【2024年版】オンライン授業ツール・システム おすすめ8選を徹底比較!

2024年01月04日(木) テレワーク・リモートワーク
オンライン授業ツール

こんにちは。マニュアル作成・ナレッジ共有ツール「NotePM」ブログ編集局です。

インターネットを使ったオンライン授業ツールは、教える側と生徒側の両方にメリットがある授業手段として注目を集めています。ICTを活用することで、リアルタイムで双方向のやり取りが行えますし、録画された授業を利用すれば空いた時間に自己学習を進めることも可能です。新型コロナウイルスの影響もあり、学校や塾、企業での利用が急増しているオンライン授業ツールについて、基礎情報やおすすめのツールなどを解説していきます。

オンライン授業ツールとは

オンライン授業ツールとは、学校や塾の授業、企業の研修などで利用が拡大している新しい授業の形です。新型コロナウイルスの影響で利用が急増したのは間違いありませんが、EducationとTechnologyを合わせた「エドテック」という言葉が生まれるほど、ICTを活用した遠距離での教育システムはもともと注目されていました。ほかの先進国に比べて日本の取り組みは遅れており、これからの成長が期待される分野です。オンライン授業ツールを利用すると、PCやタブレット、スマホといった授業が受けられる機器を準備したうえでインターネット環境を整えれば、時間と場所の制約をほとんど受けずに授業が受けられます。

オンライン授業ツールの基本機能

オンライン授業ツールの基本機能について項目ごとに見ていきましょう。

LIVE配信機能

オンライン授業ツールは、インターネットを通じて生徒に授業を見せるのが基本です。そのため、リアルタイムで映像データを送るシステムがあることが前提となっています。ソフトによって映像や音声の質に違いがあるので、目的に合ったものを選ぶ必要があるでしょう。

録画機能

オンライン授業と一口に言っても、録画した授業を生徒が視聴することも多いです。人気の講師陣が動画を担当しているソフトもあり、好きな時間と場所で質の高い動画を繰り返し見られるのは大きなメリットでしょう。

双方向のコミュニケーション機能

オンライン授業ツールは、リアルタイムで行っている授業中やその前後に、チャットなどで双方向のやり取りが可能です。教師が生徒や保護者と円滑な情報共有・交換が行えるように、専用のコミュニケーションツールが付属しているソフトもあります。

生徒の適性や学習内容などを管理する機能

学校への導入に重きを置いたソフトの場合は、生徒の適性や学習における進捗状況、テスト結果などを、教師が一元管理できる機能もあります。生徒に適切なアドバイスをするためにも、重要な機能と言えるでしょう。

ファイル共有による共同作業

それぞれのデバイスに入っているファイルを班などのチームで共有し、クラウド上で共同編集できるソフトもあります。チームによる作業をわざわざ集まらなくても行えるというメリットがあります。

オンライン授業ツール導入のメリット

オンライン授業ツールは、大学や高校などでの利用が加速しています。その導入にはどのようなメリットがあるのか確認していきましょう。

時間や場所の制約を受けにくい

オンライン授業ツールは、授業に参加する人の時間や場所の制約を受けにくいというメリットがあります。録画された授業動画を視聴すれば、生徒の好きな時間に好きな場所で自主学習を始めることができるのです。通学の時間もカットできるため、学習時間の確保にもつながります。交通費などの金銭的負担も抑えることができるでしょう。

個人学習と双方向の学習の両方に活用できる

オンライン授業ツールの動画は、予備校の人気講師などが担当していることも多く、授業のわかりやすさが利用者の間で話題になることもあります。録画は何度でも見られるため、学習を進めていくうえで難しい部分を繰り返し再生するなど、生徒に自立型学習を促す効果を期待できるでしょう。また、LIVE配信のリアルタイム授業の場合には、チャットなどによる双方向のやり取りができます。通常の授業では手を挙げて教師に質問することに抵抗があっても、ネット上でならばSNSに書き込む感覚で比較的気軽に質問できるという生徒もいるようです。

新型コロナウイルスや災害などの影響を受けにくい

オンライン授業ツールがこれほど広まったのは、新型コロナウイルスの感染拡大が影響しているのは間違いありません。しかし、裏を返してみれば、その時間や場所を選ばない学習方法は、感染症や災害などの影響を受けにくいとも言えるでしょう。新型コロナの収束が不透明ななか、有効な授業の手段を確保しておくことは重要です。

オンライン授業ツールの注意点

オンライン授業ツールには、導入の際に注意しなければならない点もあります。ひとつずつ確認していきましょう。

対面授業に比べると生徒の反応が見えにくい

オンライン授業ツールは、画面越しに授業を行うため、どうしても生徒の反応が見えにくいです。授業のLIVE配信を行い、チャットなどのツールを活用すればコミュニケーションも取れますが、生徒の人数が多くなるとそれも難しくなります。また、教師側がツールの機能や機器を十分に使いこなせないと、授業がストップしてしまう可能性も考慮しなければなりません。

