【2024年版】SFA(営業支援ツール)おすすめ6選を徹底比較!

2024年01月04日(木) 営業・顧客管理

「営業の部署では情報共有をするべきなのだろうか?」
「情報共有をすることで問題解決につなげられるのだろうか?」
「どんな情報をどんな風に共有するべきなのか?」

のように、営業における情報共有のあり方や方法について悩んでいませんか?

営業では下記のような問題が起こりやすいですが、正しく情報共有を行うことで解決できます。

  • 外回りの機会が多く社員のコミュニケーションが希薄になる
  • 営業ノウハウが属人化して会社の資産にならない

さらに、多くの会社が情報共有のために、 営業支援ツール(SFA) と呼ばれるものを導入しています。情報共有において営業支援ツール(SFA)を導入すれば、さらなる業務効率化や生産性アップを図ることができるからです。

ただ、情報共有は必須とは言っても「結局事務作業が増えるだけではないの?」「情報共有をすることで本当に何か成果を得られるの?」など営業における情報共有の有用性に疑問を持つ人もいるかもしれません。

また「どんな営業支援ツールがあるのか分からない」「営業支援ツールを活用できる自信がない」のようなツールに関する疑問や不安を持つ方もいるでしょう。

そこで本記事では、

  • 営業においてなぜ情報共有をするべきなのか
  • 情報共有にはツールを使うべき理由
  • 情報共有ツールを導入した会社の具体的事例
  • 厳選!おすすめ情報共有ツール(SFA)3選
  • 営業において必ず情報共有すべき内容とは?
  • 営業の情報共有における注意点

を解説していきます。本記事を参考に、営業で情報共有を行う重要さを理解し、営業支援ツールの導入を検討してみましょう!営業支援ツールを利用して正しく情報共有を行えれば、現在の職場の問題が解決し、業務効率化や会社の利益につながること間違いなしです。

営業において情報共有をすることは必須

営業において情報共有をすることは必須です。

個人で仕事を抱えがちな営業の部署においては、下記のような問題が起こりやすく、多くの会社が問題解決に頭を悩ませています。

  • 外回りが多く社員同士のコミュニケーションが希薄になり、職場の雰囲気がギスギスする
  • 案件をひとりで抱えているため緊急時にも他の社員が対応できない
  • 営業ノウハウが属人化して会社の資産にならない、引き継ぎがスムーズにいかない
  • 社員それぞれの苦手分野をケアしていく体制ができていない

しかし、情報共有を行う体制がしっかり整えば、これらの問題は解決します。

例えば、 社員の顧客情報や訪問記録を共有 することで、お互いの案件進捗状況が分かってアドバイスや意見交換といった社員同士のコミュニケーションが増えます。また、緊急時の問い合わせに他の社員がスムーズに対応できて、業務効率化にもつながります。

さらに、 商談の成功事例(営業ノウハウ)を情報共有 することができれば、誰もが成功事例を参考にして営業戦略を立てやすくなり、会社全体の売上アップを達成できるでしょう。

営業では個人があらゆる情報を独占してしまいがちですが、情報共有をすることは社員にも会社にも大きなメリットがあります。

SFAとは?基本機能と導入効果を徹底解説

 

関連記事:強力な営業組織とは? 組織改革を進めるコツや成功事例も紹介

多くの企業が導入!営業の情報共有にはツールがオススメ

現在、営業の情報共有において、多くの会社が 『情報共有ツール』 を利用しています。

営業部署での情報共有は必須ですが、顧客ごとの進捗状況を口頭やEメール、紙面によって共有するのは非常に時間と手間がかかります。口頭での説明や日報を書くためだけに営業先から帰ってこなくてはならない体制にしていると、事務作業に時間がかかりすぎて、売上に直接つながる営業活動に集中できません。

また、紙面での決裁が必要である場合、他の書類に埋もれたり上司に何度も説明が必要だったりなどして、迅速なビジネス展開が阻害されます。

しかし、情報共有ツールを利用すれば、営業先からサクサクと進捗報告を行え、決裁が必要な案件もツールを通して上司にすぐお伺いを立てられるので、大きな業務効率化につながります。無駄な作業はツールに任せて、社員は本当に重要な仕事に集中できるようになるのです。

さらに、情報共有ツールには、

  • 蓄積された営業ノウハウから次のアクションの提案
  • 売上実績や推移、売上見込みの確認

のような機能がついていることも多いため、業務効率化だけでなくビジネス拡大も後押ししてくれます。

顧客ごとの案件進捗管理のような整理しにくい情報が多く蓄積される営業では、情報共有ツールを導入することで、大幅な業務効率化と生産性アップにつなげられます。

 

