【2024年版】スマートロックを徹底比較!おすすめ6選も解説(無料あり)

2024年10月17日(木) セキュリティ

ドアのセキュリティを強化したい、おすすめのスマートロックを知りたい、と調べている方もいらっしゃるのではないでしょうか。スマートロックは、スマートフォンなどでドアの施錠や開錠をおこなうシステムです。セキュリティ面に加え、利便性においても優れているため、昨今スマートロックを導入した住宅や企業が増えています。本記事では、スマートロックの概要や選び方・ポイントを丁寧に紹介していきます。既にスマートロック導入済みで取り替えを検討している方にも、ぜひ読んでいただきたい内容です。

スマートロックとは?企業におすすめのツールを解説

スマートフォンなどのデジタル機器を用いて、ドアの施錠管理を行うシステムのことです。スマートフォンと玄関ドアに取付けた専用機器で、ドアの開け閉めを行います。仕組みとしては、専用のアプリでBluetoothなどの無線通信を使用し、ドア側の専用機器に接続して解施錠に必要な認証情報を送信します。

スマートロックでは認証情報が「鍵」そのもののため、物質的な鍵は必要ありません。近年ではICカードやキーパッドなどでも操作できたり、GPS機能で自動開錠できたりするなど多種多様になっています。

スマートロックの種類とおすすめ

スマートロックの種類について、以下3つを紹介します。

  • スマホタイプ
  • ハンズフリータイプ
  • マルチデバイスタイプ

それぞれ、解説していきます。

スマホタイプ

スマートロックの種類の1点目は、スマホタイプです。スマホタイプとは、スマートフォンで操作してドアの開け閉めをおこないます。通信方法として、Wi-Fiのようなアクセスポイントを経由した無線通信を使わないものが多く、通信状況によってドアの開け閉めに影響を及ぼすことがありません。専用アプリを使用するため施錠記録がデータとして残るため、不法侵入のチェックもスマートフォンで可能です。スマホタイプは、ドアの開閉を全てスマートフォンで操作するため、鞄からスマートフォンを取り出す必要があります。

ハンズフリータイプ

スマートロックの種類の2点目は、ハンズフリータイプです。スマートロックのハンズフリータイプとは、スマートロックが察知できる範囲内でドアの開け閉めを行う機能です。解施錠の都度、スマートフォンを鞄から取り出さなくても、鍵に近づいたり離れたりするだけでドアの開け閉めができます。

荷物で両手がふさがっている時や、スピーディーに玄関の出入りしたい人におすすめです。ただし、通信状態が悪い場合は操作ができにくく、時間がかかることもあります。ハンズフリータイプで解施錠ができない場合は、スマートフォンで操作する、もしくは従来の物理鍵で解施錠する必要があります。

マルチデバイスタイプ

スマートロックの種類の3点目は、マルチデバイスタイプです。マルチデバイスタイプとは、スマートフォンだけでなく、カードキーやガラケーのようなフィーチャーフォンにも対応しているスマートロックを指します。さまざまなデバイスで施錠・開錠できるため、スマートフォンを所有していない、あるいは使ったことがない家族や従業員がいる家庭や事務所におすすめです。

家族や従業員の中で、スマートフォンを使いたい人とカードキーを使いたい人がいる場合は、デバイスを使い分けることもできます。マルチデバイスタイプには音声認識で解施錠できるタイプも用意されており、少しコストが割高になるものの、スマートフォンやフィーチャーフォンなどを直接操作できない場合に非常に役立ちます。

スマートロックの便利な3つのおすすめ機能

スマートロックの役立つ便利な機能について、以下に3つ紹介します。

  • 開錠
  • オートロック機能
  • 緊急解錠機能

それぞれ、解説していきます。

開錠

スマートロックの役立つ便利な機能の1点目は、開錠です。スマートロックでの開錠操作は、スマートフォンなどのデバイスを操作することで、ドアの開錠を簡単に行えます。スマートロックにハンズフリー機能が搭載されていれば、ドアの一定距離内に近づくと自動開錠することも可能です。ドアの前で立ち止まった際に検知され、自動で開錠される仕組みになっています。

