【2024年版】ログ監視・ログ管理ツールおすすめ11選を徹底比較!メリット・デメリット・選び方まで紹介

2024年01月04日(木) 通信・システム

こんにちは。マニュアル作成・ナレッジ共有ツール「NotePM」ブログ編集局です。

セキュリティ向上のためにもログ監視・ログ管理ツールの導入を検討している担当者の方も多いことでしょう。しかし、ログ監視・ログ管理ツールがそもそもどういった機能を持つのか分かりにくいと感じている方もいるのではないでしょうか。

この記事ではログ監視・ログ管理ツールのメリットとデメリットや選び方、ログ監視・ログ管理ツールおすすめ10選などを紹介します。ツール選定や自社での導入方法を検討する際の参考にしてください。

ログ監視・ログ管理ツールとは?

ログ監視・ログ管理ツールは業務用のPCやスマホなどの端末、クラウドサービスやサーバーなどのログを管理するために利用するためのツールです。端末の操作ログを調べてセキュリティポリシー違反の有無について確認したり、社員全体の業務量を調べて業務負荷の偏り状況についてチェックできます。特定ユーザー以外のログインや使用を許可していないソフトの使用検知や操作ログの長期保存などの機能が搭載されているのも特徴です。

関連記事:【2024年版】おすすめPC管理ツール10選を徹底比較!導入メリット・ポイントも詳しく紹介


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ログ監視・ログ管理ツールのメリット

ここでは、ログ監視・ログ管理ツールのメリットについて解説します。

  • 不正操作・情報漏洩対策ができる
  • 障害発生時の迅速な対応ができる
  • 365日24時間の監視体制

それでは、1つずつ解説します。

不正操作・情報漏洩対策ができる

ログ監視・ログ管理ツールのメリットの1つ目は、不正操作・情報漏洩対策ができることです。ログ監視ツールを導入すれば「いつ」「どこで」「誰が」「何を」使用したのか記録に残せます。ログイン日時や端末の操作などの状況が把握できるため、トラブルが発生したときの証拠を確保できます。また、ツールの導入を周知すれば、不正に対する抑止効果として機能するため、情報漏洩を未然に防ぐためにも有効です。

障害発生時の迅速な対応ができる

ログ監視・ログ管理ツールのメリットの2つ目は、障害発生時の迅速な対応ができることです。ログ監視ツールは膨大なデータを日々集積しているため、トラブルが起きても、その状況をパターン化したうえで速やかに原因を特定し、システマティックな対応が可能です。システム復旧もスピーディに行えます。また、管理者に通知する際にトラブルの重大性をツールが判定し、注意喚起程度なのか甚大な影響を及ぼす恐れがあるのかも教えてくれる製品も流通しています。

365日24時間の監視体制

ログ監視・ログ管理ツールのメリットの3つ目は、365日24時間の監視体制を敷けることです。業務時間外に何かトラブルが発生してもログ監視・ログ管理ツールが検知してくれるため、システムのセキュリティ向上を支えてくれます。また、長い時間をかけて蓄積される膨大なログの管理もツールが行ってくれるため、従業員の負担となっていた業務の軽減にもつながります。

ログ監視・ログ管理ツールのデメリット

ここでは、ログ監視・ログ管理ツールのデメリットについて解説します。

  • 導入コストがかかる
  • 組織を委縮させる可能性もある
  • 非効率になる場合もある

それでは、1つずつ解説します。

導入コストがかかる

ログ監視・ログ管理ツールのデメリットの1つ目は、導入コストがかかることです。当然ですが、ログ監視ツールの導入には初期費用・月額費用・年額費用などの料金がかかります。金額はツールの種類や監視規模などに応じて変化しますが、大きな費用がかかることは変わりません。金額だけでなくツールの操作を覚えるために必要な研修や操作に慣れるまでの時間のコストも要注意です。ツールの選定・利用方法の決定・社内への周知など、導入には人や時間をかけて行う必要があります。

組織を委縮させる可能性もある

ログ監視・ログ管理ツールのデメリットの2つ目は、組織を委縮させる可能性もあることです。監視対象の増加はリスクを低減できますが、表裏一体のデメリットとして業務の増加にもつながります。ログ監視ツールのカバー範囲を広げすぎると、検知されるエラー数が必要以上に多くなってしまい、確認が負担になる可能性があります。また、業務量が増えすぎた結果、重大なエラーが見逃されるリスクも考慮すべきです。

非効率になる場合もある

ログ監視・ログ管理ツールのデメリットの3つ目は、非効率になる場合もあることです。監視ツールという言葉が一人歩きしてしまい、従業員に不必要なストレスを与える可能性があります。そのため、導入時には監視ツールの目的や対象を正確に伝える姿勢を忘れないようにしましょう。通常通りに業務を行う分には、ログ監視ツールの導入は悪影響を与えないと理解してもらうことが大切です。

