こんにちは。マニュアル作成・ナレッジ共有ツール「NotePM」ブログ編集局です。
社員同士のコミュニケーションを活性化させる手法の1つが、社内サークルや勉強会などの「社内コミュニティ」です。社内コミュニティには、部署を超えたナレッジ共有を促せたり、人材の定着率を改善できたりと多くのメリットが期待できます。そのため、近年は社内コミュニティの形成を容認・推奨する企業も珍しくありません。
そこで今回は、社内コミュニティのメリットや重要な理由、社内コミュニティの種類・例について解説します。また、今注目されている「ナレッジコミュニティ」の存在も紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
社内コミュニティとは?
大前提として、コミュニティとは、年齢や立場を問わず結びついている人たちの集まりを指します。なかでも社内コミュニティとは、社内サークルや勉強会、ワークショップをはじめ、職場内で形成されているコミュニティのことです。企業が資金を援助して創設したり、社員が自主的に立ち上げて運営したりと、企業によってさまざまなスタイルがあります。
最近はリモートワークの普及に伴い、オフラインだけでなく、オンライン上の社内コミュニティも広がってきています。そのため、SNSグループのようなオンライン上の集まりも、社内コミュニティに含むことが一般的です。
社内コミュニティに注目が集まる背景
近年は社内コミュニティに注目が集まっており、企業として積極的に推奨するケースも珍しくありません。
そこで本章では、社内コミュニティに注目が集まる背景について解説します。
終身雇用の崩壊
近年は終身雇用の文化が崩れつつあり、転職や再就職も当たり前になりつつあります。企業としては、人材の流動化が加速するなかで、いかに優秀な人材を社内に定着させるかが課題となっている状況です。
その点、社内コミュニティの形成が活発化すれば、社員同士による結びつきが強くなり、社員1人ひとりの組織に対する愛着は増加します。結果的に社員の早期退職を防ぎやすくなり、定着率の向上を図ることが可能です。
ワークスタイルの多様化
近年はリモートワークやフルフレックスタイム制、時短勤務などの柔軟な働き方が浸透しています。その結果、社員同士がオフィスでじっくり会話したり、連携して何かに取り組んだりする機会も減っているのが実情です。場合によっては、「同じ部署なのに、顔を見たことがないメンバーがいる」というケースも十分起こりえます。社内コミュニケーションの不足は、社員1人ひとりのモチベーション低下や不安感にも直結しかねない問題です。
その点、社内コミュニティが盛んになれば、働き方が多様化するなかでも横のつながりが生まれやすくなります。組織間のコミュニケーションが活性化することで、社員の仕事に対する取り組み方も前向きになりやすいのです。
社内コミュニティを形成するメリット
社内コミュニティの形成を推奨することで、企業としてどのような利点があるのでしょうか。
本章では、自社のなかで社内コミュニティが形成されるメリットについて解説します。
社員のエンゲージメントが向上する
社内コミュニティが活発化すれば、社員同士が気兼ねなく会話したり、不安を相談したりできるようになります。それに伴い、職場が社員にとって居心地の良い場所になり、社員1人ひとりのエンゲージメント(愛着や貢献意欲)が高くなるのがメリットです。結果的に、社員の仕事に対するモチベーションも向上しやすくなるでしょう。
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ナレッジ共有が活性化する
社内コミュニティでは、部署や役職、年代の垣根を超えてさまざまな社員が交流するのが特徴です。そのため、社員が自部署では得られないようなノウハウやアイデアを得られるようになります。このようにナレッジ共有が活性化することで、業務の生産性が上がったり、思わぬイノベーションにつながったりする効果もあるでしょう。
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企業のイメージアップにつながる
社内コミュニティが活性化すれば、取引先や求職者など、社外からの見られ方も変わります。具体的には、「社員の仲が良さそうな会社」「居心地が良さそうな会社」といった前向きなブランドイメージを形成することが可能です。その結果、人材採用における応募者数の増加が期待でき、継続的な人材獲得につなげやすくなります。
社内コミュニティの種類・例
社内コミュニティには、さまざまな種類があり、見込める効果も異なります。
そこで本章では、社内コミュニティの種類や例、それぞれの特徴について解説します。
社内勉強会
社内コミュニティの代表例として、「社内勉強会」があります。社内勉強会とは、資格取得に向けて有志が集まって勉強したり、社員それぞれが得意なテーマを持ち寄って発表会をしたりする社内コミュニティのことです。
