カゴ落ち対策ツールおすすめ4選を徹底比較!機能やメリット・デメリットと選び方を紹介

2024年01月04日(木) EC・店舗管理

こんにちは。マニュアル作成・ナレッジ共有ツール「NotePM」ブログ編集局です。

顧客が商品をカートに入れたのに、購入に至らない状況を改善したいと思うECサイトの運営担当者は少なくありません。「カゴ落ち」とは、主にEC業界で使われる言葉で、顧客が商品をカートに入れたものの、最終的にサイトを離脱をしてしまうことを指します。

カゴ落ち対策には、ツールを活用すると便利です。しかし、カゴ落ち対策ツールはどのようなことが可能で、どのツールを選べば良いか分からない人もいるかもしれません。そこで本記事では、カゴ落ち対策ツールの概要と機能、導入のメリット・デメリット、選び方、カゴ落ち対策ツールのおすすめ5選を紹介していきます。

カゴ落ち対策ツールとは?

カゴ落ち対策ツールとは、オンラインショッピングでのカゴ落ち(ショッピングカートに商品を入れたが購入せずに放置すること)を減らすために活用されるツールのことです。顧客の購入プロセスをよりスムーズにし、購入を促進することを目的として使われます。カゴ落ち対策ツールを適切に使用することで、オンラインショッピングでのカゴ落ち率を低下させ、顧客満足度を向上させられるでしょう。

カゴ落ち対策ツールの機能

カゴ落ち対策ツールの機能は、主に以下の3つがあります。

  • 離脱防止機能
  • フォロー機能
  • 分析機能

それぞれ、解説していきます。

離脱防止機能

カゴ落ち対策ツールの機能の1つ目は、離脱防止機能です。離脱防止機能の代表的なものに、ポップアップ機能とレコメンド機能があります。ポップアップ機能を使うと、フォーム入力画面で離脱しそうなユーザーの離脱を防ぐコメントを表示したり、お得なクーポンを表示したりすることが可能です。レコメンド機能とは、蓄積されたユーザーの閲覧履歴や購入履歴を分析することで、顧客一人ひとりに合わせた広告を表示するものです。顧客が過去に購入した商品に基づく商品、顧客が閲覧した商品に関連する商品、同じカテゴリの人気商品などを表示して購入を促すことができます。

フォロー機能

カゴ落ち対策ツールの機能の2つ目は、フォロー機能です。フォロー機能とは、一度アクションを起こした顧客に対して、アプローチする手段だと言えます。例えば、顧客が閲覧した商品やカートに入れた商品に基づいて広告を配信し、再びサイトへのアクセスや購入を促すことが可能です。また、「カート回復メール機能」も、フォロー機能の1つと言えます。カート回復メール機能では、顧客がカートに商品を追加したものの購入しなかった場合、自動的にリマインダーのメールを送信し、購入を促していきます。

分析機能

カゴ落ち対策ツールの機能の3つ目は、分析機能です。カゴ落ち対策ツールにおいて、カゴ落ちの原因を分析することはとても大切です。分析機能は、オンラインショッピングサイトやアプリケーションのユーザー行動や購入データを収集・解析し、カゴ落ちの原因や顧客の購買傾向の分析ができます。また、カゴ落ち率を測定・分析することや、カゴ落ちが多い商品やカテゴリを特定することで、対策を立てられるでしょう。

カゴ落ち対策ツールの導入メリット

カゴ落ち対策ツールの導入メリットは、主に以下の2つがあります。

  • 売上向上につながる
  • 導入の手間がかからない

それぞれ、解説していきます。

売上向上につながる

カゴ落ち対策ツール導入の最大のメリットは、売上に直結することです。カゴ落ちユーザーに対して、適切なアプローチを行うことができれば、実際の購入へとつながっていきます。また、分析機能を活用することで、顧客のニーズや傾向を把握し、効果的なマーケティング戦略を立てられるでしょう。

導入の手間がかからない

カゴ落ち対策ツール導入は、比較的導入の手間がかからないという点もメリットです。多くのeコマースプラットフォームやコンテンツ管理システムでは、プラグインや拡張機能を利用して、カゴ落ち対策ツールを比較的簡単に導入可能です。また、一部のツールやサービスは、サポートチームが、導入や設定をサポートしてくれることも少なくありません。ただし、導入に手間がかかるかどうかは、選択するツールやサービスによって異なります。事前に、ツールの導入方法を調べて、検討する必要があるでしょう。

