社内コミュニケーションを円滑化させるツール「NotePM」→NotePMを詳しく見る
マインドマップツールは、アイデアや思考を視覚化してわかりやすく整理できる優れたツールで、ビジネスやプライベートなどで便利に使われています。業種や職種などを問わずさまざまな場面で多彩な使い方ができますので、ぜひ導入してみてはいかがでしょうか。ここでは、マインドマップの意味や、マインドマップツールを利用するメリット、ツールの選び方、おすすめの人気ツール10選などを紹介します。
WEB上で簡単にドキュメント作成・管理ができるツール「NotePM」
目次
マインドマップとは
マインドマップとは、頭の中のイメージやアイデアを、思考の流れがわかるように文字やイメージ図で表したものです。もともとはイギリスで教育コンサルタントを行うトニー・ブザンが提唱した思考を視覚化する方法で、今では世界中に広まりさまざまな分野で活用されています。マインドマップにより、ぼんやりとした頭の中のイメージを視覚化して整理することができ、記憶の整理や定着、アイデアの発想などをサポートしてくれます。マインドマップを効率的に表示するためのツールが、さまざまな形で登場しています。
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マインドマップの基本的な書き方
ツールについて知る前に、マインドマップを作成する流れをおさらいしましょう。使用するツールや目的によって手順は様々ですが、基本的には4つのステップで進めます。
1.メインテーマを中央に記入
まずは横長の紙やシートの中央に、テーマとなるキーワードを配置しましょう。たとえば「新商品のアイデア」「プロジェクトの目標」など、会議における議題のようなイメージです。
2.メインブランチを記入
メインテーマから連想されたキーワードを、メインテーマを囲むように書き込みます。目安はキーワード6〜7個程度です。第1階層であるメインブランチには抽象的な単語を選ぶようにすると、第2階層以後もアイデアを連想しやすくなります。
3.サブブランチを記入
メインブランチからさらに連想されるキーワードを、放射状に書き込んでいきます。このときに重要なのは、連想元のキーワードよりも具体的な単語を選ぶよう意識することです。
4.色や矢印をつける
全体を俯瞰して、関連性の強いもの同士を線で結びましょう。線の太さや色などを使い分けて、視覚的に表現することがポイントです。イラストや写真なども活用すると、より伝わりやすいマインドマップを作ることができます。
マインドマップの活用方法
マインドマップは、仕事や勉強などさまざまな場面で使えます。今回は、ビジネスシーンで活用する方法を3つ紹介します。
アイデア出し(ブレインストーミング)
マインドマップは、テーマから連想したキーワードを自由に書き込んでいく作業です。ブレインストーミング時に使用すると発想が広がり、新たなアイデアが生まれやすくなります。1人でも複数人でも効果的に使うことができるので、会議はもちろん、キャリアプランを立てる際にも活用できます。
情報の整理
会議やセミナーの内容など、インプットした情報を整理する際にもマインドマップは有効です。ノートのように文章で書く必要がないため、時間短縮にも繋がるでしょう。記憶を引き出すためのポイントとなる単語だけを記載することで、見返す際に記憶を呼び起こしやすい効果もあると言われています。
プレゼンテーションの資料に活用
マインドマップは、中心から外に向かうにつれて内容が具体的になっていきます。情報の全体像を視覚的に表せるうえ、文章や箇条書きよりも多くの情報量を伝えることが可能です。色や図、イラストなどを効果的に使うと、より短時間でプレゼン相手に内容を理解してもらえるでしょう。
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マインドマップツールの基本機能
マインドマップツールはさまざまなタイプがありますが、基本的な機能は共通している場合がほとんどです。ここでは主な基本機能を説明します。
リアルタイム共同編集
オンラインで利用できるマインドマップツールなら、インターネット環境があればPCやスマホでどこからでも複数人での共同作業が可能です。アイデア出しの最初の場面から情報をリアルタイムで共有でき、その場で追加や修正などの編集作業が思いのまま。リモートワークの社員同士でもスムーズにやり取りできます。
プレゼンテーション機能
ビジネスシーンで使う場合に便利なのが、プレゼンテーション機能です。長文の文字で伝えるよりもすっきりと視覚的に伝えたほうがわかりやすく、内容の理解も深まります。使いやすいテンプレートを利用して効果的に美しいマップを作成してプレゼンできます。
タスク管理
プロジェクト管理としての機能も有し、担当者別のタスクを整理して管理したり、ガントチャートを作成してタスク間の依存関係や期限を視覚化したりすることが可能です。お互いのタスクを可視化して情報共有することで、業務の遅滞なく進捗管理が行えます。
外部システムとの連携
