ホワイトボードツールおすすめ9選|無料プランの制限と用途別の選び方を解説

2026年07月31日(金) コラボレーション

オンラインホワイトボードツールは、Miro・Canva・Microsoft Whiteboardをはじめ主要なサービスの多くが無料プランを備えています。数が多くて迷いやすいものの、選ぶ軸は「自チームの業務環境との相性」と「無料プランで何がどこまでできるか」の2つに絞れます。

有料プランへ切り替えたときの費用感まで含めて比べておくと安心です。

この記事では、主要9ツールの機能・料金・無料プランの制限を横並びで比較し、用途・環境別のおすすめまで紹介します。

なお、ホワイトボードは発散に強い一方、まとまった内容を残す用途には向きません。議論の結論をNotePMのような社内wikiへ残す流れも、あわせて考えておくと運用が続きます。

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ホワイトボードツールとは? オンラインで共同編集できるデジタルキャンバス

オンラインホワイトボードツールとは、クラウド上のキャンバスに複数人が同時に書き込み、リアルタイムで共同編集できるツールです。付箋を貼ったり図を描いたりしながら、参加者それぞれのカーソルが動く様子をその場で見て、一枚のボードを一緒に作り上げていけます。

物理的なホワイトボードと違い、キャンバスの広さに限りがありません。書いた内容はクラウドに保存されるので消える心配がなく、オフィスでも自宅でも、URLさえあれば同じボードにアクセスできます。

主な活用シーンは次のとおりです。

  • リモート会議でのブレインストーミングやアイデア出し
  • タスクや進行を可視化するプロジェクト管理
  • 参加者が手を動かすワークショップや研修
  • アジャイル開発の振り返り(レトロスペクティブ)

ホワイトボードツールはどう選ぶ? 比較で重視すべき3つの観点

導入後に「やっぱり合わなかった」と乗り換える事態を避けるには、操作性と動作の軽さ・既存ツールとの連携・料金と無料プランの制限という3つの観点で比べるのが近道です。

1. 操作性と動作の軽さ

多機能なツールほど、画像やオブジェクトが増えたときにブラウザの動作が重くなりがちです。付箋や画像を大量に貼った状態で操作がもたつくと、会議のテンポそのものが崩れます。導入を決める前に、実際に使う規模のボードで安定して動くかを確かめてください。

操作性も同じくらい効いてきます。ITリテラシーがばらばらのメンバーが混在するチームでは、機能の多さより直感的に触れるUIを優先したほうが、全員が使いこなせる状態に早くたどり着けます。特定のブラウザに対応していないツールもあるため、想定する使い方で動作を確かめておいてください。

2. 既存の業務ツールとの連携

すでにチームで使っている業務ツールと連携できるホワイトボードを選ぶと、会議ツールやデザインツールを行き来せずに済み、導入の摩擦が最も小さくなります。

組み合わせは環境で決まります。Microsoft 365中心ならMicrosoft Whiteboard、Figmaを日常的に使うならFigJam、Zoomで会議するならZoom Whiteboardが自然な選択肢です。

もう一つ確認したいのが、外部の参加者を招けるかどうかです。たとえばMicrosoft Whiteboardは組織内アカウントを持つ相手への共有が基本で、社外ゲストとの利用には制約があります。アカウント登録なしで参加できるかは、顧客や協力会社を交えて使う場面で差になります。

3. 料金体系と無料プランの制限

無料プランは「使える/使えない」だけでなく、どこまで使えるかを見てください。主要ツールの無料枠は編集可能なボードが3枚前後に制限されていることが多く、複数プロジェクトを同時に進めるチームだとすぐ上限に達します。たとえばMiroの無料プランは編集できるボードが3件までで、4件目を作る段階で有料プランの検討が必要になります。

ツールは大きく2種類に分かれます。Draw.Chatのように完全無料で使えるものと、Miro・FigJamのように無料で始めて必要に応じて有料へ広げるフリーミアム型です。フリーミアム型を選ぶなら、無料の間に相性を見極めつつ、有料プランに上がったときの費用まで含めて比べておくと想定外の出費を防げます。

おすすめホワイトボードツール9選の機能・料金比較

主要9ツールを、多機能型・会議連携型・デザイン連携型・国産シンプル型・完全無料型というタイプ別に整理しました。無料プランの制限や連携先を確認し、気になったツールは各紹介で詳細を確認してください。

