【2024年版】macOS テキストエディタ おすすめ8選!(無料・有料)

2024年01月04日(木) エディタ
macOS text Editor

こんにちは。マニュアル作成・ナレッジ共有ツール「NotePM」ブログ編集局です。

コンピュータ上で扱うことの最も多いコンテンツはテキストです。メモをしたり、文書を書く、コーディングをするなど様々な場面でテキストを書きます。そんなテキストを書くためのツールとしてテキストエディタがありますが、皆さんは何をお使いでしょうか。

手になじむテキストエディタを使っているかどうかで、業務の生産性は大きく変わってきます。今回はmacOS向けのテキストエディタをピックアップして紹介します。

 

 

macOS向けのテキストエディタには“2種類”ある

macOS向けのテキストエディタには、標準搭載のソフトとそれ以外という2種類があります。ここでは、それぞれの特徴や機能について簡潔に解説します。

標準搭載されたソフト「テキストエディット」

macOSには、「テキストエディット」と呼ばれるテキストエディタが標準搭載されています。Windowsでいうところの「メモ帳」にあたるツールです。テキストエディットでは文章作成やプログラミング言語の入力、画像の挿入などが可能ですが、あくまで機能は最低限のものに限られています。コーディングや小説執筆、ビジネス上の資料作成などをより快適に進めたい場合には、高機能なテキストエディタを使うほうが望ましいでしょう。

高機能なテキストエディタ

テキストエディット以外にも、さまざまな企業がmacOS対応の高機能なテキストエディタを提供しています。

高機能なテキストエディタには、文字の色分けや装飾、文字列の検索、コードの記述補助、複数人での共同編集といった豊富な機能が搭載されているため、より効率良く文章入力ができるのが特徴です。HTMLやCSS、PHP、C、Javaといった開発言語に対応しているテキストエディタであれば、コーディングもよりスムーズになります。

高機能なテキストエディタには大きく分けて2種類あり、PCにインストールして使うタイプと、ブラウザ上でそのまま利用できるタイプです。ツールごとに利用方法が異なるので、用途に応じて選択するようにしましょう。


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macOS向けのテキストエディタを利用するメリット

テキストエディットではなく高機能なテキストエディタを活用することで、具体的にどのような利点があるのでしょうか。ここでは、macOS向けの高機能なテキストエディタを利用する主なメリットについて解説します。

文章入力のスピードが上がる

高性能なテキストエディタには、さまざまなサポート機能が搭載されています。例えば、頻繁に入力する文章やHTMLタグを自動補完してくれる「オートコンプリート」、特定の文字を別の文字に置き換えられる「置換」、特定の文字だけ色付けして視覚的に分かりやすくする「強調表示」などが代表的です。こうした補助機能を上手に活用すれば、よりスピーディに文章やコードを入力できるようになるため、作業効率も飛躍的に向上します。

入力ミスを削減できる

高性能なテキストエディタには、文法的な間違いやスペルミスを指摘し、色分けして表示してくれる便利な機能があります。誤字・脱字を瞬時に見分けて修正できるため、よりクオリティの高い文書を作成することが可能です。特にプログラミングでは、タイプミスが致命的なエラーにつながりかねません。関数名のスペルミスやタグの抜け落ちなども防止できるため、成果物であるシステムやアプリケーションの品質もより高めやすいでしょう。

さまざまな拡張機能を使える

高性能なテキストエディタは、必要に応じてプラグインで機能を拡張できるのも特徴です。例えば、入力したコードをWeb上で即時プレビューできたり、Diff機能で修正前と修正後の文章を瞬時に比較したりできるようになります。自分のスタイルに合わせて機能を追加すれば、より効率良く文章を入力できるようになるでしょう。

macOS向けのテキストエディタを選ぶポイント

macOS向けのテキストエディタを選ぶ際には、どのような点に着目すればいいのでしょうか。ここでは、macOS向けのテキストエディタを選ぶときのポイントについて解説します。

