Windows 11のファイル共有設定方法|手順とトラブル対処を解説

2025年12月22日(月) Windows11

Windows 11を使っていて、他のパソコンとファイルをやり取りしたいとき、「どうやって設定すればいいのか分からない」と困っていませんか。特に、新しいパソコンを導入したときや、チームでファイルを共有する必要が出てきたときには、設定方法が分からず時間を取られてしまうことも多いでしょう。

Windows 11でファイルを共有する方法は、大きく分けて3つあります。同じネットワーク内のパソコン同士でフォルダを共有する「ネットワーク共有」、インターネット経由でどこからでもアクセスできる「OneDrive共有」、そして近くにあるパソコンに直接ファイルを送る「近距離共有」です。

この記事では、Windows 11の標準機能を使ったファイル共有の設定方法を、初めての方でも分かるように順を追って解説します。ネットワークの事前準備から、フォルダの共有設定、他のパソコンからのアクセス方法、そしてうまくいかないときの対処法まで、実際の画面を想定しながら具体的に説明していきます。

また、Windows標準のファイル共有では実現が難しい、より高度なファイル管理やセキュリティ対策についても触れています。自社の状況に合わせて、最適なファイル共有の方法を選べるようになるでしょう。

Windows 11のファイル共有方法の種類と選び方

Windows 11には、ファイルを他のパソコンと共有する方法がいくつか用意されています。どの方法を選ぶかは、「誰と」「どこで」「どのくらいの頻度で」ファイルをやり取りするかによって変わってきます。ここでは、代表的な3つの方法の特徴を見ていきましょう。

ネットワーク共有(LAN内での共有)

ネットワーク共有は、同じ社内LANやWi-Fiルーターにつながっているパソコン同士で、フォルダを共有する方法です。インターネットに接続していなくても使えるため、社内のネットワーク環境だけで完結します。

この方法の最大の利点は、転送速度が速いことです。大きなファイルを頻繁にやり取りする場合や、動画編集のような重いデータを扱う場合に向いています。また、データが社内ネットワークの外に出ないため、情報漏洩のリスクを抑えられるという面もあります。

ただし、設定にはネットワークの知識が多少必要で、初めての方には少しハードルが高く感じられるかもしれません。また、外出先からアクセスすることはできないため、リモートワークには不向きです。社内の決まったメンバー同士で、日常的にファイルをやり取りする場合に適した方法と言えるでしょう。

OneDriveによるクラウド共有

OneDriveは、Microsoftが提供するクラウドストレージサービスです。ファイルをインターネット上に保存し、どこからでもアクセスできるようにする方法で、Windows 11には標準で組み込まれています。

この方法の強みは、場所を選ばずにファイルにアクセスできることです。自宅でも外出先でも、インターネットにつながっていればファイルを開いたり編集したりできます。また、WordやExcelといったMicrosoft 365のアプリと連携しているため、複数人で同時に同じファイルを編集することも可能です。

一方で、インターネット接続が必須なため、通信環境が悪い場所では使いにくいという欠点があります。また、無料で使える容量には限りがあり、大量のファイルを保存する場合は有料プランへの切り替えが必要になります。リモートワークが多い環境や、外出先でもファイルを確認したい場合に向いている方法です。

近距離共有(Nearby Sharing)

近距離共有は、BluetoothとWi-Fiを使って、近くにあるパソコンに直接ファイルを送る機能です。スマートフォンの「AirDrop」(iPhoneの機能)に似た仕組みで、Windows 11から標準で使えるようになりました。

この方法の便利な点は、ネットワークの設定が一切いらないことです。送りたいファイルを選んで、近くにあるパソコンを指定するだけで、すぐに転送が始まります。会議中に資料を渡したいときや、隣の席の同僚にファイルを渡したいときなど、一時的なファイルの受け渡しに向いています

ただし、送る側と受け取る側の両方のパソコンが近くにある必要があり、離れた場所にいる相手には使えません。また、大量のファイルを継続的に共有する用途には向いていません。あくまで「その場でサッと渡す」ための機能と考えるとよいでしょう。

ネットワーク共有の事前準備と設定

ネットワーク共有を使ってファイルをやり取りするには、事前にいくつかの設定を済ませておく必要があります。この準備をしっかり行っておくことで、後の作業がスムーズに進み、トラブルも起きにくくなります。ここでは、共有を始める前に確認しておくべき設定を順に見ていきましょう。