ツール無料プランの制限有料プラン最安主な強み外部連携日本語ゲスト招待
Miroボード3件まで要問い合わせ多機能・拡張性Jira・Slack等130以上対応リンク共有可
Microsoft WhiteboardMicrosoft 365付属で利用¥1,049/ユーザー/月〜Teams・365連携Teams・Microsoft 365対応組織外に制約
Canva無料(5GBストレージ)¥1,500/月〜デザイン素材が豊富SNS・各種デザイン対応リンク共有可
FigJamFigJam3件・編集者2名$16/エディター/月〜Figma連携Figma対応(一部英語)リンク共有可
Zoom Whiteboardボード3件まで$2.08/ユーザー/月〜Zoom会議連携Zoom対応Zoom外に制約
Lucidsparkボード3件・25MB$7.95/月〜AI生成・ブレストLucidchart等対応リンク共有可
Strap永年無料なし(2週間試用)要問い合わせ国産・国内データセンターPowerPoint書き出し等対応(国産)
MURAL編集可能ミューラル3件$9.99/メンバー/月〜ワークショップ機能Teams等非対応(英語)
Draw.Chat制限なし(完全無料)完全無料登録不要で即利用少ない簡易対応不要(URLで参加)

Miro

運営会社Miro
サービス種別オンラインホワイトボード
主な利用者層プロダクトチーム・マーケティング・アジャイル開発チーム
主な機能無限キャンバス・付箋・マインドマップ・投票・タイマー・Miro AI
料金Free $0〜

Miroは、幅広い用途に対応する多機能型の代表格です。テンプレートは300種類以上、外部アプリとの連携は130を超え、拡張性の高さで最も汎用的に使えます。JiraやSlackと連携すればタスク管理やコミュニケーションと地続きで運用でき、Miro AIを使えばアイデア出しやたたき台の作成も素早く進められます。

ブレストからプロジェクト管理まで一つのツールで完結させたいチームに適しています。

注意点は無料プランの制約です。編集できるボードは3件までで、画像やオブジェクトを大量に貼ると動作が重くなることがあります。実際に使う規模で試してから本格導入を判断してください。

Miro公式サイトはこちら

Microsoft Whiteboard

運営会社日本マイクロソフト
サービス種別オンラインホワイトボード(Microsoft 365付属)
主な利用者層Microsoft 365導入企業
主な機能手書き入力・付箋・テンプレート・Teams連携・Copilot
料金Microsoft 365 Business Basic ¥1,049/ユーザー/月〜

Microsoft WhiteboardはMicrosoft 365に付属するホワイトボードで、365を導入済みのチームなら追加コストなしで使え、Teams会議中にワンクリックで起動できます。会議の流れを止めずにその場で書き込みを始められるのが強みです。付箋やテンプレート、Copilotによる補助も備え、日常的にTeamsで会議するチームには自然になじみます。

単体で新たに契約する場合、Microsoft 365 Business Basicは月額¥1,049(ユーザー単位・年払い)から利用できます。

注意点は共有範囲です。組織外のゲストへの共有には制約があり、利用にはMicrosoftアカウントが前提になります。社外の参加者を交えるワークショップには不向きな場面があります。

Microsoft Whiteboard公式サイトはこちら

Canva

運営会社Canva Pty Ltd
サービス種別デザインツール内蔵ホワイトボード
主な利用者層マーケター・非デザイナー・小規模チーム
主な機能無限キャンバス・付箋・テンプレート・プレゼン変換・AI機能
料金Free 無料〜

Canvaのホワイトボードは、デザインツールCanvaの一機能として無料で使えます。豊富なデザイン素材やテンプレートを活かせるうえ、作ったボードをそのままプレゼン資料やSNS画像に変換できるのが特徴です。資料作成まで一貫してCanvaで行うマーケターや、デザイン専任者がいない小規模チームに向いています。

料金はFreeが無料(5GBストレージ)、Proが月額¥1,500(月払い)、Teamsが年額¥13,000(ユーザー単位)です。

注意点として、付箋のソートや高度なファシリテーション機能はMiroなど専用ツールに比べると限定的です。本格的なブレスト進行を重視する場合は物足りなさを感じることがあります。

Canva公式サイトはこちら

FigJam

運営会社Figma
サービス種別デザインコラボレーション連携ホワイトボード
主な利用者層デザイナー・プロダクトチーム
主な機能付箋・手書き・テンプレート・FigJam AI・Figma連携
料金Starter 無料〜

