Googleサイトでできることとは?作り方・料金・公開設定を解説

2026年09月25日(金) Googleサイト

Googleサイトでは、HTMLやCSSを書かずに、紹介サイトやプロジェクトの案内、社内向けの情報共有サイトを作成できます。文章・画像・Googleドライブ上の資料を画面に配置し、誰に公開するかを選べるサービスです。

ただし、「ページを公開できた」ことと「見てほしい人が資料まで開ける」ことは同じではありません。サイトと埋め込みファイルの権限、独自ドメインの設定条件を分けて確認する必要があります。

本記事では、Googleサイトでできること、作成から公開までの4ステップ、料金、用途ごとの確認点を解説します。実際に作り始める方は、GoogleアカウントでログインしてGoogleサイトの作成画面を開いておきましょう。

Googleサイトとは

Googleサイトの基本機能をまとめた図

Googleサイトは、ブラウザ上で文章や画像、資料を組み合わせてWebサイトを作成できるサービスです。ページの追加やレイアウトの変更を編集画面から行えるため、まずは小さな紹介ページを作り、必要に応じて情報を増やせます。

たとえば、イベントの開催案内なら日時・会場・申込フォームを1ページに、社内向けなら部署の案内・申請書・業務手順をテーマ別のページにまとめられます。作成前に「誰が、何を確認するサイトか」を決めると、ページを増やしすぎずに済みます。

GoogleサイトはGoogle Workspaceにも含まれます。個人用Googleアカウントでも利用できますが、組織で利用する場合の共有範囲や管理方法は、管理者の設定を含めて確認してください。

Googleサイトでできること

Googleドライブの資料をGoogleサイトにまとめるイメージ

Googleサイトでは、テキスト・画像に加え、Googleドキュメント、スプレッドシート、スライド、フォームなどをページに挿入できます。案内文のすぐ下に申込フォームを置く、プロジェクトの説明と進捗表を同じページで見せる、といった使い方が可能です。

主な機能 使い方の例
ページの作成・編集 会社紹介、イベント案内、部署別ページ
Googleドライブの資料の挿入 手順書、進捗表、説明スライドの掲載
フォーム・地図・カレンダーの挿入 申込受付、会場案内、開催予定の表示
編集者・閲覧者の設定 複数人での制作、対象者を限定した公開
端末別のプレビュー パソコン・タブレット・スマートフォンの表示確認

1. 共有・権限管理機能

Googleサイトでは、下書きを編集する人と、公開済みサイトを閲覧する人をそれぞれ設定します。編集を手伝ってもらう相手には編集者として共有し、完成したページを見せたい相手には公開済みサイトの閲覧権限を設定しましょう。仕事用・学校用アカウントでは、組織外への共有などが管理者によって制限される場合があります。

サイトに埋め込んだGoogleドライブの資料には、ファイル側の共有設定も必要です。サイトを社内に公開しても、資料が作成者だけの閲覧設定なら、ほかの社員はその資料を開けません。逆に、社内限定サイトに載せる資料を不用意に一般公開しないよう注意しましょう。

公開したサイト内では、条件を満たす埋め込みファイルの内容も検索できます。Google公式ヘルプでは、検索結果の「埋め込みファイル」タブを表示するために、サイトがインデックスに登録され、少なくとも1つの埋め込みファイルを含む必要があると説明されています。公開・再公開後に、実際の閲覧者のアカウントで検索できるかを確認してください。

参考:Google公式ヘルプ「Googleのファイル、動画、ウェブサイトのコンテンツなどを追加する」

2. 公開設定・ドメイン管理

標準では「sites.google.com」配下のURLで公開できます。独自ドメインはGoogle Workspaceだけの機能ではなく、個人用Googleアカウントで作成したサイトでも、条件を満たせば設定できます。

個人用アカウントでは、サイトの「設定」から「カスタムドメイン」を指定します。仕事用・学校用アカウントでは管理者側での設定が必要になるため、先に管理担当者へ確認しましょう。いずれもドメインの取得・所有権の確認・DNS設定などが関係します。

また、Google公式ヘルプでは、カスタムドメインで表示するサイトは一般に閲覧できる共有設定が必要とされています。閲覧を限定したサイトでは、sites.google.comのURLへ転送される場合があります。社内限定で運用する目的と、独自ドメインで一般公開する目的を分けて設計してください。

参考:Google公式ヘルプ「サイトでカスタムドメインを使用する」

Googleサイトの作り方と公開までの4ステップ

最初は、案内文と資料1つだけの小さなページで流れを確認すると進めやすくなります。以下はパソコンのブラウザで作成する場合の基本手順です。画面名や選べる共有範囲は、アカウント・管理者設定により異なります。

