Zapierとは複数のアプリやツールを連携して、操作を自動化できるサービスです。SlackやChatwork、Discordなどのチャットツールをはじめ、5000種類以上のアプリに対応しています。Zapierを活用すると、毎日のルーティン業務を自動で行えるため、チームの生産性アップを期待できるでしょう。この記事では、Zapierと特徴や連携可能なツール、料金プランを紹介しします。ツールを連携する手順も解説しますので、参考にしてください。
Zapierと連携して情報管理を劇的に効率化できるツール「NotePM」
目次
Zapier(ザピアー)とは?
Zapierは、日々の作業をかんたんに自動化できるサービスです。
例えば、
- Gmailで請求書メールを受け取ったら、PDFファイルをGoogleドライブに格納
- Googleフォームで新しい回答があったら、チャット(Slack/Chatwork/Teams)通知
- Facebookリード広告のリードをGoogleスプレッドシートに行追加
など、日々の業務で繰り返し作業しているタスクを、営業やマーケティングなどのビジネス部門の担当者が、エンジニアのサポートなしで簡単に自動化できます。
Zapierは3,000種類以上のWebアプリケーションに対応しており、自動化サービス(iPaaS)としては世界シェアNo1です。
ただし海外のサービスで、UIメニューが2021年2月時点では日本語対応していません。とても便利で使いやすいサービスなので、今後の日本語対応に期待しています。 ※日本語データの連携には問題ありません。
URL:公式サイト:Zapier
Zapierと連携して情報管理を劇的に効率化できるツール「NotePM」
Zapierの特徴
全世界で活用されているほど便利で使いやすいサービスである、Zapierの特徴を解説します。
プログラミング不要
Zapierの特徴は、ノーコードで使用できることです。ツール同士の連携作業はZapierのWebサイト上のみで完結でき、プログラミングは一切必要ありません。ZapierのWebサイトは英語表記で、マニュアルや操作画面もすべて英語ですが(2023年3月現在)、Google翻訳を活用して日本語に変換すると問題なく理解できます。日本語データの連携は問題なく行えますのでご安心ください。
様々なツールをカスタマイズ可能
Zapierで組み合わせるだけで、さまざまなツールを自在にカスタマイズできます。特に便利なのは、取引先の仕様に合わせてSlackやTeams、Chatworkなど似た用途のツールを複数導入している場合です。Zapierを活用してTeamsやChatworkのやり取りもSlack上で行えるようになれば、ツールを切り替える必要がなくなります。情報を集約できるので、通知の見逃しや確認漏れも減らせるでしょう。
Zapierで連携できる定番ツール
Zapierは、3,000種類以上のツールやサービスに対応しています。
カテゴリ別の人気定番ツールをご紹介します。
メール
Gmail、Microsoft Outlook、Microsoft Office 365、Mailparser(メール本文を独自ルールでパースできる!)
チャット
Slack、Chatwork、Microsoft Teams、Discord、Google Hangouts Chat
ファイル管理
Googleドライブ、Dropbox、OneDrive、box、Amazon S3
その他の人気定番
Zoom、Googleカレンダー、Googleスプレッドシート、Trello、Facebook、Twitter、Salesforce、Marketo、Googleアナリティクス、など
Zapierと連携して情報管理を劇的に効率化できるツール「NotePM」
Zapierの料金プラン
料金プラン毎に、設定できる自動化のパターン数(Zap)と、月に実行できるタスク数(Task)が異なります。無料プランも用意されています。
プラン | 料金 (月額) ※1 | タスク数 (Task) |
パターン数 (Zap) |
備考 |
---|---|---|---|---|
Free | 無料 | 100 | 5 Zaps | 無料プラン |
Starter | 2,691円 | 750 | 20 Zaps | マルチステップ可能 |
Professional | 6,595円 | 2,000 | 無制限 | プレミアムアプリ無制限 |
Team | 40,242円 | 500,000 | 無制限 | チームでZapを共有 |
Company | 80,618円 | 1,000,000 | 無制限 | SSOやSCIM対応 |
※1 2023年3月時点。年間契約の場合
Zapierの登録方法
Zapierのトップページ 右上の [Sign Up] をクリック
[メールアドレス]、[名前]、[パスワード] を入力して [Sign Up] をクリック
[部門]、[業界]、[従業員数] を選択して [Continue] をクリック
連携するアプリを選択して [Finish Setup] をクリック
ダッシュボード画面が表示され、アカウント登録完了です。