FigJamの最大の強みは、Figmaとシームレスに連携できる点です。デザインデータを直接参照しながらブレストやレビューを進められるため、デザインチームの作業に無理なく溶け込みます。Starterは無料で、FigJamファイル3件・編集者2名まで利用でき、Professionalは$16(エディター単位・年払い)から使えます。

注意点はテンプレートが英語中心であることと、Figmaを使っていないチームでは連携のメリットが薄い点です。Figmaを日常的に使うかどうかが導入判断の分かれ目になります。

FigJam公式サイトはこちら

Zoom Whiteboard

運営会社ZVC JAPAN
サービス種別Web会議連携ホワイトボード
主な利用者層Zoom利用企業
主な機能描画・付箋・テンプレート・会議録画連動・Zoom AI Companion
料金Workplace Basic 無料〜

Zoom Whiteboardは、Zoom会議中にワンクリックでホワイトボードを起動でき、会議の録画にホワイトボード操作も含めて記録できます。議論と描いた内容をひとつながりで振り返れるのが強みです。Workplace Basic(無料)ではホワイトボードを3件まで作成でき、Whiteboardアドオンを$2.08(ユーザー単位・月額)で追加すると無制限に使えます。

注意点は共有範囲で、Zoomアカウントを持たない相手にはボードを共有できません。Zoomを軸に会議するチーム向けのツールです。

Zoom Whiteboard公式サイトはこちら

Lucidspark

運営会社Lucid Software
サービス種別ブレスト特化ホワイトボード
主な利用者層プロダクトマネージャー・マーケティングチーム
主な機能付箋・投票・タイマー・AI生成・Lucidchart連携
料金Free $0〜

Lucidsparkは、AIによるアイデアの自動生成と整理に加え、投票やタイマーを備え、ブレストのファシリテーションに強いツールです。意見を集めてまとめるまでの流れをツール上で回せます。料金はFreeがボード3件・25MBまで、Individualが$7.95(月額)、Teamが$9(ユーザー単位・月額)です。

注意点は日本語テンプレートが少ないことです。テンプレートを活用したい場合は英語のものを使う前提になります。

Lucidspark公式サイトはこちら

Strap

運営会社株式会社グッドパッチ
サービス種別国産オンラインホワイトボード
主な利用者層日本の大企業・セキュリティ重視の組織
主な機能付箋・テンプレート・PowerPoint書き出し・AIマインドマップ・日本語サポート
料金要問い合わせ

Strapは、日本企業のグッドパッチが開発した国産ツールで、日本語UI・日本語サポート・国内データセンターに対応します。日本語で困りごとをすぐ相談でき、データを国内で管理したいセキュリティ重視の組織に向いています。全プランでボード数・データ容量が無制限な一方、永年無料プランはなく2週間の無料トライアルが用意されています。

料金は要問い合わせです。

Strap公式サイトはこちら

ホワイトボードで固めた仕様やルールを、社内に残る正式なマニュアルへ落とし込む段階では、ドキュメント側の仕組みも必要になります。NotePMは、Word・Excel・PDFをアップロードするだけでAIがMarkdown形式のマニュアルに変換し、そのAI機能はAWSのAmazon Bedrockを利用して入力データをAIの学習に使いません。国際標準規格「ISO 27001(ISMS)」の認証も取得しているため、社内情報の扱いに不安があるチームは一度使い勝手を確かめてみてください。

MURAL

運営会社Mural, Inc.
サービス種別ワークショップ特化ホワイトボード
主な利用者層UXデザイナー・ファシリテーター
主な機能付箋・フォロー機能・アウトライン機能・タイマー・MURAL AI
料金Free $0〜

MURALは、フォロー機能やアウトライン機能、タイマーなど大人数のセッションを回すためのファシリテーション機能が充実しており、ワークショップに強いツールです。参加者の視点をそろえたり議論を構造化したりと、進行役を支える機能がそろっています。Freeはメンバー無制限で編集可能なミューラルを3件まで扱え、Team+は$9.99(メンバー単位・年払い)から利用できます。

注意点はUIとテンプレートがすべて英語であることです。英語に抵抗のないチームであれば、大人数のワークショップで力を発揮します。

MURAL公式サイトはこちら

Draw.Chat

運営会社Draw.Chat
サービス種別完全無料オンラインホワイトボード
主な利用者層個人・単発利用
主な機能手書き描画・ビデオチャット・PDF書き出し
料金完全無料

