【2024年版】メールアーカイブシステムのおすすめ15選を徹底比較!特徴や選定のポイントを紹介

2024年03月09日(土) 通信・システム

こんにちは。マニュアル作成・ナレッジ共有ツール「NotePM」ブログ編集局です。

メールアーカイブシステムは、組織のコミュニケーションを効果的に保存・管理するための重要なツールです。このシステムを利用することで、企業はメールの内容を安全にアーカイブし、必要に応じて迅速に検索することが可能になります。特定のメールを素早く見つけ出すことのできるシステムは、企業のリスク管理や情報共有の向上に貢献するでしょう。本記事では、メールアーカイブシステム概要やタイプ・メリットを解説しつつ、システム選びのポイントを解説します。

メールアーカイブシステムとは

メールアーカイブシステムは、ビジネスコミュニケーションの透明性と効率性を高めるために、多くの企業にとって不可欠なツールです。このシステムを導入することで、組織はメールの送受信をシームレスに記録し、法的要件の遵守や内部監査のために必要な情報を迅速に検索できるようになります。また、メールアーカイブシステムは、データの損失を防ぎ、セキュリティを強化する役割も担っています。


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メールアーカイブシステムのメリット

メースアーカイブシステムのメリットとして、以下の6つを紹介します。

  • 検索性の向上
  • 社内情報の共有
  • データ消失防止
  • 法令順守
  • 訴訟対策
  • 内部統制やコンプライアンス対策

それでは、1つずつ見ていきましょう。

検索性の向上

メールアーカイブシステムのメリット1つ目は、検索性の向上です。

このシステムを導入することで、企業は日々のメール管理を効率的に行えるようになります。以前はメールの検索に時間がかかり、必要な情報にたどり着くまでに多大な労力を要していました。しかし、今日では、メールアーカイブシステムの高度な検索機能を使用可能です。キーワードや日付・送信者名などの条件を指定して瞬時に結果を得ることができます。

検索性の向上は、業務効率化に直結します。プロジェクトの進行中に過去の議論を参照したい場合や、顧客からの重要な要望を確認したい場合もあるでしょう。そのように迅速な情報アクセスが求められる場面でこのシステムを利用することで、作業の停滞を防ぐとともにプロジェクトのスムーズな進行が可能になります。

社内情報の共有

メールアーカイブシステムのメリット2つ目は、社内情報の共有です。

特に、担当者が不在の状況や担当者変更時のスムーズな引継ぎ業務において、このシステムの価値は際立ちます。メールアーカイブシステムを活用することで、社内コミュニケーションの透明性が高まり、チーム全体の協力と連携が促進されます。また、重要な情報の見落としが防げ、業務の効率化にも寄与することでしょう。担当者が急に不在になった場合でも、その人物が管理していたプロジェクトや顧客関連のメールに他のチームメンバーがアクセスできるため、業務の中断を最小限に抑えることができます。

データ消失防止

メールアーカイブシステムのメリット3つ目は、データ消失防止です。

現代のビジネスシーンでは、メールは日常業務の不可欠なコミュニケーションツールとして機能しており、重要な取引記録やプロジェクト進行の詳細など、貴重な情報が含まれています。そのため、これらの情報が失われることは、業務に大きな影響を及ぼす可能性があります。メールアーカイブシステムは、送受信されるすべてのメールを自動的に保管し、安全に保存することで、この問題に対処します。パソコンのクラッシュやメールサーバーのダウンといった予期せぬ事態が発生した場合でも、メール本文や重要な添付ファイルのデータ消失を防ぎます。これにより、誤ってメールを削除した場合でも、またはサーバーに障害が発生した際にも、重要なメールデータを迅速に復旧することが可能になります。

関連記事:【2024年版】データバックアップツールのおすすめ10選!用途やメリット・デメリットと選び方を解説!

