より多くの顧客に自社製品やサービスの案内をしたいと考えている企業担当者の中には、メール配信システムに興味がある人もいるでしょう。本記事では、そのような人に向けて、メール配信システムとは何なのかや、導入のメリット・デメリット、導入する際の注意点などについて紹介していきます。導入を検討している人は、是非参考にしてみてください。
目次
メール配信システムとは
メール配信システムとは、あらかじめ登録しておいた顧客のパソコンや携帯電話のメールアドレス宛てに、メールを一斉に送るサービスです。配信する日時を事前に設定することで、企業がメールを送りたいタイミングで自動送信できます。メール配信システムの用途は、主に大量配信タイプとセグメントタイプに分けられますが、企業におけるデータ収集や顧客へのメールマガジンなどに適しているのはセグメントタイプの方です。このタイプでは、顧客のニーズを分析し、それに合わせた情報を発信することができます。
関連記事:メール配信システムとは?基本機能と導入効果を徹底解説
メール配信システムが注目される理由
メール配信システムが注目される理由はさまざまありますが、第一に、業務効率化を図れる点が挙げられるでしょう。システムの導入により、ユーザーに適した時間に自動でメールを送信することが可能です。また、新規登録や登録解除に伴うメールアドレスの管理も自動で行えます。これらの作業を手動で行うと作業者の負担や手間がかかるほか、間違いが起こる原因にもなりかねません。しかし、システムが自動で実行することで間違いが起こりにくく、作業効率も上がることが期待されているのです。
関連記事:【2024年版】メールフォームのおすすめ9選を徹底比較!(無料あり)
メール配信システム導入のメリット
セキュリティ対策になる
システムを活用し、メールを自動配信にすることで人為的なミスを防げます。情報漏洩は人為的なミスで起こりやすいと言われていますが、自動化にすることで、そのような恐れを減らす効果が期待できるのです。また、システムにはウイルス対策機能などもついているため、安心して利用できるでしょう。
効果測定が可能
メールマガジンや販促メールを配信しても、そのメールを開く顧客はどれくらいいるのか、また、記載してあるURLをクリックする率はどのくらいなのか、などが分からないことには効果的な分析ができません。メール配信システムでは、メールの開封率やURLのクリック率などを確認することで、配信の効果測定が可能です。測定によって明らかになった分析結果を今後のマーケティングに生かすことで、よりよい顧客対策につなげられるでしょう。
効果的なアプローチが可能になる
メール配信システムでは、メールマガジンのような毎月のメール配信に加えて、特定の顧客のみに配信するなど、その方法を選択できます。これにより、顧客ごとに異なるアプローチが可能になり、より効果的な成果を期待できるでしょう。自動で配信できるため、従業員による選別の手間なども必要ありません。
メール配信システム導入のデメリット
迷惑メールに振り分けられる可能性がある
顧客が迷惑メールとして配信アドレスを登録してしまうと、せっかく送ったメールも開かれない可能性があります。迷惑メールとして登録されてしまう場合は、配信しているメールが文字や絵ばかりで読みにくくないか、適切な配信回数になっているかなどを確認することが解決策の1つといえるでしょう。
設定が難しく、活用できない
配信システムでは、配信時間や配信方法など、細かな設定ができるタイプのものが多々あります。しかし、それぞれの設定をすることがややこしく感じ、付属の機能を使用していないなど、細かな設定ができる点を生かし切れていない企業も多数あるのです。顧客に合わせた配信をすることで、より利益を高める効果が期待できます。販売促進の機会を生かすためにも、設定機能を活用していくことが大切です。
関連記事:【2024年版】ステップメールシステムおすすめ10選を徹底比較!
