こんにちは。マニュアル作成・ナレッジ共有ツール「NotePM」ブログ編集局です。
社内報の担当をしている方には「社内報に取り上げるネタを考えるにはどうしたらいいのだろうか」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。社内報は企業の理念や経営方針など社員に知ってもらいたいことを書き綴るだけでなくその結果、社員に気づきに基づく行動を促す効果が期待できます。社内報の読み手となる社員やその家族に企業風土や社内の雰囲気を知ってもらうためにも、まずは「読んでもらえるようにする」ことが肝心です。読んでもらうためには目的を明確にしたポイントを捉えることで、ターゲットに対してアプローチすることが大切です。
本記事では社内報のネタを考える上で、押さえておきたい5つの内容と考える時のポイントに焦点を当てて解説していきます。
目次
ネタを考える前に社内報の目的を再確認
社内報のネタを考える上でも、社内報を運用する目的をしっかりと意識すべきです。
- 会社の理念や考え方を浸透させる
- 社員間のコミュニケーション
- 社員の意識改革のきっかけ
それでは一つずつ解説します。
会社の理念や考え方を浸透させる
社内報の目的の1つ目は、会社の理念や考え方を浸透させることです。社内報は会社の歴史や経営方針を、いち早く伝えるための手段でもあります。会社経営陣から現在の事業報告や今後の経営方針を提示することで、社員に会社の方向性を示すことが可能です。会社の方向性を示すことで事業に対する考え方を共有でき、部署関係なく会社全体に浸透させる事ができます。社員同士のコミュニケーションにも繋げることができるため、事業に対する理解促進や業務の連携がスムーズに行えます。
社員間のコミュニケーション
社内報の目的の2つ目は、社員間のコミュニケーションになることです。テレワークが導入されたことにより在宅勤務が増え、社員間のコミュニケーションが少なくなっていくことが危惧されています。コミュニケーションが減ることで上司・同僚との関係が曖昧になり、仕事のモチベーション低下や離職のリスクが増えてきます。社員間のコミュニケーションの醸成を取り入れた社内報で全社員と企業の意思疎通を円滑にすることで、企業に対するエンゲージメントが高まります。その結果、日々の業務にしっかりと取り組める体制の構築に繋がります。
社員の意識改革のきっかけ
社内報の目的の3つ目は、社員の意識改革のきっかけになることです。会社が何を考えてどの方向に向かっているのかわからないまま業務を行うことは、目的もないまま業務を漫然とこなすことにつながっていきます。社内報があれば、会社の理念や方針を共有し方向性を示した上で社員全体に情報を共有することが可能です。会社が目指す方向が明確になると社員の視点が変化し始めるでしょう。
さらに頑張っている社員をピックアップして紹介することで、社内全体のモチベーションアップに繋がり、社員の意識改革のきっかけとも言えます。
関連記事:社内報の目的とは?効果・社員に伝わるコツとおすすめのITツールを徹底解説
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読まれる社内報のネタ5選
それでは次に、読まれる社内報にするためのネタを5つ紹介します。
- 季節のイベント
- 社内のイベント
- インタビュー
- 社員の紹介
- 座談会
それでは一つずつ紹介します。
季節のイベント
読まれる社内報のネタの1つ目は、季節のイベントです。日本では季節によって様々なイベントが沢山あります。例えば月毎にイベント情報を担当する部署を決め、社内報に掲載する企画やイベント情報を部署内で考えることで、自然とコミュニケーションも生まれます。今の時期はテレワークで在宅勤務が増えているので、ストレッチやヨガなど簡単に体をほぐせてリラックスできるもの特集は喜ばれるでしょう。
他にも夏であれば暑さ対策やクールビズの特集を掲載するのも効果的で、知っている社員がモデルをやることで注目度も上がります。お盆休みや大型連休などで行きたくなる、各市町村のイベント情報や観光地を紹介するのも良い方法です。会社の近くにあるB級グルメなどの食べ歩き情報や、宿泊ホテルの紹介など盛り込むことで社内報が楽しみになります。
社内のイベント
読まれる社内報のネタの2つ目は、社内のイベントです。会社内で行われた入社式や新人社員歓迎会などのイベントを社内報に載せることで、参加出来なかった社員にも雰囲気を伝えることができ、部署ごとや個人成績優秀者に授与する、社員アワードでも注目を集めることも可能です。
他にも会社が国や地域から表彰されたことや、ISOなどの認定を受けた情報などを載せることで社員のモチベーションが上がるきっかけになります。他部署との交流を目的とした懇親会も、思い出の1ページとして残るでしょう。今後行われるイベントスケジュールを掲載することで、毎月同じ社内報を見直すきっかけにも繋がります。
インタビュー
読まれる社内報のネタの3つ目は、インタビューです。社内報にインタビュー記事を載せることで、社長や役員などに加え各部署関係者の普段は聞けない声を聞くことが出来ます。あらかじめ社員から事前にアンケートや質問を取り、社員の悩みや要望などに答える形式も興味を持ってもらえる内容です。
