昨今、企業がクラウドソーシングを活用する事例が増えるとともに、提供されるサービスもその数も増してきました。そのような中で、クラウドソーシングの意味・必要性を正しく理解したい、おすすめのクラウドソーシングサービスを知りたいと思う担当者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
本記事では、クラウドソーシングの意味やメリットデメリットを解説した上で、おすすめのサービスを8つ紹介します。
目次
企業におすすめのクラウドソーシングとは
クラウドソーシングとは、Crowd(群衆)とSourcing(業務委託)を組み合わせて作られた造語です。具体的には企業などの発注者が、Web上で不特定多数のワーカーに対して業務を発注する業務形態のことで、アウトソーシング方法の一種です。
2000年代に入ってから、アメリカで「クラウドソーシング」という表現が使われ始めました。日本では、2008年に初めてクラウドソーシングのマッチングサービスを提供する会社が誕生し、その後多くの会社がクラウドソーシングサービスを提供するようになりました。
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クラウドソーシングがおすすめの理由メリット
ここでは、クラウドソーシングがおすすめの理由やそのメリットについて、以下の3つを解説します。
- 必要な時にだけ利用できる
- 簡単に利用できる
- 複数の候補者から選定できる
それでは、1つずつ紹介します。
必要な時にだけ利用できる
クラウドソーシングのメリットの1つ目は、必要な時にだけ利用できることです。
特定の時期だけリソースを増やして対応したい業務や、専門知識が必要な単発業務に対応しなければならないこともあります。しかし、これらの業務のためだけに従業員を雇用すると、毎月の給料や保険料などがかかるため、通常時には会社の負担になる恐れがあります。クラウドソーシングであれば、普段は必要最小限の従業員で仕事を行い、必要な時だけリソースを確保できます。リソースを変動費化できるので、効率的な経営を実現できることでしょう。
簡単に利用できる
クラウドソーシングのメリットの2つ目は、簡単に利用できることです。
クラウドソーシングでは、案件の募集からワーカーとの契約納品まで、基本的にすべてWeb上で完結することができます。操作も簡単で、初めて使う人でも簡単に仕事を依頼できることも大きなメリットです。クラウドソーシングサービスの中には、発注初心者向けのサポートサービスを提供しているサービスも珍しくありません。さらに、人材確保の手間も大幅に削減できるので社内のコストを下げることも期待できます。
複数の候補者から選定できる
クラウドソーシングのメリットの3つ目は、複数の候補者から選定できることです。
クラウドソーシングサービスには、様々なスキルや資格、経歴を有するワーカーが多数登録しています。それらのワーカーのプロフィールやポートフォリオなどを参考にして、実績のある人や業界経験のある人など、要件に合った候補者を選ぶことができます。
また、過去の発注者からの評価や事前面談も参考にすれば、より確実に候補者を選定できるでしょう。さらに、基本的にすべての手続きをWeb上で完結できるので、遠方のワーカーに仕事を依頼できることが多いのも注目すべきポイントです。
クラウドソーシングのデメリット
クラウドソーシングはメリットばかりではありません。
ここでは、クラウドソーシングのデメリットを3つ解説します。
- オンライン完結のコミュニケーションに慣れない
- 完了前に突然キャンセルされる可能性がある
- 想定よりも品質が低い場合がある
それでは、1つずつ解説します。
オンライン完結のコミュニケーションに慣れない
クラウドソーシングのデメリットの1つ目は、オンライン完結のコミュニケーションに慣れないと使い方が難しいということです。クラウドソーシングでは、基本的にすべての手続きをWeb上で完結できます。ただ、これはデメリットとも言えます。なぜなら、発注者もワーカーも、全てのやりとりをWeb上で行うことに慣れていないと、スムーズに仕事を進められないからです。直接対面できない分、細やかなコミュニケーションができず発注者とワーカーとの間で認識の違いが生じることもあるかもしれません。また、クラウドソーシングサービスの操作に慣れず、余計なストレスを感じることもあるでしょう。
完了前に突然キャンセルされる可能性がある
クラウドソーシングのデメリットの2つ目は、仕事が完了する前に突然ワーカー側にキャンセルされる可能性があることです。クラウドソーシングサービスの中には、非常に質の低いワーカーが存在していることも事実です。また、Web上で手続きが完了する分、どうしてもワーカーの管理が難しくなります。
そのため、依頼していた仕事を完了せず、連絡が取れなくなったりキャンセルされたりする可能性もある点に留意しなければなりません。
