【2026年最新】文章校正ツールおすすめ11選|無料・有料の選び方と生成AIとの使い分け

2026年07月31日(金) 業務効率化

文章校正ツールは、どこまでチェックしたいか(誤字脱字だけか、表記統一や文体改善まで含むか)と、誰が使うか(個人かチームか)で最適な一本が変わります。この2つを先に決めておけば、多すぎる選択肢に迷わず、自分の環境に合うツールへ最短でたどり着けます。

2025年現在、無料で使えるものから月額数千円のAI搭載ツールまで選択肢は幅広く、ChatGPTなどの生成AIと専用校正ツールを目的に応じて使い分ける運用も定着してきました。

この記事では、無料・有料あわせて11の文章校正ツールを紹介し、選び方の基準から導入後の使いこなし方まで解説します。

なお、校正は書いた後の工程であり、書いたものを共有し蓄積する仕組みとは役割が分かれます。AI校正まで同じ画面で使えるNotePMのような社内wikiも、あわせて見ておいてください。

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文章校正ツールとは? 校正・校閲・推敲の違いと生成AIとの使い分け

文章校正ツールは、誤字脱字・文法ミス・表記ゆれを自動で検出するツールです。近年はAI搭載によって、単なる誤字チェックを超えて推敲支援まで守備範囲を広げています。ただし、この守備範囲は生成AIと重なりつつも得意領域が異なるため、目的に応じた使い分けが欠かせません。

校正・校閲・推敲はどう違う? ツールがカバーする範囲

同じ「文章を直す」でも、三つの作業は狙う対象が別々です。校正は文字や記号の誤りを正し、校閲は書かれた内容の事実を確認し、推敲は表現そのものを練り直します。文章校正ツールが主に自動化するのは、このうち校正にあたる部分です。

作業目的具体例
校正文字・記号の誤りを正す誤字脱字、変換ミス、送り仮名の不統一
校閲内容の事実確認固有名詞や日付の整合性、数値の裏付け
推敲表現を練り直す冗長な言い回しの整理、より的確な語への言い換え

近年のAI搭載ツールは、校正の枠を超えて校閲や推敲の一部にも踏み込みつつあります。固有名詞や日付の整合性を照合したり、冗長な表現を指摘して言い換えを提案したりする機能です。従来は人の目でしか拾えなかった領域まで、ツールが下支えするようになってきました。

ChatGPTで十分? 生成AIと専用校正ツールの役割の違い

推敲まで踏み込めるなら、ChatGPTのような生成AIで校正も済むのではと考える方は多いはずです。ところが両者は得意領域が違い、片方だけでは実務が回りません。

生成AIは文脈を推測して柔軟に提案できる反面、同じプロンプトを与えても結果がブレやすく、チームで校正基準を揃える用途には向きません。一方、専用校正ツールはルールや辞書に基づいて安定した結果を返すため、チームでの品質基準の統一やブランド表記の管理に適しています。

観点生成AI(ChatGPT等)専用校正ツール
得意なこと文脈を読んだ言い換え・要約・下書き誤字脱字・表記ゆれ・文法の安定検出
結果の再現性ブレやすいルール・辞書ベースで安定
チームでの基準統一向かない辞書共有で揃えやすい

そのため実務では、生成AIでリサーチや下書きを進め、専用校正ツールで表記統一と最終仕上げを行う二段構えが現実的な解になります。総務省の調査でも、AIを利用している国内企業のうち55.2%が用途として「文書作成」を挙げており、生成AIと専用ツールの使い分けは多くの現場で身近な課題になっています(出典:総務省「令和7年版 情報通信白書」2025年)。

文章校正ツールはどう選ぶ? 5つの比較ポイント

使い分けの方針が見えたら、次は自分に合う一本をどう絞り込むかです。校正ツールは「チェック目的→予算→チーム利用→連携環境→セキュリティ」の5つの軸で順に見ていくと、自分の環境に合うツールへ最短でたどり着けます。

1. チェックしたい範囲で選ぶ

最初に決めるのは、どこまでチェックしたいかです。校正ツールのチェック範囲は、大きく3段階に分かれます。①誤字脱字・変換ミスの検出、②表記ゆれの統一と文法チェック、③文体改善・推敲支援です。

