【2024年版】リファレンスチェックサービスおすすめ10選を徹底比較!導入メリット・注意点・選ぶポイントも紹介

2024年01月04日(木) 人事・労務

こんにちは。マニュアル作成・ナレッジ共有ツール「NotePM」ブログ編集局です。

採用のミスマッチを防ぐ上で重宝されるリファレンスチェックサービスは、経歴や既に身につけているスキルが重視される中途社員の採用で多く活用されています。近年ではグローバル人材や新卒社員の採用でも利用するケースが増えています。今回は、リファレンスチェックサービスの概要やメリットについて解説し、具体的なリファレンスツール10選も紹介します。満足のいく採用活動を進めるためにも、ぜひリファレンスチェックサービスへの理解を深めてください。

リファレンスチェックサービスとは?

リファレンスチェックサービスとは、求職者が履歴書に記載した職歴や能力、人物像などの情報を、雇用者や採用担当者が確認するためのサービスです。採用者が自身の性格や価値観に関するアンケートに答える形式や、採用候補者の名前・キーワードをAIが認識してネガティブもしくは暴力的なバックグラウンドがないかどうかを調査するものなどがあります。後者はSNSやWeb上から経歴を精査するものであるため、職歴のない人もチェックの対象となります。

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リファレンスチェックサービスと前職調査の違い

このように、採用候補者の人柄や過去の経歴をあらかじめ調査できるのがリファレンスサービスの魅力です。採用候補者の履歴書・職務経歴書の記載内容のファクトチェックを行う前職調査と同じようなものだと思う人もいるかもしれません。ここでは、リファレンスチェックサービスと前職調査の違いについて説明します。

リファレンスチェックは前職の上司や同僚・友人などを含む広い対象に、本人の同意をもとに人間性や業務遂行能力に関してヒアリングする手法です。ヒアリングの目的も採用時の配属、ポジションの決定といったことに使われることがほとんどです。

一方、前職調査は、採用前に求職者の前職での業務や社会人としての能力を確認するための手続きです。前職の人事担当者に履歴書の整合性やトラブルの有無をヒアリングすることによって、求職者の信頼性や採用適性を判断することができます。しかし、個人情報保護法により承諾なしの調査が禁止となったので、実施する企業の数は減少傾向です。

リファレンスチェックサービスを導入するメリット

このように、採用候補者の人柄やバックグラウンドを事前に調べるリファレンスチェックサービスは、候補者の情報を透明化する上で不可欠です。ここでは、リファレンスチェックサービスを導入するメリットについて、以下3つを解説します。

  • 採用のミスマッチ防止
  • 経歴詐称などの採用トラブル防止
  • 早期戦力化・定着化を促進

採用のミスマッチ防止

これまでの仕事での勤務態度や性格・周囲との関係性を把握しておくことで、採用のミスマッチを防止することができます。これは、本人の主観で書かれた職務経歴書のみを参考にするのではなく、リファレンスチェックを採用プロセスに組み込み、他己評価も合わせて検討することで可能となります。

経歴詐称などの採用トラブル防止

リファレンスチェックサービスでは、求職者が犯罪歴・倫理違反なども含めた経歴詐称をしている場合であってもリファレンスチェックサービスによって確認することができます。これにより、採用のリスクヘッジができ、入社後の不安を軽減することにも繋がります。もし採用候補者が虚偽の申告をしていたとしても、見抜くことが可能です。

早期戦力化・定着化を促進

リファレンスチェックサービスを活用することで得た情報を、採用後の社員が早期に活躍できるような施策(オンボーディング)を検討するときに活かすことができます。これにより、雇用側が盤石な受け入れ体制を整えることができ、採用候補者に対しても入社後に活躍できる環境や業務内容を提供することができるようになります。

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リファレンスチェックサービスの選び方

ここでは、リファレンスチェックサービスの選び方を紹介します。採用のあり方が多様化している中で、多様なリファレンスチェックサービスが展開されてきています。知りたい項目についてしっかり調査してくれるリファレンスサービスを選ぶために、以下5つについて解説します。

  • 質問テンプレートが充実しているか
  • 推薦者のなりすまし防止対策
  • バックグラウンドチェックの確認
  • サポート体制が充実しているか
  • 料金が予算内か

