【2020年版】ソーシャルリスニングツール おすすめ12選を徹底比較!(有料・無料)

2020年11月20日(金) SaaS

ネット上には、さまざまな情報が飛び交っています。もし、それらの情報を収集し、分析することができたなら、ビジネスを行ううえでの有用なヒントが得られるはずです。とはいえ、その作業を人力で行うのは現実的ではありません。そこで、おすすめしたいのがソーシャルリスニングツールです。本記事では、ソーシャルリスニングツールの概要や、導入によってどのようなメリットが得られるかなどについて紹介していきます。

ソーシャルリスニングツールとは

SNSには、日々膨大な量の情報が投稿されています。それらの情報の中から特定の商品やサービスに関するデータを収集し、今後のプロモーションやサービス改善などの指針が得られるよう、適切な分析を行っていくマーケティング手法が「ソーシャルリスニング」です。また、その手法を実現するために開発されたのがソーシャルリスニングツールです。ソーシャルリスニングツールを用いれば、自社の商品やサービスに関する情報だけでなく、あらゆるキーワードを用いて消費者の本音を集めていくことができます。その処理能力は、人の手で行った場合の比ではありません。

ソーシャルリスニングツールが注目される理由

2007年にiPhone、2008年はAndroidが発売されたことでスマートフォンが急速に普及しました。そのため、パソコンを持っていなくても多くの人が常にネットにつながっている社会へと突入しています。その結果、一人ひとりがSNSなどを通して自分の考えていることを手軽に投稿できるようになり、ネットはさまざまな人の本音であふれるようになったのです。その情報を集めて分析すれば、ビジネスに役立つことは明白ですが、膨大な情報の中から自社にとって有益なものだけを取り出すのは容易ではありません。そこで、情報の分析を可能にするソーシャルリスニングツールが注目されるようになったというわけです。

ソーシャルリスニングツールの基本機能

ソーシャルリスニングツールの種類はさまざまです。また、使用できる機能はサービスの種類によっても変わってきます。ここでは、それらの中でも多くのツールに備わっている基本的な機能を5つ紹介していきます。

1.時系列分析

特定のキーワードに関する発言量の推移を分析する機能です。例えば、「キャンペーンの前後で対象となっている商品がどの程度話題になっているか」について時系列に沿って測定することで、キャンペーンの盛り上がり具合を確認することができます。

2.センチメント分析

感情認識AIなどを用いることで、「肯定的な評価と否定的な評価がどのぐらいの割合で存在するのか」を確認します。新商品の発表などの際によく用いられ、商品の改良点や課題を見つけたい場合に便利です。

3.インフルエンサー分析

SNS上には、インフルエンサーと呼ばれる特に強い影響力を持ったキーマンが存在します。そのキーマンを見つけ出し、影響力の強さや範囲を測定できるのがこの機能の特徴です。ネット対策を行う際には、極めて重要な役割を果たし、炎上対策などのリスクマネージメントにもよく用いられています。

4.属性分析

収集した情報から、発言者の性別・年令・職業などを分析する機能です。それにより、どういった属性の人たちが自社の商品やサービスを利用しているかが推測でき、マーケティングに役立てることができます。

5.アラート通知

発言数の急増などから異変を察知し、指定のメールアドレスに警告通知を行います。炎上対策などのリスクマネージメントに効果的です。

ソーシャルリスニングツール導入のメリット

ソーシャルリスニングツールを導入することで、主に以下の3つのメリットを享受することが期待できます。

1.消費者の「生の声」を聞くことができる

SNSが登場する以前は、消費者の意見を知るための手段として主にアンケート調査が用いられてきました。しかし、アンケートは基本的に企業からの呼び掛けに応じてくれる人だけが対象となるため、不特定多数のユーザーを含めるとどうしてもギャップが生じてしまいます。また、調査ということで相手が構えてしまい、本音を聞き出せない可能性も否定できないところです。一方、SNSなどでの発言は、消費者が能動的に投稿しているため、自由で率直な意見が大半を占めている傾向があります。また、あらかじめ用意された質問に答えているわけではないので、想定外の問題に気付かせてくれる点も見逃せません。

2.キャンペーンや広告の効果をリアルタイムで把握できる

キャンペーンや広告は、ビジネスを行ううえで欠かせないものです。しかし、以前はそれらを実施しても効果がどの程度あったのかが不明確な部分が少なくありませんでした。ソーシャルリスニングツールを導入することで、キャンペーンや広告に対して、消費者がどのようなリアクションを取っているかがリアルタイムで把握できるようになります。