社内勉強会を開くことで、社員の自発的なスキルアップにつながり、業務との相乗効果が生まれやすいのがメリットといえます。社内勉強会を運用する際には、社員にとって関心の集まりやすいテーマを選ぶことが大切です。また、社員にとって負担過多にならないスケジュールを組むことで、継続的な運用につなげられるでしょう。
社内サークル・部活
社内サークルや社内部活動も、社内コミュニティの代表例です。社内サークル・部活動では、ゴルフやフットサルなどのスポーツ系から、読書や料理などの文化系まで、企業によってさまざまな活動が行われています。
社内サークル・部活動は、趣味の合う社員同士が集まれるため、ストレス解消やモチベーション向上につながりやすいのがメリットといえます。企業のなかには、社内サークル・部活動に対して運営費を提供し、活動を積極的に推奨しているケースも珍しくありません。企業として社内サークル・部活動を容認する際には、資金提供の有無や活動可能な場所・時間をはじめ、活動に関するルールを明確に決めておくことが肝心です。
交流ランチ会
交流ランチ会とは、社員同士のコミュニケーションや経営層と現場の交流を目的に、複数の社員が集まってランチをするイベントです。企業によっては、新入社員の受け入れを円滑にする目的で実施されることもあります。
交流ランチ会は、普段夜の飲み会に参加しにくいメンバーでも気軽に参加できるため、開催のハードルを下げやすいのがメリットです。交流ランチ会をきっかけに社員同士が仲良くなり、新たなコミュニティが広がることもあります。交流ランチ会を開催する際は、企業が福利厚生で資金を支援したり、メンバーに偏りが出ないよう配慮したりすることがポイントといえるでしょう。
社内アイデアソン(ワークショップ)
企業によっては、社員が新規事業や社内ベンチャー創設を目指し、自主的にアイデアソンを実施しているケースもあります。アイデアソンとは、「アイデア」と「マラソン」を組み合わせた造語で、参加者同士でアイデアを出し合うワークショップのことです。
アイデアソンを実施すれば、社員が部署・役職の垣根を超えて人間関係を構築できるのはもちろん、多方面からのアイデアによってイノベーションを生み出せます。また、社員が企画力やプレゼン力、ファシリテーション力を鍛える貴重な場にもなるでしょう。社内アイデアソンを実施する際は、目的やゴールを事前に明確にしておくことで、狙った成果につなげやすくなります。
ナレッジコミュニティ
近年、社内コミュニティの新しい形として注目を集めているのが「ナレッジコミュニティ」です。
ナレッジコミュニティとは、 Yahoo!知恵袋やウィキペディアのように、ユーザー同士が知識やノウハウを共有し合うオンライン上のコミュニティのことです。社内においては、社内wikiツール(社内版ウィキペディア)やFAQツールのような専用のデジタルツール上で、社員同士が意見や知識を投稿し合うことを意味します。
社内でナレッジコミュニティを形成することで、社員同士が業務で困ったときに解決策を共有し合うことができ、業務の生産性を飛躍的に高められます。また、「迷ったらいつでも詳しい社員に相談できる」という社員の安心感にもつながるのがメリットです。結果的に社員同士の結びつきを強くでき、さらに組織としてのパフォーマンスを高める効果も期待できるでしょう。
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社内のナレッジコミュニティ形成に役立つ社内wikiツール「NotePM」
社内のナレッジコミュニティ形成に役立つツールとして、社内wikiツールの「NotePM」があります。
NotePMは、豊富なフォーマットに沿ってユーザーが気軽にFAQやマニュアルを作成でき、ツール上から共有できる社内版ウィキペディアです。NotePMを使えば、業務上で役立つノウハウや知識を1人ひとりが気軽に投稿できるため、社員同士の学びにつなげられます。また、コメントや「いいね」などの機能で社員同士がコミュニケーションを図れるので、質問や回答を投稿し合うモチベーションも高くなるのが利点です。ナレッジコミュニティ形成による業務の効率化・社内コミュニケーションの活性化を目指す際は、NotePMが最適といえます。
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まとめ
企業として社内コミュニティの形成を推奨することで、社員同士のコミュニケーションが活性化し、定着率アップが期待できます。社内コミュニティには社内サークルや勉強会などのさまざまな種類があるため、目的に応じて最適なコミュニティの形成を促すことが大切です。
また、社内版ウィキペディアのようなナレッジコミュニティを形成すれば、組織全体のスキルアップやイノベーションの創出につなげることも可能です。ぜひ社内におけるナレッジコミュニティの形成を目指す際には、社内wikiツールの「NotePM」をご活用ください。
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