【2024年版】アクセス解析ツールおすすめ12選を徹底比較!選ぶ際のポイントも解説(無料あり)

2024年03月28日(木) マーケティング

こんにちは。マニュアル作成・ナレッジ共有ツール「NotePM」ブログ編集局です。

Webマーケティングを加速するために、アクセス解析ツールの導入や見直しを検討されている方も多いのではないでしょうか。コンテンツ制作した後に、アクセス解析ツールを使って訪れたユーザー数やユーザーの行動分析を行うことは、売上アップや改善のために非常に重要となります。本記事ではアクセス解析ツールについて、おすすめツールの紹介に加え、選ぶ前に知っておくべき概要と種類、選び方について詳しく解説していきます。

アクセス解析ツールとは

まずはアクセス解析ツールについて以下3点を紹介します。

  • 概要
  • Web解析ツールとの違い
  • アトリビューションツールとの違い

それぞれ解説していきます。

概要

アクセス解析ツールとは、Webサイトを閲覧した訪問ユーザーの属性把握や行動を分析するためのツールです。ユーザーの性別や年齢層、よく見る分野のサイトを推測します。また、ユーザーがページ内のどの部分を時間かけて読んでいるのか、どこのボタンをどれくらい押したかのクリック率など、成約・購買につながる行動を分析します。

Web解析ツールとの違い

アクセス解析ツールとWeb解析ツールとの違いについて見ていきましょう。Web解析ツールとは、特定のWebサイトや検索キーワードなどに対して、アクセス状況を解析するためのツールです。Web解析ツールは複合ツールです。解析範囲として、自社サイトだけでなく他社サイトも含めて、特定キーワードの解析、ユーザー動向の可視化を行います。
違いとして、Web解析ツールの中にアクセス解析ツールが含まれます。アクセス解析ツールをWeb解析ツールと呼ぶこともありますし、Web解析ツールの一部としてアクセス解析ツールと呼ぶこともあり、人や見方によって異なります。

アトリビューションツールとの違い

アクセス解析ツールとアトリビューションツールとの違いを見ていきましょう。アトリビューションツールは、マーケティング活動の精度向上を目的としたツールです。ユーザーが自社のWebサイトに訪れたのをきっかけに、商品やサービスの成約につながった場合において、サイト動向の測定結果から分析を行います。具体的には、画面遷移や閲覧したメディアの測定などです。
アクセス解析ツールは、Webサイトの閲覧数や行動分析をするためのツールです。アトリビューションツールとアクセス解析ツールは、得られる分析結果も異なりますが、そもそもの目的から異なります。

3種類のアクセス解析ツール

アクセス解析ツールの種類として、以下3点を挙げます。

  • サーバログ型
  • パケットキャプチャリング型
  • Webビーコン型

それぞれ解説していきます。

サーバログ型

アクセス解析ツールの種類の1点目はサーバログ型です。サーバログ型とは訪問ユーザーのアクセス履歴などのログを、Webサーバーに直接保存する方法になります。ログ解析を行うためにサーバーにアクセスして、置かれているログファイルを操作PCにダウンロードします。そして、予め操作PCにインストールしてある解析ソフトにログファイルを読み込ませ、アクセス結果等を分析していきます。分析に使用するのはログファイルのみなので、Webサーバー側にはほとんど負担をかけない、稼働中もログファイルを取り出せる、というメリットがあります。しかし、ログ分析するためには、都度手動でログファイルをダウンロードし、解析ソフトへの読み込みするなど手間が必要なため、リアルタイム解析には向いていません。

パケットキャプチャリング型

アクセス解析ツールの種類の2点目は、パケットキャプチャリング型です。パケットキャプチャリング型とはネットワーク上に専用の解析サーバーを設置して、操作PC端末とWebサイトのサーバ間のパケットを取得し、解析する方法になります。
メリットとして、Webサーバーには何もしなくても良いため、負荷を抑えることが可能です。また通信パケットを常に取得しているため、リアルタイムの解析ができることです。Webサイトに大量のアクセスが発生した場合においても、安定した通信によるデータ収集が可能になります。ただし、間に専用サーバーを設置する必要があるため、サーバーログ型やWebビーコン型に比べて初期コストが高くなる傾向にあります。