法令順守

メールアーカイブシステムのメリット4つ目は、法令遵守です。

近年、取引に関する電子メールの全文保存を義務化または推奨する法律改正等が行われています。このような背景のもと、メールアーカイブシステムの導入は、企業が法的要件を満たす上で不可欠な役割を果たすものです。メールアーカイブシステムは、すべてのメールデータを長期間にわたって保管し、必要に応じて迅速に検索できる機能を備えています。このシステムにより、企業は電子データの保存管理を効率的に行い、コンプライアンスを確実に守ることが可能になります。

しかし、コンプライアンス対応は、単にメールを保存するだけでは不十分です。アクセス制御も重要な要素であり、メールの閲覧権限を役割に応じて適切に管理することが求められます。

訴訟対策

メールアーカイブシステムのメリット5つ目は、訴訟対策です。

ビジネスにおいて顧客や取引先、さらには社員間のトラブルは避けられないものです。これらのトラブルが訴訟問題に発展した場合には裁判所からメールの開示を求められることがあります。メールアーカイブシステムがあれば、このような状況にも迅速かつ適切に対応可能です。

メールアーカイブシステムによって企業内のすべてのメールが自動的にアーカイブされるため、必要に応じて特定のメールを簡単に検索し、証拠として提出できます。メールアーカイブに保存されたメールは送受信の記録であり、一度アーカイブされたメールはユーザーによる変更が不可能です。これにより、メールアーカイブは裁判所での証拠としての信頼性が高いと評価される可能性があります。

このシステムの利点は、訴訟対策において不可欠な要素である迅速な証拠提出能力と、提出されたメールの信頼性の保証の2つを同時に満たすことです。企業はメールアーカイブシステムを通じて、訴訟リスクに効果的に対処でき、法的な争いにおいて有利な立場を確保可能になります。

内部統制やコンプライアンス対策

メールアーカイブシステムのメリット6つ目は、内部統制やコンプライアンス対策です。

システムを利用することで、企業は自社のメールを一元的に管理できるようになり、トラブルが発生した際に迅速かつ効果的な対応が可能になります。例えば、データの不正利用やメールによる情報漏えいが発生した場合に、メールアーカイブを活用して原因の究明や証拠の確認に役立てることができます。また、監査や社内規定の遵守に関する要請にも迅速に対応できるようになるでしょう

特に、過去のメールデータに簡単にアクセスできることは、内部統制の観点からも大きな利点です。メールの透明性が確保され、企業のガバナンス体制の向上に寄与します。さらに、法的な要求に応じたメールの保存や、必要に応じたメールデータの提出が容易になるため、コンプライアンスの強化にも直結します。

メールアーカイブシステムのタイプ

メールアーカイブシステムのタイプを理解することは、組織が自身のニーズに最適なソリューションを選択する上で重要です。これらのシステムは、企業のメール管理、コンプライアンス遵守、およびリスク管理戦略の核心部分を形成します。メールアーカイブシステムには、大きく分けて以下の3つのタイプがあります。

  • ゲートウェイ型
  • パケット収集型
  • ジャーナル連動型

それでは、1つずつ見ていきましょう。

ゲートウェイ型

メールアーカイブシステムのタイプ1つ目は、ゲートウェイ型です。

ゲートウエイ型のアーカイブシステムは、企業が対外的にやり取りするネットワーク上に設置され、社外とやり取りされるすべてのメールをリアルタイムでアーカイブできることのが特徴です。設置が容易であり、比較的迅速に導入できるため、多くの企業に手軽な解決策を提供します。

しかし、このシステムは社内と社外をつなぐネットワーク上にのみ設置されるため、社内でのメール通信はアーカイブの範囲外です。これは、内部でのコミュニケーションを重視する企業にとっては考慮すべき点です。

また、ゲートウェイ型システムに障害が発生した場合、メールの送受信が一時的に不可能になるリスクもあります。これは、ビジネスの連続性を確保する上で重要な懸念となる恐れがあります。

