【2024年版】企業のSNS管理ツールおすすめ8選を徹底比較!運用ルールも解説(無料あり)

2024年01月04日(木) マーケティング
企業SNS

こんにちは。マニュアル作成・ナレッジ共有ツール「NotePM」ブログ編集局です。

今や、個人でSNSを利用することは当たり前の時代になりました。企業においても、SNSアカウントを取得して運用するところが増えてきています。効果的にSNS運用すれば、企業の認知度や商品の売り上げをアップさせることは十分期待できますが、期待よりSNS運用の効果が上がらなかった企業も少なくありません。

この記事では、企業がSNS運用するポイント、企業がSNS運用するステップ、企業がSNS運用で活用したいプラットフォームについて、それぞれ解説します。

関連記事:【2024年版】ソーシャルリスニングツール おすすめ12選を徹底比較!(有料・無料)

 

企業がSNS運用する5つの ポイント

まずは、企業がSNS運用するポイントとして、以下の5つを紹介します。

  • 感情に訴えかける
  • 宣伝の場ではないことを意識する
  • SNS運用の目的を明確にする
  • 拡散したい場合は広告を活用する
  • アカウントのトンマナを決めておく

それでは、一つずつ見ていきましょう。

感情に訴えかける

SNSでは、淡々と情報を伝えるのではなく感情に訴えかけるコンテンツの方がシェアされる傾向があります。特に、ポジティブな「幸せ」、「驚き」、「賛辞」の感情を刺激するコンテンツがシェアされやすいと言われています。これは、人は基本的に「痛みを嫌って快楽を望む」ものだからです。SNSで情報を発信して拡散させたい場合は、ポジティブな感情に訴えかけるコンテンツを作ることを強く意識しましょう。

宣伝の場ではないことを意識する

SNSは企業が宣伝を行う場所ではありません。また、企業はSNSで特別な存在でもありません。

特に注意しなければならないことは炎上です。日本国内ではインターネット上での炎上は年々急増しています。事前に100%炎上を防ぐことは現実的ではありませんが、SNSマーケティングで効果を上げている会社でも、炎上すればその成果は台無しになりかねません。場を荒らしたり雰囲気を壊したりしない投稿を心掛けていきましょう。

SNS運用の目的を明確にする

SNS運用がうまく行っていない会社で意外と多いのが、SNS運用の目的が漠然としていることです。一口にSNS運用といっても、啓蒙・ブランドイメージの向上、ファンとの関係性強化、Webサイトへの誘導などの目的が考えられます。SNS運用を企業活動のどの部分に位置づけ、何を目的にするか最初に決めておきましょう。

SNS運用をしていくうちにその目的が変わることもあるかもしれませんが、最初に目的を明確にしておかないと、目的が変わってきていることにも気付きません。

拡散したい場合は広告を活用する

SNSでバズれば、投稿したコンテンツが拡散されて認知度が向上します。ただ、企業が投稿したコンテンツが直接バズることはほとんどありません。Facebookではタイムラインに企業発信の情報は入りにくい仕様になっているなど、プラットフォーム側でも制限をかけるようになってきています。

バズる投稿は一般からのものがほとんどで、多くは「広告で多くの人にリーチ」→「一部の人がシェアして拡散」してバズっていきます。ですので、拡散したい場合は広告を活用しましょう。

アカウントのトンマナを決めておく

トンマナとは、トーン&マナーのことで、デザインや文章に一貫性をもたせることを意味します。SNSを運用する際には、複数のメンバーで運用したり、デザインや文章作成を外注する場合も少なくありません。この時にアカウントのトンマナを決めておけば、アカウントのコンテンツに統一感をもたせることができます。

