FAQシステムとは、「よくある質問」の作成に利用するコンテンツ管理システムです。
よくある質問を作成して設置すれば、顧客の疑問や悩みを解決でき、直接の問い合わせが減少して従業員の負担を減らせます。
FAQシステムを導入すれば業務の効率化が図れるものの、自社にあったツールの選び方や比較方法を理解しておかなければなりません。自社にあったツールを選べば、FAQシステムのメリットを最大限に活かせます。
本記事では、FAQシステムの種類や基本性能、選び方やおすすめツールを紹介します。業務効率化や生産性向上を目指している方は、ぜひ最後までご覧ください。
関連記事:社内FAQとは?メリットやよくある失敗、作り方、導入事例を紹介
目次
FAQシステムとは
FAQシステムとは「よくある質問」の作成に特化したコンテンツ管理システムです。
FAQシステムを利用するのは、主に顧客やコールセンターのオペレーターであり、システムによっては、顧客向けやオペレーター向けなど想定利用者ごとに目的が分けられているものもあります。
システムごとに導入目的が異なるため、自社が導入する目的にあわせてFAQシステムを選ぶことが重要です。
関連記事:FAQとは?Q&Aとの違いや効果、導入の流れをわかりやすく解説!
FAQシステムの選び方と比較するときのポイント
FAQシステムの選び方と、比較するときのポイントは次のとおりです。
- 自社にあった機能があるか
- FAQシステムのタイプは何か
- ユーザビリティは高いか
- モニタリング機能はついているか
- 価格体系は明確か
- 導入や更新が簡単か
- FAQシステムの検索性は高いか
導入するシステムによって業務を効率化できる度合いが変わってしまうため、選び方と比較のポイントは必ず押さえておきましょう。
自社にあった機能があるか

FAQシステムを導入するときには、まず自社にあった機能があるか調べます。
機能を比較する際には、次のような項目を確認しましょう。
- コストの低さ
- 検索性の高さ
- フォルダ構造のわかりやすさ
- 作成や画面操作のしやすさ
FAQシステムによっては多くの機能がついているものの、自社にあっているかどうか判断するときには、シンプルに比較するといいでしょう。
比較する際には、企業として必要な項目と、従業員が継続して利用してくれるかどうかの視点も忘れないことが大切です。
FAQシステムのタイプは何か
FAQシステムには、パッケージ型やクラウド型などがあります。
自社でサーバーを用意してソフトウェアをインストールするのがパッケージ型で、オンライン上でサービスを利用するのがクラウド型です。
パッケージ型はコストを抑えやすいものの、運用には専門的な知識が必要です。
一方、クラウド型は、誰でも簡単に場所を選ばず利用できますが、運用コストが高くなります。
自社のニーズにあわせてどちらのタイプで導入するか決めていきましょう。
関連記事:FAQとQ&Aは情報量と用途が違う!効率的に作成するコツも紹介
ユーザビリティは高いか
FAQシステムが使いにくいと導入目的を達成できないため、使いやすい仕様なのかを確認しましょう。
たとえば、はじめて扱う人でも直感的に操作できるような構造になっているか、検索画面がシンプルになっており欲しい情報がすぐに入手できるかなど、操作性に注目する必要があります。
無料トライアルを利用したり、デモや資料を比較したりして、顧客満足度や業務効率の向上につながるシステムを選びましょう。
モニタリング機能はついているか

