面接マニュアル無料テンプレート|すぐに使える質問集も紹介

2024年12月24日(火) マニュアル作成

 

優秀な人材を確保するため、採用面接に力を入れている企業も多いでしょう。応募者が自社に合った人材かどうかを限られた時間で見極めるためには、面接官の資質やスキルも大切ですが、主観に頼らずに応募者を評価できる面接マニュアルが必要です。

マニュアルで面接の流れを整理し、質問内容や評価基準を明確化しておけば、だれが面接官になっても適切に面接を実施できます。面接官のトレーニングに活用すれば、共通認識のもとで客観的に応募者を評価できるようになるでしょう。

本記事では、面接マニュアルに記載すべき6つの項目と評価基準、質問集を紹介します。無料のマニュアルテンプレートも掲載していますので、面接マニュアルを作成する際にご活用ください。

面接マニュアルに記載すべき6つの項目

面接マニュアルに記載すべき項目は、次の6つです。

  • 面接官の役割
  • 面接官の心構え
  • 面接の進め方
  • 面接の評価基準
  • 面接の質問集
  • 面接官のNG行動・質問

各項目をそれぞれ解説しますので、面接マニュアル作成時の参考にしてみてください。

面接官の役割

面接官は、応募者と対面してコミュニケーションをとるため、企業の顔になります。採否を問わず、応募者にはよい印象を抱いてもらいたいものです。

そのためには、面接官が自分の役割を正しく認識したうえで、適切な姿勢で面接に臨む必要があります。面接マニュアルに役割を明記しておくと、面接官の目的意識を養うことが可能です。

ここでは、面接官の役割を大きく2つに分けて紹介します。

  • 自社に必要な人材かどうかを見極める
  • 自社の魅力や雰囲気を伝える

2つの役割を基本とし、必要に応じて自社独自の役割を付け加え、面接マニュアルに記載しましょう。

自社に必要な人材かどうかを見極める

面接官は、応募者が自社に必要な人材かどうかを見極める役割を担います。面接を通じて、履歴書や職務経歴書を見てもわからない人柄や仕事に対する考え方などをつかみとり、自社に合うかどうかを判断するのです。

面接官が役割を果たすためには、自社に必要な人物像や評価基準を明確化し、マニュアルに記載する必要があります。また、面接官の好みに左右されないよう、複数人で面接を行い、採否を検討するフローの構築が大切です。

>関連記事:【2024年版】リファレンスチェックサービスおすすめ10選を徹底比較!導入メリット・注意点・選ぶポイントも紹介

自社の魅力や雰囲気を伝える

面接官は、応募者に自社の魅力や雰囲気を伝える役割も担います。

面接では、応募者も自分に合う企業かどうかを見極めているため、応募者に質問するだけではなく、自社の魅力や雰囲気を伝える必要があります。そのためには、自社の魅力や雰囲気、方針を言語化し、整理することが大切です。

また、応募者が知りたいであろう福利厚生や勤務形態などの働きやすさ、仕事内容・労働条件などを積極的に開示し、ミスマッチが起こらないように応募者にも判断してもらいましょう。

面接官の心構え

応募者は未来の働き手になるだけではなく、自社の顧客にもなり得ます。そのため、応募者にはよい印象を与えられるように、適切な態度で対応しなければなりません。

応募者が安心してコミュニケーションをとれるように、面接官は落ち着いた態度で接することが大切です。適度な相づちを打ち、応募者が話しやすい雰囲気を作りましょう。

このように、基本的な態度を押さえつつ、面接ではお互いに情報交換を行うというスタンスで進めると、よいコミュニケーションがとれます。

面接官として望ましい態度や行動をマニュアルに明記したうえで、企業の顔となるようトレーニングを実施しましょう。

>関連記事:多忙な採用担当者必見!求人応募者のへ電話・メール対応のポイントを解説

面接の進め方

マニュアルには、面接の進め方も明記します。

面接官によって面接の進め方や内容が異なると、応募者の不信感や恣意的な合否判断につながるおそれがあるため、同一のフローで進めることが大切です。マニュアルに明記しておけば、だれが面接官になっても同一の流れで面接を進められます。