3.潜在ニーズの掘り起こしにも最適

ビジネスを成功に導くには、顧客が声に出して求めている要望をかなえるだけでなく、潜在的なニーズを掘り起こすことも重要になってきます。SNS上では何気ないつぶやきの中にそうしたニーズが見え隠れしているものです。そこで、ソーシャルリスニングツールを用いて、自社の商品やサービスと関連性の高いつぶやきを収集・分析していけば、今まで気付かなかったニーズを発見する足掛かりとなります。

ソーシャルリスニングツールの選定ポイント

ソーシャルリスニングツールを選定するためのポイントは主に以下の3つです。

自社に必要な分析メニューはそろっているか

ソーシャルリスニングツールは、種類によって搭載している機能が異なるのが一般的です。そこで、さまざまな機能を一覧にしてまとめ、自社にとって本当に必要なものはどれかの見極めが重要になってきます。「それなら、なるべく機能が多いものを選べばよい」と思う人もいるかもしれませんが、安易に選定することはおすすめできません。なぜなら、分析メニューの数の増加に比例して料金も高くなっていく傾向にあるからです。しかし、機能が多いとそれだけ多彩な角度からデータ分析が行える点はメリットといえます。そのため、自社の予算に余裕のある場合はメニューが多いものを選ぶことも選択肢の一つです。

保有データ数と分析速度は十分か

ソーシャルリスニングを行ううえで、どれだけの量のデータを集められるかは重要なポイントとなります。データ数が少なければ、偏った結果が出てしまいがちなので、なるべく多くのデータを保有できるものを選びたいところです。同時に、分析速度もチェックしておく必要があります。せっかく保有データが多くても、分析スピードが十分でなければ、リアルタイムでの活用が難しくなってしまいかねません。それを避けるには、保有データ数と分析速度のバランスを考えることも大切です。

コストは適切か

ソーシャルリスニングツールを導入すると、多くの場合、初期費用と月額(年額)料金が必要となります。そのため、金額が成果に見合うものか否かの検討は欠かせないところです。ただ、実際に使ってみないことにはその検討も困難でしょう。そこで、まずは無料プランや無料トライアルなどを利用し、操作感や使用した効果を確認しておくことをおすすめします。

ソーシャルリスニングツール おすすめ12選

ソーシャルインサイト(Social Insight)

ソーシャルインサイト(Social Insight)

ソーシャルインサイト(Social Insight) は、クチコミ分析・SNS効果測定・レポート作成・投稿配信といった面倒な作業をサポートするためのツールです。Facebook・Instagram・Twitter・YouTubeなど、日本の主要なSNSにはすべて対応しています。また、風評被害などを回避するためのアラート機能も備わっているので、いざというときも安心です。

ソーシャルインサイトの特徴

  • 特定のキーワードをいつ誰がどのような文脈で使用しているのかが可視化できる
  • 日本最大規模のアカウントデータを蓄積しており、複数の競合他社と自社のSNSを一括比較することが可能
  • 自社で運営しているSNSの投稿予約やコメントの一元管理が行える

ソーシャルインサイト
URL: https://sns.userlocal.jp/

 

ブームリサーチ (Boom Research)

ブームリサーチ (Boom Research)

ブームリサーチ (Boom Research) は、Twitter・ブログ・掲示板といったソーシャルメディア上のクチコミをリアルタイムで収集・分析できるツールです。しかも、調べたいキーワードを入力するだけで「どれだけ」「どのように」「なぜ」の3つのポイントが瞬時に分かる手軽さを兼ね備えています。クチコミは、直近の3年2カ月前まで遡ることができ、分析メニューの種類も豊富です。

ブームリサーチの特徴

  • シンプルで分かりやすいインターフェイスを採用しており、初心者でも簡単に操作できる
  • ソーシャルリスニングツールとしては最大規模のデータ保有数を誇り、国内主要ブログの9割以上をカバー
  • 80種類以上の分析メニューが用意されているので、さまざまな切り口からの分析が可能

ブームリサーチ
URL: https://boomresearch.tribalmedia.co.jp/

 

Zanroo Japan(ザンルー ジャパン)

Zanroo Japan(ザンルー ジャパン)

Zanroo Japan(ザンルー ジャパン) は、タイに本社をおくIBG社が開発した分析ツールで、ASEAN諸国のあらゆる言語に対応しています。そのため、日本はもちろん、海外のSNSに対しても掘り下げた分析が迅速に行えます。しかも、国ごとの有力なインフルエンサーやメディアを特定したり、訪日外国人及び訪日前外国人の動向調査をしたりすることも可能です。

Zanroo Japanの特徴

  • クライアントのデータを100%暗号化してデータ管理するなど、高いセキュリティ
  • 世界中のSNSやローカルメディアに対応しているので国別や地域別の比較が簡単に行える
  • なじみのないASEAN諸国の情報もプロのスタッフによるマーケティングレポートによってわかりやすくまとめられている

