【2024年版】テスト自動化ツールおすすめ7選を徹底比較!必要性・メリット・成功ポイントも詳しく紹介

2024年01月04日(木) 通信・システム

こんにちは。マニュアル作成・ナレッジ共有ツール「NotePM」ブログ編集局です。

テストの運用を効率化するために、テスト自動化ツール導入を検討している担当者もいるかと思います。テスト自動化ツールは、エラーやバグの早期発見はもちろん、シナリオ作成にも対応しており、従来のテストにかける負荷を大幅に削減できるでしょう。

本記事では、おすすめのテスト自動化ツール7選をはじめ、ツールの必要性・メリット・導入成功ポイントについて、詳しく解説していきます。

テスト自動化ツールとは

テスト自動化ツールとは、ソフトウェアにかけるテストを自動化するためのツールです。手動で実施するテストは、時間と労力を大いに消費します。テスト自動化ツールを使用することで、これらの負担を軽減し、テストの正確性と効率性を向上できるでしょう。

テスト自動化ツールでは、単体テストや結合テストをはじめ、さまざまなテストパターンに対応しています。たとえば、単体テストではソフトウェアの個々のコンポーネントやモジュールが正しく機能するかを確認できます。結合テストでは、ソフトウェアの異なるコンポーネントが連携して正しく機能するかを確認するのです。

テスト自動化ツールを導入することで、エラーやバグの早期発見はもちろん、容易にテスト再実行できること、品質保証プロセスを高めることにも役立ちます。ただし、全てのテストを自動化することは必ずしも有効とは限りません。自社の開発の方法や体制に合わせて、自動・手動をバランスよくすることが大切です。

テスト自動化ツールの必要性

テスト自動化ツールの必要性について、以下2点を説明します。

  • 競争力強化
  • 品質の安定

それでは、1つずつ解説します。

競争力強化

1つ目の必要性は、競争力強化です。

テスト自動化ツールの導入は、企業の競争力を強化するためにも重要です。なぜなら自動化によってテスト実施速度はもちろん、ソフトウェア開発の全体プロセスの速度を向上できます。また、エラーとバグを早期に検出できるようになり、品質を強化します。

これにより、製品リリースまでの時間が短縮され、優れた品質の製品を競争相手よりも早く提供できるようになるでしょう。さらに、自動化によって開発工数を削減できるため、新しい製品開発への戦略立案にも集中できます。

品質の安定

2つ目の必要性は、品質の安定です。

テスト自動化ツールは、ソフトウェアの品質を安定させる上で必要不可欠なツールです。テストを自動で繰り返すことによって、手動テストでは検出しきれないエラーやバグの特定ができます。さらに、自動化ツールは人が実施するテストよりも正確であり、ミスを減らせます。これにより製品の品質が安定し、高いレベルを保った製品を作り出せるでしょう。

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テスト自動化ツールを導入するメリット

テスト自動化ツールを導入するメリットとして、以下3点を説明します。

  • 省力化
  • 業務工数の削減
  • 精度向上

それでは、1つずつ解説します。

省力化

1つ目のメリットは、省力化です。

テスト自動化ツールは、人が手動でテストを行うよりも、はるかに高速で実行していきます。また、テストケースの再利用性が高まり、同じテストを何度も繰り返し実行することも可能です。これにより、元々従業員がかけていた時間と労力を大幅に節約でき、省力化につながるでしょう。

テスト自動化ツールの導入は、テストの実行速度向上・テスト実施回数を増やせ、ソフトウェア開発プロセスの省力化に大いに貢献します。

業務工数の削減

2つ目のメリットは、業務工数の削減です。

テスト自動化ツールは、従業員が実施していたテストを自動化することで、テスト業務の工数削減を期待できます。なぜなら、人が手動で実行するテストよりも大幅に高速に実行できることはもちろん、一度作成されたテストケースが再利用可能であるためです。同じテストを何度も繰り返す必要がなく、従来のように、繰り返しテストにかかる時間を大幅に削減できます。

テスト自動化ツールを導入すれば、テスト実行速度が上がることはもちろん、テストケースを再利用でき、業務工数の削減を実現します。

精度向上

3つ目のメリットは、精度向上です。

テスト自動化ツールは、従業員の主観や疲労・ミスをなくした環境でテスト実施が可能です。これによりテスト結果の精度と信頼性が大幅に向上します。また、同じテストケースも繰り返せるため、コードの変更が行われたときも、その影響の正確な検出も可能です。

