【2024年版】RPAツール・製品 おすすめ10選を徹底比較!

2024年01月04日(木) 通信・システム

RPAは働き方改革をきっかけに注目を集めるようになりました。ではRPAを使うと、どのような業務を自動化または効率化することができるのでしょうか。またRPAを導入するメリット、デメリットにはどんなものがあるのでしょうか。ここではRPAツールを選ぶ際のポイントや、導入事例なども挙げながらRPAの具体的な効果について紹介します。

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RPAとは

RPA(Robotic Process Automation)は、ホワイトカラーの人たちがパソコンで行う作業を自動化することを目的としたシステムです。例えば人事や総務、情報システムなどがバックオフィスで行っている事務や管理業務、経費処理などをRPAで自動化ができます。RPAで自動化できるのは反復性が高く、定型的な作業です。またRPAがMicrosoft OfficeのVBAなどのプログラムと異なる点は、複数のソフトウェアやシステムを使用した一連の作業をパッケージ化して行うことができる点です。

RPAが注目される理由

RPAが注目されるようになった大きなきっかけは、政府が行う働き方改革の推進です。働き方改革では生産年齢人口の減少に伴い、生産性を向上させることや長時間労働の削減を大きな目的のひとつとして掲げています。そこで単純作業を自動化し、人手不足を補うことを狙いとしてRPAに注目が集まっています。また特別なスキルがなくても簡単な操作でパソコン業務を効率化できるとともに、導入費用が安いという点もRPAが注目される理由といえるでしょう。

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RPAツール導入のメリット

RPAツールを導入するといくつものメリットがあります。ここでは3つの点に注目して、RPAツール導入のメリットを紹介します。

作業が正確である

RPAツールを使うと、作業の正確さが増します。RPAは人間が手作業で行ってきた単純な入力作業などを自動化できます。そのため入力抜けや漏れといったヒューマンエラーがなくなり、作業の精度が向上するでしょう。そのためこれらのミスをカバーするための業務もなくなり、結果的には業務の効率化にもつながります。

処理速度が速い

RPAツールは人間に比べて作業の処理速度が速いのも、メリットのひとつです。ファイルを開いてデータを抽出し、ほかのシステムに入力するなどといったパターン化した作業であれば、人間が行うより圧倒的に速いスピードで作業を終えることができます。またこれらの作業をRPAツールが代用すれば、人件費を削減することもできるでしょう。

持続性がある

人間ならば8時間という、労働基準法で定められた時間しか働くことができません。しかしRPAは時間にとらわれることなく作業を進めることができます。例えば経理など決まった時期に繁忙期を迎える業務は、RPAが業務時間外に単純作業を終わらせてくれます。そのため社員は残業して業務をする必要がなくなり、RPAの行った作業のチェックだけを行えばよいのです。

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RPAを導入するデメリット

メリットばかり感じられるRPAですが、いくつかのデメリットもあります。ここではRPAを導入するに当たり、気を付けたいポイントについて紹介します。

アクシデントに対応できない

RPAの特徴として、単純作業を効率的に行うことができる一方、アクシデントに弱いという点が挙げられます。例えば電子メールの添付ファイルで顧客から注文票を受け取る時、顧客の側で入力ミスがあった場合が挙げられます。人間による作業なら、顧客に問い合わせなどの対応ができますが、RPAはそういった判断をすることができません。ですから明らかに間違った注文でも、そのままシステムに流してしまいます。

システム障害で作業が中断してしまう

RPAは個々のパソコンにインストールするほか、サーバーにインストールし複数のパソコンからアクセスして利用できます。またクラウドやイントラネットを利用する作業を行えるのですが、その場合、システム障害が起きた時に作業が中断してしまう恐れがあります。そのためRPAで行っている作業を人間が代行しなければならない場合に備えて、マニュアルなどを用意しておく必要があるでしょう。

RPAツールの選定ポイント

RPAを導入するには、まず業務を標準化することが不可欠です。そのうえでどの業務にどのRPAを導入するのかを決めていきます。その際には以下の3つのポイントに注意してみましょう。

