こんにちは。マニュアル作成・ナレッジ共有ツール「NotePM」ブログ編集局です。
Markdownで文書を書いておくと便利なこと、それは再利用性の高さです。一つのフォーマットから別なフォーマットへ自在に変換できれば、相手に合わせて同じ内容のドキュメントを複数作成する必要がなくなります。
今回はMarkdownからどんなフォーマットへ変換できるのか、紹介していきます。
目次
Pandocを利用した方法
Pandocは汎用的なドキュメント変換ソフトウェアです。相互変換が可能ですが、Markdownを入力ソースとすることで、多くのフォーマットへ出力できます。
- reStructuredText
- AsciiDoc
- Emacs Org-Mode
- Emacs Muse
- Textile
- HTML(4/5)
- EPUB(2/3)
- FictionBook2
- GNU TexInfo
- Haddock
- man
- LaTeX
- ConTeXt
- DocBook(4/5)
- JATS
- TEI Simple
- OPML
- BibTeX
- BibLaTeX
- JSON
- YAML
- Microsoft Word
- OpenOffice/LibreOffice
- OpenDocument
- Microsoft PowerPoint
- Jupyter notebook
- InDesign ICML
- MediaWiki
- DokuWiki
- XWiki
- ZimWiki
- Jira wiki
- Beamer
- Slidy
- reveal.js
- Slideous
- S5
- DZSlides
これだけ見ても、数多くのフォーマットに変換できるのが分かるかと思います。もちろん、完璧に問題ないフォーマットかと言われると、多少の修正や再現仕切れない部分があるのも事実です。
以下はPandocでは提供されていない、マニアックなフォーマット変換例を紹介します。
グラフ
Markdown記法に沿った形でグラフを生成することができます。
マインドマップ
リスト記法からマインドマップを生成します。
年表
横スクロール型の年表を表示します。
Slack記法
SlackはMarkdown風の記法が使えますが、完璧に同じものではありません。そこで変換を行うソフトウェアがあります。
GitHub – jsarafajr/slackify-markdown: Convert markdown into Slack-specific markdown
履歴書
Markdownで書かれたファイルから履歴書(レジュメ)を生成します。
リーンキャンバス
リーン・キャンバスは企画書や事業計画書を作るための思考フレームワークです。Markdownで記述することで、デザインにとらわれずに内容を考えられそうです。
GitHub – tanksuzuki/easel: A tool for write down your lean-canvas using markdown.
API仕様書
API BlueprintはMarkdownを使ってAPI仕様書を出力する記法になります。
まとめ
Markdown記法を習得することで、多彩な変換が可能になります。デファクトとなっている現在、Markdownを覚えておくことで再利用できる範囲が広がっていくでしょう。社内のナレッジもたまりやすくなるはずです。
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