また企業の業績目標プランや経営理念を分かりやすく解説したり、業績が良い部署や社員に対して称賛の声も忘れず掲載することで、各社員のモチベーションが上がります。他にも新入社員をピックアップしたインタビューも定番で、会社を選んだ理由や仕事内容などコメントを載せることで、新入社員もすでに働いている社員も初心に帰るきっかけになります。仕事に対して自分なりに取り組んでいることなど載せることで、新たな発見にもなるでしょう。
関連記事:社内報のインタビューを成功させる質問内容・準備・コツをまとめてご紹介
社員の紹介
読まれる社内報のネタ5選の4つ目は、社員の紹介です。他部署や同じ部署であっても、普段接点がない人も少なくありません。社内報に社員の紹介をすることにより話のきっかけなど話題作りができ、コミュニケーションの活性化に繋がります。プロフィールの他に仕事に対しての取り組みや実績、プライベートに至るまで繊細に掲載することで社員間の共感が生まれます。
顔写真や所属部署を入れることで、他部署はどんな仕事をしているのかアピールする材料にもなります。また、新入社員や中途採用者の紹介を掲載することで、積極的に採用しているとアピールができます。会社で働いてこんな良いことがあったなど、社員の体験談を載せることで自社の魅力を発信出来ます。採用PRや会社のアピールにも繋がります。
関連記事:社内報で社員紹介すべき?メリットから実施のポイントや紹介文のテンプレートまで公開
座談会
読まれる社内報のネタ5選の最後は、座談会です。複数の社員が集まってひとつのテーマを元に意見を出し合う、という社内報の企画としては定番の内容ですが、どのような結論になるのかが未知なため、チャレンジ企画とも言えます。実施する時は、参加者全員に座談会が開催される数日前に事前にテーマに沿った質問シートを渡します。
参加者の写真付きプロフィールリストを座談会のメンバー全員に渡しておくことで、初対面で座談会を始めても、スムーズな進行が期待できます。
社内報のネタを考えるために必要なポイント
社内報のネタを考えるために必要なポイントは以下の3つです。
- ターゲットを明確にする
- 社員に寄り添った内容を選ぶ
- 社員の学びにつながるネタで展開する
ターゲットを明確にする
社内報のネタを考えるために必要なポイントの1つ目は、ターゲットを明確にすることです。社内報では、毎回同じターゲットに向けて特集を組むのではなく、コンセプトを決めて目的やターゲットを絞ることが重要です。例えば社内に子育て世代が増えた場合、子育てのことについて色々と情報が必要になってきます。そこでどのようなことに困っているのかアンケートを取り、子育てのベテラン社員に意見をもらったり調べたりします。インターネットからの情報だけではなく、社内から生の声を拾い特集記事を作成することでターゲットに向けた有用な情報を発信することができ、全社的にも社内報への関心は高まると言えます。
社員に寄り添った内容を選ぶ
社内報のネタを考えるために必要なポイントの2つ目は、社員に寄り添った内容を選ぶことです。社内報は年末年始や決算時期など社長や役員のインタビュー特集などが組まれます。これらの特集は節目や始まりに掲載するのはとても効果的です。また各部署の日常的な職場環境や出来事など、普段見られない日常業務や社員の素顔をピックアップすることで親近感を覚えます。新入社員や頑張っている社員の紹介記事なども、面識がない社員であれば興味を持つのは普通だといえます。社員間のリレーインタビューと題した特集も社員に寄り添った内容といえます。
社員の学びにつながるネタで展開する
社内報のネタを考えるために必要なポイントの3つ目は、社員の学びにつながるネタで展開することです。会社側の一方的な業務内容だけを伝える社内報であれば、読み手からは何のメリットも感じませんが、福利厚生を通した学びの場の提供や健康に関しての情報など社側が社員の生活を支える為に用意している特典を、詳しく解説するのも有益な情報といえます。テレワークで在宅勤務が増えたことにより、健康に対しての意識が高まっています。簡単にできるお家エクササイズなどの情報は注目を集める内容です。労働基準法の改定や働く上で必要な法律の話なども社員の学びにつながります。
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まとめ
本記事では社内報のネタを考える上で、押さえておきたい5つの内容と考える時のポイントに焦点を当てて解説しました。読まれる社内報にする為には、ターゲットを明確にした有益な情報を掲載する必要があります。知りたかった情報や気になっていたことが情報として掲載されていると、社員の学びにもなり自然と社内報を開いてくれるのです。
他部署の様子やピックアップした社員の特集など、知ることでコミュニケーションにつながること、学びになることなどを掲載するのも良いでしょう。社内報のネタを考える時には、目的を明確にし特集を組むなど読み手に興味を持ってもらえるような工夫をしながら取り組むことをおすすめします。
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