初期費用がかかる

オンライン授業ツールを使った授業を実現させるには、機器の購入やインターネットへの接続が欠かせません。生徒側に金銭的な負担が発生するのは注意すべき点です。

一定の通信環境が必要

インターネットに接続できても、通信速度が遅い場合には、途中で授業の映像が止まってしまうなど、期待していた双方向のやり取りが難しくなる可能性があります。授業が平等に行えない可能性があることは考えておくべき問題です。

オンライン授業ツールの選定ポイント

オンライン授業ツールには種類があるため、十分に比較検討してから選びましょう。ここでは、選定する際のポイントについて解説していきます。

用途に合った機能が備わっているのか

オンライン授業ツールには、ソフトの種類ごとにさまざまな機能がついています。人気講師の授業が豊富にそろっていたり、LIVE配信中のチャット機能とは別にコミュニケーションツールが用意されていたりと、各機能の質や量に違いがあるのです。なかには、用途によっては必要のないものもあるでしょう。オンライン授業ツールの使い方をある程度明確にしておいたほうが、ソフトを比較するときに迷わずに済みます。

導入実績はあるのか

オンライン授業ツールを選ぶ際には、他校や他企業への導入実績は重要な判断材料です。導入する場合、必要となる機器をそろえ、十分な通信速度を確保したインターネット接続を行ったうえでソフトの利用契約を結ばなければなりません。そのため、初期費用やランニングコストがどうしてもかかってしまいます。導入に失敗するのを避けるために、ソフト選びに慎重になるのは当然でしょう。導入実績が多ければ、それだけたくさんの場所でソフトが受け入れられている証拠になります。

使いやすい構造なのか

どんなにたくさんの機能が搭載されたオンライン授業ツールであっても、使い勝手が悪いとスムーズな授業が行えない可能性があります。生徒側の視点だけでなく、生徒の成績や進路希望などを管理する教師側の立場で使いやすいかどうかも重要です。無料で試すことができるソフトもあるため、使いやすさを確かめてから選定しましょう。

オンライン授業ツール おすすめ8選

オンライン授業ツールにはさまざまな種類があるため、利用する用途に応じて最適なものを選ぶことが重要です。これからおすすめできるツールの概要と特徴を解説していくので、それぞれの違いを比較してみましょう。

Zoom (ズーム)

Zoom

Zoom は、オンライン授業ツールとして最大1000人参加のミーティングに対応でき、最大49人をビデオ画面に表示できます。動画が録画できることから、あとで授業やミーティングを見直して確認することも簡単です。必要な機能をバランスよく満たしており、PCやタブレット、スマホなどあらゆるデバイスで利用できます。

Zoomの特徴

  • 最大1000人参加のミーティングに対応、最大49人をビデオ画面に表示できる
  • あらゆるデバイスでバランスのよい機能を利用できる
  • 動画の録画や人工知能による自動文字起こし機能があり、あとで内容を確認するときに便利

Zoom
URL: https://zoom.us/jp-jp/meetings.html

 

スタディサプリ学校向けサービス

スタディサプリ学校向けサービス

スタディサプリ学校向けサービス は、ICT教育支援サービスとして、小学生や中学生、高校生を対象に質の高い授業動画を提供しています。また、教師側の立場でも、到達度テストや適性診断を用いることで、生徒の適性や進路希望、学習の進捗状況などを確認できます。全国2500校に導入事例があるのも信頼が持てる理由になるでしょう。

スタディサプリ学校向けサービスの特徴

  • 人気講師陣による質の高い授業動画を多数用意
  • 教師が生徒それぞれの適性や学習到達度を知るための測定機能がある
  • 全国2500校に導入事例がある信頼できるオンライン授業ツール(2021年4月現在)

スタディサプリ学校向けサービス
URL: https://teachers.studysapuri.jp/

 

Classi (クラッシー)

Classi

Classi (クラッシー) は、有名講師陣による5分ほどの授業動画を多数用意しており、隙間時間を利用した学習に最適です。「ポートフォリオ」の機能で生徒の学習ログを蓄積し、ベネッセのテスト結果などと一元管理。教師はその記録を踏まえて、それぞれの生徒に適した学習方法を提案できます。付属のコミュニケーションツールによって、生徒や保護者との双方向のやり取りを行うことも可能です。

Classiの特徴

  • 有名講師陣による約1万2000本の授業動画で、中学・高校の学習範囲をカバー
  • 「ポートフォリオ」の機能で生徒の学習ログを蓄積し、テスト結果などと一元管理できる
  • 全国の高校のうち2校に1校、3000校以上に導入実績がある(2020年10月現在)

Classi
URL: https://classi.jp/

 