Webビーコン型

アクセス解析ツールの種類の3点目は、Webビーコン型です。Googleアナリティクスなど広く採用されている方法となります。Webビーコン型とはユーザーがWebサイトをアクセスした瞬間に、サイトに埋め込まれた解析用のプログラムタグが実行され、専用の解析サーバーにアクセスログが送られることで、閲覧データが記録される方法です。
初期設定として、WebページにJavaScriptなどの解析専用タグを埋め込む必要があります。サイトの作りによっては、各ページごとにタグを埋め込まなければならないなどタグの設置に手間がかかることもありますが、サーバログ型、パケットキャプチャリング型に比べて解析の精度が高いと言われています。WordPressでは一部アクセス解析ツール用の連携プラグインも用意されているため、設置が簡単です。

アクセス解析ツール選定に意識すべき5つのポイント

アクセス解析ツール選定に意識すべきポイントについて、以下5点を挙げます。

  • 目的
  • 機能面
  • 操作性
  • コスト
  • 試用期間

それぞれ解説していきます。

目的

アクセス解析ツール選定に意識すべき1点目のポイントは、ツールが目的に沿っているかどうかです。ツールを何の目的で利用するのか、利用することでいつまでにどのような結果を具体的に得たいのか、アクセス解析をすることの最終ゴールはいつ、何であるのかを明確に決めることが大切です。例えば、現状Webサイトの訪問者数が月間100人であり、半年後には1000人まで伸ばし、成約数を上げていきたいなどがあります。ツールを導入するのであれば、現状を知るだけでなく、目的とゴールを明確に定めて、それに向けて改善を続けることが効果的です。

機能面

アクセス解析ツール選定に意識すべき2点目のポイントは、機能面です。自社に必要な機能がツールに備わっているかどうか、しっかりと確認することが大切です。アクセス解析ツールには主に、サイトページビュー・ヒートマップ機能・複数サイト解析・レポート機能・運用サポート等といった多くの機能があります。ツールが違えば含まれない機能もありますし、単にサポート機能といっても、メールなのか電話なのかチャットなのか24時間対応か、等、自社の基準に合わせて問い合わせできるかなどが大きく変わります。また自社にとって不要な機能もあります。ページのアクセス数だけ確認したいのであればヒートマップ機能は不要になります。
どんな機能が搭載されているか、自社が実際に使う機能は何なのか、細かく確認しましょう。

操作性

アクセス解析ツール選定に意識すべき3点目のポイントは、操作性です。導入・初期設定作業が簡単であることはもちろん、実際に使う操作者にとって使いやすいか、長期間使い続けられるかの見極めが大切です。どんなに機能数が豊富で分析機能も優れていても、使うことができなければ全く意味がありません。自社の操作者のレベルを確認の上、実際に操作を続けることが可能か、分析しやすいか、問題点改善点を瞬時に把握できるかなど、細かく確認しましょう。導入前に実際に操作感を試すこともおすすめです。

コスト

アクセス解析ツール選定に意識すべき4点目のポイントは、コストです。アクセス解析ツールには、無料ツール・有料ツールどちらもあります。これから初めてアクセス解析ツールを使うのであれば、まずは無料版を利用されることをおすすめします。無料でも多くの機能が搭載されているものも多いからです。その上で物足りない、広告を消したい、更に高度な分析をしたい、と感じた場合、有料版に切り替えるのが良いでしょう。
アクセス解析ツールがどのようなものかを知っている、ほとんどの機能を使ったことのある中上級者であれば、有料ツールを使うことをおすすめします。有料版はマーケティング機能など、アクセス解析の一歩上をいくサービスが多いからです。有料ツールを選ぶ際は、操作感を重視しすぎるのではなく、目標や収益面から考えることも大事です。機能面だけでなく、コストと収益のバランスをしっかりと意識していきましょう。

試用期間

アクセス解析ツール選定に意識すべき5点目のポイントは、試用期間です。無料版の場合は不要ですが、有料版の場合お試し期間があるかどうかが重要ポイントとなります。せっかくお金を払っても操作性が難しく使い続けられなければ意味がありません。また、実際に使ってみたら目的に見合ったものでなかった、という可能性もあります。
試用期間の間に、操作者が簡単に操作できるか、今後も使い続けられそうか、目標を達成できるための機能はあるかなど、確認が必要です。アクセス解析ツールは実際に試してみなければ気づけないことも多いため、試用期間があるかを事前に確認しましょう。

