仕事をする中で自然と蓄えられていくノウハウは、業務を円滑に効率よく進めるためのかけがえのない財産です。しかし、せっかくのノウハウも社内で共有できていなければ、会社の財産にはなりません。
本記事では、個人のノウハウを会社の財産にするために役立つ「ノウハウ共有・蓄積ツール」について、そのメリットや選定ポイントを解説します。おすすめのツールも紹介しているので、ぜひツールを導入する際の参考にしてみてください。
検索が強くカンタンに使えるノウハウ共有・蓄積ツール「NotePM」
目次
ノウハウ共有・蓄積が業務効率化に効果的な理由
そもそもノウハウを共有・蓄積するのが業務効率化に効果的な理由は、以下の3つです。
- 新人へのノウハウ導入がスムーズになる
- 属人的な仕事をなくせる
- 顧客のニーズに合ったサービスの提供が可能になる
それぞれ詳しく見ていきましょう。
>関連記事:ナレッジマネジメントツールおすすめ30選|導入のメリットや選び方を解説
新人へのノウハウ導入がスムーズになる
新たなプロジェクトに取り組むときに、先輩や上司に質問するのはよくあることです。しかし、人によって言うことがバラバラで業務品質にバラつきがあったり、メンバーのノウハウの差が大きかったりします。情報が一元管理されていないと、新人が業務に関する情報をキャッチアップできません。
ノウハウの共有ができていれば、新人は疑問が生まれたときに自分で解決できます。「聞く人」「答える人」の双方の時間と手間を削減でき、新人や新プロジェクトのメンバーに対してスムーズにノウハウを移行できます。
>関連記事:新人教育はチェックシートの活用がおすすめ!わかりやすいシートの作成手順を紹介
属人的な仕事をなくせる
ノウハウが個人だけのものだと、その人以外はできない属人的な仕事が増えていきます。担当者が急に休んだり、引き継ぎをしないまま退職したりしてしまうと「業務が滞る」「納期が遅れてクライアントに迷惑をかける」などにつながりかねません。
しかしノウハウの共有ができていれば、誰かひとりに依存することなくチーム全員で仕事を進められます。このような属人的な仕事をなくすためにも、ノウハウの共有・蓄積は欠かせません。
>関連記事:属人化とは?原因やメリット・デメリット、解消方法を徹底解説!
顧客のニーズに合ったサービスの提供が可能になる
クライアントについてのノウハウ共有は、ビジネスパーソンにとって大切なポイントです。新しいトピックについて、ある部署では把握していても、別の部署では把握できていなかった場合、クライアントは不満を感じるでしょう。また、ニーズに合った提案もできなくなってしまいます。
担当者個人や一部の部署だけでなく、組織全体でノウハウを共有することによって、こうした事態を避けられるようになります。
検索が強くカンタンに使えるノウハウ共有・蓄積ツール「NotePM」
ノウハウ共有・蓄積ツール導入のメリット
次は、ノウハウを共有・蓄積するためのツールを導入するメリットを見ていきましょう。
- ノウハウを検索できる
- ノウハウを更新できる
- コミュニケーションが活発になる
ひとつずつ解説します。
ノウハウを検索できる
わからないことがあると、スマホやインターネットですぐに検索する方が多いのではないでしょうか。今や検索は、私たちの暮らしの一部です。ノウハウに関しても迅速に検索・活用できて、初めて「共有している」といえます。
ノウハウ共有・蓄積ツールを使うと、業務に必要なノウハウをすぐに検索可能です。スマホやタブレットを使って社外から検索できるツールもあるので、こういったものを利用するとリモートワークや外出中でもリアルタイムでノウハウを検索できます。
ノウハウを更新できる
ノウハウ共有・蓄積ツールでは、投稿されたノウハウに追記したりタグ付けしたりする方法で、新たな情報の加筆・訂正ができます。情報に接したメンバーがその都度ノウハウを書き換えていけるので、常に最新情報をキャッチできる点がメリットです。
コミュニケーションが活発になる
「ノウハウ共有・蓄積ツールを使うと、社員同士の直接のやり取りが減ってしまうのでは」と思う方もいるかもしれませんが、そのようなことはありません。ノウハウ共有・蓄積ツールは、ノウハウの投稿や検索、閲覧が簡単にできて便利なため、必然的に活用頻度が増加します。
連携しているチャットツールやメールなどを使い、社員間のコミュニケーションが以前より活発になる傾向です。
ノウハウ共有・蓄積ツール導入のデメリット
メリットが多い一方で、ノウハウ共有・蓄積ツールの導入にはデメリットもあります。
- 導入に時間と費用がかかる
- 情報漏洩の恐れがある
- 社員に浸透しなければうまく活用できない
デメリットをしっかりと理解し、効果的に利用できるようにカバーしていきましょう。
導入に時間と費用がかかる
有料のノウハウ共有・蓄積ツールを利用するとなると、初期費用や月額費用といったコストの負担は避けられません。ツール選定や活用のためのマニュアル作成、運用ルールの整備、担当者の決定など、利用するまでに時間がかかるのも事実です。