マインドマップツールと既存のシステムやWebサービスなどの外部システムと連携できれば、さらに活用の幅が広がります。たとえば、WordやExcelで作成した資料にマインドマップで作成した図を追加したり、サーバーなどに保存した資料をリンク付けしたり添付したりといった連携が可能です。
多彩なファイル形式での入出力
作成したマインドマップをイメージ図としてPNGやPDF、またはHTMLやテキストなどのファイル形式でエクスポートやインポートが可能です。プレゼンテーション資料の作成やリスト形式で一覧表を作成する、またはその逆パターンなど、データを自由に流用できます。
マインドマップのメリット
マインドマップツールを活用することのメリットは何でしょうか。ここでは、多くの企業で利用されている背景にはどのような理由があるのか紹介します。
自由な思考によるアイデアを整理できる
個人の着想を文章にまとめることなく、キーワードで瞬時に入力できるため、ひらめきを寸断せず自由にアイデアを描くことが可能です。そこからさらに枝葉を足して、整理したマップに仕上げられます。ツールを使えば修正や追加などが自由自在で、手書きと違って編集履歴が残せるのもポイントです。
チームメンバーの情報共有で業務効率化
在宅勤務や出張などでオフィスの自席にいなくても、メンバー間での情報共有がスムーズになります。リアルタイムで複数メンバーでの同時編集が可能なため、出勤や帰社を待たなくても業務が滞ることなく進められます。業務効率の向上に大きく貢献してくれるでしょう。
豊富なテンプレートで美しく見やすい図が簡単に描ける
ブレインストーミングなどで多数のアイデアを羅列するだけでは見づらいため、マインドマップツールを活用する意味がありません。カテゴリ別に分類、色分けを行い図示することによって一段と見やすくなります。ツールがあればそれらの加工が自由自在です。さらに、さまざまなジャンルに沿ったテンプレートを使えば、簡単に見栄えのするマップが完成します。
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マインドマップツールの選定ポイント
マインドマップツールは、さまざまな製品やフリーソフトがあるため、導入の際に選定に悩むこともあるでしょう。せっかく導入しても自社の業務に合わなければ徐々に使わなくなる可能性があるので、自社の求める形を明確にしてから選ぶことをおすすめします。ここでは、主な選定ポイントを紹介します。
自社に適したタイプの見きわめが必要
ツールが動作する環境によってインストール型、クラウド型、アプリ型の3つのタイプに分かれます。インストール型は自社のサーバーなどにインストールして社内イントラネットで利用するタイプです。クラウド型は、オンラインのWebサービスでサブスクリプションタイプが一般的。どこからでも共同編集が可能です。スマホアプリ型は、スマホやタブレットなどにダウンロードしてインストールするタイプ。セキュリティリスクや働き方、共同編集の可否などを考慮したうえで、自社に適したタイプを選びましょう。
システム連携によるデータ活用の有無
マインドマップツールで作成したデータを、さまざまな資料やプロジェクト管理ツールなどで活用したい場合は、読み込めるファイル形式を指定してエクスポートして取り込む方法があります。しかし、連携機能があれば、ほかのシステム上でデータが扱えるため、手間のかかる処理が不要です。業務の効率化を目指すうえで外せない機能でしょう。
誰でも手軽に扱える操作性の良さ
たとえば、ITスキルのレベルがさまざまな従業員がいる企業では、あまりに高機能なものや操作の習得に時間がかかるものは敬遠される傾向にあります。在宅勤務などで導入しても、操作がわからず誰にも相談できないのでは、業務が滞ってしまうことにもなりかねません。このような場合、誰でも直感的に使える操作性の良さはマストです。
マインドマップツール おすすめ10選
Mindmeister
Mindmeister は、世界の1400万人以上のユーザーが利用しているマインドマッピングツールです。Webベースのため、OSやデバイスを選ばず手間なく使えます。ブレインストーミング、プロジェクトの立案、プレゼンテーションの作成など、さまざまなシーンで利用可能です。日本語完全対応で、無料で使えるベーシックプランのほか、3つの有料プランがあります。
Mindmeisterの特徴
- Webでマインドマップをシェアして誰でもどこでも共同作業が可能
- プレゼンテーションモードで美しく魅せるプレゼンテーションが実現
- マインドマップデータを外部ツールに素早くインポートして活用できる
Mindmeister
URL: https://mindmeister.jp/
XMind
XMind は、さまざまな美しいテンプレートを搭載するなど、豊富な機能を備えた日本語対応のオープンソースソフトです。過去にはアプリ大賞やPCワールドベスト100など、数々の受賞歴があります。機能制限付きでフリー版も提供されています。最新バージョンのXMind 8では、ユーザーインターフェースがわかりやすく一新され、さらに作業効率がアップしました。
XMindの特徴
- マインドマップとプレゼンテーションを1つに融合し、さらに表現が多彩に
