Zapier(ザピアー)の料金プランを比較|無料版との違い・選び方を解説

2026年10月16日(金) Zapier

Zapier(ザピアー)には、Free、Professional、Team、Enterpriseの4つの料金プランがあります。料金はプランだけでなく、1か月に使用するTask(タスク)数によっても変わります。

本記事では、各プランの料金・機能、無料版との違い、Taskの数え方、利用量や人数に応じた選び方を解説します。※料金・機能は2026年10月時点の情報です。

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Zapier(ザピアー)とは?

Zapierは、複数のWebアプリやサービスを連携し、定型作業を自動化できるサービスです。例えば、次のような処理に利用できます。

  • Gmailで請求書メールを受信したら、添付ファイルをGoogle Driveへ保存する
  • Googleフォームに回答があったら、SlackやMicrosoft Teamsへ通知する
  • 新しいリード情報をGoogleスプレッドシートへ追加する
  • 特定の情報を受け取ったら、別の業務ツールへ自動で登録する

「ある出来事をきっかけに、別の処理を実行する」という一連のワークフローをZapと呼びます。Zapierは9,000以上のアプリとの連携に対応しており、Gmail、Slack、Googleスプレッドシート、Microsoft Teams、Salesforceなど幅広いサービスを組み合わせられます。

プログラミング不要で業務を自動化できる

Zapierでは、「何をきっかけに」「何を実行するか」を画面上で設定します。「Gmailで特定のメールを受信する」をTrigger(トリガー)、「Slackへメッセージを送信する」をAction(アクション)として設定するといった使い方です。

外部APIを自分で開発しなくても、データ転記や通知などの定型作業を自動化できます。

複数のツールを組み合わせて利用できる

1つのZapの中で、複数のアプリや処理を組み合わせることもできます。

「問い合わせフォームに回答が届く」
↓
「顧客情報をGoogleスプレッドシートへ追加する」
↓
「Slackへ通知する」

といった流れです。作成できるZapのステップ数や利用できる機能は、料金プランによって異なります。

Zapierの料金プランを比較

Zapierの基本プランは、Free、Professional、Team、Enterpriseの4つです。

プラン 料金 Task数 Zapのステップ Premiumアプリ 利用人数 主な用途
Free 0ドル 100 Task/月 2ステップ × 1人 Zapierを無料で試したい
Professional 年払いで月額換算19.99ドル~ 選択するTask数で変動 マルチステップ ○ 1人 個人で本格的に自動化したい
Team 年払いで月額換算69ドル~ 選択するTask数で変動 マルチステップ ○ 最大25人 複数人でZapを共有・管理したい
Enterprise 要問い合わせ 契約内容による マルチステップ ○ 無制限 大規模組織で管理・統制したい

Freeは2ステップまでのシンプルな自動化向けです。Professional以上ではマルチステップのZapを利用でき、TeamではZapやアプリ接続を複数人で共有できます。

大規模な組織で管理・統制機能が必要な場合はEnterpriseが候補です。ProfessionalとTeamは、選択するTask数によって料金が変わります。

Zapierの4つの料金プラン

Free|無料でできること・できないこと

Freeは月額0ドルで、月100 Taskまで利用できます。Zap、Tables、Formsなどを作成できますが、Zapは2ステップまでです。次のようなTrigger+Actionの自動化には利用できます。

「Gmailでメールを受信する」
↓
「Slackへ通知する」

一方、

「Gmailでメールを受信する」
↓
「Slackへ通知する」
↓
「Googleスプレッドシートにも記録する」

のように、複数のActionをつなげる場合はProfessional以上が必要です。PremiumアプリもFreeでは利用できません。まずZapierを試したい場合や、シンプルな自動化を少ない回数で実行する場合に向いています。

Professional|個人で本格的に使いたい人向け

Professionalは、1人でマルチステップのZapやPremiumアプリを使いたい場合に適しています。年払いの場合、月額換算19.99ドルから利用でき、選択するTask数によって料金が変わります。主な機能は次のとおりです。

  • マルチステップのZap
  • Premiumアプリ
  • Webhooks

「問い合わせを受信→顧客データを保存→担当者へ通知→タスクを作成」といった複数の処理を1つのZapにまとめられます。Freeでは機能やTask数が足りない場合に検討するプランです。