営業の情報共有ツールを利用している企業の成功事例を紹介

営業において情報共有ツールを利用している企業の成功事例を紹介します。

 

株式会社サンゲツ

インテリア業界最大手の専門商社。社長交代と同時に『強い営業・効果的な営業・効率的な営業』の実現を最大の目標のひとつとして掲げ、情報共有ツールの導入を決定。

情報ツール導入前は、社員のデスクには大量の紙が溢れ、複雑な手続きに関しては最終決済まで1ヶ月かかることもあるなど、業務の無駄が多く発生している状態でした。また、営業活動においても、一人の社員が負う営業の負担が大きすぎて、自己完結型の営業スタイルが限界にきていました。

そこで、情報共有ツールを導入することを決断。紙からシステムの管理に切り替えることで年間約80人分の工数を削減、年間の紙使用量も約1800万枚から約1050万枚まで激減することが見込まれ、大幅な業務効率化が実現。

また、情報の一元化によって営業担当者の行動が可視化され、情報共有がスピーディーに行われるようになったことで、2分で商談成立につながった案件もあるなど、より的確かつ適時な営業活動が可能になりました。

導入前の課題
・営業関連の資料が大量に積み上がりまとまっていない状況
・申請書など複雑な書類の決裁に1ヶ月かかることも
・自己完結型の営業スタイルが限界に

導入後の効果
・紙からシステムの管理に切り替えることで年間約 80 人分の工数を削減、年間の紙使用量も約1800万枚から約1050 万枚まで激減見込み
・情報の一元化によって営業担当者の行動が可視化され、より的確かつ適時な営業活動が可能に
・迅速な情報交換によって新たなビジネス展開につながりやすくなった
・顧客データをもとにしたポートフォリオ分析によって効率的、戦略的な営業活動が可能に

参考:salesforce導入事例

 

日本空調サービス株式会社

建物の空調設備のメンテナンスサービスを展開する企業グループ。案件の取りこぼしや営業ノウハウの属人化といった見過ごせない問題が表面化してきたことにより、営業力を強化しようと情報共有ツールの導入を決定。

情報ツール導入前は、情報共有がうまくできていなかったために、見込み客情報が埋没して案件の取りこぼしが発生していました。また、顧客情報を含めた営業情報が属人化してしまっていて、会社全体の売上につなげられていない状況でした。

情報共有ツール導入後は、商談が見える化したことによって、追加の要望やヒアリング内容の抜けにマネージャーなどがすぐに気付いて指摘できるようになり、商談がスムーズに進むようになりました。また、顧客情報や営業ノウハウを会社全体で共有することで、会社の売上のために利用できるようになったり、引き継ぎがしやすくなったりといった効果も出ています。

導入前の課題
・見込み客情報が埋没し、成約できるはずの案件の取りこぼしが発生
・顧客情報を含めた営業情報が属人化していた

導入後の効果
・営業担当者が前回の商談内容の確認を簡単にでき、マネージャーからのミスの指定も迅速になって商談がスムーズに進むように
・人脈や営業ノウハウが会社全体の財産となって、引き継ぎなどが楽になった
・受注実績等の集計が自動化されて大幅な業務効率化につながった

参考:eセールスマネージャーRemix Cloud導入事例

どちらの会社も情報共有ツールを利用することで、大幅な生産性アップや業務効率化を実現させ、売上アップや新たなビジネス展開のような会社全体の活性化につなげています。

次章からは営業におすすめの情報共有ツールについて具体的に紹介していきます。

 

おすすめの情報共有ツール(SFA)厳選6選

営業におすすめの情報共有ツールを紹介します。

顧客ごとの案件進捗管理のような複雑な情報を蓄積するので、営業活動を効率化させる目的で作られた 営業支援ツール(SFA) と呼ばれる情報共有ツールの利用がおすすめです。

参考: 情報共有ツールおすすめ 23選(無料あり)と会社にもたらすメリット

Salesforce

セブン&アイホールディングスやNTTコミュニケーションズなどの大手企業から中堅・中小まで15万社以上の企業によって導入されている 『Salesforce』

自由なカスタマイズ機能があるため、「顧客管理」を必要とするあらゆる業種・業務で利用できます。

営業支援ツールとしては、顧客管理の一元化や見込み客の動向の把握機能によって、多くの企業の生産性や成約率アップに貢献しています。

Salesforceの特徴

  • 顧客管理や案件管理を一元化し業務効率化につなげる
  • ファイルの共有からディスカッションまで迅速に行える
  • 見込み客の動向を把握することで、成約率向上に貢献
  • レポート、ダッシュボード、売上予測によって現在のビジネス状況を一目で確認
  • 自由なカスタマイズによってあらゆる業種に対応可能
  • システムが定着するまでのサポート体制が充実

