【2024年版】従業員満足度(ES)調査サービス・ツールおすすめ9選を徹底比較!

2024年01月04日(木) エンゲージメント

こんにちは。マニュアル作成・ナレッジ共有ツール「NotePM」ブログ編集局です。

「人財」という単語を目にする機会が増えました。企業にとって従業員を宝だというメッセージが込められた言葉ですが、従業員としては実感する機会が残念ながらまだ少ない可能性があります。さらに言えば、自社の従業員が何に不満を持っているか答えられる経営者はどの程度いるでしょうか。働き手が減少している今日の日本において、優秀な人材の流出を防ぎたいと考えるのはどの企業も一緒です。従業員が何を働きにくいと感じているか、まずは現状を把握することが大切です。この記事では、従業員満足度調査サービスについて、基本からおすすめサービスまでまとめてご紹介します。

従業員満足度(ES)調査サービス・ツールとは

従業員満足度はES(employee satisfaction)とも呼ばれており、企業で働く従業員の満足度の指標のことを指します。「従業員満足度調査」や「ES調査」は会社に対する従業員の意識調査のことで、職場で抱える不満などを確認できる重要なコミュニケーション方法です。これまでは顧客満足度を重視する企業が多くありましたが、働き方が多様化する現代においてより良い環境を求めて転職する人が増加してきました。これにより優秀な人材の流出が企業の痛手になるケースが多く発生しており、ESの重要性が高まっています。

離職率低下を防ぎ、評価や教育制度の見直しをはかるためにも従業員の率直な意見を収集することは非常に大切です。そこで、現在多くの企業でES調査ツールの活用が進められています。サービスによって特色があることから、自社に合ったツールを選定し活用することが重要です。

従業員満足度(ES)調査サービス・ツールのメリット

従業員満足度(ES)調査サービス・ツールのメリットを3つ紹介します。

  • 自社や組織の課題を正確に把握するきっかけになる
  • 従業員のモチベーション向上のきっかけになる
  • 優秀な人材の確保

それでは、1つずつ紹介します。

自社や組織の課題を正確に把握するきっかけになる

従業員満足度(ES)調査サービス・ツールのメリットの1つ目は、自社や組織の課題を正確に把握するきっかけになることです。
多くの企業で従業員と管理職の定期面談が行われていますが、その場で本心を打ち明けられる人は多くない可能性があり、特に自身の評価に不満があるなど、会社への批判となりそうな内容は口にできない人もいると言えます。しかし、ES調査サービスの多くは匿名回答が可能なため個人特定を回避しつつ、抱えている課題を可視化することができます。これにより、これまで表に出てこなかった悩みや不満が見えるようになりため、組織改革や評価基準の見直しなど効果的な対策へつなげることができます。

従業員のモチベーション向上のきっかけになる

従業員満足度(ES)調査サービス・ツールのメリットの2つ目は、従業員のモチベーション向上のきっかけになることです。
ES調査を行うだけでも、会社に対する期待からモチベーションアップの効果があると言われています。さらに期待に応えることで関係はより良好になる可能性が高いので、調査に満足するだけでなくアクションを起こすことが重要です。回答結果を分析し、これまで行っていた不要な施策を排除しながら職場改善を行えば効率的に改革を進めることができます。今行っている施策は費用対効果が出ていない可能性もあります。適切なアクションで従業員の定着率を上げ人材の確保を進めるがお勧めです。

優秀な人材の確保

従業員満足度(ES)調査サービス・ツールのメリットの3つ目は、優秀な人材の確保です。
従業員満足度調査ツールを導入する最大の目的は、人材流出を防ぐためという企業も少なくありません。国内で人手不足が進む中、優秀な人材はよりよい条件の企業へ転職することを考える従業員もいる可能性もあります。戦力として育った人材が離職することは企業の大きな損失になるため、職場改善は企業の成長にも大きな影響を与えるでしょう。そのためにも、正確な課題抽出によって評価制度の改善や福利厚生の見直しを行うことが重要です。 職場環境がよければ新しく優秀な人材が採用できる可能性も高まりますので積極的に進めたい施策といえます。

