【2024年版】法人カードおすすめ9選を徹底比較!カードの選び方も詳しく紹介

2024年10月17日(木) 決済

煩雑になりがちな経費の管理を一挙に楽にしてくれるのが法人カードです。しかし、法人カードとひとくちに行っても様々なタイプがあり迷ってしまいます。自社に合ったおすすめの法人カードを探している担当者もいらっしゃるのではないでしょうか。

法人カードとは、個人向けカードと異なりビジネス利用に適したサービスを使用することが可能なカードのことです。法人カードを使用することで、経費精算の手間を省略化することはもちろん、ビジネスシーンで有利なサービスを利用することもできます。本記事では法人カードの種類・おすすめする理由・選び方・おすすめのカードについて、解説していきます。

法人カードのおすすめ種類

法人カードのおすすめ種類について、以下2点を説明します。

  • ビジネスカード
  • コーポレートカード

それぞれ、解説していきます。

ビジネスカード

法人カードおすすめの種類の1つ目は、ビジネスカードです。

ビジネスカードとは、カードの使用者が20名未満の場合に使われるカードです。主に中小企業や個人事業主向けに使われます。基本的に法人の信用情報が審査対象で、支払い口座も法人の口座となります。ビジネスカードの中には、審査時に代表者の信用情報を基にする個人与信のものもあります。

コーポレートカード

コーポレートカードとは、主に大企業向けに提供されている法人カードです。

ビジネスカードとの機能に大きな差はありませんが、発行できるカード枚数が多いため、多くの従業員が保有可能だという特徴があります。カードによっては、支払い口座を法人口座ではなく、個人口座に指定できるものもあります。

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法人カードをおすすめする理由

次に、法人カードをおすすめする理由について、以下4点を説明します。

  • シンプルな経費精算
  • 経費削減
  • 安定したキャッシュフロー
  • 従業員個人へのサービス

それぞれ、解説していきます。

シンプルな経費精算

法人カードをおすすめする理由の1つ目は、シンプルな経費精算です。

法人カードであれば、会社関連の支払いを一本化できます。個人事業主の場合でも業務上の支払いをまとめることが可能です。従来は経費精算のために従業員が個人のお金を使って仮払いし、事後精算していたケースもありますが、法人カードを使用すればその必要もありません。出張費や接待費の精算の手間がなくなることはもちろん、領収書を紛失して、経費精算ができなくなるなどということもなくなります。

また、法人カードでまとめて経費の決算をすれば毎月の経費を明細書でまとめることができ、経費の確認漏れもなくなります。法人カードを使用することで、経費精算にかかっていた手間を省略できるようになります。

経費削減

法人カードをおすすめする理由の2つ目は、経費削減です。

会社の支払いを法人カードに一本化すれば、まとめて指定口座からの引き落としが可能です。たとえば、オフィスの月々の利用料・オフィスでの軽食・電気や水道などの公共料金の引き落としが一つの口座で完了するようになります。そのため、支払いのために各口座に振り込む必要もなく、振込手数料の削減になります。

このように、支払い口座を一本化することで振り込みにかかる費用を削減することができます。

安定したキャッシュフロー

法人カードをおすすめする理由の3つ目は、安定したキャッシュフローです。

企業や個人事業主は、賃貸料・光熱費・業務委託先や従業員への支払いなど、さまざまな支払いに追われています。支払い先が多いため、時にはキャッシュフローが不安定になることもあるかもしれません。しかし、法人カードを使用することでキャッシュフローが安定する可能性があります。

法人カードでは月々の引き落としを、決まった日付に設定することができます。企業・法人名義の銀行口座にお金が残る日数が多く、キャッシュフローが安定する傾向にあり、決済の2ヶ月後などに引き落とし日を設定することも可能で、支払いにも余裕が持てるようになります。

従業員個人へのサービス

法人カードをおすすめする理由の4つ目は、従業員個人へのサービスです。

個人向けのカードと同じように、法人カードにも付帯サービスを受けられます。そのため、法人カードで使用できるサービスを、従業員個人に与えられるというメリットがあります。たとえば、国内だけでなく世界各国の空港のラウンジが利用できたり、レストランの予約や旅行プランの相談が365日24時間可能なコンシェルジュサービスなどが利用可能です。