パケット収集型

メールアーカイブシステムのタイプ2つ目は、パケット収集型です。

この方式は電子メールを含むすべてのネットワークパケット(電子データ)を収集してアーカイブする技術に基づいています。パケット取集型のシステムの大きな利点は、メール通信だけでなくWebアクセスなどの情報も含め、幅広いデータをアーカイブできることです。既存のメールシステムやネットワーク構成を変更することなく導入が可能であるため、初期設定の手間が比較的少なく済みます。

しかし、パケット収集型ではメールのコピーを保存する形でアーカイブを行うため、メールの送信停止や特定の操作を行うことはできません。この点は、システム導入を検討する際に留意すべき重要な制約と言えるでしょう。

ジャーナル連動型

メールアーカイブシステムのタイプ3つ目は、ジャーナル連動型です。

ジャーナル連動型は、サーバーのジャーナル機構を使用して、メールの送受信が行われるたびに自動的にアーカイブを実行します。ネットワーク上の干渉がないため、システム障害が発生してもメールサービス自体に影響を与えないことが大きな利点です。これにより、ビジネスの連続性を維持しながら、すべてのメール通信の記録を保持することが可能になります。

しかし、このシステムを利用する際は、ジャーナル機構をサポートするメールサービスが必要である点に注意が必要です。すべてのメールサービスがこの機能を提供しているわけではないため、導入前には現在利用しているメールサーバーが対応しているか確認が必要です。

また、ジャーナル連動型システムもパケット収集型アーカイブシステムと同様に、メールのコピーを保存する方式を採用しています。そのため、メールの送信停止や特定のメールのブロックなどの機能は利用できません。

メールアーカイブシステムの選定ポイント

メールアーカイブシステムを選定する際、その効果を最大化するために押さえておくべき重要なポイントがいくつかあります。選定の際に特に注意すべきポイントは以下の3つです。

  • 自社に適した提供形態や保存容量か
  • 検索機能は十分か
  • セキュリティ機能が充実しているか

それでは1つずつ、見ていきましょう。

自社に適した提供形態や保存容量か

メールアーカイブシステムの選定のポイント1つ目は、自社に適した提供形態や保存容量かです。

ビジネスコミュニケーションにおいてメールの役割は依然として大きく、過去のメールデータの管理と検索のため、効率的なメールアーカイブシステムの導入が不可欠です。主な提供形態としては、「オンプレミス」「アプライアンス」「クラウド」の3種類があります。

これらの提供形態は、カスタマイズの柔軟性や導入・運用コストに大きく影響します。メールアーカイブシステムを選ぶ際には、将来のメール量の増加を見越して、適切なストレージ容量を有するシステムを選定することが重要です。従業員数・受信するメールの量・サイズ・保存期間などを考慮し、自社に合った容量を提供できる製品を選択しましょう。

クラウドサービスの場合は、追加のストレージ容量が必要になった際のコストも考慮することが重要です

提供形態 特徴
オンプレミス 自社のサーバーにシステムを構築します。カスタマイズ性が高く、物理的なセキュリティを自社で管理できるメリットがありますが、初期投資と運用コストが高い傾向にあります。
アプライアンス 専用機器にソフトウェアがプリインストールされた状態で提供されます。設置と運用のシンプルさが特徴で、オンプレミスよりも導入が容易ですが、カスタマイズの自由度は限られます。
クラウド Web上にあるシステムを利用します。初期費用が低く、保守やアップデートの手間が少ないため、最近では多くの企業がクラウドサービスを選択しています。

検索機能は十分か

メールアーカイブシステムの選定のポイント2つ目は、検索機能は十分かです。

選定において、検索機能の能力は非常に重要なポイントです。特に、監査やトラブル対応時に迅速な情報アクセスが求められる場面では、この機能がシステムの価値を大きく左右します。アーカイブされたメールの量が膨大になると、自然と検索に要する時間も長くなる傾向があります。