また、ワンタイムパスワードを設定して一定期間内のみ開錠する方法もあり、何らかの理由で親戚や知人などを先に部屋に入れたい場合、わざわざ合鍵を作る必要もありません。更に、リモート操作機能付きスマートロックであれば、遠隔から解施錠の操作ができ、鍵のかけ忘れ防止にも役立ちます。スマートロックは、開錠について様々な機能が搭載されています。

オートロック機能

スマートロックの役立つ便利な機能の2点目は、オートロック機能です。ドアが閉まれば自動的に施錠されることがオートロック機能です。外出中に玄関の鍵の締め忘れが気になる人に適した機能で、解施錠の手間も省けます。さらに施錠履歴がデータとして残るため、解施錠の管理もでき、セキュリティ面でも安心です。鍵を持たずにうっかり外に出た場合でも、自動で施錠されてしまうため注意が必要ですが、あらかじめオートロック機能を一時解除できるスマートロックを選択しておけば、誤って締め出されるリスクを低く抑えられます。

緊急開錠機能

スマートロックの役立つ便利な機能の3点目は、緊急開錠機能です。スマートロックを導入する際に気をつけなければならないのが、火災発生時の対応です。発生時はすぐに避難しなければなりませんが、手元にスマートフォンがない、パニックになってスマートロックが操作できないなど、思わぬ事態も考えられます。そのような場面でも対応できるのが、緊急開錠機能が付いたスマートロックです。緊急開錠機能とは、室内の温度を自動感知し、一定の温度を越えると自動でドアを開錠してくれる機能です。火災など、緊急事態に備えられます。

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スマートロックがもたらす5つのメリット

スマートロックのメリットについて、以下5つを紹介します。

  • 確実に鍵を閉める
  • 鍵を探さなくて良い
  • 盗難に遭っても家を守れる
  • 履歴確認可能
  • 合鍵を生成、管理可能

それぞれ、順番に解説していきます。

確実に鍵を閉める

スマートロックがもたらすメリットの1点目は、確実に鍵を閉めることです。オートロック機能のスマートロックであれば、ドアを閉ると自動で施錠してくれるため、鍵のかけ忘れ防止となります。外出中に鍵を閉めたか気になり、途中で確認するために家に戻る必要もありません。

鍵を探さなくても良い

スマートロックがもたらすメリットの2点目は、鍵を探さなくても良いことです。スマートフォンで解施錠の操作をするため、カバンの中から鍵を都度探す必要もなく、スムーズに鍵の開け閉めができます。さらにハンズフリータイプにすることで、鍵もスマートフォンも鞄から探さずにスピーディーにドアの開け閉めができます。

盗難に遭っても家を守れる

スマートロックがもたらすメリットの3点目は、盗難に遭ってもオフィスや家を守れることです。鍵を使わずにドアの開け閉めをおこなうため、もしも盗難にあった場合も侵入されるリスクが低くなります。スマートロックは利便性だけでなく防犯面でも優れています。

履歴確認可能

スマートロックがもたらすメリットの4点目は、履歴確認可能であることです。解施錠の履歴確認機能があれば、施錠確認ができるため鍵のかけ忘れの防止ができ、不審者の侵入がないかの確認もでき安心です。また、従業員の帰宅時間も確認できるため、自社の勤怠管理システムとの連携も行えます。

合鍵を生成・管理可能

スマートロックがもたらすメリットの5点目は、合鍵を生成・管理可能なことです。スマートロックには、有効期限を設定し、その時間のみ有効なワンタイムパスワードを発行できる種類もあります。時間と権限を管理出来るため、履歴確認と併せて活用することで、必要な時だけパスワードを相手に通知し、合鍵を生成できます。従来の合鍵現物を渡しっぱなしにするよりも非常に安全です。

スマートロックの3つのデメリット

スマートロックのデメリットについて、以下3つを紹介します。

  • 電池切れにより締め出されることがある
  • コストがかかる
  • 対応していない形式もある

それぞれ、解説していきます。

電池切れにより締め出されることがある

デメリットの1点目は、電池切れにより締め出されることがあることです。スマートロックはスマートフォンなどで開錠するため、スマートフォン本体の電池切れが発生すると解除できず、締め出されてしまいます。もしもの時のために物理鍵を持っていれば開けることはできますが、持っていない場合スマートフォンを充電するまで開錠ができません。