また、面接当日にマニュアルを見ながら進められると、面接官も安心できるでしょう。

以下は、一般的な面接の進め方です。

  1. 挨拶・自己紹介
  2. アイスブレイク
  3. 会社の説明
  4. 応募者への質問
  5. 応募者からの質問
  6. 事務連絡

必要に応じて、自社に合ったフローに変更して面接マニュアルを作成してみてください。

1.挨拶・自己紹介

一般的な面接の流れでは、まず応募者から挨拶を行います。応募者が入室したら、面接官から一声かけて、自己紹介を促しましょう。

応募者は面接の練習や準備をしてきているため、一般的な流れで面接を行うことで、余計な混乱や緊張を招かずに済みます。

2.アイスブレイク

最初は、面接とは関係のない質問を行い、応募者が話しやすい雰囲気を作ります。

たとえば、以下のような質問がアイスブレイクに適しています。

【例】

  • 今日はスムーズに来られましたか
  • 昨夜はよく眠れましたか
  • 待っている間、どのようなことを考えていましたか

応募者の緊張を解きほぐすイメージで、身近な話題でコミュニケーションをとりましょう。

3.会社の説明

続いて、面接官が自己紹介をし、会社の企業理念や従業員の雰囲気、働きやすさなどの魅力を伝えます。

このとき、募集したポジションの仕事内容や労働条件にも触れ、応募者と認識のズレがないように確認します。その後、本人の希望を尋ねて、情報交換を行いましょう。

【例】

  • 1ヶ月に〇時間ほど残業がありますがよろしいでしょうか
  • 県外への転勤がありますがよろしいでしょうか
  • 深夜の勤務がありますが、問題ありませんか
  • 入社後の労働条件に関して、希望や質問はありますか

4.応募者への質問

次に、応募者が自社の求める人材像にマッチしているかどうかを見極めるための質問を行います。あらかじめ、マニュアルに質問集を掲載しておき、そのなかから選択するとスムーズに進められます。

履歴書や職務経歴書をもとに、知りたいことを掘り下げていく質問も必要です。また、応募者の回答に対して質問を重ねることで、応募者の人柄や仕事に対する考え方を掘り下げられます。

もし、専門的な知識が必要な職務であれば、知識の有無やレベルがわかる質問も行います。

【例】

  • 当社の第一印象はいかがでしたか
  • 当社を希望された理由をお聞かせください
  • 当社でどのような仕事をしてみたいですか
  • 以前お勤めされていた先では、どのようなお仕事をされていましたか
  • ご自分の長所はなんだと思いますか

面接時間では質問しきれないのであれば、アンケートを用意しておくと、より多くの情報を集められます。

5.応募者からの質問

面接官からの質問を終えたら、応募者から質問があるかを尋ねます。ここで、応募者の疑問を解消できると、入社時の不安を取り除けるはずです。

応募者からの質問を想定して、あらかじめ回答を準備しておきましょう。人事制度や福利厚生については、マニュアルに記載しておくとスムーズに対応できます。

6.事務連絡

採用結果の連絡方法や今後のやりとりについて、事務連絡を行います。

最後は、お礼とねぎらいの言葉をかけましょう。

【例】

  • 採否の結果は、〇日頃までに郵送にてご連絡いたします
  • いろいろお聞かせいただきありがとうございました
  • 本日は、遠方から足を運んでくださりありがとうございました

面接の評価基準

応募者を公正・公平な視点から評価するためには、統一された評価基準が必要です。事前に明確化したうえで、面接マニュアルに記載しておきましょう。

たとえば、営業職の採用面接における「企業に関する設問」では、「質問内容を正確に理解したうえで的確かつ簡潔に回答できるか」といった評価基準を設け、営業職としての適性があるかどうかを見極めるのです。

マニュアルに記載する評価基準をもとに、評価シートを作成すると、客観的な評価がしやすくなります。以下のように、各評価のプラスとマイナスの要素をそれぞれ明記して、別途評定を記載する欄を設けるとよいでしょう。

