SharePointがオンラインストレージサービスでもあるという点から、ファイルのバックアップとしての活用ができないのか、と考える方もいるのではないでしょうか。SharePointをバックアップとして活用する場合に知っておきたいことや注意したいことがあります。本記事では、SharePointをバックアップとして活用する時に持っておきたい基礎知識、実際のバックアップ方法、バックアップとして活用する際の注意点を解説します。
目次
SharePointをバックアップとして活用するための基礎知識
まずはSharePointをバックアップとして活用する前に知っておきたい基礎知識を解説します。
- Microsoft365のサービスの1つ
- 容量は1TB
- 削除後の保存期間は最長で93日
それでは、1つずつ解説します。
Microsoft365のサービスの1つ
SharePointはMicrosoft365のサービスの1つです。チームやプロジェクト内での情報共有や、社内ポータルとしての運用も可能なサイト作成、承認などのフローの自動化などを活用することで社内の業務効率化が期待できるサービスです。Microsoft 365 Business Standardを契約済みであればすぐにSharePointを利用することができます。
容量は1TB
SharePointはオンラインストレージサービスでもあります。ファイルやフォルダを格納しチームやプロジェクトのメンバーで共有することが可能で、容量は以下の計算式から算出します。
容量=1TB+10G/1人 × 追加購入分
なお、追加購入が可能なのは1サイトあたり25TBまでとなります。また、それぞれのアカウントごとのストレージは基本的には上限1TBですが、管理センターで設定を変更して5TBまで上げることが可能です。
削除後の保存期間は最長で93日
SharePointでは、ファイル削除後の保存期間が93日となっています。まずはサイトのゴミ箱に入りますが、さらにゴミ箱からの削除やゴミ箱を空にするとファイルはサイトコレクションのゴミ箱に移り、サイトコレクション前に入っていた期間と合わせて最長で93日まで保存されます。
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SharePointでのファイルのバックアップ方法
ここでは、SharePointにファイルをバックアップする手順を紹介します。
1.SharePointで「チームサイト」を作成します
関連記事:SharePointでのサイトの作り方を徹底解説!チームサイト・コミュニケーションサイト・サブサイトに分けて紹介
2.1で作成したチームサイトのドキュメントを開く
3.デスクトップに保存したファイルを「ファイルをここにドラッグします」に移動します。
4.ファイルが移動し、PC端末に保存されたファイルがとSharePointへのバックアップ完了です。
一連の流れは、以下の記事からも確認できます。
関連記事:SharePointで簡単にファイル共有をするための基礎知識と手順を紹介
SharePointをバックアップとして活用する際の注意点
SharePointをバックアップとして活用する場合、Microsoft社の基本的なサポートを受けることが可能です。しかし、Microsoft社が行うのは最低限のバックアップのみであり、この方法が会社のバックアップの方針に沿っているか、十分であるのかを検討する必要があります。万が一、障害が起こった場合、データ復旧後の完全性にMicrosoft社は責任を負ってはいないことを前提にすると良いでしょう。バックアップの管理をSharePointに依存するのはリスクが高いため、その管理も検討事項の1つと言えます。
オンラインストレージは世の中に多数のサービスがあるので、SharePointに限らず自社にあったものを選ぶことも可能です。
関連記事:【2024年版】オンラインストレージおすすめ13選を徹底比較(無料あり)各サービスの特徴を紹介
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関連記事:SharePointの概要・機能・独自性・料金などを徹底解説
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まとめ
本記事では、SharePointをバックアップとして活用するための基礎知識・バックアップ方法・注意点を解説しました。SharePointは、Microsoft365を契約していれば利用することができるため、気軽に使うことができます。ただ、フォルダやファイルのバックアップを任せっきりにしてしまうことにはリスクがあるため、自社に適しているバックアップ方法かどうか検討した上で判断することをおすすめします。
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