こんにちは。マニュアル作成・ナレッジ共有ツール「NotePM」ブログ編集局です。
ECサイトや自社HPを運営していると、ユーザーがサイトを離脱してしまう問題に直面することがあります。サイトの離脱は、ビジネスにとって大きな機会損失となることも少なくありません。ユーザーを引き止めるには、サイト離脱防止ツールを活用するのが有効です。そこで今回は、サイト離脱防止ツールのおすすめ10選、導入メリット・デメリットと選び方を解説します。
目次
サイト離脱防止ツールとは?
サイト離脱防止ツールとは、Webサイト訪問者がサイトを離れるのを防ぎ、滞在時間を延ばし、コンバージョン率を向上させるためのWebサービスやソフトウェアのことを指します。サイト離脱を防止する具体的な方法には、ポップアップ・チャットウィンドウの表示があります。訪問者のエンゲージメントを高め、サイト離脱率を低下させるために有効なツールの1つです。
サイト離脱防止ツールの種類
サイト離脱防止ツールには、主に以下の3種類があります。
- ポップアップ型
- チャットツール型
- フォーム型
それぞれについて、詳しく解説していきます。
ポップアップ型
ポップアップ型は、文章・画像・バナーなどを画面上に提示し、ユーザーのクリックを促す手法です。例えば、ユーザーがページを閉じようとしたときに、特別割引を提示するポップアップや、ユーザーの行動に基づいてカスタマイズされたメッセージを表示することが可能です。
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チャットツール型
チャットツール型は、訪問者の質問や要望に対応するため、Webページ上にチャットウィンドウを設置する手法です。チャット機能でユーザーの質問に自動応答し、ユーザーが不明点を自己解決することでWebサイトからの離脱を避け、滞在を促すことができます。多くの会話支援ツールは自動応答機能のボットを採用していますが、人のオペレーターが対応するライブチャット機能を提供するものも存在します。
フォーム型
フォーム型は、会員登録やメールマガジンの申し込みフォームの入力作業をアシストする手法です。フォームの入力が複雑で、登録を断念してWebサイトを離脱してしまうユーザーも少なくありません。ユーザーが情報を入力しやすくなるように、サポートする機能です。
サイト離脱防止ツールの導入メリット
サイト離脱防止ツールの導入メリットには、以下の3つがあります。
- サイトの離脱率を改善できる
- コンバージョン率の向上が見込める
- 問い合わせ数の増加が期待できる
それぞれについて、詳しく解説していきます。
サイトの離脱率を改善できる
サイト離脱防止ツールを活用することで、ニーズに応じたポップアップを表示できるようになり、サイト内で滞在する時間を延ばしたり、訪問者を他のページへ誘導しやすくしたりすることが可能です。また、チャットツール型のように、顧客の期待に応えるWeb接客を行うことは、商品の購入や資料請求のような成果の向上にもつながるでしょう。
コンバージョン率の向上が見込める
サイト離脱防止ツールは、離脱しようとするユーザーへの割引クーポンの提示や、購入を促すポップアップの表示が可能です。最終的な購入決定を助けることで、コンバージョン率を向上させる効果が期待できます。
問い合わせ数の増加が期待できる
サイト離脱防止ツールの導入により、問い合わせ数の増加が期待できるメリットがあります。例えば、訪問者がサイトを離脱しようとするときに、特定の入力フォームへの誘導ポップアップを表示することで、ユーザーの問い合わせを促すことが可能です。
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サイト離脱防止ツールの導入デメリット
サイト離脱防止ツールの導入デメリットには、以下の3つがあります
- コストがかかる
- ユーザーによっては逆効果になる
- 効果が出るまでに時間がかかる
それぞれについて、詳しく解説していきます。
コストがかかる
サイト離脱防止ツールの中には、無償で提供されているものもありますが、多くの場合、高度な機能やサポートを受けるためには費用が発生します。また、トラフィックが多いサイトやデータの抽出をする場合、有料プランへのアップグレードが必要になることも少なくありません。コストに見合った価値を得るためには、機能を慎重に比較検討することが重要です。
ユーザーによっては逆効果になる
サイト離脱防ツールはWebサイトからの離脱を防止する効果が見込めますが、ユーザーによっては逆効果になることがあります。特定の商品を探しているだけで、しつこいポップアップが出てくると、ユーザーが不快感を覚える可能性があります。また、自動応答のチャットボットによるWeb接客が冷たく機械的に感じられ、物足りなさを覚える人も少なくありません。ポップアップの頻度を調整する、応答メッセージの表現方法を確認するなど、利用者にとって不快にならないような調整が必要になることを理解しておきましょう。
