【2024年版】スキル管理システムのおすすめ10選!導入メリット・デメリットと選び方を解説

2024年03月02日(土) 人事・労務

こんにちは。マニュアル作成・ナレッジ共有ツール「NotePM」ブログ編集局です。

社員の持つ技術や技能を活用するには、スキル管理が不可欠です。スキル管理に役立つシステムには、さまざまなツールが溢れていて、どれを選べばよいのか迷ってしまうことも少なくありません。そこで今回は、スキル管理システムのおすすめ10選、導入メリット・デメリットと選び方を解説します。

スキル管理システムとは?

ここでは、スキル管理システムについて以下の2点を解説します。

  • スキル管理システムとは
  • スキル管理システムの種類

それぞれ、詳しくみていきましょう。

スキル管理システムとは

スキル管理システムとは、社員のスキルや知識を包括的に管理し、業務へ応用することを目的としたシステムのことです。具体的には、資格・能力・習熟度・技術力・業務経験などのスキル情報を管理していきます。社員のスキルを把握することで、戦略的な人材配置や人事評価が可能となり、経営に役立てることが可能です。スキル管理システムの導入により、最新のスキル情報の可視化やスキルマップの自動作成などが行え、業務工程の大幅な改善が見込めるでしょう。

スキル管理システムの種類

スキル管理システムには、主に以下の3つの種類があります。

  • タレントマネジメントタイプ
  • スキル管理特化型
  • 業界・業種特化型

それぞれについて、詳しく解説していきます。

タレントマネジメントタイプ

タレントマネジメントシステムタイプのスキル管理システムは、スキルの記録や把握だけでなく、人材育成・配置の検討・人事評価業務の効率化などの機能も備わっています。人材管理だけでなく、人材活用にも役立てることが可能です。

スキル管理特化型

スキル管理特化型のスキル管理システムは、文字通り、スキル管理に特化したタイプです。シンプルな機能であることから低コストで導入でき、使いやすいという特徴があります。社内でのコラボレーション促進やプロジェクトチーム構築のためにシステムを活用したい企業に向くスキル管理システムです。

業界・業種特化型

業界・業種特化型は、特定の業界や業種に特化したスキル管理システムです。製造業や医療業など、特定の業界に必要なスキルマップや教育訓練の記録を一括で管理できるため、データに基づいた人材配置やローテーションが可能になります。業界に即したシステムにすれば、業界特有のプロジェクトに割り当てる判断がしやすくなるのがメリットです。

スキル管理システムの機能

スキル管理システムの機能は、主に以下の3つがあります。

  • 社員のスキルの確認
  • 独自のスキル項目の設定
  • スキルの目標設定・管理

それぞれについて、詳しく解説していきます。

社員のスキルの確認

スキル管理システムの機能の1つ目は、社員のスキルの確認です。社員のスキルをグラフなどで視覚化し、人事評価や異動のときの判断材料として役立てられます。また、不足しているスキルを明確に把握しやすくなるため、スキル強化のための研修などの計画を立てるのにも活用可能です。

関連記事:いまどきの新入社員の育て方とは?効果的なマニュアル作成方法を解説!

独自のスキル項目の設定

スキル管理システムの機能の2つ目は、独自のスキル項目の設定です。スキル管理システムの多くは、スキル項目を自由に設定できます。自社の業務内容に適した項目を設定することで、人事評価への活用が期待できます。また、5段階評価のように、スキル項目に細かな設定を行えるツールもあります。

スキルの目標設定・管理

スキル管理システムの機能の3つ目は、スキルの目標設定・管理です。どのスキルをいつまでに獲得するかという目標を設定し、達成度を可視化が行えます。目標は社員が自分で入力し、設定した目標の達成度を視覚的に確認できるため、社員のモチベーション向上が見込めるでしょう。

