Googleサイトの作り方・使い方|ホームページを無料で簡単に作成できる便利なツール

2025年04月14日(月) Googleサイト

 

「Googleサイトの作り方や使い方が知りたい」という方もいるのではないでしょうか。Googleサイトを使えば、HTMLやCSSなどの知識がない方でも、無料で簡単にWebサイトを作成できます。独自ドメインでなければ維持費も0円であり、料金は一切かかりません。

本記事では、Googleサイトの作成方法、Googleサイトの基本的な使い方などを解説します。

>関連記事:社内ポータル・社内掲示板作成ツールのNotePM・SharePoint・Googleサイトを比較!機能や独自性をわかりやすく解説

Googleサイト

Googleサイトとは

Googleサイトとは、Googleが無料で提供しているHTML・CSS不要のホームページ作成ツールです。保存容量・ファイルサイズ無制限で、Googleドキュメント・スプレッドシートの埋め込みができます。

ホームページの作成を試したい方や、シンプルな機能を求める初心者に適したサービスです。

パソコンやスマートフォンなどの端末に合わせて、自動的に最適な見た目に調整されるレスポンシブ機能に対応しています。ただ、Googleサイトでホームページなどを作るためのスマホアプリがありません。ホームページ作成時には、パソコンを利用する必要があります。

Googleサイトより検索が強くてマニュアル作成もできるサービス「NotePM」

Googleサイトの使い方

ここではGoogleサイトの使い方として、以下の3つを紹介します。

1つずつ詳しく見ていきましょう。

Webサイト(ホームページ)

Googleサイトの使い方の1つ目が、Webサイトです。Googleサイトを使えば、PowerPointやKeynoteのような操作感で簡単にWebサイトを作れます。外部公開前のテスト用Webサイトや、Webデザイナーにイメージを共有するためのサンプルなど、様々な用途で活用できます。また、豊富なテンプレートや設定項目も用意されている上に、Googleのコンテンツも自由に配置できることも特徴です。

掲示板

Googleサイトの使い方の2つ目が、掲示板です。掲示板とは、連絡事項を社内の人に伝えるために設けられた場所を指します。情報の検索や知識の蓄積などに活用でき、従業員が投稿することも可能です。掲示板を作れるツールは多数存在しますが、Googleサイトでも簡単に作れます。ただし、後述しますが2020年8月にGoogleサイトは新しいバージョンをリリースしています。旧バージョンのGoogleサイトでは、「お知らせ」機能を使うことで掲示板を作れましたが、新バージョンのGoogleサイトでは「お知らせ」機能は使えません。Googleスプレッドシートなども活用して掲示板を作成する必要があります。

社内ポータル

Googleサイトの使い方の3つ目が、社内ポータルです。社内ポータルとは、自社が保有する情報にアクセスするための入口となるサイトを指します。情報共有やプロジェクト管理などに活用できます。Googleサイトは、社内ポータルを簡単に作れるツールの1つです。社内ポータルでは、シンプルで従業員が使いやすいデザインが好まれます。Google サイトであれば、シンプルで使いやすいデザインの社内ポータルを、HTMLなどの知識がなくても作成可能です。また、社内ポータルには常に最新の情報を掲載する必要があります。Googleサイトは、操作が簡単で更新も容易なので、その点でも社内ポータルに向いています。

>関連記事:Googleサイトで簡単に社内ポータルを作成する方法を解説

Googleサイトを使う5つのメリット

Googleサイトを使うメリットを解説します。

無料でホームページや社内ポータルなどを作成できる

無料でホームページや社内ポータルなどを作成できるため、初期費用やランニングコストなどを抑えられる点がGoogleサイトを使うメリットです。業者にホームページ作成を依頼すると数十万円かかりますが、Googleサイトなら初期費用や維持費がかかりません。

レスポンシブ対応のためスマートフォンの画面でも見やすい

レスポンシブ対応とは、ユーザーが閲覧するPC画面などのサイズに応じて、デザインやレイアウトを最適化できる技術のことです。自動でスマートフォンでも見やすい画面にしてくれるため、専門的なWeb知識のない方でも始めやすい点がGoogleサイトを使うメリットです。

