社内報でアワードを取り上げて社員のモチベーションをアップさせよう

2024年03月25日(月) 社内報

こんにちは。マニュアル作成・ナレッジ共有ツール「NotePM」ブログ編集局です。

アワードと呼ばれる表彰制度は、企業の発展のためには欠かせない社員のモチベーションアップや成長を支える制度として取り入れている企業も多くあります。また、その様子を社内報を通して全社員に伝えることで、社員の努力を讃えてアピールすると同時に、企業の理念や方針の浸透をはかることが可能です。

本記事ではアワードとは何かという基本的な情報から、アワードで取り扱かわれやすい賞の内容、アワードを社内報で取り上げることのメリット・デメリットに加え、すでに導入して活用している企業の事例を紹介します。

 

このような方におすすめです

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社内報で取り上げるアワードとは

まずは、社内報で取り上げるアワードの基本的な情報を以下の3つのポイントから解説します。

  • アワードとは表彰制度のこと
  • アワードを取り入れている企業の割合
  • アワードの対象となる内容

それでは一つずつ解説します。

アワードとは表彰制度のこと

アワードとは社内の表彰制度のことで、社員や組織の優れた成果を讃えモチベーション向上につなげる役割をになっており、全社員に公平かつ正当に評価を行うことを目的として導入されているものです。社員のやる気やモチベーションは会社の業績に直接影響を与えると言われており、アワードを開催することで社員が目標を持って業務に取り組むことができます。社員にとっては自らの努力が企業に認められる重要なきっかけになり、また企業にとってはロールモデルを生み出す機会と言えます。アワードは導入するだけで成果が表れるわけではなく、導入の目的を明確にした上で運用することが重要です。社内にある様々な制度の中でも「社員のため」という色が濃い制度と言えます。

アワードを取り入れている企業の割合

政府が出している統計からアワードを取り入れている企業の割合を知ることができます。「平成21年度 民間企業の研究活動に関する調査」によると、アワードを取り入れている企業は、回答した企業1,277社のうち、アワードを導入している企業は743社で全体の58.2%という結果になっています。調査時期が2009年であるため、現時点を反映した結果ではありませんが、従業員満足度やエンゲージメントが重要視される時代であることから、2009年の調査を上回る企業がアワードを導入している可能性が高いと考えられます。

アワードの対象となる賞の内容は

アワードの対象となる賞の内容には以下の3つがあります。

  • 新人賞
  • 年間MVP賞
  • 勤続表彰

それでは一つずつ見ていきましょう。

新人賞

アワードの対象となる賞の内容の1つ目は、新人賞です。新人賞はその年に入社した社員の中で最も優秀な成績を納めた新入社員を讃える賞です。同期の社員が対象となる賞であることから、経験値においては公平性が高く、2年目以降のモチベーション維持や向上にも影響を与える賞と言えます。新人賞を取り入れる企業の狙いとしては、新人社員のモチベーションのコントロールの他、企業の未来の担い手としての期待を込めるということにもつなげています。

年間MVP賞

アワードの対象となる賞の内容の2つ目は、年間MVP賞です。MVPとは「most valuable player」の略で1年間を通して最も活躍した従業員に贈られる賞と位置付けられています。一言で「活躍」と言ってもその尺度が難しいと思われがちですが、定量的な結果を反映することが多く、KPIをポイント化したもので計ったり、業績や成果が数値化されやすい営業の仕事で導入しやすい賞と考えられます。新人賞と同様に、今後も期待できる人材を表彰する制度とも言えるでしょう。

勤続表彰

アワードの対象となる賞の内容の3つ目は、勤続表彰です。企業に対し長年勤続し貢献する社員を労う賞です。長く企業に勤めるということはそれだけでも企業への貢献として素晴らしいという前提の賞で、表彰対象となる勤続年数は5年、10年、15年など区切りは企業によって様々です。勤続することで誰にもで表彰のチャンスが巡ってくるのが特徴言えます。副賞として金一封や旅行券などを贈呈する企業もあります。

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社内報でアワードを取り入れるメリット

社内報でアワードを取り入れるメリットは以下の3つです。

  • 社内全体でバックアップしている企画であるアピール
  • 社員のモチベーションにつながる
  • 社員が自身の活躍をアピールする場になる

それでは一つずつ見ていきましょう。

社内全体でバックアップしている企画であるアピール

社内報でアワードを取り入れるメリットの1つ目は、社内全体でバックアップしている企画であるアピールができることです。社内報は全社員の目に止まるため、社内報でアワードを取り上げることにより社員には企業が力を入れて取り組んでいる企画であるということが伝わります。また、アワードには企業の理念や方針を取り込んで企画することが多いことから、社内報に掲載されることで同時に理念や方針の浸透に効果的とも言えます。

社員のモチベーションにつながる

社内報でアワードを取り入れるメリットの2つ目は、社員のモチベーションにつながることです。アワードは社員にもわかりやすくその努力が認められる制度であることから、挑戦すること、また受賞することは今後のモチベーションにつながります。アワードでの表彰基準において、企業の理念や方針に基づく正当な基準を設定することで、「ここまでやれば評価される可能性がある」「自分が評価されるチャンスが社内にある」と思えるようになり、業務に対するモチベーション維持・向上のきっかけになると言えます。