従業員が出張時に、待ち時間を有効活用できることに加え、プライベートでの旅行時や食事などにもこれらのサービスを活用できれば、満足度が向上するでしょう。法人カードによって従業員個人へサービスを提供することが可能なのです。

法人カードのおすすめ選び方

次に、法人カードのおすすめの選び方について、以下8点を説明します。

  • 発行会社
  • コスト
  • 審査の方法
  • 利用限度額
  • ビジネスサービス内容
  • 追加カード内容
  • 付帯サービス
  • ポイント・マイル

それぞれ、解説していきます。

発行会社

選び方の1つ目は、発行会社です。

同じブランドが付与された法人カードでも、発行している会社が違えば、使用できる機能やポイントの付与率・利用可能なサービスなどが変わってきます。どこの発行会社のカードブランドを使用するかでもサービス内容は変わるため、自社の要望に合ったサービスを提供するカード発行会社、カードブランドの組み合わせを選ぶことが重要です。

コスト

選び方の2つ目は、コストです。

法人カードを選ぶ際は、サービスの内容はもちろん年会費とサービスのバランスを考慮することも大切です。法人カードには海外旅行時の保険サービス・国内外のラウンジ利用・24時間のコンシェルジュのサポート・ポイント還元など、提供するサービスの範囲は大変広いといえます。当然、受けられるサービスが多ければ多いほど年会費等のコストもかかるため、自社が受けたいサービス内容と、年会費のコストバランスを見ながらカードを選びましょう。

審査の方法

選び方の3つ目は、審査の方法です。

法人カードを申し込む際は、カード会社からの審査を受ける必要があります。個人向けカードと同様に、法人カードにも審査基準が設けられています。法人カードの種類によっては、経営者や個人事業主のみに入会資格が限られています。学生や代表の従業員では申し込めないものもありますので注意しましょう。

従業員が代表して法人カードを申し込みたい場合は、法人カード会社のWebサイトなどで入会対応しているか確認しましょう。法人カードを選ぶ際は、入会希望者が入会資格を満たしているかどうかも確認が必要です。

利用限度額

選び方の4つ目は、利用限度額です。

法人カードを使って支払った金額は、会社の経費支払いのタイミングで全従業員分まとめて請求されます。支払額が大きくなるため、従業員数や想定される支払い内容に合わせて、適切な利用限度額が設定されたカードを選ぶことがポイントです。利用限度額が足りないと、突発的な出費などが生じた場合に支払えなくなってしまう可能性があります。

利用限度額を超えた支払いを一度してしまうと、前月分の請求が引き落とされるまでカードが利用できないという恐れもあります。このような状況が発生しないためにも、自社が月々に支払う金額を把握し、支払い金額に適した利用限度額が設定できるカードを選びましょう。

ビジネスサービス内容

選び方の5つ目は、ビジネスサービス内容です。

法人カードでは、ビジネスシーンで活用できるサービスを提供しているものも多くあります。使い方によってビジネスを有利に進めることも可能です。たとえば重要な取引先とゴルフ接待を行いたい場合、ゴルフの優待券が使用可能な法人カードであれば、ゴルフ場の優先予約・優待券の使用などができます。また、オフィスに隣接しているショッピングモールの割引券を提供しているカードもあり、取引先への手土産の調達もリーズナブルに行えます。

ビジネスサービスが付帯されている法人カードを選べば、日々のビジネスシーンに必要な物品購入のコストを抑えられるため、企業にとっては大きなメリットだといえます。

追加カード内容

選び方の6つ目は、追加カード内容です。

法人カードの利用を開始すると、所持を希望する従業員が増えた場合に新たなカードを追加する場合が考えられます。そのため、法人カードを作成する段階でカードを追加するのに必要な条件などを確認しておく必要があります。たとえば、社員・家族がカードを追加する時に、発行上限枚数や追加料金を設けている法人カードもあるので注意が必要です。

freee セゾンプラチナビジネスカードの場合、最大9枚まで追加可能で追加カードの年会費は3,300円という条件があります。また、家族カードでの支払いは本会員の支払いとの一本化することが可能なため、経費精算も一つのカードで済ませられます。追加カードを作成する場合は、上限枚数と料金などの内容を必ず確認しましょう。

