・検索することで、社内の知りたいことが簡単に確認できるツールです。

NotePMの特徴

  • マニュアル作成、バージョン管理、ファイル共有機能
  • 強力な検索機能。PDFやExcelの中身も全文検索
  • 社内FAQ / 質問箱、社内ポータルとしても活用できる
  • 銀行、大学も導入している高度なセキュリティ。安全に情報共有できる

料金プラン(月額)
• 全プラン共通: 初期費用0円、見るだけの参照専用ユーザーは無料
• 4,800円 / 8名 / 80GB
• 9,000円 / 15名 / 150GB
• 15,000円 / 25名 / 250GB
• 30,000円 / 50名 / 50GB
• 60,000円 / 100名 / 1TG
• 120,000円〜 / 200名〜 / 2TG 〜
無料トライアル期間:30日間

NotePM
URL: https://notepm.jp/

 

Confluence

Confluence

Confluence(コンフルエンス) は、オーストラリアのAtlassian(アトラシアン)が運営する社内情報共有ツールです。Atlassianが提供している有名なツールとして、プロジェクト管理ツール「Jira」、タスク管理ツール「Trello」などがあります。

Confluenceの特徴

  • 柔軟なアクセス権限
  • Jira、Trello連携
  • 大規模ユーザーに強い

料金プラン(月額/クラウド版/STANDARD)
• 1,200円/10名
• 30,000円/50名
• 60,000円/100名
• 220,000円/500名
• 402,000円/1000名 ※オンプレ版、プレミアムプランもあり。
無料トライアル期間:7日間

Confluence
URL: https://www.atlassian.com/ja/software/confluence

 

Scrapbox

Scrapbox

Scrapbox(スクラップボックス) は、チームでリアルタイムに情報を共有できるツールです。タグとリンクによる自動整理機能により、大量の情報を簡単に扱えるのが特徴です。

Scrapboxの特徴

  • タグとリンクによる自動整理機能
  • 複数ユーザーによる同時編集
  • 1アクションで画像や動画、地図を添付

料金プラン
• 個人 無料
• 法人 1,000円/1名(BUSINESS)

Scrapbox
URL: https://scrapbox.io/product

 

GROWI

GROWI

GROWIは、無料で使えるオープンソースの社内wikiツールです。Markdown記法に対応していて、テキスト、画像、動画などの様々な種類のコンテンツを簡単に共有することができます。また、GROWIの機能はプラグインによって拡張でき、APIも提供されているため、カスタマイズすることも可能です。

GROWIの特徴

  • オンプレミス対応も可能
  • テーマなどカスタマイズ可能
  • draw.io 連携機能で図を描くことが可能

料金プラン
無料

URL: https://growi.org/ja/

 

Knowledge

Knowledge

Knowledge(ナレッジ) は、自社サーバーにインストールできるオープンソースの情報共有サービスです。

Knowledgeの特徴

  • 簡単セットアップ
  • オープンソースソフトウェア
  • モバイル対応

料金プラン
無料

Knowledge
URL: https://information-knowledge.support-project.org/ja/

 

Zendesk Support

Zendesk Support

Zendesk Support は、チケットによる問い合わせ管理システムです。メール、電話、チャットなどからのお問い合わせを一元管理できます。

Zendesk Supportの特徴

  • メール、チャット、電話の問合せがチケットで一元管理
  • 柔軟なカスタマイズ性(回答の自動返信方法の変更、APIを活用した外部システム連携など)
  • データ分析機能でお客様とのやり取りを自動で可視化

料金プラン(月額)
• $5/1名(Essential)
• $19/1名(Team)
• $49/1名(Professional)
• $99/1名(Enterprise)
• $199/1名(Elite)

Zendesk Support
URL: https://www.zendesk.co.jp/support/

 

Google データポータル

Google データポータル

Google データポータル は、Googleが提供する、ダッシュボード作成・データ視覚化ツールです。

Google データポータルの特徴

  • Googleが提供するBIツール
  • Google内データを1箇所に集約できる(アナリティクス、広告、Google BigQuery など)
  • Google内データをさまざまな角度でデータを分析できる

料金プラン(月額)
• 無料

Google データポータル
URL: https://marketingplatform.google.com/intl/ja/about/data-studio/

 

Domo

Domo

Domo は、データを集約し、ビジュアライゼーション、ダッシュボード、データウェアハウス、BIのすべてを網羅する、ビジネス管理プラットフォームです。

Domoの特徴

  • あらゆるソースのデータを統合
  • 大量のデータを高速で配信
  • さまざまな業界業種別ソリューションを提供

料金プラン(月額)
• お問い合わせ

Domo
URL: https://www.domo.com/jp

 

Teachme Biz

Teachme Biz

Teachme Biz は、分かりやすい画像・動画を使用した業務手順書を簡単に作成でき、スマートフォンやタブレットでの管理・共有も可能なクラウド型マニュアル作成ツールです。

Teachme Bizの特徴

  • 画像・動画を使用した業務手順書を簡単に作成できる
  • スマホ、タブレット対応
  • トレーニング機能(手順書を選んでコース組み立て)

