社内ポータルサイトとは?機能やメリット、作り方やおすすめシステムを比較

2025年05月28日(水) 社内ポータル

 

近年、リモートワークやDX(デジタルトランスフォーメーション)の加速に伴い、情報共有を効率化できる社内ポータルへの注目が高まっています。

本記事では「社内ポータルとは何か?」という基本的な定義から、機能やメリット・デメリット、イントラネットとの違いを網羅的に解説します。

また、社内ポータルを新たに導入・構築する際に役立つ作り方のステップやサービスの選び方もあわせて紹介するため、社内の業務効率化にお悩みの方は最後までご覧ください。

自社に適した社内ポータルサイトの導入を通じて、組織のコミュニケーション活性化や、ペーパーレス化によるコスト削減、リモートワークへの柔軟な対応を実現しましょう。

 

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目次

【一目でわかる】社内ポータルを作れるサービス おすすめ一覧(無料あり)

【社内ポータルパッケージのサービス おすすめ一覧】

パッケージ名 特徴
NotePM ・登録企業12,000社超え、使いやすさNo1を達成
・社員がさまざまな情報を書き込み蓄積するポータルを実現
・30日間無料お試しが可能
Garoon ・大企業や官公庁に適した大規模向け社内ポータルサイト
・官公庁や医療機関でも活用されるほど、セキュリティが強い
・他システムとの連携が可能
SharePoint ・ドキュメント管理、ワークフロー機能も搭載
・Microsoft製品との親和性が高くスムーズな連携が可能
・1ヶ月間のOffice365無料トライアル版も用意
Yappli UNITE ・アプリベースの社内ポータルで、スマホ最適化が優秀
・プッシュ通知で重要情報を見逃さない
・ノーコードで直感的にポータルを構築可能
・企業のブランディングに合ったデザインが作れる
TUNAG ・組織状態の分析から改善施策の設計・実行までオールインワンでできる
・管理画面から簡単に最新の人事データを分析
・専任スタッフが初期設定から運用まで手厚くサポート
kintone ・ノーコードで業務アプリが作成可能
・非IT部門の担当者でも簡単に導入・運用が可能
・チーム単位でアプリの追加や改善ができる
desknet’s NEO ・520万人の導入実績を達成
・グループウェア上で社内システムへのリンクを集約することが可能
・30日間の無料お試しありで、継続時にデータも引き継ぎ可能
Google Workspace ・ドメインを使ったカスタムメールの使用が可能
・24時間 365日対応可能なサポート体制
・14日間の無料お試し期間あり、その後は月単位で支払い
rakumoボード ・Google Workspaceとの連携で情報共有を最適化
・シンプルでわかりやすい設計のため、直感的に使える
・「グッジョブ!」機能やコメント機能により、社員間のコミュニケーションを促進

【社内ポータルサイトを作れるサービス おすすめ一覧】

サービス名 特徴
Notion ・オールインワン機能
・iOS、Android、Windows、Mac対応
・日本語メニュー非対応
Talknote ・「アクションリズム解析」によって社員の業務への意欲を可視化
・ログイン時間からオーバーワーク管理をおこないメンタルヘルスへの影響を早期解決
・グループでのメッセージの迅速なやりとりとタスク管理
Dropbox Paper ・動画などのメディアファイル埋込
・プレゼンテーション機能
・iOS、Android対応

社内ポータルサイトとは?

社内ポータルサイトとは、社内の情報共有やコミュニケーションを円滑にし、業務効率化を実現するツールです。社内の従業員だけがアクセスできる閉じたシステムで、外部の第三者や一般のインターネットユーザーは利用できません。そのため、社内の機密情報や業務データを安全に管理・共有できます。

また、ドキュメント管理やスケジュール管理機能、社内掲示板機能などさまざまな機能を有しており、社内において情報の連携や共有を円滑にしてくれます。うまく活用できれば業務の効率化が図れ、企業の事業拡大にもつながっていくツールです。

 

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社内ポータルと類似したツールとの違い

社内ポータルサイトには、次のように類似したツールがいくつか存在します。

  • 社内イントラネット
  • 一般ポータルサイト
  • 社内SNS
  • グループウェア
  • 社内掲示板

類似したツールと社内ポータルサイトの違いがわかれば、自社にあったツールを選択しやすくなります。順番に見ていきましょう。

社内イントラネットとの違い

社内ポータルサイトと社内イントラネットは、目的や機能に違いがあります。

社内ポータル 情報の発信・共有に優れ、ニュースの配信や掲示板、チャット機能を備えている
社内イントラネット 社内専用のネットワークを活用し、文書や業務資料を保管・管理するシステム

社内イントラネットは、社内専用のネットワークを活用し、文書や業務資料を保管・管理するシステムです。マニュアルや申請フォームなどを一元管理し、従業員が必要な情報にアクセスしやすくなります。

社内ポータルサイトは情報の発信・共有に優れ、ニュースの配信や掲示板、チャット機能を備えているものです。たとえば、新しいマニュアルの更新情報を通知し、従業員に確実に伝えられます。社内ポータルサイトはデータ管理だけでなく、情報の流れを作り、業務効率やコミュニケーションの向上を図れるのが強みです。

導入の際は、社内の情報活用の目的にあわせて選ぶとよいでしょう。

>関連記事:イントラネットと社内ポータルの違いは?活用法や移行方法も解説

一般ポータルサイトとの違い

一般的なポータルサイトと社内ポータルサイトとの違いは、対象者の範囲です。

社内ポータル 自社のみで、社内の人間以外はアクセス不可
一般ポータルサイト 誰もがアクセス可能

一般的なポータルサイトとしては、GoogleやYahoo!などの検索エンジンが挙げられます。GoogleやYahoo!などの一般的なポータルサイトは誰もがアクセス可能です。

しかし、社内ポータルサイトは自社でのみ使用されるため、社内の人間しかアクセスできません。

社内SNSとの違い

社内ポータルサイトと社内SNSはどちらも社内の情報共有を目的としていますが、役割が異なります。

社内ポータル 情報を整理・管理し、従業員が必要な情報にすぐアクセスできる仕組みを提供
社内SNS 従業員同士の気軽なコミュニケーションを促進するツール

社内SNSは従業員同士の気軽なコミュニケーションを促進するツールです。また、チャットやコメント機能が中心で、リアルタイムのやり取りが得意です。

一方、社内ポータルサイトは情報を整理・管理し、従業員が必要な情報にすぐアクセスできる仕組みを提供します。

「カジュアルな会話なら社内SNS」「業務の情報共有・管理なら社内ポータル」と目的に応じて使い分けるとよいでしょう。

>関連記事:社内SNSツールおすすめ15選!目的と比較ポイント、成功事例を紹介

グループウェアとの違い

社内ポータル グループウェアの役割以外に、社内SNSや社内掲示板の役割まで果たし、情報を一元管理
グループウェア 業務スケジュールやタスクなどの共有を行うサービス