想定よりも品質が低い場合がある
クラウドソーシングのデメリットの3つ目は、想定よりも品質が低い場合があることです。
質の低いワーカーに仕事を依頼してしまった時や、発注者側の指示やコミュニケーションが不十分だった時には、想定よりも品質が低い納品物が送られてくることもあります。その時には、結局社内で手直しする必要があります。
ひどい時には、手直しするよりも最初から社内で最初から作った方が早く質の高い仕事ができることもあるかもしれません。その時には、クラウドソーシングの報酬を支払った上で、余計な手間がかかり、クラウドソーシングを活用したことでかえってコストがかかってしまう結果になりかねません。
クラウドソーシングの活用がおすすめの業務内容
ここでは、クラウドソーシングの活用がおすすめの業務内容を7つ紹介します。
- 記事ライティング
- ロゴデザイン制作
- 動画編集音楽編集
- 営業リスト作成
- 翻訳業務
- プログラミング
- アンケート
それでは、1つずつ紹介します。
記事ライティング
業務内容の1つ目は、記事ライティングです。
自社メディアやブログの執筆代行は、クラウドソーシングで依頼する仕事で特に多い仕事の一つです。文章力と専門知識を兼ね備えたライターを確保できれば、自社の情報発信や集客に大いに活用できるでしょう。
ロゴデザイン制作
業務内容の2つ目は、ロゴデザイン制作です。
ロゴデザイン制作も、クラウドソーシングで依頼できます。クオリティの高いロゴデザインを作ってもらえれば、自社メディアやパンフレットなどのクオリティを高められることでしょう。
動画編集音楽編集
業務内容の3つ目は、動画編集音楽編集です。
近年、自社のPRに動画を取り入れるケースが増えてきています。それに伴い、動画やそれに利用する音楽の編集をクラウドワークで依頼するケースも増えています。
営業リスト作成
業務内容の4つ目は、営業リスト作成です。
営業リストを用いることで効率よい営業活動を実現できますが、営業リストの作成は案外骨が折れる作業です。クラウドソーシングで営業リスト作成を依頼することで、より営業活動に集中できることでしょう。
翻訳業務
業務内容の5つ目は、翻訳業務です。
クラウドワークを用いることで、英語やスペイン語など様々な言語の翻訳業務を依頼することもできます。また、直接的な翻訳作業ではなく、誤字脱字チェックや外国語での商品レビューなどもクラウドソーシングで依頼できるでしょう。
プログラミング
業務内容の6つ目は、プログラミングです。
システム開発やアプリ開発をクラウドソーシングで依頼する会社も、多数存在します。これらの仕事はPC上で完結できることがほとんどで、基本的に全ての手続きをWeb上で完結するクラウドソーシングと親和性の高い業務と言えるかもしれません。
アンケート
業務内容の7つ目は、アンケートです。
アンケートや口コミ投稿も、クラウドワークで発注が可能です。一般に、比較的安価に投稿できる案件とされているため、大量に多くのデータを集めたい、もしくは処理したいといった時に活用するとよいでしょう。
クラウドソーシングおすすめ8選を徹底比較
ここでは、おすすめのクラウドソーシングサービスを8つ紹介します。
クラウドワークス
クラウドワークスは、日本で最も有名なクラウドソーシングサービスの一つです。大企業や政府機関など、発注者として利用した実績のある会社団体は、実に72万社に上ります。ユーザー数は業界1の443万人で、募集から応募まで最短1分なので、簡単にワーカーを探せるでしょう。また、幅広い仕事を気軽に発注でき、手数料不要で、予算に合わせて発注価格を設定できます。
クラウドワークスの特徴
- ユーザー数は業界1の443万人!募集から応募まで最短1分
- 幅広い仕事を依頼可能!どんな仕事も気軽に発注できる
- 予算に合わせて発注価格を設定でき手数料も不要
ランサーズ
ランサーズは、満足度と運用実績ナンバー1を誇る、日本を代表するクラウドソーシングサービスの一つです。24時間365日のサポートやセキュリティチェックなど、発注者が安心して利用できる仕組みを多数用意しています。また、発注者向けのお役立ち情報をまとめたブログもあるので、ぜひ活用しましょう。さらに、ランサーズでは法人契約も可能なので、個人への発注が困難な案件も法人契約で発注できるかもしれません。
ランサーズの特徴
- 24時間365日のサポートやセキュリティチェックなどで安心
- 発注者向けのお役立ち情報をまとめたブログあり
- 法人契約も可能!個人への発注が困難な案件もランサーズへ
サグーワークス
サグーワークスは、記事作成に特化したクラウドソーシングサービスです。コンテンツマーケティングで数多くの実績を有する、ウィルゲート社が提供しています。サグーワークスでは、記事に関する要望や目的に沿って、最適な文字単価やプランを提案してくれます。また、経営母体のノウハウを最大限活かして、コピペチェックや校正、SEOコンサルティングも提供してくれるのが高ポイントです。