従業員満足度(ES)調査サービス・ツール導入の際に押さえるべきポイント

従業員満足度(ES)調査サービス・ツール導入の際に押さえるべきポイントは以下の2つです。

  • 自社の目的に合ったサービス内容か
  • 導入費用と料金プランが適切か

それでは、1つずつ紹介します。

自社の目的に合ったサービス内容か

従業員満足度(ES)調査サービス・ツール導入の際に押さえるべきポイントの1つ目は、自社の目的に合ったサービス内容かです。
サービス利用に際し、最初に確認しておきたいのがサービス内容です。ES調査は単純なアンケートのように意見収集することが目的ではなく、収集後のデータをどのように活用するかが重要となってきます。そのため、自社が達成したい到達点に近い機能を有しているサービスを選びましょう。例えば、Web画面からのデータ収集を行うサービスが多いですが、端末での回答が難しい従業員の声が汲み取れない場合があります。この場合は、不公平感を無くすためにも並行して紙回収が行えるサービスを選定するなどの検討が必要です。

その他には、自社特有の設問を追加したい場合のカスタマイズの性もチェックしておきたいポイントです。調査を行う以上、従業員は会社に対して何らかのアクションを起こしてくれるものと期待をします。想定していた回答と異なったからと言って、調査が無かったことになっては信頼関係に大きな影響を及ぼすでしょう。そうならないためにも、しっかりと改革に繋がるような回答が得られるよう準備が大切です。サービスによっては有料オプションとなっている場合もありますので、必要な機能が何か担当者間でよく話し合う必要があります。

導入費用と料金プランが適切か

従業員満足度(ES)調査サービス・ツール導入の際に押さえるべきポイントの2つ目は、導入費用と料金プランが適切かです。
サービスを提供する企業では複数プランを用意していることが多く詳細を確認しておくことが重要です。多くの場合はユーザー数と機能制限によってプラン料金が変動しますので、事前に前提条件を揃えておくと比較が楽になります。また、高度な支援が受けられるオプションも豊富に用意されていますので、実装したい機能が標準プラン内か追加料金の範囲か比較することも大切です。

従業員満足度(ES)調査サービス・ツールを単体で提供している企業の他に、人事システムの中の1つとして提供しているところもあります。人事評価システムや従業員情報管理までトータル管理したいと考えている場合は、人事システムのようにデータが統合できるサービスを採用することも一つの手です。将来的にどこまで発展させたいか導入前に見通しをつけ、二重投資にならないように気を付けましょう。

従業員満足度(ES)調査サービス・ツールおすすめ9選

ここでは、従業員満足度(ES)調査サービス・ツールおすすめ9選を紹介します。

wevox

wevox

wevoxとは「エンゲージメントの向上」をキーワードに、組織や仕事に対して自発的な貢献意欲を促すことを主軸としているサービスです。エンゲージメントは、主体的に仕事に取組む心理状態の「ワーク・エンゲージメント」と組織に対する自発的貢献意欲の「従業員エンゲージメント」があります。これらを高めることで、生産性の向上だけでなく離職率を低下させる効果が学術的に証明されており、近年導入企業が増えているのが特徴です。PCやスマートフォンを使った回答は1回あたり約3分で完了し、リアルタイムに集計と分析が行えるため効率的な運用が可能です。その他には自動配信設定や独自質問の作成、多言語対応やAIによる客観的なデータ解析機能なども搭載されています。

wevoxの特徴

  • データ分析からレポートまで幅広くサポートしてくれる
  • エンゲージメント理論が学べる講座を提供してくれる
  • 大手企業が活用し、実績は2000社以上の導入

URL: https://get.wevox.io/

 

Geppo

Geppo

Geppoは導入企業の98%が継続利用しているHRサーベイです。リクルート社の人材事業ノウハウを集結させ、ITベンチャーのサイバーエージェント社で3年間運用した実績あるサービスです。個人課題と組織課題の両方にアプローチした調査を行い、働き方改善に向けた効果的なPDCAサイクルをサポートします。個人サーベイはログイン不要で毎月1回3問とフリーコメント欄、組織サーベイは半期や四半期に1回20問と定期実施がしやすい設計のため、その時々の従業員の本音を逃さず集計できる点が特徴です。サポートサービスも充実しており、フリーコメント欄をオペレーターが読み込み企業へアラート発信するなど、人事担当者の負荷軽減も期待できます。導入時には専任スタッフから活用方法のレクチャーを受けられるため、初めて導入する企業も安心です。