質問テンプレートが充実しているか

質問テンプレートの充実度合いは、リファレンスチェックサービスを選ぶ際に重視すべき項目です。なぜなら、多様な質問テンプレートがあることで求職者の業務経験や能力、人物像など、さまざまな面から質問ができるようになるためです。また、リファレンスチェックを行う際には、採用担当者が聞きたい情報や重要視する点が異なることがあります。そのため、サービス側が提供する質問テンプレートをカスタマイズできるかどうかも確認しておくと良いでしょう。

推薦者のなりすまし防止対策

推薦者のなりすましは、適正なリファレンスチェックサービスを行う上で大きな妨げになります。推薦者のなりすましの例としては、求職者が推薦者として回答したり、求職者の家族や友人が会社関係者を名乗ったりするケースが挙げられます。なりすましを防ぐためにも、なりすましの防止対策がどこまで行われているサービスなのかを重点的にチェックしましょう。

バックグラウンドチェックの確認

バックグラウンドチェックは、採用候補者の過去の犯罪歴や反社チェックについての確認で、リファレンスチェックと併用されることの多いサービスです。リファレンスチェックで採用候補者の人間性・スキルを調査し、バックグラウンドチェックで候補者の信用について調べることで、候補者に対する不安を軽減することができます。

サポート体制が充実しているか

リファレンスチェックサービスは採用活動と並行して短期間で迅速に行われる確認のプロセスです。そのため、導入後のスタッフのサポートの有無は、確実にリファレンスチェックサービスを使いこなす上で重視するべきポイントの1つです。即時サポートが行われているかどうかもあわせて確認するようにしましょう。

料金が予算内か

リファレンスチェックサービスは提供している会社により従量課金や月額課金などプランの形態が様々です。費用相場としては1万円〜3万円/回を目安として考えるのが良いでしょう。1ヶ月あたりの利用回数やプランの料金を考慮しながら、予算に見合ったサービスを検討してみてください。

リファレンスチェックサービス利用時の注意点

リファレンスチェックサービスを利用する上で注意すべきことは以下の2つです。

  • 事前の同意を得ること
  • チェックのタイミングを見極めること

採用候補者の許可なしにリファレンスチェックを行うと個人情報保護法に抵触します。また、リファレンスチェックにより内定を取り消すことはできません。よって、採用プロセスのどの段階でリファレンスチェックサービスを利用するのかは予め定めておくようにしましょう。

リファレンスチェックサービスおすすめ10選

数あるリファレンスチェックサービスの中でもどれを選べば良いのか分からないという人も多いはずです。ここでは、おすすめしたいリファレンスチェックサービス10選とそれぞれの特徴について紹介します。

back check

back checkは、採用候補者の働く姿について理解を深めることを目的に、一緒に働いたことのある候補者の元上司や同僚から評価を集めるオンライン型のリファレンスチェックサービスです。候補者の自己評価だけでなく、第三者の客観的な評価を知る上でback checkは大いに役立ちます。

back checkの特徴

  • 候補者の早期離職を防ぐ
  • 入社後に活躍できる人材を見極めることができる
  • 候補者に適した受け入れ体制を整えることができる

URL: https://backcheck.jp/

 

Parame Recruit

Parame Recruitは、Web面接だけでは見抜けない採用候補者の仕事におけるパフォーマンスや会社のカルチャーとの親和性を測ることができるリファレンスチェックサービスです。調査オプションとして、候補者の職歴や学歴といったバックグラウンドチェックも行っています。採用後のミスマッチを防ぐ上で、とても効果的なサービス形態でしょう。

Parame Recruitの特徴

  • 性格の分析や面接のフィードバックがもらえる
  • 推薦者のプロフィールを確認できる
  • 推薦者とチャットでやり取りできる

URL: https://parame.jp/

 

ASHIATO

ASHIATOは、採用候補者のネガティブな側面ではなく、過去の実績を調査することに重きを置いているリファレンスチェックサービスです。約15万社の採用を支援してきたエン・ジャパンのノウハウを活用し、候補者が入社後に活躍できる環境の形成に寄与しています。

ASHIATOの特徴

  • 独自の質問テンプレートを完備
  • 面接官がチェックすべき事項を伝達
  • 英語でのリファレンスチェックも対応可能

URL: https://ashiatohr.com/

 

企業調査センター

企業調査センターは、推薦者への圧倒的な質問力を強みとしています。効率的かつ充実度の高いヒアリングを行うために、事前に採用候補者のネット情報を把握した上で推薦者と信頼関係を築き、ポジティブな情報だけでなくネガティブな情報もしっかり聞き出すことに尽力しています。