目的に合った機能があるか

テキストエディタを選ぶ際は、目的に応じた機能が搭載されているかを確かめましょう。例えば、プログラミングなら「コード入力の補助」や「差分の比較(Diff)」、小説の執筆なら「縦書き表示への対応」などの機能があると便利です。事前にテキストエディタの導入目的を明確にしておくと、最適なツールを選びやすくなります。

動作スピードは速いか

テキストエディタの動作速度は、ツールごとにさまざまです。一般的にツールが高機能になるほど、CPUに負担がかかるため動作が遅くなります。動作速度を上げるには、自分に合った機能を厳選することも大切です。ページやファイルの読み込み速度、文字入力の速度が速いツールを選ぶことで、より快適に作業できるでしょう。

直感的に操作できるか

たとえ機能が豊富なテキストエディタでも、直感的に使えないと逆に作業に手間がかかってしまいます。デザインが視覚的に見やすかったり、必要な機能をすぐにオンにできたりと、できるだけ使いやすいツールを選ぶことが大切です。まずはツールを一度導入してみて、操作性が自分に合っているかを試してみることも重要でしょう。

日本語で表記されているか

高性能なテキストエディタは、多くが外国製です。なかには表記がすべて英語で、操作方法や機能を理解しにくいツールもあります。そのため、日本語で表記されており、日本語のヘルプやガイダンスが設けられているほうがより安心して活用できるでしょう。ツールの知名度が高い場合は、ユーザーによる解説サイトが充実しているケースもあります。導入前にツール名を検索して、日本語の解説サイトがあるかを調べておくことも大切です。

Visual Studio Code

Visual Studio Code

今一番人気のあるプログラミングエディタではないでしょうか。後述するAtomから派生してはじまったプロジェクトであり、Microsoft主導で一気に人気を集めています。プラグインやテーマも抱負で、デフォルトでGit連携していたのも魅力的です。

無償:オープンソース(MIT License)

Visual Studio Code

Atom

Atom

ElectronというNode.jsを使ったローカルアプリケーションを構築するフレームワークがありますが、それは元々このAtomを開発するためのベースとなっていました(Electronは元々Atom Shellという名前でした)。Web技術を使って実用的なローカルアプリケーションが開発できると知らしめたソフトウェアでもあります。

Visual Studio Codeの登場によって人気を奪われた形ではありますが、多くの拡張機能が提供されており、今なお人気のあるエディタです。

無償:オープンソース(MIT License)

Atom

Emacs

Emacs

キーバインドが特殊であり、好みわ分かれるエディタです。逆に一度キーバインドに慣れてしまえば手放せなくなります。Common Lispという言語で拡張できます。長い歴史があり、その分拡張も数多く存在します。拡張の中にはWebブラウザやメールクライアント、タスク管理なども存在し、Emacsは単なるエディタだけでなく、OSのような環境として動作も可能です。

無償:オープンソース(GPL)

GNU Emacs – GNU Project

Vim

Vim

VimもEmacs同様に歴史の長いエディタです。こちらもまた、キーバインドが特殊でノーマルモード(カーソル移動など)と入力モードを切り替えながら利用します。Vimもまた、一度慣れると手放せなくなります。ほぼすべての操作がキーボード操作可能なので、マウスに手を付けることなくプログラミングやテキスト編集し続けられるのが魅力です。

無償:オープンソース(Vim License)

welcome home : vim online

Sublime Text 3

Sublime Text 3

かつて有料でしたが、今は無料で使えるようになっています。動作が軽く、素早く起動します。拡張も抱負に存在し、日本語化もできるようになっています。特殊なキーバインドは多くなく、クロスプラットフォームで動作することから愛用する人も多いです。

有料:80ドル(試用可)

Sublime Text – A sophisticated text editor for code, markup and prose

CotEditor

CotEditor

macOS専用、日本製のエディタです。他のエディタと比べて機能が多彩という訳ではありませんが、十分な機能と軽快な動作が売りです。デフォルトは50以上のプログラミング言語をハイライト表示し、多数のスクリプト言語でマクロが書けるなどの特徴があります。日本製とあって、縦書き文書にも対応しています。

