【2024年版】MarkdownでLaTeX(数式)が使えるエディタ・Webサービス おすすめ15選!

2024年01月04日(木) Markdown
Markdown LaTeX(数式)

こんにちは。マニュアル作成・ナレッジ共有ツール「NotePM」ブログ編集局です。

Markdownは便利な記法ですが、標準ではごく基本的な構文しか提供していません。そのため、多くの開発者によって様々な拡張が行われています。高度な数式を埋め込みたいというニーズはその一つです。

今回はLaTeXベースの数式埋め込みに対応したMarkdownエディタを紹介します。Webベース、GUIそしてWebサービスとカテゴリごとに紹介しますので、あなたにとって最適なMarkdown環境を選んでください。

 

 

Webベース

TexMe

TexMeはMarkdownとLaTeXのレンダリングに対応したJavaScriptライブラリです。ライブラリなので、自分の開発するWebアプリケーションの中に組み込むのも容易でしょう。

TexMe LaTeX

注釈付きの表現もできます。

TexMe LaTeX

テーブルのセル中での表現にも対応しています。

TexMe LaTeX

susam/texme: Self-rendering Markdown + LaTeX documents

 

Writing

Writingはエディタとプレビューを2ペイン構成で表示するMarkdownエディタです。一般的なMarkdownエディタの方法なので、組み込むのもさほど難しくなさそうです。

Writingは注釈には対応していませんが、十分に表示できています。

Writing LaTeX

セル中での表現も可能です。

Writing LaTeX

josephernest/writing: Writing is a lightweight distraction-free text editor, in the browser (Markdown and LaTeX supported).

 

upmath.me

upmath.meも2ペイン構成のMarkdownエディタです。Writingに比べるとLaTeXの対応範囲が少ない印象です。

一般的な数式表示は可能です。

upmath.me LaTeX

インラインやbeginを使った表現には対応していないようです。

upmath.me LaTeX

セル内では利用できません。

upmath.me LaTeX

parpalak/upmath.me: Markdown and LaTeX online editor – create text for web with equations and diagrams

 

StackEdit

StackEditもWriting、upmathと同じく2ペインの構成です。こちらもLaTeXの対応は多くありません。

一般的な数式表示は問題ありません。

StackEdit LaTeX

beginは未対応です。

StackEdit LaTeX

セル内の表現もうまくいきませんでした。

StackEdit LaTeX

StackEdit – In-browser Markdown editor

GUI

Typora

Typoraはオフラインで使えるMarkdownエディタです。エディタとプレビューが一つのウィンドウで展開されるので、ビジュアル的にMarkdownを記述できます。

数式はビジュアル表示ですが、クリックで編集モードになります。

Typora LaTeX

Typora — a markdown editor, markdown reader.

 

Boost Note

Boost Noteもオフラインで使えるMarkdownエディタです。幅広いOSに対応し、データをクラウドに保存もできます。一般的なMarkdownエディタで、2ペインの構成(編集とプレビュー)となっています。

インラインの場合、 $$ の次に改行が必要です。

Boost Note LaTeX

Boost Note is a powerful, lightspeed collaborative workspace for developer teams

 

WZ Markdown Editor

Windows専用のMarkdownエディタになります。GUIで、WYSIWYGに近い表示での編集が特徴です。

基本的な数式の表示が可能です。

WZ Markdown Editor LaTeX

セル内では一部の表示が可能ですが、セルがずれてしまった部分もあります。

WZ Markdown Editor LaTeX

WZ Markdown Editor

エディタプラグイン

Markdown Preview Enhanced

Visual Studio Code用のプラグインです。Markdownプレビューツールですが、LaTeX利用に対応しています。

Markdown Preview Enhanced LaTeX

セル内でのLaTeX利用が可能です。

Markdown Preview Enhanced LaTeX

Markdown Preview Enhanced – Visual Studio Marketplace

 

Markdown Preview Plus

AtomではMarkdown Preview Plusが有名です。数式表示を行う場合には Ctrl+Shift+X(macOSの場合はコマンド + Shift +X)を押してプレビューします。

Markdown Preview Plus LaTeX

markdown-preview-plus

Webサービス

NotePM

NotePM

NotePM(ノートピーエム) は、ナレッジ共有に特化した「社内版ウィキペディア」です。検索に強く、情報を整理しやすいのが特徴です。2ペイン構成での編集画面を提供しています。

$$ を使ってLaTeXが組み込めます。

セル内でのLaTeX利用も可能です。

NotePM LaTeX

NotePM – テレワーク時代のナレッジ共有ツール (社内wiki)

 

HackMD

HackMDはオンラインのMarkdownエディタを提供しています。ツールバーが付属し、よて手軽に編集を行えるようになっています。基本的な数式の表示は問題ありません。

HackMD LaTeX

 

Markdown Notes

Markdown Notesは残念ながら2021年8月でのクローズが決定しているWebベースのMarkdownエディタサービスです。エディタとプレビューの表示をそれぞれ切り替えられます。画像アップロードが手軽なのも特徴となっています。

Markdown Notes LaTeX

 

Kibela

Kibelaの編集画面は2ペイン構成(左がエディタ、右にプレビュー)となっています。 $$ を使ったLaTeX表示に対応しています。

Kibela LaTeX

 

DocBase

DocBaseも2ペイン構成の編集画面を提供しています。同時編集機能で、複数人でのリアルタイム編集も可能です。

LaTeXは $$ を使った表示に対応しています。

DocBase LaTeX

セル内でもLaTeXが利用できます。

DocBase LaTeX

 

esa

esaも2ペイン構成での編集画面を提供しています。LaTeXを使った数式表示が可能です。

esa LaTeX

セル内での利用にも対応しています。

esa LaTeX

まとめ

Markdownの中で数式を利用したいというニーズはよくあります。特に開発者であったり、論文を書くような教授や学生などに多いようです。LaTeXは最初は分かりづらいかも知れませんが、一度慣れてしまえばMarkdown標準ではできないような高度な表現も可能になります。ぜひご利用ください。

 

この資料でわかること

• 個人のノウハウを引き出す社内wikiとは?
• 社内wikiを導入し浸透させるために必要なこと
• 社内wikiツールの選び方

 

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URL: https://notepm.jp/

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