評価項目 プラスの評価基準 マイナスの評価基準
表現力 ・話すことに統一性があり要領よく話す
・用語が適切である
・言語が明瞭である
・思っていることを十分に述べる
・論理一貫せず矛盾が多い
・用語が不適切である
・言語が不明瞭である
・「ハイ」、「イイエ」のみに終始する

参考:「面接時の適切な設問 」及び「面接マニュアル」参考事例|高知労働局・ハロー ワーク|厚生労働省 をもとに作成

各項目の点数を設定しておき、点数ごとに評定を算出する仕組みにすれば、評価基準に沿った客観的な評価が可能です。

面接の質問集

面接マニュアルには、実際に応募者に行う質問内容をまとめて記載しておくと便利です。

たとえば、以下のようにいくつかのカテゴリに分けたうえで、具体的な質問を記載します。

  • 企業に関する設問
  • 学校に関する設問(現在勤めている仕事に関する質問)
  • 自己PRに関する設問
  • その他の設問

質問は評価基準に沿っている必要があるため、必ず評価基準と照らし合わせながら考えましょう。

面接官のNG行動・質問

面接官の心構えのほかに、NG行動や質問を面接マニュアルに明記することも大切です。面接官に節度のある行動や態度を促し、企業のイメージを守ることにつながります。

面接官のNG行動の例は、以下のとおりです。

  • 先入観を持った評価
  • 高圧的な態度
  • 人によって面接時間が異なる

いずれも、面接マニュアルで明記しておくことで、教育・指導ができます。

また、採用面接におけるNGな質問は以下のとおりです。

【本人に責任のない事項】

  • 本籍・出生地に関すること(「戸籍謄(抄)本」や本籍が記載された「住民票(写し)」を提出させることはこれに該当する)
  • 家族に関すること(職業、続柄、健康、病歴、地位、学歴、収入、資産など)
  • 住宅状況に関すること(間取り、部屋数、住宅の種類、近隣の施設など)
  • 生活環境・家庭環境などに関すること

【本来自由であるべき事項(思想・信条にかかわること)】

  • 宗教に関すること
  • 支持政党に関すること
  • 人生観、生活信条などに関すること
  • 尊敬する人物に関すること
  • 思想に関すること
  • 労働組合(加入状況や活動歴など)、学生運動などの社会運動に関すること
  • 購読新聞・雑誌・愛読書などに関すること

参考:公正な採用選考の基本|厚生労働省 をもとに作成

これらは、厚生労働省が、配慮すべき事項として明確に打ち出している内容です。面接マニュアルを作成する際は、厚生労働省の公式サイトを参照し、公平・公正な面接になるよう配慮しましょう。

面接マニュアルに活用できるシナリオテンプレート・例文

【面接マニュアルに活用できるシナリオテンプレート】

  1. 挨拶・自己紹介
    1. 面接官の挨拶
    2. 面接の流れの説明
  2. アイスブレイク
    1. 質問例
    2. 応募者がリラックスできる会話の例
  3. 会社の説明
    1. 会社概要
    2. 社風や職場環境
    3. ポジションの概要
  4. 応募者への質問
    1. 経歴に関する質問
    2. スキルや適性に関する質問
    3. 働き方に関する質問
  5. 応募者からの質問
  6. 事務連絡
    1. 面接結果や今後の流れ
    2. 応募者への感謝

