【2024年版】入退室管理システムおすすめ10選を徹底比較!導入メリットと選定時の重要ポイントも紹介

2024年12月02日(月) セキュリティ

こんにちは。マニュアル作成・ナレッジ共有ツール「NotePM」ブログ編集局です。

社員の勤怠管理とオフィスのセキュリティ強化のために、入退室管理システムを導入しようと考えている方も多いと思います。しかし、どの入室管理システムを採用すればよいのか迷っている方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、入退室管理システムのオススメサービスをはじめ、入退室管理システムを導入するメリット、選定時のポイントについても詳しく解説していきます。

入退室管理システムとは

入退室管理システムとは、入退室情報を電子化することで、いつ・どこで・誰が利用したかをリアルタイムに把握することが可能になったシステムです。従来の管理法では、鍵の貸し借りによってしか入室を許可できなかったため、都度管理表に記入するのが面倒、ヒューマンエラーが避けられない、実態が把握しづらいなどという課題がありました。しかし、入退室管理システムなら、遠隔で開錠や入退室管理が行えるためとても便利です。

入退室管理システムの認証方式

入退室管理システムの認証方式について、以下4点を説明します。

・暗証番号
・ICカード認証
・生体認証
・スマートフォン認証

それぞれ、1つずつ解説していきます。

暗証番号

1つ目の認証方式は、暗証番号です。
事前に設定する数字を組み合わせた暗証番号を用いて開錠する方法です。メリットは、比較的導入コストが低いこと、鍵の管理や鍵を無くした場合の鍵交換費用が発生しないことです。逆にデメリットは、個人の入退室を管理できないことや、暗証番号が漏洩した場合は第三者の侵入のリスクがあるため、対策として暗証番号を定期的に変更することが必要です。

ICカード認証

2つ目の認証方式は、ICカード認証です。
ICカードをカードリーダーにかざしてICチップの情報を読み取り、権限の有無を判定して開錠する方式です。メリットは、個人ごとの入室記録を残すことができることはもちろん、交通系ICカードを利用する場合は、専用のカードリーダーを購入して登録するだけで準備ができることです。逆にデメリットは、ICカードが個人管理に依存するため、紛失や盗難のリスクがあることです。

生体認証

3つ目の認証方式は、生体認証です。
生体認証とは、指紋や静脈、網膜、顔、声などの人間の身体的特徴の情報を用いた開錠方法で、バイオメトリクス認証とも呼ばれています。メリットは、なりすましや紛失、盗難などのリスクが低く、安全性が高いことです。逆にデメリットは、導入コストがかかることです。

スマートフォン認証

4つ目の認証方式は、スマートフォン認証です。
スマートフォン認証とは、専用のアプリをインストールしたスマートフォンをリーダーにかざす開錠方法です。メリットは、もともと使っている個人や会社用のスマートフォンを使うことで、ICカード発行のコストが削減できること、スマートフォンの画面をロックしパスワードで管理していれば、紛失や盗難によるリスクも軽減されます。逆にデメリットは、毎回スマートフォンを取り出してリーダーにかざす必要があるため、人数の多いオフィスや扉の前で渋滞が発生する可能性があります。

入退室管理システムのメリット3選

入退室管理システムのメリットについて、以下3点を紹介します。

・勤怠管理の効率化
・コストの削減
・セキュリティ性の向上

それぞれ、1つずつ順番に解説していきます。

勤怠管理の効率化

1つ目のメリットは、勤怠管理の効率化です。
入退室管理システムと紐づけることで、リアルタイムに正確な勤務時間を自動でチェックすることが可能になります。また、時間外労働をリアルタイムで可視化できるため、即座に該当する従業員への通知で啓発することで、慢性的な時間外労働を回避することも可能です。煩雑でミスの発生リスクの高い勤怠管理という作業を、人的コストをかけることが無く、正確でスピーディに行うことができます。

関連記事:勤怠管理システムのメリット・デメリットと効果を最大化するためのポイント

コストの削減

2つ目のメリットは、コストの削減です。
人手が必要だった入退室管理を自動化することで、人的コストを削減することが可能です。また、同様のシステムを横展開することも可能なので、複数の事業所の物理鍵の管理も不要になり、メンテナンスコストも縮小できます。事業拡大により従業員数やオフィスが一定数増えた段階で、入退室管理システムを導入検討する場合も多く見受けられます。