共同で編集できる

Googleサイトは「Googleドキュメント」「Googleスプレッドシート」のように、共同で編集できます。社内のメンバーだけでなく「取引先企業の担当者」「業務委託先」などの社外の人とも共有できて便利です。

閲覧制限をかけられる

「〇〇の情報は役員のみに共有したい」「△△の情報は営業部のみ閲覧できるようにしたい」など、柔軟に閲覧制限をかけられる点がGoogleサイトを使うメリットです。また「Google Workspace」のビジネスプランを利用すると、より細かく閲覧制限をかけられます。

ほかのGoogleサービスと連携できる

Googleサイトは「Googleカレンダー」「グーグルマップ」などのGoogleサービスと連携できます。たとえば、Google カレンダーと連携すると、社内ポータルの情報をチームメンバーのカレンダーに反映できます。また、自社の支店や営業先などの情報も反映できて便利です。

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Googleサイトの作り方|7つの手順を紹介

Googleサイトの作り方は、以下のとおりです。

  1. Googleサイトにログインする
  2. 新しいサイトを作成する
  3. サイト名とページタイトルを入力する
  4. テーマを設定する
  5. レイアウトを設定する
  6. コンテンツを追加する
  7. サイトを公開する

手順に沿って1つずつ解説します。

手順1:Googleサイトにログインする

最初に、GoogleアカウントにログインしてGoogleサイトを開きます。

手順2:新しいサイトを作成する

次に「空白のサイト」をクリックしてください。

空白のサイトをクリック

手順3:サイト名とページタイトルを入力する

続いて、サイト名とページタイトルを入力します。

サイト名とページタイトルを入力

手順4:テーマを設定する

次に、画面右にある「テーマ」をクリックしてください。

テーマをクリック

クリックするとテンプレートが表示されるので、設定したいテーマを選択しましょう。

設定したいテーマを選択

また、カスタムテーマの作成やテーマをインポート(外部のデータを取り込み、自分のシステムやアプリで扱えるファイル形式に変換して読み込む操作)もできます。

テーマをインポート

必要に応じてテーマを選択し、サイトの外観をカスタマイズしましょう。

手順5:レイアウトを設定する

続いて、レイアウトを設定します。

画面右にある「挿入」をクリックしてください。

挿入をクリック

次に「コンテンツブロック」からレイアウトを選択しましょう。

コンテンツブロックからレイアウトを選択

コンテンツブロックは、複数設置したり削除したりできます。また、コンテンツブロックをドラッグ&ドロップして、配置の変更もできます。ご自身のイメージに合うレイアウトを設定しましょう。