汎用型か特化型か

汎用型はプログラミングや画面設定によりRPAをカスタマイズして、さまざまな業務を自動化できます。一方、特化型は人事や経理などといった業務に特化したRPAがパッケージングされています。ある程度設定を行うことも可能ですが、汎用性は低いといえるでしょう。どちらを導入するかは、どの業務を自動化したいかによるので導入前に十分吟味する必要があります。

デスクトップ型かサーバー型(クラウド型)か

RPAには各パソコンにインストールするデスクトップ型と、サーバーにインストールして複数のパソコンからアクセスするサーバー型があります。これらを選定するおもな基準はRPAの利用規模です。ある特定部門の数台のパソコンだけで利用するならデスクトップ型がコスト面で優れていますが、大規模または将来的に拡張を考えているならサーバー型が、管理の面から優れているといえるでしょう。

ライセンス型かサブスクリプション型か

RPAの契約形態にはライセンス型とサブスクリプション型があり、それぞれ費用が異なる点も押さえておきましょう。ライセンス型は初めにライセンスを購入し、その後は保守費用だけを払うので初期費用が高くなる傾向があります。一方、サブスクリプション型は定額の支払いが続きます。長期にわたりRPAを使用するなら初期費用が高くてもライセンス型の方が費用を安く抑えられるでしょう。しかしRPAの導入が初めてで、どのくらいの期間利用するか不明の場合はサブスクリプション型がいいかもしれません。

関連記事:RPA導入に失敗する理由とは?成功させるポイントを紹介

 

RPAツール おすすめ9選

上記ポイントを踏まえて、おすすめRPAツール・サービスをご紹介します。

WinActor

WinActor

WinActor(ウィンアクター) は、NTTデータが提供する、国内シェアNo.1のRPAツールです。Windows上で操作可能なアプリケーション、個別の業務システムを利用した業務をシナリオ(ワークフロー)として学習し、ユーザのPC業務を自動化するのが特徴です。

WinActorの特徴

  • NTTデータが提供する国内シェアNo.1のRPAツール
  • Windows上のアプリケーション操作を学習し自動実行(ブラウザやOffice製品など)
  • 日本語・英語に対応(操作画面、マニュアル、サポート)

料金プラン(月額)
• お問い合わせ

WinActor
URL: https://winactor.com/

 

Robotic Crowd

Robotic Crowd

Robotic Crowd は、株式会社チュートリアルが提供する、クラウド型RPAツールです。クラウド型なので、サーバーや端末が不要で、Mac・Windowsでも動くのが特徴です。

Robotic Crowdの特徴

  • クラウド型(SaaS)RPAのプラットフォーム
  • ブラウザから簡単グラフィカルに一連の業務フローを記録
  • 業務フローを共有できる(個人間やチーム間でノウハウ共有できる)

料金プラン(月額)
• お問い合わせ

Robotic Crowd
URL: https://www.roboticcrowd.com/

 

BizRobo!

BizRobo!

BizRobo! は、RPA テクノロジーズ株式会社が提供する、RPAサービスです。スモールスタート向けBizRobo! mini、クラウド型RPAのBizRobo! DX Cloud、大規模展開可能なBizRobo! Basic、AI連携Roboforceなどが展開されています。

BizRobo!の特徴

  • バックグラウンド型RPA(1ライセンスに無数のデジタルレイバーを稼働可能)
  • 機械学習機能(ISA)を搭載
  • 充実のサポートサービス

料金プラン(月額)
• お問い合わせ

BizRobo!
URL: https://rpa-technologies.com/

 

BizteX cobit

BizteX cobit

BizteX cobit は、BizteX 株式会社が提供する、定型業務を指示しておくことで人間の代わりにワンクリックで作業代行する、クラウドRPAサービスです。

BizteX cobitの特徴

  • クラウド型のRPAサービス
  • 画面上で操作するだけで高性能ロボットが簡単に作れる
  • 最短即日で利用可能

料金プラン(月額)
• 10万/月(エントリー)
• 20万/月(スタンダード)
• 30万/月(プロフェッショナル)

