【2024年版】CMSおすすめ10選を徹底比較!(無料・有料)

2024年01月04日(木) EC・店舗管理

こんにちは。マニュアル作成・ナレッジ共有ツール「NotePM」ブログ編集局です。

これからの時代に合わせたマーケティングを行うときにデジタルマーケティングは不可欠です。その中で中心的な役割を果たすのがWebサイトになります。Webサイトを新しく導入したり、また既存のWebサイトを再構築したりするときに気になるのがCMS(Contents Management System)です。本記事では、CMSの基礎知識やCMS導入のメリットやデメリット、CMS導入にあたってのポイントやおすすめのCMSツールを紹介します。

CMSとは何か

CMSとは、テキストや画像などの効率のよい運用および管理を促すコンテンツ管理システムのことです。コンテンツ管理システムは英語で「Contents Management System」と表記し、多くは省略して「CMS」と呼ばれています。CMSを活用することによって、Webサイトの作成から更新までをスムーズに行うことができます。近年、Webコンテンツの分野において頻繁に用いられるCMSですが、以前はオフラインにおけるデータ検索・追加・編集・削除を管理するシステムを主に意味しました。Webコンテンツの分野でCMSが使われるようになってから、オフラインにおける仕組みはECM(Enterprise Content Management)と呼ばれています。

CMSの種類は3つ

CMSの種類は、以下の3つです。

  • オープンソース型
  • パッケージ型
  • クラウド型

それでは、1つずつ見ていきます。

オープンソース型

CMSの種類の1つ目は、オープンソース型です。オープンソース型のCMSはソースコードが開示されているため、ユーザーは自由にカスタマイズできます。また、自身でシステム構築できる場合は、無料で利用することが可能です。

パッケージ型

CMSの種類の2つ目は、パッケージ型です。パッケージ型のCMSはベンダーによって開発されたCMSを購入して、自社サーバーにインストールします。パッケージ型CMSはシステムがすでに構築されているためオープンソース型よりも利用しやすく、導入時にベンダーからサポートを受けることができます。

クラウド型

CMSの種類の3つ目は、クラウド型です。クラウド型のCMSとは、インターネットを経由して利用するサービスです。オープンソース型やパッケージ型とは異なり、サーバーにCMSをインストールせずとも利用できます。クラウド型のCMSはベンダーが運用を行うサーバーで稼働しているため、ネット環境が整っている環境であれば、どこでも利用可能です。

CMSを導入するメリット

CMSを導入するメリットは以下の3つです。

  • Webページの作成に知識が不要
  • 分業が可能
  • どのような端末にも柔軟に対応

それでは、1つずつ見ていきます。

Webページの作成に知識が不要

CMSを導入するメリットの1つ目は、Webページの作成に知識が不要なことです。CMSを導入していないWebサイトの場合、HTMLの記述を直接編集しなければならず、一文のみの変更でもかなりの時間を要することがあります。また、場合によっては専門の業者に依頼しなければなりません。Webページの更新や追加などが社内で手軽にできるようになれば、時間的コストや外注に伴って発生するコストの削減につながります。CMS導入以前は1週間を要した作業が、導入後は1時間で完了するようになったというケースもあります。

分業が可能

CMSを導入するメリットの2つ目は、分業が可能ということです。企業におけるWebサイトの管理は、ページごとに管理担当部門があることも珍しくありません。たとえば、マーケティング部門がサービスや製品紹介のページを担当し、人事が人材や採用に関するページを担当するといった形です。しかし、各部門にWebサイトの管理ができる社員がいるとは限りません。Webサイトに詳しい社員がいない場合、Webサイトを担当する部門へ連絡したりWeb制作会社に外注したりすることになります。

CMSを導入することにより、HTMLやCSSなどに関する知識がない社員でもWebページの更新が可能になります。これにより、管理担当部門でWebサイトの管理を完結できます。また、CMSではアカウントごとに各ページの編集・承認権限を割り振ることができる点もポイントです。管理担当部門が割り当てられたページを更新・追加できるため、分業体制をとることができます。

どのような端末にも柔軟に対応

CMSを導入するメリットの3つ目は、どのような端末にも柔軟に対応できることです。CMSの導入は、Webサイトのマルチデバイスの対応にも効果的です。Webページにおいて必要なマスター画像やテキストなどをデータベースに保存しておくことで、閲覧デバイスごとに対応したテンプレートにデータを適用できます。パソコンやスマートフォンからのアクセスにおいて、1セットの画像とテキストデータをもとにそれぞれに適したテンプレートで生成されたWebページを表示させる仕組みを構築できます。