こうした状況下で、効率的に必要なメールを見つけ出すためには、以下の点を考慮してシステムを選定することが重要です。

  • 具体的な検索条件の視点
  • 高速な検索パフォーマンス
  • ユーザーフレンドリーなインターフェイス*

セキュリティ機能が充実しているか

メールアーカイブシステムの選定のポイント3つ目は、セキュリティ機能が充実しているかです。

メールには企業の重要な情報や機密情報が含まれることが多く、これらの情報を保護するためには、高度なセキュリティ機能が不可欠です。アクセス権限設定は基本中の基本です。これにより、システム管理者だけでなく、適切な権限を持つ社員が必要な情報にアクセスできるようになります。

同様に、不正なアクセスや不適切な操作を防ぐため、誰がいつどのメールにアクセスしたかを記録するログ管理機能も重要です。また、誤って大切なメールを削除することを防ぎ、意図的な情報の隠蔽を防ぐためにも削除防止機能が必要です。これらの機能が、検索・閲覧履歴の保存機能と合わせて、誰がいつどの情報を参照したかを追跡することを可能にし、セキュリティ管理の透明性を高めます。

さらに、保存データの暗号化は、万が一システムが不正アクセスを受けた場合でも、情報が読み取られにくくするために欠かせません。これにより、データの機密性を高め、セキュリティレベルを向上させます。これらのセキュリティ機能が自社が求めるレベルに達しているかを事前に把握しておくことは、自社の情報資産を守ることにつながります。

関連記事:【2024年版】おすすめメール暗号化ソフト7選を徹底解説!種類・活用場面・選び方も詳しく紹介!

メールアーカイブシステム15選

ここでは、メールアーカイブシステムおすすめ15選を紹介します。

  • Google Vault
  • Exchange Online Archiving
  • Active! vault SS
  • Mail Vault
  • Messasy
  • m-FILTER Archive
  • Proofpoint Archive
  • WISE Audit
  • GUARDIANWALL Mailセキュリティ
  • @Securemail Plus Archive
  • MailBase
  • Enterprise Audit
  • MAILBASE Σ
  • MailStore Server
  • MailDepot

それでは、1つずつ見ていきましょう。

Google Vault

Google Vaultは、Google Workspace上での情報管理と電子文書の開示をサポートするツールです。Gmailのやり取り・Google Chatの履歴・Google Driveのファイル管理など、Google Workspaceを使用するユーザーのデータを管理・保存・検索・エクスポートする機能を提供しています。ユーザーがデータを消去し、ゴミ箱を空にしても、Vaultであれば設定に基づいた期間はデータを保持できます。さらに、指定した期間が経過した機密情報を確実に消去するオプションも備えています。
また、Google Workspaceの「Business Plus」プラン以上のユーザーは、Google Vaultを追加費用なしで使用できます。ただし、退職者のアカウントを削除すると、そのVault内のデータも同時に消去されるため、注意が必要です。

Google Vaultの特徴

  • Google Workspace のコミュニケーションデータを網羅的にアーカイブ
  • すべての Google Workspace プランに対応しているわけではない
  • Business Plusプラン以上のユーザーは追加費用無しで利用可能

URL: https://workspace.google.co.jp/intl/ja/products/vault/

 

Exchange Online Archiving

Microsoft 365を使用してExchangeをメールサーバーとして活用している方には、メールアーカイブ機能が追加オプションとして提供されています。このExchange Online Archivingを導入することで、OutlookやWeb版Outlook経由でアーカイブしたメッセージにいつでもアクセス可能となり、365日24時間体制での電話サポートも受けられます。メール管理に関する深い知識がないスタッフも安心して使用可能です。

さらに、データは世界中にある複数のデータセンターに分けて保管されるため、事業継続計画(BCP)の観点からも役立ちます。また、インプレースホールド機能を備えており、ユーザーのデータを元の状態で保持しつつ、必要に応じて証拠としての検索や提供が可能です。

Exchange Online Archivingの特徴

  • 月額380円から
  • 返金制度あり
  • ユーザーの情報を永久に保存

URL: https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/exchange/microsoft-exchange-online-archiving-email