ログ監視・ログ管理ツールの選び方

ここでは、ログ監視・ログ管理ツールの選び方について解説します。

  • エージェント方式か、エージェントレス方式か
  • 自社の導入目的に合うかを確認
  • 監視対象ログの確認
  • 予算内であるかの確認
  • データ量は適切か

それでは、1つずつ解説します。

関連記事:【2024年版】SIEMおすすめツール13選を徹底比較!選ぶ時の5つのポイントも紹介

エージェント方式か、エージェントレス方式か

ログ監視・ログ管理ツールの選び方の1つ目は、エージェント方式か、エージェントレス方式かです。ログ監視ツールの主流は、エージェント監視とエージェントレス監視の2種類です。エージェント監視は、サーバーやデータベースにインストールして内部から監視する方式できめこまやかな監視ができます。その一方で、動作が重くなる場合もあります。エージェントレス監視は、インストールせず外部サーバから遠隔監視する方式です。サーバーへの負担は控えめですが、監視の精度ではエージェント監視に引けを取ります。

自社の導入目的に合うかを確認

ログ監視・ログ管理ツールの選び方の2つ目は、自社の導入目的に合うかを確認することです。ログ監視ツールを利用する目的の明確化はツール選びにおいて重要なプロセスです。目的に応じて、最適なログ監視システムは異なります。端末やシステムの利用状況の把握・セキュリティ向上・システム障害の回避を目的とするケースが一般的です。各ツールの特徴を把握し、自社の状況に合致する製品を購入しましょう。

監視対象ログの確認

ログ監視・ログ管理ツールの選び方の3つ目は、監視対象ログの確認です。ツール選びを成功させるには、「セキュリティ強化するには何を監視すると効率がよいのか」を熟慮する必要があります。サーバー・ネットワーク・PCのログなどログ監視・管理ツールの対象は多岐に渡ります。市場に流通している大抵の製品は上記の監視が可能ですが、USBの操作ログやPCの画面キャプチャーなどを監視できるツールなども存在します。製品の機能は必ず確認するようにしましょう。

予算内であるかの確認

ログ監視・ログ管理ツールの選び方の4つ目は、予算内であるかの確認です。売上に直結するファクターではないログ監視・ログ管理ツールに割り当てられる予算が少ない企業も多いでしょう。もし、コストをかけたくないのであれば、クラウド型のツールを採用すべきです。設備に対する初期費用が不要なため、価格を抑えられます。ログ監視ツールは初期費用だけでなく、ランニングコストもかかります。長期的な予算の計画を立てるようにしましょう。

データ量は適切か

ログ監視・ログ管理ツールの選び方の5つ目は、データ量は適切かどうかです。使用するデータ量を適切に予測したうえで、自社の規模に合った製品を選択してください。会社の規模や監視対象の範囲によっては、容量が足りなくなる恐れがあります。データが不足すると、動作速度の低下や不具合が起こる可能性があります。ストレージ容量を追加する場合、状況によっては月額の利用料が高くなります。容量を増やしたくないのであれば、監視の対象を減らすようにしましょう。

ログ監視・ログ管理ツールおすすめ10選

ここでは、ログ監視・ログ管理ツールのおすすめ10選について解説します。

  • SKYSEA Client View
  • AssetView
  • Logstorage
  • ALog
  • Aegis Wall
  • X-MON
  • MylogStar
  • Qasee
  • MITERAS仕事可視化
  • MCore

それでは、1つずつ解説します。

SKYSEA Client View

SKYSEA Client Viewは幅広い機能を備えたログ監視・ログ管理ツールです。オンプレミス版とクラウド版の2種類があり、適切なコストや機能のタイプを選べます。操作画面の使いやすさも特長で、高い評価を得ています。他社製品との連携も可能なため、特定の機能に対する重点的強化も可能です。

SKYSEA Client Viewの特徴

  • オンプレミス版とクラウド版の2種類がある
  • 幅広い機能を備えている
  • 他社製品との連携も可能

URL: https://www.skyseaclientview.net/

 

AssetView

AssetViewは法人向けソフトウェアメーカーが提供するログ監視・ログ管理ツールです。業種・規模問わず様々な企業からの導入実績があり、外部からの侵入対策にも内部の漏洩対策にも対応しています。クラウドストレージへのファイルアップロード時やメールへのファイル添付時における暗号化も自動で実施可能です。ファイルが外部に送信されたあとでも遠隔操作で削除できます。

AssetViewの特徴

  • 業種・規模問わず導入実績がある
  • 外部からの侵入対策にも内部の漏洩対策にも対応可能
  • ファイルが外部に送信されたあとでも遠隔操作で削除できる

URL: https://www.hammock.jp/assetview/

 

Logstorage

Logstorageはサーバーやネットワーク機器など多岐にわたる情報システムのログデータに対応したログ監視・ログ管理ツールです。4800社以上に導入された実績があり、ログ管理製品のパイオニアとしての地位を確立しているツールです。システム環境やログの特性を踏まえ、複数の収集方式を併用したログ管理ができます。