①だけでよいなら、無料ツールでも十分に対応できます。誤字脱字を潰したいだけなら、そこに高機能なツールは要りません。一方、②の表記ゆれ統一や③の推敲支援まで求めるなら、AI搭載の有料ツールが選択肢に入ってきます。

判断の流れはシンプルです。「誤字脱字チェックだけで足りるか」「社内やブランドの表記ルールまで揃えたいか」「言い回しの改善提案までほしいか」を自分に問い、当てはまる段階が上がるほど、機能レベルの高いツールが必要になります。

2. 無料と有料の違いを見極める

チェック範囲が①中心なら、まず無料ツールを試すのが合理的です。無料ツールには文字数制限・辞書登録不可・チーム共有不可といった制約がありますが、個人での基本的な誤字脱字チェックには十分対応できます。

問題は、どのタイミングで有料に切り替えるかです。次の3つのサインのいずれかに当てはまったら、有料への移行を検討する頃合いです。チーム3名以上で使うようになった、自社の表記ルールをツールに反映したくなった、月間の校正量がまとまってきた、の3つです。

裏を返せば、これらが見えないうちは無料のまま運用しても不都合は起きにくいということです。

3. チーム利用・辞書共有機能の有無を確認する

複数人で校正する段階に入ると、メンバーごとに校正基準がバラつく問題が表面化します。同じ社名の表記や送り仮名が人によって違えば、記事全体の統一感が崩れます。

これを防ぐには、辞書の共有機能と権限管理があるツールを選ぶことです。共有辞書に自社の表記ルールを登録しておけば、誰が書いても同じ基準でチェックが走り、表記品質がメンバー間で安定します。ただし辞書を用意しただけでは定着しないため、運用側の工夫が要ります。

この点は後半の実践ポイントで扱います。

4. 対応ファイル形式と外部ツール連携をチェックする

機能が合っても、自分の執筆環境で使えなければ意味がありません。校正ツールの提供形態は、テキスト入力型・Word/PDF直接校正型・ブラウザ拡張型の3タイプに分かれます。原稿をコピー&ペーストする手間を省きたいなら、ファイルを直接読み込める形式が向いています。

あわせて確認したいのが外部ツールとの連携です。WordPressへの連携やブラウザ拡張の有無は、日々の校正の手間に直結します。普段使っている執筆環境の延長線上で校正できるかどうかを、導入前に見ておいてください。

5. セキュリティ体制を確認する

最後の軸はセキュリティです。クラウド型ツールに文章を入力する以上、その文章がどう扱われるかを確認しておく必要があります。チェックしたいのは次の3点です。

  • 入力したテキストがAIの学習に使われないか
  • 通信がSSL/TLSで暗号化されているか
  • チェック後に入力データが削除されるか

公開前のプレスリリースや社外秘の社内資料を校正する場合は、この確認が特に欠かせません。入力内容が保存・学習される仕様のツールに機密文書を通すと、情報漏洩のリスクを抱えることになります。

【無料】おすすめの文章校正ツール5選

無料の校正ツールは登録なしですぐ使い始められる手軽さが魅力ですが、チェック範囲・精度・セキュリティ方針はツールごとに大きく異なります。まず5ツールの全体像を比較したうえで、気になったツールの詳細を確認してください。

ツール名主な特徴文字数制限料金
Ennoタイポ・変換ミス・慣用表現チェック。テキスト非保存制限なし無料
PRUVルールベース+生成AIのハイブリッド校正。ユーザー辞書登録可無料プランあり(制限あり)無料/Pro 550円/30日
文章校正ツール(so-zou.jp)不快語・差別語チェック対応。Yahoo! JAPAN API利用記載なし無料
User Local AI校正ツール生成AI校正を完全無料で利用可。学習データ不使用記載なし無料
Shodo(ベーシックプラン)AI校正を永年無料で利用可。1回最大1万文字対応1万文字/回無料/有料プランあり

1. Enno

運営会社非公開
サービス種別Webブラウザ型テキスト校正ツール
主な利用者層ブログ・Web記事のライター、個人ユーザー
主な機能タイポ・変換ミス検出、慣用表現・誤用チェック、同音異義語の誤用指摘
文字数制限なし
料金無料