付帯サービス

選び方の7つ目は、付帯サービスです。

法人カードによっては、国内外での空港のラウンジ利用や海外旅行傷害保険などの利用が可能なものがあります。国内外の出張が多い企業の場合、上記サービスがあれば、空港に滞在している時間を有効活用できるでしょう。また、出張先で怪我や病気などのトラブルに見舞われた場合も保険が適用され、安心して出張に行くことができます。付帯されるサービスの内容も、法人カードの選定ポイントの一つです。

ポイント・マイル

選び方の8つ目は、ポイント・マイルです。

法人カードで支払った金額に応じて、ポイント・マイルが付与されるものも多くあります。法人カードの種類によってポイント・マイルの溜まりやすさや還元率が大きく変わるため選ぶ際には注意が必要です。溜まったポイントを移動費に当て、出張に行くこともできたり、事務用品の購入に当てたりするなど、経費の削減にもつながります。

また、ポイント・マイルに応じてカードにランク付けがされるものもあります。飛行機に乗る際はランクに応じた座席が指定されることでしょう。ポイント・マイルの還元率の高さも、法人カードを選ぶ時に確認したい点です。

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法人カードのおすすめ9選

おすすめしたい法人カードを以下に挙げて説明します。

マネーフォワード ビジネスカード

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マネーフォワード ビジネスカード

マネーフォワード ビジネスカードは、与信審査不要で高額決済にも対応可能な法人・個人事業主向けカードです。以下のお悩みを持つ方に、おすすめです。
・クレジットカードの審査がなかなか通らない
・利用限度額がすぐ上限に達してしまう
・個人カードしか持っておらず確定申告や会計処理が面倒
上記の悩みを持つ方であれば、マネーフォワード ビジネスカードを使うと、利便性を感じることができます。また、通常のポイント1%還元に加えて、利用金額に応じた月間利用ボーナスポイントも付与されます。

マネーフォワード ビジネスカードの特徴

  • 与信審査不要
  • プリペイドカードのため上限なし
  • ポイント還元率1%・更にボーナスポイント付与

URL: マネーフォワード ビジネスカード

 

楽天ビジネスカード

楽天ビジネスカードとは、楽天株式会社が発行する法人カードです。年会費2200円を支払えば使用することができます。引き落としの日程を企業の支払い日等に合わせて自動で設定できるという機能も搭載されています。楽天ポイントもたまるというメリットもあります。

楽天ビジネスカードの特徴

  • 100円につき1ポイントが付与され、楽天市場での購入時は2倍
  • ETCカードが複数枚発行可能で1枚目は年会費無料
  • Visaビジネスオファーの利用が可能

URL: https://www.rakuten-card.co.jp/service/business-card/

 

三井住友カード ビジネスオーナーズ

三井住友カード ビジネスオーナーズは、登記簿謄本・決算書の提出が不要で、経費精算を合理化してくれる法人カードです。ビジネスカードには、一般カードとゴールドカードの2種類があります。一般会員であれば年会費無料で使うことができ、ゴールド会員でも年間100万円以上の利用など一定の条件を満たせば、年会費無料になります。

三井住友カード ビジネスオーナーズの特徴

  • カード本体に印字がされていないナンバーレス
  • 200円につき1ポイント付与で他社ポイントへも変換可能
  • ゴールドカードでも年間100万円以上利用で年会費無料

URL: https://www.smbc-card.com/hojin/lineup/biz_owners_index.jsp

 

EX Gold for Biz M

EX Gold for Biz Mは、Orico社が発行する法人カードのうちの1つです。初年度の年会費が無料で、2年目以降は2,200円で使用できます。ポイント加算もあり、一般的なビジネスカードに比べてポイントが溜まりやすい、という特徴もあります。カードブランドはVisaかMastercardから選ぶ必要があります。