グループウェアは、業務スケジュールやタスクなどの共有を行うサービスです。

Web会議やファイル共有などの機能を有するものもありますが、情報を共有するだけでなく、業務の効率化のためにも活用されます。

一方、社内ポータルサイトではグループウェアの役割だけでなく、社内SNSや社内掲示板の役割まで果たし、情報を一元管理できます。

つまり、グループウェアは社内ポータルサイトの機能の1つともいえるでしょう。

関連記事:【2025年版】グループウェアおすすめ10選(有料・無料) 各サービスの特徴を徹底比較

社内掲示板との違い

社内ポータル 社内掲示板の役割だけでなく社内SNSやグループウェアの役割までもち、それらを一元管理
社内掲示板 社内で活用できる情報掲示板

社内掲示板とは、社内で活用できる情報掲示板です。

情報のジャンルごとにスレッドが分かれて、社内の人間であれば誰でも書き込めます。ただ、近年は活用する企業が減少してきています。

一方、社内ポータルサイトでは、社内掲示板の役割だけでなく社内SNSやグループウェアの役割までもち、それらを一元管理可能です。

社内掲示板は情報を書き込むだけですが、社内ポータルサイトであれば情報の投稿から更新、情報の分析まで行えます。

関連記事:社内掲示板ツールおすすめ10選!メリットと導入による成功事例を紹介

社内ポータルサイトの主な8つの機能

社内ポータルサイトには、次のようにさまざまな機能があります。

  • ニュース
  • ドキュメント管理機能
  • スケジュール管理機能
  • 社内掲示板機能
  • 各種申請機能
  • チャット機能
  • 勤怠管理機能
  • システム機能

どのような機能が社内ポータルサイトにあるのか確認し、導入を進めるのか検討していきましょう。

1.ニュース

1つ目の機能は、ニュースです。

社内ポータルには、組織の最新情報・更新事項を共有できるニュース機能があります。たとえば、新しいプロジェクトの開始・組織の変更・人事異動・業務上の重要なアナウンスなどがあります。この機能があることで、従業員は常に組織内の動向について最新の状態を把握でき、情報の透明性が高まるのです。

また、従業員間のコミュニケーションを促進し、組織全体の一体感を醸成する効果も期待できます。

2.ドキュメント管理機能

2つ目の機能は、ドキュメント管理です。

社内ポータルのドキュメント管理機能とは、企業が契約書・報告書・社内ポリシー、人事規定などの重要な文書を効率的に保存・共有・管理するための機能です。従業員は社内ポータルを利用して必要な文書を簡単に検索し、アクセスできます。

また、文書のバージョン管理やアクセス権限の設定を行うことで、情報のセキュリティと整合性を保てます。

ドキュメント管理機能は、社内の情報共有をスムーズに行い、業務の効率化・情報の正確性を向上するため、組織内のコミュニケーションを促進するための不可欠な要素です。

3.スケジュール管理機能

3つ目の機能は、スケジュール管理です。

スケジュール管理機能は、企業内で発生する会議、イベント、休暇などのスケジュールを効率的に管理し、従業員間で共有するための機能です。従業員は自身の予定を容易に設定、閲覧しメンバーのスケジュールも確認できます。これにより、会議の計画やイベントの調整がスムーズに行われることはもちろん、休暇の申請や承認プロセスも簡素化できるのです。

スケジュール機能で効率的に時間管理すれば、業務の生産性を高める効果が期待できます。スケジュール管理機能は、企業の日常運営におけるコミュニケーションと調整を強化するための不可欠な機能です。

4.社内掲示板機能

4つ目の機能は、掲示板です。

掲示板機能は、従業員が情報を共有し、意見やアイデアを自由に交換できる場所です。業務関連情報・業界のトレンド・社内イベントなど、さまざまなトピックについて討論できます。従業員は自分の知見を共有し、他のメンバーと知識を共有し学びを促進できるでしょう。

また、チーム間の壁を低減し、組織全体のコミュニケーションと連携を強化できます。掲示板機能は、従業員のエンゲージメントを高め、企業文化を育む上で重要な機能です。

5.各種申請機能

5つ目の機能は、各種申請機能です。

社内ポータルサイトを利用すれば、各種申請機能の簡略化が可能です。従業員が業務を行う際には、書類の申請や経費の精算など、多くの申請手続きが存在します。
各種申請機能が独立していると、申請先の担当者が不在時に書類を提出できなかったり、紙の書類を作成する費用がかかったりなどの問題が生じかねません。

社内ポータルサイトの各種申請機能を利用すれば、電子ベースで申請を進められ、紙の使用量を抑えられます。

6.チャット機能

6つ目の機能は、チャット機能です。

チャット機能は、直接会わなくても円滑に交流ができるコミュニケーションツールです。企業によっては、連携する部署が異なる住所地にあるケースもあり、仕事の相談をするために出向くのは時間のムダになりかねません。

また、電話で確認しようとしても、相手が商談中で対応できず、業務が滞る可能性もあります。

相手に負担をかけず、スムーズにコミュニケーションが取りたい場合、社内チャットは役立ちます。異なる部署の人とも気軽にやり取りができるため、業務の効率化につながるでしょう。

7.勤怠管理機能

7つ目の機能は、勤怠管理機能です。

勤怠管理機能とは、従業員の勤務状況を一元管理できる機能です。出勤・退勤の記録や有給休暇の申請、残業時間の集計などをオンラインで管理できます。紙のタイムカードや手書きの申請書を使わずに済むため、管理者は集計や承認作業をスムーズに行えます。

労務管理の負担軽減や適正な労働時間管理を実現できるのは、大きなメリットです。

8.システム連携

8つ目の機能は、システム連携です。

システム連携とは、社内ポータルを社内の他のシステム、たとえば勤怠管理システム、受発注システム、その他のシステムとの連携を指します。システム連携により、従業員は社内ポータルを通じて複数のシステムにアクセスし、勤怠入力・受注・発注管理など、さまざまな業務を効率的に行えます。

社内ポータルと他システムの連携は、従業員の作業負担を軽減し、業務効率を高める重要な機能です。

 

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社内ポータルサイトを導入する5つのメリット

社内ポータルを導入すれば、次のように多くのメリットが得られます。

  • 社内の情報共有を円滑に進められる
  • 社内の情報を一括管理できる
  • 部署ごとの垣根を取り払って生産性が向上する
  • リモートワークに対応しやすい
  • ペーパーレス化によりコスト削減ができる

自社の課題が、社内ポータルのメリットで解決できるか確認してみてください。

社内の情報共有を円滑に進められる

社内ポータルサイトを導入すると、社員同士の情報共有を迅速かつ効率的に行えます。業務連絡や社内ルールの変更、新しい取り組みなどを一度書き込むだけで、社員に迅速な情報共有が可能です。

