【2024年版】ノーコードのワークフローとは?メリット・デメリットと選び方・おすすめ5選を解説!

2024年01月04日(木) 業務効率化

こんにちは。マニュアル作成・ナレッジ共有ツール「NotePM」ブログ編集局です。

社内の申請・承認・回覧作業を電子化できるワークフローシステムを自社で構築したいという企業は多いでしょう。そこで注目されているのが、ノーコードでも構築可能なワークフローシステムです。しかし、ノーコードのワークフローについてよく知らない社内担当者もいることでしょう。

そこで今回は、ノーコードの基礎知識やノーコードで開発するワークフローのメリット・デメリット・選び方を解説していきます。おすすめのノーコードワークフローシステムも紹介するので、ぜひ参考にしてください。

ノーコードとは?ワークフローにどう役立つの?

まずは、ノーコードの基礎知識として、ノーコードとは何かと、ローコードやスクラッチ開発との違い、注目されている背景を解説します。

ノーコードとは

ITシステム等の開発現場において、近年注目されている「ノーコード」とは、ソースコードを記述することなく開発を進られるシステムを指します。昨今はあらゆる業種のWebサービスやシステムケーションが、ノーコード開発によって誕生することも珍しくありません。一般的にWebサービスやITシステムを開発する際には、ソースコードの記述が必要です。しかし近年はノーコード開発の技術・ツールが発展し、直感的かつ気軽に開発ができるようになりました。

ローコード・スクラッチとの違い

ノーコード開発と混同されやすい用語に、ローコードやスクラッチ開発が挙げられます。まずローコードは、最低限必要になるソースコードを記述したうえでシステムやシステムケーションを開発することを指します。そのためノーコード開発と違って、ソースコードをまったく記述しないわけではありません。

スクラッチ開発は、プログラミングをしたうえでゼロからシステムやシステムケーションを開発するプロセスを指します。多くの専門知識を必要とし、開発時間も多くかかります。しかしその分、自由度の高い開発ができる点が特徴だと言えます。

ノーコードのワークフローが注目される背景

では、近年ノーコードのワークフローが注目されているのはなぜなのでしょうか。重要なポイントは、IT業界だけでなくさまざまな業界における働き方の変化です。2020年から始まった新型コロナウィルス感染症の影響により、リモートワークは各業界において急速に広まりました。開発現場で、従来の出社ベースのワークスタイルばかりが常識とはいえなくなり、環境の変化に応じたワークフローが都度、求められるようになったのです。

ワークフローシステムを構築するにあたり、ノーコード開発であれば難しい専門知識は必要ありません。そのため構築・運用・改善のプロセスもこなしやすく、環境の変化にも柔軟に対応できます。ノーコードのワークフローが注目されているのは、このような環境の変化にも対応しやすいためです。

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ノーコードワークフローを使うメリット

ノーコードのワークフローを使うメリットは、主に以下の3つです。

  • 現場の人が構築できる
  • 変更や修正が容易に行える
  • 他のシステムと連携できる

1つずつ、詳しく解説します。

現場の人が構築できる

ノーコードのワークフローは、実際の業務を把握している現場の人が構築可能です。ノーコードならプログラミングに関する専門知識が必要ありません。これまで、システムを開発する際は専門のエンジニアに依頼するのが一般的で、希望を伝えるのに手間やコストがかかるという問題がありました。しかしノーコードのワークフローであれば現場の人が作業できるため、スムーズな構築が可能となります。

変更や修正が容易に行える

ノーコードのワークフローは、変更や修正が容易に行えるのも特徴です。実務で使っていると、一度ワークフローシステムを構築した後に改善点が出ることもあるでしょう。ノーコードのワークフローなら、その場ですぐに修正や変更が可能です。情報システム部への確認や、外注先のシステム開発会社への問い合わせや相談といったプロセスは必要ありません。

他のシステムと連携できる

ノーコードのワークフローであれば、ほかのシステムとの連携も非常にスムーズです。そのため、DX化にも大きく貢献するでしょう。既存の基幹系システムと連携すれば作業工数の削減につながりますし、API連携で自動化を実現できるケースもあります。ノーコードのワークフローは、スピーディな業務効率化に貢献できるでしょう。


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ノーコードワークフローを使うデメリット

ノーコードのワークフローを使うことにはさまざまなメリットがありますが、導入する前にデメリットについてもあらかじめ知っておきたいものです。主なデメリットは次の2つです。

  • 機能がプラットフォームに依存する
  • カスタマイズに限界がある

1つずつ、詳しく解説します。

機能がプラットフォームに依存する

ノーコードのワークフローの場合、ノーコードで構築可能な機能がプラットフォームに依存する点に注意が必要です。利用する開発プラットフォームによって、見た目のデザインや承認フローの分岐など、詳細設定まで可能かどうかはプラットフォームによります。開発したいワークフローシステムのイメージが固まっている場合、利用するプラットフォームで希望どおりの開発ができるかどうかを事前に確認しましょう。

カスタマイズに限界がある

ノーコードのワークフローは、カスタマイズの程度に限界があります。カスタマイズ性の高さを重視するのであれば、プログラミング知識を必要とする専門的な開発や、ローコード開発を選択する必要があります。そのためノーコードは、大規模な開発プロジェクトには向いていない可能性があります。