 

Active! vault SS

Active! vault SSは、クラウドベースのメールアーカイブサービスで、Google WorkspaceおよびMicrosoft 365との統合が可能です。国内での導入実績は200万アカウントを超え、クラウドメールアーカイブの分野においてトップクラスの実績を誇ります。

利用者は、メール保存のために、1年・3年・5年の保管プランの中から選べます。1年保管プランには毎月のメールデータをブルーレイディスクで送るサービスが無料で含まれており、データの長期保存を希望するユーザーに適しています。

このサービスは、「LINE WORKS」のような他のコミュニケーションツールとも連携可能です。さらに、メールの改ざん防止、高度な検索オプション、機密情報の保護など、セキュリティと検索効率を高める機能も提供しています。

Active! vault SSの特徴

  • 国内200万アカウントの導入実績
  • LINE WORKSなどと連携可能
  • 1メールアドレス月額150円(税抜)から

URL: https://activevault-ss.jp/

 

Mail Vault

Mail Vaultは、クラウドベースのソリューションを通じて、受信・送信されたメールを自動でアーカイブするサービスを提供しています。アーカイブされたメールは、通常、削除や改ざんが不可能です。これにより、内部監査・J-SOX法の要件遵守・そして厳格な情報管理が求められる現代のリスク管理戦略に対して効果的な対策となります。

Mail Vaultのメールアーカイブサービスは、「即時利用可能」「高品質」「高コスト効率」の3つが特徴です。

Mail Vaultの特徴

  • 即時利用可能
  • 容量無制限でメールアーカイブ可能
  • 月額180円から

URL: https://www.softbanktech.co.jp/service/list/microsoft365/o365/mail-vault

 

Messasy

Messasyは、オープンソースのメールアーカイブソフトウェアであり、imapサーバを介してメールの保存及び検索・閲覧が可能です。このツールを使用することにより、管理者はWebブラウザを通じてアーカイブされたメールの検索や表示が可能です。OutlookやThunderbirdなどの一般的なメールクライアントと同様の方法で、保存されたメールを検索・表示できます。

また、自動的にすべてのメールを保管し、送・受信者以外のユーザーも管理や閲覧が可能です。これにより、メールの誤削除やデータ改ざんの防止など、予期せぬトラブルにも対処できます。

さらに、Messasyは、特定の条件でメールの保存の制限、日付や送信者のメールアドレスに基づいたメール分類など、フォルダを整理する機能が備わっています。これらの機能を駆使することで、膨大な量の保存メールの中から、必要な情報を迅速に見つけ出すことが可能です。

Messasyの特徴

  • ユーザー数制限なしのライセンスフリー
  • デモ利用可能
  • メールの圧縮と暗号化が可能

URL: https://www.designet.co.jp/open_source/messasy/

 

m-FILTER Archive

m-FILTER Archiveは、多様な検索オプションを提供しており、迅速かつ詳細な検索が可能な高機能を備えています。ストレージの効率的な利用を実現する高度な圧縮技術、インシデントが発生した際の素早い調査を支援するリアルタイム検索機能など、さまざまな設定オプションへの対応能力が特徴です。

Exchangeジャーナルとの連携も標準でサポートされています。さらに、アーカイブされたメールの自己管理や検索、該当するメールの一括ダウンロード、メールおよびログ・レポートの自動バックアップ、改ざん検出、既存のメールアーカイブのデータ変換保存、POP3プロトコルを介したダウンロードアーカイブなど、多岐にわたる機能を搭載しています。

これにより、内部統制の強化、コンプライアンスの遵守、事業継続計画(BCP)の策定など、企業のさまざまなニーズに対応可能です。

m-FILTER Archiveの特徴

  • 改ざん検知機能
  • 複数メールの一括ダウンロード機能
  • 利用者が保存メールの管理・検索可能

URL: https://www.daj.jp/bs/mf/function/archive//a>

 

