企業でスマホを利用する場合、個別で契約をしていると通話やデータ通信の費用が高くなる傾向にあります。このような課題はスマホを法人契約することで、解決できる可能性があります。スマホの法人契約は、通常の契約と違い、企業が携帯電話会社もしくは代理店と契約して、お得にサービスを利用します。本記事では、スマホの法人契約について、大手キャリアと格安SIMの特徴やメリット・サービスを比較するときのポイント・法人契約をするときの注意点・スマホを法人契約できるおすすめのサービスを紹介します。
WEB上で簡単にドキュメント作成・管理ができるツール「NotePM」
→NotePMを無料で試してみる
目次
スマホの法人契約は大手キャリアか格安SIMか?
スマホの法人契約は、大手キャリアと格安SIMのどちらにすれば良いのか、メリットと特徴を解説します。
大手キャリアの特徴・メリット
大手キャリアの特徴・メリットは以下のとおりです。
- 通話時の接続がクリアで会話がしやすい
- 店舗でさまざまなサポートを利用できる
- 何時間通話しても定額のプランがある
- データ通信料が定額のプランを利用できる
- 最新のスマホ機種を購入できる
大手キャリアは自社の通信網を所有しているため、通話品質が高いです。取引先との電話中に音声が乱れたり、通話が切れてしまったりということが基本的にないため、安心して利用できます。また、通信速度が早く通信環境も安定しているため、快適にインターネットが使えます。
格安SIMの特徴・メリット
格安SIMの特徴・メリットは以下のとおりです。
- 大手キャリアよりも月額料金が安い
- スマホ端末を安く購入できる
- 格安SIMごとに独自のサービスがあり、目的別に選びやすい
格安SIMは、月額料金やスマホ端末代などが安いのが大きな特徴です。また、海外でも利用可能な端末が多いため、海外出張が多い企業も格安SIMがおすすめです。ただし、海外から日本への通話が可能であっても、請求金額が高額になるケースもあるため注意が必要です。
大手キャリアと格安SIMを比較検討することが重要
大手キャリアと格安SIMを比較する前に、まずは自社の現状把握からはじめます。社内への通話・社外への通話のどちらが多いのか・求める機能はなにか、部署によって違う場合もあります。また、スマホを契約するよりも、チャットアプリを導入することで通信料金が安く抑えられるケースもあります。例えば、社員同士の通話時間が短いなら「かけ放題プラン」、業務用アプリを導入する場合は「通信制限がかからないプラン」など、利用状況を整理して、自社にあったプランが用意されている会社を選択することが重要です。
関連記事:【2024年版】社内コミュニケーションツール おすすめ11選を徹底比較(無料あり)
WEB上で簡単にドキュメント作成・管理ができるツール「NotePM」
→NotePMを無料で試してみる
スマホの法人契約の比較をするときに押さえておくポイント
スマホの法人契約の比較をするときに押さえておくポイントは、以下の3つです。
- 料金プラン
- 通信回線
- オプション
1つずつ見ていきましょう。
料金プラン
スマホの法人契約の比較をするときに押さえておくポイントの1つ目は、料金プランの比較です。会社によって料金プランの内容には違いがあり、料金が一番安いプランを選んだら求めているサービスが用意されていなかったという場合があります。安い料金プランを提案されても即決せず、自社に合っているか確認が必要です。料金プランを検討するときは、以下の点を確認することがおすすめです。
- 自社で利用する目的
- 料金プランに含まれるサービス内容
- 契約期間の確認
- 解約料金の有無
同じ料金のプランでも、サービス内容がまったく違う会社もあります。費用を重視するのも大切ですが、料金プランが自社に合った内容か確認することが重要です。
通信回線
スマホの法人契約の比較をするときに押さえておくポイントの2つ目は、通信回線です。格安SIMは大手キャリアの通信回線を利用しています。都市部にある会社であれば、どの格安SIM会社を利用しても問題なく接続できます。しかし、地方にある会社の場合は自社のエリアがカバーされているかを契約前に確認し、できるだけ対応エリアが広い会社との契約がおすすめです。
オプション
スマホの法人契約の比較をするときに押さえておくポイントの3つ目は、オプションです。社外へ1日に数十件も電話をする場合は、「かけ放題」といった通話料金が定額制になるオプションつきのプランがおすすめです。定額制にすることで無駄な費用を抑えられます。「かけ放題」を無料で利用できるサービス・別料金で追加できるサービスがそれぞれあるため、どちらがより自社に適しているかを検討することも大切です。