ノーコードワークフローを選ぶポイント

続いて、ノーコードワークフローを選ぶときのポイントを整理していきます。選ぶときに重視すべき点は、次の4つです。

  • 詳細な設定ができるか
  • 導入後のサポート体制はどうか
  • カスタマイズ性はあるか
  • 無料使用期間があるか

1つずつ、詳しく解説します。

詳細な設定ができるか

どのような設定が可能なのかはプラットフォームごとに異なるため、導入前に設定をよく確認しましょう。社内の部署数が多く、承認経路の条件分岐を細かく行いたい場合は、詳細まで設定できるサービスを選ぶことをおすすめします。

導入後のサポート体制はどうか

ツールのサポート体制も、システムを選ぶ際に重視したいポイントの1つです。初めてノーコードのワークフローで開発を進める際には、トラブルにつながる可能性が高いものです。エラーやトラブルにもすぐ対応できるよう、サポート体制が整ったツールのほうが運用しやすいと言えます。さらに海外ベンダーのものを使用する際には、日本語サポートの有無も確認しておきましょう。

カスタマイズ性はあるか

自社での利用しやすさを重視するなら、カスタマイズ性を事前確認するのが大切です。例えば、入力フォームがこれまでと同様の書式にできるかどうかはプラットフォームによって異なります。導入後に自社に合った仕様に変更でき、ワークフロー申請・承認をスムーズに行えるかという観点を持つことが大切です。カスタマイズ性の高さをチェックして、自社にあったシステムを選びましょう。

無料使用期間があるか

無料の試用期間があれば、試しに使うことでより細かく機能や操作性を確認できます。一口にノーコードツールといっても、使用感や具体的な機能はツールによって異なります。一見、自社にマッチすると思えるツールでも、実際に運用してみると使いにくいというケースは珍しくありません。試用期間があれば、できるだけ利用してみましょう。

ノーコードのワークフローシステムおすすめ5選

ノーコードのワークフローシステムのおすすめは、次の5つです。

  • ジョブカンワークフロー
  • X-point Cloud
  • Create!Webフロー
  • kickflow
  • 楽々WorkflowII

1つずつ、詳しく解説します。

ジョブカンワークフロー

ジョブカンワークフローは、50種類以上あるテンプレートのなかから独自の入力フォーム作成ができるワークフローシステムです。承認・申請にかかる時間を約3分の1に削減できるのが特徴です。スマートフォンからでも簡単に申請・承認作業ができるため、便利に使えるでしょう。

ジョブカンワークフローの特徴

  • 50種類以上あるテンプレートから独自の入力フォームを作成
  • 承認経路の分岐が可能
  • スマートフォンでも簡単に申請・承認ができる

URL: https://wf.jobcan.ne.jp/

 

X-point Cloud

X-point Cloudは、クラウド型ワークフローシステムにおいて国内で広く導入されている人気のシステムです。導入実績は4,000社以上に及びます。紙のような入力フォームで、直感的に誰でも簡単操作できるため、若年層から年配層まで幅広い年齢層がいる企業にも向いています。複雑な承認経路の設定ができる点も嬉しいポイントです。

X-point Cloudの特徴

  • クラウド型ワークフローシステムで幅広く選ばれている
  • 導入実績は4,000社以上
  • 複雑な承認経路の設定が可能

URL: https://www.atled.jp/xpoint_cloud/

 

Create!Webフロー

Create!Webフローは、紙のワークフローを簡単にデジタル化できるワークフローシステムです。誰でも簡単に操作になじめるよう配慮された、シンプルな操作性とデザインが特徴です。さらに自動監視・自動バックアップのシステムなども備わっているため、セキュリティ品質の高さにも定評があります。外部サービスとの連携も可能で、業務効率化を実現するでしょう。

Create!Webフローの特徴

  • 紙のワークフローをそのままデジタル化できる
  • 自動監視や自動バックアップなどセキュリティ品質も高い
  • 外部サービスとの連携もスムーズ

URL: https://www.createwebflow.jp/

 

kickflow

kickflowは、シンプルで操作しやすいインターフェースが魅力のワークフローシステムです。ITシステムに慣れていない社員でも操作に困りにくいのが特徴です。データ連携や業務自動化も可能なため、業務効率化やコスト削減に向くツールといえるでしょう。シングルサインオンやIPアドレス制限など、セキュリティ体制も構築されています。

kickflowの特徴

  • シンプルで操作しやすいインターフェース
  • データ連携や業務自動化も可能
  • シングルサインオンやIPアドレス制限などのセキュリティ対策

URL: https://kickflow.com/

 

楽々WorkflowII

楽々WorkflowIIは、多言語対応でグローバル企業でも運用しやすいのが魅力のワークフローシステムです。多機能にもかかわらず負荷が軽いため、立ち上がりがスピーディーであるため、すぐにワークフローの運用が開始できるでしょう。さらに大企業・大規模・長期的な運用にも柔軟に対応しているのが特徴です。

楽々WorkflowIIの特徴

  • 多言語対応
  • 負荷が軽いため立ち上がりがスピーディー
  • 大企業や大規模グループの長期運用にも柔軟に対応

URL: https://www.sei-info.co.jp/workflow/

 


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まとめ

ノーコードのワークフローは、ソースコードを記述しなくていいのが魅力です。そのため現場でも運用しやすく、複雑なプログラミング知識も必要ありません。実際に運用する現場でワークフローの作成や修正を行いたいときには、ノーコードのワークフローは大きく役立つといえるでしょう。ノーコードのワークフローのメリットとデメリット、そして自社に合ったワークフローの選び方を理解したうえで、本記事を参考に、ワークフローシステムを選んでみてください。

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