【2024年版】おすすめの物品管理システム12選!導入メリット・活用法も紹介

2024年03月02日(土) 通信・システム

こんにちは。マニュアル作成・ナレッジ共有ツール「NotePM」ブログ編集局です。

物品管理システムは、企業の所有する資産や備品を効率よく管理するシステムで、バーコードやRFIDタグなどの先進技術を駆使して、物品の現在地や状況を即時に追跡可能にします。利用者は、物品の名前、型式、購入日、数量、状態、画像などの詳細データを簡単に登録・整理でき、検索機能を利用して必要な物品情報に迅速にアクセスできます。業務の自動化により作業時間を短縮し、経費削減の効果も期待できるため、管理作業の効率化を目指す企業に推奨されます。本記事では、物品管理システムの概要、メリット、各業界における導入事例を解説し、おすすめのシステムを紹介します。

物品管理システムとは?

物品管理システムは、物品や備品に関して「何が・今どこに・どのような状態であるか」 という情報をリアルタイムに把握できるシステムです。物品管理システムを導入することで、企業が所有する物品や備品の在庫や使用状況を一元管理できるため運用効率が上がります。物品管理システムでは、バーコードやRFIDタグ、ビーコン、QRコードなどのアタッチメントを取り付けて、物品情報の登録・在庫管理、入出庫管理、棚卸、修理・保守管理の状況が把握できます。台帳などのデータベースと連携しているため、レポートの作成も可能です。

物品管理システムは、業務効率化やコスト削減、セキュリティ強化などのメリットがあり、貴重な資産や機器の紛失防止や正確な棚卸を可能にするためにも、導入が望まれます。

物品管理システムの導入メリット

物品管理システムを導入することで、以下の3つのメリットを得ることができます。

  • システム導入による業務効率化
  • 棚卸の時間削減と資産把握の正確性向上
  • セキュリティとコスト削減の両立

1つずつ見ていきましょう。

システム導入による業務効率化

物品管理システムの導入メリットの1つ目は、システム導入による業務効率化です。

物品管理システムの導入は、従来の手作業による管理を大幅に効率化します。例えば、バーコードやRFIDタグを利用すれば、貸出・返却の手続きや在庫確認を簡単かつ迅速に行うことが可能です。また、データの一括登録や検索機能により、物品の管理情報の更新や確認が容易になります。さらに、ITシステムと連携すれば、社内の他部門ともデータ共有ができ、効率的な業務運用が可能です。これにより、物品の調達や使用状況の把握が円滑になり、業務の効率化が実現します。

棚卸の時間削減と資産把握の正確性向上

物品管理システムの導入メリットの2つ目は、棚卸の時間削減と資産把握の正確性向上です。

物品管理システム導入により、棚卸作業の手間や時間が大幅に削減されます。バーコードやRFIDタグを活用すれば、従来の手作業で行っていた棚卸が自動化され、正確な在庫情報をリアルタイムで把握することが可能です。これにより、誤差や漏れが発生することもなく、資産管理の正確性が向上します。また、物品の入出庫や貸出・返却履歴の一元管理により、資産の状況や動向を常に把握することができ、業務運用の最適化やコスト削減が可能となります。

セキュリティとコスト削減の両立

物品管理システムの導入メリットの3つ目は、セキュリティとコスト削減の両立です。

企業において、セキュリティの向上とコスト削減は重要な課題です。情報漏洩の防止や不正利用の抑止が求められる一方で、経営効率化や業務コストの削減も同時に考える必要があります。この両立を実現する方法のひとつが、クラウド型の物品管理システムの導入です。

クラウド型の物品管理システムは、自社でサーバーやネットワーク機器などの物理的な設備を用意する必要がないため、最初の投資を最小限に抑えることができます。需要が高まる場合でも、クラウドサービスのリソースを追加することで簡単に対応可能です。逆に需要が低下した場合でも、必要なリソースを減らすことでコストを節約できます。さらに、インターネットに接続できる環境があればどこからでもシステムにアクセスでき、在庫管理を効率化し、安全なネットワーク下でリアルタイムな情報共有が可能です。