Geppoの特徴

  • 98%の高い継続率
  • 大手企業で幅広く活用されている実績がある
  • 機能や特徴を無料デモでわかりやすく紹介してもらえる

URL: https://www.geppo.jp/

 

モチベーションクラウド

モチベーションクラウド

モチベーションクラウドは、診断と変革の2つをサイクルさせ、組織の変化を促すサービスです。1回あたり20分程度のサーベイを行い、従業員のエンゲージメント状態を可視化・数値化して確認が可能です。集計結果は「エンゲージメントスコア」と呼ばれており、導入企業約8,010社統一指標として活用されています。他社比較・項目比較など様々な角度から組織分析ができるため、課題が明確になり改革が進めやすい機能が豊富です。サービス最大の魅力はこれまで数多くの組織変革を実現してきたコンサルタントのアドバイスが受けられる点です。実績あるコンサルタントが複数所属しており、各企業に最適な目標設定のサポートが受けられます。その他にも他社の改善事例が聴けるセミナーや導入企業の経営者同士の交流会、人事向けの勉強会など充実したサポート体制です。

モチベーションクラウドの特徴

  • 国内最大級のデータベースからエンゲージメントを診断
  • 再現性・実現性が高いサポートを展開
  • 組織改善策を提案し改善までをサポートしてくれる

URL: https://www.motivation-cloud.com/

 

ハイジ

ハイジ

ハイジは離職の原因となる「衛生要因」に着目したサーベイで人材定着を支援するサービスです。10分以内でサクサクと回答可能なアンケートを用い、働き続けられるかという観点から個々人の現状とギャップに着目して測定します。集計結果は15項目にカテゴライズされ、課題が可視化されると共に解決優先度を提示してくれるため一次分析が効率的です。さらに、結果を元にハイジスタッフが定期的に対策へのアドバイスを行うサポートもあります。PCやスマートフォンを利用した回答がメインですが、設備がない場合も対応できるよう紙での回答が可能な点が特徴的です。定期的な実施に伴い、店舗や支店からの回収に手間取ることが想定される場合は回収代行サービスも活用できます。

ハイジの特徴

  • 10分でアンケートの回答が完了
  • カテゴライズされた15項目から取り組むべき課題を提案してくれる
  • 施策実施後の効果測定も可能

URL: https://hygi.jp/

 

カオナビ

カオナビ

カオナビは、従業員情報を一元管理し、戦略人事を加速させるタレントマネジメントシステムです。従業員の人材情報を一元化するシステムで、複数システムや個別ファイルに散らばっていた情報を自社の人事施策に合わせて集約します。ドラッグ&ドロップで画面を編集できるため、企業に合わせた使いやすい画面を設定可能です。人材情報をオープンにし、経営や現場と共有することで組織の潜在能力を高める効果が期待できます。ES調査はオプション機能ですが、デフォルト質問に加えて自由に設問を設定でき導入後すぐの利用ができます。収集データが従業員情報に紐づけられるため、評価や個別対応に関する履歴が管理しやすく個々の蓄積データを長期間追える点も魅力です。

カオナビの特徴

  • 顔と名前が一致する直感的でわかりやすいシステム
  • 顔写真を中心にバラバラになっていた人事情報を一元管理
  • 顔と名前が一致することで上司から声がかけやすくなる

URL: https://www.kaonavi.jp/

 

タレントパレット

タレントパレット

タレントパレットは、マーケティング思考を取り入れたタレントマネジメントシステムです。あらゆる人材データを一元管理・分析し、経営や人事戦略の意思決定の高度化、離職防止などの科学的な人事戦略の実現を掲げています。テキストマイニングとAI機能を駆使した客観的な評価・分析を行うことが特徴で、担当者の目視だけでは見落としていたキーワードも逃しません。標準搭載のアンケート機能を使ったES調査は、テンプレートが用意されている他に自由な設問を設定できます。また、離職従業員データを蓄積できるため、面談記録やアンケートから離職者に偏った発言傾向の高い離職ワードを抽出することで離職予兆のある従業員を早期発見することが可能です。これまで活用が難しかった定性情報をテキストマイニングで見える化し、新しい人材活用を始めてみましょう。

