【2024年版】iPaaSのおすすめ8選と徹底比較!類語との違いやメリット・デメリットとともに解説

2024年02月04日(日) 通信・システム

こんにちは。マニュアル作成・ナレッジ共有ツール「NotePM」ブログ編集局です。

今や、多くのITツールがビジネスシーンで活用されています。ただ、ツールが増えすぎて管理・運用に手間を感じている方もいるかもしれません。そこで活用をおすすめしたいのが、iPaaSです。iPaaSを用いることで、外部サービスの連携やデータの同期・高速処理を容易に実現できます。

iPaaSには、SaaSやRPAなど似たような用語があり、違いを明確にして使い分けたいところです。また、すでに多くのベンダーがiPaaSを提供しており、選び方を把握しておかないと、どれを選べばよいか迷ってしまうでしょう。

そこで今回は、iPaaSの意味や比較方法などを解説し、おすすめのiPaaSを8選紹介します。

iPaaSとは?

iPaaS(Integration Platform as a Service)は、複数のシステムで管理されているデータ同士を一元的に連携し、プラットフォームなどの環境を超えたデータ統合を実現するものです。データ連携を容易にすることで、効率的なデータ管理やフロー実行を促進し、その結果企業のビジネスプロセスの効率化に寄与するでしょう。ここでは、iPaaSをより深く理解するための基礎知識として、以下の4つを解説します。

  • SaaS・PaaS・IaaSとの違い
  • RPAとの違い
  • 市場規模
  • iPaaSの種類

それでは、1つずつ解説します。

SaaS・PaaS・IaaSとの違い

基礎知識の1つ目は、SaaS・PaaS・IaaSとの違いです。以下の表にそれぞれまとめました。

用語 概要
SaaS ”Software as a Service”の略で、ソフトウェアをクラウド経由により提供
PaaS ”Platform as a Service”の略で、プラットフォームをクラウド経由により提供
IaaS ”Infrastructure as a Service”の略で、インフラ環境をクラウド経由により提供

関連記事:ビジネスを加速化するSaaSクラウドサービス。その採用で考慮すべきこと

RPAとの違い

基礎知識の2つ目は、RPAとの違いです。

RPAは、PC上のルーティンワークを自動化できるツールです。一方iPaaSは、SaaS統合のプラットフォームであり、両者は機能や用途が異なります。ただ、これらを連携することで、一層の業務効率化を実現できるでしょう。なぜなら、これまでRPAは特定業務の自動化が主でしたが、AIや機械学習の進展、iPaaSの登場で業務フロー全体の自動化にも活用できるようになったためです。これにより、一層の業務効率化やコスト削減が期待されています。

関連記事:RPAとは?基本機能と導入効果を徹底解説

市場規模

基礎知識の3つ目は、市場規模です。

株式会社アイ・ティ・アールが2022年7月14日に公表した報告によると、国内のiPaaS市場では2021年度の売上金額は28億円を記録しました。これは、前年度比で36.6%増加した値です。また、2022年度は同42.9%増と、2021年度を上回る伸びを予測しています。iPaaS市場は参入者や認知度を高めており、市場は2026年度には115億円になり、CAGR(2021~2026年度)については32.7%もの高い伸びが予測されているものです。今後も、企業のデジタル化を後押しする武器として、利用が拡大すると予想できるでしょう。

iPaaSの種類

基礎知識の4つ目は、iPaaSの種類です。以下に4つ、表にまとめました。

種類 概要
レシピ型 ユーザーが頻繁に使うことが想定される連携が、事前に「レシピ」として用意されているタイプ
ETL/ELT型 大量にデータ加工を行い、分析に適した形でDWHに書き出す場合におすすめ
EAI型 企業内で異なるシステムの連携に強みがあり、リアルタイムで整合性をもってデータ連携を行いたい場合におすすめ
ESB型 特化型iPaaSとも呼ばれる、不動産やeコマースなど特定のニーズに特化したiPaaS

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iPaaSのメリット

ここでは、iPaaSのメリットとして、以下の3つを解説します。

  • 外部サービスとの連携
  • データ同期・処理の高速化
  • 過去データの有効活用

それでは、1つずつ解説します。

外部サービスとの連携

メリットの1つ目は、外部サービスとの連携です。

APIを活用すれば、多様なサービスやシステムの連携を容易に実行します。クラウド型アプリケーションはもちろん、自社サーバー上のシステムとも連携可能です。また、仕様変更や新規サービス導入への対応も容易であることも見逃せません。

データ同期・処理の高速化

メリットの2つ目は、データ同期・処理の高速化です。

社内システムの連携により、データのリアルタイム同期が実現し、各部署のデータを一元管理できます。今までは、各部署への問合せや表整理が必要になっていたデータも、iPaaSを活用することで、速やかに社内で連携して高速処理・データ分析が容易になるでしょう。