メール配信システムの選定ポイント
機能
無料版か有料版か、だけでなく、サービスによって備わっている機能も異なります。配信数に上限が設けられているかや、メールの開封率などを分析する機能はあるのかなど、自社にとって必要な機能がついているかどうかを確認してから契約するようにしましょう。
料金
毎月の配信数によって料金が異なるサービスもあります。配信予定数が少ないのであれば安く契約できるコースもあるため、それぞれのサービスを比較することが重要です。あらゆる機能がついている分、高くなっているサービスもありますが、使わないのであれば無駄になってしまうため、事前に必要な機能を検討してから探すようにしましょう。
関連記事:メール配信システムの5つの導入メリット・ツール選定ポイントを解説
メール配信システム おすすめ12選
上記ポイントを踏まえて、おすすめメール配信システム・サービスをご紹介します。
ブラストメール (blastmail)
広告
ブラストメール は、20年間という長い歴史をもつ、メール配信サービスです。メール配信は時代とともに求められるニーズが変化しますが、ブラストメールは常に最適なシステムを用意してきました。顧客導入数、9年連続1位の実績がそれを裏付けています。誰でも使いやすいシンプルデザインも魅力のひとつ。説明書を読まなくてもすぐに使いこなせるでしょう。
ブラストメールの特徴
- 初めてでも安心。誰でも使いやすい親切設計
- 高性能かつ、導入しやすいリーズナブルな価格を実現
- 9年連続顧客導入数No1
料金プラン(月額)
• 無料 ※機能制限あり
• 3,000円〜/3,000件〜(登録アドレス数)
ブラストメール
URL: ブラストメール(blastmail)
WiLLMail (ウィルメール)
広告
WiLLMail は、「メール配信をもっと楽しく快適に」をスローガン掲げたメール配信システムです。ドラッグ&ドロップでHTMLメールが作れるシステムは国内にもいくつかありますが、それをいち早くリリースしたのはWiLLMail。知識がなくてもHTMLが作れますので、制作にかかるコストの削減が可能です。初期費用はかかりませんし、必要なときだけ使える料金体系のため、コストの最適化にはもってこいのシステムといえるでしょう。配信の結果をグラフやヒートマップでリアルタイムに比較できる機能も便利です。
WiLLMailの特徴
- HTMLメールが簡単なマウス操作だけで直感的に作れる
- 必要なときに必要な量だけ!コストの最適化に向いている
- グラフやヒートマップで配信結果を詳細に比較分析
料金プラン(月額)
• 4,000円〜(シンプル)
• 100,000円〜(プレミアム)
WiLLMail
URL: WiLL Mail(ウィルメール)
さぶみっと!メール配信
広告
さぶみっと!メール配信 は、個人だけでなく、いろいろな業種や業態の顧客から利用されています。契約数は2020年時点で5000社を超えている状況です。基本的な機能は一通り揃っており、メールの予約配信やHTMLメールの作成もお手軽にできます。クリックカウントの機能を利用すれば、設定した各URLのクリック数を計測することも可能です。さぶみっと!メールにはさまざまなプランがありますが、どれを選んでも初期費用は無料になっています。
さぶみっと!メール配信の特徴
- 個人、サークル、団体、大企業問わず、幅広い層が利用している
- 安心で便利な機能を多数搭載、満足できるメール配信環境を実現
- どのプランを選んでも初期費用無料で開始できるため気軽
料金プラン(月額)
• 900円〜/1,000件〜(登録アドレス数)
さぶみっと!メール配信
URL: さぶみっと!メール配信
める配くん
広告
める配くん は、導入企業2000社以上の実績があり、業界最安クラスのメール配信システムです。安心のサポートで、HTMLメールやクリックカウント機能など、無料プランからすべての機能を利用できます。
める配くんの特徴
- 登録数120件まで、無制限・広告なしの無料プランあり
- 業界最安水準の低価格販売
- ステップメール・誕生日メール・クリックカウント、エラー解析など必要十分な機能性
料金プラン(月額)
• 無料 ※機能制限あり
• 1,697円〜/月 + 8,000円〜/初期費用
める配くん
URL: める配くん
ワイメール
広告