【面接マニュアルに活用できるシナリオ例文】

  1. 挨拶・自己紹介
    1. 面接官の挨拶
      「本日はお忙しいなか、当社の面接にお越しいただきありがとうございます。」
      「わたしは【部署名】の【氏名】と申します。本日の面接を担当させていただきます。」
    2. 面接の流れの説明
      「最初に少しお話ししてリラックスしていただきます。その後、会社の説明を簡単に行い、いくつか質問をさせていただきます。」
      「最後に、質問などございましたらお受けしますので、何でも遠慮なくおっしゃってください。」
  2. アイスブレイク
    1. 質問例
      「ここまでの道中、迷いませんでしたか。」
      「待っている間、どのようなことを考えていましたか。」
    2. 応募者がリラックスできる会話の例
      「緊張されているかもしれませんが、ざっくばらんにお話しくださいね。」
      「面接というより、ざっくりとしたキャッチアップだと思っていただければ大丈夫です。」
  3. 会社の説明
    1. 会社概要
      「当社は【設立年】に設立され、[業種・事業内容]を展開しています。」
      「具体的には【代表的な事業・製品やサービス】に力を入れています。」
    2. 社風や職場環境
      「職場は【職場の雰囲気や価値観など】が特徴で、【チームワーク/個人の裁量など】を大切にしています。」
    3. ポジションの概要
      「今回募集している【職種名】では、【主な業務内容や役割】をお願いしたいと考えています。」
  4. 応募者への質問
    1. 経歴に関する質問
      「これまでのご経験や、とくに力を入れて取り組まれたことを教えてください。」
      「当社でのこのポジションに応募された理由をお聞かせください。」
    2. スキルや適性に関する質問
      「ご自身が得意だと思うこと、または周りから評価されていることは何ですか。」
      「逆に、苦手なことや課題と感じていることはありますか。」
    3. 働き方に関する質問
      「どのような職場環境や働き方がご自身に合っているとお考えですか。」
      「今後、どのようなスキルを磨いていきたいと思っていますか。」
  5. 応募者からの質問
    「ここまでのお話で、不明点や気になることはありますか。」
    「具体的な業務内容や職場環境について知りたいことがあれば、何でも聞いてください。」
  6. 事務連絡
    1. 面接結果や今後の流れ
      「面接の結果については【◯日以内】にご連絡させていただきます。」
      「もし追加で書類など必要であれば、追ってご連絡いたします。」
    2. 応募者への感謝
      「本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。」
      「ご不明点がありましたら、いつでもご連絡ください。」

このテンプレートは、採用面接をスムーズかつ効果的に進行するための基本的な流れに則っています。自社に合わせてシナリオを変更する場合は、応募者の緊張を和らげつつ、会社やポジションへの適性を確認できる内容にしましょう。

面接マニュアルに活用できる質問テンプレート・例文

ここでは、面接マニュアルに活用できる質問テンプレート・例文を5つのカテゴリに分けて紹介します。

  • アイスブレイクの質問
  • 応募者の経歴や志望理由を掘り下げる質問
  • 応募者の人柄や仕事のスタンスを明らかにする質問
  • 応募者の適性・能力を見極める質問
  • 労働条件を確認する質問

質問内容は、適宜自社の特性に合わせて変更し、最適化してください。

アイスブレイクの質問

【アイスブレイクの質問例文】

  • ここまでの道中、迷いませんでしたか
  • 待っている間、どのようなことを考えていましたか
  • 昨夜はよく眠れましたか

プライバシーに踏み込みすぎないよう配慮し、話しやすい雰囲気を作ることが大切です。応募者がリラックスできる内容で、答えやすいテーマや軽い話題を選びましょう。

応募者の経歴や志望理由を掘り下げる質問

【応募者の経歴や志望理由を掘り下げる質問例文】

  • これまでのご経歴について、簡単に教えてください
  • 前職(または現在の職場)での具体的な業務内容を教えてください
  • 応募(または転職)の理由を教えてください
  • 当社のどのような点に興味を持たれましたか
  • これまでのキャリアでもっとも誇れる成果を教えてください
  • 学校(前職)でとくに挑戦したことや学んだことは何ですか
  • チームで仕事をする際に、どのような役割を担っていましたか
  • キャリアを通じて、とくに大切にしている価値観は何ですか
  • 今後のキャリアでどのような目標を持っていますか
  • この職種や業界で働きたい理由を具体的に教えてください