過去データの有効活用

メリットの3つ目は、過去データの有効活用です。

オンプレミスの基幹システムに存在するものを含め、iPaaSを活用することで、社内の過去データを有効活用できます。これらの膨大なデータは、企業にとって財産とも言え、有効活用できれば大きなリターンを期待できるでしょう。

iPaaSのデメリット

ここでは、iPaaSのデメリットとして、以下の3つを解説します。

  • APIの活用が必須
  • システムへの深い理解が求められるケースも存在
  • オンプレミスツールとの連携には不向き

それでは、1つずつ解説します。

APIの活用が必須

デメリットの1つ目は、APIの活用が必須であることです。

iPaaSは、さまざまなシステムやサービス間の連携を、APIで実現する技術です。ただ、連携したいサービスにそもそもAPIが提供されていない場合は、iPaaSは活用できないことに留意しなければなりません。

システムへの深い理解が求められるケースも存在

デメリットの2つ目は、システムへの深い理解が求められるケースも存在することです。

前述のとおりiPaasは、以下の4種類に分類できます。

  • レシピ型
  • ETL/ELT型
  • EAI型
  • ESB型

そのうち、レシピ型は業務に適したレシピを選ぶだけで利用可能です。一方、ETL/ELT型、EAI型、ESB型は、高機能なデータ連携が可能であるものの、連携システムやデータに関する専門知識が求められます。

関連記事:【2024年版】ETLツールおすすめ6選を徹底比較!メリット・無料ツールも紹介

オンプレミスツールとの連携には不向き

デメリットの3つ目は、オンプレミスツールとの連携には不向きであることです。

クラウドとオンプレミス環境間のデータ連携では、ファイル転送方式が主流です。その要因には、社内ルールやセキュリティ対策、データリカバリの容易さがあります。反対に、API利用で直接iPaaSとオンプレミスツールとの連携を行うことは多くの場合困難で、データ連携サービスでのファイル抽出・変換が一般的な手法です。

関連記事:オンプレミスとは?クラウドとの違い・メリット・デメリットや使うべきシーンを解説

iPaaSの比較ポイント

ここでは、iPaaSの比較ポイントとして、以下の3つを解説します。

  • 連携できるサービス数
  • レシピ機能の充実度
  • フロー条件設定の細かさ

それでは、1つずつ解説します。

連携できるサービス数

比較ポイントの1つ目は、連携できるサービス数です。

iPaaSにより、連携が可能なSaaSには違いがあります。よって、自社が連携させたいと考えているSaaSと連携できるか、確認しておきましょう。また、連携しているSaaSは多くなくとも、自社ですでに使っている主なサービスはひととおりカバーできていれば、業務で活用できる可能性は十分あります。iPaaSの用途や連携したいサービスを明確にすれば、そのiPaaSが業務で活用可能か判断しやすくなるでしょう。

関連記事:【2024年版】SaaS管理ツールおすすめ7選を徹底比較!それぞれの機能やメリットを解説

レシピ機能の充実度

比較ポイントの2つ目は、レシピ機能の充実度です。

iPaaSでは、自動化したい業務フローを「レシピ」・「シナリオ」として定義できます。ここで、自社で行っている定型業務がすでにテンプレートとしてレシピ化されているiPaaSであれば、簡単にそれらの業務を自動化できるでしょう。また、レシピを独自に作成できるiPaaSであれば、テンプレートにない業務も自動化できます。ただ、どれだけのテンプレートが用意されているか、あるいはレシピをどこまで作成できるかは、iPaaSによって異なるものです。よって、レシピ機能の充実度も確認しておきましょう。

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フロー条件設定の細かさ

比較ポイントの3つ目は、フロー条件設定の細かさです。

例えば、特定のタイトルのメールが届いたら、添付ファイルを自動保存するなどの条件分岐は、レシピやSaaS設定で容易に実装ができます。ただ、さらに細かい条件分岐が必要なケースでは、対応できないiPaaSもあります。その場合は、別途分岐用ツールの導入が必要になるでしょう。このように、どの程度業務のフロー条件を細かく設定できるか事前に把握しておき、それに対応できるiPaaSを選ぶことがおすすめです。

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iPaaSのおすすめ8選を比較

ここでは、おすすめのiPaaSとして、以下の8つを紹介します。

  • Zapier
  • BizteX Connect
  • ActRecipe
  • bindit
  • Celigo
  • Workato
  • MuleSoft Anypoint Platform
  • Anyflow
  • Dell Boomi

それでは、1つずつ解説します。

Zapier


Zapierは、Zapier社が提供している世界を代表するiPaaSです。日本語対応はしていないものの、日本語データの連携は問題ありません。Zapierのページ上でノーコード開発が簡単にできるため、自動化したい作業はZapierで自動化を試してみましょう。また、3,000種類以上のWebアプリーケーションに対応しており、すでに導入しているツール同士を使いやすく連携させたい場合にもおすすめです。

Zapierの特徴

  • 220万社以上の利用実績
  • Google、Facebook、Microsoftアカウントでも利用可能
  • 無料プランあり

URL: https://zapier.com/

関連記事:Zapier(ザピアー) とは? 料金プラン・登録方法・連携できる定番ツールを徹底解説!