モニタリングとは、内部統制が有効に機能しているか継続的に監視して、結果を評価するプロセスです。
モニタリング機能がついていれば、FAQシステムに掲載している質問の中でよく見られているページを確認できます。
頻出している質問内容をピックアップすれば、改善するページの優先順位をつけられます。
問題を解決するには分析が不可欠であり、モニタリング機能があるかどうかでFAQの質に違いが出てしまうかもしれません。
価格体系は明確か
FAQシステムは導入するものによって価格体系が異なるため、金額と費用が発生する条件を比較しましょう。
費用が発生する条件では、次の項目を確認します。
- 初期費用がいくらか
- 課金は月額かユーザー単位のどちらか
- ユーザー数に制限はあるか
- 追加機能の料金はいくらか
FAQシステムを、どのように運用する計画なのかによってコストが変わります。
機能だけでなくコスト面も考慮し、費用対効果を高められるよう検討しましょう。
導入や更新が簡単か
導入するには費用面だけでなく、従業員の労力も費やさなければなりません。
また、投稿された情報は定期的に見直しをしなければならず、更新にも従業員に負担がかかってしまいます。
従業員に大きな負荷がかかってしまうと、FAQシステムを運用する気持ちが低下してしまって継続できなくなるかもしれません。
運用は従業員の協力が必要であるため、簡単に導入・更新できるシステムを選択しましょう。
関連記事:社内ポータルでFAQを活かすメリット・導入手順などを一挙解説
FAQシステムの検索性は高いか
顧客や従業員は、自分の悩みや疑問を解決するためにFAQシステムを利用します。
もし利用してもすぐに自分の探している情報が見つからなかったら、余計に不満が溜まってしまうものです。
利用者を考えれば、検索性の高いFAQシステムの導入は必要不可欠です。
【社内向け】おすすめFAQシステム4選
社内FAQを効率的に整備するには、情報を一元管理できる「FAQシステム」の導入がおすすめです。
FAQテンプレートを活用できるツールを導入すれば、質問と回答の形式を統一し、検索性や更新性も高められます。
ここでは、ナレッジ共有・AI検索・チャット応答など、社内情報の整理に役立つおすすめFAQシステムを4つ紹介します。
NotePM
NotePMは、マニュアル・議事録・社内FAQをまとめて管理できるクラウド型ナレッジ共有ツールです。
WordやExcelのように直感的に操作できるため、特別なITスキルがなくても使いこなせます。
とくに「情報が部署ごとにバラバラ」「FAQが更新されず古い情報が残る」といった課題を抱える企業に最適です。
階層フォルダやタグによる整理、権限設定、バージョン履歴など、管理しながら育てるFAQを実現できます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 特徴 | ・社内文書・FAQ・マニュアルを一元管理 ・誰でも使える直感的なエディタ ・アクセス制御・変更履歴で安心運用 ・ナレッジ共有文化を定着させやすい |
| 機能 | ・全文検索/タグ検索 ・コメント・承認フロー・バージョン履歴管理 ・外部共有リンク発行 ・フォルダ階層・アクセス権限設定 |
| 料金 | 月額4,800円〜(税込み) |
Notion

引用:あなたのニーズを叶えるAIワークスペース。| Notion (ノーション)
Notionは、文書・タスク・データベースを統合的に管理できるオールインワンツールです。
FAQや社内マニュアルだけでなく、会議メモ・ToDo管理・ナレッジベースなどを同一スペースで整理できます。
自由度が高く、見出しやアイコン、データベースを組み合わせてFAQをわかりやすく設計可能です。
とくに、プロジェクト単位でナレッジを共有するスタートアップやIT企業に人気があります。
デザイン性と柔軟性の両立を求める企業におすすめの選択肢です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 特徴 | ・FAQを含む社内情報を一元管理 ・リンクやデータベース構造で柔軟に整理 ・テンプレート活用で運用負荷を軽減 ・社内外の情報共有に強い |
| 機能 | ・テンプレート作成/複製 ・検索・フィルター・データベース表示 ・ページ単位の権限設定 ・Google Drive/Slack連携対応 |
| 料金 | 無料〜 |
HiTTO
HiTTOは、AIチャットボットで社内問い合わせを自動対応できるFAQシステムです。
人事・総務・情シスなど、日常的に質問が多く寄せられる部署の負担を大幅に削減します。
チャット形式での応答により、社員は「聞くように調べる」感覚で情報を取得でき、社内ヘルプデスクのように機能します。
AIが質問内容を学習して回答精度を高めていくため、FAQの改善サイクルが自動的に回る点も特徴です。
FAQの自動運用・データ分析を重視する企業にとくにおすすめです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 特徴 | ・AIがFAQを学習し自動回答を提供 ・チャットボット型の操作で社員の質問に即応 ・問い合わせログを分析してFAQ精度を改善 ・Teams・Slack連携にも対応 |
| 機能 | ・AIチャット応答/質問学習 ・FAQ自動登録・検索 ・ダッシュボード分析・利用ログ確認 ・権限管理/回答チューニング |
| 料金 | 要問い合わせ |
TRAINA(トレイナ)