セキュリティ性の向上

3つ目のメリットは、セキュリティ性の向上です。
個人の入退室を記録できるタイプであれば、誰が・いつ入退室したかを管理できます。防犯カメラと連携することで、一度の認証で2人以上が入退室する不正も、アラートや警告メッセージを表示して防ぎます。また、従業員の侵入エリアを細かく設定できる機能を使って、機密情報の持ち出しなども防ぐことができ、企業の内外の両面からセキュリティ性の向上が期待できます。

関連記事:【2024年版】スマートロックを徹底比較!おすすめ6選も解説(無料あり)

入退室管理システムの選定ポイント

入退室管理システムの選定ポイントについて、以下5点を紹介します。

・導入の目的に合っているか
・無理のない価格か
・他システムと柔軟に連携できるか
・耐用年数はどのくらいか
・トラブル時にどのくらいサポートしてくれるか

それぞれ、1つずつ解説していきます。

導入の目的に合っているか

1つ目のポイントは、導入の目的に合っているかということです。
入退室管理システムはサービスによって機能が多岐に及ぶため、「セキュリティの強化」「労務管理」など、導入目的を明確に据えて、機能の優先順位がぶれないようにすると良いでしょう。

無理のない価格か

2つ目のポイントは、無理のない価格かということです。
長期間使用する性質のシステムだからこそ、導入コストや運用コスト、配線などを取り付ける場合は原状回復に必要なコストなどを明確に試算し、無理のない価格感で抑えることが重要です。

他システムと柔軟に連携できるか

3つ目のポイントは、他システムと柔軟に連携できるかということです。
入退室管理システムは、他のシステムと連携することにより、防犯対策はもちろん、災害時の避難経路の確保や在籍確認も可能です。例えば、開錠や勤怠管理、監視カメラや警備、火災報知器などの連動可能な製品があります。既に社内にあるシステムや、今後導入予定のシステムとの連携が可能かどうか、導入時に確認をしておきましょう。

耐用年数はどのくらいか

4つ目のポイントは、耐用年数はどのくらいかということです。
入退室管理システムは決して安い買い物ではないため、システムや機器が実際にどのくらいの期間で使用できるかを確認しておきましょう。セキュリティ関連設備は、法定で耐用年数が6~8年と定められています。ただし、定期的な保全管理やメンテナンスをすれば、安定的に稼働できる寿命を伸ばすこともできます。

トラブル時にどのくらいサポートしてくれるか

5つ目のポイントは、トラブル時にどのくらいサポートしてくれるかということです。
初期設定や日常で使っている中でトラブルが起きた際のサポート体制がどうなっているか、問い合わせにはどのような手法で応えてくれるかを事前に確認しておきましょう。オフィスの入退室管理はセキュリティ管理に直結するものなので、24時間365日対応してもらえるところが安心です。

入退室管理システムのおすすめ10選を比較

bitlock PRO


bitlock PROは、サムターンにぺたりと貼り付けるだけで入退室管理ができるツールです。解錠方法は12種類あり、エリア別、時間別、所属グループ別など、クラウドシステム上で簡単に、かつ柔軟に解錠権限を付与できます。

bitlock PROの特徴

  • 初期費用0円、月額5,000円からと低コストで導入が可能
  • ほぼ全てのサムターンに貼り付けるだけで取付ができる
  • 通信不良や障害に強いモデルもある

URL: https://www.bitlock.workhub.site/

 

カギカン


カギカンは、ドアに貼り付けるだけで設置が可能で、様々なタイプの合い鍵のシェアができます。また、管理画面から複数ドアを一元管理できたり、ドアの閉め忘れを検知してオートロックをかけたりすることもできます。

カギカンの特徴

  • 初期費用0円、利用開始月は月額料金も無料が可能
  • スマホアプリやICカード、PINコードなど多様なデバイスで使用可能
  • メールでのサポート

URL: https://kagican.jp/

 

Akerun


Akerunは、国内での歴史が長い入退室管理システムのうちの1つです。開き戸や自動ドアなど、つけたい場所によってシステムがわかれており、低コストで導入が可能になっています。また、管理画面から複数ドアを一元管理や、合い鍵権限の管理が可能です。