CMSを導入するデメリット

CMSを導入するデメリットは、以下の3つです。

  • 最低限の操作方法を覚えなければならない
  • 応用的な使い方に対して柔軟性が低い
  • セキュリティリスクがある

それでは、1つずつ見ていきます。

最低限の操作方法を覚えなければならない

CMSを導入するデメリットの1つ目は、最低限の操作方法を覚えなければならないことです。初心者でもWebサイトの構築や更新を簡単にしやすいのがCMSですが、最低限の操作方法は学習したり覚えたりする必要があります。また、サイト全体を管理する立場にある人はWebページの更新方法のみだけでなく、ユーザー管理機能やサイト管理機能といった管理者向けの機能も理解しておく必要があります。

応用的な使い方に対して柔軟性が低い

CMSを導入するデメリットの2つ目は、応用的な使い方に対して柔軟性が低いことです。CMSはイメージを膨らませるかたちでホームページを制作したい場合にはあまり向いていません。CMSにはデザインテンプレートがあるため、そのデザインテンプレートの範疇を超えるアレンジは難しくなります。CMSはコンテンツの一元管理を実現することを主目的としているため、ホームページにおける柔軟なアレンジには向かないと言えます。

セキュリティリスクがある

CMSを導入するデメリットの3つ目は、セキュリティリスクがあることです。CMSはサイバー攻撃のターゲットになりやすいシステムと言われています。CMSで構築されたWebサイトは法人が運営を行うサイトが多く、そのWebサイトには顧客情報や機密情報なども多いため標的にされやすい傾向があります。CMSを導入している企業は多く、種類も豊富であるため、CMSに特化した手段で攻撃を受けているサイトも少なくありません。重要な情報を扱うWebサイトは、特にセキュリティ対策をしっかり行う必要があります。

また、CMSは管理体制が不十分であるとも指摘されています。世界的にメジャーなCMSのほとんどは、オープンソースによるものです。そのため、セキュリティ対策を各自で行う必要があります。CMSは専門知識がなくても利用できる分、すべての人がセキュリティ対策をしっかりととれる保障がないため、管理不十分となっていることがあります。特に個人運営のサイトは、セキュリティ対策が不十分なことも少なくありません。

CMSを導入するときのポイント

CMSを導入する際は、CMSを導入する目的を定めておくようにしましょう。「どのようなWebサイトを制作したいか」「このWebサイトによってどのような効果を期待するか」「Webサイトから問い合わせを受けたいか」などを明確にしておきます。自分が思い描くサイトを制作するにあたって必要な機能を持っているかは、CMSツールを選定する上で重要なポイントとなります。プラグインとして機能を追加できることもありますが、料金が割高になったり動きが不十分であったりすることも多いです。Webサイト制作や管理などに必要な機能は、標準機能に全て含まれているCMSツールがおすすめです。

CMS導入後に効果的かつ最小限のトラブルで利用するために、CMSベンダーのサポート体制をチェックしておくことも大切です。

CMSおすすめ10選を徹底比較

ここでは、CMSツールのおすすめ10選を紹介します。

WordPress

WordPressは世界で最も利用されているCMSの一つです。ウェブの42%がWordPressで構築されており、WordPress.comをホームとするユーザーは数百万人におよびます。好みに合ったサイトを構築できる他、プロ仕様の美しいレイアウトを実現できます。簡単にインストールできるアドオンは数千個用意されているため、サイトに必要なものは全て組み込めるでしょう。

WordPressの特徴

  • 世界で最も利用されているCMSサービスで、安心と信頼感がある
  • サイトはWordPressホスティング環境で実行されるため優れたセキュリティ
  • 自分の思いのままのサイトを制限なく制作できる

URL: https://wordpress.com/ja/

 

note pro

note pro

note pro(ノートプロ)は、note株式会社が提供する法人向け高機能プランです。デザインのカスタマイズや分析機能が利用可能、経験豊富なカスタマーサクセスチームによる運用サポートも受けることができます。

note proの特徴

  • noteは多くの人が集まる街なので、メッセージをとどけやすい
  • 充実した独自機能で、コンテンツをつくりやすい
  • カスタマーサクセスのサポートで、つづけやすい

URL: https://pro.lp-note.com/

 

Drupal

Drupalは、世界的に利用されているオープンソースのCMSです。大企業・政府機関・大学・NGOなどが管理する大規模サイトをメインに利用されています。Drupalは他のCMSと比較して汎用性が高く、複雑なシステムの構築も可能です。セキュリティ機能も優れているため安心して利用できます。

Drupalの特徴

  • 80カ国以上の言語に対応しているため、海外サイトの制作もできる
  • コンテンツのURL最適化など、SEO機能が豊富にある
  • デザインの自由度が高いため、好みや目的に合ったサイトを構築できる

URL: https://annai.co.jp/drupal

 

SOY CMS

SOY CMSは、日本情報化農業研究所による純国産CMSです。既存の静的ファイルコンテンツや中小規模のWebサイトを持っている方におすすめです。ブログ機能やCMS機能を導入してみたいと考える方にとって、利用しやすいシステムとなっています。丁寧なマニュアルが用意されているため、システム操作が苦手な方でも扱いやすいです。