Zanroo Japan
URL: https://zanroo-japan.com/

 

Sprinklr

Sprinklr

Sprinklr は、LinkedIn・Facebook・Twitterなど、20種類以上のチャンネルにわたるマーケティング・広告・セールス・ケア・リサーチ・商取引などを一元的に管理・運用することができるツールです。そのうえ、それらを世界規模で展開できる唯一の統合プラットフォームでもあります。

Sprinklrの特徴

  • 数百万規模のブログ・レビュー・ニュースサイト・フォーラムなど、ネット全体でお客様の声を集めることが可能
  • AIの活用によって、フリーダムなコメントからもお客様が本当に望んでいることを汲み取れる
  • パーソナライズされた広告、予防的・能動的なカスタマーケアなどによって優れた顧客体験を創出できる

Sprinklr
URL: https://www.sprinklr.com/ja/

 

Talkwalker

Talkwalker

Talkwalker は、最先端のAIが搭載されており、それによって187の言語にまたがるチャンネルやオンラインメディアで起きている出来事を収集し、世界中の顧客のインサイトをリアルタイムで把握することができます。また、AIの優れた分析能力により、 風評被害の広がりや炎上の兆しをいち早く検出し、迅速に対応することが可能です。

Talkwalkerの特徴

  • 自動レポート機能によって従来の手作業を大幅に削減できる
  • すべてのチャンネルにおける自社の成果を同業他社と比較することが可能
  • 自社の製品に対して世界中の消費者がどのように思っているかをリアルタイムで収集・分析

Talkwalker
URL: https://www.talkwalker.com/jp

 

Meltwater

Meltwater

Meltwater は、AI主導のシステムにより、オンラインニュースやソーシャルメディアはもちろん、テレビ・ラジオ・紙媒体のメディアに至るまであらゆる情報をリアルタイムかつ包括的にモニタリングすることが可能なツールです。また、膨大なメディアデータベースや最先端のエンゲージメントツールを備えており、各地域固有のニーズを踏まえた分析を行えます。

Meltwaterの特徴

  • 必要なものは何一つ見逃さないデータ収集能力を備えている
  • 優れた分析能力により、収集した情報から重要なインサイトをピックアップしていくことができる
  • 分析結果に基づいて次のステージに向かう場合のサポート機能も充実

Meltwater
URL: https://www.meltwater.com/jp

 

BuzzSpreader Powered by クチコミ@係長

BuzzSpreader Powered by クチコミ@係長

BuzzSpreader Powered by クチコミ@係長 は、国内最大級のデータ量を誇る分析ツール。キーワードを入力しただけで簡単にクチコミ分析ができる手軽さが魅力です。しかも、リアルタイムで蓄積している情報を、自由な切り口で検索・分析できるため、ユーザーの本音に近い声を聞くことができます。

BuzzSpreader Powered by クチコミ@係長の特徴

  • どんなクチコミがどのメディアに波及しているかといった具合に、クチコミ数の推移が種類別に把握できる
  • どういったシチュエーションで自社が話題になり、どんなワードが一緒に使われているかを分析できる
  • 年齢や地域など、どのような人の意見が多いのかも独自技術で判別可能

BuzzSpreader Powered by クチコミ@係長
URL: https://service.hottolink.co.jp/

 

見える化エンジン

見える化エンジン

見える化エンジン は、初心者でもすぐに扱えるようになる、直感的な操作性が魅力の分析ツールです。しかも、顧客の声からソーシャル分析の結果まで、膨大なデータの見える化を行い、状況が一目で把握できるようになっています。さらに、テキストマイニング未経験者のために、導入研修や分析協力なども行っており、バックアップ体制も万全です。

見える化エンジンの特徴

  • 高度な言語処理解析によって、ネット上の膨大な量のつぶやきから導き出される傾向をわかりやすく表示できる
  • ネットからだけでなく、コールセンターに蓄積された膨大な量の要望や意見も見える化することが可能
  • アンケートや営業日誌などの社内情報も簡単操作で見える化できる

見える化エンジン
URL: https://www.mieruka-engine.com/

 

BuzzFinder

BuzzFinder

BuzzFinder は、NTTコム・オンライン・ソリューションズが提供しているツールで、Twitter・ブログ・掲示板などをはじめとする膨大な数のクチコミを分析することができます。また、その分析結果をメールなどで即座に通知することで、トラブルへの迅速な対応や市場のリアルタイムでの状況把握などを可能にします。

BuzzFinderの特徴

  • 指定のツイート量を自動的に監視し、炎上の兆しと思われる異変を数分以内に通知
  • 前日のツイート量と主な話題を要約してメールで送信
  • 導入検討時には、必要十分な条件を満たした業界最安値レベルのプランを提案