料金プラン(月額)
• 300,000円:初期費用
• 50,000円(スターター)
• 100,000円(ベーシック)
• 300,000円(エンタープライズ)

Teachme Biz
URL: https://biz.teachme.jp/

 

Aipo

Aipo

Aipo(アイポ) は、チームの共同作業がしやすくなる機能が充実しているグループウェアです。購入は一つの機能からできるため、チャットやチームの予定を一目で把握できるカレンダー、ワークフローなど、必要最小限の機能を選んでスタートすることができます。インターフェースもシンプルで使いやすく、直感的に使えるツールです。

Aipoの特徴

  • 必要最小限の機能から始められる(コストを抑えられる)
  • ムダな機能を省き、必要な機能だけを選んで利用できる
  • 迅速で丁寧なチャットサポート

料金プラン(月額)
• 100円〜/1名
※利用機能に応じて 例)カレンダー+200円、チャット+100円など

Aipo
URL: https://aipo.com/

 

Evernote Business

Evernote Business

Evernote Business は、個人で利用している人も多い『Evernote』のビジネス版です。アイデアとしてまとめたテキスト文書や手書きの文書、議事録やボイスメモを集約してチームに簡単に共有できるのが最大の魅力です。

Evernote Businessの特徴

  • テキスト文書、手書きの文書、ボイスメモなどアイデアを簡単に記録
  • 集めた様々な形のアイデアを集約しチームで共有
  • タスク管理や議事録作成も可能

料金プラン(月額)
• 1,100円/1名あたり

Evrenote
URL: https://evernote.com/intl/jp/business

 

Salesforce Sales Cloud

Salesforce Sales Cloud

Salesforce Sales Cloud(セールスフォース セールスクラウド) は、世界シェアNo.1のCRM(顧客管理)・SFA(営業支援)プラットフォームです。顧客管理を一元的に行うことで、営業生産性を高め、社内の情報共有を促進し、商談成約率を向上させます。

Salesforce Sales Cloudの特徴

  • 世界シェアNo.1のCRM(顧客管理)
  • 独自AIで「インサイト」「成果予測」「次のステップをレコメンド」
  • モバイルアプリ対応

料金プラン(月額)
• 3,000円/1名(Essentials)
• 9,000円/1名(Professional)
• 18,000円/1名(Enterprise)
• 36,000円/1名(Unlimited)

Salesforce Sales Cloud
URL: https://www.salesforce.com/jp/products/sales-cloud/overview/

 

ナレッジマネジメントツールの導入事例

実際に、ナレッジマネジメントツールを導入して成功した事例を見ることで、学べることも多いはずです。ここでは、2つの事例を挙げて詳しく見ていきます。

プロフェッショナルが培った知識やノウハウを残す

FinTech企業グループの一つ「クラウドバンク」は、証券や金融に関する業務知識およびノウハウを、形式知として残すことを目的として導入しました。クラウドバンクでは、階層的にフォルダで整理することができる「NotePM」を使い、法律関連の情報や行政手続き、方法論やノウハウなどを整理するのに使っています。その結果、時系列で業務を把握し、他部署のかかわりも把握しやすくなりました。

【導入事例】証券・金融のプロ集団の業務知識やノウハウを形式知として残す

技術に関するナレッジを共有できる場所を確保

特殊ホースの開発・製造を行う「日本ハイドロシステム工業株式会社」は、技術開発にかかわる情報を残す場所として「NotePM」を導入しています。かつては、ドキュメントの保存もファイル階層が深くなり、気軽に活用できず、必要な情報を素早く引き出せない悩みを抱えていました。しかし、NotePMを導入したことで技術関連の情報が社内でうまく共有できるようになるとともに情報が見つけやすくなり、手間やストレスを減らすことにつながっています。

【導入事例】高度な精密部品開発を支える技術情報のナレッジ共有

 

まとめ

本記事では、ナレッジマネジメントの基礎知識から導入効果までを細かく解説し、最後におすすめのツールをご紹介しました。かつては、業務にかかわる情報は「直接伝える」「個々のファイルなどに残しておく」などの方法しかありませんでした。しかし、新型コロナウイルス感染症をきっかけにテレワークが定着し、現在は、オンラインで効率的に情報を蓄積・共有できることが重要であり、ナレッジマネジメントツールはこれからの時代にあった仕組みだと言えます。



 

この資料でわかること

• ナレッジマネジメントの知識経営について
• 共有すべきナレッジの種類
• ナレッジマネジメントツールの選び方

 

おすすめの情報共有ツール「NotePM」

NotePM

NotePM(ノートピーエム) は、Webで簡単にマニュアル作成できて、強力な検索機能でほしい情報をすぐに見つけられるサービスです。さまざまな業界業種に導入されている人気サービスで、大手IT製品レビューサイトでは、とくに『使いやすいさ・導入しやすさ』を高く評価されています。

NotePMの特徴

  • マニュアル作成、バージョン管理、社外メンバー共有
  • 強力な検索機能。PDFやExcelの中身も全文検索
  • 社内FAQ・質問箱・社内ポータルとしても活用できる
  • 銀行、大学も導入している高度なセキュリティ。安全に情報共有できる

URL: https://notepm.jp/

NotePMについて詳しく見る >