アクセス解析ツールのおすすめ11選(無料あり)

おすすめのアクセス解析ツールを以下に11選紹介していきます。

Googleアナリティクス

Googleアナリティクスは、Googleが提供する自社Webサイトアクセス状況の分析ツールです。個人から企業まで多くのユーザーが導入しており、Googleアカウントがあれば無料で使えます。アクセス数、購買ボタンを押した数などの分析を始め、多くの高機能が用意されています。ページ遷移の分析など、使いこなすためには開発者スキルが必要と言われています。

Googleアナリティクスの特徴

  • 閲覧数・イベント数・購買数などを始めとした分析が可能
  • 社内からのアクセスと、社外アクセスを分けることが可能
  • Googleアカウントを開設すれば無料で利用可能

URL: https://analytics.google.com/analytics/Web/?hl=ja#/

 

Googleサーチコンソール

Googleサーチコンソールは、Googleが提供する自社Webサイト検索に関する分析ツールです。
Google検索によってサイトが表示された回数、クリック数、検索キーワードの順位などを確認できます。またページにSEOに関する問題がある場合、検出結果と改善点を管理者に通知することも可能です。

Googleサーチコンソールの特徴

  • 検索・SNS・直接などユーザーがどうやってアクセスしているかわかる
  • Googleアナリティクスとの違いはサイトに訪れる前の問題の確認が可能であること
  • Googleアカウント開設で無料で使える

URL: https://search.google.com/search-console?hl=ja

 

Similar Web

Similar Webは、Googleも導入しているあらゆるWebサイトの分析を可能にしたツールです。アクセス解析だけでなく、主要エンゲージメント指標であるマーケットに対する比較を一目で理解できるという特徴もあります。有料のエンタープライズ版では、キーワード分析や、最大3年分のウェブトラフィックデータ、対前年度から経時的な成長のベンチマークも可能になります。

Similar Webの特徴

  • 自社サイトだけでなく競合のサイトのアクセス状況も分析可能
  • 無料版では検索キーワード上位5件まで3ヶ月分のデータ分析が可能
  • 有料版では業界分析や人気ページなど、競合分析に特化した機能が豊富

URL: https://www.similarWeb.com/ja/

 

Googleアナリティクス360

Googleアナリティクス360 (GA360)は、Google社が提供するGoogleアナリティクスの有料版です。無料版のGoogleアナリティクスに比べて機能が豊富であり、使いやすい管理画面を用意し、高度な分析非サンプリングレポートなどを簡単に行えます。また大規模なデータ処理も得意であり、分析結果をBigQueryに渡すことも可能です。

Googleアナリティクス360の特徴

  • データ反映までの時間が4時間と圧倒的な速さ
  • Google広告などGoogleサービス内の連携も容易
  • Salesforceとのリンクにより購買に成果を上げている要素の特定が可能

URL: https://marketingplatform.google.com/intl/ja/about/analytics-360/

 

User Insight

User Insightはヒートマップ機能を搭載したアクセス解析ツールです。サイトに訪れたユーザーがページのどの箇所を集中して、時間をかけて見ているのか、どこをクリックしたのかを簡単に特定することが可能になります。誰にでもわかりやすい管理画面を用意しており、初心者でも簡単に操作することが可能です。

User Insightの特徴

  • 首相官邸を始め日本を代表する有名企業が導入
  • PC・スマホ・タブレットなど端末ごとの分析が可能
  • 勉強会の開催など万全なバックアップ体制により初心者の分析も容易

URL: https://ui.userlocal.jp/

 

List Finder

List FinderはBtoBのためのマーケティングオートメーションツール(MAツール)です。
初めてMAツールを導入する企業でも安心して使えるように、万全なサポート体制を整えています。専任コンサルタントが導入初期を伴走するため安心して導入できる、運用後も無料でサポートを受けることが可能です。

List Finderの特徴

  • 国内の導入実績は1,800アカウント以上
  • 導入初期は担当コンサルタントによるサポートあり
  • 月額3万円台からと、MAツールの中でも取り入れやすい価格を実現

URL: https://promote.list-finder.jp/

 