Proofpoint Archive

Proofpoint Archiveは、eDiscoveryプロセスを効率化し、予防措置を講じながら要求事項を迅速に解決することに特化しています。デジタル通信のモニタリングにも優れ、データ保持ポリシーの設計と運用が可能です。

キーワードや送受信者・日付範囲・タグによるフィルタリングで検索結果を素早く絞り込めます、また、検索効率が高く、検索した情報をフォルダに整理したり、他のユーザーとフォルダを共有するなど、情報共有をサポートする機能も充実しています。

さらに、特許を取得した暗号化技術を使用し、セキュリティとプライバシーの保護にも力を入れています。

Proofpoint Archiveの特徴

  • 特許取得済みの暗号化技術
  • 米国の電子証拠開示制度「eDiscovery」対応
  • FINRA (米国 金融業規制機構) 準拠ベンダーリスト掲載

URL: https://www.proofpoint.com/jp/products/archiving-and-compliance/archive

 

WISE Audit

WISE Audit は、大規模企業に最適化されたメールアーカイブおよび監査ソリューションです。1秒当たり最大1,000万通のメールを検索可能な高速性能を誇ります。情報漏洩・カルテル行為・贈収賄・会計不正・データ改ざんといったビジネスリスクへの対策を目的として設計されており、メールの監視・フィルタリング・緊急時および通常時の監査プロセスを効率化する機能を提供しています。

「Google Workspace」「Microsoft 365」「Exchange Server」「HCL Domino」などの主要なクラウドベースメールサービスはもちろん、オンプレミスのメールサーバーにも対応しています。さらに、国際訴訟対策としてeDiscovery機能を装備し、訴訟保留の適用から訴訟関連のレポート提出までをサポートしており、緊急事態発生時のリスクを最小限に抑えることが可能です。

WISE Audit の特徴

  • 1秒で1000万通の高検索性
  • 米国の電子証拠開示制度「eDiscovery」対応
  • 年額120万円(税抜)

URL: https://air.co.jp/wau/

 

GUARDIANWALL MailArchive

メール配信後のアーカイブデータを用いて、メッセージ内容や添付ファイルを検証する「メール監査作業」は、企業運営の適正性確認や不正行為・情報漏洩の有無を検査する上で不可欠です。GUARDIANWALL MailArchiveを使用すると、多様な検索条件を用いて監査対象を特定し、保存されたメールの承認を通じて監査履歴を残すことができます。

GUARDIANWALL MailArchive
の特徴

  • 英語・中国語(簡体字)・タイ語・日本語などのマルチリンガル対応
  • セキュリティに強く監査・管理機能に特化
  • アーカイブが困難な「社内メール」の保存を実現

URL: https://canon.jp/business/solution/it-sec/lineup/guardianwall/mailsecurity/mailarchive

 

@Securemail Plus Archive

@Securemail Plus Archiveは、ビジネスのさまざまな要望に応えるメールアーカイブサービスです。例えば、社外からの急なメールの要求にも迅速に対応可能で、機密情報の漏洩や私的なメール使用の監査による抑制、PC障害によるメール消失からの迅速な復旧も可能です。既存のメール環境をそのまま維持したいというニーズにも対応します。

L@Securemail Plus Archiveの特徴

  • 無料トライアルあり
  • 既存のメール環境を利用
  • 初期費用0円、月額料金5万円(税抜)から

URL: https://lister.jp/form/

 

SYNCDOT MailKeeper

SYNCDOT MailKeeperは、企業の評判を守り、信頼性を高めるための必須メールアーカイブツールとして開発されました。送受信されるすべてのメールをコピーして保存し、添付ファイルも含めて詳細に全文検索が可能なゲートウェイ方式のアーカイブソリューションです。このシステムにより、全メールを監視し、セキュリティ上のリスクを最小限に抑えることができます。国内大手の富士通の製品であり、充実したサポートを受けられることも魅力的な点の1つです。