Zapierと連携して情報管理を劇的に効率化できるツール「NotePM」
Zapierの使い方(Gmail→Slack連携)
ここでは定番の「Gmailで特定ラベルで受信したメールをSlackに通知する」Zapier連携方法を解説します。
このZapはビジネスGmailアカウントのみ有効です。
ZapierでZap作成(Gmail)
Zap(ザップ)とは、アプリ連携したワークフローの単位です。
この記事で紹介する「Gmailで受信したメールをSlackに通知する」という一連の流れが、1つのZapになります。
[MAKE A ZAP] をクリック
[Search apps…] に「gmail」を入力して [Gmail] を選択
[Trigger Event] をクリックし、[New Labeled Email] を選択し、[Continue] をクリック
→ [Trigger(トリガー)]とは、直訳すると「引き金」の意味で、ワークフローを開始させる条件になります。ここでは「新しいラベル付きメールを受信した場合」というトリガーを設定しています。
[Choose an account…] をクリックし、[+Connect a new account] をクリック
→Gmailのログイン許可画面が表示されるので承認し、[Continue] をクリック
[Label/Mailbox] をクリックし、Slack通知するGmailの [ラベル] を選択し、[Continue] をクリック
[Test trigger] をクリック
→サンプルメールが表示されれば接続成功です。[Continue] をクリック
ZapierでZap作成(Slack)
[Search apps…] に「slack」を入力して [Slack] を選択
[Action Event] をクリックし、[Send Channel Message] を選択し、[Continue] をクリック
→ [Action(アクション)] とは、アプリに実行させる行動のことです。ここでは「Slackチャンネルにメッセージを送信する」というアクションを設定しています。
[Choose an account…] をクリックし、[+Connect a new account] をクリック
→Slackのログイン許可画面が表示されるので承認し、[Continue] をクリック
Slack通知する [Channel] と [Message Text] を選択し、[Continue] をクリック
→メッセージ内容をGmailの各項目、固定文字列などを組み合わせて自由にカスタマイズできます
[Test & Continue] をクリック
Slackにメッセージが通知されれば成功です。
[Turn on Zap] をクリック
NotePMと連携してストック情報を一元管理
NotePMはクラウド型のナレッジ共有ツールです。
NotePMとZapierを連携することで、バラバラに散らばった情報を一元管理できます。
- Zapier連携:Gmailの受信メールからNotePMの新規ページを作成
- Zapier連携:SlackメッセージからNotePMの新規ページを作成
- Zapier連携:NotePMとGoogle Chatを連携する
Zapierと連携して情報管理を劇的に効率化できるツール「NotePM」
Zapier連携で情報を一元管理するメリット
Zapier連携を活用すると、複数のツールから情報を集約することができます。では、そもそもビジネスで情報を一元管理するメリットは何でしょうか。
検索性の向上
必要な情報にすぐアクセス可能になるため、「どこに何があるか分からない」という悩みが減るでしょう。仕事で知りたいことがあっても、情報を集約したツール内を検索すれば必要なナレッジやデータが見つかります。そのため、眠っていた情報の活用や、無駄な問い合わせを削減するのに効果的です。
属人化の解消
これまで個人で把握していたような情報も、オープンにすることができます。たとえば営業が過去に顧客に渡した提案資料や見積もり、商談内容などを見ることができれば、「A社の対応は〇〇さんしかできない」といった事態を避けられます。業務を分担できるため、チームワーク向上にもつながるでしょう。
Zapierで単純な繰り返し作業を自動化
Zapierを使えば、日々の単純な繰り返し作業を自動化し、業務効率化を図れます。UIが英語なので、最初は少し戸惑うかもしれませんが、慣れればとても便利なサービスです。まずは無料プランで試してみてください!
検索性に優れたマニュアル作成・ナレッジ管理ツール「NotePM」
NotePM(ノートピーエム) は、Webで簡単にマニュアル作成できて、強力な検索機能でほしい情報をすぐに見つけられるサービスです。さまざまな業界業種に導入されている人気サービスで、大手IT製品レビューサイトでは、とくに『使いやすいさ・導入しやすさ』を高く評価されています。
NotePMの特徴
- マニュアル作成、バージョン管理、社外メンバー共有
- 強力な検索機能。PDFやExcelの中身も全文検索
- 社内FAQ・質問箱・社内ポータルとしても活用できる
- 銀行、大学も導入している高度なセキュリティ。安全に情報共有できる