マネジメントに必要な能力は5つ!能力アップのための取り組みも解説

2024年09月16日(月) ナレッジ共有

こんにちは。マニュアル作成・ナレッジ共有ツール「NotePM」ブログ編集局です。

リーダーやマネージャーに必要な資質は、「マネジメント能力」と呼ばれています。個人の資質だと考えられることもありますが、実は職場環境を整えることで従業員のマネジメント能力を育むことも可能です。チームや組織を導いていくためには、具体的にどのような能力が必要とされるのでしょうか。

この記事では、マネジメント能力を構成要素にまで分解し、詳しく解説していきます。また同時に、マネジメント能力を高めるために効果的な取り組みについても紹介していきます。

マネジメント能力とは

「マネジメント能力」という言葉はよく使われますが、そこに含まれる能力は多岐にわたります。まずはその定義とともに、なぜマネジメント能力と呼ばれるのかを理解しやすくなるように、マネージャーの役割について整理してみましょう。

「マネジメント能力」の定義

「マネジメント能力」とは、ヒトや組織を管理するために必要なさまざまな能力全般を全般的に指す言葉です。マネージャーの役割は、組織として目標を設定し、達成に向けた計画を立て、経営資源(ヒト・モノ・カネ)を効果的に活用していくことです。その一連のプロセスをリードしていく総合的な能力が、現代のビジネス現場において「マネジメント能力」と呼ばれています。

マネージャーの役割

管理といっても、単に指示を出したり監視したりするだけの権限を「マネジメント能力」とは呼びません。マネージャーの役割は、自分の仕事だけでなく、チームやそのメンバー、つまり「他者」の仕事と成果に責任を持つことです。それには、「目標をはっきりと定義し、その達成のため」にマネジメントを行なっていくことが不可欠となるでしょう。


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マネジメント能力を構成する5つの要素

次に、マネジメント能力と呼ばれるものにどのようなスキルがあるか、より具体的に見ていきましょう。

【その1】目標設定能力

組織の目標や成果に責任を持ち、重要な意思決定や管理業務を行なう能力です。また、設定する目標は具体的、かつ現実的に達成可能なものであることが重要となります。適切な目標設定を行なうためには、現状の分析能力や、課題の発見・解決能力も求められてきます。

【その2】進捗管理能力

進捗管理能力とは、目標に対して業務が計画通りに進んでいるかを把握し、マネジメントしていく能力のことです。またそのなかには、進捗を把握するためのメンバーとのコミュニケーション能力や、人材・資源等のリソースを最適に配分していく計画能力などが含まれます。

【その3】人材育成能力

人材育成能力は、組織としてのパフォーマンスを向上させるため、メンバーの能力向上を促進していく能力です。人材育成を効果的に進めるには、短期的な業務遂行能力と、中長期的なキャリアプラン、その両方を考慮した育成計画を立てることが大切です。また同時に、メンバーのモチベーションもマネジメントしていく必要もあるでしょう。メンバー1人ひとりの強み・弱みを把握するための分析能力や、指導・フィードバックを行なうためのコミュニケーション能力なども、関連してきます。

【その4】交渉・折衝能力

関係者間の利害調整を行なう能力です。マネージャーには、経営層の方針や意思をメンバーに伝えたり、逆に現場からの提案や要望を経営層に伝えたりといった役割もあります。そのため、幅広い人物と交渉や折衝を行なっていく必要が生まれてきます。

【その5】労務管理能力

部下の健康や安全に配慮し、労働基準法や会社のルールを守らせる能力のことです。日々の業務指示を行なう進捗管理能力とも関連してきますが、精神的なゆとりも持てるように環境を整えていった方が、組織のパフォーマンスを最大限に発揮できるようになるでしょう。また適切な環境をつくるためには、法律やコンプライアンスに対する知識を積極的に学んでいく姿勢も欠かせません。

マネジメント能力を高めるために効果的な取り組み

マネージャーの役割は、メンバーや組織に影響を与えていくことです。裏を返せば、マネジメント能力を高めるためにはマネージャー個人の取り組みだけでは不十分といえます。マネジメント能力を高めるために、どのような取り組みを行なっていけばいいか、まとめてみました。

【その1】自己分析

ここまで解説してきたように、マネジメント能力には広範かつ多彩な能力が含まれています。そのためマネージャーが自分自身のマネジメント能力を高めようとする場合は、まずどの能力から伸ばすべきか、どのようなマネジメントスタイルをとるべきか、といった分析が必要となるでしょう。

代表的な手法としては、適したリーダーシップやコミュニケーションを性格タイプで分類する『MBTI(マイヤーズ・ブリッグス・タイプ・インディケーター)』や、自分の置かれている環境を「強み(Strengths)」「弱み(Weaknesses)」「機会(Opportunities)」「脅威(Threats)」に分けて分析する『SWOT分析』などがあります。またこれらの分析は、部下の育成にも役立つものですから、ぜひ学んでみてください。

【その2】情報共有の活性化

マネジメントを行なっていく上で、情報共有やコミュニケーションは非常に重要な役割を担います。例えば業務指示や人材育成では、メンバーと密にコミュニケーションをとり、各個人の行動原理や価値観を理解することでその効果はケタ違いとなるでしょう。また、業務ノウハウや成功事例などの情報が組織内で「ナレッジ」として共有されるようになれば、学習や業務遂行の効率は大きく向上します。マネージャーは、自分が持つ情報や知識をメンバーに積極的に開示したり、メンバーが持つ情報や知識を引き出したりすることで、マネジメント能力を発揮しやすい環境をつくっていけます。

そのためにも、ナレッジの共有に特化したNotePMのような情報共有ツールは大変効果的です。テンプレートなどを活用すれば、簡単に業務ノウハウのマニュアル化を実現できます。さらに、チーム内でフィードバックや評価を送り合うコラボレーション機能も備えているため、情報共有とコミュニケーションが自然と活性化されていくことになるのです。

関連記事:【完全版】ナレッジマネジメントの意味や手法をわかりやすく解説!

【その3】風土づくりやチームビルディング

組織が目標を共有し、同じ方向へ進んでいくためには、組織が持つ「風土」や「カルチャー」の醸成も欠かせません。これらは、メンバーのモチベーションや、協力体制などに大きな影響を与える要素となります。風土が悪化すれば、メンバーは仕事内容や他のメンバーに対して不満を持つような事態に発展していくでしょう。

マネジメント能力を高めるためには、マネージャーが社内の風土を意識的に形成していく必要があります。例えばNotePMを活用して、組織のビジョンやルールを明文化していつでも参照できるようにすることも、風土づくりに役立つでしょう。また、日報などの情報をNotePM上に蓄積しておけば、レポーティング機能によって分析することも可能となります。これによりメンバーの貢献や成果の評価、フィードバックを行ないやすくなり、モチベーションや自主性を高めていけます。

関連記事:組織風土とは?社風や企業風土との違い、改善するための手法を解説!


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まとめ

マネジメント能力を構成要素にまで解剖し、さらにその能力を向上させるための方法に目を向けてみると、実は個人の資質だけにとどまらないことが見えてきました。優れたリーダーを育成するためには、組織全体で取り組んでいく必要があります。

マネージャーにとって、マネジメント能力を最大限に発揮できる環境を自ら作り出せるように取り組んでいくことも重要な役割といえます。その環境づくりには、NotePMも大いに役立つことでしょう。ご参考としていただけましたら幸いです。

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