サグーワークスの特徴
- 記事作成に特化!経営母体のノウハウを最大限活かしたサービスを提供
- 要望や目的に沿って、最適な文字単価やプランを提案
- コピペチェックや校正、SEOコンサルティングも提供
URL: https://works.sagooo.com/
Biz seek
Biz seekは、アイランド社が提供するクラウドソーシングサービスです。アンケートからシステムアプリ開発まで、幅広いカテゴリーの仕事を発注できます。また、サービス手数料が業界最安値で、コストパフォーマンスよく発注できます。発注方式をコンペ方式とプロジェクト方式から選択可能なので、仕事内容に適した発注方式を採用しましょう。
Biz seekの特徴
- アンケートからシステムアプリ開発まで幅広い仕事を発注可能
- サービス手数料が業界最安値!コストパフォーマンスよく発注
- コンペ方式とプロジェクト方式を選択可能!仕事内容に適した方式を採用
ココナラ
ココナラは、Web上で様々な分野の専門家に仕事を依頼できるナンバー1スキルマーケットです。200種類以上のカテゴリーからサービスを比較検討して、最適な発注先を決定できます。また、サービス提供などの取引はWeb上で完結可能ですが、チャットや電話での取引も可能です。さらに、購入や金銭のやり取りは、ココナラが仲介します。加えて、365日間運営によるサポートも提供していますので安心です。
ココナラの特徴
- 200種類以上のカテゴリーからサービスを比較検討して、発注先を決定
- サービス提供などの取引はWeb上で完結可能で、チャットや電話での取引もできる
- 購入や金銭のやり取りをココナラが仲介するので安心
タイムチケット
タイムチケットは、知識やスキル経験を売買できるマーケットプレイス。約40万人の会員から、必要なスキルをもつ方の時間を買い取れます。チケットの発行は1クリックで行われ、およそ3分で時間の売買を行えます。また、全ての取引をタイムチケットが仲介するので、安心安全です。会員登録料や月会費は無料で、チケット支払い時のみ手数料が発生する仕組みです。
タイムチケットの特徴
- チケットの発行は1クリック!3分で時間の売買を行える
- 全ての取引にタイムチケットが仲介!安心安全な取引
- 会員登録料や月会費は無料!チケット支払い時のみ手数料発生
URL: https://www.timeticket.jp/
Shinobiライティング
Shinobiライティングは、記事作成に特化したクラウドソーシングサービス。記事発注シェアは、月間で291万記事超と、業界ナンバー1です。どんな記事の執筆にも対応でき100記事ならわずか3日で納品と、業界最速のスピードを誇ります。大量の記事で、競合先と差をつけましょう。さらに、記事が増えるとライティングやSEO対策の手間も増えるものですが、これらを外注できるのでサイト運営の手間が大幅に減少するでしょう。
Shinobiライティングの特徴
- 記事発注シェアは業界ナンバー1!どんな記事の執筆もお任せあれ
- 業界最速の納品スピード!大量の記事で競合先と差をつけられる
- ライティングやSEO対策を外注できるのでサイト運営の手間が大幅に減少
URL: https://crowd.biz-samurai.com/
ママワークス
ママワークスは、子育て中のママさんワーカーを主なターゲットにしたクラウドソーシングサービス。在宅案件だけでなく、子育て中のママさんに考慮した出社案件も発注できます。また、動画講座やコラムも用意しており、熱意あるワーカーさんの成長を促進します。さらに、スタッフがワーカーから経験や希望を聞き取り、ぴったりのお仕事を紹介することもあるので、企業とのマッチング率を高められることでしょう。
ママワークスの特徴
- 子育て中のママの力を徹底活用!在宅案件だけでなく出社案件も対応
- 動画講座やコラムで、熱意あるワーカーさんの成長を促進
- スタッフがワーカーから経験や希望を聞き取り!企業とのマッチング率を高める
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まとめ
本記事では、クラウドソーシングの意味やメリットデメリットを解説した上で、おすすめのサービスを8つ紹介しました。業務効率化が求められていることや、Web上で完結するコミュニケーションが一般的になってきたことなどからクラウドソーシングサービスの普及が加速してます。依頼できる仕事は幅広く、業務効率化につながるメリットがある一方、注意しなければならない点もあります。Web上で手続きが完了できる反面、依頼者とコミュニケーションがとりづらいなどのデメリットが生じることもあるので、クラウドソーシングの特性を理解してから利用することが大切です。
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