スキル管理システムの導入メリット

スキル管理システムの導入メリットには、以下の4つがあります。

  • 管理業務の効率化が図れる
  • 人材育成に役立つ
  • 社員の意識向上が期待できる
  • 公平な人事評価につながる

それぞれについて、詳しく解説していきます。

管理業務の効率化が図れる

スキル管理システムの導入メリットの1つ目は、管理業務の効率化を図れることです。アンケートの共有や回収、更新などの作業をExcelやスプレッドシートで管理していると、手間がかかり非効率です。また、資格やスキルの記載方法が統一されていないと、検索や集約時に見落としが発生する恐れがあります。そこで、スキル管理システムを使用すれば、資格やスキルはもちろん、経歴や適性、人事評価などのさまざまなデータを一元管理できます。また、検索機能が備わっているツールであれば、必要な資格やスキルを持つ社員を迅速に見つけ出せるでしょう。

人材育成に役立つ

スキル管理システムの導入メリットの2つ目は、人材育成に役立つことです。社員の能力やスキル情報をシステムで一元管理できるため、将来的に伸ばしてほしいスキルや希望するキャリアパスの設計に役立てられます。上司と部下が面談でスキル情報を基に話し合うことで、今後の方針の決定や強化すべきポイントの指導も円滑に行えるでしょう。

社員の意識向上が期待できる

スキル管理システムの導入メリットの3つ目は、社員の意識向上が期待できることです。資格やスキルを一元管理することで、社員が習得すべきスキルが明確になります。そのため、組織に不足しているスキルを特定でき、人材の育成や資格取得を促進することが可能になります。スキルの必要性を明確にすることで、社員も自分自身の目標設定が容易に行えるでしょう。

公平な人事評価につながる

スキル管理システムの導入メリットの4つ目は、公平な人事評価につながることです。スキル管理システムを利用して資格や技能を管理することで、人事評価時に社員の努力を公正に評価しやすくなります。また、データを評価の基準に取り入れることで、社員自身も評価結果に対して納得感を得やすくなるでしょう。

関連記事:組織マネジメントとは?組織の発展に必要なスキルとツールを解説

スキル管理システムの導入デメリット

スキル管理システムの導入デメリットは、以下の2つです。

  • 評価時にスキルが重視されやすくなる
  • スキル管理を嫌がる社員もいる

それぞれについて、詳しく解説していきます。

評価時にスキルが重視されやすくなる

スキル管理システムの導入デメリットの1つ目は、評価時にスキルが重視されやすくなることです。スキル管理ツールを導入すると、人事評価では、スキル関連の項目が重視されるようになります。人事評価の公平性を守る観点からも、ツール導入時に評価項目のルールを事前に決めておくことをおすすめします。また、導入後も、スキルの可視化と人事評価への反映方法については、定期的に見直していくことが大切です。

スキル管理を嫌がる社員もいる

スキル管理システムの導入デメリットの2つ目は、スキル管理を嫌がる社員もいることです。社員によっては、自分のスキルを客観的に評価されることに抵抗感を持つ場合や、プライバシーに関する懸念からスキル情報の共有をためらうことがあります。また、スキルの可視化が、自分のキャリアに不利な影響を与えると感じる社員がいることもあるでしょう。そのため、ツールを導入する前に、社員の意見を聞き、プライバシー保護や公正な評価制度を確立するなど、適切な対策を講じておくことをおすすめします。

スキル管理システムの選び方

スキル管理システムを選ぶポイントは、以下の4つです。

  • 目的にあった機能があるか
  • クラウド型かオンプレミス型か
  • セキュリティ対策はなされているか
  • サポート体制は整っているか

それぞれについて、詳しく解説していきます。

目的にあった機能があるか

スキル管理システムを選ぶときには、目的にあった機能があるかを確認しましょう。例えば、社員のスキルマップを作成してキャリアパスをサポートしたい場合は、スキルレベルの評価やキャリア開発計画の作成支援機能があるシステムを選ぶ必要があります。また、社内の人材のスキルギャップ分析を行いたい場合は、スキルギャップを自動で検出し、必要な研修プログラムを提案できる機能を備えたシステムを選びましょう。