引用:TRAINA FAQナレッジ|人工知能を活用し窓口業務の効率化と高度化を支援する「コトバ」に強い日本発AIソリューションTRAINA/トレイナ
TRAINAは、AIによる自然文検索に強みをもつナレッジ活用プラットフォームです。
ユーザーが入力した質問を文脈的に理解し、FAQ・マニュアル・技術資料などから最適な回答を自動提示します。
そのため、キーワードが違うと答えが出ないといった従来のFAQ検索の弱点を解消。
また、FAQとマニュアルを統合管理できるため、情報が分散せず一貫性のあるナレッジ運用が可能です。
専門的な技術情報を扱う企業や、検索精度を重視する組織にとくに向いています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 特徴 | ・AIが自然文を理解し最適な回答を提示 ・FAQ・マニュアル・技術資料を統合管理 ・検索履歴を分析して回答精度を継続改善 ・大規模ナレッジベースの運用に対応 |
| 機能 | ・自然文検索エンジン/FAQ学習機能 ・アクセス分析・利用履歴の可視化 ・多言語対応・ロール管理 ・FAQ/マニュアル統合ビュー |
| 料金 | 要問い合わせ |
URL:https://www.traina.ai/solution/smartknowledge/
【コールセンター向け】おすすめFAQシステム4選
コールセンターでは、顧客対応のスピードと品質が企業イメージを左右します。
FAQシステムを導入することで、オペレーターが迷わず回答できる環境を整え、問い合わせ対応の効率化と属人化防止が可能です。
ここでは、運用改善を実現できるコールセンターのおすすめFAQシステム4製品を紹介します。
Tayori(タヨリ)

引用:無料から試せるカスタマーサポートツール|Tayori(タヨリ)
Tayoriは、中小企業やスタートアップでも気軽にFAQ運用を始められる国産クラウドツールです。
問い合わせフォーム・FAQ・チャット・アンケートをワンストップで管理できるため、複数ツールを併用する必要がありません。
導入までの設定が非常に簡単で、ノーコードでFAQページを公開できる点が魅力です。
問い合わせ対応を効率化しつつ、顧客とのコミュニケーションデータを蓄積したい企業に最適です。
日本語UI・国内サポート対応のため、はじめてのFAQツール導入にも安心して利用できます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 特徴 | ・問い合わせフォーム、FAQ、チャット、アンケートを一括管理できる国産ツール ・UIが日本語でわかりやすく、専門知識不要で導入可能 ・顧客対応履歴を蓄積し、FAQ改善に活用できる |
| 機能 | ・FAQページ自動生成/カテゴリ分類 ・問い合わせ管理・履歴検索 ・チャット対応・回答テンプレート登録 ・アンケートフォーム・顧客データ連携 |
| 料金 | 月額4,180円〜(税込み) |
PKSHA FAQ(旧 OKBIZ. for FAQ)

引用:PKSHA FAQ | 問い合わせ削減とナレッジマネジメントを両立 (旧: OKBIZ. for FAQ)
PKSHA FAQは、AIによる自然言語処理技術を強みにもつ、国内トップクラスのFAQシステムです。
「質問の聞き方が違っても正しい回答を導く」検索精度の高さが特徴で、大規模コールセンターで多数採用されています。
AIが問い合わせ内容を学習・改善することで、回答精度が継続的に向上します。
有人チャットやコールセンターCRMとの連携にも対応し、顧客対応の自動化と品質向上を期待できるでしょう。
FAQ管理とナレッジマネジメントを一体化したい大企業・金融・通信業界などに最適です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 特徴 | ・FAQ市場シェアNo.1クラスの国産システム ・AIによる自然言語解析で質問意図を自動理解 ・FAQの自動学習により運用負荷を軽減 |
| 機能 | ・FAQ管理・自動学習検索 ・有人チャット/チャットボット連携 ・アクセス解析・回答精度分析 ・CRM/コールセンター連携 |
| 料金 | 要問い合わせ |
URL:https://aisaas.pkshatech.com/faq/
アルファスコープ