導入後すぐに効果が出るわけではないので、コストや機能性をしっかりと比較したうえで、自社に最適なツールを導入しましょう。
情報漏洩の恐れがある
社内全体であらゆる情報・ノウハウを共有すると、情報が漏洩する可能性も否定できません。とくにクラウド型ツールの場合、セキュリティ対策がしっかりしているか確認することが重要です。利用人数が多い企業や顧客情報といった重要な情報を共有する場合は、ツールのセキュリティも必ずチェックするようにしましょう。
>関連記事:情報管理の重要性とは?三原則やセキュリティリスク、徹底させる方法を解説
社員に浸透しなければうまく活用できない
ツールは導入しても利用されなければ意味がありません。しかし実際に、社員がツールの活用方法や必要性を理解できずにツールの活用が浸透しないケースもあります。
導入の際は、まず社員への周知が重要です。「なぜノウハウの共有・蓄積が必要なのか」「何のためにツールを導入するのか」を社員に伝えるところから始めましょう。
検索が強くカンタンに使えるノウハウ共有・蓄積ツール「NotePM」
ノウハウ共有・蓄積ツールの選定ポイント
ノウハウ共有・蓄積ツールを選定する際は、以下3つのポイントで選ぶのがおすすめです。
- 使いやすいユーザーインターフェイスか
- 利用方法、シーンに合っているか
- セキュリティがしっかりしているか
自社に最適なツールを選定し、効果的にノウハウの共有・蓄積をしていきましょう。
使いやすいユーザーインターフェイスか
ノウハウ共有・蓄積ツールは、多くの社員が利用することでノウハウが蓄積されていきます。操作性が悪く使いにくいノウハウ共有ツールでは、誰にも使ってもらえず導入する意味がありません。
新人からベテランまで、誰もが使いやすいUIであるかは非常に重要なポイントです。「どこから検索できるのか」「どうやって投稿するのか」が一目でわかるような、シンプルなツールを選びましょう。
利用方法、シーンに合っているか
ノウハウ共有・蓄積ツールを選ぶときに重視したいのは「使いやすさ」です。一緒に利用するメンバーが「どのようなシーンでノウハウを検索したいと思うか」「どのような方法なら投稿しやすいか」を考えてみましょう。
外出・出張が多い会社や、リモートワークで仕事を進める会社など、業務形態や会社の規模によっても使いやすいツールは異なります。自社の利用方法や利用シーンに応じてツールを選定しましょう。
セキュリティがしっかりしているか
業務に関するノウハウは、会社にとっての財産であり機密事項です。クライアントの情報やミーティングの内容、数値情報などが外部に漏れることは許されません。
ノウハウ共有・蓄積ツールを選ぶ際には「万全のセキュリティ対策がとられているか」の確認を必ずおこないましょう。
【有料】おすすめのノウハウ共有・蓄積ツール
ここからは、有料のおすすめノウハウ共有・蓄積ツールを紹介します。
ツール名 | 特徴 |
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NotePM |
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Qiita:Team |
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esa |
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Teachme Biz |
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Talknote |
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kintone |
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Qast |
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詳しく見ていきましょう。
NotePM
NotePMは、マニュアル作成やナレッジ共有に便利なツールで、シンプルかつ使いやすいUIが特徴です。大手IT製品レビューサイトではとくに「使いやすさ・導入のしやすさ」で高く評価されています。
また検索に強い点もポイントです。PDFやExcelの中身を全文検索できます。知りたい情報にすぐにたどり着けるため、情報を見つけるのに無駄な時間がかかりません。社内マニュアルや手順書、社内FAQ、議事録など、ストック型の情報管理に最適です。
セキュリティもしっかりとしているため、情報漏洩の心配もありません。銀行や大学も導入している高度なセキュリティで、自社の重要な情報が外部へ漏れるのを防ぎます。
NotePMの特徴
- UIがシンプルで使いやすい
- 登録企業数は12,000社以上
- マニュアルが豊富