効果が出るまでに時間がかかる
サイト離脱防ツールは、導入効果が出るまでに時間がかかります。また、初期段階では試行錯誤をして自社にあった設定を探す手間が発生します。成果が現れるまでには、長期的に効果を計測していく必要があるでしょう。
サイト離脱防止ツールの選び方
サイト離脱防止ツールを選ぶときには、以下の5つがポイントです。
- 導入目的にあった機能はあるか
- レポート機能はあるか
- カスタマイズは可能か
- 客層にマッチしているか
- ツールと連携できるか
それぞれについて、詳しく解説していきます。
導入目的にあった機能はあるか
サイト離脱防止ツールを選ぶときには、導入目的にあった機能はあるか確認しましょう。たくさんの機能が備わっていても、必要としている機能がなければ効果はありません。ツールによって、データ分析能力やWeb接客サービスの質にはバラつきがあります。ツールがどのように活用できるかを検討し、自社のニーズに合致するものを選択しましょう。
レポート機能はあるか
サイト離脱防止ツールを選ぶときには、レポート機能を確認することも大切です。レポート生成機能は、分析・評価・最適化の過程を円滑に進めるために欠かせない機能と言えます。レポート機能がない場合は、自分でデータを集めて比較分析する必要があり、手間と時間がかかります。ツールにもよりますが、ボタンをワンクリックするだけで、必要なデータを自動的に集計してくれるものなどを選べば、業務効率化に役立つでしょう。
カスタマイズは可能か
サイト離脱防止ツールを選ぶときには、カスタマイズ性もチェックする必要があります。ツールによっては、表示するポップアップの頻度やデザイン、配置場所を自由に設定できます。カスタマイズ機能により、ユーザーの不快感を最小限に抑え、サイトの離脱率を低減できます。
客層にマッチしているか
サイト離脱防止ツールを選ぶときには、客層にマッチしているかも重要なポイントです。例えば、シニア層と20代のユーザー層をターゲットにするWebサイトでは、提供すべき顧客サービスの種類が根本的に異なります。導入事例を参考に、自社のターゲットユーザーにあったサービスが提供されているかを確認しましょう。
ツールと連携できるか
サイト離脱防止ツールを選ぶときには、他のツールと連携できるかもポイントです。特に、LINEやFacebook Messengerといったサービスと統合することで、データの利用範囲が拡大し、企業のビジネス戦略にも組み込みやすくなります。現行のビジネス状況だけでなく、将来的な展望を踏まえて、外部サービスとの連携が可能なポップアップツールを事前に選ぶことをおすすめします。
サイト離脱防止ツールのおすすめ10選を比較
ここでは、サイト離脱防止ツールのおすすめ10選を紹介します。
- Repro
- KARTE
- ecコンシェル
- Robee
- Promolayer
- Sprocket
- SiteLead(旧賢瓦)
- チャットプラス
- Flipdesk
- Gyro-n EFO
それぞれの特徴を、詳しく解説していきます。
Repro
Reproは、Webとアプリの売上最大化を支援するツールです。ポップアップ型とチャット型のWeb接客が可能で、売上・コンバージョンの改善を目指すことが可能です。キャンペーンの告知やカゴ落ち防止、レコメンドなども表示でき、効果検証も行えます。ECサイトなどWebサイトからの売り上げ向上を目指す企業におすすめのツールです。
Reproの特徴
- サイトスピードの改善が可能
- 1to1コミュニケーションによるエンゲージメント向上
- データを活用することで売上・LTV最大化が目指せる
URL: https://repro.io/
KARTE
KARTEは、Web接客・アプリマーケティング・マーケティングオートメーション・サイト運営改善などの機能を備えたツールです。Web接客では、一人一人のユーザーの属性や行動にあわせた対応が行えます。導入から運営・運用までサポートが受けられるため、初めてツールを導入する企業にもおすすめです。
KARTEの特徴
- 直感的なUIで簡単にサイト改善が行える
- 顧客データの活用が可能
- 1to1コミュニケーションが実現できる
URL: https://karte.io/
ecコンシェル
ecコンシェルは、顧客に合わせた最適なバナー表示とAIによる接客効果の自動最適化を行うWeb接客ツールです。簡単操作のUIでキャンペーン設定が可能で、AI技術を活用した自動A/Bテストも実施できます。ユーザーフローダッシュボードにより、顧客のサイト内行動を可視化できるため、Web接客の顧客満足度の向上を図りたいときに効果的なツールです。
ecコンシェルの特徴
- AIによる自動最適化で効率的な接客
- 直感的に操作できるUIでキャンペーン設定が簡単
- ユーザー行動の可視化でコンバージョン率の改善が見込める
Robee