EX Gold for Biz Mの特徴

  • 1000円につき1ポイント付与され、さらに20%ずつのポイント加算
  • MastercardビジネスアシストまたはVisaビジネスオファーを使用可能
  • 国内主要空港・ホノルル・仁川空港のラウンジ使用が無料

URL: https://www.orico.co.jp/business/creditcard/exgoldforbiz_m/#

 

セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード

セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードは、クレディセゾンが発行する法人カードです。年会費は22,000円ですが年間200万円以上の使用で、次年度以降は11,000円に下がります。貯まったポイントは買い物やマイルへの変換も可能です。従業員にとって、ブランド力の高いアメリカン・エキスプレス・カードを手軽に持てる、というメリットがあります。

セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードの特徴

  • 最大5,000ポイントの永久不滅ポイント有
  • JALのマイル還元率最大1.125%獲得可能
  • 国内外1300ヶ所以上の空港ラウンジ利用可能

URL: https://www.saisoncard.co.jp/amextop/sbs-pro/index02.html

 

アメックスビジネスゴールド

アメックスビジネスゴールドはアメリカンエキスプレスが発行するメタル製の法人カードです。年会費が36,300円と高額ですが、提供されるサービスの人気が高く、ビジネスカードとして一度は持ちたいカードです。支払いでポイントやマイルをムダなく貯めることができ、タッチ決済対応店舗が増えているためキャッシュレスの時代にも最適です。

アメックスビジネスゴールドの特徴

  • 全国の厳選200店舗のレストランの1名分の無料利用
  • 利用限度額なし
  • 国内外のゴルフ場の無料手配

URL: https://www.americanexpress.com/jp/credit-cards/gold-business-corp-card/

 

JCB CARD Biz

JCB CARD Bizは、JCBが発行する法人カードで中小企業や個人事業主を対象としています。一般カードとゴールドカードの2種類があり、利用可能枠や保険の付帯金額が変わります。さまざまな法人の本人確認書類が不要なため、簡単に申し込むことができ、個人カードと同感覚で使用できます。

JCB CARD Bizの特徴

  • Amazonでの買い物で1ポイント3.5円獲得
  • 年間100万円以上の利用でポイント50%アップ
  • 利用明細データの会計ソフトへの自動取り込み

URL: https://www.jcb.co.jp/corporate/houjin/biz.html

 

freee セゾンプラチナビジネスカード

freee セゾンプラチナビジネスカードは、freeeが発行する法人カードです。ポイントは永久不滅のため貯まりやすく、スマホ決済・電子マネーにも対応しています。ビジネスシーンに限らず、日常生活においても利用可能なプラチナ会員のみの特別なサービス・優待制度が充実しています。

freee セゾンプラチナビジネスカードの特徴

  • 9枚までカード追加可能
  • 国内外1300ヶ所以上の空港ラウンジ利用可能なプライオリティパスの登録無料
  • freee限定優待特典でfreee、Adobe、officeなどの利用が割引

URL: https://www.freee.co.jp/finance/card/saison-platinum/

 

JR東海エクスプレス・カード

JR東海エクスプレス・カードはJR東海が発行する法人カードです。新幹線に乗る際も、会社でチケットを発行することなく、従業員がエクスプレス・カードのアプリを使って予約ができます。直前の変更もアプリから容易にできるため、急な出張変更などのビジネスシーンに適しています。

JR東海エクスプレス・カードの特徴

  • 新幹線(東海道・山陽・九州)指定席割引適用
  • ポイントが貯まればグリーン席を利用可能
  • 期間中の脱会は支払い不要(ビジネス会員のみ)

URL: https://expresscard.jp/corporate/

 

まとめ

本記事では、法人カードについて解説してきました。法人カードを契約すれば、経費精算時に口座の一本化が可能になります。企業としても経費削減やキャッシュフローの安定化が図れ、従業員個人も手間削減・多くのサービスを受けることができるというメリットも得られます。

法人カードを選ぶ際は、年会費・限度額・ビジネスサービス内容・追加カードの内容・付帯サービス・ポイントやマイルのたまりやすさなどを意識することが重要です。利用シーンとコストのバランスが良いカードを選びましょう。

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