社員が自身の活躍をアピールする場になる

社内報でアワードを取り入れるメリットの3つ目は、社員が自身の活躍をアピールする場になることです。社員の受賞が社内報に取り上げられることで、企業において存在感を示すきっかけになり顔と実績を同時に知ってもらえる機会にもなります。注目を集めることは社員の喜びにもなり賞の常連を目指すモチベーションにもつながると言えます。

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社内報でアワードを取り入れるデメリット

社内報でアワードを取り入れるデメリットは、以下の3つです。

  • 準備に膨大な手間と時間がかかる
  • 社員のモチベーション低下の可能性がある
  • 競争意識が高い組織は雰囲気が悪くなる可能性がある

それでは一つずつ見ていきます。

準備に膨大な手間と時間がかかる

社内報でアワードを取り入れるデメリットの1つ目は、準備に膨大な手間と時間がかかることです。アワードを開催するにあたっては準備が重要になります。全体企画の立案から承認、各賞の詳細を決め、企画の説明会、企画の実施、受賞者の決定から授賞式の開催まで数多くのステータスがあり、一つ一つのステータスにかかる時間と労力は相当なものと言えます。社内報でアワードを取り入れるにあたり、片手間で運営するのは難しくもあり組織としてアワード事務局を置くなど担当者を決めて集中させることをおすすめします。

社員のモチベーション低下の可能性がある

社内報でアワードを取り入れるデメリットの2つ目は、社員のモチベーション低下の可能性があることです。受賞のために頑張っていても、なかなか受賞に至らないこともあるでしょう。そのような時に「どれだけ頑張っても自分には無理」というような気持ちを社員が持ってしまうと、モチベーション低下につながる可能性があります。また、表彰の目的や基準が曖昧であると妥当ではない人が表彰されるケースも出てきて企業への不信感につながる恐れもあります。

競争意識が高い組織は雰囲気が悪くなる可能性がある

社内報でアワードを取り入れるデメリットの3つ目は、競争意識が高い組織は雰囲気が悪くなる可能性があることです。社内報で目立った活躍を取り上げられることは競争意識が高い社員にとっては目標の一つであり、アワードはそのためのきっかけとして頑張っているにも関わらず、例えば同じ組織内で自分以外の社員が表彰される姿が取り上げられた時、一定時間組織の雰囲気は悪くなる可能性もあります。ただし、組織の雰囲気の悪さが露呈するのは決してアワードが原因なのではなく日々の社員同士のコミュニケーションや組織の状態も影響するため、アワードがきっかけで雰囲気が悪くならないような競争意識の持ち方ができるよう、企業は工夫する必要があります。

社内報でアワードを盛り上げるために知っておきたい他社事例

社内報でアワードを盛り上げるために知っておきたい他社事例を3つ紹介します。

  • 楽天株式会社
  • 株式会社サイバーエージェント
  • 株式会社ローソン

では、一つずつ見ていきましょう。

楽天株式会社

社内報でアワードを盛り上げるために知っておきたい他社事例の1つ目は、楽天株式会社です。楽天株式会社には「楽天新人賞」という賞があり毎月1回組織に貢献した新入社員を賞賛するための賞です。「楽天賞」という通称で社内では親しまれています。受賞者の発表は朝会の他国内外の拠点の全社員の前で表彰されるため、受賞した新入社員はモチベーション向上につながり、企業においては人材育成という観点に対して高い効果を得ています。受賞した社員からは、「これからも一層貢献できるように努めたい」「今まで以上に業務へのモチベーションが上がった」などポジティブな声があがってきていることも確認できます。

参照元:楽天株式会社, 新卒採用ページ

株式会社サイバーエージェント

社内報でアワードを盛り上げるために知っておきたい他社事例の2つ目は、株式会社サイバーエージェントです。エンジニア・クリエイターを対象として表彰する「CA BASE AWARD」では、年に一度の「ベストエンジニア賞」や「ベストクリエイター賞」が全社で行われる表彰式にて選ばれます。「CA BASED AWARD」では、縁の下の力持ちであり企業の屋台骨とも言えるエンジニアやクリエイターを賞賛することが目的であり、実はエンジニアの提案で始まった賞でもあります。企業のオリジナリティが高い賞と言えます。

株式会社ローソン

社内報でアワードを盛り上げるために知っておきたい他社事例の3つ目は、株式会社ローソンです。「LAWSON AWARD」では、社員の自主的な挑戦により、業務や業績の改善をもたらした取り組みを賞賛するための「自律型挑戦大賞」2015年から設けています。2018年度には「ローソン・チャレンジ大賞」に刷新し、自分の業務の枠を越える新たな視点で行うの業務改善を推進することで、ナレッジの共有、従業員のモチベーション向上や業績向上につなげています。

参照元:株式会社ローソン, 人事制度,自律型挑戦大賞


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まとめ

本記事ではアワードとは何かという基本的な情報から、アワードで取り扱かわれやすい賞の内容、アワードを社内報で取り上げることのメリット・デメリットに加え、すでに導入して活用している企業の事例を紹介しました。アワードを企画する時には、まず目的と表彰の基準を明確にすることが重要です。また、基準を設定するときに企業の理念や方針を盛り込むことで、社内報でアワードを紹介する都度浸透が図れるとも言えます。企業の発展のためにアワードは重要な役割を果たすことが伝わったでしょうか。アワードは企画と運営が重要であり、社内報でも根気よくとりあげていくことで企業の文化の一つとして育っていくでしょう。

 

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