こんにちは。マニュアル作成・ナレッジ共有ツール「NotePM」ブログ編集局です。
社内報を成功させるには、成功事例を取り入れていくことが近道です。成功事例に共通した特徴をピックアップすることで、自社のやり方に合わせた形で適用することが可能になります。本記事では、社内報の成功事例の紹介、それぞれに共通する特徴、社内報にどのような内容を記載したら良いか、社内報を制作する上でおすすめのツールについても触れていきます。
目次
社内報の3つの成功事例をご紹介
まずは、社内報の成功事例を3つ紹介します。
- コミュニケーションツールそのものが社内報に 株式会社フィードフォース
- 社外の視点を社内報に グリー株式会社
- 社内報電子化で現場対応がスピーディーに 大東電業株式会社
それぞれ、一つずつ解説します。
コミュニケーションツールそのものが社内報に|株式会社フィードフォース
社内報の成功事例の1つ目は、コミュニケーションツールが、まるで社内報のようになっている事例です。
株式会社フィードフォースでは、Slackというチャットツールを日々活用しており、200を超える数のチャンネルをテーマ毎に開設しています。社員が好きな時に好きなチャンネルに投稿することが可能です。チャットでは業務知識やツールの使い方など聞きたいことを投稿すると、その知識に詳しい方から回答が即座に返ってきます。
非業務のコミュニケーションも盛んです。犬や猫好きのチャンネルがあり、日々活発な会話が繰り広げられています。ゲームなどの趣味系チャットもあり、共通の趣味を持つ社員同士を繋げています。また社員ならでは知るおすすめのランチスポット紹介をするチャットもあり、毎日情報か盛りだくさんで社員も飽きずに楽しめます。
もちろん仕事を進める上でもSlackのチャット上でコミュニケーションをとることで、意思決定や判断のスピードが格段に上がっています。株式会社フィードフォースでは、業務・業務外の情報をチャットで発信し、チャットで得た情報を実際の業務においてもしっかりと活用できています。まるでリアルタイムで発信されている社内報のように、社員誰もがSlackを使いこなしています。
参考:https://media.feedforce.jp/n/n47fb9556134b
社外の視点を社内報に|グリー株式会社
社内報の成功事例の2つ目は、社外の視点を社内報に取り入れている事例です。
グリー株式会社では、定期的に社外の方にグリーの印象を語ってもらうという企画を行っています。例えば、グリーの田中社長の恩師である楽天の三木谷社長、社外取締役、共同事業者など、様々な立場の方からの意見を取り上げています。普段社内にいると意識しない視点を社外からのメッセージで気づくことができ、社員自身も刺激を受けてやる気もUPに繋がっています。社員からもとても評判が良いそうです。
またグリーでは社員の自宅と実家の両方に、紙の社内報を必ず配布しています。なぜなら社員が同居している家族だけではなく、社員の両親にも社員がどんな会社で働いているのか、何をしているのかをしっかりと伝えることが大事だと考えているからです。この取り組みによって、離れて暮らす社員の両親から「子供が働く会社のことがわかって嬉しい」という反応を得ています。社内報を制作する上で、家族など会社に詳しくない人が読んでもわかりやすい内容であることを心がけています。
参考:https://and-l.jp/magazine/syanaihou/
社内報電子化で現場対応がスピーディーに|大東電業株式会社
社内報の成功事例の3つ目は、社内報を電子化することで現場対応がスピーディーになった事例です。
大東電業株式会社では社内報を含め、人事通達・会社連絡を一括で電子化することに成功しています。約9割の社員が工事関係で現場に出ているため、従来の紙の社内報では発行日から見るタイミングが遅くなってしまう、会社のことをいち早く知ることができない、という課題を抱えていました。そのため社内報に関連する以下の文章を電子化してNotePM(ノートピーエム)で発信することで、社員に情報をスピーディーに伝えることが可能になりました。
- 新入社員向けマニュアル