- 銀行や大学も導入している強力なセキュリティ
- Markdown記法で記入可能
無料トライアル期間:30日
検索が強くカンタンに使えるノウハウ共有・蓄積ツール「NotePM」
Qiita:Team
Qiita:Team は、簡単に書けて、簡単に共有できる社内向け情報共有サービスです。エンジニアコミュニティの『Qiita』が運営しています。入力補助やショートカット機能、テンプレート機能があるため、エンジニア以外の方でも手軽に読みやすい記事を作成できるのがポイントです。
また、シンプルでわかりやすいUIも特徴で、共有する側だけでなく、記事を読む側も負担なく読めます。IPアドレスの制限や2段階認証、通信・保存データの暗号化など、どのプランでもセキュリティ対策が万全なのも強みです。
Qiita: Teamの特徴
- Markdown記法で記入可能
- 入力補助やショートカット機能あり
- テンプレート機能あり
- UIがシンプルで使いやすい
料金プラン(月額・税込み)
- Personal:500円 / 1名
- Micro:1,520円 /〜 3名
- Small:4,900円 / 〜7名
- Medium:7,050円 / 〜10名
- Large:15,300円 /〜 17名
- Extra:15,300円~ / 人数制限なし(18人目以降は+720円/1人)
無料トライアル期間:7日間
esa
esa は「情報を育てる」という視点で作られた情報共有サービスです。最大の特徴は、作成途中の不完全な状態でも記事の公開が可能である点です。”WIP(書き途中)” であることがわかる状態で公開できるため「完璧に仕上げてからでないと共有してはいけない」という作成側の負担を減らせます。
時間をかけて完全な記事を作成するのではなく「未完成でもいいので早めに情報を共有する」ことを目指して導入された機能です。
esaの特徴
- “WIP(書き途中)” であることがわかる
- 早めの情報共有を目指す
- Markdown記法で記入可能
料金プラン(月額・税込み)
- 1名あたり500円
無料トライアル期間:2ヶ月間
URL:https://esa.io/
Teachme Biz
Teachme Bizは、画像や動画を使用したわかりやすいマニュアルをクラウド上で作成・共有できるツールです。テンプレートに沿って文字や画像、動画を挿入するだけで、誰でも簡単に作成できます。共有方法も多様で、QRコードやPDF、動画で共有できるのが特徴です。
さらに自動翻訳機能で20言語に対応しているため、外国人スタッフが多い企業も安心してノウハウの共有・蓄積ができるでしょう。
Teachme Bizの特徴
- 自動翻訳機能で20言語に対応
- 共有方法が豊富(QRコードやPDF、動画)
- フォルダごとに利用可能なユーザー権限を管理
- 事前のダウンロードでオフラインでもデータの閲覧が可能
料金プラン(月額・税抜き)
- スタータープラン:59,800円 / 60アカウント
- ベーシックプラン:119,800円 / 180アカウント
- エンタープライズプラン:319,800円 / 600アカウント
※初期費用が発生します
※無料トライアルあり
Talknote
Talknoteは、コミュニケーションを活性化させ、従業員エンゲージメント向上を促進する社内SNSです。スタンプ機能や他のメンバーに感謝を伝えるサンクス機能など、仕事のモチベーションを上げるための工夫が特徴的です。既読・未読機能も搭載されているため、誰が読んだか、読んでいないかを一目で確認できます。
運用までのサポートがある点もTalknoteのポイントです。専属の担当者による導入から運用までの、充実したサポート体制が整っています。
Talknoteの特徴
- スタンプ機能やサンクス機能(オプション)
- 既読・未読機能
- 運用までのサポート
- 継続率98.8%
料金プラン
- お問い合わせ(初期費用+基本プラン+オプション)
kintone
kintoneは、サイボウズ社が提供する、ビジネスアプリ作成クラウドサービスです。業務のシステム化や効率化を実現するアプリの作成をノーコードでおこなえます。部署・業種別に100以上のサンプルアプリが用意されているので、自社の業務に合わせて簡単に作成・共有が可能です。
また、日本語だけでなく英語・簡体字・繁体字・スペイン語にも対応しています。外国人スタッフが多い企業にとっては、効率的に多言語でのノウハウ共有・蓄積ができるようになるでしょう。
kintoneの特徴
- ノーコードで業務のシステム化や効率化を実現するアプリ作成が可能
- 添付したファイルの中身まで検索可能
- 部署・業種別に100以上のサンプルアプリが用意
- 日本語・英語・簡体字・繁体字・スペイン語対応
料金プラン(月額・税抜き)
- ライトコース:1名あたり1,000円 / 10名~ / 5GB×ユーザー数
- スタンダードコース:1名あたり1,800円 / 10名~ / 5GB×ユーザー数