 

BizteX Connect


BizteX Connectは、BizteX株式会社提供しているプログラミング知識不要のiPaaSです。国内外さまざまなツールを連携・一元管理して、業務の自動化を実現できます。特に、2,000社以上の導入実績から得られた経験とノウハウを活かし、国産SaaS同士の連携には強い自信があります。ホームページには他社での導入事例も紹介されているので、必要に応じて参考にしてみましょう。

BizteX Connectの特徴

  • 資料をホームページ上でダウンロード
  • まずは30分説明会に参加
  • 1週間無料トライアル

URL: https://service.biztex.co.jp/connect/

 

ActRecipe


ActRecipeは、アクトレシピ株式会社が提供しているiPaaSです。代表的な業務にはレシピを用意しているため、ITリテラシーが高くなくても簡単に業務自動化を実現できます。特に、バックオフィス業務での自動化に強みを有するため、バックオフィス業務に負担を感じている企業におすすめと言えるでしょう。有料プランであれば、ActRecipeで連携しているSaaSが要因のトラブルにも対応できるので、必要であればご検討ください。

ActRecipeの特徴

  • ISO認証済み
  • 銀行APIとSaaSとの連携にも対応
  • Freeプランあり

URL: https://www.actrecipe.com/

 

bindit


binditは、株式会社ユニリタが提供しているSaaS連携ツールです。専門知識がなくとも、簡単な操作でSaaS同士を連携させて、日々の定型的な業務を自動化できます。自社独自の業務があっても、連携フローを簡単に作成できるので安心です。シンプルで使いやすいUIなので、ITに自信がないユーザーにもおすすめできます。それでも困ったことがあれば、ホームページのチャットツールで24時間相談を受け付けているので、気軽に相談してみましょう。

binditの特徴

  • 便利なレシピをホームページ上で紹介
  • ホームページより5分でわかる資料ダウンロード
  • 3ヶ月無料でベーシッププランを利用可能

URL: https://www.bindit.jp/index.html

 

Celigo


Celigoは、Celigo社が提供しているiPaaSです。クラウドオンプレミス問わず、ECサイトやCRMなどさまざまなツール同士を連携できるため、作業負担の軽減と業務効率化に大いに寄与します。また、FTPやHTTPでデータ連携できるため、連携側のコスト抑制にも有効です。さらに、ドラックアンドドロップで簡単に操作することも、高度なスクリプト開発にも対応しているため、あらゆるレベルの従業員が使えます。

Celigoの特徴

  • ホームページ上のチャットボットを使える
  • 代理店による日本語サポートあり
  • 30 日間無料トライアル

URL: https://www.celigo.com/

 

Workato


Workatoは、Workato社が提供している、ワークフロー自動化プラットフォームです。iPaaSやRPA連動、API連携など、ビジネス変革・DX推進に役立つあらゆる機能を、これ1つで実現できます。ITリテラシーが高くなくても簡単に使いこなせるので、優れたアイデアがあるものの、ツールが使いこなせなかった従業員のアイデアも、どんどん実現させましょう。また、アジャイル開発にも対応可能なので、変化の激しい業界にもおすすめです。

Workatoの特徴

  • ホワイトペーパーやeBookもあり
  • ホームページよりデモを申し込み可能
  • 無料トライアルあり

URL: https://workato.jp/

 

MuleSoft Anypoint Platform


MuleSoft Anypoint Platformは、MuleSoft社が提供するiPaaSプラットフォームです。APIの設計・構築をハイスピードで実行できるだけでなく、あらゆる環境下でデプロイができます。セキュリティ面でも、ISOやGDPRなどの基準に沿って高いレベルのセキュリティを確保しているため、安心です。また、カスタマイズも柔軟に可能なので、自社の業務に合わせて最適なシステムを開発しましょう。

MuleSoft Anypoint Platformの特徴

  • 役立つレポートやホワイトペーパー
  • 多数の顧客事例
  • 無料トライアルあり

URL: https://www.mulesoft.com/jp/platform/enterprise-integration

 

Dell Boomi


Dell Boomiは、Boomi社が提供するiPaaSです。データ連携でDXを実現してくれるツールで、社内だけでなく社外のシステムとも簡単に連携を実現できます。また、手間がかかるシステム運用についても、Dell Boomiであればクラウドのメリットを活かして自動で行ってくれます。セキュリティ面でも、FedRAMP(アメリカ政府機関の認証制度)で認定されており、大きな安心感を得られるiPaaSです。

Dell Boomiの特徴

  • 75カ国以上で事業を展開
  • 製品デモで製品の特徴を確認
  • 30 日間無料トライアル

URL: https://boomi.com/ja/

 

まとめ

今回は、iPaaSの意味や比較方法などを解説し、おすすめのiPaaSを8選紹介しました。iPaaSを活用することで、APIを用いて容易に外部ツール同士を連携させて、データ活用を促進できます。ただ、APIが公開されていないとそもそも連携できないことや、種類によってはシステムへの深い理解がないと使いこなせないことには注意しなければなりません。

iPaaSは多くのベンダーから提供されていますが、連携できるサービスやレシピ機能の充実度、さらにはフロー条件設定の細かさを考慮して、最適なツールを選びましょう。ユーザーや用途によって最適なiPaaSは異なりますが、まずは今回紹介した8つから選んでみてはいかがでしょうか。

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