カゴ落ち対策ツールの導入デメリット

カゴ落ち対策ツールの導入デメリットは、主に以下の2つがあります。

  • ツールの導入後も分析が必要になる
  • イメージダウンにつながる可能性もある

それぞれ、解説していきます。

ツールの導入後も分析が必要になる

カゴ落ち対策ツールは、カゴ落ちしたユーザーへのアプローチが可能ですが、必ずしも売上につながるわけではありません。ツール導入後も継続的な分析と改善をする必要があるためです。ユーザーがカゴ落ちする原因はさまざまで、その背景を考慮した対策を行わなければ根本的な解決にはなりません。分析は、カゴ落ち対策ツールの効果を最大限に発揮させるための重要な要素です。ツール任せではなく、導入後も継続的にデータを収集・解析し、必要に応じて対策を見直していくことが大切です。

関連記事:【2024年版】アクセス解析ツールおすすめ12選を徹底比較!選ぶ際のポイントも解説(無料あり)

イメージダウンにつながる可能性もある

カゴ落ち対策ツールの導入がイメージダウンにつながる可能性もあるため、ツールの運用方法や設定には注意しなければなりません。例えば、カート回復メールやリターゲティング広告の回数が多く、しつこく感じられる場合、顧客にネガティブな印象を与えることがあります。適切なタイミングや頻度でのフォローアップをする必要があるでしょう。

また、レコメンド機能で、顧客に不適切な商品を提案したり、過去の購買履歴や閲覧履歴と関連性の低い商品を推奨したりすると、顧客に不快感を与えることがあります。問題を回避するために、カゴ落ち対策ツールを適切に設定・運用し、顧客のニーズや感情に配慮することが重要です。また、定期的に分析を行い、効果や顧客満足度を評価し、必要に応じて改善していく必要があるでしょう。

カゴ落ち対策ツールの選び方

カゴ落ち対策ツールの選び方は、主に以下の3つがあります。

  • 初期・運用コストは適切か
  • 求める機能があるか
  • 自動メールの設定ができるか

それぞれ、解説していきます。

初期・運用コストは適切か

カゴ落ち対策ツールの選び方の1つ目は、初期・運用コストは適切かという点です。カゴ落ち対策ツールの料金体系には、配信メールの上限数や搭載機能で決まる月額制と、配信メール上のURLクリック数ごとの従量課金制があります。どちらも、相応の初期導入費用は発生します。その上で、見込まれる成果とランニングコストのバランスを精査する必要があるでしょう。

求める機能があるか

カゴ落ち対策ツールの選び方の2つ目は、求める機能があるかという点です。離脱したユーザーにアプローチする手段として、リマインドメール配信やプッシュ機能通知があります。一方で、ECサイトからの離脱は、決済フォームやサイト自体に何かしらの原因があることも考えられます。カゴ落ち対策ツールの代表的な機能は、離脱抑止のクーポンや購買訴求のメッセージポップアップ機能などです。自社でカゴ落ちが起こる原因に対して、必要な対策を見極めた上で、求める機能が付帯しているかを確認しましょう。

自動メールの設定ができるか

カゴ落ち対策ツールの選び方の3つ目は、自動メールの設定ができるかという点です。多くのカゴ落ち対策ツールは、基本的に自動メール配信機能は付帯しています。その中で、配信メールの種類や設定できる配信条件はさまざまです。効果的なカート回復メールの送信タイミングは、ショップや商品によって異なります。導入前に、検討しているツールが送信タイミングをカスタマイズできるかを確認しましょう。

また、顧客を新規顧客とリピート客などに区分し、それぞれの段階に合わせたメッセージや割引クーポン、優待特典などを提供できる機能があると、より効果的なリマインダーメールを送ることが可能です。しかし、細かな設定になるほど知見や経験を求められるため、自社の人材を鑑みて現実的に運用できるツールを見定めましょう。