Ennoは、ブラウザ上にテキストを貼り付けるだけでタイポ・変換ミス・慣用表現の誤りをチェックできる無料の校正ツールです。アカウント登録は不要で、文字数の上限もありません。チェックされた文章はデータベースやログ・外部サイトなどに一切保存されないセキュリティ方針を採用しています。

得意とするのは変換ミスや「的を得る(正:的を射る)」のような慣用表現の誤用など、書いた本人が気づきにくいミスの検出です。一方で表記ゆれ(「ウェブ」「Web」「web」の混在など)への対応は持っていないため、表記統一を目的とした用途には向きません。機密性の高い文章でも安心して入力でき、長文をそのまま流し込めるシンプルな構造から、ライターが最初に試す無料ツールとして使い勝手の良い一本です。

Enno公式サイトはこちら

2. PRUV

運営会社非公開
サービス種別ハイブリッド型Webブラウザ校正ツール(ルールベース+生成AI)
主な利用者層Web担当者・ライター・校正精度を高めたい個人ユーザー
主な機能文法チェック、固有名詞の誤り検出、表記ゆれチェック、ユーザー辞書登録
文字数制限無料プランは制限あり
料金無料プランあり/Pro 550円/30日

PRUVは、従来のルールベースエンジンと生成AIを組み合わせたハイブリッド校正ツールです。文法の誤りから固有名詞のミス、表記ゆれまで幅広くカバーし、ユーザー辞書への単語登録にも対応しています。入力されたテキストは一切保存されず、管理者による監視も行わないとされており、テキスト非保存ポリシーを維持した上で生成AIの精度を活用できる点が特徴です。

無料プランは文字数に制限があるため、長文の記事を頻繁に校正する用途では物足りなさを感じることがあります。その場合はPro(550円/30日)へのアップグレードで制限が拡張されます。表記ゆれをチェックしたい、かつ生成AIの校正精度を無料で試してから判断したいという方には、まずPRUVの無料プランから始めるのが適切です。

PRUV公式サイトはこちら

3. 文章校正ツール(so-zou.jp)

運営会社非公開(個人運営)
サービス種別Webブラウザ型テキスト校正ツール
主な利用者層メディア・広報担当者、コンプライアンスを意識したコンテンツ制作者
主な機能誤字脱字・タイポ検出、不快語・差別語チェック、Yahoo! JAPAN APIによる構文解析
文字数制限記載なし
料金無料

文章校正ツール(so-zou.jp)は、Yahoo! JAPAN APIを利用した無料の校正ツールです。誤字脱字のチェックに加え、不快語・差別語の検出に対応している点が他の無料ツールにはない強みです。ただし、テキストを入力するとその情報がYahoo! JAPANへ送信される仕組みになっています。

不快語チェックは、メディアや広報文書など公開範囲が広いコンテンツで特に役立ちます。一方で、入力情報が外部へ送信される点から、社外秘・個人情報を含む文章への利用は避けるのが無難です。コンプライアンス面のチェックを無料でかけたい場合は、このツールが該当します。

文章校正ツール(so-zou.jp)公式サイトはこちら

4. User Local AI校正ツール

運営会社株式会社ユーザーローカル
サービス種別AI搭載Webブラウザ型校正ツール
主な利用者層AI校正を無料で試したいライター・Web担当者
主な機能生成AIによる誤字脱字・文法・表現の校正、学習データへの不使用保証
文字数制限記載なし
料金完全無料(登録不要)

User Local AI校正ツールは、アカウント登録なし・完全無料で生成AIによる文章校正を利用できるツールです。入力した文章がAIの学習に使用されないことが明示されており、外部送信リスクを気にしながらも生成AI校正を試してみたい場合の入口として使いやすい設計になっています。

有料の専用ツールと比べると辞書登録やチーム機能はありませんが、「まず生成AIの校正がどの程度実務に使えるか感覚を掴みたい」という段階での評価用途に向いています。費用をかけずにAI校正の精度を体感してから、有料ツールへ移行するかどうかを判断してください。

User Local AI校正ツール公式サイトはこちら

5. Shodo(無料プラン)

運営会社株式会社ゆめみ
サービス種別AI搭載クラウド型文章エディタ・校正ツール
主な利用者層Web担当者・ライター・編集チーム
主な機能AI校正、誤字脱字・表現チェック、クラウド上での文章管理・共同編集(有料プラン)
文字数制限1回あたり最大1万文字
料金ベーシックプラン 0円/月(永年無料)/有料プランあり(月額1,000円〜)