【ワイメール】は、官公庁を含む導入実績5,000件以上の実績があるメール配信・メルマガ配信・ステップメール配信ASPサービスです。完全定額で配信数・読者登録数無制限、専門知識不要でかんたん操作のHTMLエディタ、多言語対応、定番のクリック測定など、60以上の豊富な機能を搭載。
ワイメールの特徴
- 完全定額で配信数・読者登録数無制限
- 専門知識不要でかんたん操作のHTMLエディタ
- 多言語対応、定番のクリック測定
URL: 【ワイメール】
SendGrid
SendGrid は、国内だけでなく、世界中に展開しているメール配信サービスです。クラウドサービスのため、初期費用は無料、手間のかかるメールインフラの構築作業を省略し、すぐに使えるのがポイント。配信されたメールの約2割はなんらかの原因で届かないといわれています。その点、SendGridにはメールインフラのエキスパートが多数在籍しているおかげで、メールの到達性は非常に高いです。また、パワフルなインフラも強みといえます。
SendGridの特徴
- エキスパートのおかげでトラブルなく届くメール配信
- 初期費用は無料、コストを抑えたい企業にぴったり
- 1万通以上のメールを送信可能なパワフルなインフラ
料金プラン(月額)
• 無料 ※機能制限あり
• 1,900円〜/4万通〜(Essentials)
• 10,000円/10万通〜(Pro)
SendGrid
URL: https://sendgrid.kke.co.jp/
Benchmark Email
Benchmark Email は、とても多くの企業から評価を受けているメール配信システムです。ドラッグ&ドロップだけで、HTMLメールを作成できるお手軽さが人気の秘訣。数時間かかっていたHTMLメールの作成が、30分ほどに短縮されたという事例もあります。選択できるデザインテンプレは500種類以上あり、どれもオシャレ度は抜群です。HTMLメールを作成した際、自動でスマホやタブレット表示に適応するのもBenchmark Emailの強み。また、スケジュールを設定しておくことで、メールを自動配信するステップメールの使い勝手も良好です。
Benchmark Emailの特徴
- 簡単、スピーディにHTMLメールの作成ができる
- デザインテンプレは500種類以上!お気に入りがきっと見つかる
- スケジュール設定で動作するステップメールが便利
料金プラン(月額)
• 無料 ※機能制限あり
• 1,530円〜(有料プラン)
Benchmark Email
URL: https://www.benchmarkemail.com/jp/
Cuenote FC
Cuenote FC は、メール配信でありがちな「送ったはずのメールが届いていない」、「配信してもすぐに届かない」といった問題がほぼ発生しません。独自開発の配信エンジン(MTA)が大きな売りとなっており、月間で40億通を超えるメール配信を1時間1000万通以上のペースで行っています。メール配信に必要な機能の充実度も高く、メールコンテンツをスムーズにするHTMLエディター、携帯キャリアに向けた絵文字・デコメ対応、ログイン画面は強固なセキュリティを誇るワンタイムパスワードです。メニューがシンプルなため、初めて使う人でも直感的に操作できます。
Cuenote FCの特徴
- 遅延することなく、確実かつスピーディにメール送信できる技術とノウハウ
- メール配信に必要な機能は漏れなく網羅、PCやスマホにも対応
- 操作ミスを防ぐわかりやすいユーザーインターフェース
料金プラン(月額)
• 5,000円〜/2,000件〜(登録アドレス数)
• 30,000円〜(初期費用)
Cuenote FC
URL: https://www.cuenote.jp/fc/
Mailchimp
Mailchimp は、世界的に人気を集めているメール配信システムです。公式ホームページが英語で記載されているので戸惑う人もいるかもしれませんが、コストパフォーマンスと使いやすさは数あるメール配信システムのなかでもトップクラスといえるでしょう。メール設定は細かくでますし、高度なステップメールも無料で使えます。メールを作成する際には4種類のエディタが選択でき、充実したレポート機能も大きな魅力です。
Mailchimpの特徴
- 世界で大人気のメール配信システム
- テンプレートやドラッグ&ドロップで感覚的に使える編集機能
- インプレッションを自動で集計、使い勝手のよいレポート機能
料金プラン(月額)
• 無料 ※機能制限あり
• 1,150円(Essentials)
• 1,750円(Standard)