- 新機能アイデアファクトリーによりブレインストーミングの効率化が可能
- プロジェクト管理に欠かせないガントチャートの作成、追加、変更が容易
関連記事:無料&高機能マインドマップツール「XMind (エックスマインド)」の使い方
XMind
URL: https://jp.xmind.net/
Miro
Miro(ミロ)は、世界6000万人のユーザーが利用するオンラインワークスペースです。Miroボードはブレストから市場分析、マッピング、プロジェクト管理まで多彩な用途に使えます。言語は日本語にも対応しており、Freeプランでも多数の機能が利用できますが、有料プランでは高基準のセキュリティー機能やツール・アプリが提供されています。また、ボード 1 つでドキュメントから画像、プレゼンのスライドまですべて管理できるため、一元管理ツールとしても便利です。
miroの特徴
- ホワイトボードに図を書いたり付箋を貼ったりして同時に複数で作業できる
- 追加、移動、修正などがドラッグ&ドロップで直感的に操作可能
- Webブラウザのほか、デスクトップ、スマホ、タブレット用アプリもあり
URL: https://miro.com/ja/mind-map/
EdrawMind(エドラマインド)
EdrawMind(エドラマインド) は、動画編集ソフトFilmoraが人気のWondershare社が開発したマインドマップ作成ツールです。Windows版とMac版だけでなく、Linux、Android 、iOSにも対応。一番の特徴はサクサクと操作できること。12種類のレイアウトテンプレートがあり、初心者でもパワポ感覚でマインドマップ作成できます。日本語完全対応で、しかも無料版でもマインドマップ作成数は無制限です。そのほか、ワンクリックで自動スライドを生成でき、プレゼンテーションにも最適です。
EdrawMindの特徴
- 動作が軽く、サクサク操作できる
- 自動スライド生成、無料版でもマインドマップ作成数無制限
- 豊富なテンプレート、初心者でも直感的におしゃれなマインドマップを簡単に作れる
URL: https://www.edrawsoft.com/jp/edrawmind/
Cacoo (カクー)
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Cacoo (カクー) は、日本シェアNo1のプロジェクト管理システム「Backlog (バックログ)」運営のヌーラボ社が提供する、ワイヤーフレームやフローチャート、マインドマップ、ネットワーク図、プレゼン資料などを作成できる「オンライン作図ツール」です。チームの共同作業が円滑に進められるような機能が豊富です。100種類以上のテンプレートが搭載されているため、かんたんに作図できます。
Cacooの特徴
- 豊富なジャンルのテンプレートがあり、かんたんに作成できる
- ビデオ通話やチャットでリアルタイム共同編集できる
- 個人で使えるフリープラン、無料トライアルあり
Coggle
Coggle は、Webで使えるマインドマップ専用ツールで、Web版でログインして日本語に設定することでメニューが日本語表示されます。有料のサブスクリプション型ですが、3つのマップまでなら無料で作成可能です。テンプレートや素材などが数多く用意され、シンプルでポップなデザインのマインドマップやフローチャートが直感的に作れます。
Coggleの特徴
- Web版で簡単ログイン。メンバーとの共同作業もリアルタイムで自在に更新
- 写真や画像などの上限数がなく直接ドラッグ&ドロップでマップに追加可能
- 豊富な素材と操作性の良さで視覚的に見やすいマップ作成が素早くできる
Coggle
URL: https://coggle.it/
MindNode
MindNode は、MacやiPhone、iPad上で動作するマインドマップアプリで、WindowsやAndroidでは使えません。日本語に対応し、無料でも機能制限付きで使えます。有料でも年2100円ですべての機能が使い放題。メモ代わりにいつでもどこでもアイデアを書き留めてデバイス間での同期やメンバー間でのシェアが可能です。
MindNodeの特徴
- シンプルな整然としたデザインが人気。デバイスを変えても見やすい
- 操作がシンプルで迷わず直感的に操作でき、動作もスピーディー
- iPhoneやiPadでも操作性がよく、Apple Watchにも対応
MindNode
URL: https://mindnode.com/
Mindomo
Mindomo は、マインドマッピングやアウトラインが作成できるオンラインのWebツールです。iOSやAndroidのスマホやタブレットにも対応しているため、場所を選ばずアクセス可能です。プランは、マップ作成が3つまでのフリー版も含めて4種類あります。Web版もモバイルデバイス対応アプリも日本語対応になっています。
Mindomoの特徴
- さまざまなシチュエーションに応じた豊富なテンプレートを装備
- 動画と音声データの埋め込みで表現豊かなプレゼンテーションが可能
- 必要十分な多くのファイル形式でのインポート・エクスポートが可能
Mindomo