従来のメールや紙の資料では、情報が届かない社員がいたり、確認に時間がかかったりする場合が少なくありません。社内ポータルサイトを活用すれば、誰でも必要な情報をすぐに確認でき、業務の進行がスムーズになります

とくに、リモートワークや複数拠点で働く社員がいる場合、距離に関係なく情報を共有できるため、業務の遅れや誤解を防げます。

社内の情報を一括管理できる

社内ポータルサイトによって、社内ツールを統一可能です。

社内ポータルサイトを利用せず、プロジェクト管理を別々のツールで管理すれば、情報が散らばり管理やアクセスに手間と時間がかかります。そこで、社内ポータルサイトを導入しツールを統一すれば、情報を一元管理でき無駄な時間や手間を減らせます

部署ごとの垣根を取り払って生産性が向上する

社内ポータルサイトをうまく利用すれば、部署ごとの手続きや考え方の違いなどを解消できます

部署はそれぞれ独立しているため、手続きや考え方が異なるケースもあります。そのため、部署同士が連携した仕事をする場合、スムーズに仕事が進まないことも珍しくありません。
部署ごとの垣根を取り払うには、統一したルールを設け運用するといいでしょう。

ルールの運用には社内ポータルサイトが役立ちます。

リモートワークに対応しやすい

社内ポータルサイトを導入すると、社内情報をどの場所からでも確認・対応できるため、リモートワークに対応しやすいです。従来のように電話やメールで個別に連絡を取る必要がなく、業務の進行がスムーズになります。

また、チャット機能を活用すれば問い合わせの数を減らし、質問者と回答者の負担を軽減できます。過去のやり取りを簡単に確認できるため、同じ質問を繰り返すことが減り、業務の効率化につながるでしょう。

ペーパーレス化によりコスト削減ができる

社内ポータルサイトには各種申請機能が備わっており、ペーパーレス化してコスト削減ができます。

ペーパーレス化せず紙を使い続けると、企業のコストが増えかねません。社内ポータルサイトの各種申請機能を利用すれば、電子申請が可能となるためペーパーレス化によるコスト削減が可能になります。

社内ポータルサイトを導入するデメリット・注意点

社内ポータルサイトを導入する際には、次のようなデメリットが発生するおそれもあります。

  • 導入しても十分に利用されないおそれがある
  • 導入コストがかかる

デメリットの内容を確認しておき、対策を講じてから社内ポータルサイトの導入を進めていきましょう。

導入しても十分に利用されないおそれがある

社内ポータルサイトを継続して運用する環境をつくっておかないと、利用されなくなるおそれがあります。

たとえば、次のような状態になっていると、社内ポータルサイトの利用者が減ってしまいます。

  • 検索性が低くほしい情報が見つからない
  • 編集しにくい仕様のため更新されていない
  • 社内ポータルサイトの存在が浸透せず問い合わせが減らない
  • 社内ポータルサイトを利用する効果が過小評価されている

従業員に社内ポータルサイトを利用する大きなメリットがなければ、継続して運用するのは困難です。社内ポータルサイトを運用する際には、従業員が利用しやすい環境が整っているか定期的に確認することが大切です。

導入コストがかかる

社内ポータルサイトの導入にはコストがかかり、自作する場合でも開発や設定に時間と手間がかかります

また、運用が煩雑になると投稿や更新の負担が増え、従業員の業務効率が低下する可能性もあります。しかし、社内ポータルサイトの導入はコストがかかるものの、情報共有の効率化や業務改善につながるため、長期的な費用対効果は大きいです。

 

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社内ポータルサイトの選び方

社内ポータルパッケージを利用する際には、次のような選び方を理解しておくことが大切です。

  • 検索機能が優れているか
  • 導入・運用がしやすいか
  • 操作は簡単か
  • セキュリティ対策が万全か
  • アクセス制限機能があるか
  • マルチデバイスに対応しているか
  • 動画を共有できるか

選び方を理解しておけば、社内ポータルパッケージの導入に成功する確率が高まります。

検索機能が優れているか

ポータルサイトのページのタイトルや内容だけでなく、アップロードされるファイルやWord・Excel・PDFの中身を含めて全文検索できることが重要です。検索時に必要な情報にたどり着くスピードがアップし、検索にかける時間が少なくなります。

また、検索にヒットしたキーワードをハイライト表示できたり、検索結果をワンクリックの操作でさらに絞込できたりなど、強力な検索機能をもつパッケージを選ぶことが重要です。NotePMなら、検索時にファイル名やタイトルだけでなく、資料の中身をすべて検索できます。検索結果もマークアップされるため、探している資料を容易に発見できます。

導入・運用がしやすいか

社内ポータルサイトを選ぶ際は、初期設定やカスタマイズのしやすさが重要です。導入がスムーズに進まなければ、定着までに時間がかかり、運用の負担が増える可能性があります。

また、管理作業が煩雑な場合、従業員が日常業務で活用しづらくなるため、継続的な利用が難しくなります。スムーズに導入できるか、情報更新が簡単かなど、運用のしやすさも考慮するのが大切です。

導入前に無料トライアルの使用や口コミを確認し、自社の業務フローに適しているか確認するとよいでしょう。

操作は簡単か

社内ポータルサイトを選ぶ際は、はじめてでも直感的に操作できるかが重要です。普段から頻繁に使うツールだからこそ、誰でも簡単に使える設計でなければ、社内に定着しづらくなります。

導入しただけで利用されなくなるケースを防ぐためにも、無料トライアルを活用し、実際の操作感を確認するのが大切です。管理者だけでなく、従業員がストレスなく利用できるかを判断基準にすると、業務に定着しやすくなります。

セキュリティ対策が万全か

セキュリティ対策ポイントとして、ポータルサイトにアクセスする際はSSLを用いて暗号化がされていること、2段階認証等により安全性の高い通信・認証を実現できることなどが重要になります。

ポータルサイトを構成しているクラウドサービスが、セキュリティの高い環境のデータセンターに設置されているかどうかも確認しておくことが大切です。

サービス提供側で日々のデータをバックアップしていたり、データ消失時に自社で迅速に復元できる機能が搭載されていたりするなど、データに対するセキュリティ機能が搭載されているかも重要なポイントです。

アクセス制限機能があるか

近年、問題視されている不正アクセスの原因のひとつとして、社内からの情報漏洩があります。内部漏洩を防ぐためには、重要な企業情報を限定した関係者のみに公開し、特定メンバー間や組織単位などで閲覧できるページ範囲を制限しなければなりません。

一方で、制限だけでなく関係者以外のメンバーにも必要に応じて都度アクセス設定できるゲスト権限など、柔軟にアクセス設定できる機能があることも大切です。社内データを守るためには、セキュリティ性が高く、適切なアクセス制限を行える社内ポータルパッケージを選ぶべきでしょう。

