研修動画の作り方とは?動画活用のメリットから作成手順までわかりやすく解説

2024年09月16日(月) マニュアル作成

こんにちは。マニュアル作成・ナレッジ共有ツール「NotePM」ブログ編集局です。

社内研修を効果的なものにするために、動画の活用を検討している方も多いかもしれません。研修に動画を取り入れることで、受講者によりわかりやすく内容を伝えられたり、反復学習を促せたりとさまざまなメリットがあります。受講者層や用途に応じて最適な研修動画を作成することで、人材育成の成果を一層高められるでしょう。

そこで今回は、研修動画の種類から活用のメリット、作成の手順までわかりやすく解説します。また、研修動画を最大限に有効活用するためのポイントも紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

研修動画には、どのような種類がある?

研修動画には、大きく分けて「講義・セミナー形式」「マニュアル形式」「ドキュメンタリー形式」という3つの種類があります。本章では、それぞれの特徴や活用シーンについて見てみましょう。

講義・セミナー形式

代表的な研修動画の一つが、「講義・セミナー形式」の動画です。講義・セミナー形式の動画では、実際に集合研修をしている様子や、講師がホワイトボードを使って講義している様子を録画し、わかりやすく編集します。

基本的には講師が一人で授業を進めていくタイプのシンプルな動画なので、主に知識を教示する際に有効です。例えば、商品やサービスの概要、コンプライアンスの防止方法、業務に必要な関連法規、マネジメント理論といった知識を社員へ学習させるのに有効な研修動画といえるでしょう。

マニュアル形式

マニュアル形式の動画とは、業務上の手順や動作などをわかりやすくまとめた研修動画のことです。実際に作業している様子を撮影したうえで、字幕やナレーションで説明を加えて、よりわかりやすい動画に仕上げます。

実際の作業風景を動画化できるので、見ている側もイメージをつかみやすいというメリットがあります。そのため、業務上のノウハウを教示する際に有効な動画です。例えば、電話対応や名刺交換などの社会人マナー、接客時の言葉遣い、プレゼンテクニック、機械の操作方法、コーチング技術といったテーマと相性が良いでしょう。

ドキュメンタリー形式

ドキュメンタリー形式の研修動画は、複数の映像を織り交ぜながら展開する記録動画のことです。例えば、社員の一日に密着したり、社長にインタビューをしたり、時系列で商品の歴史をまとめたりする動画が挙げられます。

ドキュメンタリー形式の研修動画は、印象的なBGMやドラマ仕立ての演出など、多様な映像手法を駆使するのが特徴です。そのため、文字だけでは伝わりにくい想いや社風を伝える際に効果が見込めます。例えば、ブランドメッセージや経営理念、社史、一緒に働く仲間の人柄などを社員に知ってもらう際に最適といえるでしょう。


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研修動画を作成するメリット

研修動画を作成することで、企業は具体的にどのような効果が得られるのでしょうか。本章では、研修動画を作成する主なメリットについて解説します。

学習効果を均一化できる

研修のクオリティは、どうしても教える側のスキルに左右されてしまいます。教えるのが苦手な上司や指導経験の浅い講師が研修を担当すると、受講者側の理解度も低くなってしまいかねません。

その点、研修動画を用意しておけば、研修のクオリティに差が出る心配がなく、社員の理解度を均一化できます。高い水準の学習効果が見込めるため、社員のスムーズな独り立ちやスキルアップを実現しやすいでしょう。

時間の有効活用を促せる

集合研修を実施する場合は、社員にスケジュールを確保させ、会場までわざわざ足を運んでもらう必要があります。その点、研修動画であれば、社員に手元のPCやスマートフォンで手軽に視聴してもらえるため、移動の手間がありません。社員にスキマ時間の有効活用を促せるため、業務全体の生産性も高まりやすくなるでしょう。

教育コストを削減できる

講師を招いて研修を実施する場合、研修のたびにコストがかかってしまうのが難点です。例えば、会場の手配費や講師の人件費・宿泊費、紙のテキスト代など、さまざまな費用が必要になります。

その点、研修動画の場合は教育コストを削減しやすいのがメリットです。撮影費・編集費などのイニシャルコストはかかるものの、研修のたびに諸費用がかかる心配はありません。社員が何度も繰り返し研修動画を視聴することを考えると、中長期的に見て高い費用対効果が見込めるでしょう。

研修動画を作成するときの手順

研修動画を作成する際には、一連の手順を事前に把握しておくことが大切です。そこで本章では、研修動画を作成するときのプロセスについて紹介します。

研修のテーマとゴールを明確にする

まずは研修動画のターゲットとテーマを決める必要があります。例えば、「新入社員向けの社会人マナー講座」「管理職向けのフィードバック研修」のように、誰に・何を教示したいのかを明確にしましょう。