引用:ナレッジ精度向上型FAQソリューション | アルファスコープ
アルファスコープは、顧客向けFAQと社内オペレーターFAQの両立を実現できる国産システムです。
「顧客が自己解決できるFAQページ」と「オペレーターが即時検索できる社内ナレッジベース」を同時に運用可能です。
シンプルな管理画面と自然文検索により、情報量が多くても目的の回答に素早くアクセスできます。
導入企業では、コールセンターの応答時間短縮や新人教育の効率化など具体的な成果が多数報告されています。
使いやすさ・検索精度・管理性のバランスに優れたFAQツールを求める中〜大規模企業におすすめです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 特徴 | ・顧客・社内向けFAQを一元管理 ・自然文検索で目的の情報をスムーズに抽出 ・FAQ運用とレポート分析を容易に行える国産製品 |
| 機能 | ・FAQ作成・カテゴリ管理 ・検索履歴分析・レポート出力 ・チャットボット・CRM連携 ・アクセス権限設定・利用ログ管理 |
| 料金 | 要問い合わせ |
FastAnswer

引用:FAQナレッジシステムならFastAnswer|コンタクトセンターソリューションのFastSeries
FastAnswerは、コールセンター業務の現場で求められる機能を網羅したFAQ/CRM統合型システムです。
オペレーターの応対支援を目的として設計されており、FAQの検索だけでなく、回答シナリオのナビゲーションや履歴管理まで対応しています。
導入企業では、応答スピードの短縮・応対品質の均一化・研修時間の削減といった効果が多数見られます。
マルチチャネル対応で、電話・メール・チャット・SNSなど複数窓口を横断的なサポートが可能です。
大規模コールセンターでの顧客体験向上と業務効率化を両立したい企業に最適な製品です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 特徴 | ・コールセンター専用設計のFAQ/CRM統合システム ・大手企業・公共機関など導入実績多数 ・FAQとナレッジを一元管理し応対品質を向上 |
| 機能 | ・FAQ検索・オペレーター支援 ・シナリオ型ナビゲーション・回答履歴管理 ・アクセス解析・レポート生成 ・マルチチャネル対応(電話/メール/チャット) |
| 料金 | 要問い合わせ |
URL:https://www.techmatrix.co.jp/product/fastanswer/index.html
ナレカン

引用:トップページ | 社内のナレッジに、即アクセスできるツール「ナレカン」
ナレカンは、社内のナレッジに即アクセスできることを目的に設計された国産のナレッジ・FAQプラットフォームです。
マニュアルと質問スレッドを蓄積し、生成AIの自然文検索で上司に尋ねる感覚で回答に到達できます。
100名〜数万人の大規模利用を想定した運用と、SSO・Entra ID連携などの管理性が特徴です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 特徴 | ・記事+質問で使われるFAQを継続蓄積 ・生成AIの自然文検索で意図に合う回答に到達 ・大規模運用に配慮したSSO/Entra ID(SCIM)対応 |
| 機能 | ・記事作成・履歴(編集履歴の保持) ・質問機能/ログ蓄積 ・高精度検索(自然言語) ・権限管理・バックアップ・外部連携 |
| 料金 | 要問い合わせ |
【社外・ユーザー向け】おすすめFAQシステム3選
顧客対応を効率化するには、ユーザーが自ら疑問を解決できる「FAQページ」の整備が欠かせません。
ECサイト・サブスク・SaaSなどでは、FAQの品質が顧客満足度や問い合わせ削減率を大きく左右します。
ここでは、AIや自然文検索を活用してユーザー体験を高められる、おすすめFAQシステム3製品を紹介します。
Helpfeel(ヘルプフィール)