Team|複数人でZapを共有・管理したいチーム向け

Teamは、複数人でZapierを利用する企業・チーム向けのプランです。年払いの場合、月額換算69ドルから利用でき、最大25ユーザーまで利用できます。

Professionalの機能に加えて、次のような共同管理機能があります。

  • Zapやフォルダの共有
  • アプリ接続の共有
  • SAML SSO
  • チーム向けの管理機能

Zapや接続情報を部署・チームで共有して管理したい場合に適しています。

Enterprise|大規模な組織で利用したい企業向け

Enterpriseは、大規模な組織向けのプランです。料金は公開されておらず、問い合わせが必要です。ユーザー数は無制限で、Teamより高度な管理・統制機能を利用できます。主な機能は次のとおりです。

  • 高度な管理者権限
  • アプリの利用制御
  • 組織向けの管理機能
  • 利用状況の監視
  • 高度なセキュリティ機能

複数部署や全社でZapierを利用し、セキュリティやガバナンスまで含めて管理したい企業向けです。

Zapierの料金が決まる仕組み

Professional以上は、選択するTask数によって料金が変わります。プランの機能だけでなく、毎月どの程度Taskを消費するかも確認しておく必要があります。

月払いと年払いの違い

ProfessionalとTeamは、月払いと年払いから選択できます。継続利用するなら、月額換算では年払いのほうが割安です。一方、必要なTask数がまだ固まっていない段階では、月払いのほうが試しやすいでしょう。

料金を比較するときは、表示されている金額が月払いの料金なのか、年払いした場合の月額換算なのかも確認してください。

Taskとは

Taskとは、Zapierが自動で実行した処理を数える単位です。Zapでは、Actionが正常に実行されると原則としてTaskにカウントされます。Zapを開始するTriggerはTaskを消費しません。

「Gmailでラベル付きメールを受信したら、Slackへ通知する」というZapの場合は次のとおりです。

処理 Task
Gmailで対象メールを検知する 0
Slackへ通知する 1

このZapを1回実行すると、1 Taskを消費します。Zap以外でも、AIやCodeなどの機能でTaskを消費する場合があります。

必要なTask数の考え方

必要なTask数は、「1回のZap実行で消費するTask数 × 月間の実行回数」を目安にします。「Gmailでメールを受信→Slackへ通知」というZapを月100回実行する場合、Slackへの通知が1 Taskなので、月100 Taskが目安です。

さらにGoogleスプレッドシートへの記録を追加すると、1回の実行で2つのActionが動くため、月100回なら200 Taskを消費します。Task数はZapの本数ではなく、実行回数とAction数で考えます。

Task数の上限を超えた場合

Professional、Team、Enterpriseでは、契約しているTask数を超えた場合にPay-per-task billingを利用できます。Pay-per-task billingを利用すると、契約プランのTask枠を超えて実行したTaskに追加料金が発生します。

利用しない場合は、Task上限に達すると新しいZapの実行が保留されます。想定外の追加料金やZapの保留を避けるため、実際の使用量に応じて契約するTask数を調整します。

Zapierの料金プランの選び方

プランを選ぶときは、料金表だけでなく「必要な機能」「利用人数」「月間Task数」の3点を確認します。

判断軸 確認すること
必要な機能 2ステップで足りるか、マルチステップやPremiumアプリが必要か
利用人数 1人で使うか、複数人でZapや接続情報を共有するか
月間Task数 1回あたりのTask数と月間実行回数はどの程度か

必要な機能で選ぶ

2ステップまでのシンプルなZapで足りるならFreeが候補です。複数のActionを組み合わせたい場合や、Premiumアプリ、Webhooksを利用する場合はProfessional以上が必要です。

大規模な組織でアプリの利用制御や高度な管理機能が必要な場合はEnterpriseを検討します。

利用人数で選ぶ

1人で利用する場合はFreeまたはProfessionalが基本です。複数人でZap、フォルダ、アプリ接続を共有したい場合はTeamが候補になります。

Enterpriseはユーザー数が無制限で、複数部署や全社で利用する場合に向いています。

月間Task数で選ぶ

必要なTask数は、自動化する処理と実行頻度から見積もります。例えば、1回につき2 Taskを消費するZapを月500回実行する場合、月1,000 Taskが目安です。

まず自動化したい業務を整理し、1回の実行で発生するAction数と月間実行回数を確認してからTask数を選びます。

Zapierで連携できる定番ツール

Zapierは9,000以上のアプリに対応しています。GmailやSlackなどのコミュニケーションツールだけでなく、ファイル管理、CRM、マーケティング、プロジェクト管理など、さまざまな業務ツールを組み合わせられます。

メール

代表的なメールツールには、次のようなものがあります。

  • Gmail
  • Microsoft Outlook
  • Microsoft Office 365
  • Email by Zapier
  • Mailparser