タレントパレットの特徴

  • 大手先進企業が導入
  • 初期導入からマネジメントまでのサポート体制が充実
  • データ分析を駆使した科学的人事戦略の実現が可能

URL: https://www.talent-palette.com/

 

wellday

wellday

welldayは、既に導入しているコミュニケーションツールからサーベイが可能なサービスです。SlackやMicrosof Teamsのテキストデータと連携するだけで、最短5営業日で従業員のワーク・エンゲージメントスコアとストレスマネジメントスコアを可視化できます。さらに、スコアが悪化している従業員にのみサーベイを送信し要因特定を行うため、対象外の従業員の手間をかけることなく効率的な回収ができる点も特徴です。文章にはその人の状態が表れると学術的に証明されており、テキストやスタンプから研究データに照らした独自のAI技術を使ってコンディション予測を行います。AIによる予測結果とアンケートによる実測値は80%という高い精度で一致する結果が出ており、客観的かつリアルタイムな状態把握が可能です。既存システムの有効活用にもおすすめします。

welldayの特徴

  • リアルタイム・サーベイが実施できる
  • コミュニケーションツールの状態からストレスチェックが可能
  • 独自のフォローアップマニュアルによるサポートが受けられる

URL: https://wellday.jp/

 

スマレビ

スマレビ

スマレビは、HRクラウドサービスでサーベイとフィードバックを用いた組織改革をサポートするシステムです。上司だけでなく同僚や部下などから多角的に評価する「360度フィードバック」、組織の課題抽出に特化した「組織診断」、従業員の状態を把握し問題把握を行う「HRサーベイ」の3つのサービスを提供しています。サービスごとに導入が可能なため、不要な機能によって導入コストが高くなることを防げる点がポイントです。なお、サービスを跨いだ機能もあるため同時導入のメリットもあります。
利用に際し、サービスに精通した専任スタッフが運用をサポートする安心体制です。その他にも企業課題の特定や、改善に向けて専門家が支援するサービスも提供しています。専門家のアドバイスが、自社だけでは気づけなかった強みに出会うきっかけになるかもしれません。

スマレビの特徴

  • 360度評価に精通したスタッフによるサポートが受けられる
  • 企画から結果レポートの作成まで任せられる
  • 顧客満足度91.1%で支持される信頼の高いサービス

URL: https://www.hrm-service.net/

 

ラフールサーベイ

ラフールサーベイ

ラフールサーベイは、従業員と組織の目指すベクトルを揃えるためのサーベイツールです。産学連携とAIの専門家知見を取り入れた学術的な設計で、業界でも類をみないあらゆる項目を網羅した調査で状態把握を行います。月1回のショートサーベイは19問でサクサクと、年2回のディープサーベイは141問でじっくり定点的な調査で小さな課題も逃しません。収集したデータは直感的なグラフで確認でき、部署や年齢、性別といった属性ごとに切り替えてクロス分析が可能です。

ラフールサーベイの特徴

  • 回答者も結果を確認することができる
  • 15万通りもあるメンタルケアアドバイス
  • 個人でカウンセリングを申し込みできるなどセルフケアの促進

URL: https://survey.lafool.jp/

 

まとめ

この記事では、従業員満足度調査サービスについて、基本からおすすめサービスまでまとめてご紹介しました。企業運営には従業員が必要不可欠です。さらに、企業成長には従業員の働きがいが重要であることは間違いありません。何かを変えたいと考えられている方は、従業員満足度調査でまずは現状把握からしてみませんか。結果、経営層と従業員の意識が想像以上に乖離していたという結果が出た場合、これはチャンスです。従業員の満足度と顧客満足度は相関関係にあるため、改善によりさらなる業績アップの期待ができます。自社のさらなる成長に向けて導入を検討することをお勧めします。

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