応募者のこれまでの経験や志望動機を具体的に聞き出せる質問を心がけましょう。抽象的になりすぎず、応募者が答えやすいよう質問の意図を明確にすることが大切です。

応募者の人柄や仕事のスタンスを明らかにする質問

【応募者の人柄や仕事のスタンスを明らかにする質問例文】

  • これまでの学校(仕事)で、チームで協力して取り組んだ経験を教えてください
  • 学校(職場)で他の人と意見が対立したとき、どのように対応しましたか
  • ご自身が学校(職場)で大切にしている価値観や考え方を教えてください
  • 短所や改善したいと思っている点について教えていただけますか
  • ストレスを感じたとき、どのように対処されていますか
  • 同僚や上司からどのような評価を受けてきましたか
  • ご自身が職場で発揮できる強みや特徴は何ですか
  • これまでに周囲の人にサポートを提供した経験はありますか
  • ご自身の行動で、職場の雰囲気や環境を変えたエピソードがあれば教えてください
  • 仕事以外の場面で、大切にしている価値観や習慣はありますか

応募者の価値観や行動特性を知るため、具体的なエピソードを引き出せる質問を用意しましょう。応募者がネガティブに捉えないよう、肯定的な言い回しを心がけることが大切です。

応募者の適性・能力を見極める質問

【応募者の適性・能力を見極める質問例文】

  • このポジションに応募された理由を教えてください
  • これまでのご経験で、この職種に活かせるスキルは何ですか
  • 問題解決が必要な場面で、どのように対処されましたか
  • 新しいことに挑戦した経験を教えてください
  • これまでに業務効率化のために行った工夫や改善策はありますか
  • 過去の職場で、目標を設定して達成した経験を教えてください
  • この仕事でとくに重要だと思うスキルや能力は何ですか
  • 失敗から学んだ経験があれば教えてください
  • 業務を行うなかでもっともやりがいを感じた瞬間について教えてください
  • 新しいツールや技術を使うことにどの程度抵抗感がありますか

業務に必要なスキルや適性を見極めるため、実績や経験に基づく具体的な質問をしましょう。回答からスキルや問題解決力を評価できるよう、質問は業務や職種に関連したものに絞ることが重要です。

労働条件を確認する質問

【労働条件を確認する質問例文】

  • 勤務開始可能な時期について教えてください
  • 当社への通勤方法とおおよその通勤時間を教えてください
  • 残業やシフト勤務について、どの程度対応可能ですか
  • 希望される給与や待遇について教えてください
  • 休日の希望や働きたい曜日について教えてください
  • 転勤や勤務地変更があった場合、対応可能でしょうか
  • 雇用形態や契約期間についての希望があれば教えてください
  • 育児や介護など、特別な事情で考慮すべき点があれば教えてください
  • 健康面で業務に支障がないか、確認させてください
  • 長期的に働ける環境について、どのような条件を重視されていますか

応募者の状況や希望を確認する際、法律や就職差別に抵触しないよう注意が必要です。明確な事実確認を意識しつつ、応募者のプライバシーに配慮した質問を心がけましょう。

面接マニュアルに活用できる評価シートのテンプレート・例文

【面接マニュアルに活用できる評価シートのテンプレート】

  1. 基本情報

    応募者氏名:

    面接日:

    面接官名:

    応募職種:

  1. 評価項目
項目 プラス評価基準 マイナス評価基準 評価(+/-) 評定(ABCD)
コミュニケーション能力 質問に対し明確かつ的確に回答できる。 回答が曖昧で要点を掴めない。
人柄・職場適応性 協調性があり、職場環境に適応できそうである。 協調性に欠け、職場での適応が難しそうである。
経歴・スキルの適合性 業務内容に即した十分な経験とスキルを持っている。 経験やスキルが不足しており、即戦力が期待できない。
志望動機・熱意 志望理由が明確で、会社や業務に対する熱意が感じられる。 志望動機が曖昧で、意欲が感じられない。
問題解決力・論理的思考 課題に対して論理的に考え、適切な解決策を示せる。 解決策が具体性に欠け、論理的思考が不足している。
柔軟性・適応力 環境の変化や新しい業務に柔軟に対応できる。 変化や新しい業務への適応が難しい。
チームワーク力 チームでの協働が得意であり、良好な関係を築ける。 協働意識が低く、チームでの業務が難しい可能性がある。
労働条件の一致度 勤務条件が当社の提示内容と合致している。 勤務条件が一致せず、調整が必要である。
長期的なキャリア展望 将来的なキャリア目標が当社の方向性と一致している。 キャリア目標が当社の方向性と一致しない。
総合評価 上記全体を踏まえ、当ポジションに適している。 上記項目で基準に満たない箇所が多い。
  1. 総合コメント