コストがかかる

デメリットの2点目は、コストがかかることです。スマートロックは便利ですが、その分費用もかかります。セキュリティが高くなる分、導入コストやランニングコストが高くなります。予算と自分にとって優先すべき機能を考慮して選択しましょう。

対応していない形式もある

デメリットの3点目は、対応していない形式もあることです。設置場所によっては、スマートロックが取付け不可の場合があります。引き戸に対応していないスマートロックも多く存在します。また、サムターンの形状やサムターン周辺のスペースなどによって対応不可の場合もあり、通信環境が良くない場所での取付けも難しいでしょう。購入する前に必ず設置場所の環境や形状を確認してください。

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スマートロック比較時に意識すべき7つのポイント

スマートロック比較時に意識すべきポイントについて、以下7つ紹介します。

  • 鍵の設置方法
  • 落下の危険性はないか
  • 施錠と開錠の方法
  • 性能面
  • 自宅のドアに対応しているか
  • コスト
  • メーカー

それぞれ、解説していきます。

鍵の設置方法

スマートロック比較時に意識すべきポイントの1点目は、鍵の設置方法です。スマートロックの鍵の設置方法ですが、大きく分けて、「粘着テープで貼付するタイプ」「穴をあけて工事するタイプ」「シリンダーごと交換タイプ」の3タイプあります。工事不要、且つ簡単でドアに穴をあけたくない人は粘着テープで貼り付けるタイプになります。

落下の危険性はないか

スマートロック比較時に意識すべきポイントの2点目は、落下の危険性はないかです。設置後の落下の危険性が気になると思います。貼り付けタイプは工事不要で簡単ですが、粘着テープを貼る際、剥がれないように注意して貼付することが大事です。落下が気になるか方は、シリンダーごとの交換か穴をあけて工事するタイプになります。この2タイプは落下の心配がありません。

施錠と開錠の方法

スマートロック比較時に意識すべきポイントの3点目は、施錠と開錠の方法です。スマートフォンの専用アプリで施錠解除の操作をおこなうので、特に複雑な設定はありませんが、メーカーによっては多少の差はあります。基本的には、スマートロックは初めてでも直感的に使えるものが多くあります。

性能面

スマートロック比較時に意識すべきポイントの4点目は、性能面です。通信状況に問題がなければ、ほとんどの製品は1秒~3秒ほどで施錠解除できます。このスピードは特にストレスを感じることもないでしょう。オートロック機能で施錠の反応が遅いと防犯面で心配になります。解施錠の反応性もチェックは大事なポイントです。

自宅のドアに対応しているか

スマートロック比較時に意識すべきポイントの5点目は、自宅のドアに対応しているかです。全てのスマートロックが家の玄関鍵に対応しているわけではありません。サムターンの形状やドアノブ付きかなどで、取付け不可の製品もあります。購入前に必ず自宅に取付け可能かを確認してください。

コスト

スマートロック比較時に意識すべきポイントの6点目は、コストです。スマートロックには製品代や設置費・維持運用費が発生します。製品の価格はメーカーや機能によって差がありますが、1万円~5万円です。設置費用は貼り付けタイプは不要ですが、シリンダーの交換や穴開け工事をする場合は3,000円~5,000円ほど費用がかかります。維持費としては電池交換代が発生しますが、製品によっては月額費用が必要なものもあります。

メーカー

スマートロック比較時に意識すべきポイントの7点目は、メーカーです。人気のメーカーや人気ブランドの製品を選ぶのも選択方法のひとつです。レビューサイトなどで評価をチェックして選ぶのもいいでしょう。また、有名メーカーの製品は信頼性が高く、安心という理由で選択するのもありでしょう。

スマートロックのおすすめ6選を比較

おすすめのスマートロックついて、以下に6選紹介します。

Akerun

Akerunは、株式会社フォトシンスが開発するスマートロックです。デザイン性・セキュリティ体制・サービス充実度どれにおいても高機能で、一度使用した通信は二度と使用しないためハッキングに強いとの定評があります。また、シェア機能にも充実しており、管理画面から簡単に鍵のシェア等を行えます。

Akerunの特徴

  • グッドデザイン賞受賞のおしゃれなデザイン
  • Bluetooth 4.0を採用した高セキュリティ
  • 鍵のシェア・権限剥奪が容易

URL:https://akerun.com/

 