- ワイドコース:1名あたり3,000円 / 1000名~ / 5GB×ユーザー数
無料トライアル期間:30日間
URL:https://kintone.cybozu.co.jp/
Qast
Qastは、ナレッジマネジメントに特化したツールです。シンプルでわかりやすい画面設計が特徴で、添付されたファイルの中身をその場で確認できるファイルプレビュー機能も搭載されています。
また検索性の高さも強みです。完全一致検索や同義語検索に加え、添付ファイル内のテキストも検索できます。高度な検索性で、必要な情報に素早くたどり着けるでしょう。
定着までコンサルタントがサポートしてくれる(500ID以上で導入の場合のみ)ため、ノウハウ共有・蓄積ツールを初めて導入する企業も安心です。
Qastの特徴
- シンプルでわかりやすい画面設計
- ファイルプレビュー機能搭載
- 高い検索性
- 定着までのサポートあり(500ID以上で導入の場合のみ)
料金プラン
- お問い合わせ
URL:https://qast.jp/
【無料プランあり】おすすめのノウハウ共有・蓄積ツール
続いては、無料プランがあるノウハウ共有・蓄積ツールを6つ紹介します。
ツール名 | 特徴 |
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Confluence |
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Helpfeel Cosense |
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Dropbox Paper |
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Notion |
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GROWI |
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Knowledge |
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それぞれの特徴や料金プランを見ていきましょう。
Confluence
Confluenceは、オーストラリアのAtlassianが運営する社内情報共有ツールです。最大10ユーザーまでは無料で利用できるため、少人数から無料でツールを取り入れたい企業におすすめです。
おもな特徴としては、コメントやいいね、画像、GIF、絵文字などエディタの機能が強力である点が挙げられます。また、ページを更新した際に履歴やコメントで変更箇所の確認が可能な点も、ノウハウ共有ツールとして魅力的なポイントでしょう。
さまざまなテンプレートも用意されているので、ノウハウ共有の際はテンプレートの活用で時短効果も期待できます。
Confluenceの特徴
- テンプレートが用意
- 最大10ユーザーまでは無料で利用可能
- コメントやいいね、画像、GIF、絵文字などエディタの機能が強力
- ページを更新した際は、履歴やコメントで変更箇所の確認が可能
料金プラン(月額)
- Free:無料 / 10名 / 2GB
- Standard:1名あたり~840円 / 50,000名 / 250GB
- Premium:1名あたり~1,610円 / 50,000名 / 無制限
- Enterprise:お問い合わせ / 50,000名 / 無制限
無料トライアル期間:7日間
URL:https://www.atlassian.com/ja/software/confluence
Helpfeel Cosense
Helpfeel Consenseは『Scrapbox』から名称が変更されたナレッジイネーブルメントツールです。メモ帳のような感覚でドキュメントを作成できます。
Helpfeel Consenseの最大の特徴は、単語を[]で囲むことでリンク化できる点です。内部リンクされた単語をクリックすると、該当する単語がタイトルとなったページにアクセスできるようになっています。情報量が増える階層分類管理をなくし、単語のリンク化でスッキリと情報をまとめられるようになっています。
Helpfeel Consenseの特徴
- 単語を[]で囲むことでリンク化
- 複数ユーザーによる同時編集
- ドラッグアンドドロップで画像や動画の貼り付けが可能
料金プラン(月額・税込み)
- PERSONAL / EDUCATION:無料 /人数無制限
- BUSINESS:1名あたり1,100円 /人数無制限
- BUSINESS ENTERPRISE:お問い合わせ / 30名以上
URL:https://scrapbox.io/product
Dropbox Paper
Dropbox Paperは、オンラインストレージサービスで有名な『Dropbox』が提供しているサービスです。Dropboxのメンバーであれば無料で利用できます。