BizteX cobit
URL: https://service.biztex.co.jp/

 

SynchRoid

SynchRoid

SynchRoid は、ソフトバンクが提供する、ソフトウェアロボットが業務を自動化するRPAソリューションです。

SynchRoidの特徴

  • ソフトバンク社が提供するRPAソリューション
  • ノンプログラミングで構築可能
  • システムのレイアウト変更に対応可能

料金プラン(月額)
• お問い合わせ

SynchRoid
URL: https://www.softbank.jp/biz/rpa/synchroid/

 

Blue Prism

Blue Prism

Blue Prism は、エンタープライズの業務プロセス自動化に必要な運用管理機能とセキュリティ、拡張性を備えたRPAソリューションです。

Blue Prismの特徴

  • 全世界で1,600社以上の導入実績
  • 統合RPA管理(運用管理機能、監査機能、セキュリティ機能)
  • AI連携

料金プラン(月額)
• お問い合わせ

Blue Prism
URL: https://www.blueprism.com/japan/

 

Autoジョブ名人

Autoジョブ名人

Autoジョブ名人 は、ユーザックシステム株式会社が提供する、パソコン操作を自動化し、稼働安定性を重視した純国産RPAツールです。

Autoジョブ名人の特徴

  • 安定稼働のRPA
  • 純国産RPA
  • 充実したサポート体制

料金プラン(月額)
• お問い合わせ

Autoジョブ名人
URL: https://www.usknet.com/services/autojob/

 

Coopel

Coopel

Coopel(クーペル) は、株式会社ディー・エヌ・エーが提供する、Webブラウザ、Excel、クラウドサービスの操作を自動化できる、クラウド型のRPAツールです。

Coopelの特徴

  • クラウド型のRPAサービス
  • 変数の定義が不要で初心者でも簡単
  • ローカル実行をサポート

料金プラン(月額)
• 5,400円/1アカウント

Coopel
URL: https://coopel.ai/

 

batton

batton

batton は、AI搭載のシェア型ロボットのRPAツールです。

battonの特徴

  • AI搭載
  • ロボット(アカウント)を時間毎にシェアできる
  • API連携

料金プラン(月額)
• お問い合わせ

batton
URL: https://lp.batton.cloud/

RPAの導入事例

ではどんな企業が、実際にRPAを導入しているのでしょうか。ここでは2つの企業におけるRPA導入の具体例を紹介します。

三井住友フィナンシャルグループ(FG)の場合

三井住友FGでは、2017年にRPAを導入し本格運用し始めました。導入されたRPAは、金融商品を不正に販売することを防ぐための集計や海外送金、営業担当者の顧客向けリポートの作成業務などを効率化するためのものです。顧客向けリポートの作成では、営業担当のスケジュールから当日訪問する顧客を洗い出し、顧客が運用する金融商品などに関する情報をリポートにする所までをRPAで自動化することで、リポート作成の作業時間を8割削減できました。

マルエツの場合

首都近郊にスーパーを展開するマルエツでは、経理部の交通費清算業務、そして会計システムへの入力業務をRPAで自動化しました。2018年に行った実証実験では、これら2つの業務時間をひと月当たり200時間から20時間に削減することができました。またRPA導入による効果は、これらの業務時間の削減だけではありません。会計システムへの入力作業が複雑なため、社員教育に多くの時間を割いていましたが、業務が単純化したことにより、社員教育の負担も軽減しています。

RPAを導入してオフィス業務を効率化しよう!

RPAの主な導入目的は、パソコンを使ったオフィス業務を効率化することです。ほかにもRPAには、作業の正確性や処理速度の速さなどのメリットがあります。RPAを導入する際には業務の標準化をするとともに、どの業務にRPAを導入するかを十分に吟味する必要があります。適切な業務に適切なRPAを導入すれば、その効果は絶大ということがいえるでしょう。

おすすめの情報共有ツール「NotePM」

NotePM

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NotePMの特徴

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