また、属人性を防ぐこともできます。アプローチしたいターゲットの性格や趣味趣向を考慮してトンマナを決定し、メンバー同士で共有しましょう。

企業がSNS運用する5ステップ

次に、以下のとおり企業がSNS運用する5つのステップについて解説します。これらの手順は、どのプラットフォームにおいても応用できます。

  • 使用するプラットフォームを決める
  • 投稿頻度を決める
  • 曜日ごとのコンテンツテーマを決める
  • 商品発売日や設立記念日などのイベントをカレンダーに盛り込む
  • コンテンツバンクを作っておく

では、順番に解説します。

使用するプラットフォームを決める

一口にSNSと言っても、TwitterやFacebookなど、様々な種類があります。注意しなければならないことは、プラットフォームごとにどの年齢層でよく使われているか、どのようなコンテンツを投稿するのに向いているかなど、特徴が全く異なることです。

SNS運用の目的やターゲット層、どのような商品やサービスをプッシュしたいかにより、使用すべきプラットフォームは変わってきます。なお、個別のプラットフォームについては後ほど詳しく解説します。

投稿頻度を決める

プラットフォームを決めたら、投稿頻度を決めます。もちろん同じ質であれば投稿頻度が高い方がターゲットの目に触れる可能性は高まりますが、質が伴わないコンテンツばかり投稿してもSNS運用の目的は果たせないので、質が担保できてメンバーに過度の負担も強いない範囲で投稿頻度を決めましょう。

一般には、最低週3回はコンテンツを投稿しないとどのプラットフォームでも存在感をアピールできないと言われていますので、参考にしてください。

曜日ごとのコンテンツテーマを決める

どの曜日に、どのようなテーマのコンテンツを投稿するか事前に決めておくと、コンテンツの投稿プランを立案しやすくなります。コンテンツの投稿内容を考えやすく、コンテンツのストックも作りやすいので、作業の負担が減少します。

SNS戦略全体の目標や訴求軸を決めておき、それに沿って曜日ごとのコンテンツテーマを決めておきましょう。また、毎日投稿するわけでなければ、投稿する曜日も固定しておくことがおすすめです。

商品発売日や設立記念日などのイベントをカレンダーに盛り込む

年間の投稿計画を考える際には、イベントに注目しましょう。商品発売日や会社の記念日に合わせて投稿することで、売上につながるだけでなくこれまでのSNS戦略でどれほど潜在客を獲得できたか評価することもできます。

また、クリスマスやバレンタインなど一般になじみのある記念日にちなんだ投稿をすれば、これまでリーチできなかったユーザーに認知してもらうことが期待できます。さらに、これらの記念日に合わせてSNS上でキャンペーンを企画しても面白いかもしれません。

コンテンツバンクを作っておく

SNS運用は、継続できなければ絶対に失敗します。それを防ぐためには、事前に作れるコンテンツを事前に作ってストックしておき、必要に応じて投稿できるコンテンツバンクとして管理することが確実です。

こうすれば、年間の投稿計画を作成する場合には、一つずつ特定の日にちに割り当てれば問題ありません。また、何らかの事情でコンテンツを差し替える必要性が発生しても、コンテンツバンクから別のコンテンツを探して投稿すればいいだけなので、すぐに対応できます。

企業がSNS運用で活用したいプラットフォーム

最後に、企業がSNS運用で活用したいプラットフォームを紹介します。様々な種類のプラットフォームが存在しますが、今回紹介するのは以下の4つです。

  • Twitter
  • Facebook
  • Instagram
  • LINE

では、それぞれアクティブユーザー層や特徴について、簡単に解説します。

なお、以下の掲載データは総務省が公表した調査報告書を参考にしています。

関連記事:令和元年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書(令和2年9月 総務省情報通信政策研究所)

Twitter

アクティブユーザー層:10〜30代
特徴:総務省の調査によると、Twitterの利用率は全世代では38.7%となっています。ただ、10代、20代に限ればそれぞれ69%、69.7%と、比較的若い世代での利用率が高いことが特徴です。匿名性があり、本音を言いやすく拡散させやすく爆発力がある一方、速報性が高いため高頻度で投稿していないと埋もれてしまう危険性が高いことが注意点です。