ワークグループとコンピューター名の設定

Windowsのネットワーク共有では、「ワークグループ」という仕組みを使って、同じグループに属するパソコン同士を認識します。ファイルを共有したいパソコン同士は、同じワークグループ名に設定しておく必要があります。

まず、現在のワークグループ名とコンピューター名を確認しましょう。デスクトップにある「PC」アイコンを右クリックし、「プロパティ」を選びます。表示された画面の下の方に、「デバイスの仕様」という項目があり、そこに「デバイス名」と「ワークグループ」が表示されています

もしワークグループ名が他のパソコンと違っている場合は、統一する必要があります。同じ画面内にある「このPCの名前を変更」をクリックすると、コンピューター名とワークグループ名を変更できる画面が開きます。ワークグループ名は、通常「WORKGROUP」という名前が使われていますが、会社によっては独自の名前を設定している場合もあります。

変更を保存すると、パソコンの再起動を求められます。これは、ネットワークの設定を反映させるために必要な手順なので、作業中のファイルを保存してから再起動してください。

ネットワーク共有オプションの有効化

ワークグループの設定が済んだら、次はネットワーク共有の機能そのものを有効にします。Windows 11では、セキュリティを考慮して、初期状態では共有機能が無効になっていることが多いためです。

プライベートネットワークの設定

共有設定を開くには、スタートメニューから「設定」を開き、「ネットワークとインターネット」を選びます。次に「ネットワークの詳細設定」をクリックし、さらに「共有の詳細設定」を選ぶと、ネットワークごとの共有設定画面が表示されます。

ここで重要なのが、「プライベート」と「パブリック」の違いです。プライベートネットワークは、自宅や社内のLANなど、信頼できるネットワークを指します。一方、パブリックネットワークは、カフェや空港のWi-Fiなど、不特定多数が使うネットワークです。

ファイル共有を使うのは、通常プライベートネットワークの環境です。プライベートネットワークの設定で、「ネットワーク探索を有効にする」と「ファイルとプリンターの共有を有効にする」の両方にチェックを入れてください。これで、同じネットワーク内の他のパソコンから、あなたのパソコンが見えるようになります。

パスワード保護共有の設定

共有設定の画面を下にスクロールすると、「パスワード保護共有」という項目があります。これは、共有フォルダにアクセスする際に、ユーザー名とパスワードの入力を求めるかどうかを決める設定です。

セキュリティを重視する場合は、「パスワード保護共有を有効にする」を選びましょう。この設定にすると、共有フォルダにアクセスしようとした人は、あなたのパソコンに登録されているユーザーアカウントとパスワードを入力しなければなりません。

一方、社内の限られたメンバーだけが使うネットワークで、認証の手間を省きたい場合は、「パスワード保護共有を無効にする」を選ぶこともできます。ただし、この場合は誰でも共有フォルダにアクセスできてしまうため、重要なファイルを置く場合は注意が必要です。

【コラム】Windows 10とWindows 11の設定画面の違い

Windows 11では「共有の詳細設定」の場所が変更されています。Windows 10では「コントロールパネル」からアクセスしていましたが、Windows 11では「設定」アプリの「ネットワークとインターネット」配下に移動しています。設定画面が見つからない場合は、スタートメニューで「共有」と検索してみてください。

フォルダの共有設定手順

ネットワークの準備が整ったら、実際に共有したいフォルダを設定していきます。ここでは、特定のフォルダを他のパソコンから見られるようにする手順と、誰にどこまでの操作を許可するかを決める方法を説明します。

共有フォルダの作成手順

共有したいフォルダを決めたら、エクスプローラーでそのフォルダを右クリックし、「プロパティ」を選びます。表示されたウィンドウの上部にあるタブから「共有」を選ぶと、共有設定の画面が開きます。

ここで「共有」ボタンをクリックすると、簡易的な共有設定ができますが、より細かく権限を設定したい場合は、「詳細な共有」ボタンを使います。「詳細な共有」を選ぶと、新しいウィンドウが開き、「このフォルダーを共有する」というチェックボックスが表示されます。これにチェックを入れることで、フォルダの共有が有効になります。