応募者のよい点や懸念点について記入してください:

  1. 採用可否の判断

採用可否:

採用候補
要検討
不採用

理由:

【面接マニュアルに活用できる評価シートの例文】

  1. 基本情報

    応募者氏名:山田 太郎面接日:2024年12月12日

    面接官名:佐藤 花子

    応募職種:営業職

  1. 評価項目
項目 プラス評価基準 マイナス評価基準 評価(+/-) コメント
コミュニケーション能力 質問に対し明確かつ的確に回答できる。 回答が曖昧で要点を掴めない。 質問意図を理解し、的確に回答していた。
人柄・職場適応性 協調性があり、職場環境に適応できそうである。 協調性に欠け、職場での適応が難しそうである。 チームワークを重視している点が好印象。
経歴・スキルの適合性 業務内容に即した十分な経験とスキルを持っている。 経験やスキルが不足しており、即戦力が期待できない。 営業経験が豊富で即戦力と感じられる。
志望動機・熱意 志望理由が明確で、会社や業務に対する熱意が感じられる。 志望動機が曖昧で、意欲が感じられない。 具体的な志望理由があり、熱意が伝わった。
問題解決力・論理的思考 課題に対して論理的に考え、適切な解決策を示せる。 解決策が具体性に欠け、論理的思考が不足している。 過去の課題解決事例を明確に説明していた。
柔軟性・適応力 環境の変化や新しい業務に柔軟に対応できる。 変化や新しい業務への適応が難しい。 新しい業務にも挑戦する意欲が感じられる。
チームワーク力 チームでの協働が得意であり、良好な関係を築ける。 協働意識が低く、チームでの業務が難しい可能性がある。 過去の職場での協働エピソードが具体的だった。
労働条件の一致度 勤務条件が当社の提示内容と合致している。 勤務条件が一致せず、調整が必要である。 提示条件に問題なく合意できる。
長期的なキャリア展望 将来的なキャリア目標が当社の方向性と一致している。 キャリア目標が当社の方向性と一致しない。 当社の方針と一致するキャリアビジョンを持っている。
総合評価 上記全体を踏まえ、当ポジションに適している。 上記項目で基準に満たない箇所が多い。 総じてポジションに適していると判断。
  1. 総合コメント

応募者のよい点や懸念点について記入してください:

山田さんは即戦力となる営業スキルを持ち、チームでの協働にも積極的である。

当社の条件にも合致しており、キャリア目標が当社の方向性と一致している点が評価できる。

  1. 採用可否の判断

採用可否:

採用候補
要検討
不採用

理由:

山田さんは、営業スキルやコミュニケーション能力に優れており、即戦力として期待できるため採用候補としたい。

評価シートを活用して、評価項目ごとに客観的な観察や事実に基づく評価を行えば、公平・公正な判断ができます。記述部分は、採用者によって内容にバラつきが出ないよう、採用者のよい点だけではなく改善点もバランスよく記載することを心がけましょう。

>関連記事:【無料】業務マニュアルを簡単に作れるテンプレート10選!

 

面接マニュアルを簡単に作れるツール「NotePM」

 

面接マニュアルの作成・運用のポイント

面接マニュアルの作成・運用においては、次の6つのポイントに留意する必要があります。

  • 自社が求める人材を明確化する
  • 自社の魅力・雰囲気を言語化する
  • Web面接の注意点を確認する
  • 面接官のトレーニングを行う
  • 定期的にマニュアルを更新する
  • マニュアルにこだわりすぎない

面接マニュアルを作成する目的は、自社に合った人材を確保するとともに、応募者によいイメージを持ってもらうことです。目的を果たせるようにするためにも、ポイントに留意した運用を意識してみてください。

自社が求める人材を明確化する

面接マニュアルは自社の採用基準に沿ってオリジナルで作られるので、企業によって内容が大きく異なります。そのため、まずは自社の事業方針を確認して、採用したい人材像を明らかにすることが大切です。