今話題にしている内容が「トレンド」として表示されるので、多くの人に認知させたいのであれば、トレンド入りが予想されるキーワードやハッシュタグを意識したコンテンツを投稿したいところです。クリスマスやハロウィンなど、季節イベントに関係したキーワードは毎年のようにトレンド入りします。

Facebook

アクティブユーザー層:20〜50代
特徴:総務省の調査によると、Facebookの利用率は全世代では32.7%となっています。世代別では30代の利用率が一番高く、48.2%にのぼります。全世代で利用率が減少傾向にあるものの、実名登録が原則で、かつ1人1アカウントしか保有できないので、広告配信ではターゲティング精度の高さが特徴です。

また、2018年にフィード投稿のアルゴリズムが変更され、企業の投稿よりも、ユーザーの家族や友人の投稿の方が表示されやすくなりました。そのため、企業からの投稿で直接リーチを狙うよりも、広告を活用して確実にターゲットを狙っていくことが確実です。

Instagram

アクティブユーザー層:10〜20代
特徴:総務省の調査によると、Instagramの利用率は全世代では37.8%となっています。Twitterと同じく比較的若い世代での利用率が高いことが特徴で、10代、20代に限ればそれぞれ63.4%、64.0%となっています。ただし、若い世代以外でも利用率が増加傾向にあります。写真や動画を前面に押し出している上に、リンクも貼れないため、情報提供よりは認知度やブランドイメージのアップに活用したいプラットフォームです。

2020年6月には、「Instagramコミュニティガイドライン」に、“「いいね!」やフォロー、コメントを含むやり取りの見返りに、現金や現金同等物の提供を申し出たりしないでください。”という文言が追記されました。「『いいね!』してくれたら抽選で10名様に1万円プレゼント!」などの企画はできないので、注意が必要です。

LINE

アクティブユーザー層:10〜30代
特徴:総務省の調査によると、LINEの利用率は全世代では86.9%となっています。世代別に見ても、全ての世代で65%以上の利用率を誇ります。そのため、世代に関係なくリーチすることが期待できます。メインはメッセージアプリ機能ですが、公式アカウントから直接ユーザーにメッセージを送ったり、タイムラインに投稿・広告出稿するなど、SNSとしての機能も有しています。

LINE公式アカウント上で来店予約できる「LINEで予約」サービスや、ユーザーが「LINE家計簿」につけたレシート情報を元に、LINE家計簿上にクーポンを表示する機能など、生活に密着したアップデートも見られます。ただし、LINEをきっかけに商品がヒットした事例はなく、他のSNSと併用する方が賢明です。

企業SNS運用におすすめのツール

SocialDog

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SocialDog

SocialDogはTwitterのためのマーケティングツールです。運用、効率化、自動化、分析、アカウント管理、自動DM機能など多くの機能が備わっています。分析面ではフォロワー管理もでき、フォロワーの数を増やしたい、エンゲージメントの向上、ツイートを効率化・自動化したい、というときに効果的です。

SocialDogの特徴

  • 自動的定期投稿をはじめツイート業務の効率化が可能
  • フォロー数、ツイート数に制限あり
  • 大手企業も多数利用しており国内での実績も豊富

URL: SocialDog

 

Buffer

Buffer

BufferはFacebookやTwitterなどの予約投稿が可能なツールです。時間を指定した投稿を作成する機能があります。またツイート分析として、リツイート数やクリック数などのエンゲージメント、リツイートした人のフォロワー数を見れるポテンシャル、人気のツイートがわかるトップツイートなどを取得可能です。有料版では上記機能に加え高度な分析を行えます。

Bufferの特徴

  • 反響の高いツイートにマークがつくなど、高度な分析が可能分析
  • 閲覧しているユーザーではなく、閲覧される可能性があるユーザー数を表示
  • 一部機能を無料で利用可能

URL: https://buffer.com/

 

ソーシャルインサイト(Social Insight)

ソーシャルインサイト(Social Insight)