企業調査センターの特徴

  • 応募者のありのままを把握する質問能力
  • 迅速な調査レポートの提出
  • 年間5000件以上の調査レポート実績

URL: https://kigyou-cyousa-center.co.jp/reference/

 

MiKiWaMe Point

MiKiWaMe Pointは、インタビューから評価レポートまでをオンラインで完結させることができるリファレンスチェックサービスを提供しています。導入コストが比較的低く、スタンダードプランだと反社チェックも行ってくれるのも魅力的なポイントです。

MiKiWaMe Pointの特徴

  • インタビューから評価レポートまでオンラインで完結
  • 導入コストが低く、評価人数も無制限
  • スタンダードプランなら反社チェックも可能

URL: https://mikiwame-p.jp/

 

oxalis

国内で初めてオンライン型のリファレンスチェックサービスを提供し始めたのがoxalis。シンプルな利用プロセスや、採用候補者のポジティブな面を引き出そうとするサービスのあり方などを強みとしています。また、日本語だけでなく、英語や中国語でも受け付けているため、グローバル規模でリファレンスチェックサービスを活用する場合はおすすめです。

oxalisの特徴

  • 利用ステップがシンプル
  • 採用候補者のポジティブな魅力を引き出す調査のスタンス
  • 採用活動のスピード感に寄り添った納期の速さ

URL: https://www.oxalis.co/

 

ネンタメ

ネンタメは、リファレンスチェックやバックグラウンドチェック、反社・コンプラチェックといった多様なサービスを月額1万円で提供しているリファレンスチェックサービスです。多角的に採用候補者を調査することで、入社後のスキルギャップ・カルチャーギャップの可能性を洗い出すことができます。採用後のミスマッチを防ぐ上での予防線として効果的でしょう。

ネンタメの特徴

  • 月額1万円でサービスが使い放題というコスパの良さ
  • 平均3日程度のスピード回答・約90%以上の高い回答率
  • グローバル人材の登用の際も対応可能

URL: https://nentame.jp/

 

経歴. info

経歴.infoは、採用検討者の最大3名までの前職の同僚にヒアリング調査を行うことを特色としたリファレンスチェックサービスです。候補者と共に働いた経験のある人々に調査を行うことで、従来の採用プロセスだけでは見抜く事の難しい適性や人柄情報を集めることが可能になります。

経歴.infoの特徴

  • 1人あたりの従量課金制であるため、余分なコストが発生しない
  • 前職の同僚の身元確認を行うため、情報の確実性が高い
  • 前職の同僚からの回答が得られなかった場合は料金が発生しない

URL: https://keireki.info/

 

TASKEL

TASKELは、ニーズに合わせて複数の料金形態や調査範囲の限定などを行っているリファレンスチェックサービスです。評価人数に合わせてチケット制か月額料金制が選ぶことができ、さらにwebに関する風評のみ調査できるプランもあります。無駄なくリファレンスチェックサービスを行うことができるのは魅力的です。

TASKELの特徴

  • 評価人数によって柔軟に変更できる料金形態
  • webに関する風評のみにフォーカスした調査プラン
  • 利用すればするほどお得になる月額固定料金

URL: http://taskel.jp/

 

Genius

Geniusは客観的な調査レポートと採用のプロフェッショナルによるインタビューを強みとするリファレンスチェックサービスです。管理職・非管理職でそれぞれチェック項目を展開しており、採用候補者が入社後に与えられたポジションで活躍できるかどうか見極めることができます。また、オプションで人事専門コンサルタントによるインタビューも可能です。

Geniusの特徴

  • 管理職・非管理職で分けられた詳細調査
  • 調査項目のカスタマイズが可能
  • 人事専門コンサルタントによるインタビューも可能(オプション料金が発生)

URL: https://www.genius-japan.com/solution/refarence/

 

まとめ

本記事では、リファレンスチェックサービスの概要や利用するメリット・注意点を解説し、おすすめのリファレンスチェックサービスを紹介してきました。リファレンスチェックは、採用後のミスマッチをなくす上で必要不可欠なプロセスです。採用候補者からの事前の同意やチェックのタイミングの見極めは必要ですが、利用する価値のあるサービスだと言えます。各サービスの特徴を踏まえて、自社にあったリファレンスチェックサービスを導入しましょう。

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