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物品管理システムの導入事例と業種別の適用シーン

物品管理システムは、バーコードやRFIDタグの活用による効率的な物品管理が実現されており、業務効率の向上やコスト削減が導入の大きなメリットです。業種別の適用シーンについては、一般企業や医療機関が代表的ですが、各業界においてさまざまな活用方法が見られます。具体的な事例や活用方法については、以下で詳しく解説していきます。

一般企業での物品管理システム事例

一般企業での物品管理システム事例では、IT機器やオフィス用品などの在庫管理や貸出・返却・台帳管理が実現されており、正確かつ迅速な棚卸による業務運用の効率向上が可能です。また、一元化されたデータ管理による容易な資産管理、紛失防止や充実したセキュリティ対策で企業のリスク管理が強化されています。

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製造業での物品管理システム事例

製造業での物品管理システム事例では、生産ラインや倉庫内の在庫状況をリアルタイムで把握した、正確な在庫管理が実現されています。業務で使用する機器や工具にバーコードやICタグを付与して貸出、返却、紛失の状況を把握することで、資産管理が効率化されコスト削減につながります。また、RFID技術の導入で、棚卸作業の効率化による手間や費用の削減、および正確なデータ取得が可能となり、企業の経営状況が向上しています。

医療機関での物品管理システム事例

医療機関での物品管理システム事例では、医薬品や医療器具の在庫管理や購入管理が効率化されています。バーコードやRFIDタグを用いた管理システムにより、医薬品の在庫状況の正確な把握や期限管理が容易となり、指導要領や法令遵守の確保が向上しています。また、自動発注や請求処理の効率化により、医療従事者の負担が軽減され、患者さんに適切な医療が提供できるなどの業務の適正化にもつながります。

おすすめの物品管理システム12選を紹介!

ここでは、おすすめの物品管理システム12選を紹介します。

  • Colorkrew Biz
  • Assetment Neo
  • Convi.BASE
  • 物品管理システム(株式会社日立システムズエンジニアリングサービス)
  • MONISTOR
  • 資産・物品管理システム(株式会社吉川システック)
  • OPTiM Asset
  • WelThings
  • fine asset
  • MedicalStream
  • JoyPla
  • タグ衛門

1つずつ見ていきましょう。

Colorkrew Biz

Colorkrew Biz は、QRコードを駆使して「名もなき仕事」を削減するビジネスコンシェルジュツールです。オフィスやリモートワークにおいて、人の検索、用品管理、施設管理、情報共有など、多様な業務を効率化します。資産品や貸出品のQRコードをスキャンするだけで、アイテム管理がスマートになります。手書きや物探しのような名もなき仕事™をすることがなくなります。棚卸し調整機能なども含まれており、ロッカーとQRコード連携により、社内でのモノに関するコミュニケーションコストを最小限に抑えます。

Colorkrew Bizの特徴

  • 700以上の導入実績
  • 外部機能との連携が可能
  • 30日間の無料トライアルがある

URL: https://colorkrewbiz.com/

 

Assetment Neo

Assetment Neo は、「検索・利用・管理」をより自由に実現するクラウド型の社内資産管理システムです。バーコード、QRコード、RFIDを用いた現物管理で、社内資産の管理業務効率化が実現されます。主要機能として、資産情報の登録、編集、削除、検索が可能な資産台帳管理、棚卸資産管理、入出庫履歴の管理、入出庫通知設定などがあります。クラウド型であるため、特別なスキルや知識がなくても容易に導入・運用できます。

Assetment Neoの特徴

  • クラウド型で、場所や時間に縛られずに資産管理が可能
  • 豊富なオプション機能で、ニーズに合わせたカスタマイズが可能
  • 導入・運用が簡単で、すぐに使い始められる

URL: https://www.assetment.net/

 

Convi.BASE

Convi.BASE は、柔軟な台帳機能と棚卸し・貸出し・入出庫機能が揃った「モノの管理プラットフォーム」で、台帳機能と自動認識技術が統合された、あらゆるアイテムの管理を支援するクラウドサービスです。機能として、柔軟な項目設定で必要な情報を完全に管理できる台帳機能、スマホやハンディターミナルを活用して、場所に関係なく簡単に操作できるハンディターミナル機能があり、バーコード、ICタグ、QRコードなどさまざまな自動認識技術に対応しています。