Logstorageの特徴

  • 多岐にわたる情報システムに対応可能
  • 複数のログ収集方式を組み合わせられる
  • 堅固な暗号化方式を用いた、安全なログ保管体制

URL: https://logstorage.com/

 

ALog

ALogは「セキュリティの難しいをカンタンに」をコンセプトにしています。複雑なログをシンプルに管理できるようにAIと高度な分析機能を実装し、ログの状況や変化が見えやすい管理体制を実現しています。いつ何があったのか把握しやすいのはもちろん、蓄積されたログを効果的に活用するためのサポート体制も充実しています。

ALogの特徴

  • ログの状況や変化が見えやすい
  • AIによるリスクの自動スコアリング
  • 効果的なデータ活用をサポート

URL: https://www.amiya.co.jp/solutions/alog/

 

Aegis Wall

Aegis Wallは内部統制に必要な機能を備えたツールです。データベースの操作・サーバOSへのリモートアクセス・さらには操作画面の録画まで記録できるため、データベースへのアクセス経路も把握できます。職務別の権限も設定できるうえに、個人情報やカード情報など取り扱いに慎重さを要する情報のマスキングも可能です。

Aegis Wallの特徴

  • データベースへのアクセス経路も把握できる
  • 重要情報にマスキングができる
  • AWSやオンプレミスなど複数の環境での稼働が可能

URL: https://nhn-techorus.com/c-chorus/aegis-wall/

 

X-MON

X-MONはサーバー・クラウド・ネットワーク機器を対象とした監視ツールです。きめの細かい監視体制が強みで、CPU使用率・メモリ使用率・ロードアベレージなどを把握できます。また、指定した条件で管理者に通知を発出できます。さらに電話の自動音声・チャット・警告灯など様々なアラート方法を選択可能です。

X-MONの特徴

  • きめ細かい監視が可能
  • アラートに方法が多彩
  • 90日間無料で試用できる

URL: https://x-mon.jp/

 

MylogStar

MylogStarは機能性の高さを魅力としているログ監視・ログ管理ツールです。優れたログ収集力・ログを活用する下地となる見やすい管理画面・様々な業務環境に対する適応性能の高さなど、あらゆる面において充実した性能を有しています。収集したログの圧縮・リアルタイムのモニタリング機能・不正な改ざん帽子機能など、補助的な機能も備わっています。

MylogStarの特徴

  • 優れたログの収集力・無料トライアルあり
  • 見やすい管理画面
  • 充実した補助機能

URL: https://www.mylogstar.net/

 

Qasee

Qaseeは日常的な業務コストを把握できるツールです。プロジェクトの進行状況を調べられるのも魅力です。メンバーやチームの働き方の状況をチェックし、週次・月次の採点レポートにより全体的な傾向を確認できます。異なる傾向の働き方が見出される場合はチェック項目として表示されるため、問題解決につなげられます。

Qaseeの特徴

  • 日常的な業務コストを把握できる・無料トライアルあり
  • メンバーやチームの働き方をレポート化
  • メンバー自身に働き方のセルフマネジメントを促せる

URL: https://qasee.jp/task/

 

MITERAS仕事可視化

MITERAS仕事可視化は「PC利用状況を見える化し、労務リスクを排除する」をコンセプトにしたログ監視・ログ管理ツールです。隠れ残業や自己申告と実態業務のズレなどPCの利用状況から把握できる勤務状況をチェックし、労務リスクにつながる部分を見える化します。3つのプランから自社の体制やコストに見合った価格帯の製品を選べるのもメリットです。

MITERAS仕事可視化の特徴

  • 隠れ残業や自己申告と実態業務のズレなどを見える化
  • 3つのプランから選択可能
  • セキュリティ対策にも注力

URL: https://www.persol-pt.co.jp/miteras/work-visible/lp-b001.html

 

MCore

MCoreは、徹底したユーザ目線を意識した信頼性とスケーラビリティを特長としている製品です。国内外での実績を誇る住友電工グループで使用するために自社開発されたシステムを商品化したため、大規模な環境での使用を前提に様々な従業員による使用を想定した設計になっています。1エージェント・1インストールの設計になっているため、拡張・更新時のコストや負担に対する心配も不要です。

MCoreの特徴

  • 大規模環境に適した設計
  • 拡張・更新時のコストや負担に対する心配が不要
  • 多岐にわたる機能をオールインワンで提供

URL: https://www.sei-info.co.jp/mcore/reason/

 


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まとめ

本記事では、ログ監視・ログ管理ツールのメリットとデメリットやログ監視・ログ管理ツールおすすめ10選などを紹介しました。ログ監視・ログ管理ツールは不正操作や情報漏洩の防止にも有効な手段であり、障害発生時の迅速な対応も可能にしてくれます。しかし、コストがかかるうえにうまく使わないと従業員を委縮させてしまうため、ツールの選択や導入方法には慎重に検討する必要があります。この記事を参考にしながら、自社にとって最適な導入方法を検討してください。

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