引用:Helpfeel(ヘルプフィール)|AI×意図予測検索で疑問解決
Helpfeelは、「ユーザーの質問の意図」を理解して最適な回答を提示するAI搭載FAQシステムです。
キーワードが曖昧でも、意図予測技術により該当する回答候補を瞬時に表示できるのが特徴です。
たとえば「支払い」「決済」「クレカ」など異なる表現でも同一質問として処理でき、FAQページの離脱を防ぎます。
導入企業では、問い合わせ件数を50%以上削減した実績もあり、EC・サブスク・金融など、FAQ精度が売上に直結する企業に最適です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 特徴 | ・曖昧検索に強い「意図予測検索」機能を搭載 ・FAQ精度を高め、問い合わせ削減と顧客満足を両立 ・国内大手企業(無印良品・マネーフォワード等)も導入 |
| 機能 | ・FAQ管理・自動提案・ログ分析 ・意図予測検索・マルチデバイス対応 ・既存CRM/チャット/CMSとの連携 |
| 料金 | 要問い合わせ |
sAI Search(サイサーチ)
sAI Searchは、「ユーザーが知りたい情報を一瞬で見つけられる」ことを目的としたAI搭載FAQ・サイト内検索エンジンです。
単なるキーワード一致ではなく、質問文の文脈や意味を理解する意味検索に対応します。
FAQや記事、商品説明ページなどサイト全体から最適な回答を抽出し、ユーザー体験を大幅に向上させます。
ECサイトやオウンドメディアの「離脱防止」や「問い合わせ削減」に効果が高く、検索UXを改善したい企業サイトにおすすめです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 特徴 | ・AIが文脈を理解する「意味検索」対応FAQシステム ・FAQや記事、製品情報を横断検索して最適回答を提示 ・WordPressやShopifyなど主要CMSと簡単連携可能 |
| 機能 | ・AI意味検索/FAQ抽出/レコメンド ・検索ログ分析/自動学習/デザインカスタマイズ ・主要CMS・ECプラットフォーム連携 |
| 料金 | 要問い合わせ |
URL:https://saichat.jp/saisearch/
i-ask(アイ・アスク)
i-askは、既存FAQデータをアップロードするだけで導入できるAI自動応答型FAQシステムです。
自然言語処理を活用してユーザーの質問を理解し、会話形式でわかりやすく回答します。
問い合わせ対応を自動化することで、オペレーター負担を軽減し、24時間365日の即時対応が可能です。
BtoCだけでなく、BtoB企業の製品サポート・会員サイト・カスタマーセンターなど、幅広い分野で導入が進んでいます。
「人的リソース不足を解消したい」「FAQ運用を自動化したい」企業に最適な選択肢です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 特徴 | ・AIがFAQを学習し、自動応答・自然文検索に対応 ・既存のQ&Aをアップロードするだけで即運用可能 ・有人チャット・ポータルサイトとも連携可能 |
| 機能 | ・FAQ自動応答/自然文検索/有人連携 ・アクセス解析・レポート生成 ・CMS・社内ポータル連携・UIカスタマイズ対応 |
| 料金 | 要問い合わせ |
万能型でおすすめFAQシステム6選
複数部門や多拠点での運用を考える場合は「万能型」FAQシステムがおすすめです。
ここでは、国内外で高い評価を得ており、FAQ作成・問い合わせ管理・自動化を網羅できる代表的システムを紹介します。
Freshdesk(フレッシュデスク)

引用:Freshdesk – OrangeOne株式会社(問い合わせDXカンパニー)
Freshdeskは、世界15万社以上が導入するカスタマーサポートプラットフォームです。
メール・チャット・電話・SNSなど複数の問い合わせチャネルを一括管理でき、サポート対応を効率化します。
FAQ(ナレッジベース)機能も標準搭載しており、顧客が自己解決できる環境を簡単に構築可能です。
グローバル展開している企業や、サポート体制をスケールさせたい中堅〜大企業に最適です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 特徴 | ・AI対応とマルチチャネル統合に強いヘルプデスク型プラットフォーム ・多言語対応でグローバル運用にも最適 ・チームのワークフロー自動化で工数削減 |
| 機能 | ・FAQ(ナレッジベース)作成・管理 ・チケット処理・自動ルール設定 ・AIチャットボット連携・レポート分析 ・メール・電話・SNS統合管理 |
| 料金 | 月額2,420円〜(税込み) |
URL:https://orangeone.jp/freshworks/desk/
Zendesk(ゼンデスク)