Convi.BASEの特徴

  • 導入実績No.1の実績と信頼
  • 安心のサポート体制
  • 無料トライアルあり

URL: https://convibase.jp/

 

物品管理システム(株式会社日立システムズエンジニアリングサービス)

物品管理システムは、バーコード、RFIDタグ、ビーコンなどを活用し、「何が」「現在どこに」「どのような状況か」をリアルタイムに把握できるシステムです。主機能には、物品情報登録・管理、在庫管理、入出庫管理、貸出・返却管理、修理・補修管理などがあります。物品情報の検索や入出庫手続きの自動化により、作業時間を大幅に短縮できます。

物品管理システムの特徴

  • 培ったノウハウに基づいた最適なシステムの提案
  • シンプルな操作画面で誰でも簡単に利用
  • 導入から運用まで専任の担当者がサポート

URL: https://www.hitachi-systems-es.co.jp/products/gms/index.html

 

MONISTOR

MONISTORは、RFIDタグやバーコードを用いて資産管理や棚卸を効率化するソフトウェアです。バーコードやRFID(無線IC)を使って、アイテムの所在と管理を行います。バーコードやRFIDタグを物品や場所、人に取り付け、モバイルコンピュータで素早くスキャンすることにより、正確かつ迅速な管理が実現できます。

MONISTORの特徴

  • 遊休資産を減らし無駄な購入を削減
  • 資産管理の手続きを簡略化しルール違反を防ぐ
  • 棚卸に必要なムダな時間を削減

URL: https://www.tss21.co.jp/product/package/monistor/

 

資産・物品管理システム(株式会社吉川システック)

資産・物品管理システムは、RFIDタグやバーコード技術を活用して、企業の資産や物品を効率的に管理するソフトウェアです。資産名、型式、購入日、数量、状態、写真などの情報を記録し、管理できます。タグを物品に取り付けることで、資産管理(棚卸、物探し)を迅速に実行できます。棚卸しは、リーダー(ハンディタイプ)をかざすだけで完了、複数のアイテムが重なっていても、隠れていても一括読み取りができます。タグが貼られた物品を探す際にも便利で、見つかった際には画面(タブレット)と音で通知されます。

資産・物品管理システムの特徴

  • 業種や業務内容に合わせて、必要な機能だけを導入
  • シンプルな操作画面で誰でも活用可能
  • 作業時間を1/10まで削減した実績あり

URL: https://www.yst-net.co.jp/product/

 

OPTiM Asset

OPTiM Assetは、管理業務に関連する物品情報をクラウド上で一元管理し、効率化や有効活用を促進するサービスです。簡単なナビゲーションに従って、Webアプリで棚卸計画を作成できます。棚卸対象の物品に貼られた二次元バーコードをスキャンするだけで棚卸が完了し、物品と台帳の目視確認やExcelへの反映が不要になります。台帳は常に最新状態が保たれ、モバイルアプリからも簡単にアイテム情報を更新できます。また、長期間オンラインになっていないデバイスを把握し、利用者に確認を求めることができる「Optimal Biz」との連携も可能です。

OPTiM Assetの特徴

  • AI-OCRによる自動認識で、棚卸作業を大幅に効率化
  • 従来のバーコードスキャンと比べ圧倒的なスピードで資産情報を認識
  • クラウド型のため場所や時間に縛られずに資産管理が可能

URL: https://www.optim.co.jp/optim-asset/

 

WelThings

WelThingsは、倉庫担当者や受注担当者、営業担当者などが同じデータを確認できる在庫管理システムです。「いつ・どこに・何がどれくらいあるか」といった情報を正確に把握できるため、出荷・発注・問い合わせ対応などの業務が迅速かつ正確に行えます。手入力が多く時間がかかる作業や、部署間のデータ共有ができず問い合わせ対応に手間がかかる悩みを解決します。「在庫管理」「棚卸し」「入出庫管理」「発注・引当管理」「ロット管理」「シリアル管理」などの多機能を備えており、ハンディターミナルとスムーズに連携が可能です。バーコードや二次元(QR)コード、OCRデータを取得し、そのデータをWelThingsに読み込むことで、入力作業が大幅に簡略化されます。