SYNCDOT MailKeeperの特徴

  • 運用中のメール送信経路上に設置可能
  • 国内大手富士通の製品
  • 誤って破棄したメールも管理者から復元・再送可能

URL: https://www.fujitsu.com/jp/solutions/enterprise-solutions/business-applications/syncdot/mailkeeper/

 

Enterprise Audit

Enterprise Auditは「MailBase」に基づく大企業専用のメール監査システムを採用しており、eDiscoveryプロセスをサポートする電子情報開示のベストプラクティスである「EDRM」モデルに準拠した迅速なメール監査機能を提供します。情報セキュリティの向上・内部不正の防止・監査プロセスの効率化などが期待できます。Google WorkspaceやMicrosoft 365などのクラウドベースのメールサービスや、Exchangeを含むさまざまなメールサーバーとの互換性を備えた多機能メールサーバ対応機能も特徴です。

Enterprise Auditの特徴

  • Microsoft Teamsと連携可能
  • 米国の電子証拠開示制度「eDiscovery」対応
  • 年間利用料33万6千円(100IDの場合、税抜)

URL: https://www.cybersolutions.co.jp/product/enterpriseaudit/

 

ENTERPRISEAUDIT Σ

ENTERPRISEAUDIT Σ は、新しいメールコンプライアンスと監査の選択肢、多様なメール環境に適応するクラウドベースのメールアーカイブサービスです。国内で高い信頼性とトップシェアを誇る「MailBase」を基に開発されたソリューションで、簡単なアドオン手順で既存のメールシステムに組み込むことができ、企業が求めるメール監査機能を迅速に導入できます。

ENTERPRISEAUDIT Σ の特徴

  • 国内複数データセンター拠点
  • 米国の電子証拠開示制度「eDiscovery」対応
  • 月額300円から

URL: https://www.cybersolutions.co.jp/product/enterpriseaudit-sigma/

 

MailStore Server

MailStore Serverは、8万社を超える企業で採用されているメールアーカイブソリューションです。管理者のみならず、個々のユーザーもスマートフォンやWebブラウザを通じ、いつでも、どこからでもアーカイブデータへアクセス可能です。

直感的な操作性と迅速な検索機能を備え、膨大なメールデータの中から速やかに目的のメールを見つけ出せる点が大きな強みです。

MailStore Serverの特徴

  • スマホやリモート環境からアクセス可能
  • アクセス権限の細分化が可能
  • 5ライセンス4万2,900円から

URL: https://www.wareportal.co.jp/products/mailstore/

 

MailDepot

MailDepotは、アーカイブの容量を基にしたライセンス制を採用しており、ユーザーアカウント数に制限がないメールアーカイブソリューションです。日に100万通までのメールを取り込む能力を持ち、最大50TBまでの大規模なデータ保存容量で、大企業レベルでも安心して利用できます。

また、高速な全文検索機能が付いているため、必要なメールを迅速に見つけ出すことが可能です。さらに、異常を速やかに検知するアラート機能や、複数の組織のメールデータを1つのサーバーで独立して管理できるホスティング機能を備えています。これにより、柔軟かつ高度なメール管理が可能です。

MailDepotの特徴

  • 30日間トライアルあり
  • アーカイブ容量ベースの料金体系
  • メールサーバ構成の変更不要

URL: https://www.sra.co.jp/maildepot/

 

まとめ

本記事では、メールアーカイブシステムのおすすめ15選とその特徴、選定時の重要ポイントについて詳細に解説しました。メールアーカイブシステムは、企業のコンプライアンス対策や内部統制、情報管理の効率化に不可欠なツールです。しかし、各システムには独自の機能や特徴があり、自社のニーズや運用環境、予算に最適な選択をすることが肝心です。この記事が、自社にフィットするメールアーカイブシステムの選定に役立つことを願っています。最適なメールアーカイブシステムを選択し、安全かつ効率的なメール管理を実現しましょう。

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