共有名は、他のパソコンからこのフォルダにアクセスするときに表示される名前です。初期状態ではフォルダ名がそのまま使われますが、分かりやすい名前に変更することもできます。たとえば、「営業部資料」や「プロジェクトA」といった名前にすると、後で探しやすくなります。ただし、日本語の共有名は環境によってうまく動かない場合があるため、アルファベットと数字だけで名前を付ける方が安全です。

アクセス許可レベルの設定

フォルダを共有するだけでなく、「誰に」「どこまでの操作を許すか」を決めることも重要です。Windowsでは、アクセス許可を3つのレベルに分けて設定できます。

読み取り専用の設定

読み取り専用は、ファイルを開いて中身を見ることはできるけれど、変更や削除はできない設定です。資料を配布したいけれど、勝手に編集されたくない場合に使います。

詳細な共有の画面で「アクセス許可」ボタンをクリックすると、ユーザーごとの権限を設定できる画面が開きます。ここで、対象のユーザーまたはグループを選び、「読み取り」にだけチェックを入れることで、読み取り専用の設定になります

変更権限の設定

変更権限は、ファイルの編集や追加、削除ができる設定です。チームで共同作業をする場合は、この権限を与えることが多いでしょう。

アクセス許可の画面で、「変更」にチェックを入れると、読み取りに加えて、ファイルの編集や新しいファイルの追加、不要なファイルの削除ができるようになります。ただし、フォルダそのものの設定を変えることはできません。

フルコントロールの設定

フルコントロールは、ファイルの操作だけでなく、フォルダの共有設定やアクセス許可の変更まで、すべての操作ができる最も強い権限です。管理者以外には、通常この権限を与えることはありません。

アクセス許可の画面で「フルコントロール」にチェックを入れると、そのユーザーは共有フォルダに対してあらゆる操作ができるようになります。信頼できる管理者にだけ与えるようにしましょう。

なお、「Everyone」というグループにフルコントロールや変更権限を与えると、ネットワークにつながっている誰でもファイルを操作できてしまうため、セキュリティ上のリスクが高まります。特定のユーザーやグループを指定して、必要最小限の権限を与えることが大切です。

共有フォルダへのアクセス方法

共有フォルダの設定ができたら、次は他のパソコンからそのフォルダにアクセスする方法を確認しましょう。アクセス方法はいくつかありますが、ここでは代表的な2つの方法を紹介します。

エクスプローラーからのアクセス

最も基本的な方法は、エクスプローラーの「ネットワーク」から共有フォルダを探す方法です。エクスプローラーを開き、左側のメニューから「ネットワーク」をクリックすると、同じネットワーク内にあるパソコンの一覧が表示されます。

目的のパソコンをダブルクリックすると、そのパソコンで共有されているフォルダが表示されます。ここで共有フォルダを開けば、中のファイルにアクセスできます。ただし、パスワード保護共有を有効にしている場合は、ユーザー名とパスワードの入力を求められます。

もし共有フォルダのパスが分かっている場合は、直接アクセスすることもできます。エクスプローラーのアドレスバーに「\コンピューター名共有名」という形式で入力すると、目的のフォルダに直接移動できます。たとえば、「PC-01」というパソコンの「Documents」という共有フォルダにアクセスしたい場合は、「\PC-01Documents」と入力します。この形式を「UNCパス」と呼びます。

ネットワークドライブの割り当て

頻繁にアクセスする共有フォルダがある場合は、「ネットワークドライブ」として登録しておくと便利です。これは、共有フォルダをあたかも自分のパソコンのドライブのように扱える機能です。

ネットワークドライブを割り当てるには、エクスプローラーで共有フォルダを右クリックし、「ネットワークドライブの割り当て」を選びます。すると、ドライブレター(Z:やY:といった記号)を選ぶ画面が表示されます。好きなドライブレターを選び、「ログオン時に再接続する」にチェックを入れておくと、パソコンを起動するたびに自動的にこのフォルダに接続されるようになります

割り当てが完了すると、エクスプローラーの「PC」の中に、選んだドライブレターで共有フォルダが表示されるようになります。これで、ローカルのフォルダと同じ感覚で共有フォルダを使えます。割り当てを解除したい場合は、そのドライブを右クリックして「切断」を選べば、すぐに削除できます。