手順6:コンテンツを追加する

コンテンツを追加するには、真ん中にある「+」マークをクリックしてください。

+マークをクリック

続いて、追加するコンテンツを選択しましょう。今回は、地図を追加してみます。

「地図」をクリックしてください。

地図をクリック

次に、追加したい地図の住所を検索窓に入力します。

住所を検索窓に入力

検索窓に住所を入力したら「選択」をクリックしてください。これで地図を挿入できます。

住所を入力したら選択をクリック

手順7:サイトを公開する

最後に、サイトを公開します。

画面右上にある「プレビュー」で問題がないか確認しましょう。

プレビューを確認

次に、画面右下にあるアイコンをクリックして、PCやスマートフォンの画面でデザインやレイアウトを確認してください。

確認したあとは「プレビューを終了」をクリックします。

プレビューを終了をクリック

続いて、画面右上にある「公開」をクリックし、任意の文字列でサイトのウェブアドレスを入力してください。

ウェブアドレスを入力後に「公開」をクリックすれば、作成したGoogleサイトを公開できます。

Googleサイトの基本的な使い方

Googleサイトの基本的な使い方を解説します。使い方がよくわからない方は、参考にしてみてください。

独自ドメインの設定

Googleサイトは、独自ドメインを取得することもできます。

画面右上の「設定」をクリックしてください。

設定をクリック

次に「カスタムドメイン」をクリックします。

カスタムドメインをクリック

続いて「設定を開始」をクリックし、設定したいドメインを入力します。

リンクの追加

画像やテキストにリンクを追加することもできます。

まず、リンクしたい画像やテキストを選択し「リンクを挿入」をクリックしてください。

リンクを挿入をクリック

リンク先のURLを入力し「適用」をクリックします。画像やテキストにリンクを追加すると、閲覧したいページにすぐアクセスできて便利です。

ナビゲーションメニューの追加

ナビゲーションメニューを追加するには「ページ」を選択し、画面右下にある「+」マークをクリックしてください。

新しいページの名前を入力後に「完了」をクリックすると、ナビゲーションメニューを追加できます。

完了をクリック

また、追加したナビゲーションメニューに「サブページ」を追加することもできます。

サブページを追加したいナビゲーションメニューの「︙」をクリックし「サブページを追加」を選択してください。

サブページを追加

名前を入力し「完了」をクリックすると、サブページが追加されます。

サブページを追加2

なお、ドラッグ&ドロップでナビゲーションメニューの順番の変更もできます。

ナビゲーションメニューの編集

ナビゲーションメニューを編集するには、画面右にある「ページ」を選択し「︙」をクリックします。

ホームで編集できる内容は、以下のとおりです。

ホームで編集できる内容 概要
ページのコピーを作成 同じページをコピーする
プロパティ テキストを変更したりパス(各ページの URL をカスタマイズできる機能)を設定したりできる
サブページを追加 ホームの1階層下となるサブページを追加できる

また、追加したナビゲーションメニューの「︙」をクリックすると、ナビゲーションメニューを非表示や削除が可能です。

公開したサイトの停止

公開したサイトを停止したい場合は、公開の横にある三角マークをクリックします。

公開したサイトの停止

最後に「公開を停止」をクリックし「OK」を選択してください。

公開を停止したあとも、サイトの編集や再公開はできます。

編集者の追加

編集者を追加することで共同編集が可能となり、役割分担して効率よくGoogleサイトを運営できます。編集者を追加するには、画面右上の「人型」アイコンをクリックしてください。

編集者の追加

そして、リンクやメールアドレスによって追加したいユーザーやグループを追加します。

画像やテキストの追加

画像やテキストを追加するには「挿入」をクリックします。

挿入をクリック

画像を追加したい場合は「画像」を選択し、テキストを追加したい場合は「テキストボックス」を選択してください。

画像かテキストボックスを選択

画像を追加する場合は「アップロード」か「選択」をクリックします。挿入した画像やテキストは、ドラッグ&ドロップで位置を調整可能です。

テキストボックスをクリックすると、フォントサイズやテキストの色を編集できます。このように、Googleサイトは固定のレイアウトだけでなく、自由に画像やテキストを挿入できます。

文字や背景の色の変更

Googleサイトは、フォントスタイルや背景色などを簡単に変更できます。

文字や背景色を変更するには「テーマ」をクリックしてください。

テーマをクリック

「フォントスタイル」をクリックすると、お好みのフォントを選択できます。

フォントスタイルをクリック

フォントスタイルの上にある色を選択すると、背景色を設定可能です。また、一番右にあるマークをクリックして、色を変更することもできます。

背景色を設定

ご自身のイメージに合わせて、デザインをカスタマイズしましょう。

コンテンツの埋め込み

コンテンツを埋め込むには、まず「挿入」をクリックします。

挿入をクリック

次に、ドキュメントやスプレッドシートなどを選択し、コンテンツを挿入してください。

埋め込んだコンテンツの位置をドラッグ&ドロップで調整すれば、コンテンツの埋め込みは完了です。

「Googleドキュメント」「Googleスプレッドシート」などのGoogleツールだけでなく、YouTubeやカレンダーなども埋め込みができます。

コンテンツの埋め込み

不要なコンテンツの削除

不要なコンテンツを削除したい場合は、まずコンテンツをクリックして選択します。ゴミ箱マークが表示されるので、クリックしてください。

ゴミ箱マークをクリック

なお、画面左に表示される「セクションを削除」をクリックすると、セクションを削除できます。
セクションを削除

ロゴとファビコンの設定

ロゴとファビコンを設定するには、まず「設定」をクリックします。

設定をクリック

次に「ブランドの画像」を選択します。

ブランドの画像を選択

アップロードか選択をクリックし、画像を追加してください。

アップロードか選択をクリック

Googleサイトより検索が強くてマニュアル作成もできるサービス「NotePM」

Googleサイトを使う時に注意すべきポイント

ここまで、Googleサイトの使い方を解説してきました。Googleサイトを使えば無料で簡単にWebサイトを作れますが、使う時に注意すべきポイントもあります。ここでは、4つ注意すべきポイントをみていきましょう。