カゴ落ち対策ツールのおすすめ4選

ここからは、おすすめのカゴ落ち対策ツールを以下の4つ紹介していきます。

  • SaleCycle
  • BOTCHAN Payment
  • CART RECOVERY
  • CODE Marketing Cloud

それぞれ、解説していきます。

SaleCycle

SaleCycleは、手軽で効果的なカゴ落ち対策ツールです。カート回復メールやブブラウザ離脱メール、リターゲティング広告など、顧客に合わせた最適なフォローアップ機能があります。また、メールテンプレートや送信タイミングのカスタマイズができるため、ブランドイメージに合ったデザインや文面を作成できるのも魅力です。さらに、個々の顧客にあわせて、適切なメッセージや割引クーポンなどを提供できるため、カゴ落ちの削減とコンバージョン率の向上に貢献するでしょう。

SaleCycleの特徴

  • カゴ落ちしたユーザーにリマーケティングメールを送信可能
  • レコメンド機能でメール送信可能
  • 顧客データの収集・分析機能

URL: https://salecycle.clovertech.jp/

 

BOTCHAN Payment

BOTCHAN Paymentは、チャット型のカゴ落ち対策ツールです。カート回復メールやリターゲティング広告のほか、顧客対応に有力なチャットボットを導入しています。チャットボットを活用して、顧客が決済フォームの入力時に抱える疑問や懸念をリアルタイムで解決できるため、カゴ落ちの回避につなげることが可能です。また、分析機能に優れており、顧客の購買行動やカゴ落ちの原因をリアルタイムで把握できます。分析結果から効果的な施策を実行し、売上向上を目指すことができるでしょう。

BOTCHAN Paymentの特徴

  • チャットボット型のCV改善ツール
  • 決済フォームでの顧客対応が可能
  • 累計600社以上の導入実績

URL: https://botchan.chat/product/payment

 

CART RECOVERY

CART RECOVERYは、カゴ落ち特化型のマーケティングオートメーションツールです。カート回復メール・リターゲティング広告・離脱検出ポップアップなどの機能があり、購入を躊躇している顧客へ適切なタイミングでアプローチができます。分析機能があるため、リアルタイムでカゴ落ち状況や顧客行動を把握でき、効果的な施策を実行することができるでしょう。導入コストも手頃で、中小企業やスタートアップにも適したツールと言えます。

CART RECOVERYの特徴

  • 配信時間帯など詳細なメール設定が可能
  • グラフ化された効果測定機能で可視化可能
  • 無料トライアル期間あり

URL: https://www.submit.ne.jp/cartrecovery

 

CODE Marketing Cloud

CODE Marketing Cloudは、カゴ落ち対策に効果的なオールインワンのマーケティングツールです。さまざまな業界別に適した問い合わせフォームや割引クーポンなどのテンプレートがあるため、専門知識がない担当者でも、ウィジェットを作成可能です。タグを設置するだけで使えるため、導入に手間がかからないツールと言えるでしょう。

CODE Marketing Cloudの特徴

  • 業界別のテンプレートが豊富
  • 顧客の行動データを収集・分析可能
  • Google Analyticsなどと連携可能

URL: https://codemarketing.cloud/

 

まとめ

本記事では、カゴ落ち対策ツールの概要と機能、導入のメリット・デメリット、選び方、カゴ落ち対策ツールのおすすめ5選を紹介しました。カゴ落ち対策ツールは、離脱防止機能やフォロー機能、分析機能などがあり、ツールによって特徴が異なります。導入する前に、自社の抱える課題に即した機能のあるツールを選ぶことが重要です。本記事を参考に、適切なツールを選び、効果的に活用して、オンラインショップの売上向上を目指していきましょう。

関連記事:【2024年版】ネット販売のおすすめサービス10選を徹底比較!

おすすめの情報共有ツール「NotePM」

NotePM

NotePM(ノートピーエム) は、Webで簡単にマニュアル作成できて、強力な検索機能でほしい情報をすぐに見つけられるサービスです。さまざまな業界業種に導入されている人気サービスで、大手IT製品レビューサイトでは、とくに『使いやすいさ・導入しやすさ』を高く評価されています。

NotePMの特徴

  • マニュアル作成、バージョン管理、社外メンバー共有
  • 強力な検索機能。PDFやExcelの中身も全文検索
  • 社内FAQ・質問箱・社内ポータルとしても活用できる
  • 銀行、大学も導入している高度なセキュリティ。安全に情報共有できる

URL: https://notepm.jp/

NotePMについて詳しく見る >