Robeeは、データ分析に基づいて、ポップアップ表示やチャット機能の施策が行えるツールです。顧客IDと接客データを紐づけられるため、データ分析が細部まで行えます。単にツールを設置するだけでなく、データ取得とユーザーニーズを分析した上でターゲットに合わせた施策を行えるのが魅力です。
Robeeの特徴
- データに基づく施策設計で獲得効率の向上が見込める
- 広告代理店ならではの広告施策とデータ連携
- ユーザーニーズに合わせたカスタマイズ施策を行える
Promolayer
Promolayerは、サイト離脱防止・カゴ落ち対策・CVR改善・新規顧客獲得対策が行えるポップアップツールです。300以上のテンプレートから、ユーザーに合わせたデザインを選択できます。ポップアップのカスタマイズも可能で、トリガーやターゲット設定も詳細に設定できるのも特筆すべき点です。機能に制限はありますが、無料で使えるプランがあるため、導入前に試用することも可能です。
Promolayerの特徴
- 300以上のテンプレートで自由にデザインできる
- 細やかなトリガー設定で効果的な対策を実施可能
- 試用可能な無料プランあり
URL: https://promolayer.io/about/
Sprocket
Sprocketは、Web接客やサイト改善を行えるツールです。行動データ分析機能を備えているため、個別ユーザーにあった施策が行えます。専任のコンサルタントから、施策の立案や実行、検証のサポートを受けられるため、運用面に不安がある企業にも向いています。300社以上の導入事例があり、幅広い業界で使用された実績があるのも特徴です。
Sprocketの特徴
- 専任コンサルによる継続的なサポートが受けられる
- 300社以上の導入事例あり
- 1to1コミュニケーションが実現できる
SiteLead(旧賢瓦)
SiteLead(旧賢瓦)は、初心者でも容易にヒートマップ分析と離脱防止ポップアップ機能を活用できるWebサイト改善ツールです。アテンションヒートマップなどを用いてユーザー行動を把握し、離脱率の改善につながる具体的な施策の提案が受けられます。導入や分析のサポートも充実しているため、初めてWebサイト改善に取り組む企業にも向いています。
SiteLead(旧賢瓦)の特徴
- 初心者にも分かりやすいシンプルな操作性
- 全業種対応で幅広いニーズに応える柔軟性
- 無料で使えるプランあり
URL: https://kenga.tech/
チャットプラス
チャットプラスは、約5,000以上もの豊富な機能を持つチャットボットサービスです。AIが質問の意味を解読し、ナレッジベースから自動回答することで、訪問者に対する臨機応変な対応が可能になります。サイト訪問者一人一人に最適なコミュニケーションが提供できるため、コンバージョンの改善に貢献するツールと言えるでしょう。
チャットプラスの特徴
- AI会話機能で質問に自動対応
- 豊富なカスタマイズオプション提供
- コンバージョン改善に役立つデータ分析機能
URL: https://chatplus.jp/
Flipdesk
Flipdeskは、サイト改修なしでフレキシブルなWEB接客を実現するツールです。ユーザーの会員属性、購買情報、閲覧情報などを収集し、データを基にターゲティングを行い、ユーザーの課題やニーズに応じた接客アクションを展開します。デザインテンプレートも豊富にあるため、アパレルや飲食店、銀行など、あらゆる業種や業態で活用できるでしょう。
Flipdeskの特徴
- サイト改修不要で多彩なWEB接客実現
- 詳細なユーザーデータ収集とターゲティング
- コンバージョン向上に直結する多機能性
URL: https://materialdigital.jp/
Gyro-n EFO
Gyro-n EFOは、エントリーフォーム最適化(EFO)に特化したツールです。入力フォームの途中離脱を軽減し、コンバージョン率を高めることを目的としています。入口ページからフォーム入力完了までの訪問数の変化を分析し、エラー表示の最適化や入力支援、入力完了までの進行状況の表示を行います。ユーザーの入力ストレスを軽減させることで、フォームでの離脱を減少させたい企業に向いています。
Gyro-n EFOの特徴
- 入力フォームの途中離脱を軽減
- エラー表示と入力支援でユーザビリティ向上
- コンバージョン率の大幅な改善効果
URL: https://www.gyro-n.com/efo/
まとめ
サイト離脱防止ツールは、サイトの離脱率の改善だけでなく、コンバージョン率の向上や問い合わせ数の増加に役立つツールです。各ツールにはそれぞれ特色があるため、ビジネスの目的や要件に最も合ったものを選ぶことが重要です。本記事を参考に、自社にあったツールの導入を検討してみてください。Webサイトの離脱率を改善し、目標達成に向けた一歩を踏み出してみませんか。
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