Shodoのベーシックプランは、永年無料でAI校正を利用でき、1回あたり最大1万文字まで対応しています。登録は必要ですが、一般的なWeb記事1本分を十分カバーできる文字数で、無料の範囲内でもAI校正の実用性を十分に確認できます。

チーム利用・辞書共有・共同編集といった機能は有料プラン(月額1,000円〜)で解放されます。まず個人でベーシックプランを使い込み、チームへの展開が必要になった段階でアップグレードするというステップアップが自然な使い方です。無料で始めて段階的に機能を広げたい場合、Shodoは選択肢の中でもアップグレードパスが明確なツールといえます。

Shodo公式サイトはこちら

【有料】おすすめの文章校正ツール6選

有料の文章校正ツールは、カスタム辞書・チーム辞書共有・高精度AIチェック・大量文字数対応といった機能を備えており、組織全体で品質基準を統一する実務に耐える設計です。まず6ツールの概要を比較してから、各ツールの詳細を確認してください。

ツール名料金(税込)主な特徴対応ファイル形式
文賢月額1,650円〜(1年更新)AIアシスト+ルール校正の二層構造、マスキング機能、チーム辞書共有、ISO 27001認証ブラウザ上テキスト入力(Word・PDF等は要コピペ)
Typoless月額2,200円〜(スタンダードプラン)朝日新聞社開発、約10万校正ルール搭載、炎上リスクチェック機能ブラウザ上テキスト入力、Word連携
wordrabbit要問い合わせ大量文字数対応、PDF/Word直接校正、スタイルガイド共有PDF、Word、テキスト入力
Just Right! 7 Pro希望小売価格47,000円(税込51,700円)・買い切り買い切り型・オフライン利用可、高速校正、公用文対応、Office連携Word、Excel、PowerPoint、テキスト他
ATOKクラウドチェッカーATOK Passportプレミアム付帯(月額660円〜)4つのチェックモード、ATOKユーザーなら追加コストなしブラウザ上テキスト入力
Press Term要問い合わせNTTデータ開発、共同通信社記者ハンドブック搭載、語彙50万語以上Word、テキスト入力他

1. 文賢

運営会社株式会社ウェブライダー
サービス種別AI文章校正・表現改善ツール
主な利用者層Webライター、コンテンツマーケター、企業のWeb担当者
主な機能AIアシスト校正、ルールベース校正、マスキング機能、チーム辞書共有、表現の言い換え提案
セキュリティISO 27001認証取得
料金パーソナルプラン:月額1,650円(税込・1年更新)/チームプラン:要問い合わせ

文賢は、株式会社ウェブライダーが提供するAI文章校正ツールです。AIによる表現改善と独自ルールによる校正を組み合わせた二層構造が特徴で、誤字脱字の検出にとどまらず、読み手に伝わりやすい言い回しへの言い換え提案まで行います。

チームで使う場合に特に効果を発揮するのが、カスタム辞書の共有機能です。組織固有の表記ルールをチーム辞書として登録すると、メンバー全員が同じ基準でチェックできるため、担当者ごとに表記がバラつく問題を防げます。また、機密情報を含む文章を校正したい場合には、マスキング機能を使って特定の語句をAIに送らない形で校正できます。

セキュリティ面ではISO 27001認証を取得しており、情報管理の基準を求める組織での導入にも対応しています。

文賢公式サイトはこちら

2. Typoless

運営会社朝日新聞社
サービス種別AI文章校正ツール
主な利用者層メディア企業、Webメディア編集者、企業のコンテンツ担当者
主な機能約10万個の校正ルール辞書によるチェック、炎上リスクチェック、AIによる文章品質評価
無料トライアルあり
料金スタンダードプラン:月額2,200円(税込)〜

Typolessは、朝日新聞社が開発したAI校正ツールです。約10万個の校正ルール辞書を搭載しており、長年にわたって培われた新聞社の校正ノウハウをそのまま利用できます。

メディアの現場で特に注目される機能が、炎上リスクチェックです。差別的・攻撃的な表現や誤解を招きやすい言い回しを事前に検出するため、公開後のトラブルを減らす安全網として機能します。校正ルールの量と精度は、一般的なツールと比べて水準が高く、専門的な表記基準を求める編集現場での利用に向いています。