ファイル共有のトラブルシューティング

ファイル共有の設定を正しく行ったつもりでも、「共有フォルダが見えない」「アクセスできない」といったトラブルが起きることがあります。ここでは、よくある問題とその解決方法を見ていきましょう。

共有フォルダが表示されない場合

エクスプローラーのネットワークを開いても、目的のパソコンや共有フォルダが表示されない場合、いくつかの原因が考えられます。最も多いのは、ネットワーク探索が無効になっているケースです。

ネットワーク探索の有効化

先ほど説明した共有の詳細設定で、「ネットワーク探索を有効にする」にチェックが入っているか、もう一度確認してください。この設定が無効になっていると、他のパソコンから自分のパソコンが見えません。

また、共有フォルダを提供する側のパソコンだけでなく、アクセスする側のパソコンでも、ネットワーク探索を有効にしておく必要があります。両方のパソコンで設定を確認しましょう。

ワークグループ名の確認と修正

ファイルを共有したいパソコン同士が、異なるワークグループに属していると、お互いを見つけることができません。もう一度、それぞれのパソコンのワークグループ名を確認し、同じ名前に統一してください。

ワークグループ名を変更した後は、必ずパソコンを再起動してください。再起動しないと、変更が反映されないことがあります。

ファイアウォールの設定確認

Windowsのファイアウォールが、ファイル共有の通信をブロックしている可能性もあります。スタートメニューから「Windows セキュリティ」を開き、「ファイアウォールとネットワーク保護」を選びます。

ここで、現在接続しているネットワーク(通常は「プライベートネットワーク」)を選び、「ファイアウォール経由でアプリを許可する」をクリックします。一覧の中から「ファイルとプリンターの共有」を探し、「プライベート」にチェックが入っているか確認してください。チェックが入っていない場合は、チェックを入れて変更を保存します。

アクセス権限エラーの対処

共有フォルダは見えるのに、開こうとすると「アクセスが拒否されました」というエラーが表示される場合があります。これは、アクセス許可の設定に問題があるケースが多いです。

まず、共有フォルダを提供している側のパソコンで、アクセス許可の設定を見直してください。アクセスしようとしているユーザーに対して、適切な権限が与えられているか確認します。特に、「Everyone」グループではなく特定のユーザーにだけ権限を与えている場合は、そのユーザー名が正しく設定されているか注意深く確認しましょう。

また、パスワード保護共有を有効にしている場合、アクセスする側のパソコンで入力したユーザー名とパスワードが正しいか確認してください。間違った情報を保存してしまっている場合は、Windowsの「資格情報マネージャー」から古い情報を削除し、正しい情報を入力し直す必要があります。

パフォーマンス問題の改善

共有フォルダにアクセスできても、ファイルを開くのに時間がかかったり、転送速度が遅かったりする場合は、ネットワーク環境やプロトコルの設定を確認する必要があります。

まず、ネットワークケーブルやWi-Fiの接続状態を確認してください。有線接続の場合は、ケーブルがしっかり差し込まれているか、ケーブル自体が劣化していないかを確認します。Wi-Fi接続の場合は、電波の強度が十分か、他の機器との干渉がないかをチェックしましょう。

Windowsのファイル共有は、「SMB」というプロトコルを使っています。Windows 11では、セキュリティ強化のため、古いバージョンのSMBが無効になっていることがあります。もし古いWindowsのパソコンと共有しようとしている場合は、SMBのバージョンが合っていないことが原因で、接続が遅くなったり不安定になったりすることがあります。この場合は、可能であれば古いパソコンのOSをアップデートするか、新しいSMBプロトコルに対応させる必要があります。

また、大容量のファイルを頻繁に転送する場合は、ネットワーク共有よりもクラウドストレージを使う方が効率的なこともあります。状況に応じて、最適な方法を選ぶことが大切です。

中小企業向け|ファイル共有のセキュリティ対策

Windows標準のファイル共有機能は便利ですが、セキュリティ面では注意が必要です。特に、業務で使う重要なファイルを扱う場合は、情報漏洩のリスクを減らすための対策をしっかり行うことが大切です。ここでは、安全にファイル共有を行うためのポイントと、より高度な管理を実現する方法を見ていきましょう。