無償:オープンソース(Apache License 2.0)

CotEditor -Text Editor for macOS

Jedit Ω

Jedit Ω

Jeditというのは長い歴史のあるエディタで95年から存在しています。テキスト編集はもちろん、ワードプロセッサのように文字装飾することもできます。画像を埋め込んだ文書を作成することも可能です。Wordファイルを読み込んで編集することもできるので、ドキュメントエディタとして活躍することでしょう。

有料:1,840円

Jedit Ω | Artman 21

Ulysses

Ulysses

Ulyssesはテキスト編集に加えてMarkdown記法での編集もできるエディタです。特にフルスクリーンでダークモードにすると、書いている文章以外の余計な情報が一切なくなり、文書を書くことに集中できます。iOSアプリもあり、iPhoneやiPadと連携して文書作成が可能です。

有料:年間4,300円〜

Ulysses

macOS向けテキストエディタを利用する際の注意点

ここでは、macOS向けのテキストエディタを使用する際に注意すべき点について解説します。

互換性に気を付ける

macOSのテキストエディタで作成した文書ファイルを、Windowsに転送するケースもあるかもしれません。しかし、macとWindowsでは文字の表示ルールである「文字コード」が違うため、文字化けの可能性があります。

原則としてmacの文字コードは「UTF-8」、Windowsは「Shift-JIS」です。そのため、文字化けを防ぐためには、macOSのテキストエディタで文字コードの設定を「Shift-JIS」に変更しておく必要があります。OSの異なる複数メンバーでテキストファイルを共有する際には、こうした互換性を意識しておくようにしましょう。

ファイルの共有方法も決めておく

テキストエディタで作成した文書ファイルを他のメンバーに共有する場合、その方法も決めておく必要があります。例えば、メールにパスワードを付けて送信したり、USBで直接手渡したりという方法もありますが、そのたびに手間が発生するのが難点です。セキュリティのレベルも決して高いとはいえません。また、チャットで文書ファイルを投稿する場合は、長期にわたって保存・管理されるわけではないため、紛失のリスクもあります。

その際、活用したいのがクラウド上のファイル管理ツールや社内Wikiツール(社内版ウィキペディア)です。こうした情報共有ツールを活用すれば、一度に多くのメンバーへファイルを共有でき、長期間の保存ができます。セキュリティの堅牢性が高いツールを選べば、リスクも最小限に抑えることが可能です。文書ファイルの共有がスムーズになれば、複数メンバーでの編集もしやすくなり、プロジェクト全体の生産性を高めやすいでしょう。


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まとめ

macOS向けのエディタはWindowsを含めたマルチプラットフォームで動作するものが多く、macOSだけでしか動かないものとしてはCotEditorやJedit Ω、Ulyssesくらいになるでしょう。しかし、マルチプラットフォームで動作するなら乗り換えたり、複数プラットフォームでテストや開発する際に共通のエディタが使えるというメリットもあります。

EmacsやVimはキーバインドが特殊ですが、一度慣れると操作が高速に行えるようになって手放せなくなります。AtomやVisual Studio CodeにはVimやEmacs風のキーバインドに変更する拡張があるくらいです。ぜひ手に馴染むエディタを探してください。

また、複数メンバー間でテキストファイルを共有し合う場合は、その方法も検討しておく必要があります。社内Wikiツール「NotePM」であれば、OSに関係なくクラウド上で文書作成や共有ができ、macとWindows間の互換性も気にする必要がありません。また、アクセスログや2段階認証などを搭載し、セキュリティの堅牢性も万全です。社内の文章共有をよりスムーズにしたい場合には、ぜひNotePMの導入もあわせて検討ください。

プログラミング時は統合開発環境(IDE)、スケジュール管理ツール、情報共有ツールなどさまざまなツールを組み合わせて使うと効果的です。エンジニアの業務効率化につながるツールを下記記事にまとめましたので、ぜひ参考にしてください。

関連記事:【2024年版】エンジニア向けの便利ツール おすすめ8選を徹底比較!

 

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