Gmailで特定のメールを受信したときにSlackへ通知したり、添付ファイルをGoogle Driveへ保存したりできます。

チャット

チャット・コミュニケーションツールでは、次のようなサービスと連携できます。

  • Slack
  • Chatwork
  • Microsoft Teams
  • Discord
  • Google Chat

メールやフォームへの問い合わせをSlackなどへ通知し、複数のツールに分散した情報をチャットに集約できます。

ファイル管理

ファイル管理・クラウドストレージでは、次のようなツールを利用できます。

  • Google Drive
  • Dropbox
  • OneDrive
  • Box
  • Amazon S3

メールで受信した添付ファイルをクラウドストレージへ自動保存できます。

その他の人気定番ツール

このほかにも、次のようなツールに対応しています。

  • Googleスプレッドシート
  • Googleカレンダー
  • Notion
  • Trello
  • Salesforce
  • HubSpot
  • Zoom
  • Shopify
  • WordPress

利用できるTrigger・Actionはツールによって異なります。

Zapierの登録方法

ZapierはFreeから利用できます。基本的な登録手順は次のとおりです。

  1. Zapierの公式サイトへアクセスする
  2. Googleアカウントまたはメールアドレスでアカウントを作成する
  3. 画面の案内に沿って初期設定を進める
  4. Zapierの管理画面を開く

Zapierのアカウント登録画面

登録後は、連携したいアプリを選択してZapを作成できます。

Zapierの使い方|GmailからSlackへ通知する

ここでは、「Gmailで特定のラベルが付いたメールを受信したら、Slackのチャンネルへ通知する」というZapを例に基本的な作成方法を紹介します。

今回は、Gmailのメール受信をTrigger、Slackへの通知をActionに設定します。この場合、Slackへの通知1回につき原則1 Taskを消費します。

ZapierでZapを作成する|Gmailを設定

まず、TriggerとなるGmailを設定します。

  1. Zapierの管理画面から新しいZapを作成する
  2. Triggerに「Gmail」を選択する
  3. Trigger eventに「New Labeled Email」を選択する
  4. Zapierと連携するGmailアカウントを選択する
  5. 対象とするラベルを指定する
  6. Triggerをテストする

「New Labeled Email」は、指定したラベルが付いたメールを検知してZapを開始するTriggerです。

対象となるメールを正常に取得できれば、Triggerの設定は完了です。

ZapierでZapを作成する|Slackを設定

続いて、ActionとなるSlackを設定します。

  1. Actionに「Slack」を選択する
  2. Slackへメッセージを送るActionを選択する
  3. Zapierと連携するSlackアカウントを選択する
  4. 通知先のチャンネルを指定する
  5. Slackへ送信するメッセージ内容を設定する
  6. Actionをテストする
  7. 問題がなければZapを公開する

Gmailから取得した送信者、件名、本文などをSlackへ送るメッセージに組み込むこともできます。

テストでSlackへメッセージが届けば設定完了です。以降は条件に合うGmailを受信するたびに、Slackへ自動で通知されます。

ZapierとNotePMを連携して情報管理を効率化する

NotePMは、社内マニュアルや業務ノウハウなどを蓄積・共有できるナレッジ管理ツールです。Zapierと連携すると、ほかのツールで発生した情報をNotePMへ自動で記録したり、NotePMの更新を別のツールへ通知したりできます。主な連携例は次のとおりです。

  • Gmailで受信したメールからNotePMのページを作成する
  • SlackのメッセージからNotePMのページを作成する
  • Googleフォームの新しい回答からNotePMのページを作成する
  • NotePMで新規ページを作成・更新したらSlackやChatworkへ通知する

ZapierのNotePM連携では、「New Page」「New Comment」「Updated Page」などをTriggerとして利用できるほか、「Create Page」をActionとして利用できます。

必要な情報を一か所に集約できる

Slackやフォームなどの情報をZapier経由でNotePMへ集約すれば、複数のツールを個別に探す手間を減らせます。必要な内容はNotePM上で検索・共有できます。

情報の属人化を防げる

メールや個人フォルダだけで管理していた情報をNotePMへ自動で蓄積すれば、担当者が手作業で転記しなくてもチーム内で共有できます。担当者が不在でも、NotePMから過去の情報を確認できます。

Zapierで繰り返し作業を自動化する

ZapierにはFree、Professional、Team、Enterpriseの4つの料金プランがあり、必要な機能、Task数、利用人数によって適したプランが異なります。

自動化したい業務を整理し、必要な機能、月間Task数、利用人数を基準にプランを選びます。ZapierとNotePMを連携すれば、GmailやSlackなどに分散した情報もNotePMへ自動で集約できます。


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