理想の人材像が定まっていれば、候補者の見極め方や質問内容も洗練され、有益な面接マニュアルに仕上げられるでしょう。

自社の魅力・雰囲気を言語化する

面接は自社のアピールの場でもあるため、あらかじめ自社の魅力や雰囲気を言語化しておき、伝えられるように準備します。自社が求める人材のニーズに沿ってアピールできると、内定辞退の防止にもつながるでしょう。

なお、短時間の動画を作成し、冒頭で視聴してもらう方法もあります。

>関連記事:内定辞退を防止するには?辞退の理由や具体的な対策を紹介

Web面接の注意点を確認する

Web面接を行う際は、以下のように対面とは異なる注意点があります。

  • 安定した通信環境の用意
  • 応募者に音声が届いているかどうかをチェック
  • カメラ位置の調整
  • 事前の案内を丁寧に行う

対面よりもゆっくり・はっきり話し、大きめのリアクションをとることを意識すると、オンラインならではの距離感を少し縮められます。

事前に社内でシミュレーションしておくと、機材やコミュニケーションの課題が見つかるはずです。スムーズに面接を進められるように、Web面接の準備を十分に整えましょう。

>関連記事:【2024年版】Web面接ツール (オンライン面接) おすすめ9選を徹底比較!

面接官のトレーニングを行う

面接マニュアルを作成したら、マニュアルを使ってトレーニングを実施しましょう。
マニュアルに沿った面接を進行するだけではなく、面接官としての心構えを習得するためにも必要です。トレーニングのなかで面接官の役割や心構えを理解できれば、目的に沿った適切な面接を行えるようになります。

なお、面接マニュアルを活用したトレーニングのほかにも、面接のプロ講師を呼んだり、無料講座に参加したりといった方法もあります。企業としてはじめて採用面接を行う場合は、活用してみるのもおすすめです。

定期的にマニュアルを更新する

採用すべき人材像は、社会情勢や経営状況に応じて変わります。つまり、面接マニュアルも一度作成して終わりではなく、定期的にアップデートすることが大切です。

面接官や入社者の意見も聞きながら、評価項目を変更したり、質問を追加したりしましょう。面接マニュアルが最適化されれば、入社後のミスマッチも軽減できます。

マニュアルにこだわりすぎない

面接マニュアルは、あくまで選考の品質を一定に保つためのツールです。面接官が応募者の能力や人柄をさらに深掘りしたいと感じた場合は、マニュアル以外の質問をすることも決して問題はありません。

面接当日はマニュアルにこだわりすぎず、柔軟にコミュニケーションをとることで、応募者との良好な関係を築けるでしょう。

 

面接マニュアルを簡単に作れるツール「NotePM」

 

ツールを活用して面接マニュアルの作成が成功する3つの理由

ツールを活用して面接マニュアルの作成が成功する理由は、次の3つです。

  • マニュアル作成を効率化できる
  • マニュアルの共有化が進む
  • 質の高いマニュアルを作成できる

マニュアル作成ツールのメリットを踏まえたうえで、導入を検討してみてください。

>関連記事:マニュアル作成ツールおすすめ20選(無料あり)|選び方・種類も解説

マニュアル作成を効率化できる

マニュアル作成ツールにはテンプレートがついており、ゼロから資料を作成する必要はありません。

質の高いマニュアルを作成するには、記載する事項の決定から構成の検討、運用後のブラッシュアップが必要です。作業を実行するには時間と手間がかかりますが、マニュアル作成ツールを利用すれば効率化できます。

デザインしやすいツールなら、作成に時間が必要な凝った内容のマニュアルも簡単に作成可能です。

マニュアルの共有化が進む

ツールに保存されたマニュアルは、だれでも簡単に共有できます。共有化が進めばマニュアルの内容が周知され、社員の質の均一化が進むでしょう。

マニュアル作成ツールがマルチデバイスに対応していれば、社外にいてもスマホやタブレットでマニュアルを確認できます。

また、作成したマニュアルを保存すれば、だれでもすぐに最新の情報を確認できます。わざわざ従業員や部門ごとに告知しなくて済み、情報発信の工数を削減可能です。

さらに、マニュアル作成ツールによってはコミュニケーション機能が搭載されており、マニュアルに「いいね」を付けて内容を確認したと簡単に伝えられます。マニュアルを共有するだけで外部での確認や情報発信工数の削減、コミュニケーションの促進が図れます。