マルチデバイスに対応しているか

タブレットやスマホにも対応していれば、従業員はいつでもどこでも情報を探せます。外出先からスマホを使ってポータルサイトにアクセスすれば、必要な技術情報の確認ができますし、顧客のアポイントの直前でも、最新の情報をキャッチアップできるようになります。

ポータルサイトにアクセスする手段がWebブラウザなのか、アプリケーションを通じてなのかも導入前に必ず確認しましょう。マルチデバイス対応機能を搭載しているパッケージなら、利便性が向上して業務の効率化が促進されます。

動画を共有できるか

社内ポータルサイトを選ぶ際は、動画を簡単に共有できる機能があるかを確認するとよいです。動画が共有できれば、勉強会や定例会、業務マニュアルを視覚的に伝えやすくなります。従業員がスマホで撮影した動画をアップロードできる機能があれば、情報共有のスピードが向上するでしょう。

また、動画プレビュー機能が搭載されていれば、ローカル環境での編集作業が不要になり、運用の手間を削減できます。業務に動画を活用する機会が増えている現代では、動画共有機能の有無が社内ポータルサイトの利便性を大きく左右します。

 

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社内ポータルを作れるサービスおすすめ9選

社内ポータルパッケージの中でおすすめなのは、次の9つのツールです。

パッケージ名 特徴
NotePM ・登録企業12,000社超え、使いやすさNo1を達成
・社員がさまざまな情報を書き込み蓄積するポータルを実現
・30日間無料お試しが可能
Garoon ・大企業や官公庁に適した大規模向け社内ポータルサイト
・官公庁や医療機関でも活用されるほど、セキュリティが強い
・他システムとの連携が可能
SharePoint ・ドキュメント管理、ワークフロー機能も搭載
・Microsoft製品との親和性が高くスムーズな連携が可能
・1ヶ月間のOffice365無料トライアル版も用意
Yappli UNITE ・アプリベースの社内ポータルで、スマホ最適化が優秀
・プッシュ通知で重要情報を見逃さない
・ノーコードで直感的にポータルを構築可能
・企業のブランディングに合ったデザインが作れる
TUNAG ・組織状態の分析から改善施策の設計・実行までオールインワンでできる
・管理画面から簡単に最新の人事データを分析
・専任スタッフが初期設定から運用まで手厚くサポート
kintone ・ノーコードで業務アプリが作成可能
・非IT部門の担当者でも簡単に導入・運用が可能
・チーム単位でアプリの追加や改善ができる
desknet’s NEO ・520万人の導入実績を達成
・グループウェア上で社内システムへのリンクを集約することが可能
・30日間の無料お試しありで、継続時にデータも引き継ぎ可能
Google Workspace ・ドメインを使ったカスタムメールの使用が可能
・24時間 365日対応可能なサポート体制
・14日間の無料お試し期間あり、その後は月単位で支払い
rakumoボード ・Google Workspaceとの連携で情報共有を最適化
・シンプルでわかりやすい設計のため、直感的に使える
・「グッジョブ!」機能やコメント機能により、社員間のコミュニケーションを促進

 

1.NotePM

NotePM

「社内の情報が点在し、必要な時にすぐに見つからない」「重要なお知らせや更新された業務マニュアルが全社員に確実に届かない」「部門間の情報共有がスムーズにいかず、業務に支障が出ている」…もし、貴社がこのような情報共有の課題を抱えているなら、その解決策となるのが高機能な『社内ポータル』の構築です。そして、その実現をNotePM(ノートピーエム)が強力にサポートします。

NotePMは、社内のあらゆる情報やノウハウを一元的に集約し、組織全体の情報アクセスとコミュニケーションの中心となる『社内ポータル』を、誰でも簡単に構築・運用できる社内Wikiベースのツールです。

【主な機能一覧】

  • 高機能エディタによる文書作成
  • Word, Excel, PDFなどファイルの中身も全文検索
  • フォルダとタグによる情報整理
  • 柔軟なアクセス制限
  • ページ閲覧者の確認
  • 変更履歴の自動記録
  • コメント・いいね!機能
  • 活用状況レポート
  • マルチデバイス対応
  • 動画共有・埋め込み
  • 豊富なテンプレート

【料金体系】

NotePMの料金

【おすすめの人】

  • 社内の属人化されたノウハウを組織全体の資産として共有したい人
  • 膨大な情報の中から必要な資料やマニュアルを瞬時に見つけ出したい人
  • ITリテラシーに自信がない従業員でも簡単に使えるツールを求めている人
  • 日本語での手厚いサポートを受けながらツールを導入・運用したい人

URL: https://notepm.jp/

 

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2.Garoon

Garoon

Garoonは、中堅・大規模組織の情報共有とコミュニケーションを強力に支援するグループウェアです。

スケジュール管理、掲示板、ワークフロー、ファイル管理など、社内業務に必要な機能をワンパッケージで提供し、特にITリテラシーに不安がある従業員でも直感的に使えるインターフェースが特長です。多様な外部システムとの連携により、社内システムの入り口としての役割も果たします。

【主な機能一覧】

  • スケジュール・施設予約
  • ポータル
  • ファイル管理・キャビネット
  • 掲示板・メッセージ・スペース
  • ワークフロー
  • ウェブメール
  • 多言語・タイムゾーン対応
  • モバイル専用アプリ
  • 全文検索

【料金体系】

クラウド版

  • 月額990円~/1ユーザー

【おすすめの人】

  • 中堅から大企業で、全社的な情報共有基盤を構築したい人
  • ITリテラシーが多様な従業員が在籍しており、誰でも使いやすいグループウェアを求めている人
  • 既存の社内システムと連携させ、業務効率をさらに高めたい人
  • 海外拠点との連携や多言語対応が必要なグローバル企業

URL: https://garoon.cybozu.co.jp/

3.SharePoint

Microsoft SharePoint

SharePointは、Microsoftが提供するコンテンツ管理・コラボレーションプラットフォームです。

チームサイトやコミュニケーションサイトを通じて情報共有、ドキュメントの共同編集、ワークフローの自動化を実現します。Microsoft 365エコシステムとのシームレスな連携が最大の強みであり、既存のMicrosoft製品を多用する企業にとって、情報の一元化と業務効率化を推進する強力な基盤となるでしょう。

【主な機能一覧】

  • サイト作成・活用 (チームサイト、コミュニケーションサイト)
  • ドキュメントの共同編集・バージョン管理
  • 情報の検索 (ファイル、サイト名、人物、ニュースなど)
  • ニュースの投稿・確認
  • モバイルアプリ
  • OneDriveとの同期
  • ワークフロー自動化 (Power Automate連携)
  • 詳細なアクセス権限設定

【料金体系】

  • SharePoint Online (Plan 1):月額749円/1ユーザー
  • SharePoint Online (Plan 2):月額1,874円/1ユーザー