URL: https://www.mindomo.com/ja/
Lucidchart
Lucidchart は、誰でも簡単にフローチャートを作成して共有できる描画ツールです。ブレインストーミングやプロジェクト管理など、多くの業務に活用できます。豊富なテンプレートが用意されているので、ビジネスシーンからプライベートまで、さまざまな作図に応用可能です。日本語対応で、フリープランでは3つのドキュメントが利用できます。
Lucidchartの特徴
- クラウドベースのプラットフォームでブラウザやデバイスを問わず利用可能
- チャット機能、コメント機能など共同作業のグループウェアとしての機能が豊富
- 外部ツールと連携して既存システム上で作図やファイルの埋め込みができる
Lucidchart
URL: https://www.lucidchart.com/pages/ja
FreeMind
FreeMind は、マインドマップやアイデアプロセッサと呼ばれるオープンソースのフリーソフトで、Windows、Mac、Linuxで使えます。描画機能はありませんが、ノードを追加して次々に展開可能。作成したノードはドラッグ&ドロップで簡単に移動できます。たくさんのノードを系統立てて整理するのに便利です。設定で日本語のメニュー表示に変更できます。
FreeMindの特徴
- たくさんのアイデアを関連付けてわかりやすく視覚化できる
- シンプル画面とシンプルメニューでマウス操作も軽快で直感的に作業可能
- 作成したマインドマップはPDF、PNG、HTMLなどの形式で保存可能
FreeMind
URL: https://ja.osdn.net/projects/freemind/
Frieve Editor
Frieve Editor は、日本人の作者によるアイデアプロセッサで、Windows用に開発されたフリーソフトです。2006年に公開されたのちに改良を重ね、2021年現在のバージョンは2013年のものが最新版です。馴染みのある2ペインの画面構成でシンプルなメニューが並ぶため、操作に迷うことはないでしょう。難しい機能は不要、シンプルに使いこなしたい人におすすめです。
Frieve Editorの特徴
- ひとつずつのアイデアをカードにして組み立てていくイメージで思考整理ができる
- カードは色分けしてラベルで分類可能。依存関係も簡単に変更できる
- テキストファイルからのインポート、テキストとHTMLのエクスポートにも対応
Frieve Editor
URL: http://www.frieve.com/feditor/
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マインドマップツール使用時の注意点
マインドマップツールの導入後は、マインドマップを手軽に作成できるようになるため、活用頻度が上がることが予想されます。社員1人ひとりが自由に作成するあまり、かえってアウトプットに時間が掛かったり、内容が伝わりづらくなったりすると逆効果です。ここでは、マインドマップツール使用時に業務効率が低下しないよう方法を紹介します
時間を掛けすぎない
マインドマップのメリットは、情報をスピーディーにアウトプットできることです。さらに効率良く作成できるようにすることがツールを使う目的ですので、キーワードを記入したり、見栄えを良くしたりするために時間を掛けすぎないよう意識しましょう。
社内で共通ルールを作成する
ツールからエクスポートしたファイルは、いつでも見返せる状態にすることで効果を発揮できます。ただし、社内で共有する際には注意が必要です。マインドマップは短時間で手軽に作れる一方で、そのままの状態で他の人にも意味が伝わるとは限りません。
作成スピードは早めつつ、他の人にも伝わるマインドマップを作れるよう、色や線の分け方に関するルールを社内で統一しましょう。ルールを決めたらマニュアルとして明文化することも重要です。マニュアル作成ツールを活用すると、誰でも閲覧できて、変更があった際も手軽に更新できます。
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マインドマップツールはビジネスからプライベートまでシーンを選ばず使えて便利
マインドマップツールは、思考の見える化を行ったうえで整理と再確認ができるのはもちろん、新たなアイデアが湧くこともある画期的なツールと言えます。ビジネスシーンならリアルタイムで情報共有できるため、業務の活性化や効率化に重宝するでしょう。
マインドマップで自身の思考を見える化するだけでなく、他の人と共有することで円滑なチームワークが実現できます。情報共有を含め、チームマネジメントを効率良く行うコツについて下記の記事で解説していますので、ぜひ参考にしてください。
関連記事:令和時代のチームマネジメントとは。鍵になるのはコミュニケーションとタスク管理、そして情報集約。
ただし、マインドマップは人によって向き不向きが分かれます。社員1人ひとりが自分に合ったアウトプット方法を選択できるようにするといいでしょう。そこでおすすめしたいのが、ナレッジ共有ツールのNotePM(ノートピーエム)です。