社内報での自己紹介は、新入社員にとっては社会人になって初めての自己アピールの場となり、中途社員にとっても新天地での新たな決意を伝える場になります。会社に対して、自分の存在をアピールし、人となりを知ってもらう大事な機会と言えるでしょう。新型コロナウイルス感染症拡大によりテレワークが浸透したことから、新しく入社した社員と直接会う機会や交流が減り、業務だけの関わりとなることも多く、このような場合に相手を知る機会があることは重要であると言えます。
本記事では、社内報で新入社員や中途社員の自己紹介を取り入れる時の理由や構成、ポイントを解説します。
自己紹介も簡単入力!Web上で簡単に社内報を作れるツール「NotePM」
目次
社内報で社員の自己紹介を取り入れる理由
社内報で社員の自己紹介を取り入れる理由は以下の3つです。
- 新入社員の周知を効率よく行うことができる
- 社員の人となりがわかることでコミュニケーションが広がる
- 会社に対して社員自身がアピールする機会になる
それでは、一つずつ解説します。
新入社員の周知を効率よく行うことができる
社内報で社員の自己紹介を取り入れる理由の1つ目が、新入社員の周知を効率よく行うことができることです。新入社員の紹介は新入社員にとって既存社員へ向けて初めて自己紹介をする場になります。自分がどういう人間なのか、どういう仕事をしていきたいかなど既存社員へ広く周知したり、コミュニケーションをとるきっかけとなったりする重要な機会です。既存社員もどの様な人と一緒に働くことになるのかを知る最初の機会となります。社内報であればデータとして保存できるので、数年後に振り返って確認することもできます。
社員の人となりがわかることでコミュニケーションが広がる
社内報で社員の自己紹介を取り入れる理由の2つ目が、社員の人となりがわかることでコミュニケーションが広がることです。社員同士が同じ会社内にいたとしても、業務上で接点がないとなかなかコミュニケーションをとりプライベートの話をすることはありません。しかし、社内報に社員紹介を載せることで自分と共通の趣味を見つけたり、好きな食べ物を見つけたりするきっかけになるので話しかけるハードルが一気に下がり打ち解けやすくなります。普段なかなか関わらない人であったとしても、小さなきっかけがあるだけで急激に交流を深めることができるようになるので社内報で社員紹介をすることで、社内コミュニケーションを促すきっかけ作りが可能です。
会社に対して社員自身がアピールする機会になる
社内報で社員の自己紹介を取り入れる理由の2つ目が、会社に対して社員自身がアピールする機会になることです。社員が会社へ自分自身をアピールする機会はなかなかありません。自分がどういったことが好きなのかだったり、どういうことに挑戦していきたいのかなど会社へアピールすることにより自分自身の人となりを伝える絶好の機会になります。既存の社員の立場からしても、新しく入った社員がどのような人なのかが一目で読み取ることができるためお互いにとってメリットが大きいと言えます。
関連記事:社内報で社員紹介すべき?メリットから実施のポイントや紹介文のテンプレートまで公開
自己紹介も簡単入力!Web上で簡単に社内報を作れるツール「NotePM」
社内報で自己紹介を取り入れるときの4つの基本構成
社内報で自己紹介を取り入れるときの4つの基本構成は以下の通りです。
- 基本情報
- 顔写真
- 個性が感じられる内容
- 目標や抱負
それでは一つずつ解説します。
基本情報
基本構成の1つ目は基本情報です。具体的には自分の名前や年齢、出身大学や学部、学生時代に取り組んだこと、配属先や職種などです。自己紹介をする上でごく当たり前の項目ですが、社員へ自分自身のことを知ってもらうためにはまず最低限必要な情報を伝える必要があります。これらを伝えることでコミュニケーションの第一歩となる情報を既存社員へ伝えることができます。これらに加え、個性のある情報を取り入れると印象付けられるので覚えられやすくなるでしょう。
顔写真
基本構成の2つ目は顔写真です。文章だけではなかなか本人を特定させることができません。顔と名前などの基本情報が一致して初めてコミュニケーションをとることができます。その人をイメージする上で最も効果的なものになりますし、文章だけではイメージしにくい部分であっても顔写真を入れることでよりイメージしやすくなります。顔写真がはいることで視覚的に覚えてもらえる確率も上がります。証明写真のような写真ではなく、個性がでるような写真にするとより自分をイメージしてもらいやすくなるでしょう。
個性が感じられる内容
基本構成の3つ目は、個性が感じられる内容を取り入れることです。具体的には、趣味やマイブーム、性格などが挙げられます。自己紹介をする際にはどうしても定型文のようになりがちですが、印象に残らなかったり、つまらない人というイメージを与えてしまいかねません。特に趣味はコミュニケーションの中でよく聞かれる項目であり、人と共通する趣味を伝えてか会話を盛り上げることもできますす。また、マイブームを伝えることで人柄が出ます。より個性をだして自分だけのオリジナルな内容を考えましょう。
目標や抱負
基本構成の4つ目は目標や抱負です。これから会社でどうなりたいか、何を目標にしたいかなど仕事に対するアピールができる機会になります。目標は具体的に記載すると良いでしょう。具体性を持たせることで、その人をよりイメージしやすくなりますし、仕事に対する思いを知ることは一緒に仕事をする仲間からも興味深い項目の一つです。社員以外にも会社へのアピールにもなるため、自分の評価を上げるためにも具体性のある目標で個性をだして記載しましょう。