【おすすめの人】

  • すでにMicrosoft 365を導入しており、そのエコシステム内で情報共有を強化したい人
  • ドキュメントの共同編集やバージョン管理を効率化したいチーム
  • 部署やプロジェクトごとに柔軟な情報共有スペースを構築したい人
  • 高いセキュリティレベルで機密情報を管理したい企業

URL: https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/sharepoint/collaboration

関連記事:SharePointのサイトの作り方5ステップ!注意点やポイントについても解説

4.Yappli UNITE

Yappli UNITE

Yappli UNITEは、従業員エンゲージメント向上に特化した社内ポータル・社内報アプリ作成ツールです。

ノーコードで直感的にアプリを開発・運用できる点が最大の特徴で、従業員への情報発信、コミュニケーション促進、組織改善、離職防止といった人事・総務部門の課題解決を強力に支援します。特に、現場の従業員への情報伝達やモチベーション向上に効果を発揮します。

【主な機能一覧】

  • 社内ポータルサイト作成 (ノーコード)
  • CMS機能 (コンテンツ管理)
  • アンケート・エンゲージメントサーベイ
  • レポート分析 (組織課題の可視化)
  • スピーディな情報発信 (Web社内報)
  • 「いいね」「コメント」機能
  • コンディションの見える化 (離職防止)
  • ピアボーナス機能
  • プッシュ通知
  • 従業員プロフィール

【料金体系】

  • 要問い合わせ

【おすすめの人】

  • 従業員エンゲージメントやモチベーション向上を重視する企業
  • ノーコードで手軽に社内アプリを開発・運用したい人事・総務担当者
  • 現場の従業員(特に社用PCを持たない層)への情報伝達を強化したい企業
  • 離職防止や組織改善にデータに基づいたアプローチを取り入れたい人

URL: https://yapp.li/yappli-unite/

5.TUNAG

TUNAG

TUNAGは、組織改善に特化したクラウドサービスで、従業員のエンゲージメント向上を目的としています。

社内掲示板、ワークフロー、タスク依頼、社内チャット、日報、マニュアルなど、豊富な機能をノーコードで柔軟にカスタマイズできる点が強みです。特に、従業員間のコミュニケーション活性化と、データに基づいた組織状態の可視化・分析を通じて、企業独自の課題解決を支援します。

【主な機能一覧】

  • 社内掲示板
  • ワークフロー
  • タスク依頼・管理
  • 社内チャット
  • 日報・マニュアル管理
  • 分析ダッシュボード (組織状態の可視化)
  • サンクスカード
  • 社内アンケート
  • 社内連絡帳
  • 社内ポイント
  • モバイルアプリ

【料金体系】

  • 要問い合わせ

【おすすめの人】

  • 従業員エンゲージメントや組織文化の改善を経営課題としている人
  • 多拠点展開しており、離れた従業員間のコミュニケーションを活性化したい人
  • 現場の声を吸い上げ、データに基づいた組織改善施策を実行したい人
  • 社用PCを持たない従業員にも情報共有を徹底したい企業

URL: https://biz.tunag.jp/

6.kintone

kintone

kintoneは、プログラミング知識がなくても、業務に合わせた独自のシステムやアプリをノーコードで簡単に作成できるクラウドサービスです。

散在するExcelファイル、煩雑なメール、紙の書類、バラバラなシステムといった業務の非効率を根本から解決し、顧客案件管理から交通費申請、日報まで、あらゆる業務課題に対応できる汎用性の高さが特徴です。

【主な機能一覧】

  • ノーコードでの業務アプリ作成
  • データベース機能 (テーブル、ボード、リスト、カレンダー、ギャラリーなど多様な表示形式)
  • ワークフロー
  • ファイル管理・共有
  • コメント・チャット
  • タスク管理
  • テンプレート活用
  • API連携
  • アクセス権限設定

【料金体系】

  • ライトコース:月額1,100円/1ユーザー
  • スタンダードコース:月額1,980円/1ユーザー
  • ワイドコース:月額3,300円/1ユーザー

【おすすめの人】

  • 既存の業務プロセスに合わせて柔軟にシステムを構築したい人
  • プログラミング知識がないが、自社で業務改善アプリを開発したい人
  • 散在する情報を一元管理し、業務の非効率を解消したい人
  • 部門やプロジェクトごとに異なるニーズに対応できる汎用性の高いツールを求めている人

URL: https://kintone.cybozu.co.jp/

7.desknet’s NEO

desknet's NEO

desknet’s NEOは、中小企業から大企業、官公庁まで幅広い組織で導入されている、多機能かつコストパフォーマンスに優れたグループウェアです。

25以上の標準機能に加え、ノーコードで業務アプリを作成できる「AppSuite」を統合しており、情報共有、業務効率化、ペーパーレス化を強力に推進します。特に、現場のニーズに合わせた柔軟なシステム構築と、充実した機能群を低コストで実現したい企業に最適です。

【主な機能一覧】

  • ポータル・インフォメーション
  • スケジュール・設備予約
  • ワークフロー・回覧・レポート
  • ウェブメール・伝言・所在
  • AppSuite (ノーコード業務アプリ作成)
  • 安否確認
  • 文書管理・ファイル転送
  • ビジネスチャット ChatLuck
  • プロジェクト推進
  • 勤怠管理

【料金体系】

  • クラウド版
  • ライト:月額660円/1ユーザー
  • スタンダード:月額880円/1ユーザー
  • プレミアム:月額1,100円/1ユーザー

【おすすめの人】

  • 多機能なグループウェアをコストを抑えて導入したい人
  • 紙での申請業務が多く、ペーパーレス化と業務効率化を進めたい人
  • ノーコードで自社独自の業務アプリを開発し、柔軟な運用をしたい人
  • 幅広い従業員が利用するため、直感的で使いやすいUIを重視する人

URL: https://www.desknets.com/

8.Google Workspace

Google Workspace

Google Workspaceは、Googleが提供するクラウドベースの統合型グループウェアです。

Gmailや、カレンダー、ドライブ、Meet、ドキュメント、スプレッドシートなど、ビジネスに必要なツールをワンパッケージで提供します。特に、リアルタイムでの共同編集機能と、AIを活用した生産性向上機能が強みです。場所やデバイスを問わない柔軟な働き方を支援し、中小企業から大企業まで幅広い組織で利用されています。

【主な機能一覧】

  • Gmail (カスタムドメイン対応)
  • Google カレンダー (共有カレンダー、予約スケジュール)
  • Google ドキュメント, スプレッドシート, スライド (共同編集、電子署名)
  • Google ドライブ (クラウドストレージ)
  • Google Meet (ビデオ会議、ノイズキャンセリング、録音・文字起こし)
  • Google Chat (チームメッセージ)
  • Google Sites (ウェブサイト作成)
  • Gemini (AIアシスタント)
  • Cloud Search (集中検索)
  • Google Vault (データアーカイブ)
  • Google Admin (管理者コンソール)