SOY CMSの特徴

  • 京大発ベンチャーによる純国産のCMSでサポート体制が優れている
  • HTMLデザイン&オーサリング手順でオリジナルテンプレートを作成できる
  • 各種決済サービスに対応しており、ショップでの導入実績も豊富

URL: https://www.soycms.net/

 

baserCMS

baserCMSは、無料で使える国産オープンソース型のCMSで、Webサイトを自由にカスタマイズできます。直感的に操作できるため使いやすく、固定ページ・フォーム・ブログをまとめて管理できます。マニュアルが充実している他、ユーザー同士で使い方をシェアし合う「ユーザーズフォーラム」もあるため、安心して利用できます。

baserCMSの特徴

  • 抜群のサポート体制、かつユーザー同士で使い方をシェアし合える
  • 直感的操作を実現し、カスタマイズ性やメンテナンス性に優れている
  • 無料で利用でき、様々なサーバーで動作させることができる

URL: https://basercms.net/

 

MovableType

MovableType.netはフルカスタマイズ可能な本格CMSです。月額約2,000円からと低価格で利用でき、SSL常時対応やフォーム作成も追加料金なく利用できます。14日間の無料トライアル期間もあるため、気になる方は利用してみると良いでしょう。セキュリティ対策やサーバー管理の面でも安心感のあるサービスとなっています。

MovableType.netの特徴

  • アカウントを作成するだけですぐにウェブサイトを構築できる
  • スマートフォンからサイトを更新できるため、場所を問わず管理できる
  • シックス・アパートがサーバーを24時間監視し、問題発生時に素早く対応

URL: https://movabletype.net/

 

Ameba Ownd

Ameba OwndはAmebaが提供するCMSです。使い方はとても簡単で、直感的に操作することができます。Ameba Owndにはおしゃれでキュートなデザインテーマが豊富にあるため、ホームページ制作の知識がない方や、センスに自信のない方でもステキなサイトを構築できるはずです。InstagramやTwitterなどのSNSとの連携も簡単にできます。

Ameba Owndの特徴

  • ホームページ制作に関する知識がなくても、手軽にサイトを作れる
  • おしゃれなデザインテーマが豊富で、デザイン性に優れたサイトを一瞬で作れる
  • 無料で利用することができ、かつサポート体制も優れている

URL: https://www.amebaownd.com/

 

Zen Cart

Zen Cartはオープンソースのオンラインショップ構築プログラムです。企業が販売する製品ではなく、有志によってアメリカで開発されました。日本だけでなく世界各国で利用されているサービスで、ダウンロードは無料でできます。Zen Cartはカスタマイズ性があり、その自由さがポイントとなっています。

Zen Cartの特徴

  • 無料でダウンロードできるため、コストがかからない
  • 各種モジュールがある他、自分で登録したモジュールを登録できる
  • メンテナンスサポートは丁寧で親切と評判が良く、安心して相談できる

URL: http://zen-cart.jp/

 

RCMS

RCMSは、大手企業を含む4,000社以上の導入実績を誇るCMSです。250以上の標準機能と運用者別のメニューなど充実した機能が豊富で、コーポレートサイト・多言語サイト・求人サイトなどあらゆるニーズに対応できるようになっています。パスワード強化機能やアクセス制限など、セキュリティ機能にも優れています。

RCMSの特徴

  • 万全のセキュリティ機能であるが、要望を出せばさらに高度化できる
  • カスタマイズ機能が優れているため、独自性の高いサイトを制作できる
  • 目的や予算に応じてプランを細かく選べるから無駄が少ない
  • URL: https://www.r-cms.jp/

     

    ferret One

    ferret Oneは「ASPIC IoT・AI・クラウドアワード」を受賞したCMSです。導入企業は1,000社におよび、Webサイト更新・メール配信・リード獲得などBtoBマーケティングの全てに対応しています。ferret OneはCMS機能だけでなく、マーケティング機能・ホワイトペーパー施策・メールマーケティング・セミナー施策などさまざまな機能が揃っています。

    ferret Oneの特徴

    • 見たまま編集のCMSで使いやすく、直感的操作しやすい
    • 見込み顧客の管理などマーケティング機能が充実している
    • 無料デモ体験があるためトライしやすい

    URL: https://ferret-one.com/

     

    まとめ

    本記事では、CMSの基礎知識やCMS導入のメリットやデメリット、CMS導入にあたってのポイントやおすすめのCMSツールを紹介しました。CMSはホームページの制作や管理をサポートする便利なツールです。CMSを導入することでコストがかかることもありますが、ホームページの外注や作業の簡易化により社員の負担が軽減されます。CMSはツールによって、操作の難易度やカスタマイズの柔軟性も異なるため、導入の際はサイトの目的に合ったCMSツールを選択するようにしましょう。

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    URL: https://notepm.jp/

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