クラウド型かオンプレミス型か

スキル管理システムを選ぶときには、クラウド型かオンプレミス型かを確認することも大切です。クラウド型はインターネット経由でサービスを利用するため、初期費用が低く、メンテナンスやアップデートが容易に行えるのが魅力です。一方、オンプレミス型は自社サーバーにシステムを設置するため、カスタマイズ性が高く、データの管理・制御がしやすいという利点があります。しかし、初期導入費用や運用コストがかかるというデメリットもあります。そのため、企業のセキュリティポリシー・コスト・管理のしやすさなどを総合的に考慮して、いずれかを選びましょう。

セキュリティ対策はなされているか

スキル管理システムを選ぶときには、セキュリティ対策がなされているかもポイントです。通信データの暗号化や第三者による脆弱性診断など、適切なセキュリティ対策が施されているかを確認しましょう。

サポート体制は整っているか

スキル管理システムを選ぶときには、サポート体制が整っているかを確認することも大切です。万が一の際に、サポート体制が整っていれば的確なアドバイスを受けられ、業務の停滞を抑えられます。適切なサポートが提供されるかどうかはシステム導入後の効果的な運用に直結するため、事前にチェックしましょう。

スキル管理システムのおすすめ10選を比較

ここでは、スキル管理システムのおすすめ10選を紹介します。

  • カオナビ
  • SmartHR
  • スマカン
  • ourly profile
  • SKILL NOTE
  • COCOREPO
  • skillty
  • One人事
  • タレントパレット
  • HRBrain

それぞれの特徴を、詳しく解説していきます。

カオナビ

カオナビは、人事出身の創業者によって開発されたタレントマネジメントシステムです。社員の顔と名前を一致させるというユニークなコンセプトのもと、3,300社以上の人事ノウハウを反映しています。カスタマイズ性が高く、独自の評価制度にも対応しています。継続的に運営のサポートが受けられ、ユーザー同士のコミュニティがあるのも魅力です。

カオナビの特徴

  • 直感的な操作性と高いカスタマイズ性
  • 3,300社以上の人事ノウハウを凝縮
  • 継続的なサポートとユーザーコミュニティ

URL: https://www.kaonavi.jp/

 

SmartHR

SmartHRは、タレントマネジメント機能が備えられている人事・労務管理システムです。社員のスキルデータを一元管理でき、一覧表で閲覧できるため、人員配置の検討に役立ちます。現在のデータと必要なデータのギャップの可視化もできるため、異動や研修の参加が必要かも判断しやすくなるでしょう。

SmartHRの特徴

  • 人事・労務業務の大幅な効率化
  • 人事データの一元管理と活用
  • 組織改善への貢献とパフォーマンス向上

URL: https://smarthr.jp/

 

スマカン

スマカンは使いやすいインターフェースと充実したセキュリティで、人材情報の一元管理、運用、分析を実現するスキル管理システムです。アンケート機能や評価シートを通じて社員の現状が把握でき、人材活用に役立てることができます。データ分析やタレント分析機能も充実しているため、戦略的な人事活動が実現するでしょう。

スマカンの特徴

  • 使いやすいカスタマイズ性の高いインターフェース
  • 充実したセキュリティで安心運用
  • 直感的なダッシュボードでデータを可視化

URL: https://smartcompany.jp/

 

ourly profile

Ourly Profileは、社内コラボレーションを促進する自己紹介画面を核とした社内コラボレーションを創出するツールです。社員の顔写真・部署・役職といった基本情報から、強みや趣味、スキルまで一目で把握できます。独自の検索機能を備えており、セグメントに分けてメンバーを絞り込めるため、チームや部署を超えた新しいコラボレーションの機会を作りたいときにも活用可能です。

ourly profileの特徴

  • 社員間コミュニケーションの機会を創出
  • 独自の検索機能でチーム分けが可能
  • 組織理解を深める柔軟な絞り込み機能

URL: https://service.ourly.jp/profile

 