【料金体系】

  • Business Starter:月額800円/1ユーザー
  • Business Standard:月額1,600円/1ユーザー
  • Business Plus:月額2,500円/1ユーザー
  • Enterprise:要問い合わせ

【おすすめの人】

  • Googleの各サービス(Gmail, Driveなど)に慣れている企業や従業員
  • リアルタイムでの共同編集やオンラインでの協業を重視するチーム
  • リモートワークや多様な働き方を推進し、場所を問わない情報アクセスを確保したい企業
  • AIを活用した業務効率化に関心がある人

URL: https://workspace.google.co.jp/intl/ja/

9.rakumoボード

rakumoボード

rakumoボードは、Google Workspaceの機能を拡張し、特に掲示板機能に特化したアドオンツールです。

Google Workspaceユーザーが抱える「情報共有の視認性」や「コミュニケーションの活性化」といった課題を解決することを目指しています。付箋のようなカード型UIで視覚的に情報を整理し、未読フィルタやコメント・「いいね」機能で、単なる情報伝達に留まらない深いコミュニケーションを促進します。

【主な機能一覧】

  • カード型UIでの情報掲示
  • 未読フィルタ・情報整理
  • Googleドライブ連携での画像・添付ファイル投稿
  • HTMLでのリッチコンテンツ作成
  • コメント・「グッジョブ!(いいね)」機能
  • メール通知・公開期間設定
  • 閲覧者確認
  • Googleカレンダー連携

【料金体系】

  • rakumo ボード:月額220円/1ユーザー
  • rakumo Basicパック:月額490円~/1ユーザー
  • rakumo Suiteパック:月額880円~/1ユーザー

【おすすめの人】

  • Google Workspaceを導入済みで、その情報共有機能をさらに強化したい人
  • 社内のお知らせやニュースの視認性を高め、従業員に確実に届けたい人
  • 一方的な情報伝達だけでなく、従業員間の双方向コミュニケーションを促したい人
  • シンプルで直感的な掲示板ツールを求めている人

URL: https://rakumo.com/product/gsuite/board/

社内ポータルサイトを作れるおすすめサービス(無料あり)

社内ポータルサイトが作成できるおすすめサービスは、次のとおりです。

サービス名 特徴
Notion ・オールインワン機能
・iOS、Android、Windows、Mac対応
<・日本語メニュー非対応
Talknote ・「アクションリズム解析」によって社員の業務への意欲を可視化
・ログイン時間からオーバーワーク管理をおこないメンタルヘルスへの影響を早期解決
・グループでのメッセージの迅速なやりとりとタスク管理
Dropbox Paper ・動画などのメディアファイル埋込
・プレゼンテーション機能
・iOS、Android対応

Notion

Notion

Notionは、ドキュメントや、Wiki、プロジェクト管理機能をすべて統合した「オールインワンワークスペース」です。

プログラミング知識がなくても、自由に情報を整理し、データベースやタスク管理、カレンダーなど多様な形で可視化できる柔軟性が最大の特徴です。個人利用から大企業まで、あらゆるチームのニーズに対応し、業務効率化と情報の一元管理を強力に推進します。

【主な機能一覧】

  • ドキュメント作成 (高機能エディタ)
  • 社内Wiki (ページ内ページ埋め込み、階層化)
  • データベース機能 (テーブル、ボード、リスト、カレンダー、ギャラリーなど多様な表示形式)
  • タスク管理 (ToDo管理)
  • プロジェクト管理 (Notionプロジェクト、スプリント、GitHub連携など)
  • AIアシスタント (要約、校正、やることリスト作成など)
  • テンプレート活用
  • 同時編集・自動マージ
  • 外部共有 (公開リンク)
  • スラッシュコマンド
  • インポート機能 (Asana, Evernote, Trello, Wordなど)

【料金体系】

  • フリー:無料
  • プラス:月額1,650円~/メンバー
  • ビジネス:月額3,150円~/メンバー
  • エンタープライズ:要問い合わせ

【おすすめの人】

  • 情報整理やプロジェクト管理を柔軟かつ自由にカスタマイズしたい人
  • 複数のツールに散らばった情報を一元管理し、効率化を図りたい人
  • ノーコードで独自のワークフローやデータベースを構築したい人
  • AIを活用してドキュメント作成や情報検索の効率を上げたい人

Notion
URL: https://www.notion.so/product

Talknote

Talknote

Talknoteは、社内コミュニケーションの活性化と情報共有の最適化に特化したビジネスチャットツールです。

フィード形式でのリアルタイムな情報共有、タスク管理、そして「組織スコア」による組織コンディションの可視化を通じて、従業員のエンゲージメント向上と業務効率化を支援します。特に、現場の声を吸い上げ、組織の透明性を高めたい企業に選ばれています。

【主な機能一覧】

  • ノート機能 (テーマ別情報共有、掲示板形式)
  • タスク管理 (期限、担当者設定)
  • 組織スコア (コミュニケーションデータの分析、組織コンディション可視化)
  • チャット機能 (個人・複数人)
  • スタンプ・絵文字
  • アクションリズム解析 (社員のチャット数・時間の変化を通知)
  • 既読表示
  • 外部連携 (メール送信による投稿、社外招待)

【料金体系】

  • ユーザーライセンス:月額1,180円~/ユーザー
  • エンタープライズプラン:要問い合わせ

【おすすめの人】

  • 社内コミュニケーションを活性化し、組織の風通しを良くしたい人
  • リアルタイムでの情報共有を重視し、情報格差をなくしたい企業
  • 従業員のエンゲージメントをデータで可視化し、組織改善に繋げたい人事担当者
  • 現場の声を吸い上げ、組織の透明性を高めたい経営者

Talknote

URL: https://talknote.com/

Dropbox Paper

Dropbox Paper

Dropbox Paperは、Dropboxユーザーが無料で利用できるドキュメント作成・共同作業ツールです。

テキストや、画像、表、タスク管理、タイムラインといった多様な要素を一枚のドキュメントにまとめ、リアルタイムでの共同編集を可能にします。特に、リモートワーク環境下での議事録作成、マニュアル作成、プロジェクト進捗管理など、共同でのドキュメント作成と情報共有を効率化することに強みを持っています。

【主な機能一覧】

  • テキスト入力・編集 (Webページのような縦長ドキュメント)
  • 画像の挿入 (1列に3枚まで)
  • Dropboxファイルの挿入・プレビュー
  • 表の挿入 (簡易的な表計算機能なし)
  • ToDoリスト (メンション、締め切り設定)
  • タイムライン (ガントチャート形式での進捗管理)
  • リアルタイム共同編集
  • テンプレート活用 (23種類)
  • コメント機能
  • Markdown記法対応

【料金体系】

  • Dropboxユーザーは無料

【おすすめの人】

  • Dropboxをすでに利用しており、そのエコシステム内でドキュメント作成や共同作業を完結したい人
  • リアルタイムでの共同編集を通じて、議事録作成やプロジェクト進捗管理を効率化したいチーム
  • シンプルなUIで、高機能なドキュメント作成ツールを求めている人
  • リモートワーク環境下での情報共有とコラボレーションを強化したい人