関連記事:社内報でアワードを取り上げて社員のモチベーションをアップさせよう
社内報での具体的な自己紹介の項目
社内報での具体的な項目は新入社員か中途採用社員かで変わってきます。ここでは、以下の2つにわけて解説します。
- 新入社員の自己紹介
- 中途採用社員の自己紹介
それでは一つずつ解説します。
新入社員の自己紹介
まずは、新入社員の社内報での具体的な自己紹介の項目です。新入社員の自己紹介では先記述した本記事にて紹介した4つの基本構成(基本情報、顔写真、個性が感じられる内容、豊富)と合わせて入社理由を述べるようにしましょう。
以下に例文を示します。
「今年から営業部にて勤務することになりました、東京都出身の〇〇〇〇と申します。〇〇大学出身で大学時代は部活動に励みました。全国大会にも出場し大学で過去最高の成績を収めることができました。現在も仲間と一緒にチームを作って活動しています。入社理由はお客様へ最適な提案を行いお客様にお役立ちしたいからです。少しでも早く戦力となれるよう先輩方を見習い、丁寧かつ迅速な仕事ができるよう頑張りますので、どうぞよろしくお願いします。」
基本情報の中に個性のある過去の実績を入れることで社員から触れやすいキーワードとなるでしょう。
中途採用社員の自己紹介
次に、中途採用社員の社内報での具体的な自己紹介の項目です。中途採用社員の自己紹介は、新入社員の自己紹介にプラスで前職での経験を入れると良いでしょう。前職に何を行っていたかは既存社員全員が知りたい情報ですし、現職でも活かせるかも知りたいと思うでしょう。
以下、例文を示します。
「この度入社しました大阪府出身の〇〇〇〇と申します。営業部に配属することになりました。趣味は、登山で週末は近場の山に登ったり、連休があれば北アルプスなどの登山に出掛けたりしています。冬山でのスキーも得意としています。入社理由はお客様へ最適な提案を行いお客様にお役立ちしたいからです。前職では、金融商品の法人営業を担当し多くの企業様との接点を持つ機会に恵まれました。これまでの経験を活かして一日でも早く仕事を覚えられるように頑張ります。どうぞよろしくお願いいたします。」
趣味を深く記載し同じ趣味の人から興味を持ってもらえる内容となるでしょう。
関連記事:社内報で社員紹介すべき?メリットから実施のポイントや紹介文のテンプレートまで公開
自己紹介も簡単入力!Web上で簡単に社内報を作れるツール「NotePM」
社内報で自己紹介を書くときのポイント
社内報で自己紹介を書くときにポイントは以下の2つです。
- 謙虚な文章をこころがける
- 業種に合う内容にする
それでは一つずつ解説します。
謙虚な文章を心掛ける
社内報で自己紹介を書くときにポイントの1つ目は、謙虚な文章を心掛けることです。社内報で自己紹介をする目的は自分のイメージを持ってもらうことであり、できる限り良い印象を与えることが必要です。謙虚な姿勢を見せることで相手への印象をよくすることができます。豊富を述べる時にも謙虚さは必要であり、高すぎない目標設定というのもポイントです。例えば「営業トップになります」と書くと周りからは生意気な印象を与えてしまいイメージが悪くなりかねません。
社内報の担当者は、書かれた内容をそのまま掲載するのではなく必ずチェックをして必要に応じたフィードバックを行うことが大切です。伝え方を変えるだけで印象がわかるので伝え方には十分注意が必要です。話しかけやすい人と思われることでコミュニケーションも取りやすくなります。第一印象を良くすることを意識して自己紹介を行いましょう。
業種に合う内容にする
社内報で自己紹介を書くときにポイントの2つ目は業種に合う内容にすることです。企業の特色にあった自己紹介の内容を企画するとよいでしょう。例えば、アパレル業界であれば自分の好きなファッションを記載する、ベンチャー企業の場合は仕事を通して今後どういったことに挑戦をしていきたいかを書かせると企業の方向性と新入社員との方向性がマッチングします。他にもクリエイティブ系の業界であれば、今まで開発したことのあるものや携わってきたことを記載すると任される仕事の幅や内容が今後変わってくる可能性も十分あります。
社内報でエンゲージメント向上できるサービス「NotePM」
NotePMのPDF資料をダウンロード ⇒ こちらから
まとめ
本記事では、社内報で新入社員や中途社員の自己紹介を取り入れる時の理由や構成、ポイントを解説しました。自己紹介の書き方で受ける印象は大きく変わるため自己流で書いてもらうようにするのではなく、企業の特色に合うような自己紹介を書いてもらえるような企画を意識しましょう。担当者は社員の状況などを見て新卒や中途入社の社員には過去にどのような自己紹介が社内で評判が高かったのアドバイスを行いましょう。
特に新入社員は自己紹介の仕方がわからず、ルールを逸脱した文章を書いてしまうことがあります。社内報の意味をしっかりと理解してもらい、目的に合った自己紹介を書いてもらいましょう。社内担当者は書き方のポイントを押さえ、社員へのアドバイスを行いましょう。テレワークでコミュニケーションがおろそかになっている昨今で社員間のコミュニケーションを作る重要な社内報を企画していきましょう。