Microsoft Teams

Microsoft Teams

Microsoft Teams (マイクロソフト・チームズ) は、Office365の機能のひとつとして販売されています。WordやExcel、PowerPointといった利用率の高いソフトを使いながら、オンラインストレージサービスであるOne Driveと連動させることで、ファイルをクラウドで共有できます。複数人とのファイル共有も可能なことから、授業単位やグループ単位での共同編集が効率的に行えるでしょう。

Microsoft Teamsの特徴

  • WordやExcel、PowerPointなどの資料をクラウドで共有できる
  • 「チーム」を設定すれば、リアルタイムでファイルの共同編集ができる
  • グループチャットからビデオ会議にクリック1回で切り替えが可能

Microsoft Teams
URL: https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-teams/group-chat-software

 

Cisco Webex

Cisco Webex

Cisco Webex (シスコ・ウェベックス) は、最大1000人が参加可能なビデオミーティングが行えます。ミーティング中のデスクトップやアプリ、ファイルの共有も可能なため、参加者間で授業内容などを確認することが容易です。ホワイトボード機能は双方向のやり取りに向いており、チーム内のブレインストーミングなどで使うことができます。

Cisco Webexの特徴

  • 最大1000人がビデオミーティングに参加可能
  • PCなどの画面を共有できるため、参加者全員がリアルタイムで授業やプレゼンテーションを確認できる
  • 双方向のやり取りをスムーズにしてくれるホワイトボード機能が搭載

Cisco Webex
URL: https://www.webex.com/ja/video-conferencing.html

 

eboard

eboard

eboard (イーボード) は、5~10分のポイントを絞った授業動画を約2500本、デジタルドリルを7000問利用することが可能です。動画は問題とセットになっており、生徒は自分がわかりやすい方法で学習を進めることができます。また、間違えた所には「ふせん」をつけて復習するなど、自立型の学習が行えるように工夫されているのが特徴です。

eboardの特徴

  • 5~10分の授業動画を約2500本、デジタルドリルを7000問用意されている
  • 小学校と中学校の主要教科に対応
  • 日本eラーニングアワード文部科学大臣賞を受賞するなど、高い評価を獲得

eboard
URL: https://info.eboard.jp/

 

Skype

Skype

Skype(スカイプ) の利用者は、音声通話とビデオ通話を無制限に使えます。海外でも通話ができるため、英語学習などに活用されることが多いです。グループビデオ通話では最大50人が同時に利用でき、動画やファイルなどを利用者全員に見せることができます。また、チャット機能を使ってテキストや絵文字も送れるので、通話の前後にちょっとしたやり取りをするときに便利です。

Skypeの特徴

  • 利用者は音声通話とビデオ通話の両方が無制限に利用可能
  • グループビデオ通話を利用すると最大50人が同時に作業できる
  • ファイルや画像に加えて、チャット機能を使ったテキスト・絵文字の送受信が可能

Skype
URL: https://www.skype.com/ja/

 

ブイキューブ

ブイキューブ

ブイキューブ は、世界最高水準の映像と音声の技術を採用しており、お互いの表情や声がクリアなことから、より対面に近い感覚でやり取りを行うことができます。また、操作性や画面の構成はシンプルに作られており、オンライン授業ツールにあまり慣れていない人でも利用しやすいです。高いセキュリティ基準を設けているとともに、IPアドレスの制限といった不正なアクセスを防ぐ対策もとられています。

ブイキューブの特徴

  • 授業やWeb会議において高画質・高音質で双方向のやり取りが可能
  • 接続性がよいため、高画質の映像が途切れにくい環境を作ることができる
  • 「ASP・SaaSの安全・信頼性に係る情報開示指針」を満たすサービスに認定

ブイキューブ
URL: https://jp.vcube.com/

オンライン授業ツールで逆境をチャンスに

新型コロナウイルスの影響により、学ぶ環境を確保するのも苦労するような状況となりました。ウィズコロナ時代に合わせた社会設計が求められるなかで、ICTを用いたオンライン授業ツールは、利用者が授業を受ける際の難しさをかなり緩和してくれます。LIVE配信と録画の授業を組み合わせ、生徒の学習内容を把握した教師が適切な勉強法を提示できれば、時間や場所の制約を受けずに質の高い教育を受けられる大きなチャンスになるでしょう。

おすすめの情報共有ツール「NotePM」

NotePM

NotePM(ノートピーエム) は、Webで簡単にマニュアル作成できて、強力な検索機能でほしい情報をすぐに見つけられるサービスです。さまざまな業界業種に導入されている人気サービスで、大手IT製品レビューサイトでは、とくに『使いやすいさ・導入しやすさ』を高く評価されています。

NotePMの特徴

  • マニュアル作成、バージョン管理、社外メンバー共有
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  • 社内FAQ・質問箱・社内ポータルとしても活用できる
  • 銀行、大学も導入している高度なセキュリティ。安全に情報共有できる

URL: https://notepm.jp/

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