Dropbox Paper

URL: https://www.dropbox.com/paper/start

 

Web上で検索に強い社内ポータルを簡単に作れるツール「NotePM」

 

社内ポータルサイト導入の流れ・ステップ

社内ポータルサイトの導入を成功させるには、次の流れをおさえる必要があります。

  • 導入目的を明確にする
  • 計画を立てる
  • 要件を定義する
  • 設計する
  • 開発する
  • テストをする
  • 構築する
  • スモールスタートする
  • 稼働する

導入の流れ・ステップが理解できると、社内ポータルサイトのメリットを最大限に活かせます。

1.導入目的を明確にする

1つ目は、目的明確化です。

社内ポータルの導入を進める前に、なぜ社内ポータルを導入するのかなどその目的をはっきりさせることが不可欠です。目的を明確にすれば、どのような情報を共有して業務プロセスをサポートするか、従業員がどのようにしてポータル利用を期待しているのかを理解できます。これにより、必要な機能、インターフェースの設計、そして組織の特定のニーズに最適な技術選択に焦点を当てられます。

明確な目的を設定すれば、企業全体で共通認識を持ち、社内ポータルが企業の目標達成に貢献する効果的な基盤を築けるでしょう。

2.計画を立てる

2つ目は、スケジュール計画です。

社内ポータルを成功させるためには、実現可能で効果的なスケジュール計画が不可欠です。プロジェクトの開始から完成までの各フェーズを明確にし、それぞれの段階で必要なタスク、責任者、期限を定義します。計画には、要件定義やデザイン、開発、テスト、デプロイメントなどの主要なマイルストーンが含まれるべきです。

また、リスク管理と変更管理のプロセスも考慮に入れることで、予期せぬ遅延に柔軟に対応できます。スケジュール計画を事前に立てることで、プロジェクトチームは共通の目標に向かって効率的に作業を進め、期限内に品質の高い社内ポータルを完成できるでしょう。

3.要件を定義する

3つ目は、要件定義です。

社内ポータルを構築する際、要件定義をしっかりと行うことが不可欠です。要件定義には、機能要件と非機能要件の2つの種類があります。機能要件では、ポータルが提供すべき具体的なサービスや機能のことで、たとえばドキュメント管理・コミュニケーションツール・勤怠管理・掲示板などが挙げられるでしょう。非機能要件は、システムの性能・セキュリティ・利便性・スケーラビリティなど、ソフトウェアが満たすべき基準や条件を定義します。

正確かつ詳細な要件を定義することで、社内ポータルの開発チームは目標を明確に理解し、期待に沿った社内ポータルを設計・実装できます。要件定義は、全プロジェクトチームが共有する基盤となり、後の設計・開発・構築フェーズでの誤解を防ぎ、再作業を最小限に抑えるための重要なステップです。

4.設計する

4つ目は、設計です。

設計では、要件定義を基にして、ポータルサイトの具体的な設計を行います。たとえばユーザーインターフェースのレイアウト、ナビゲーションの構造、ページのデザイン、さらにはユーザー体験(UX)に至るまでの詳細な計画が含まれます。設計プロセスでは、社内のさまざまなユーザーグループのニーズを考慮し、彼らが容易に情報を見つけて、必要な機能を効率的に使用できることが重要です。

また、社内ポータルは組織の文化と一致するデザインを選ぶことも大切です。設計を丁寧に進めることで、効果的でユーザーにやさしい社内ポータルの構築が可能になります。

5.開発する

5つ目は、開発です。

社内ポータルサイトの開発の種類として、主に自社開発とツール選定があります。自社開発は企業が内部のリソースを用いて、独自のポータルサイトをゼロから開発する方法です。自社開発の利点は、企業特有のニーズにカスタマイズ可能である点にあります。

しかし、時間と初期コストがかかる可能性が高いです。ツール選定とは、ナレッジ共有ツールなどのプラットフォームを選択し、それを企業のニーズに合わせてカスタマイズする方法です。

どちらの方法を選択するかは、企業の具体的な要件や予算、スケジュール、技術力など、多くの要因を考慮して決定されます。ツール選定は比較的迅速に導入でき、初期コストを抑えられます。

6.テストをする

6つ目は、テストです。

開発テスト版が完成した段階で、実運用を想定したテストを実施します。たとえばシステムの機能性・パフォーマンス・セキュリティ・操作性などです。テストを行うことで、社内ポータルが日常業務の実際のニーズを満たしているかを確認し、必要に応じて修正や調整を行います。

テストフェーズは、社内ポータルが安定して稼働し、従業員の期待通りの効果を発揮するために不可欠なステップです。

7.構築する

7つ目は、構築です。

テストフェーズを経て実環境へと導入していきます。導入とは、社内ポータルを企業の稼働環境に組み込み、全従業員がアクセスできるようにするプロセスです。ネットワークやアクセス権など、従業員が使える状態までの設定を整えます。導入環境が設計内容と合わない場合もあるため、導入フェーズでは期間を長めにした設定が大切です。

8.スモールスタートする

8つ目は、スモールスタートです。

社内ポータル導入の際、全従業員に一斉に公開する前に、まずは限られた数の従業員を対象に初期運用を開始する、スモールスタートが大切になります。スモールスタートとは、実際の業務環境でのシステムの挙動をテストし、少数の従業員からのフィードバックを得るためのものです。従業員から収集した意見や問題点は、システムの不具合を早期に特定し、改善につなげる貴重な情報を提供します。

スモールスタートで、実運用開始時のリスクを軽減し、最終的な社内ポータルが従業員のニーズに合致したものになるよう調整できます。

9.稼働する

9つ目は、稼働です。

スモールスタートで全従業員に公開し、問題がないことを確認できた後、いよいよ全従業員に対して、本格的に稼働します。本稼働開始直後は従業員からの問い合わせや初期の不具合対応など想定して、サポート体制を手厚くしましょう。