忍者アクセス解析

忍者アクセス解析は、無料でリアルタイムにアクセスを解析することが可能です。検索ワードによるユーザーのニーズ特定、リピーター率を確認することによって、ページの現在の充実度を把握でき、サイトの改善すべきポイントが明確になります。

忍者アクセス解析の特徴

  • 訪問ユーザーが初めてサイトに訪れた日や前回日付の特定が可能
  • 4ヶ月分のアクセスログ保存可能
  • 全ての機能を無料で利用可能(広告を非表示にしたい場合は有料プランへの切り替えが必要)

URL: https://www.ninja.co.jp/analyze/

 

Ptengine

Ptengineはサイトの直感的な分析、直感的なサイト最適化を可能にするための、サイト運営プラットフォームです。2020年度の利用満足度は90%以上と、誰でも使いやすいことに評価が高いという特徴があります。ワンクリックでユーザーの心理を解き明かすことが可能になるなど、利用可能なセグメント数として合計23種も用意されています。

Ptengineの特徴

  • 世界20万以上の利用者数、国内利用者数No.1
  • 自社のデータベースのデータや外部サービスとの統合可能
  • Googleアカウントで登録が可能

URL: https://www.ptengine.jp/

 

アクセス解析研究所

アクセス解析研究所は、無料で業界最高水準のアクセス解析を行うことができるツールです。訪問ユーザーに名前をつけることができ、その後のドメイン間を超えた動向を継続的に追跡できます。文字と線で構成されたとてもシンプルなデザインで広告もなく、使いやすいとユーザーからの評価も高いです。

アクセス解析研究所の特徴

  • 訪問ユーザーのGPS座標の解析や動向など継続的な追跡が可能
  • データ解析結果のクラウド上(Googleドライブ)に永久保存可能
  • 全て無料で利用可能(広告表示なし)

URL: https://accaii.com/

 

SiteLead(サイトリード)

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SiteLead(サイトリード)は、業界最安値を目指した、無料で始められるヒートマップツールです。
3種類のヒートマップで解析できるのはもちろん、賢瓦の人気機能である離脱防止機能と連動し、「離脱したユーザー」のヒートマップ解析でWebサイト改善が可能です。

SiteLead(サイトリード)の特徴

  • 月1000円代で25000PV計測
  • 離脱防止ポップアップと合わせて使える
  • エンジニア不要で3stepで導入可能

URL: SiteLead(サイトリード)

 

i2i. jp

i2i.jpはアクセス解析をはじめ、サイト内ランキングやアクセスランキングなどの機能を無料で使えるWebパーツです。自社サイトにタグを設置するだけで、足跡追跡、生ログ、リピータ分析などの高度な機能を使うことができます。新有料版では、既存ユーザーから要望の多いアクセスランキングとサイト内ランキングの広告非表示が可能となっています。

i2i.jpの特徴

  • 必要な機能をWebパーツとしてサイトに設置
  • アクセス解析では携帯やスマートフォンインフラ分析機能あり
  • 登録から利用まで全て無料(広告表示なしの有料版もあり)

URL: https://i2i.jp/

 

みやすい解析(sibulla)

みやすい解析は、sibullaの「ウェブ解析機能、広告効果測定機能、SEO効果測定機能」に加え自社の Web サイトやポータルサイト内のコンテンツの興味関心を探知し、営業やマーケティング活動を効率的に進めるための支援ツールです。従来機能よりも使いやすく、サポート体制も一層強化されており、多くのユーザーからの評価が高くなっています。
※sibullaは2017年8月1日より兄弟ツールである「みやすい解析」に名称変更・統合されました。

みやすい解析の特徴

  • 申し込み、タグの設置のみでサービス利用開始可能
  • 月額8,000円からMA ツールの仕組みを利用することも可能
  • 収集したアクセスデータ数に応じて利用料金を決定

URL: https://www.kan.co.jp/publics/index/130/

 

まとめ

アクセス解析ツールについて、概要、種類、選ぶ際に意識すべきポイントについて解説していきました。アクセス解析ツールは、現状のWebサイトの改善ポイントをしっかりと理解するために非常に大切なツールです。どのツールが自社に役に立つのかまだ迷われている方は、まずは機能も充実してる無料ツールから使ってみて、操作性と効果を確認されてみることをおすすめします。

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