Draw.Chatは、アカウント登録なしで開いてすぐ使える完全無料のツールです。ボードの作成数に制限がなく、URLを共有すれば相手も登録不要で参加できるため、単発の打ち合わせや個人利用に向いています。

注意点は機能の絞り込みで、付箋やテンプレートは搭載していません。使われていないボードは31日後に自動削除されるため、継続的に残したい内容の保管には不向きです。

Draw.Chat公式サイトはこちら

ホワイトボードツールはどれが合う? 用途・環境別のおすすめ早見表

比較表を見ても1本に絞りきれないときは、自チームの主な用途と業務環境から逆算するのが最短ルートです。特に、すでに使っている環境に組み込める環境統合型を最優先に検討すると、導入後の摩擦を抑えられます。

チームの主な用途・環境おすすめ理由
Microsoft 365・Teamsで会議Microsoft WhiteboardTeams会議中にワンクリックで起動でき、追加コストが不要
Zoomで会議Zoom Whiteboard会議中に即起動でき、録画に操作も残せる
デザインレビュー(Figma利用)FigJamFigmaのデザインデータを直接参照できる
ブレスト・ワークショップMiro/MURAL/Lucidspark投票・タイマー・AI生成などファシリテーション機能が充実
日本語サポート・国内管理重視Strap日本語UI・日本語サポート・国内データセンター
完全無料で即利用したいDraw.Chat登録不要でボード作成数の制限がない

用途が一つに定まらず複数を兼ねる場合は、Miroが汎用的な選択肢になります。テンプレートと連携先が豊富で、ブレストからプロジェクト管理まで一つのツールで賄えるからです。一方、コストを一切かけずまず試したいなら、選択肢は実質Draw.Chatに絞られます。

導入前に確認しておきたい3つのポイント

ツールを選んだら、ネット環境・操作感・運用ルールの3点を導入前に確認しておくと、チーム全体への定着率が上がります。

1. インターネット環境の安定確認

オンラインホワイトボードはリアルタイム同期を前提に動くため、回線速度が不安定だと書き込みの反映が遅れたり、ブラウザがフリーズしたりします。同時に接続する台数が増えるほど回線への負荷は高まります。想定する利用人数で一度接続し、回線速度に問題がないかを事前にテストしてください。

2. 無料トライアルでの操作性チェック

有料プランを契約する前に、無料トライアルや無料プランで実際の使用感を確かめてください。気になるツールを複数、並行して試すと違いがはっきりします。デモ操作ではなく実際の会議や打ち合わせで使ってみると、操作性・レスポンス・UIの直感性の差が現れ、メンバー全員が無理なく使えるかを判断できます。

3. ボード管理ルールの策定

ボードは使うほど増え、ルールがないまま運用すると数ヶ月後には散在して誰も管理できなくなります。導入前に運用ルールを決めておいてください。具体的には、「日付+プロジェクト名」といった命名規則、プロジェクト単位のフォルダ分け、終了したボードをアーカイブへ移す取り決めを用意しておくと、後から探しやすい状態を保てます。

まずは無料プランで試して自チームとの相性を確認しよう

ホワイトボードツールは、機能の多さで選ぶのではなく、自チームの業務環境との統合性と無料プランの制限を軸に選ぶのが失敗しないコツです。Teams中心ならMicrosoft Whiteboard、Zoom中心ならZoom Whiteboard、Figmaを使うならFigJamというように、いま使っている環境に組み込めるツールを起点に候補を絞ると、導入後の乗り換えや想定外コストを避けられます。

動作の軽さやメンバー全員の使いこなしは実際に触ってみないと分かりません。気になったツールをまず無料プランで試し、自チームとの相性を確かめてください。多くのツールは無料の編集可能ボードが3枚前後に限られるため、下の表で無料枠を見比べてから試すと効率的です。

ツール無料プランの制限
Miroボード3件まで
FigJamFigJam3件・編集者2名
Zoom Whiteboardボード3件まで
Lucidsparkボード3件・25MB
MURAL編集可能ミューラル3件
Draw.Chat制限なし(完全無料)

ホワイトボードで固めた内容は、正式な文書に落として初めて組織の判断材料になります。NotePMは、まとめた内容をAIがマニュアル形式に整え、後から検索できる形で蓄積します。議論の成果を残したい場合は、30日間の無料トライアルで運用を試してみてください。

マニュアル作成をAIでラクにするならNotePM