稼働後一定期間経った後、従業員が問題なく使えているか、どこの機能が一番使われているか、使われていないかなどを確認し、今後の改善につなげていきましょう。

社内ポータルサイトの導入に向いている・向いていない企業

社内ポータルサイトには、導入に向いている企業と向いていない企業があります。

自社が導入に向いている企業か確認し、社内ポータルサイトを活用するかどうか検討していきましょう。

導入に向いている企業

社内ポータルサイトの導入に向いている企業の一例は、次のとおりです。

  • 社員数や部署が多い
  • 業務の多くが属人化している
  • テレワークを推奨している

従業員や部署が多い企業は、それぞれが独自の情報を保有している可能性があります。情報が共有できていないと、属人化する業務が増えてしまいます。

また、テレワークを多く実施していると、情報の共有化を妨げてしまうかもしれません。

情報を共有化して属人化を防ぐには、社内ポータルサイトを利用してナレッジ共有を進めて解決するのが有効です。

社内ポータルサイトを活用すれば、社内チャット機能でコミュニケーションの円滑化、ナレッジ共有の促進が図れます。

さらに、社内ポータルサイトを利用すれば、テレワーク中や出先などで疑問に感じたことを直接会って質問しなくても解決可能です。

導入に向いていない企業

反対に、社内ポータルサイトの導入に向いていない企業の一例は、次のとおりです。

  • 部署ごとにポータルサイトをもっていて運用がうまくいっている
  • 情報量や情報の更新頻度が低い

社内ポータルサイトを利用する目的は、ナレッジ共有や属人化の防止、業務の効率化です。

すでにナレッジ共有ができている状態の企業であれば、社内ポータルサイトを導入する必要はありません。

また、そもそも社内ポータルサイトに掲載する情報が少ない企業や、情報の更新をあまり行わなくてもいい企業も導入するメリットは低いです。

社内ポータルサイトを導入するにはコストがかかるため、費用対効果を考えておくことをおすすめします。

社内ポータルサイトの作り方

社内ポータルサイトの作成には、次のような方法があります。

  • 外部委託して独自に開発する
  • 無料のツールを利用する
  • 社内ポータルパッケージを利用する

作成方法がいくつかあるため、自社にあった作り方で社内ポータルサイトを完成させていきましょう。

外部委託して独自に開発する

システム開発会社に外部委託し独自で開発すれば、カスタマイズ性の高い社内ポータルサイトの作成が可能です。

外部委託すれば、細部までこだわった社内ポータルサイトを作成でき、自社にフィットした環境を整えられます。

しかし、開発コストとして多額の費用がかかるため、社内ポータルサイトが生む効果とコストを比較し、どちらが大きくなるか実証していくことが大切です。

多額の費用をかけたのに効果が薄かったのでは、開発する意味がありません。

無料のツールを利用する

費用をかけたくない場合は、無料ツールを利用して作成する方法もあります。

社内ポータルサイトの効果が出るか不透明であるなら、費用を抑えて導入するのもひとつの方法です。

しかし、無料ツールで作成した社内ポータルサイトはカスタマイズ性が低く、運用に支障をきたすおそれがあります。

検索性が低く、投稿や編集がしにくいサイトになってしまうと、従業員は徐々に利用しなくなってしまいます。費用を抑えて導入できたとしても、運用できなければ社内ポータルサイトの効果を得られません。

社内ポータルパッケージを利用する

社内ポータルパッケージは、独自に開発するレベルに近いカスタマイズ性を誇り、導入費用は独自開発より低く抑えられます。独自開発は細かい要望に合わせたカスタマイズが可能でありつつも、開発に時間とコストがかかるため、運用開始までのハードルが高いです。

一方、社内ポータルパッケージを利用すれば、導入から運用までサポートがあります。Webの知識がなくても操作しやすい設計であることが多く、負担やリスクを最小限に抑えながら効率的な運用が可能です。社内ポータルサイトを導入する際は、コストやリスクを抑えつつ、効率的に運用できる社内ポータルパッケージの利用を優先的に検討するとよいでしょう。

NotePMなら、社内ポータルサイトに必要な機能が網羅されているため、業務効率改善や生産性アップに役立ちます。多機能ではありますが簡単に導入できる点も特徴で、これまで12,000社以上の企業に登録いただいています。

 

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社内ポータルサイトの活用事例

社内ポータルサイト『NotePM』を導入したことによって、業務の生産性が向上した事例について3つ紹介します。

  • PayPay銀行株式会社
  • キーコーヒー株式会社
  • 住信SBIネット銀行株式会社

各企業の活用事例を確認し、社内ポータルサイトを導入するときの参考にしてみてください。

PayPay銀行株式会社

PayPay銀行株式会社

PayPay銀行株式会社のカスタマー部門は、マニュアル・ノウハウ共有ツール乗り換えのために社内ポータルサイトを導入しました。

課題として、すでに利用していたツールの検索性が低く、ほしい情報にすぐたどり着けませんでした。そのせいで、カスタマーセンターに問い合わせしてくれた顧客を長い時間待たせてしまっていたのです。
また、検索して表示された内容は、いちいちファイルを開いて確認しなければなりませんでした。

しかし、検索性の高い社内ポータルパッケージに変更したことで、問い合わせしてくれた顧客を待たせる時間が短縮されました。検索性の高さは情報更新にも役立ち、必要性の高い情報は定期的に更新され、業務の効率化につながっています。

>関連記事:【導入事例】カスタマーセンターの長年の課題が解決!検索機能向上で従業員の満足度UP – PayPay銀行株式会社

キーコーヒー株式会社

キーコーヒー株式会社

キーコーヒー株式会社のロジスティクス部・生産管理部・購買部は、マニュアル整備と利便性向上を実現するために社内ポータルパッケージを導入しました。

マニュアルが多くどの資料が最新かわからず、見つけてもフォーマットがバラバラで非常にわかりにくいのが課題でした。
また、検索する際にはキーワードの完全一致が求められるツールを利用していたため、そもそも目的の資料も見つかりにくい状態だったそうです。

課題を解決するために社内ポータルパッケージを利用し、マニュアル作成と共有化を実行します。その結果、検索に必要な時間が半分になり、業務の効率が大きく改善しました

>関連記事:【導入事例】情報を探す時間が半分以下に。創業100年の老舗企業のマニュアル文化を大改革 – キーコーヒー株式会社

住信SBIネット銀行株式会社

住信SBIネット銀行株式会社

住信SBIネット銀行株式会社は、全社的に散らばってしまったナレッジを共有化するために社内ポータルパッケージを導入しました。

複数のデジタルツールを利用しており、有用なナレッジが散在してしまい情報を有効に利用できていないのが課題でした。情報が散在することでナレッジの共有化が遅れ、管理もうまくできない状態だったようです。

社内に蓄積されたナレッジは企業にとって価値ある知的財産であるため、社内ポータルパッケージを利用し一元管理を目指しました。

現在はひとつの社内ポータルパッケージを利用することで情報が一元管理され、従業員にもナレッジを蓄積・整理する意識が浸透しています

>関連記事:【導入事例】最高のデジタルバンクになるために。組織変革を支える社内wikiツール – 住信SBIネット銀行株式会社

 

Web上で検索に強い社内ポータルを簡単に作れるツール「NotePM」

社内ポータルサイトを導入して業務効率化を実現しよう

社内ポータルサイトのメリットや機能を解説し、おすすめサービスを紹介しました。社内ポータルサイトは、ドキュメント管理やスケジュール管理機能、チャット機能など、さまざまな機能を有しており、社内の情報共有を円滑にします。

社内ポータルサイトを導入・運用し、社内の情報共有やコミュニケーションを円滑にし、業務効率化を実現しましょう。

NotePM