料金プラン(月額)
• 3,000円/1人あたり Essentials(ユーザー数10名までの中堅・中小企業向け)
• 9,000円〜/1人あたり Professional(あらゆる規模のチームに対応)
• 18,000円〜/1人あたり Enterprise(自社に合わせた細かいカスタマイズが可能)
• 36,000円〜/1人あたり Unlimited(機能とサポートが無制限)

Salesforce
URL: https://www.salesforce.com/jp/

 

eセールスマネージャー

大手企業から中小企業まで、あらゆる業種で5000社以上の実績を持つSFAです。導入後の定着が難しく失敗に終わることも多いと言われているSFAですが、95%の定着率で、導入効果も実証されています。

1度の入力で全てのツールに反映されるところが魅力で、事務効率が大幅にアップし、売上につながる営業活動に集中できるようになります。

eセールスマネージャーの特徴

  • 「営業」の分野に科学的アプローチで挑んだきた日本の企業が開発
  • 案件進捗、営業の活動状況を直感的に把握して次のアクションを明確化
  • マップ上での案件管理で業務効率化を実現
  • 1度の入力で全てのツールに反映されるので生産性アップ
  • 予算に対する実績や見込みもワンクリックで分析してくれる
  • セミナーや活用支援サイトで導入を手厚くサポート

料金プラン(月額)
• 6,000円〜/1人あたり スタンダード
顧客管理・営業管理に必要な基本機能の全てが利用可能

eセールスマネージャー
URL: https://www.e-sales.jp/

 

Senses

利用企業数1,300社と導入実績が多くある 『Senses』

月額25000円からという低価格での導入が可能です。また、誰でも簡単に直感的に利用できるシステムであるため、会社への定着率が高いところが大きな魅力です。

Sensesの特徴

  • 案件の進捗が直感的に共有でき、対応漏れなどにすぐ気が付ける
  • Eメールや名刺管理ソフトと連携して情報を一括管理できる
  • チャットやメールでのサポートサービスが充実
  • 取引先に関する情報を自動取得して業務効率化
  • 類似案件からおすすめアクションを提案してくれる
  • 売上実績や推移、着地見込みをダッシュボードで把握

料金プラン(月額)
• 25,000円〜/5人あたり スターター(小規模企業向けミニマムプラン)
• 100,000円〜/10人あたり グロース(全ての営業組織の成長を支援する基本プラン)
• 要お問い合わせ エンタープライズ(要望に合わせてカスタマイズできるプラン)

Senses
URL: https://product-senses.mazrica.com/

 

kintone

kintone

kintone(キントーン) は、サイボウズ社が提供する、開発の知識がなくても自社の業務に合わせたシステムをかんたんに作成できる、ビジネスアプリ作成クラウドサービスです。サイボウズOfficeとの違いは柔軟なカスタマイズ性です。業務アプリを直感的に作成でき、チーム内で共有して使えます。

kintoneの特徴

  • 柔軟なカスタマイズ性
  • APIやプラグインなど100種類以上の連携サービス
  • バラバラな情報を一つにまとめるのが得意

料金プラン(月額)
• 780円/1名(ライト)
• 1,500円/1名(スタンダード)

kintone
URL: https://kintone.cybozu.co.jp/

 

HubSpot CRM

HubSpot CRM

HubSpot CRM は、世界で7万社以上が利用する、見込み客を惹きつけリードに転換し、顧客化を促すためのインバウンドマーケティング及びセールスのソフトウェアです。

HubSpot CRMの特徴

  • 世界120か国以上で78,700社以上の導入実績
  • 無料で使える機能が豊富
  • リアルタイムで営業パイプラインを可視化

料金プラン(月額)
• 無料 ※機能制限あり

HubSpot CRM
URL: https://www.hubspot.jp/products/crm

 

Knowledge Suite

Knowledge Suite

Knowledge Suite(ナレッジスイート) は、SFA(営業支援)/CRM(顧客管理)とグループウェアが機能連動してひとつになった、SaaS型統合ビジネスアプリケーションです。ユーザー数が無制限で、PC・スマホ・タブレットで利用できるのが特徴です。

Knowledge Suiteの特徴

  • オールインワン(グループウェア、SFA/CRM、問合せ管理など)
  • ユーザー数無制限
  • マルチデバイス対応(PC、スマートフォン、携帯電話、タブレット端末)

料金プラン(月額)
• 6,000円/(グループウェア)
• 50,000円/(SFAスタンダード)
• 80,000円/(SFAプロフェッショナル)

Knowledge Suite
URL: https://ksj.co.jp/knowledgesuite/

 

営業において必ず情報共有すべき内容とは?