テスト自動化ツールは高精度にテスト実施ができるため、従来の人による手動テストよりも高い品質保証ができます。

テスト自動化ツール導入を成功させるポイント

テスト自動化ツール導入を成功させるポイントについて、以下5点を説明します。

  • 担当者が操作可能か
  • 自社のシナリオに沿っているか
  • コストが見合っているか
  • 環境に対応しているか
  • 無料お試しは可能か

それでは、1つずつ解説します。

担当者が操作可能か

1つ目のポイントは、担当者が操作可能かどうかです。

テスト自動化ツールを導入するときは、社内担当者がそのツールを正しく理解し操作できるかどうかが重要なポイントです。ツール自体が高機能でも、それを最大限に活用できるスキルを持つ人材がいなければ、その効果は半減するでしょう。そのような場合、導入したツールの運用やメンテナンスに都度教育が必要となってしまいます。

テスト自動化ツールを導入する際は、ツールを理解し適切に操作できる社内担当者がいるかどうかを確認すること、担当者にとって簡単に操作できるかを確認することが重要です。

自社のシナリオに沿っているか

2つ目のポイントは、自社のシナリオに沿っているかどうかです。

テスト自動化ツールは、テストシナリオに基づいて動作します。そのため、導入するツールが自社のテストシナリオに対応していなければ、期待する効果を得ることが難しいといえるでしょう。そのため、自社のテストシナリオに対応しているツールを選ぶことが大切です。テストプロセスの自動化がよりスムーズになり、ツールの導入による効果を最大限に引き出せます。

コストが見合っているか

3つ目のポイントは、コストが見合っているかどうかです。

テスト自動化ツールの導入にはツールの費用・ツールを理解するための教育費用・メンテナンス費用などが発生します。これらにかけるコストが、テストの速度向上やミスの減少などのテスト自動化ツールの期待する効果に見合っていないと、ツールを導入しても思った効果が得られないかもしれません。

そのため、ツールの導入を検討する際には、コストと効果を慎重に比較した上で、自社に見合ったツールを選定することが重要です。

環境に対応しているか

4つ目のポイントは、環境に対応しているかどうかです。

テスト自動化ツールは、Webアプリ・デスクトップアプリ・スマホアプリなど、特定の開発環境に対応して設計されている場合が多いです。そのため、互換性がないと正しく機能しないことがあります。自社の開発環境に対応していないツールを選択すると、そもそもツールが動作せず、導入コストが無駄になる可能性があるでしょう。

テスト自動化ツールを導入するときは、そのツールが自社の開発環境に対応しているかどうかの確認が重要です。

無料お試しは可能か

5つ目のポイントは、無料お試しは可能かどうかです。

自社の開発環境やテスト要件に適しているツールかどうかを確認するためにも、無料のお試し期間で、操作性や機能をしっかりと確認する必要があります。ツールを実際に使ってみることで、その性能、互換性・使い勝手などを直接評価できるためです。

無料使用期間の間に具体的なテストシナリオを実行することで、期待した結果が得られるかどうかを判定でき、実際に購入するかを判断できるでしょう。テスト自動化ツールを導入する際は、そのツールが無料で試用できるかどうかを確認することも重要なポイントです。

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テスト自動化ツールおすすめ7選

おすすめのテスト自動化ツールを、以下に7つ紹介します。

  • Autify
  • MagicPod
  • mabl
  • Eggplant
  • T-DASH
  • Testablish
  • TestCafe

それでは、1つずつ解説します。

Autify

Autify(オーティファイ)はソフトウェアテスト自動化プラットフォームです。ノーコードで、Webブラウザの操作を記録するだけで、誰でも簡単にテストを作成できます。ユーザーが操作する一連の内容が、そのままテストシナリオとして作成されます。そのため、新卒やエンジニア経験が浅くても、すぐに本格的なテストを作り始めることができるのです。

Autifyの特徴

  • 複数のブラウザで最大10つのテストを実施可能
  • AIがテストシナリオを自動アップデート
  • 14日間の無料トライアルが可能

URL: https://autify.com/ja/

 