製品仕様やWikiプラン、手順書など、すぐに使用できるテンプレートが用意されている点もポイントです。あらかじめ用意されたテンプレートの活用で、効率的にノウハウを共有・蓄積できます。
スマホアプリもあるので、外出先からでも手軽に確認できます。
Dropbox Paperの特徴
- 「Dropbox」メンバーであれば無料で利用可能
- 豊富なテンプレート
- スマホアプリあり
- 50万社以上の企業が導入
料金プラン(月額・月間払いの場合)
- Dropboxユーザーは無料
- Plus:〜1,500円 / 1名 / 2TB
- Essentials:〜2,400円 / 1名 / 3TB
- Business:1名あたり〜1,800円 / 3名~ / 9TB~
- Business Plus:1名あたり〜2,880円 / 3名~ / 15TB~
URL:https://www.dropbox.com/ja/paper#
Notion
Notionは、ノウハウ共有や情報整理、プロジェクト管理など、さまざまな機能をひとつにまとめた多機能ツールです。膨大なテンプレートが用意されているため、用途や共有したい内容に応じて既存のテンプレートを活用するだけで構いません。テキストや画像、ファイルを組み合わせると、カスタマイズも簡単におこなえます。
コンセプトの「オールインワン ワークスペース」の通り、ノウハウの共有から議事録作成、スケジュール管理まで、あらゆることがNotionひとつで完結します。
Notionの特徴
- 膨大なテンプレートが用意
- テキストや画像、ファイルを組み合わせて簡単にカスタマイズ可能
- 自社に最適なノートを作成可能
- ノウハウ蓄積だけでなく、マニュアル作成や議事録作成、タスク管理など使用用途はさまざま
料金プラン(月額払いの場合)
- フリー:無料 / 10名
- プラス:1名あたり〜2,000円 / ~100名
- ビジネス:1名あたり〜3,000円 / ~250名
- エンタープライズ:お問い合わせ
URL:https://www.notion.so/ja/product
>関連記事:Notionの代わりはどれがおすすめ?代替ツール10選と選び方を紹介
GROWI
GROWIは、オープンソースのWikiツールです。無料でありながら高機能で、図形の作成やタグ検索、同時多人数編集、コメント機能まで搭載されています。
また左右2画面でのリアルタイムプレビューが表示される点もポイントです。Markdown記法で書きながら、同時にプレビュー画面で確認できる仕様になっています。書きながら完成形を確認できるため、執筆や修正もスムーズにおこなえるでしょう。
テーマやレイアウト、サイドバーもカスタマイズできるので、自社のオリジナルツールを作成できます。
GROWIの特徴
- オープンソースのWikiツール
- 図形の作成やタグ検索、同時多人数編集、コメント機能が搭載
- 左右2画面でのリアルタイムプレビューが表示
料金プラン
- 無料
Knowledge
Knowledgeは、オープンソースの情報共有サービスです。自社サーバーにインストールして利用できるため、情報が外部に漏れる心配がありません。重要な情報を外部に漏らすことなく、安全かつ無料で管理できる点が強みです。
Markdown記法を採用しており、検索性が高いのも特徴です。文章だけでなく添付ファイルの中身まで検索できるため、知りたい情報を素早く見つけられるでしょう。
また記事が登録された際には、メールやデスクトップへの通知もおこなえます。WebHookを使うことで、Slackにも通知が可能です。
Knowledgeの特徴
- オープンソースの情報共有サービス
- 自社サーバーにインストールして利用
- 添付ファイルの中身まで検索可能
料金プラン
- 無料
URL:https://information-knowledge.support-project.org/ja/
ノウハウ共有・蓄積ツールの導入を成功させるコツ
ノウハウ共有・蓄積ツールは、導入するだけで効果が表れるものではありません。
- ツールを導入する目的や必要性をメンバーに周知する
- マニュアルを作成し運用ルールを整備する
- 定期的にノウハウを更新する
以上3つの項目を実施し、ツールの導入を成功させましょう。
ツールを導入する目的や必要性をメンバーに周知する
「なぜノウハウを共有する必要があるのか」「ツールを導入する目的は何か」を社員が理解していなければ、ツールの利用は浸透しません。どれほど高機能なツールでも、利用の目的や必要性に関して全員の共通理解がなければ厳しいでしょう。
ツールを導入する前には、各メンバーに導入の目的や必要性を伝えて合意を得るようにしましょう。社員の理解が進むことで、積極的に活用されるようになります。
マニュアルを作成し運用ルールを整備する