質の高いマニュアルを作成できる

デザイン機能やレイアウトを利用すれば、情報が網羅された読みやすいマニュアルを作成できます。

自作でデザイン性が高く、わかりやすいマニュアルを作成するのは難しいものです。しかし、マニュアル作成ツールに備わっている機能を活用すれば、簡単に質の高いマニュアルが完成します。

デザインに一貫性をもたせることで、より読みやすい資料に仕上げられ、業務の効率化につながるでしょう。

マニュアル作成ツールは『NotePM』が一番おすすめな3つの理由

NotePM

マニュアル作成ツールは多数ありますが、そのなかでも『NotePM』が一番おすすめです。おすすめの理由のなかから、3つをご紹介します。

  • 検索性に優れている
  • ナレッジの共有・蓄積がスムーズにできる
  • マルチデバイスに対応している

『NotePM』に興味をもたれたら、ぜひ無料トライアルでお試しください。

>関連記事:NotePMの評判まとめ|メリット・デメリットや料金など網羅的に解説

検索性に優れている

口コミでも評価されている通り、NotePMは検索性に優れている点もメリットのひとつです。ツール内で作成したドキュメントに加えて、Word・Excel・PDFなどファイルの中身も全文検索が可能です。

NotePMで社内文書を一元管理しておけば、検索時間を短縮し、業務効率アップが狙えます。実際にNotePMを導入した企業では、検索時間が4割削減できた事例もあるほどです。便利な検索機能により検索性に優れている点も、NotePMの強みといえます。

>関連記事:【導入事例】検索時間が4割削減!急成長SaaSが実践するナレッジ共有を浸透させるための取り組みとは – 株式会社ラクス

ナレッジの共有・蓄積がスムーズにできる

NotePMは、ナレッジの共有・蓄積がスムーズにできるメリットがあります。

前提として、社内でナレッジ共有の文化を浸透させるためには、以下の6ステップをもとに体制を整備することが必要不可欠です。

まとめ

ステップ3「用途に適したツールを導入する」とあるように、ナレッジ共有にはツールの導入が必要とされています。

NotePMはマニュアル・議事録・日報など、あらゆるドキュメントを一元管理できるツールです。社内のナレッジを共有・蓄積するのに最適なツールといえます。

マルチデバイスに対応している

NotePMはマルチデバイスに対応しているため、PC・スマホ・タブレットですべての操作が可能です。社外で確認したい場合も、スマホやタブレットで簡単に使用できます。

たとえば、在宅勤務と出社を併用した勤務スタイルの社員も、自宅で社内と同様にドキュメント作成・閲覧ができるようになるのです。在宅勤務や残業時間の短縮を推進する際にも効果的といえるでしょう。

 

面接マニュアルを簡単に作れるツール「NotePM」

 

テンプレートを活用して面接マニュアルを効率的に作成しよう

面接マニュアルは、正しく面接を進行するだけではなく、担当者に面接官の役割や心構えを理解してもらうという意味でも重要です。そのため、面接の流れや質問集など実務に関する項目のほかに、役割や心構え、NG行動・質問といった項目の記載が求められます。

面接マニュアルを手作業で作成すると手間と時間がかかり、ほかの業務を圧迫するおそれがあるため、テンプレートやマニュアル作成ツールを活用して効率化しましょう。

NotePM』は、面接マニュアルを簡単に作成できるマニュアル作成ツールです。マニュアルの作成だけではなく、共有・更新も効率化できます。マルチデバイスに対応しているため、面接当日はタブレットやスマートフォンからマニュアルを閲覧しつつ面接の進行が可能です。

30日間無料でお試しいただけるトライアル期間を設けていますので、ぜひ手軽な使い心地を体感してみてください。

NotePM