スマホを法人契約するときの比較ポイントの注意点
スマホを法人契約するときの比較ポイントの注意点は、以下の2つです。
- 自社の運用・コストに合うプランを選択する
- 直営店・代理店を利用するかを検討する
1つずつ見ていきましょう。
自社の運用・コストに合うプランを選択する
スマホを法人契約するときの比較ポイントの注意点の1つ目は、自社の運用・コストに合うプランを選択することです。例えば、社員同士のやりとりが多いのに「かけ放題プラン」に契約すると、無駄な費用が発生することがあります。利用方法によっては、業務用アプリだけで解決できる場合があります。他にも、社外に電話することが多い・社外からは業務用連絡アプリで連絡を取り合うといった場合は、通信量が多く設定されているプランに契約すると費用を有効活用できます。
関連記事:【2024年版】タスク管理ツール・Todo管理 おすすめ16選を徹底比較(無料あり)
直営店・代理店を利用するかを検討する
スマホを法人契約するときの比較ポイントの注意点の2つ目は、直営店と代理店のどちらを利用するか検討することです。スマホの法人契約は大手キャリアだけでなく、家電量販店や大手キャリアの看板が掲げられている代理店でも契約できます。代理店では、契約価格の交渉が気軽にでき、サービスを比較するときにサポートが受けられます。対して直営店では、価格交渉は難しい傾向にありますが、サービスに対する専門知識があるので手厚いフォローが期待できます。
WEB上で簡単にドキュメント作成・管理ができるツール「NotePM」
→NotePMを無料で試してみる
スマホの法人契約9社を徹底比較
スマホの法人契約ができる全9社の特徴をまとめて解説します。
ソフトバンク
ソフトバンクは、iPhoneやAndroidスマホなどの最新端末も利用できます。在宅ワークで会社に出勤できない場合でも、会社専用のスマホをリモートで一括管理できるサービスも用意されています。紛失や盗難にあってしまったときもすばやくロックできるため、情報漏えい対策も万全です。オプションパックには一斉メール配信機能があり、社員の携帯電話に一斉で業務連絡するときに便利です。
ソフトバンクの特徴
- 5つのオプションが用意されており、目的別に利用できる
- オフィスの固定電話宛ての電話も、携帯電話で通話できる
- Googleアカウントにログインするだけで音声とビデオ通話が可能
URL: https://www.softbank.jp/biz/mobile/
ワイモバイル
ワイモバイルは、使用できる高速データ通信容量による3つの料金プランが用意されています。業務用連絡アプリなどで連絡を取り合うと通信量を消費するため、月々利用する通信量の目安がわかっているとプランが選びやすいです。また、通話料金が定額となるオプションがつけられます。端末も購入ではなくレンタルサービスが用意されており、レンタル保守パックに加入していれば交換手数料は無料です。
ワイモバイルの特徴
- 通信量だけでなく通話料に合わせて選べる通話プランが用意されている
- 通話オプションをつければ、他社との通話でも10分以内であれば0円
- 2回線以上の契約ですべての回線が月額700円OFFとなる
URL: https://www.ymobile.jp/biz/
KDDI(au)
KDDI(au)は、使用する回線によって利用料金プランが選べます。端末を購入せず利用できるモバイルレンタルプラスというサービスが用意されており、管理業務の負担を軽減できます。au携帯電話のメールアドレスに自社の名前を利用できるため、ブランド力のアップに繋げられます。また、業務支援ソリューションを提供しているため、管理業務のサポートも可能です。
KDDI(au)の特徴
- 管理業務の代行でコストカットにつながり、本来の業務に集中できる
- 業務上必要なサイトのみ閲覧できるセキュリティ対策が用意されている
- 国内から世界23の国や地域への通話が、1回15分以内×月50回まで初月無料
URL: https://biz.kddi.com/service/mobile/service/
mineo
mineoは、大手3キャリアの通信回線が選べます。通信キャリアに対応しているプランがそれぞれ用意されており、お手持ちのスマホをそのまま使用できます。SIMごとに利用できる端末を設定できるため、盗難や不正利用の防止が可能です。動作確認が完了している端末が500台以上あり、多くの端末で安心して利用できます。