引用:Zendesk: 統合型カスタマーサービスソリューション
Zendeskは、世界中で愛用されるカスタマーサポート・FAQ一体型プラットフォームです。
FAQページを簡単に構築できるほか、チケット管理やチャット・メール対応もすべて統合可能です。
AIボットによる自動応答や、顧客データ連携機能も充実しており、企業規模を問わず柔軟に拡張できます。
多国籍チームで運用する企業や、グローバルブランドを展開する企業におすすめです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 特徴 | ・FAQとカスタマーサポートを統合できる世界標準ツール ・顧客データベースを連携し、対応履歴を可視化 ・柔軟なAPI連携でカスタマイズ性が高い |
| 機能 | ・FAQ作成・検索(ヘルプセンター) ・チケット管理・自動化ルール設定 ・AIチャットボット・マルチチャネル連携 ・CRM統合・顧客データ分析 |
| 料金 | 月額19ドル〜 |
URL:https://www.zendesk.co.jp/
Salesforce Service Cloud(セールスフォース サービスクラウド)

引用:Service Cloud:AIを活用したカスタマーサービス担当者用コンソール | Salesforce
Salesforce Service Cloudは、CRM・営業・マーケティングを一元化できるSalesforceのカスタマーサービス基盤です。
FAQやチャットボットなどの顧客対応を、営業データや顧客履歴と連携できます。
問い合わせ対応のスピードと品質を高めながら、全社的な顧客体験(CX)を最適化します。
グローバル展開・大規模組織での情報統合を重視する企業に最適なソリューションです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 特徴 | ・CRM統合型のカスタマーサポートシステム ・FAQ、チャット、ケース管理をSalesforce内で一元化 ・AI(Einstein)による自動応答と予測分析に対応 |
| 機能 | ・FAQナレッジ管理/ケース管理 ・AIチャットボット(Einstein)/オムニチャネル対応 ・顧客履歴統合/ワークフロー自動化 ・分析・ダッシュボード機能 |
| 料金 | 月額3,000円〜 |
URL:https://www.salesforce.com/jp/service/cloud/
Question2Answer(クエスチョン・トゥ・アンサー)

引用:Question2Answer – Free Open Source Q&A Software for PHP
Question2Answerは、自社専用のQ&Aサイトやコミュニティ型FAQを構築できるオープンソースシステムです。
ユーザー同士が質問・回答を投稿し、ナレッジを共有・蓄積する仕組みを自由に設計できます。
企業や団体の「ヘルプフォーラム」「社内Q&A」「製品コミュニティサイト」として活用されるケースが多く、FAQを運営型コンテンツとして発展させたい場合に最適です。
プラグイン拡張やテーマ変更の自由度が高く、ITリソースのある企業にとくに向いています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 特徴 | ・Q&A型FAQサイトを自前で構築できるオープンソースシステム ・ユーザー参加型ナレッジコミュニティを運営可能 ・プラグインやテーマで柔軟に拡張可能 |
| 機能 | ・質問投稿・回答管理・タグ付け ・投票・ランキング機能 ・ユーザー権限・コメント管理 ・テーマ編集・プラグイン拡張 |
| 料金 | 無料 |
URL:https://www.question2answer.org/
phpMyFAQ(ピーエイチピーマイFAQ)