- 全社向け連絡事項
- 人事通知
- 社内表彰
- 社内イベントの案内
- ミーティング議事録
- 報告書
多くの社員のメイン業務は現場対応のため、最初は電子化された資料に戸惑うことはあったもののすぐに慣れ、今ではほとんどの社員が問題なく使えるようになっています。NotePMはスマホやタブレットなどでも見ることができ、閲覧する端末を限定しないことにもメリットを感じているようです。また投稿したら、内容がメールでも同時に送信される機能は、他の社員からも便利だと好評とのことです。
大東電業株式会社は、NotePMで社内報を電子化し、初心者でも問題なく使いこなせるようになっています。
参考:https://notepm.jp/blog/3881
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社内報の成功事例に共通する4つの特徴
社内報の成功事例に共通する4つの特徴を紹介します。
- 社員の満足度が高い
- 読者の社員が自ら企画を上げる
- 拠点や組織を跨いだコミュニケーション
- 社内報が社員の業務改善に発展
それぞれ、一つずつ解説します。
社員の満足度が高い
社内報の成功事例に共通する特徴の1つ目は、社員の満足度が高いことです。社内報が毎号社員にとって満足するものであれば、継続して読みたいと思ってもらえますし、社内のコミュニケーションも活性化にも繋がります。具体的には読んだ社員が以下の様に感じることで、満足度が高くなると言えるでしょう。
- 社内報の毎号を読むのが楽しみである
- 自分の家族も一緒になって楽しんでくれると、この会社に入ってよかったと改めて思う
- 社員の意見が社内報に取り上げられて嬉しい
社員報を成功させるためには、社員の満足度を高くすることを意識して記事を作成することが重要です。
読者の社員が自ら企画を上げる
社内報の成功事例に共通する特徴の2つ目は、読者である社員が自ら企画を取り上げられることです。企画が通ることで社員自身が認められる、自信が持てる、毎月の社内報が楽しみ、と感じられます。また自ら作成に携わりたいと、社内報を盛り上げるメンバーとしても加わることもできます。アンケートで企画を募集する、回答してくれた社員に積極的にインタビューするなど、最初からの編集メンバーだけで社内報を制作するのではなく、読者となる社員がどんどん企画を上げることができる、参加型の仕組みが必要です。
拠点や組織を跨いだコミュニケーション
社内報の成功事例に共通する特徴の3つ目は、拠点や組織を跨いだコミュニケーションが盛んに行われていることです。社内報で社員を取り上げることで、普段業務で関わることのない拠点や組織を繋げることが可能となります。社内報に掲載された社員に直接質問したいと、メールや電話でコンタクトをとることができるからです。社内報をきっかけに、初めて知る社員もでき、拠点や組織を繋ぐきっかけになります。また、Web社内報によって、業務非業務問わず日々やりとりできれば、コミュニケーションが盛んになります。社内報が成功している企業は、拠点や組織を跨いだコミュニケーションを当たり前のように行っています。
社内報が社員の業務改善に発展
社内報の成功事例に共通する特徴の4つ目は、社内報が社員の業務改善に発展していることです。社内報で募集した企画、取り上げたアイディアが実際の業務改善に役立ちます。例えば、社内報でエクセルの活用方法や、社員であれば必ず知っておきたいであろう知識(例えば社内報アプリの使い方をレクチャー等)を紹介したとします。記事を読んだ社員はエクセルを使いこなせば資料作成のスピードがアップする、アプリの活用方法を知らなかった現場の営業が活用すれば顧客対応のスピードがアップするなどの効果が表れます。
社員の業務改善に社内報の内容が役立てば、社員からも重宝されます。
成功事例から学ぶ社内報に記載すべき5つの項目
成功事例から学ぶ社内報に記載すべき5つの項目を紹介します。
- 社内の注目人物紹介
- 社内で人気が高いイベント紹介
- 社員の本音トーク
- 経営陣と現場の社員の会話
- 家族紹介
それぞれ、一つずつ解説します。
社内の注目人物紹介