ソーシャルサイトとはSNS運用業務を効率化するための分析・運用に特化したツールです。予約投稿をはじめ、SNSでキャンペーンを開催する際においても、効率よく効果的な投稿の作成が可能です。また、風評リスク対策も含まれており多くの企業が導入しています。

ソーシャルインサイト(Social Insight)の特徴

  • キャンペーン業務(RT,ハッシュタグ)の自動化
  • 競合運用アカウントとの自動比較
  • 話題となっているキーワードの調査と分析が可能

URL: https://sns.userlocal.jp/

 

Hootsuite

Hootsuite

Hootsuiteは、Facebook、Twitter、Instagram、LinkedInに対応しており、運用管理を一元化するツールです。地域別のクリック数や最も人気があるリンクを特定することも可能です。Hootsuiteではダッシュボードが非常に優れています。自由にカスタマイズでき、リプライからダイレクトメッセージなど全てを一画面で確認でき、業務の手間を大きく省け、見落としも防止できます。

Hootsuiteの特徴

  • 投稿で最もクリックされているリンクの特定が可能
  • 高機能なダッシュボード画面を自由にカスタマイズ可能
  • 無料版ではクイック統計サマリーを利用可能

URL: https://www.hootsuite.com/ja/

 

comnico Marketing Suite(コムニコ マーケティングスイート)

comnico Marketing Suite(コムニコ マーケティングスイート)

comnico Marketing SuiteはFacebook、Twitter、Instagramに対応しているSNS運用ツールです。投稿のスケジュール管理、開催したキャンペーン、配信したDMの状況確認などもできます。視覚的なアカウント分析、競合との比較を行えます。ユーザーの動向を細かく把握でき、次のアクションに効果です。

comnico Marketing Suite(コムニコ マーケティングスイート)の特徴

  • 全ての投稿管理や分析をツール内で完結可能
  • 累計3,500アカウント以上の利用ユーザー
  • ユーザーのアクション確認によるリスク防止が可能

URL: https://www.comnico.jp/products/cms/jp

 

Engage Manager(エンゲージマネージャー)

Engage Manager(エンゲージマネージャー)

Engage Managerは法人向けに提供している運用管理ツールです。顧客のことを第一に考えた予約投稿管理、フォロワーの効果測定、トレンド把握のためのリスニング機能等が備わっています。累計約200社以上の運用経験で培ったノウハウを活かした効果的な運用サイクルも公開されています。

Engage Manager(エンゲージマネージャー)の特徴

  • 企業のSNSを一元的に管理・投稿・レポーティング
  • 累計200社のノウハウが詰まった情報展開
  • 2週間の無料利用が可能

URL: https://engagemanager.tribalmedia.co.jp/

 

Beluga

Beluga

BelugaはTwitter、Facebook、Instagramで利用するアカウントの運用を一元管理するツールです。投稿管理、分析、リスニングのオーガニック運用をはじめ、キャンペーンを効果的に実施するための機能も用意されています。特に画像投稿キャンペーンでは、ハッシュタグや投稿画像の収集、キャンペーンサイトへの反映などを全てBeluga上で行うことが可能です。

Belugaの特徴

  • Beluga Picsによる効果的な画像投稿キャンペーンの実施
  • 予約投稿をエクセルにエクスポート可能
  • 投稿ごとにチャットでSNSプロフェッショナル集団とのコミュニケーションが可能

URL: https://beluga.uniquevision.co.jp/

 

まとめ

この記事では、企業がSNS運用するポイント、企業がSNS運用するステップ、企業がSNS運用で活用したいプラットフォームについて、それぞれ解説してきました。

一口にSNS運用といっても、ターゲットや会社、商品・サービスによって、使うべきプラットフォームや運用方法は大きく変わってきます。目的やターゲットを明確に設定することは重要ですが、最終的にはトライアンドエラーを繰り返しながら、自社にとって最適なSNS運用方法を確立させていきましょう。

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