MagicPod

MagicPodはAIによるテスト自動化プラットフォームです。モバイルアプリのテスト、ブラウザで稼働するウェブアプリのテストに対応しています。インストール不要、AIによるスクリプト作成の手助けや自動修復も行え、導入からテスト作成、メンテナンスまでをシンプル化できます。作成したテストは、MagicPodクラウド・外部クラウドサービス・社内環境どこでも実行可能です。

MagicPodの特徴

  • 500以上の企業が導入(2023年5月時点)
  • テスト自動化エキスパートの知見が凝縮
  • 2週間の無料トライアル可能

URL: https://magicpod.com/

 

mabl

mablはテスト自動化するSaaS型のクラウドサービスです。拡張性の高いローコードにより、従来の作業を90%削減も可能です。UIテスト・APIテスト・パフォーマンステスト・オートヒーリングに対応しています。それぞれプログラミングの経験も不要なため、作成、拡張、統合を簡単に実現できます。テスト結果を可視化することで、効率的な問題解決が可能でしょう。

mablの特徴

  • ローコードでのテスト作成~統合が可能
  • 本番環境のバグを従来よりも40%削減
  • 2週間の無料トライアル利用可能

URL: https://www.mabl.com/ja/

 

Eggplant DAI

Eggplantは、世界初のAI技術による、テストケース自動生成・実行自動化ツールです。AI・ディープラーニング・予測分析技術を使用しています。テストケースの作成を自動化することにより、テストの生産性を飛躍的に向上できます。また、探索的テストでは、Eggplant Fusion Engineと連携することで、バグが潜んでいそうな箇所に対して、集中的にテストすることも可能です。

Eggplantの特徴

  • 従来のスクリプトベースで困難とする課題を解決
  • 世界初の探索的テストの自動化が可能
  • 無償評価版を利用可能

URL: https://www.eggplantsoftware.com/eggplant-japanese

 

T-DASH

T-DASHは誰でも簡単にできるテスト自動化ツールです。プログラミングコードを作成することなく、簡単に導入できます。テスト設計から実行までをツール上で実施可能なため、複雑な作業も必要ありません。日本語でテストケースを書くだけで、それがスクリプトとなり、自動でテストを実行できます。UIもわかりやすく、誰でも簡単に操作習得が可能です。

T-DASHの特徴

  • 直感的に操作しやすいイメージ画面
  • 日本語でテストケースを作成可能
  • 30日間の無料トライアル期間有

URL: https://t-dash-erex.co.jp/

 

Testablish

TestablishはWebとGUIアプリに対応した、テスト自動化ツールです。テストコード・テスト仕様書を自動作成できることはもちろん、テストケースをGUIで編集できるといった特徴もあります。アプリケーション操作を記録してテストケースを生成する「キャプチャ&リプレイ方式」、ページ構造を手動で登録する「リポジトリ方式」の両方に対応しています。

Testablishの特徴

  • ノンプログラミングでテストコード作成可能
  • アプリ停止していてもテストケースの柔軟な変更が可能
  • 1ヶ月間無料お試しが可能

URL: https://www.sra.co.jp/testablish/

 

TestCafe

TestCafeはE2E(End to End)テスト自動化のためのフレームワークです。オープンソースのため、誰でも無料で利用できます。Java ScriptやType Script を扱います。コマンドラインの実行やテストコードの簡単なプログラミングが必要になるため、全くの初心者よりも、テストや構築に慣れたエンジニア向けのツールといえるでしょう。リファレンスなど技術情報もWebに公開されています。

TestCafeの特徴

  • End-to-Endテスト自動化フレームワーク
  • Java Scriptで実装必要
  • オープンソースのため無料公開

URL: https://testcafe.io/

 

まとめ

本記事では、テスト自動化ツールについておすすめと、概要・必要性・メリット・導入成功ポイントを詳しく解説しました。テスト自動化ツールを導入すれば、従来手作業で実施していたテストシナリオの作成・テスト実行・評価を自動化でき、テストにかける工数を大幅に削減できるでしょう。ツールには、対応している開発環境や対応テスト内容も異なるため、自社の実現したいテストパターンを確認した上で、しっかりと選定することが大切です。

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