Akerunの特徴

  • オフィスだけでなく、ジムやクリニックなどの導入実績がある
  • いつも使っているICカードやスマホが鍵になる
  • 金融機関並みのセキュリティレベルを担保

URL: https://akerun.com/

 

KEYVOX


KEYVOXは、オンライン型とオフライン型のロックなど、高度な合い鍵ができるサービスです。ビジネス用途に合わせたオプションパックを追加すれば、KEYVOXだけでホテルやレンタルスペースなどのビジネス運用が可能です。

KEYVOXの特徴

  • 高度な合い鍵ができる
  • サービスとロックの両面からサポートしてくれる
  • Googleカレンダーなどの各種サービス、自社システムとも簡単に接続できる

URL: https://www.keyvox.co/

 

VG Cloud


VG Cloudは、マニュアル不要で誰でも直感的に”使いこなせる”操作感が特徴です。必要な処理にシステムが導いてくれるガイド機能、迷わないメニュー構成、入力業務を催促で行うためにエクセルのような画面構成になっています。

VG Cloudの特徴

  • ハイエンドモデルのシステムを”導入しやすい”価格で提供
  • 全国101拠点のサポート窓口
  • 国産で長年の実績のあるタイムレコーダーの会社

URL: https://www.tis.amano.co.jp/product/vg_cloud/

 

ALLIGATE


ALLIGATEは、使用されるシチュエーションで多様な鍵やサービスを使用可能なサービスです。専門の作業員が設置する、強固な製品が特徴です。LTE内臓の通信機器を利用したクラウド型サービスのため、社内ネットワークへ接続したり、拠点間のネットワークを構築したりすることがなく、スマートに低コストで導入することが可能です。

ALLIGATEの特徴

  • 入退室の権限、ログ、複数拠点を管理できる
  • 管理者はWeb管理ツールから、誰がどの部屋にいるかの確認ができる
  • 24時間365日のサポート体制、駆けつけサポートも対応

URL: https://alligate.me/

 

GG-2


GG-2は、24時間サポートがある柔軟な変更が可能なパッケージソフトです。クラウドシステムとの連携も可能で、20年間の互換性のある製品を作っています。カードリーダー、生体認証など、多彩なデバイスがあります。

GG-2の特徴

  • 入退室の権限、ログ、複数拠点をクラウド上で管理できる
  • ガラストップで高級感のあるカードリーダー
  • 24時間体制のコールセンターから遠隔でサポート

URL: https://www.kumahira.co.jp/products/system/access/

 

ACALL RECEPTION


ACALL RECEPTIONは、受付対応、入退室管理を自動化できるサービスです。iPadの自動受付と外部ツール連携で、あらゆるケースに合わせた認証方法とメニュー内容が構築できるのが特徴です。

ACALL RECEPTIONの特徴

  • アポイント有無にかかわらずゲストの確認作業が可能
  • 使用しているチャットツールや内線電話などで、その場で受付対応が可能
  • メニューの機能設定からデザインまでカスタマイズができる

URL: https://www.workstyleos.com/solutions/reception/

 

SECURE AI Office Base


SECURE AI Office Baseは、社員の安全を守りながら入退室管理もできます。入室時に検温とマスクチェック、発熱者には入室を止めるアラートを発します。また、フルリモートで働く社員と、職場で働く社員のどちらも管理できます。

SECURE AI Office Baseの特徴

  • 顔認証クラウド型のシステム
  • マスク着用チェック、検温が自動でできる
  • 混雑度チェックもある

URL: https://secureinc.co.jp/aioffice/

 

SecureFrontia X


SecureFrontia Xは、ICカードで入退室管理や社員食堂の決済、デスクトップセキュリティなどの社内システムとの連携ができるシステムです。オフラインでも使用できることも特徴です。

SecureFrontia Xの特徴

  • オフラインでも利用できる
  • 停電時でも20分以上入退室が可能
  • ICカードがメインだが、生体認証もある

URL: https://www.necplatforms.co.jp/solution/security/sfx/

 

まとめ

本記事では、入退室管理システムのオススメシステムについて解説しました。入退室管理システムは、社員の勤怠管理、オフィスのセキュリティを強化するために有効なシステムです。入退室管理システムを導入することで、自社の業務効率が向上できる部分は多くあるでしょう。ぜひ本記事で紹介したおすすめの中から、自社に適したアプリを探してみてください。

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