引用:phpMyFAQ – Open Source FAQ web application for PHP 8.2+
phpMyFAQは、多言語対応やアクセス権限設定に優れたオープンソースFAQシステムです。
世界中の企業・教育機関で採用されており、100以上の言語をサポートしています。
FAQの公開範囲やユーザー権限を細かく設定できるため、社内FAQと社外FAQを分けて運用できます。
OSSながらも管理画面が整備されており、非エンジニアでも運用可能です。
グローバル企業や情報セキュリティを重視する組織におすすめです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 特徴 | ・FAQ管理に特化したOSSで、多言語・アクセス制御に対応 ・大量データでも安定稼働し、グローバル運用に最適 ・ユーザー権限やカテゴリ階層を詳細に設定可能 |
| 機能 | ・全文検索/カテゴリ管理/多言語対応 ・ユーザー権限設定・レポート出力 ・FAQ評価・統計分析機能 ・LDAP/Active Directory連携 |
| 料金 | 無料 |
QA ENGINE(キューエー・エンジン)

引用:QA ENGINE – 世界最先端の質問応答システムでヘルプデスクを効率化
QA ENGINEは、FAQやQ&Aを簡単に構築・管理できるクラウド型FAQエンジンです。
社外サイトや社内ポータルに組み込みやすく、短期間で運用を開始できるのが特徴です。
FAQの作成・検索・アクセス分析をワンストップで行え、外部サイトへの埋め込みにも対応しています。
シンプルな設計ながらも、アクセス解析・権限管理など運用に必要な機能をカバーしています。
小〜中規模企業などで使いやすいFAQを素早く立ち上げたい場合におすすめです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 特徴 | ・クラウド型FAQエンジンで、導入・運用が容易 ・外部サイト埋め込みや社内ポータル連携が可能 ・軽量でシンプルな管理画面を備える |
| 機能 | ・FAQ作成・管理・検索 ・アクセス解析・レポート出力 ・ユーザー権限設定・外部連携 ・サイト埋め込み・API対応 |
| 料金 | 月額330,000円〜(税込み) |
FAQシステム導入のメリット
FAQシステムを導入すれば、次のようなメリットが得られます。
- 顧客満足度の向上
- 人材のコスト削減
- 一元管理による業務の効率化
- 属人化の防止
- サービス品質の向上
導入して得られるメリットの内容を確認し、メリットを最大限に活かしていきましょう。
関連記事:FAQシステムを導入するメリット・効果は?注意点や選び方を解説
顧客満足度の向上
顧客の疑問に対して早急に対応することにより、顧客のストレスを軽減してWebページを訪問したユーザーの満足度を向上させられます。
顧客の疑問の解消までに時間がかかるほど不満が高まるため、顧客満足度の向上のためにはスムーズかつ正確な対応が重要です。
Webページ上での早期解決やオペレーターによるスムーズな対応が実現し、サポート面の充実化に必要なツールといえます。
人材のコスト削減
Webページ上で一定数の顧客の疑問を解消できれば、コールセンターへの問い合わせ件数が減少し必要な人員を削減できます。
Webページ上のFAQが充実すれば少ない人数で問い合わせに対応でき、コールセンターの人材コストのカットが可能です。
余剰人員をほかのリソースに割けば、生産性の向上も実現し、業務効率化や売上アップにつなげられるでしょう。
一元管理による業務の効率化
FAQシステムによって情報を一元管理できれば、必要な情報をスムーズに引き出せます。
情報ごとに管理する場所が異なれば、必要な情報にたどり着くのに手間や時間がかかり、対応の遅延や業務が停滞してしまいます。
FAQシステムを導入すれば、誰もが簡単に必要な情報を入手し業務の効率化が可能です。
属人化の防止
属人化とは、特定の従業員しか業務の進捗状況や処理方法がわからず、ほかの従業員では業務を進められない状態です。
経験値が低い従業員ばかりだと、処理方法がわからない場面に遭遇して業務が止まってしまうケースもあります。
しかし、FAQシステムに業務処理に必要な内容が掲載されていれば、問題を自己解決しながら仕事を進められるはずです。
問題が自己解決できれば属人化を防止でき、業務の効率化につながります。
サービス品質の向上
FAQシステムには分析機能が搭載されているものがあり、機能を活用してサービス品質の向上を図れます。
顧客からの問い合わせ内容や社内からの質問内容を分析すれば、業務の課題の洗い出しが可能です。
たとえば、質問の中でもとくに頻出する内容を集計し、回答をブラッシュアップさせればスムーズに問題を解決できます。
顧客の問題をすぐに解決できれば顧客満足度が向上しますし、従業員からの問題をすぐに解決できれば業務効率化の実現が可能です。
FAQシステムを活用してサービス品質を向上したいなら「NotePM」がおすすめです。
NotePMにはモニタリング機能が充実しており、多く閲覧されている質問のページがわかります。
回答をブラッシュアップしやすい環境が整っており、サービス向上に役立ちます。
FAQシステムの導入事例
FAQシステムを導入することで、情報共有の効率化・属人化の解消・問い合わせ削減など、さまざまな業務改善が実現します。
ここでは、NotePMを活用して社内・顧客向けFAQ運用を成功させた3つの企業事例を紹介します。
数秒で欲しい情報にアクセス|株式会社小田急フィナンシャルセンター