どのようなノウハウをどのように蓄積するのか、社員がわかるようにマニュアルを作成するのも重要です。どのような基準でノウハウを共有すればよいかわからないと、ノウハウは蓄積されていきません。共有する内容の例や共有方法など、運用ルールの整備をしておきましょう。
ツールの使い方もマニュアルにまとめておくと、より積極的にツールを利用してもらえます。
>関連記事:業務マニュアルとは?わかりやすい作り方や無料テンプレートを紹介
定期的にノウハウを更新する
ノウハウを蓄積するだけでなく、定期的に内容を見返して更新する作業も欠かせません。ノウハウを蓄積するだけでは情報が古くなってしまうからです。古い情報のままではノウハウが活用できず、次第に使われなくなってしまうでしょう。
共有したノウハウの内容は定期的に見返して、最新のノウハウに更新していきましょう。
検索が強くカンタンに使えるノウハウ共有・蓄積ツール「NotePM」
ノウハウ共有・蓄積ツールを導入する際の注意点
次は、ノウハウ共有・蓄積ツールを導入する際の注意点を3つ解説します。
- 導入は少人数から徐々に全員に広げる
- 利用人数を把握して価格帯を確認する
- 必要な機能が備わっているか確認する
詳しく見ていきましょう。
導入は少人数から徐々に全員に広げる
これまでの方法を変えるときには、従業員から反発がつきものです。とくに、これまで面と向かってノウハウを伝える方法を重視してきた方や、スマホやインターネットを使った業務に抵抗がある方は、ノウハウ共有ツールの利用を敬遠してしまうかもしれません。
ノウハウ共有ツールは、導入した全員が利用することでもっとも価値が高まります。導入の時点で敬遠するメンバーが出ないように、まずは少人数から使い始めて、徐々に全員に広げていく方法をとりましょう。
利用人数を把握して価格帯を確認する
多くのノウハウ共有ツールでは、利用人数によって価格や選べるプランが変わります。最終的に利用する人数を把握してから、候補を絞っていきましょう。導入した後、予算オーバーになってしまわないように注意が必要です。
必要な機能が備わっているか確認する
ノウハウ共有ツールには、業務を効率化する便利な機能が備わっています。しかし、すべてのツールにすべての機能があるわけではありません。導入する際には「自社の業務に不可欠な機能が備わっているか」を確認しておきましょう。
導入後に、その機能が使えないことがわかると利用価値が大きく失われてしまいます。また、機能の利用によって発生する追加料金もチェックしておくとよいでしょう。
ノウハウ共有・蓄積ツールの導入事例
最後は、ノウハウ共有・蓄積ツールであるNotePMの導入事例を2件紹介します。成功した事例をもとに、活用の参考にしてみてください。
ドキュメント情報を残す企業文化に変革
株式会社クラベスは、eコマースや、Webサービスを中心に手がける開発会社です。いくつかのツールを実際に利用して比較検討した結果「フォルダ整理が可能」「アクセス権限の設定が柔軟」「検索して情報にアクセスしやすい」などからノウハウ共有ツールを導入しました。
『NotePM』導入後は情報をドキュメントに残す文化ができ、情報を探したり、議事録を作成したりする手間も大幅に削減できました。
>関連記事:【導入事例】システム開発情報を一元管理。情報を残す企業文化に – 株式会社クラベス
チャット連携で社内の円滑なナレッジ共有に成功
株式会社もしもは、ドロップシッピング事業、アフィリエイト事業、マーケティング事業、メディア事業を展開している企業です。社内でナレッジを共有できる場がなく、情報が属人化していることが課題でツールを導入しました。
『NotePM』導入後はナレッジを共有する機会ができて、積極的にナレッジをアウトプットするようになりました。今では「NotePMに投稿して、タイムラインで内容を確認する」という一連の流れが定着しています。
>関連記事:【導入事例】 チャット連携の柔軟性が魅力。社内のナレッジ共有がスムーズに! – 株式会社もしも
検索が強くカンタンに使えるノウハウ共有・蓄積ツール「NotePM」
ノウハウ共有・蓄積ツールを導入して業務を効率化しよう
ノウハウの共有は、重要なことだと理解していても実際におこなうのは大変です。しかしノウハウ共有・蓄積ツールを利用すると、ドキュメントにノウハウを残すことが習慣になります。業務に重要な情報を蓄積してくれるため、知りたい情報があるときにすぐに見つけられます。
利用したい機能や会社の規模などを吟味しながら、業務に合ったノウハウ共有ツールを選んでみてはいかがでしょうか。
ツール選びに悩んでいる方は『NotePM』がおすすめです。無料でダウンロードできるテンプレートが揃っているため、簡単にノウハウを共有できます。また銀行や大学も導入している高度なセキュリティで、情報漏洩の心配なく安全に利用できます。興味のある方は無料トライアルや資料請求で使用感をお確かめください。
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