WelThingsの特徴

  • AIが自動で棚卸し
  • スマホアプリで、誰でも簡単に資産管理
  • ヤマトB2クラウド・佐川e飛伝IIIに対応

URL: https://www.e-welcom.com/products/s/welthings/

 

fine asset

fine assetは、さまざまな社内資産を一括管理し、業務効率化を実現する物品管理・棚卸システムです。使いやすさを重視したシンプルなデザインで、誰もが迷わず操作可能です。物品管理・棚卸に必要な機能を豊富に備えており、管理業務を効率化し、社内資産の有効活用をサポートします。物品管理では、複数の拠点からのIT資産、什器・備品などの資産情報をクラウドで一元管理します。また、画像や添付ファイルの登録も可能。検索機能や貸出管理機能が搭載されており、物品管理を効率的に行うことができます。棚卸機能も充実しており、スマホからバーコードでの現物確認や資産情報の編集が可能です。管理画面では、棚卸の進行状況や結果のレポートを確認することができます。

fine assetの特徴

  • CSVファイルのインポートで既存の台帳データの取り込みが可能
  • 管理項目は運用に合わせてカスタマイズが可能
  • 無料でのトライアルが可能

URL: https://www.fineasset.jp/

 

MedicalStream

MedicalStreamは、医薬品の消費情報、在庫状況、購入実績を『可視化』することで、経営改善と現場の業務負担の軽減を実現するシステムです。「払い出し情報=消費データ」として管理している病院は少なくありません。そのため、現場には未開封の物品があふれ、管理が行き届かず消費期限切れの処分が必要になることもあります。病院がラベル管理することで業者の預託品についても正確な消費データの取得が可能になります。また、納入業者からの購入実績の把握だけでなく、納入業者に依存せず情報を管理することができます。

MedicalStreamの特徴

  • すべての使用情報の把握が可能
  • 小規模から大規模病院にまで幅広く対応
  • Medical Stream Nextの活用で業務効率改善の全面サポート

URL: https://www.sunsystemcorp.com/product/medicalstream/

 

JoyPla

JoyPlaは、独自に開発された中小規模病院向けのクラウド型SPDシステムです。複数の施設にわたる医療材料の在庫状況を一元管理し、病院・介護施設・クリニックなどで複数の施設を運営する事業者の本部と現場両方の在庫管理業務を効率化します。また、本部の管理画面から各施設の在庫状況および発注履歴のレポートを出力が可能なため、各施設の現場担当者がExcelで集計作業をする必要がありません。医療に関わる管理業務の効率化と医療材料コストの可視化により、地域医療に貢献します。

JoyPlaの特徴

  • 物流の可視化による材料コストの削減
  • バーコード管理による消費期限切れ防止
  • クラウド管理によるハイセキュリティ環境

URL: https://joypla.jp/

 

タグ衛門

タグ衛門は、ハイエレコンが提供するICタグ(RFID)を利用した備品管理ソリューションパッケージです。タグ衛門Coreは備品管理業務の共通機能を持ち、タグ衛門Gateは備品の持ち出しを監視し、タグ衛門Handyは棚卸と物品検索機能および備品の貸出返却管理台帳機能がセットになっています。備品管理に必要な機能がパッケージ化されているため、導入後すぐに、簡単・確実・迅速な備品管理業務が可能です。RFIDタグを貼った備品がゲートを通過すると、持ち出し禁止の警報が鳴ります。カメラオプションを導入すると、ゲートを通過する情報だけではなく通過時刻の前後10秒間の動画保存が可能。そのため、誰が、いつ、何を持ち出したかを正確に把握することができます。

タグ衛門の特徴

  • ハンディーリーダーでRFIDタグの一括読み取りが可能
  • RFIDタグを取り付けた備品の持ち出しをゲートで検知
  • 自社でRFIDタグを発行することも可能

URL: https://www.hek.co.jp/product/01_rfid/detail

 

まとめ

本記事では、おすすめの物品管理システムの概要、メリット、各業界における導入事例を解説し、おすすめのシステムを紹介しました。物品管理システムを導入することで、煩雑でミスの出やすい管理業務が自動化されるだけでなく適正な管理が可能になります。オフィスワーク、製造業の在庫管理、医療機関の医薬品管理などさまざまな業務に導入できます。自社に導入する際は、導入目的を明確にしそれを満たす機能があるシステムを選びましょう。

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