ステップ1:空白ページまたはテンプレートを選ぶ

Googleサイトを開き、「空白」または目的に近いテンプレートを選びます。左上のドキュメント名、サイト名、ページのタイトルを入力しましょう。たとえば社内の入社手続き案内なら、サイト名を「人事・総務ガイド」、ページタイトルを「入社時に必要な手続き」とすると、読者が内容を判断できます。

Googleサイトのドキュメント名・サイト名・ページタイトルの位置を示すGoogle公式図
出典:Google Workspaceラーニングセンター。名称を入力する位置の説明図です。

ステップ2:文章・画像・資料を配置する

右側の「挿入」からテキストボックスや画像を追加します。ドライブの資料を載せる場合は「ドライブ」から対象ファイルを選びます。複数ページに分ける場合は「ページ」から追加し、「申請手順」「よくある質問」など、内容がわかる名前を付けてください。

資料だけを並べるより、「誰が使う資料か」「いつ提出するか」「どこに問い合わせるか」を近くに書くと、閲覧者が次の行動を判断しやすくなります。社内資料を挿入した時点で、ファイルの共有範囲も確認しておきましょう。

ステップ3:表示と公開範囲を確認して公開する

上部のプレビューから、パソコン・タブレット・スマートフォンの表示を確認します。見出しが途中で切れないか、資料の文字が読めるか、リンクを押しやすいかを見直しましょう。

右上の「公開」を選び、Webアドレスと閲覧できる人の範囲を設定します。社内限定であれば、公開済みサイトの共有設定が想定する社員・グループに限られていることを確認してから公開してください。公開後に編集した内容も、再度公開して反映します。

ステップ4:閲覧者の立場でページと資料を開く

作成者の画面で見えるだけでは、共有設定の確認は完了しません。想定する閲覧者にURLを開いてもらい、ページ・埋め込み資料・リンク先を確認します。一般公開サイトはログインしていない状態でも確認し、社内限定サイトは対象外のアカウントから見えないことも確かめましょう。

確認する対象 確認内容
公開したページ 対象者が閲覧可能/対象外の人への公開なし
埋め込んだ資料 対象者が内容を表示可能/必要な編集権限のみ
ページ内のリンク 意図した原本・申請先へ移動
スマートフォン表示 見出し・本文・資料・ボタンの読みやすさ

参考:Googleサイトで最初のサイトを作成する、サイトを公開して共有する

Googleサイトの料金体系(個人・ビジネス利用の違い)

Googleサイトの利用にかかる費用は、サイト作成そのものと、独自ドメイン・関連サービス・組織管理の費用に分けると整理できます。無料でページを作れることが、関連するすべての費用が不要という意味ではありません。

個人用アカウントで利用する場合

個人用Googleアカウントでは、Googleサイトでのページ作成や公開を無料で始められます。画像や資料の挿入、公開範囲の設定も利用できます。

独自ドメインを使う場合は、その取得・更新に別途費用がかかります。また、Googleドライブなどに保存する資料の容量や共有条件は、保存先のルールに従います。仕事の情報を扱う場合は、費用だけで決めず、会社が認めるアカウントと保存先を利用しましょう。

Google Workspaceで利用する場合

会社としてアカウントや共有設定を管理したい場合は、Google Workspaceの契約内容を確認します。Googleサイトは複数のWorkspaceサービスの1つであり、次の料金はGoogleサイトだけの利用料ではありません。

プラン 通常月額料金の目安 ストレージプール
Business Starter 1ユーザー800円 1ユーザーあたり30GB
Business Standard 1ユーザー1,600円 1ユーザーあたり2TB
Business Plus 1ユーザー2,500円 1ユーザーあたり5TB

上記は2026年9月24日に確認した、1年契約の通常料金・税別です。期間限定割引は含めていません。ストレージは組織内で共有するプールとして提供され、契約方法・人数・追加機能によって総額が変わります。Google Workspace公式料金表で、必要な管理機能と合わせて比較してください。

Googleサイトが向いている用途と確認点

Googleサイトは、会社やイベントの紹介、プロジェクトの情報集約、部署内の案内ページなど、比較的シンプルな構成のサイトに向いています。Googleドライブの資料を使っていて、文章と資料を一緒に見せたい場合も候補になります。

一方、商品の購入・決済、複雑な会員機能、細かなデザイン制御などを重視する場合は、それぞれの目的に対応したサービスも比較しましょう。サーバー側の保守はGoogleに任せられますが、ページ内容・公開範囲・リンク切れの管理は利用者側に残ります。