アクセス権限管理のベストプラクティス

ファイル共有のセキュリティで最も重要なのは、アクセス権限を適切に管理することです。「誰が」「どのファイルに」「どこまでアクセスできるか」を明確にし、必要以上の権限を与えないようにしましょう。

これを「最小権限の原則」と呼びます。たとえば、資料を見るだけでよい人には読み取り専用の権限を、編集が必要な人には変更権限を与えるといった具合に、それぞれの役割に応じて権限を設定します。特に、「Everyone」グループに対して変更権限やフルコントロールを与えることは避けてください

また、一度設定した権限をそのまま放置せず、定期的に見直すことも大切です。プロジェクトが終わったら権限を削除する、担当者が変わったら権限を付け替えるといった運用ルールを決めておくとよいでしょう。特に、退職した社員のアカウントは、すぐに削除するかアクセス権を無効にすることが重要です。

情報漏洩リスクと対策

Windows標準のファイル共有には、いくつかのセキュリティ上の限界があります。たとえば、パスワード保護共有を使っても、パソコンにログインできる人なら誰でもアクセスできてしまう可能性があります。また、誤ってパブリックネットワークで共有設定を有効にしてしまうと、外部のネットワークからアクセスされるリスクもあります。

こうしたリスクを減らすには、共有設定を行う前に、必ず接続しているネットワークの種類を確認することが大切です。プライベートネットワークとして設定されているか、パブリックネットワークになっていないかをチェックしましょう

また、重要なファイルを共有する場合は、ファイル自体にパスワードを設定したり、暗号化したりすることも検討してください。Windowsには、「BitLocker」という暗号化機能が搭載されており、ドライブ全体を暗号化できます。ただし、この機能はWindows 11のProエディション以降でしか使えないため、Homeエディションを使っている場合は、他の方法を考える必要があります。

クラウドストレージ活用による管理強化

Windows標準のファイル共有では実現が難しい、より高度なセキュリティや管理機能が必要な場合は、クラウドストレージサービスの活用を検討するとよいでしょう。主要なクラウドストレージサービスには、それぞれ特徴があり、企業の規模や用途に応じて選ぶことができます。

ここでは、法人向けに適した5つのサービスを比較します。それぞれの料金、主要機能、セキュリティ機能を確認し、自社のニーズに合ったサービスを選ぶ参考にしてください。

サービス名 提供会社 料金(月額) 主な特徴
Microsoft 365(OneDrive for Business) Microsoft 630円/ユーザー〜 Windows 11との親和性が高く、1TB/ユーザーの大容量ストレージを提供
Google Workspace(Google Drive) Google 680円/ユーザー〜 リアルタイム共同編集機能が強力で、高度な検索技術を搭載
Dropbox Business Dropbox 1,250円/ユーザー〜 高速で信頼性の高いファイル同期とシンプルなUI
Box Box, Inc. 1,800円/ユーザー〜 容量無制限、7段階の詳細なアクセス権限設定
NotePM 株式会社プロジェクト・モード 4,800円(8ユーザー)〜 ファイルの中まで全文検索可能、ナレッジ管理に特化

Microsoft 365(OneDrive for Business)

Microsoft 365は、Windows 11を開発しているMicrosoftが提供するサービスのため、OSとの親和性が最も高いのが特徴です。OneDrive for Businessは、1ユーザーあたり1TBの大容量ストレージを提供し、月額630円から利用できます。

このサービスの強みは、WordやExcelといったOfficeアプリとのシームレスな連携です。ファイルをクラウド上に保存したまま、複数人で同時に編集することができます。また、SharePoint Onlineを活用することで、ポータルサイトでの情報共有や、高度なアクセス権限管理も可能です。

既にMicrosoft 365を導入している企業であれば、追加のコストをかけずにOneDrive for Businessを利用できるため、導入のハードルが低いと言えます。Windows環境を中心に業務を行っている企業には、最も自然な選択肢でしょう。

Google Workspace(Google Drive)

Google Workspaceは、Google Driveを中核としたクラウドサービスで、月額680円から利用できます。最大の特徴は、複数人でのリアルタイム共同編集機能が非常に強力なことです。

Googleドキュメントやスプレッドシートを使えば、同じファイルを複数人が同時に編集でき、変更内容がリアルタイムで反映されます。また、Googleの高度な検索技術により、ファイル内のテキストも検索対象となるため、目的の情報を素早く見つけられます。