無料トライアルも用意されているため、自社のコンテンツとの相性を試してから導入を判断できます。

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3. wordrabbit

運営会社株式会社wordrabbit
サービス種別AI文章校正・スタイルガイド管理ツール
主な利用者層出版社、大量コンテンツを扱う企業、制作会社
主な機能PDF/Word直接校正、大量文字数対応、スタイルガイド共有、チーム向け表記統一
対応ファイル形式PDF、Word、テキスト入力
料金要問い合わせ

wordrabbitは、PDF・Wordファイルを直接アップロードして校正できる点が他のツールと大きく異なります。テキストをコピー&ペーストする手間がなく、原稿をそのままの形式で校正できるため、大量の文書を扱う制作現場での運用効率が上がります。

大量文字数への対応も強みの一つで、長文・多ページのドキュメントを一括処理できます。また、スタイルガイドをチームで共有する機能により、複数の担当者が同じ表記基準のもとで作業を進められます。原稿の形式を変換せず、ファイルのまま校正を完結させたい組織にとって、実用的な選択肢です。

料金は規模・用途によって異なるため、公式サイトから問い合わせて確認してください。

wordrabbit公式サイトはこちら

4. Just Right! 7 Pro

運営会社株式会社ジャストシステム
サービス種別文章校正支援ソフトウェア(買い切り型)
主な利用者層官公庁・自治体、出版社、セキュリティ重視の企業
主な機能高速校正、公用文対応、Office(Word・Excel・PowerPoint)連携、オフライン動作
無料トライアルあり
料金希望小売価格47,000円(税込51,700円)・買い切り

Just Right! 7 Proは、株式会社ジャストシステムが提供する買い切り型の文章校正ソフトウェアで、希望小売価格47,000円(税込51,700円)の一度の購入でランニングコストなしで使い続けられます。

最大の差別化点はオフラインで動作する点です。文書をクラウドサーバーに送信する必要がないため、機密性の高い文書や個人情報を含む原稿でも安心して校正できます。公用文の表記ルールにも対応しており、官公庁・自治体での利用実績があります。

Word・Excel・PowerPointとのネイティブ連携により、ファイルを開いたまま校正を進められるのも制作効率の面で有利です。月額課金を避けたい組織や、外部ネットワークへのデータ送信を禁じている環境での運用に、買い切り型の本ツールは合理的な選択肢になります。

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5. ATOKクラウドチェッカー

運営会社株式会社ジャストシステム
サービス種別クラウド型文章校正ツール(ATOK Passport付帯)
主な利用者層ATOKユーザー、ライター、ビジネス文書作成者
主な機能4つのチェックモード(ビジネス文書・メール・Web・一般文書)、表記ゆれ検出、敬語チェック
対応ファイル形式ブラウザ上テキスト入力
料金ATOK Passportプレミアム(月額660円・税込)に付帯。単体での提供なし

ATOKクラウドチェッカーは、日本語入力システム「ATOK」のサブスクリプションプラン「ATOK Passportプレミアム」に付帯するクラウド型校正ツールです。すでにATOK Passportプレミアムを契約しているユーザーであれば、追加費用なしで利用を始められます。

チェックモードをビジネス文書・メール・Web・一般文書の4種類から選べるため、文書の用途に合わせた校正基準を適用できます。敬語の誤りや表記ゆれの検出も対応しており、日常的なビジネス文書からWebコンテンツまで幅広く使えます。ATOK自体の変換精度と組み合わせることで、入力段階から文章品質を高める運用が可能です。

ATOKをすでに契約しているユーザーは、追加費用なしで校正機能を使い始められます。

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6. Press Term

運営会社株式会社NTTデータ
サービス種別企業・メディア向け文章校正システム
主な利用者層新聞社、放送局、大手メディア企業、出版社
主な機能共同通信社記者ハンドブック準拠の校正、語彙50万語以上のデータベース、固有名詞・専門用語チェック
導入実績新聞社40社以上
料金要問い合わせ

Press Termは、NTTデータが開発したメディア・出版向けの文章校正システムです。共同通信社の記者ハンドブックに準拠した校正ルールと、50万語以上の語彙データベースを搭載しており、報道・出版の現場で要求される高い表記精度に対応しています。