BuzzFinder
URL: https://www.nttcoms.com/service/scrm/buzzfinder/

 

Insight Intelligence Q

Insight Intelligence Q

Insight Intelligence Q は、実際にソーシャルデータの分析を行っているマーケターの声に基づいて開発されたツールです。シンプルな操作性を実現し、知りたい情報の探索がスピーディに行えます。また、過去のデータを用いて仮説を立てつつ、試行錯誤しながらの分析が可能な点もこのツールならではのものといえるでしょう。

Insight Intelligence Qの特徴

  • 特定の話題が急速に拡散している場合、その要因が簡単に把握できる
  • 自社と同業他社とのブランドなど、複数のトピックスにおけるクチコミの特徴を比較・分析することができる
  • 特定のトピックスに対して影響力のある記事やメディアがわかる

Insight Intelligence Q
URL: https://www.datasection.co.jp/service/insight-intelligence

 

Googleトレンド

Googleトレンド

Googleトレンド は、特定のキーワードやトピックがGoogleでどの程度検索されているかを確認することができるツールです。Google検索から得られる情報以外の分析はできないものの、無料で使用できるため、世の中の動向を手軽に知る手段としては非常に便利です。特に、最新のトレンドをすぐに知りたい場合には大きな力を発揮します。

Googleトレンドの特徴

  • トップ画面に最新の急上昇ワードが常時表示
  • 「調べる」の機能を使えば入力したキーワードがGoogleでどのぐらい話題になっているかを視覚化してくれる
  • 期間を指定すれば、特定のトピックスに対する話題量の推移が確認できるうえに、競合トピックスとの比較も可能

Googleトレンド
URL: https://trends.google.co.jp/trends/?geo=JP

 

Yahoo!リアルタイム検索

Yahoo!リアルタイム検索

Yahoo!リアルタイム検索 は、「Googleトレンド」と同じく、無料で利用できる分析ツールです。しかも、Twitter・Facebook・Instagramといったソーシャルメディアの中からモニタリングしたいメディアを選択することができます。つまり、「TwitterあるいはFacebookの検索結果だけを見たい」といった場合にも対応が可能です。

Yahoo!リアルタイム検索の特徴

  • 「怖い」や「うれしい」などのワードを検出することで、特定のトピックスにおける感情の推移がわかる
  • 文字だけでなく、画像や動画の投稿も検索可能であり、そのための操作方法も簡単
  • 自社の評判はもちろん、同業他社の評判や市場全体におけるユーザーの声もモニタリング可能

Yahoo!リアルタイム検索
URL: https://search.yahoo.co.jp/realtime

 

ソーシャルリスニングツールの導入事例

カゴメ株式会社

野菜ジュースの市場が低迷するなかで、その要因の一つと考えられていたのが「野菜飲料は糖分が多いのでは?」などといったネガティブなクチコミの存在です。そこで、実際にクチコミがどの程度広がっているのかを把握するため、2014年にソーシャルリスニングツールのブームリサーチを導入することになりました。そして、状況把握ののちに、野菜飲料を飲む価値を正しく理解してもらえるよう、キャンペーンやオウンドメディアを通しての情報発信に力を入れていきました。

その後、ツールは「トレンドの検索」などの機能を用いてキャンペーン実施後の効果測定に活用しています。他にも、ダッシュボード機能を使ってクチコミ状況をリアルタイムにモニタリングしたり、アラート機能で炎上の火種をいち早く把握したりといったことにも役立てています。ツール導入後は、さまざまな問題に対して迅速に対処できるようになったほか、店頭のPOPや商談資料の作成といった業務をスピーディに行えるようにもなりました。

株式会社第一興商

業務用カラオケシステム「DAM」を扱っている第一興商は、お客様の生の声を聞くためにWeb調査やグループインタビューなどを行ってきました。しかし、それらのリサーチはコストや手間がかかり、非効率であった点は否めませんでした。そこで、より効率的な方法を求めて、2012年にソーシャルリスニングツールの「BuzzFinder」を導入。その結果、ユーザーの生の声が迅速に把握できるようになりました。しかも、これまでの方法では得られなかった、より本音に近い意見がわかるようになったのは大きな成果です。同時に、同業他社のサービスに対する評価や情報も得られるようになったため、立体的なマーケティング戦略がたてられるようになりました。

自社にとって最適なソーシャルリスニングツールを導入しよう!

今やマーケティングを行ううえで、SNSは無視できない存在です。SNSの動向を正確に把握し、それに応じた戦略を立てることが、ビジネスを成功に導く近道といっても過言ではありません。ただ、そのためにはソーシャルリスニングツールを有効活用する必要があります。分析メニューの種類やコストなどを踏まえ、自社にとって最適なツールの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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