また、そのうえで各研修動画のゴールを決めておくことも欠かせません。具体的には、「新入社員が顧客とスムーズに名刺交換・挨拶ができるようになる」「管理職が日々の業務で部下へのフィードバックを実践できるようになる」などが一例です。社員の具体的な行動変容を目標にすると、研修の構成や内容も決めやすくなります。

動画の構成を決める

研修動画を撮影する前に、骨子となる構成を決めておくことも重要です。「何を」「どの順番で」「それぞれ何分間かけて伝えるのか」を細かく整理して、台本や絵コンテにまとめましょう。

動画の構成を考える際は、シーンの流れだけでなく、視聴者の理解を促進するための工夫も検討しておくことがポイントです。例えば、講義の途中で穴埋め問題を挟んだり、要点の整理やおさらいの時間を設けたりすると、よりメリハリのついた動画になるでしょう。

素材を手配する

続いては構成に沿って、映像や図解データなど、研修動画に必要な素材を手配します。

実際の研修やインタビューを撮影する場合には、講師や該当社員のスケジュールをあらかじめ確保し、協力を要請しておくようにしましょう。また、撮影にはカメラやマイク、三脚、照明などの機材が必要になるため、事前に準備しておくことが不可欠です。加えて、撮影時には同じアングルが続かないよう、できるだけ複数の画角から撮影し、映像素材を確保しておくのも工夫の一つといえます。

編集して完成形に仕上げる

最後は、映像素材を構成に沿って編集し、音声やテロップ(字幕)を挿入します。

特にテロップや注釈を丁寧につけることで、音声を流せない環境でも社員に研修動画を視聴してもらえるようになります。結果的に、受講率をより高めることが可能です。また、見ている側の集中力が切れないよう、図解やグラフを挿入したり、音楽やSEをつけたりするのも重要な工夫といえるでしょう。

研修動画を有効活用するための“2つ”のポイント

研修動画の効果を高めるためには、作成後の共有方法や管理方法も工夫することが大切です。そこで本章では、研修動画を有効活用するために欠かせない2つのポイントを紹介します。

社員のアクセスしやすい場所で公開する

研修動画をせっかく作成しても、社員に閲覧してもらえなければ意味がありません。

そのため、研修動画は社内ポータルや社内Wikiツール(社内版ウィキペディア)など、できるだけ社員のアクセスしやすい場所で公開・共有することがポイントです。

また、保存場所の検索性が高ければ、社員がキーワードやタグなどで研修動画をスムーズに探し出せます。社員に研修動画の活用を促進するためにも、検索性能の高い保存方法を選ぶようにしましょう。

閲覧・視聴状況をこまめにチェックする

研修動画を有効活用するためには、社員の閲覧状況をチェックしておくことも重要です。

閲覧状況を把握しておくことで、「研修動画が現場にどのくらい浸透しているか」「研修動画がどのくらい社員のスキルアップに役立っているか」をリアルタイムに確認できます。閲覧状況が思わしくなければ、現場への周知により力を入れたり、動画に微修正を加えたりと次のアクションにも移りやすくなるでしょう。


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研修動画の共有は、社内Wikiツールの「NotePM」が便利

研修動画の共有・公開に便利なツールに、社内Wikiツールの「NotePM」があります。

NotePMは、フォーマットに沿って手軽にマニュアルや手順書を作成できる“社内版ウィキペディア”です。テキストだけでなく動画共有の機能も備わっているため、ツール上から研修動画を社員へスムーズに共有できます。NotePM上で共有した動画は、PC・モバイルなどの幅広いデバイスから視聴することが可能です。

また、検索性の高さもNotePMの特徴で、タグやキーワードなどで検索してすぐに必要な動画を探し出せます。好きなタイミングで研修動画を見つけ出せるため、社員に研修動画の積極的な活用を促しやすいのが利点です。

さらに、NotePMは分析機能も充実していて、閲覧者や参照時間などの履歴をページごとに確認できます。そのため、研修動画の活用状況を細かく把握し、柔軟に改善のアクションを取りやすいのもメリットです。NotePMを活用すれば、研修動画の活用がさらに活発化され、人材育成の面でより高い成果につなげられます。

 

まとめ

研修動画を活用することで、教育のクオリティを均一化できたり、研修コストを削減できたりとさまざまなメリットがあります。研修動画を作成する際には、あらかじめ目的とゴールを明確にし、それに沿った構成や演出を考えるようにしましょう。

また、研修動画を作成したあとは、社員のアクセスしやすい場所で公開・共有することが重要です。研修動画の保存・共有に役立つツールをお探しの際には、ぜひ「NotePM」を活用ください。

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