全国の新聞社40社以上での導入実績を持ち、専門性の高い記事や大量の原稿を継続的に処理する体制が整っています。固有名詞・専門用語の表記確認から、業界標準の用語統一まで対応できるため、メディア企業が編集フローに組み込む業務用途に向いています。個人向けの軽量ツールとは異なり、組織の編集システムへの統合を前提とした設計です。

料金は規模・ライセンス形態によって異なるため、公式サイトから直接問い合わせてください。

Press Term公式サイトはこちら

校正ツールを使いこなす3つの実践ポイント

校正ツールを導入しても、それだけで文章品質が安定するわけではありません。誤検知への対処・辞書の継続的な育成・複数ツールの併用という3つの運用ルールを実践することで、品質改善の成果につながります。

1. ツール+目視のダブルチェックで誤検知に備える

校正ツールは文脈依存の誤りを見抜けないことがあり、正しい表現を誤りと判定する誤検知も起こります。たとえば固有名詞や意図的な言い回しを「誤字」と指摘したり、文脈上は正しい送り仮名を修正候補として挙げたりする場面です。

だからこそ、ツールの指摘をすべて機械的に適用してはいけません。ツールを一次チェックとして使い、最終判断は必ず人間の目で行うダブルチェック体制が、品質管理の基本になります。ツールが拾った候補を人が取捨選択する流れにすれば、誤検知に振り回されずに済みます。

2. カスタム辞書を育てて表記ルールを統一する

誤検知を減らし、表記を揃えるうえで効くのがカスタム辞書の育成です。業界用語・自社サービス名・統一したい表記ルールを辞書に登録し、チームで共有すれば、誰が書いても表記品質が安定します。

登録すべきは、ツールが誤判定しがちな自社固有の用語や、送り仮名・漢字とひらがなの使い分けなど社内で揺れやすいルールです。この辞書は一度作って終わりではなく、校正のたびに気づいた項目を足していくことで精度が上がっていきます。チームで導入したツールが定着しない一因は運用ルールの曖昧さにありますが、辞書を継続的に育てる過程そのものが、チームに校正基準を根づかせる役割を果たします。

3. 複数ツールの併用で検出漏れを減らす

1つのツールですべての誤りを拾い切るのは難しいものです。ツールごとに得意分野が異なるため、誤字脱字に強いツールと推敲支援に強いツールを組み合わせると、検出漏れが減ります。

具体的には、無料ツールで一次チェックをかけてから有料ツールで仕上げる、あるいは誤字脱字チェック用と推敲支援用を役割分担させる組み合わせが有効です。それぞれのツールが別々の観点で文章を見るぶん、一本では見落とす誤りを補い合えます。

まとめ

文章校正ツールは、どこまでチェックしたいかと誰が使うかで最適解が変わります。この2つの目的を先に固めてから無料・有料を選べば、誤検知に振り回されず、文章品質を安定して保てるようになります。

失敗しない進め方はシンプルです。まずは無料ツールで自分のチェック範囲を確かめ、チーム利用や表記ルールの統一といった必要が見えてきたら、有料ツールへステップアップします。

判断に迷ったときは、下の料金の目安を手がかりにしてください。

区分ツール例料金の目安
無料Enno / User Local AI校正ツール / Shodo(無料プラン)0円
有料(月額)文賢月額1,650円〜(税込)
有料(月額)Typoless月額2,200円〜
有料(買い切り)(公式参照)Just Right! 7 Pro47,000円(税込51,700円)

それでも、ツールを入れただけでは誤検知への対処や辞書の共有、複数ツールの使い分けまで手が回らず、チームの表記がなかなか揃わないという壁は残ります。まずは無料ツールを一本試し、この記事で挙げた選び方と運用ルールを自分の制作フローに当てはめながら、次の一手を検討してみてください。

校正ツールを個別に使い分けるほど、文書の置き場が分散しがちです。NotePMは、社内文書を蓄積しながらAIによる校正や要約、翻訳まで同じ画面で使え、その機能は全プランで追加料金なく利用できます。文書の作成から共有までをまとめたい場合は、30日間の無料トライアルで確かめてみてください。

マニュアル作成をAIでラクにするならNotePM