他ツール(WordPress・Wix・ペライチ・Shopify)との比較

ツール 主な検討用途 選ぶ前の確認点
Googleサイト 案内サイト・社内ポータル 資料の権限、検索、必要なデザイン
WordPress 記事を継続更新するメディア サーバー・更新・プラグインの管理体制
Wix デザインや機能を選ぶ事業サイト 必要機能に対応するプラン・追加費用
ペライチ サービス紹介・申込ページ ページ数、フォーム・予約などの利用条件
Shopify 商品販売・ECサイト 決済、配送、販売手数料、運用方法

たとえば、会社紹介と問い合わせ先を載せるだけならGoogleサイトを試し、記事を継続的に増やして集客するならWordPressなども検討する、と目的から絞り込めます。WordPressの確認点は、自分でサーバーを用意する方式を想定しています。運用を事業者へ任せるサービスでは管理範囲が異なります。上の表は用途を比較するための整理であり、各サービスの全機能を示すものではありません。

SEO対策の限界と最低限の設定

公開サイトで検索流入を得たい場合は、各ページのテーマが伝わるタイトル・見出しを付け、読み手の疑問に答える本文を用意します。画像には内容が伝わる代替テキストを設定し、関連ページへ移動できるリンクも整えましょう。

Googleサイトは、サイト全体のコードや拡張機能を自由に扱う仕組みではありません。細かなSEO設定や機能追加を前提とする場合は、実現したいことを洗い出してから他ツールと比較してください。

また、「公開検索エンジンにサイトを表示しないようにリクエストする」設定は、機密情報へのアクセス制限の代わりにはなりません。Google公式も検索結果に表示されないことを保証していないため、社内限定情報は閲覧者を制限して管理しましょう。

参考:Google公式ヘルプ「サイトを公開して共有する」

社内Wikiとして使うなら、ページの担当と更新先を決める

社内向けサイトは、作った後に情報を更新できることが大切です。「どの申請書が最新か」「誰に確認すればよいか」がわからないままでは、社員は結局、担当者へ質問することになります。ページごとに、次の情報をそろえておきましょう。

項目 入社手続きページの記入例
目的・対象者 新入社員が入社日前に行う手続き
資料の原本 人事部管理の申請書へのリンク
提出先・期限 人事窓口/入社日の3営業日前
管理担当 人事部 入社手続き担当
最終確認日・見直し時期 2026年9月24日/制度変更時と毎月初
よくある質問 未提出書類がある場合の連絡方法

記入例は架空の運用です。資料を何か所にも複製するのではなく、更新する原本を決めてリンクを置きます。担当が変わるときには、ページの編集権限や資料の管理権限も引き継ぎましょう。

「サイトに載せているのに、同じ質問が何度も届く」なら、社員が答えにたどり着く方法まで見直してみませんか。社内WikiのNotePMでは、業務手順やFAQを蓄積し、ページや添付ファイルの中身を検索できます。AI検索を使うと、「入社前に何を提出すればいい?」のように質問し、NotePM内の情報をもとにした回答と参照元のページを確認できます。

社員が必要な手順を自分で確認できれば、担当者は同じ説明を繰り返す時間を減らし、個別判断が必要な相談に向き合えます。ページの項目をテンプレートでそろえ、変更履歴を確認できることも、担当者が替わっても更新を続ける助けになります。

Googleドライブにある資料へのリンクを置くだけで、そのリンク先がNotePMのAI検索に自動で取り込まれるわけではありません。検索させたい手順やFAQはNotePMのページ・対応する添付ファイルとして登録し、原本の更新方法も決めておきましょう。AIの回答は参照元と合わせて確認します。

まずは、問い合わせの多い手続き1つをNotePMの30日間の無料お試しでまとめてみてください。担当者以外の人が「知りたいことを質問し、根拠を確認して手続きを進められるか」まで試すと、自社で使う価値を具体的に判断できます。

Googleサイトを目的に合わせて作成・運用しよう

Googleサイトでは、文章・画像・Googleドライブの資料を組み合わせて、公開サイトや社内向けの案内を作成できます。まず1ページ作り、プレビューと公開範囲を確認したうえで、想定する閲覧者が資料まで開けるかを確かめましょう。

社内Wikiとして使う場合は、ページの担当・資料の原本・最終確認日をそろえることが継続運用の第一歩です。さらに、社員が自分で答えを見つけられる環境を整えたい方は、NotePMの30日間の無料お試しで、よく聞かれる手順を使った検索や更新のしやすさも比較してみてください。