• 34,500円(Premium)
Mailchimp
URL: https://mailchimp.com/
配配メール
配配メール は、集客や販売の促進を目指す企業を支援するメール配信サービスです。純粋にメールマーケティングに必要な機能だけを選定しており、シンプルな構造をしています。簡単に操作できるため、運用が即開始できるでしょう。メールが相手に届かない原因としてスパム判定がありますが、配配メールでは迷惑メールに間違われない対策が十分に取られています。また、アフターフォローはすべて配配メールの自社スタッフで行いますので、メール配信システムに慣れていない企業でも安心です。
配配メールの特徴
- 必要最低限の機能に特化したシンプルな操作性
- スパム判定を回避し、相手に確実に配信する仕組み
- メール配信の初心者を考慮した手厚いアフターフォロー体制
料金プラン(月額)
• お問い合わせ
配配メール
URL: https://www.hai2mail.jp/
オレンジメール
オレンジメール は、簡単で使いやすいメール配信システムとして有名です。無料体験期間は長めになっていますので、じっくり試したうえで契約するかどうかを決められます。
オレンジメールの特徴
- 多数のメディアに掲載された実績を持ち、安くて使いやすいと評判
- 半年間の無料プラン、有料プランも30日間試せるので安心
- マーケティング専門システム会社が開発したこだわりの品質
料金プラン(月額)
• 2,480円〜
オレンジメール
URL: https://mail.orange-cloud7.net/
WEBCAS e-mail
WEBCAS e-mail は、2001年にリリースされ、その後、さまざまな企業で導入されてきたメール配信システムです。One to Oneメール配信、レコメンドメール配信、メルマガ配信などユーザーのニーズに適したメール配信が可能です。複数のデータベースと連携できるのはもちろん、データベースの種類をほとんど問わず連携できるのもメリットといえるでしょう。また、メールエンジンは業界最高峰の処理能力ですので大量のメールでも気にすることなく配信できます。
WEBCAS e-mailの特徴
- 顧客のニーズに合わせたバラエティ豊かなメール配信を用意
- 既存のデータベースや他の外部システムとの機能連携
- 膨大なメールを高速かつ確実に処理できる安定した配信エンジン
料金プラン(月額)
• お問い合わせ
WEBCAS e-mail
URL: https://webcas.azia.jp/email/
メール配信システムの導入事例
テンポスホールディングス
テンポスホールディングスは、もともとはExcelで顧客のメールアドレスを管理し、配信リストの作成も自分たちで行っていました。しかし、グループ設定機能が備わっているメール配信システムを導入することで、メルマガ配信にかかる時間の75%削減を実現したのです。グループ設定機能を活用することで、顧客ごとに適した内容のメールを送れます。メールの配信数が多い分、配信作業に時間もかかっていましたが、システムを導入することで、その時間や手間を減らせるようになり、作業効率化を図れたといえるでしょう。
イーデザイン損害保険株式会社
イーデザイン損害保険株式会社は、自社のシステムを使ってメール配信を行っていましたが、大量のメールを送信するため送信量に限界があり、システムを導入したという経緯があります。大量のメールをスピーディーに、かつ確実に配信できるシステムを利用することで、配信にかかる時間を大幅に減らすことが可能になりました。それに伴い、従業員の作業負担も減らせています。また、1日約120種のメールを配信するための配信スケジュールを組むことも容易になり、タイムリーに情報を発信できるようになったのです。
自社に合ったメール配信システムを選ぼう
メール配信システムを導入することで、従業員の作業負担を減らせるだけでなく、よりスピーディーかつ効果的に、顧客に情報を届けられます。システム導入にはメリット・デメリットがそれぞれあるため、ここで紹介した点を参考にしてみてください。導入の際は、自社に必要な機能は何かを考え、それに見合ったサービスを選ぶとよいでしょう。
記事で紹介した中でもオススメのメール配信システムリスト
広告
- ブラストメール(blastmail)
→9年連続顧客導入数No1 - WiLL Mail(ウィルメール)
→初期費用無料!売上成長率連続No.1