ブラウザベースで動作するため、WindowsだけでなくMacやChromebookなど、さまざまなデバイスから同じ操作感で利用できる点も魅力です。多様なデバイス環境で業務を行っている企業に適しています。

Dropbox Business

Dropbox Businessは、クラウドストレージのパイオニア的存在で、月額1,250円から利用できます。最大の特徴は、高速で信頼性の高いファイル同期技術と、シンプルで分かりやすいユーザーインターフェースです。

パソコン上のフォルダと同じ感覚で使えるため、ITに不慣れな従業員でも容易に利用できます。また、共有リンクにパスワードや有効期限を設定できるなど、柔軟なファイル共有機能を備えています。

セキュリティ面では、ランサムウェアの検知と復元機能など、高度な機能が搭載されています。操作性を重視しながらも、セキュリティをしっかり確保したい企業に向いているサービスです。

Box

Boxは、「コンテンツクラウド」として、セキュリティと管理機能に特に強みを持つサービスです。法人向けプランではストレージ容量が無制限で、月額1,800円から利用できます。

このサービスの特徴は、7段階の詳細なアクセス権限設定など、高度なセキュリティとガバナンス機能を備えていることです。閲覧者、編集者、共同所有者といった細かい権限設定ができるため、厳格な情報管理が求められる企業に適しています。

また、140種類以上のファイル形式をダウンロードせずにプレビューできる機能も便利です。大企業や政府機関での導入実績も豊富で、信頼性の高いサービスと言えます。

NotePM

NotePMは、単なるファイル置き場ではなく、社内マニュアルや議事録といった「ナレッジ」の蓄積と活用に特化した国産サービスです。月額4,800円(8ユーザープラン)から利用できます。

最大の特徴は、WordやExcel、PDFなどの添付ファイルの中身まで検索できる強力な全文検索機能です。Windows標準のファイル共有では、ファイル名でしか検索できませんが、NotePMならファイルの内容まで検索対象となるため、目的の情報を素早く見つけられます。

また、情報の既読・未読管理やコメント機能により、「誰がいつファイルを見たか」を可視化できます。これは、Windows標準のファイル共有では実現が難しい機能です。見やすいページを簡単に作成できる高機能エディタと豊富なテンプレートも用意されており、ITツールに不慣れな人でも扱いやすい設計になっています。

ファイル共有だけでなく、社内の知識や情報を資産として活用したい企業、属人化を解消して業務を効率化したい企業に適したサービスです。

【コラム】クラウドストレージ選びのポイント

クラウドストレージを選ぶ際は、料金だけでなく、「誰がいつファイルを見たか」を確認できる閲覧履歴機能や、柔軟なアクセス制限機能があるかも重要です。特に、ファイルの中身まで検索できる全文検索機能は、情報を探す時間を大幅に削減できるため、業務効率化に直結します。

社内のファイル共有を効率的に活用したいならNotePMがおすすめ

Windows 11のファイル共有は、ネットワーク共有、OneDrive共有、近距離共有の3つの方法があり、それぞれ用途に応じて使い分けることが大切です。社内LANでの高速なファイル共有にはネットワーク共有が、場所を問わないアクセスにはOneDrive共有が、一時的なファイル受け渡しには近距離共有が適しています。

ネットワーク共有を行う際は、ワークグループの設定や共有オプションの有効化といった事前準備を確実に行い、アクセス権限を適切に設定することがセキュリティ上重要です。また、共有フォルダが見えない、アクセスできないといったトラブルが起きた場合は、ネットワーク探索の設定やファイアウォールの設定を確認しましょう。

Windows標準のファイル共有は便利ですが、「誰がいつファイルを見たか」の可視化や、ファイルの中身まで検索する機能、柔軟なアクセス制限といった高度な管理機能には限界があります。より安全で効率的なファイル共有環境を実現したい場合は、クラウドストレージサービスの活用を検討するとよいでしょう。

特に、社内のナレッジを資産として活用したい場合は、NotePMの導入がおすすめです。NotePMは、ファイル共有機能に加えて、強力な全文検索機能、閲覧履歴管理、柔軟なアクセス制限機能を備えており、情報の共有と活用を効率的に行えます。無料トライアルも用意されているため、まずは実際に試してみて、自社の業務に合うかを確認してみてください。