SKILL NOTE

SKILL NOTEは、製造業に特化したスキルマネジメントシステムです。組織や社員のスキルデータを一元化・可視化し、事業課題の解決と個人の成長を支援します。スキルや資格、教育情報を効率的に管理し、品質・生産性・安全の維持向上に貢献する機能も備えています。育成計画の進捗のグラフ化や、業務履歴をリストアップして可視化できるため、人材育成や人員配置に活用可能です。

SKILL NOTEの特徴

  • 製造業特化のスキル管理ノウハウ
  • 現場の運用に合わせた設計
  • 育成計画の進捗を可視化

URL: https://www.skillnote.jp/

 

COCOREPO

COCOREPOは導入が容易で低価格、かつ高機能なスキル管理ツールです。社員データはCSVでインポート可能で、既存の管理シートが利用しやすいという特徴があります。クラウド型とオンプレミス型を選択でき、使用環境の幅が広いのもポイントです。社員のスキルセットを可視化することで、適材適所の人材配置を実現できるでしょう。

COCOREPOの特徴

  • 初期費用0円、低価格で利用開始
  • CSVインポートで社員データを読み込み可能
  • スキルセット可視化で成長率UP

URL: https://cocorepo.jp/

 

skillty

skilltyは、クラウド型スキルマネジメントシステムです。スキルの一元化・可視化からe-ラーニング、組織改善コンサルティングまで、多岐にわたるニーズに応える機能を備えています。社員データに基づいたスキルマップが表示できるため、社員の成長と定着を最大化するための施策立案にも活用できます。

skilltyの特徴

  • リモートワークに最適なクラウド型システム
  • 個々の成長を支援するe-ラーニングサービス
  • 組織全体のパフォーマンス向上を促進

URL: https://skillty.jp/

 

One人事

One人事は、人事労務と人材マネジメント業務をサポートする統合型HR SaaSです。直感的なシステム操作性と充実したサポート体制が特徴です。600,000人以上の累計利用者数を誇り、さまざまな業種での利用実績があります。人事業務の広範囲にわたる情報を一元管理できるため、組織の効率化と社員の成長を促進するのに活用可能です。

One人事の特徴

  • 労務管理からタレントマネジメントまで一貫サポート
  • 初心者でも使いやすいシステム
  • 導入時のサポート体制あり

URL: https://onehr.jp/

 

タレントパレット

タレントパレットは、科学的な人事戦略の実現を目指す多機能タレントマネジメントシステムです。社員の顔写真付きアイコンで人材情報を一元化・可視化し、経歴や適性、評価などをワンクリックで確認できます。さらに、蓄積されたデータを活用して多角的な人材情報分析を実行し、人事戦略の策定や労務管理をオールインワンで効率化します。

タレントパレットの特徴

  • 人材情報を一元化して可視化
  • 多角的な人材情報分析機能
  • 労務管理の業務効率化に役立つ

URL: https://www.pa-consul.co.jp/talentpalette/

 

HRBrain

HRBrainは、タレントマネジメント・人事評価・組織診断・労務管理などの人事・労務業務を一元化するシステムです。分散した人材データを一元管理し、人材育成や人材配置に活用することを目的としています。カスタマイズの幅も広く、組織の課題に合わせて自由に機能を選択できるのも特徴です。スマホで評価シートの入力ができるため、人材評価業務の効率化にも役立つでしょう。

HRBrainの特徴

  • 評価項目や閲覧軽減をカスタマイズ可能
  • 機能を選択して組み合わせ可能
  • 充実したサポート体制

URL: https://www.hrbrain.jp/

 

まとめ

今回は、スキル管理システムのおすすめ10選、導入メリット・デメリットと選び方を解説しました。スキル管理システムは、企業の人材育成と効果的な人材配置を実現するのに役立ちます。スキル管理システムを選定するときは、自社のニーズに合った機能を持つものを選ぶことが大切です。今後の人材戦略を成功させるためにも、自社にあったスキル管理システムの導入を検討してみてください。

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