  • ドメインが制限される
  • 制約が存在
  • バージョンに注意
  • あらかじめサイト構成を考えるとベター

それでは1つずつ解説します。

ドメインが制限される

Googleサイトの注意点(デメリット)は、ドメイン名が制限されることです。無料でドメインを取得できますが、「https://sites.google.com/」からはじまるアドレスになります。

Google Domainsを使って新しいドメインの購入もできますが、初心者には操作が難しいです。

制約が存在

Googleサイトを使う時に注意すべきポイントの1つ目が、Googleサイトには制約が存在することです。Googleサイトの主な制約は以下のとおりです。

  • 閲覧できるブラウザに制限(Chrome、Firefox、Internet Explorer、Microsoft Edge、Safari)
  • 5階層までしかページを作成できない
  • 細かなデザインの変更ができない

シンプルかつ機能が限られたWebサイトで十分であれば、これらの制約はさほど支障になりません。ただ、デザインにこだわりたい場合や豊富なコンテンツを用意したい場合は、これらの制約が支障になる可能性があります。

バージョンに注意

Googleサイトを使う時に注意すべきポイントの2つ目が、Googleサイトのバージョン管理には注意が必要な点です。Googleサイトではバージョンが更新されており、2020年8月以降は新バージョンのGoogleサイトの使用がデフォルトとなっています。また、2021年12月以降は旧バージョンのGoogleサイトは完全に終了したため、コンテンツが表示されません。そのため、Googleサイトのバージョンに注意して、もし旧バージョンに出会った場合には2021年12月までに新バージョンに更新する必要があります。

参照:新しいGoogleサイトと以前のGoogleサイトの比較

あらかじめサイト構成を考えるとベター

Googleサイトを使う時に注意すべきポイントの3つ目が、GoogleサイトでWebサイトを作る時には、あらかじめサイト構成を考えるとベターであることです。入れるコンテンツやコンテンツの配置などがサイト構成にあたります。これらをあらかじめ考えておくことで、迷わずWebサイトを作成できる上に完成後の修正も少なくなります。

NotePMはGoogleサイトの代わりに使えます

NotePM

Googleサイトの運用で課題を感じている皆さま、ぜひNotePMをお試しください!

NotePMは、マニュアルが簡単に作れて、社内ナレッジを管理できるサービスです。強力な検索機能で、掲示板や社内ポータル・社内FAQとしても便利です。

Googleサイト NotePM
△ ファイル検索しづらい ○ ファイルの中身も全文検索
△ 情報が増えてくると見づらい ○ フォルダとタグで整理しやすい
△ 自由にナレッジ共有しづらい ○ 全社員でナレッジ蓄積しやすい
△ 見た人がわからない ○ 「誰が」「いつ」参照したかわかる
△ コミュニケーションしづらい ○ コメントやいいね!できる
△ 履歴管理できない ○ 履歴管理できる
△ 通知機能が弱い ○ 通知しやすい

NotePMの公式サイト:https://notepm.jp/

GoogleサイトとNotePMの違いについてさらに詳しく知りたい方は、ぜひ下記記事をご覧ください。

>関連記事:GoogleサイトとNotePMの違いとは?機能や独自性、最適な使い方を比較して解説!

Googleサイトより検索が強くてマニュアル作成もできるサービス「NotePM」

Googleサイトの作り方を理解して作業しよう

本記事では、Googleサイトにはどういう使い方があるか、Googleサイトの基本的な使い方、Googleサイトを使う時に注意すべきポイントを解説しました。Googleサイトは簡単にWebサイトを作れる便利なツールですが、アカウントごとにカテゴリー単位で編集権限をつけるなど細かい管理ができません。また、他にもデメリットが存在します。そのため、社内でWebサイトなどを作成する時には、Googleサイト以外のツールも検討することをおすすめします。おすすめのツールの1つがNotePMです。NotePMは無料トライアルでき、管理機能も充実しています。ぜひチェックしてみてください。

NotePM