mineoの特徴
- 大手3キャリアのスマホを利用できる
- 利用するキャリアごとにプランが選べる
- 契約事務手数料・SIMカード発行料金などの初期費用が0円になるキャンペーンを頻繁におこなっている
URL: https://mineo.jp/business/
NifMo
NifMoは、解約金・違約金なしの格安SIMサービスです。NifMoを運営しているのはインターネット接続サービスで大手のニフティです。2019年10月から解約金制度を撤廃して、初月以外の解約の違約金が0円となっているため、安心して利用できる格安SIMサービスです。料金シュミレーションを事前に行えるため、利用時の費用が検討しやすいです。
NifMoの特徴
- 最低利用期間が設定されていないため、自社の運用に合わなくなった場合にすぐ解約できる
- 初月での解約以外は違約金や解約金は0円となっている
- 月遅れの請求のため、支払いに余裕をもって利用できる
URL: https://nifmo.nifty.com/biz/
BIGLOBEモバイル
BIGLOBEモバイルは、通信品質に定評のある格安SIMで、約8,800社に導入している実績があります。導入する前にBIGLOBEモバイルのSIMを無料で試せるため、通信速度・通話品質を契約前にチェック可能です。プランは、音声通話SIMとデータSIMから選べます。
BIGLOBEモバイルの特徴
- 音声通話SIM・データSIMのプランがあり、用途別に選べる
- 格安SIM顧客満足度で第1位を獲得し、通信品質に定評がある
- 初期費用(申込手数料とSIMカード準備料)が0円になるフェアを頻繁に開催している
URL: https://biz.biglobe.ne.jp/sim/index.html
NTTドコモ(docomo)
NTTドコモ(docomo)のスマホの法人契約には大きく分けて5G対応プランとXi対応プランの2つがあり、使用するデータ通信量に合わせてさらに細かくプランが選択できます。また、NTTドコモは企業だけでなく、小中学校や高等学校でも導入されています。ビジネス向けのサービスやソリューションが数多く提供されており、医療・介護・飲食業などの業種に合わせておすすめの組み合わせを提案してくれます。
NTTドコモ(docomo)の特徴
- 社内通話がメインの企業に向けて割引サービスが用意されている
- 最新のiPhone・iPad・Androidスマホを利用できる
- 専用ポイントを貯めることで、ドコモ商品の購入時などに使用できる
URL: https://www.nttdocomo.co.jp/biz/
UQ mobile
UQ mobileはauの通信回線を使用しており、人口カバー率99.9%と広いエリアに対応しています。どのプランもデータ通信量が余った場合は翌月に繰り越しされるため、通信量を無駄にしません。オプションには故障紛失サポートがあり、故障・紛失・盗難などのトラブルの際も安心です。
UQ mobileの特徴
- 日本全国のほとんどのエリアから安定してネットに接続できる
- データ繰り越しがあるため、データ通信量が無駄にならない
- 低速通信になる節約モード時は、SNS利用やネット検索のデータ消費量が0になる
URL: https://www.uqwimax.jp/mobile/business/
まとめ
本記事では、スマホの法人契約について、大手キャリアと格安SIMの特徴やメリット・サービスを比較するときのポイント・法人契約をするときの注意点・おすすめのサービスを紹介しました。法人契約する場合、スマホの管理作業を携帯電話会社が代行してくれると、業務負担の軽減につながります。料金プランは各社で異なり、低速通信を条件に格安で利用できるプランもあります。自社に必要なプランを検討し、最適な会社を選んで導入を進めることがおすすめです。
検索性に優れたマニュアル作成・ナレッジ管理ツール「NotePM」
NotePM(ノートピーエム) は、Webで簡単にマニュアル作成できて、強力な検索機能でほしい情報をすぐに見つけられるサービスです。さまざまな業界業種に導入されている人気サービスで、大手IT製品レビューサイトでは、とくに『使いやすいさ・導入しやすさ』を高く評価されています。
NotePMの特徴
- マニュアル作成、バージョン管理、社外メンバー共有
- 強力な検索機能。PDFやExcelの中身も全文検索
- 社内FAQ・質問箱・社内ポータルとしても活用できる
- 銀行、大学も導入している高度なセキュリティ。安全に情報共有できる
今だけ30日間無料で使えます