Qrio Lock

Qrio Lock(キュリオロック)はソニーとWiLの合併企業でしたが、現在はソニーの完全子会社となっています。2015年に粘着テープで簡単に貼り付けるタイプのスマートロックの販売を開始し、現在では高性能で多機能なQrio Lock製品も販売しています。ECサイトランキングで常に上位にランクインするほど人気です。一般家庭用のスマートロックに特化したメーカーです。

Qrio Lockの特徴

  • 工事不要で後付け簡単取付け。跡が残らない特殊テープで賃貸も導入可能
  • 独自で開発した技術で、ハンズフリーとオートロック機能がより正確に
  • 国内メーカーの安心と信頼。高性能・高技術で常に製品が向上する

URL:https://qrio.me/smartlock/

 

bitLock

bitLock(ビットロック)はサブスクリプション型、後付けスマートロックを提供しています。工事不要で簡単に早く取付けることができるため、手っ取り早く取付けたい人におすすめです。スマホでの開錠や家族や友人とのシェアなどの機能を搭載しており、最高のセキュリティ対策を実装しながも、他社と比較しても低価格で人気があります。個人用としてbitLock MINI・オフィス用としてbitLock PROの2種類があります。

bitLockの特徴

  • アタッチメントパックで、ほとんどの特殊形状の鍵にも取付け可能
  • 貼るだけの簡単取付けなので、迅速かつ設置工事も不要
  • オフィス用のPROは月額2,200円〜

URL: https://www.bitlock.jp 

 

SADIOT LOCK

SADIOT LOCK(サディオロック)とは、株式会社ユーシンショーワというカギメーカーのつくったスマートロックの企業です。セキュリティ面を重視したスマートロックを提供していますが、機能面だけでなく、デザインもオシャレでスタイリッシュなものが多くあります。セキュリティ面を重視する人やインテリアにこだわる人におすすめの製品です。

SADIOT LOCKの特徴

  • 8色展開されているため、ドアの色やインテリアに合わせて選べる
  • ハッキング対策として、すべての製品にセキュリティチップを搭載
  • 日本のカギを熟知しているため、簡単に取付け可能

URL: https://sadiot.com/

 

SESAME4

SESAME(セサミ)は、米国企業のキャンディハウスが手掛けるBluetooth接続対応スマートロックです。スマートロックの中でも接続の安定性や反応の早さ、多様な開錠方法を揃っているのがSESAMEです。SESAME4はSESAME3をバージョンアップしたもので、問題点が改善され、より性能がよくなっています。SESAME購入を検討されている方は、ぜひSESAME4をおすすめします。

SESAME4の特徴

  • 故障や破損がしにくいように改善され、より一層、高性能に
  • SESAME3の唯一気になる解施錠時の動作音を改善し、低騒音化を実現
  • よりシンプル構造になり、小型サイズで生活に溶け込むデザイン

URL:https://jp.candyhouse.co/products/sesame4

 

SESAME3

SESAME4と同じ、キャンディハウスのスマートロック製品で、SESAME3もBluetooth接続対応スマートロックです。SESAME3は、SESAME4の前機種であり、SESAME Miniの後継品になります。性能的にSESAME miniよりかなり向上されており、安定性や反応性の完成度も高くなっています。ESAME3の動作音が少し気になる方はSESAME4への買い換え検討の余地もありますが、それ以外の面ではSESAME3でも十分といわれています。

SESAME3の特徴

  • 施錠・開錠操作が6種類と豊富で、好みや使い勝手の良さで選択できる
  • WIFIとBluetoothが同時に接続可能となり、待機時間を大幅に短縮
  • SESAME MINIからバージョンアップされ、性能だけでなく耐久性もアップ

URL: https://jp.candyhouse.co/products/sesame3

 

まとめ

スマートロックについて、特徴や機能・ポイント・おすすめ製品について紹介しました。スマートロックは他の機器に比べて歴史が浅いため、情報も豊富とはいえません。またいろいろな機能を備えたスマートロックがどんどん販売されているため、最初は迷ってしまうのも仕方ありません。まずは、スマートロックを設置する目的を明確にしてから、条件に合う製品を選びましょう。

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