小田急グループ各社の経理・給与計算を担う同社では、ファイルサーバー上での情報管理に限界を感じ、NotePMを導入しました。
文書やマニュアルの検索時間を約80%削減し、法改正の共有や手順書の更新もスムーズに行えるようになりました。
誰でも数秒で必要な情報にアクセスできる体制を整え、属人化を防止したのです。
バックオフィス業務全体の生産性向上と、社内ナレッジの標準化を実現しています。
関連記事:【導入事例】NotePMで実現するDX時代のマニュアル管理。数秒で欲しい情報にアクセス – 株式会社小田急フィナンシャルセンター
社内問い合わせ対応工数が半日→30分に|株式会社ADX Consulting

全社員フルリモートで急成長するADX Consultingでは、ナレッジ共有の属人化と社内問い合わせ負担が課題となっていました。
NotePM導入後は、FAQと社内マニュアルを一元管理することで、問い合わせ対応時間を半日から30分に短縮したのです。
Slack・API連携により情報がリアルタイムで更新され、教育や引き継ぎの効率も飛躍的に向上しました。
ナレッジ資産を循環させる仕組みが整い、リモート環境でもスムーズな情報共有を実現しています。
関連記事:【導入事例】ナレッジ共有で社内問い合わせ対応工数が半日→30分に。コンサル会社の成長を支えるNotePMの活用方法 – 株式会社ADX Consulting
組織拡大・多店舗展開による情報共有問題を解決|スタートアップ税理士法人

急拡大と多拠点展開によって、情報共有の属人化が課題となっていたスタートアップ税理士法人は、NotePMを導入しました。
社内FAQで「ここを見ればわかる」仕組みを構築したのです。
FAQ・マニュアル・月報を一元管理することで、新人教育の工数削減とナレッジ共有文化の定着を実現しました。
情報を蓄積・検索・共有できる体制が整い、100人規模への組織拡大を支える基盤として活用されています。
関連記事:【導入事例】組織拡大・多店舗展開による情報共有問題を解決。100人組織への成長を支えるナレッジ共有ツール – スタートアップ税理士法人 – NotePM
FAQシステムを導入し業務の効率化を図っていこう
FAQシステムは、よくある質問の作成に利用するシステムです。
FAQはさまざまなシーンで利用されており、顧客対応だけでなく、企業内の問題を解決するためにも用いられています。
多くの用途で利用されており、顧客満足度の向上や業務の効率化につながる重要なシステムといえます。
しかし、FAQシステムを導入する際には、検索性の高いシステムを選択しなければなりません。検索性が低いシステムを採用してしまうと、顧客や従業員の抱えている問題を解決できなくなってしまいます。
検索性の高いFAQシステムの導入を検討している人は「NotePM」がおすすめです。
NotePMでは、FAQに掲載されている内容を全文検索し、利用者が探している情報をすぐに表示できます。キーワードの完全一致は必要なく情報を探せる便利なツールです。
30日間の無料お試しもあるため、ぜひ利用を検討してみてください。