営業において必ず共有すべき情報を押さえておきましょう。

案件の進捗状況(顧客情報、訪問記録)

アプローチしている顧客の情報や訪問記録を含め、それぞれの社員が抱えている案件の進捗状況について共有することは必須です。人脈を含めた顧客情報をひとりの社員に抱え込ませるのではなく共有することで、ビジネスチャンスが広がり、会社全体の利益につながります。

また、訪問記録によって案件ごとの現在のフェーズを共有しておけば、上司への現況説明の手間が省け、発注忘れのようなミスも防ぎやすくなって、業務効率化になります。

具体的には下記のような情報を共有するようにしましょう。

  • 顧客情報(会社名、担当者、メールアドレス、住所、電話番号、会社URLなど)
  • 現在の進捗状況(ヒアリング、訪問、グロージング、受注決定など)
  • 訪問記録(アプローチした顧客、営業した製品、相手方の反応など)

成功事例(営業ノウハウ)

属人化してしまいがちな成功事例(営業ノウハウ)の共有は、会社全体の利益のために必ずするべきです。

成功事例を蓄積していくことで、類似案件における営業戦略を立てやすくなったり、社員教育に役立てたりできます。結果として売上アップや業務効率化など、会社全体の利益につながるからです。

具体的には下記のような情報を共有するようにしましょう。

  • 営業プロセス
  • アプローチ方法と内容
  • 商談におけるヒアリング内容 など

 

営業の情報共有において押さえておくべき注意点

営業の情報共有における注意点について解説します。

営業における情報共有は必須ですが、せっかく情報共有を行える体制を整えても、注意点を押さえておかないと失敗してしまう可能性が高くなります。ツールを導入しても社員が活用しなければ、費用と手間がかかってしまうだけになってしまいます。そのため、営業の情報共有における注意点については、必ず事前に押さえておくようにしましょう。

どのような情報をいつ共有するのか決めておく

営業支援ツール(SFA)などを導入して、情報共有を行う体制を整えたとしても、社員ごとに共有する情報がバラバラであったり、入力してくれないことがあったりしては意味がありません。

営業での情報共有に失敗しないよう「どんな情報」を「いつ共有する」のか「どのように共有するのか」のルールを決めて、社内で統制が取れるように事前に準備しておきましょう。

営業ノウハウはインセンティブがないと共有されない可能性あり

営業ノウハウの共有は、会社全体の利益のために、必ず共有して会社の財産として蓄積していくべきです。しかし「苦労して培った営業ノウハウを他人に共有する」ということに抵抗がある社員もいて当然でしょう。

そのため、

  • 価値ある情報共有に対しては給与や評価に反映させるといったインセンティブを設ける
  • 情報共有によって自分も有益な情報を受け取れるなどメリットにつながることを強調

するなどして、優秀な社員から営業ノウハウをスムーズに共有してもらえるよう、事前に説得をしておくことは必須です。

ただ「情報を共有してほしい」と圧力をかけるだけでは、情報共有がスムーズにされずに形骸化してしまう可能性が高いです。そのため、社員ごとの心情を考えながら、会社に合った情報共有の体制を作り上げていきましょう。

SFAツール導入で失敗しないためのポイントを徹底解説

まとめ

本記事では、下記事項について解説しました。

  • 営業においてなぜ情報共有をするべきなのか
  • 情報共有にはツールを使うべき理由
  • 情報共有ツールを導入した会社の具体的事例
  • 厳選!おすすめ情報共有ツール(SFA)3選
  • 営業において必ず情報共有すべき内容とは?
  • 営業の情報共有における注意点

営業においては、業務効率化や会社全体の売上アップのために情報共有をすることは必須です。

また、情報共有には、無駄な作業をカットして営業活動に集中できるようにするためにツールを利用することをおすすめします。

営業支援ツールを利用して正しく情報共有を行えれば、現在の職場の問題が解決し、大幅な業務効率化や会社の利益につながることでしょう。

おすすめの情報共有ツール「NotePM」

NotePM

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NotePMの特徴

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