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SSDとHDDについて、それぞれの違いを知って自社に適したドライブを導入したい、と考えるご担当者も多いのではないでしょうか。SSDとHDDは、どちらも読み書きするために使われるドライブです。かつて、ハードディスクと言えばHDDが主流でしたが、近年ではPCやサーバーを新規に購入する際に、軽量かつ高速読み書きが可能なSSDを選択する方も増えていると思います。
本記事では、SSDとHDDの基本知識を始め、メリットとデメリットについて丁寧に解説していきます。
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目次
SSDとHDDの使い分けに必要な基本知識
まずはSSDとHDDの使い分けに必要な基本知識について、以下2つを解説します。
- SSDとは
- HDDとは
それでは、1つずつ解説します。
SSDとは
SSDとは、Solid State Driveの略称で、半導体素子メモリを使用してデータを書き込むためのドライブ(記憶媒体)のことです。SSDは、内蔵のフラッシュメモリに対してデータを読み書きする、という特徴があります。SSDの部品には物理的に駆動する物がなく、従来のドライブに比べて、小型化・静音化を実現しています。
また、データを読み書きする際の処理が高速であることも特徴の一つです。SSDの使い方や用途としてはHDDとほぼ同一で、PCやサーバーの内蔵ディスクとして使われたり、外付けドライブとしてデータのバックアップに使用されたりします。耐用年数は一般的に5年以上と言われており、HDDに比べて長いです。
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HDDとは
HDDとは、Hard Disk Driveの略称で、電磁的にデータを書き込むためのドライブです。1956年に登場し、1990年代からのパソコン普及に合わせて需要が増え、容量を拡張されながら長年使われています。HDDの中には「プラッター」と呼ばれる磁性体が複数の円盤に塗られており、磁気ヘッドを使ってデータを読み書きするという仕組みです。プラッターは高速で回転を続けるため、衝撃に弱いという特徴があります。
HDDはSSDよりも安価のため、購入するハードルが低いことが特徴です。耐用年数は3年程度といわれています。
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メリットからわかるSSDとHDDの使い分け
メリットからわかるSSDとHDDの使い分けについて、以下2つを解説します。
- SSDのメリット
- HDDのメリット
それでは、1つずつ解説します。
SSDのメリット
SSDのメリットについて説明します。SSDの一番のメリットとしては、データを読み書きする速度がHDDに比べて非常に高速なことです。そのため、データの取り出しや格納など、データ処理が行われるシステムを中心に利用されています。また、SSDには物理的に駆動する物がないため衝撃に強く発熱の危険性が少ない、という利点もあります。作動音も静かで消費電力も少ないため、光熱費もおさえられます。また、HDDよりサイズが小さく軽量であるため、さまざまな形状があります。近年のPCの小型化・軽量化に対応していることにも人気が高まっています。
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HDDのメリット
HDDのメリットについて説明します。HDDの一番のメリットは、安価かつ大容量のデータ格納に対応している、ということです。最大で16TBの容量を提供するHDDもあります。PCやサーバーを購入する際、減価償却よりハードウェアの耐用年数が4年といわれており、定期的な更改が必要になることから、SSDよりも安価なHDDを選択するという方も多くいます。また、HDDのデータ処理時には磁気ディスクが高速回転するという特徴があります。HDDの動作音に慣れ親しんでいるシステム担当者は、音を聞いて使用度合いやおおよその寿命を把握でき、買い替えのタイミングを判断することができるでしょう。
デメリットからみるSSDとHDDの使い分け
SSDとHDDのデメリットについて、以下2つを解説します。
- SSDのデメリット
- HDDのデメリット
それでは、1つずつ解説します。
SSDのデメリット
SSDのデメリットについて説明します。SSDのデメリットは、高価格なことです。小型で軽量化を実現できていますが、どうしてもコストが高くなってしまいがちです。HDDに比べて格納可能な容量が少なく、容量単価も高いと言われています。
また、PCやサーバーがSSDを認識しなくなるなどの突発的な故障が発生することがあります。多くの場合、故障の際には前兆症状がみられるものの、ディスクが故障するとデータの復旧が困難になってしまいます。そのような事態に備えて、サーバーシステムをSSDで構築する際は、RAID構成(複数のSSDを利用して一つのドライブとして動かすこと)とするのが基本です。万が一に備えて、一つのSSDが壊れた際にも、問題なくデータ復旧ができること、データへのアクセスが可能となるための設計が重要です。
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HDDのデメリット
HDDのデメリットについて説明します。HDDのデメリットは、衝撃に弱いことです。磁気ディスクが高速回転しているため、外部から強い衝撃を受けてしまうと保存されたデータが破損したり、消失したりする恐れがあります。また、データを読み書きする際には物理的に磁気ヘッドが移動するため、SSDに比べて処理スピードが遅いこともデメリットの一つです。また、HDDは物理的に駆動する部品があるため、消費電力が比較的大きく、光熱費が高くなりがちです。
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SSDとHDDの使い分け
SSDとHDDの使い分けについて、以下2つを解説します。
- SSDの適したシーン
- HDDの適したシーン
それでは、1つずつ解説します。
SSDの適したシーン
SSDの適したシーンについて説明します。データを読み書きする速度をアップしたい、処理スピードに悩まされずPCやサーバーを利用したいという際には、内蔵ディスクとしてSSDを選択することがよいでしょう。高速読み書きができるため、データの読み書きスピードに悩まされることも少ないはずです。また、外付けディスクにデータを短時間で退避させたい際にもSSDを使うことをおすすめします。さらに、導入する場所が静かで動作音をできるだけ小さくしたいと考えているシチュエーションにも、HDDよりSSDが適しているといえます。
HDDの適したシーン
HDDの適したシーンについて説明します。コストを抑えて大容量データを格納したいという場合には、HDDが適しています。従来オフィスのキャビネットで保管していた大量の紙文書を、少ないコストで電子化して保管したい場合、HDDに保存するのが良いでしょう。文書だけでなく、写真や動画、マニュアルなどを長期間保存することにも適しています。また、更新頻度の少ないデータをバックアップするための外付けディスクとしても適しているといえます。
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まとめ
本記事では、SSDとHDDの使い分けについて解説しました。SSDは小型で軽量であり、高速処理に優れています。そのため、データの読み書きを速くしたいというシーンに最適です。一方、HDDは安価で大容量データ格納に適しています。取り出し頻度が少ない書類や画像や動画・マニュアルなどの保管に最適だと言えるでしょう。記事内で紹介したメリット・デメリットなどをよく踏まえ、自社の活用シーンにSSDとHDDどちらが望ましいか検討してみてください。