成功事例から学ぶ社内報に記載すべき1つ目の項目は、社内の注目人物紹介です。その分野に長けている社員、例えば以下の様な方を紹介していきます。
- ファッションリーダー
- スポーツリーダー(筋トレリーダー)
- 読書リーダー
- 映画リーダー等
社員をピックアップすることで、読み手がその人に興味を持ち更に知りたいと思う、直接連絡を取りたいと思うなど、普段接点のない社員同士を繋げることが可能となり、社内のコミュニケーションが活性化します。
社内で人気が高いイベント紹介
成功事例から学ぶ社内報に記載すべき2つ目の項目は、社内で人気の高いイベント紹介です。例えば期間限定の社食、日用品販売会、オーダースーツ販売会人気の社食(すぐ売り切れるランチ、作り手の想いなど)の特集があります。イベントを紹介することで、どの時期にどんなイベントがあるかを社員に確実に伝えることができます。また社員の家族にも興味を持ってもらえれば「今度あのイベントに参加してほしい」などの要望が出てくるかもしれません。家族内でのコミュニケーションも活性化します。社内で人気が高いイベント紹介を社内報で行えば、社員も楽しみな気持ちになりますし、家族からも会社に興味を持ってもらいやすくなります。
社員の本音トーク
成功事例から学ぶ社内報に記載すべき3つ目の項目は、社員の本音トークです。「仕事で実はここが困っている」等、ぶっちゃけトークを社内報の中で行っていきます。例えば、社内検証機が足りない、コミュニケーションツールの使い方がわからない、マニュアルで検索に困っている、などの声があります。普段大きな声で言えない内容だからこそ多くの共感を得られますし、改善のスピードも早くなる可能性が高いです。本音トークは多くの社員に共感を持ってもらえやすいため、社員にとって興味が湧くものになります。
経営陣と現場の社員の会話
成功事例から学ぶ社内報に記載すべき4つ目の項目は、 経営陣と現場の社員の会話です。経営層と現場の社員は、業務上直接話す機会がほとんどありません。だからこそ社内報をキッカケに繋がりをつくるべきです。社内報が経営陣に直接声を届けられる貴重な場となり、現場社員からの注目が高くなります。次は自分のこんな声を届けたいと、企画立案をする積極的な社員が増えるかもしれません。社内報が成功している企業は、経営層と現場社員の対談を必ずと言っていいほど取り入れています。
家族紹介
成功事例から学ぶ社内報に記載すべき5つ目の項目は、家族紹介です。家族紹介をすれば、家族にとっても毎号の社内報が楽しみなものになります。例えば家族の写真や子供が描いたイラストやメッセージを紹介すれば、子供達も毎号自分が応募した内容が取り上げられているかどうか、楽しみに待つことができます。社内報だと市販の雑誌・冊子に比べて人数も少なく、取り上げられやすいこともメリットです。家族が社内報を毎月読むようになると社員だけでなく、家族からの会社への理解を得ることができます。家族紹介をすることで、社員だけでなく家族全員に社内報を楽しんでもらえることが可能になります。
社内報作成におすすめのツール
NotePM
NotePM(ノートピーエム) は、ナレッジ共有に特化した「社内版ウィキペディア」です。検索に強く、情報を整理しやすいのが特徴です。Web社内報ツールとしても、多くの企業に利用されています。
NotePMの特徴
- マニュアル作成、バージョン管理、ファイル共有機能
- 強力な検索機能。PDFやExcelの中身も全文検索
- 社内FAQ / 質問箱、社内ポータルとしても活用できる
- 銀行、大学も導入している高度なセキュリティ。安全に情報共有できる
URL: https://notepm.jp/
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まとめ
社内報の成功事例、共通した特徴、記載すべき内容を本記事で詳しく紹介していきました。社内報が成功している企業の多くは、業務・非業務限らず社員間のコミュニケーションが盛んに行われていますNotePMを使ってWebの社内報を制作すればコミュニケーションが活性化するだけではく、スピーディーな情報展開も可能になります。